世耕弘一 衆議院議員
24期国会発言一覧

世耕弘一[衆]在籍期 : 23期-|24期|-26期-27期-28期
世耕弘一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは世耕弘一衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

世耕弘一[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-26期-27期-28期
第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第12号(1949/11/18、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 私は、公正倶楽部を代表いたしまして、簡單に政府に質疑を行いたいと思うのであります。  過日の大蔵大臣の財政演説の中に、金融の発展を期するために地方銀行の増設を促進したいということがあつたように記憶いたしております。従来大蔵省がとつて参りました金融の中央集権主義あるいは一県一行主義を改めて、地方銀行の発達を促すに至つたことは、まことに同慶にたえないと思うのであります。しかしながら、地方においで特色のある銀行をば起さんといたしましても、既存の銀行の勢力に押えられて、せつかく大蔵大臣の企図するところの金融機関の発達が実際に行われない結果を生むことは、およそ想像がつくのであります。賢明な……

第6回国会 衆議院本会議 第17号(1949/11/26、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 私は、公正倶楽部を代表いたしまして、本予算案に警告を付して賛成の意を表したいと思うものであります。  靜かに本予算を検討いたしまするに、予算の編成にあたつて相当苦心の跡はうかがわれるのであります。しかしながら、いまだ足らざる点が多々あることを指摘しなければならないのであります。ことに、ドツジ案並びにシヤウプ・プランの線が相当明瞭に現われておりますけれども、吉田ラインあるいは池田プランという形がこの予算案に明瞭に現われていないことは、はなはだ不満足であります。全面的に考察すれば、積極性と建設的な点において欠けるところがあるかと思われるのであります。端的に批評すれば、官僚的臭みが多分……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第15号(1950/01/28、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 私は、公正倶楽部を代表いたしまして、簡單に質問を申し上げたいと思うのであります。時間がありませんので簡單に申し上げますから、御清聽を煩わしたいと思います。  私の最初に総理大臣に御質問申し上げたいことは、カイロ宣言並びに本年一月五日のトルーマン大統領のステートメントにおきましても、台湾は中国から盗んだ領土であるとう、かように言明されておるのであります。この点は、われわれは過去の幾多の歴史的事実におきましても、また内外の文献によつて調べてみましても、台湾が正当な條約のもとにわが国に所属したということは明らかになつておるのであります。私は、この際日本の名誉のためにこの誤りの是正を要求……

第7回国会 衆議院本会議 第24号(1950/03/10、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 私は、公正倶楽部を代表いたしまして、時間がございませんから、簡單に本予算の政府原案に対し警告付賛成の意を表するものであります。  本予算を通覧、検討いたしまするのに、一応時局柄として、均衡予算の形式は整つておると思うのであります。しかしながら、均衡予算に熱中のあまり、数字にとらわれて、政治の実態たる国民の生きた実態をつかむことを忘れている点がうかがわれるのであります。政府は、国民経済が安定したと言われるが、それは皮相の観であつて、国民生活は、まさに現在四苦八苦であります。政府はまた、均衡予算を組み、赤字財政より初めて黒字予算を確立したと言われるけれども、そもそも国民財政の均衡予算……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第5号(1950/07/17、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 私は、時間がありませんから、ごく簡單に要点を数点述べて、総理並びに関係大臣から御答弁を願いたいと思うのであります。  首相が、このたび七万五千の警官の増員と、八千名の海上保安隊員の増員を明示されたことは、本議場で承知いたしたのでありますが、これは時局柄まことに適当な処置だとわれわれは考えるのであります。むしろおそきに失するような感がある。しかし、これが装備についていかなる整備をなすかを、さしつかえない範囲において私は御発表願いたいと思うのであります。  なおこの際、現在の装備の状況はどうであるか。最近の警察力は非常に低下しておるように思われる。警察隊員その他の装備の欠陷による能力……

世耕弘一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

世耕弘一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 古畑教授にちよつとお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど中舘教授から、犯罪捜査の面にわたつての統計を文献の上から説明されておつたのでありますが、そのお話によりますと、全犯罪の五%くらいが結局科学捜査に値するもので、多くはむしろ聞込み、第六感というような勘で捜査に結論をつける、こういうふうな御説明があつたように私は聞き及んだのであります。そういたしますと、ただいま古畑教授のおつしやつた科学捜査面というものはきわめて軽く取扱われておる。また軽く取扱われてしかるべきだというような結論が見出されるのであります。しかし古畑教授の今のお話は、法医学というものは、今後重要な役割を演ずるのだ、特に科……

第5回国会 法務委員会 第36号(1949/09/20、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと佐藤高検検事長にお尋ねいたします。ただいまの御説明の中で、捜査のわくというようなことのお話があつたように思います。このわくのきめ方というのが、非常にいろいろな疑惑を世間に與えるのであります。たとえばこれは巷間伝えるところとして申し上げておきますが、最近に起つた漁網事件、あるいはゴム等の事件のごときは、それぞれの機関からわくをはめられて、これまで調べる、これ以上発展するとこの辺で切つて置けというようなことになつて来ると、検察庁の本来の使命ということが失われるのではないか、そのわくのきめ方に対して何か公正な方法をおとりになつておるかどうかということの御説明を願いたいと思います。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 法務委員会 第2号(1949/11/07、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと朝連問題にからんで簡單にお尋ねいたしたいと思います。こういう事件を取扱う場合の態度として、解散に至るまでにその団体に対して反省とか、あるいは注意とかを促した後に解散処置をとられたのでありますか。そういうような方法について御説明を承りたい。
【次の発言】 団体の目的に反するようなこと、あるいは法の目的に反するようなことがある場合には、注意を喚起して反省を促すことが民主主義じやないかと私は言いたい。それでお尋ねしたのです。  それともう一つは暴力行為とか、あるいはいろいろな行為をする団体があるとすれば、将来はあるいは政党の中にもそういうような問題が発生しやせんかということが考え……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 総理は御病気中を押して御出席くださつておるばかりでなしに、まだほかへお出かけのようでありますから、私はごく簡単にお尋ねいたします。総理も簡單にお答え願つてけつこうだと思います。  先般の総理の施政方針の演説は、私不幸にして病気中で面接お聞きすることができなかつたのですが、その後速記録等によりまして、詳細その内容を検討させていただきました。総括的に申し上げますれば、非常に力強い施政の御演説であつたことを、速記録を通じて非常に感銘いたしておるものであります。ただしなおこの点に対して数点お尋ねをしておきたい点がございますので、簡潔にお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、日本の経済の……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 安本長官に数点、簡單にお尋ねいたしたいと思います。  国家資源の開発にあたつて、当然われわれが考えられるのは、水力発電の開発であります。しかしながら現在のような日本の経済状態では、自力で開発するということは困難のように考えられる。どうしても外資の導入が必要になつて来ると思うのであります。この点についてどういう見通しがあるか。なおまた今問題になつておりまする大きな水力発電については、只見川とか、あるいは熊野川開発という問題も出ておりますが、具体的に何か進行されておるかどうか、まずこの点についてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 予定の三十三箇所、並びに年度内に十七箇所施工する……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は公正倶楽部を代表いたしまして、警告付で本予算に賛成する次第であります。  本予算の編成の跡を見ますと、相当編成の苦心の跡は見とめられるのであります。しかしながらその額あるいは政府のこれに対する説明に対して、はなはだずさんな点があるということが認められる。ゆえに相当検討の余地が多多あろうと思うのでありますが、この機会にわれわれはそれをやめまして、まず全体的に批評してみますと、本予算には積極性が乏しい、建設的な面が欠けておる。極端に言えば、まだ官僚臭みが抜けきらない。しかしながら相当緊急な予算が計上されておる本予算でありますから、私は次年度予算案の審議において、十分検討是非を決する……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 議院運営委員会 第11号(1950/01/23、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 公正倶楽部は私です。

第7回国会 文部委員会 第4号(1950/02/14、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 本請願の趣旨は、南北両朝の正閏について、世論がまだ一致いたしませんで、ややもすれば皇室の尊厳を傷つけるような言論並びに記事が内外に現われておるような状況であります。最近におきましては熊沢天皇あるいはほかに新しい天皇があるということが、新聞に出ておるようなことで、国家の象徴たる皇室に関して、かくのごときことが流布されるということは、国民としてまことに遺憾千万でありますから、この際新たかる調査機関をつくられて、この問題の帰趨するところをはつきりしていただくようにお取扱いを願いたいというのが、請願の要旨であります。何とぞ御採択あらんことをお願いする次第であります。

第7回国会 法務委員会 第7号(1950/02/14、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 今の問題でちよつと私は政府側に聞きたいのです。自衞権という権利なるものが公法上の立場から言われるのか、あるいは私法上の立場から言われるのか、その点の見解がはつきりして来ると、今の猪俣君の問題もはつきりして来るのではないかと思います。

第7回国会 法務委員会 第19号(1950/04/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に数点お尋ねいたしたいと思いますから、簡單にお答えを願いたいと思います。  受刑者が仕事をする場合に、能率を向上せしむる意味において、請負事業とかいうことをやらしておるかどうか。それから刑務所内の機械その他の設備が新しい構想のもとに行われておるかどうか。また能率の向上につきまして、新しい計画を持たれているかどうかという三点についてまずお答え願います。
【次の発言】 御説明で一応了解いたしました。あまり新しい設備がおありになるような感じを與えられないのでありますが、これはまた別の観点からお尋ねいたしたいと思います。  なお最近各国の行刑施設並びにそういうような所をば調査に出る……

第7回国会 法務委員会 第22号(1950/04/07、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと一言だけ伺つておきたい。あるいはどなたかお聞きなさつたかと思いますが、この商法の改正と同時に、先般予算委員会でも問題になつたと思いますが、見返り資金等の外国資金が入つた場合に、優先的に取扱われるような問題が起り得ると思いますが、そういう場合のことをこの条文の中に考慮された点がおありになるかどうか、この関係をちよつとお聞きしたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は総理大臣にできる限り簡單に数点だけお尋ねをしたいと思うのであります。  ただいま他の委員諸君等も質疑応答されておつたようでありますが、シヤウプ勧告並びにドツジ氏が提案された諸案について、われわれ考えてみました場合に、今総理がおつしやつたお言葉の中には、ポツダム宣言その他の状況により、なるべく日本政府に干渉がましい態度をとらないということがマ司令部の方針だ、こういうふうにおつしやられたようであります。私もさように承知いたしておるのであります。ところが最近シヤウプ勧告、あるいはドツジ案になるものを積極的に提出されたその反面において、日本政府の怠慢の結果かように内政に干渉されるがごと……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私法務総裁にごく簡單に二点ばかりお尋ねしたいと思います。従来の共産党の野坂君の理論は、総括的に批評してみますと、いわゆる平和革命をもつて社会改革をやろうという意味のように私は解釈するのであります。この理論ならばわれわれは大いに共鳴するところがある。ところが最近の野坂君のアカハタによる説明を見ると、そういう平和手段による革命は誤りであつたというふうに訂正されておるようであります。アカハタの論旨をそのまま引用しますと、武力革命、暴力革命で理想を達成するというような、はなはだ穏やかならざる結論が出て来るのであります。この点について法務総裁はすでにアカハタをお読みになつたか、もしお読みにな……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡単に、農林大臣に数点お尋ねいたします。米国あたりでは、不良食糧に対して取締りがあるのですが、日本ではそういうふうな取締りをしておりますか。その点をまず承つておきたいと思います。
【次の発言】 今私は資料を幾つも持つて来ておるのです。こまかい議論はなるべくやめることにいたしますが、最近外国から輸入した食糧で、消費者が受取らぬようなものを配給しております。たとえば粉のようなもの、こういうようなものを輸入する場合においては、嚴重な取締りをしてやつたのか、向うまかせにしたのか、これは重大な問題だと思うのです。農林省はこういうものにどういうような立場をとつておられるか。あなたが大臣をされて……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/03、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 議事進行について……
【次の発言】 総理大臣が御多忙であることはよく了承しております。御多忙であるからこの機会において私はこの間外務大臣の兼任を解きなさいと言つた。総理大臣が病気で寝ていることは外務大臣も寝るという結果になる、そのために国務が非常に遅滯せぬかということを警告を発しております。  なお聞くところによれば、大蔵大臣が重要な国策の立場にある通産大臣を御兼任なさつた。むろんそういうふうな兼任なさることは御自由でございますけれども、国務の澁滯がそういうところから現われて来ることを私は指摘しておきたい。ことに二百数十名の代議士を持つ自由党の中に人士は多士済々であります。何をもつ……

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 本多国務大臣に簡単に二、三点お尋ねしておきます。  地方財政の見通しという点についてお聞きしたいのだが、われわれ調査するところによると、今の状態で行くと、地方財政は減税どころでなくて三割くらいの増徴になるのではないかという結果を見ておるのでありますが、この点について地方財政が今後健全な発達をし得る見通しがついておるかどうかという点を、まず最初にお尋ねいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 平衡交付金の財源が将来確実に計上できるかどうか、この点の見通しはいかがでありますか。
【次の発言】 平衡交付金の財源が将来どの点で確保されるかという問題については実は憂える一人であります。今……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間がございませんから。簡単に要点だけ、数点お尋ねしておきます。  私の質問の時間を省略する意味においても重要でありますから、大蔵大臣の最近の心境を実は伺つておきたいと思うのであります。それは新聞によりますと、通産大臣を近くおやめになるという話を聞いております。また一説には、この間の新聞記者会談での結果から責任を感じて、大蔵大臣をやめられるというような説も伝えられているのであります。もしさようなお気持であれば、私はこれ以上質問することはやめた方がよいと思うので、その御心境のほどを伺つて、簡単に数点お尋ねしておきたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に三点ほど総理にお尋ねいたしたいと思うのであります。幸いにここに山口国務大臣もおいでになつておりますから、先般来私が本委員会で取上げました金塊の問題について結末をつけたいと思います。  最初本委員会でお尋ねいたしましたときに、大蔵大臣はそういう話は聞いておらぬから知らぬという御返事であつたのであります。それでは理財局長にお尋ねしたいからというので、政府委員を呼び出して聞きましたところ、東京湾で引揚げた物資は二億三千万円、かように説明されたのであります。そこで私は二億三千万円あつたという話だが、われわれの調査によると、数百億に上る金額と考えておる。大体その品質は何かと聞いたと……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間の関係もありますので、ただいま議題になつております本予算に対しまして、警告付賛成をいたします。  さて本予算案を通覧検討いたしまするに、一応時局柄といたしまして、均衡予算の形式は整つておると思われるのであります。しかし均衡予算を組むに熱中した結果、数字にとらわれて、政治目的の実体たる国民生活の実情、実態をつかむことを忘れておる点があるようにうかがわれるのであります。政府は国民経済が安定せりと言われまするが、それは皮相の観であつて、国民経済はまさに四苦八苦であります。政府はまた均衡予算を組み、赤字財政より初めて黒字予算となつたと言われておられまするけれども、そもそも国家財政の均衡……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 法務委員会 第2号(1950/07/18、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連して……今の御答弁によると、いろいろな判断ができるのですけれども、朝鮮問題の起る以前に私は武器輸送をしているのを目撃したことがあるのだが、ことさらに武器輸送に反対するという理由は私は成立たぬと思う。現在われわれは鉄道の沿線に住んでおりますけれども、武器輸送はすでに過去において何度もやつている。だから取立ててそういう問題を扱うこと自体がおかしいのではないか。平和投票云々と、ことさらに取扱うところに疑義が生じてくるのではないか。また軍事基地のごときも、これも問題ですが、すでに軍事墓地は至るところにつくつている「ではないか、つくつている」やつを向うがかつてに使用することを反対……

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/20、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 そうです。今の猪俣君からの御発言に関連して私は二、三点…。この間の本会議で質問したときの内容に触れてちよつと説明を承りたいと思います。この間の総理のお話では、七万五千の増員と、海上保安隊員八千人増員するということを言われておつたが、これはもう数字は確定しておるのでございますか。
【次の発言】 私は実は数ばかりふやしても、それに伴う装備がなかつたら何にもならぬのじやないか思う。この間私が本会議で申しましたように、二尺足らずのこん棒を振りまわしてみたところで、はたして今後想像されるゲリラ戰術や、その他の暴動に効果があるかどうか。むしろ七万五千人の増員よりも、これを一万人にして、一万人に……

第8回国会 法務委員会 第5号(1950/07/24、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は、簡単に土地台帳の問題についてお尋ねいたしたいと思います。他の委員の方からお尋ねがあればけつこうであります。たとえばこういう場合はどうなるんでしようか。最近の事例でありますが、実は土地の所有者が知らぬうちに国有財産に編入されている事実がある。さように知らぬうちに処理されたということが証明された場合に、救済する方法を講ぜられておるかどうか。一例を申し上げますと、昭和二十二年まで税金を納めておつた。そうして二十三年に今度は税金の督促がなかつたからおかしいというので、区役所の方へ届け出たところ、一向それについて返事がなかつたから、それでは税はまだあとかなと思つているうちに、二十四年に……

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/26、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私も関連して二、三点要点を法務総裁並びに政府委員にお尋ねいたしたいと思うのですが、日本の政府の共産党対策はほんとうの腰がすわつておるのかどうかということをまず聞いておきたいのであります。腰をすえてないで、及び腰でちよこくやるのならやらぬ方がよい、こういうことを私は聞きたい。どじようすくいでも、腰が定まつておればどじようがすくえるのでありますが、腰が定まつておらぬですくうと、どじようを逃がしてしまう。たとえば今問題になつた追放令の問題でも、徳田君ほか数名というものは行方不明だという。これはどういうわけなんですか。近いうちにつかまるのですか、それともつかまらないのか、逃がしておくのか、……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/28、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に数点、治安問題その他について法務総裁に御質問いたしたいと思います。現在の日本の警察組織で、はたして犯罪その他治安の維持ができるかどうか、お見込みはどうですか。私は現在の警察のような組織では、あのままの形で七万五千ふやしてみても、決して所期の目的は達せられないものだという前提のもとにお尋ねしておるのでありますが、この点はいかかですか。
【次の発言】 今お尋ねしました半分の御返答だけいただいたのだが、その前半分の、現在の警察組織で治安の維持ができるかどうか、犯罪捜査その他についてあれで満足しておるのか、組織変更の必要がないかということをお尋ねしておるのです。

第8回国会 法務委員会 第11号(1950/09/19、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間がないそうですから、私は簡單に二、三点お尋ねいたします。結論だけお尋ねいたします。徳田君以下九名の逮捕がどうしてできないのか、その理由について……。
【次の発言】 さような欠点があれば、それに対して拡充する方法をその後おとりになつたかどうか、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 この有名なる徳田君や野坂君が、追放にかけたら地下にもぐるんじやないかというような予感を持つておられませんでしたか。それとも後日逮捕状を出したら安易に逮捕できるというようなお見込みであつたかどうか、事前においてその点はどうでございますか。見込み違いでございましたか、それとも何か手違いがあつたか。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/11/30、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 大分時間がたつているようでありますから、私も次の機会に発言をお許し願えるならば留保してこの際終りたいと思いますが、それでもお許しくだされば十五分くらいで片づけます。

第9回国会 法務委員会 第4号(1950/12/02、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私はごく総論的に二、三点お尋ねいたしたいと思うのであります。  それはまず第一に、裁判所の文化的施設、言葉をかえて言えば、機械化ということについて裁判所は何か考えておられるかどうか。一例を申しますれば、裁判の記録等は速記によつて迅速をはかる必要があるが、最近は私の大学でも試みておりますが、録音機の使用であります。これはワイヤとテープの両方ありますけれども、一時間くらいの話は自由にとることができる。そして五十回くらいの複製ができる。不必要であればすぐ次の話を吹き込みさへすれば消えてしまう、石盤のような能力を持ち、しかもきわめて能率的であり、文化的なのです。こういう点を大いに活用なさる……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 検察関係の問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、まだ係の方がおいでにならないようでありますから、国警関係の方から二、三点お尋ねしておきたいと思います。過般の委員会で朝鮮人の分布状態並びに韓国人と朝鮮人との数について明瞭な御説明のあつたことを私了承いたしておりますが、なお戦後において帰化した元の朝鮮人あるいは二世の朝鮮人というようなものは御調査になつておられるかどうか。あらば数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この間の御説明を基礎にして考えてみると、今の御説明と総合しますと、この間の数字は非常にずさんな大ざつぱなものだという結論が出て来るわけであります。そこで進んで……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は少し別な観点から治安に関する問題をこの機会にご質問いたしたいと思いますが、昨日委員長を通じて総理のご出席をお願いいたしたのですが、これはどういうふうになりましたでしようか。
【次の発言】 御出席がなければやむを得ませんが、この機会に法務総裁に一応私の意のあるところをお尋ねして、あとで適当な機会に総理から御答弁が願えるようにおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 政府も御承知の通り、現在中共軍と国連軍の戰況は目下最終階段に臨んでおるように見られるのであります。そこでもしこれがさらに発展して、全面的戰斗状態に入つた場合に、日本の本土空襲ということが想像されるのです。それは……

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねいたします。きのう外務委員会であつたかと思いますが、総理は警察予備隊の隊長はわしだというようなことを言われておつたが、それは間違いじやないかと思う。もし長官が隊長さんであるとすれば、総理大臣は司令官とか何とかの肩書が出て来なければならぬが、そういうふうなはつきりした階級があるのでありますか。それが一点。それからもう一つは、司令官あるいは隊長であるとするならば、総理大臣の官邸はたれが警備するのか。隊長のいるところの警備は自治警がやるのか、国警がやるのであるか、あるいは予備隊がやるのであるかということをちよつと聞きたいと思います。

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 今の、総理大臣の非常事態宣言に基いて、警察予備隊並びに警察の活動をする場合に、その補助機関あるいは協力機関として、有給の消防隊、また必要に応じては、自治体の無給の消防団員を活動せしめるという行き方は、時宜に適したように考えられるのでありますが、万一そういうふうな直接の任にない者が出動の結果、身体等に障害を発生した場合に、国家的の補償がありますかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 その点が徹底しておらないと、士気に影響するのじやないかと思います。ことに自治体警察の予算等は、かなり貧弱なものだということもわれわれ承知いたしております。むろん非常事態が発生するということは、重大……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 法務委員会 第2号(1951/02/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連質問……。今の梨木君と報告者との間の議論でありますが、この文書はこれは報告書でございましよう。だから事実を報告したのだから、その結論の議論をするのは少し早過ぎるのではないか。
【次の発言】 これは報告書だから、報告書のことが事実にあるかないかということであるならば別であるけれども、これについてどうこうという引延ばした議論は少し気が早過ぎるのではないかと考えます。双方の意見の食い違いがそこから来るのではないかと思うから、しかるべくもつとつつ込んでお話願いたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/02/16、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと二点ばかりこの修正意見についてお尋ねいたしたいと思いますことは、梨木君の今の御説明によりますると、神戸事件その他の事件がどういうふうに観測されておるのかという点が疑問になるのです。押谷君その他の意見、説明を聞いておりますと、あれは政治的権力闘争だというふうに、非常に重要視して取扱わなければならぬ、こういう説明になつておるように聞えるのです。ところが梨木君の説明から見ると、むしろあれは生活闘争であるという。その間には大きな開きがある。まず梨木君にお尋ねしたいのは、あれは騒擾事件として認めるのか、あるいはただ單なる、平穏なる運動にすぎなかつたのかどうかという点について食い違いが……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は法務総裁に簡單に数点お尋ねいたしたいと思うのでございます。吉田内閣は元来どうも物事を秘密主義に取扱うくせがあるという非難が多かつた。ところがきよう大橋総裁の御説明を聞いて非常に愉快に感ずるのは、かなりつつ込んだ人事のいきさつまでも公表せられたということで、私は吉田内閣にその人ありと非常に心強く感じたのであります。私はかくあるべきだと思う。この点については大いに敬意を払いたいと思うのでありますがごく簡單に数点伺つておきたいと思うことは、先ほど来の木内問題取扱いについて慎重を期せられたことはよくわかりますが、木内氏が何ゆえに強硬にこの栄譽ある転任を望まなかつたか、その点の説明がなか……

第10回国会 法務委員会 第13号(1951/03/23、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連質問を……。先ほど加藤君の質問に対して大橋総裁が御答弁なさつておられましたが、総括的にそばで聞いておりますると、何だか米人が切捨てこめんで、その場合にはどうにもしようがない、傍観するよりしかたがないのだというふうな感をわれわれは與えられたような感じがするのです。実は私は終戦直後でありましたか、横浜で憲兵総司令官に会つたことがあります。そのときの憲兵総司令官の話では、米軍といえどもあるいは米人といえども、不都合な行為があり、犯罪を構成するようなことがあつたら、遠慮なく言うて来てほしい、公正な処置をするからということを聞いたことが私あるのであります。そういう意味で、むろんた……

第10回国会 法務委員会 第33号(1951/05/28、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡單に二、三警視総監にお尋ねいたします。第一点は、最近人権の擁護がやかましく叫ばれている折柄、別の面におきまして、か弱い子供を道連れにして一家心中ということが、ほとんど毎日のように記事になつて現われて来るのでありまして、その心中せる原因等に関して何か警視庁は研究されたかどうか、またそれに対する対策等を考えたかどうかという点。なおこれに関連してたとえば生活相談所とか、人事相談所というような、人命保護とか、あるいは人権擁護とかいう方面に積極的に何か働きかけがあるかどうか、この点をまず最初に伺つてみたいと思います。
【次の発言】 お説のように、結局生活に希望を失つたので一家心中をするとい……

第10回国会 法務委員会 第34号(1951/05/29、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 実は私は総理大臣に直接お聞きする方が便宜だと思いまして、数回御出席を希望したのでありますが、政務多端という理由でお出が願えなかつたのであります。本日特に岡崎官房長官が御多忙中御出席くださつたことの労苦に対して感謝いたします。同時に、ただいま質問することは国民の要望するところでもあり、聞かんとするところでもあるという根底からお尋ねするという意味をお持ちくださいまして、十分御考慮の上御返答願いたいと思うのであります。  まず第一にお尋ねいたしたいと思うことは、ポツダム政令に関する再審査の権限が日本政府に委譲されたというふうに新聞に発表されておりますが、その権限の内容等に関して一応承つて……

第10回国会 法務委員会 第36号(1951/06/02、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡単に二、三点政府委員にお尋ねいたしたいと思います。  過般の委員会で、非常事態に際しての国民の権利義務ということに関して法務総裁に意見を述べておいたのでありますが、その後そういう問題について政府はどういう考えを持つておられるか、非常事態が国内に発生した場合には、総理大臣は非常時宣言をする権能を持つて、同時に予備隊の活動を開始するようになつておりますが、その非常事態が大きな場合は、現在の予備隊活動だけでは不十分である。場合によれば国民の大きな協力をまたなくてはならぬ。しかしながらその国民の協力をまたなくてはならぬ場合において、何に上つてその協力を求めるかという法的根拠が現在のところ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は二、三点、数日前に起りました天皇行幸先における京都大学の事件に関して、国警側から今日までの状況について一応お尋ねいたしたいと思います。さしあたつて御報告があつたと思いますが、その内容をひとつここで御発表願いたいと思います。その順序を経て、私はあらためて質問を続けたいと思います。
【次の発言】 この事件は単なる天皇個人の問題ではなくして、国家の象徴たる天皇ということを考えますると、かなり日本の国内の秩序が、大学においてすらあのような騒動が起るのだということが国際的に知れたときには、非常に治安に不安を感じさせるということが考えられる。ひいては対外的関係から見ても、日本再建に非常に思……

第12回国会 法務委員会 第15号(1951/11/21、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連して……。録音機の話が出ましたが、私は裁判所で録音機を使うことは最も文化的だと主張した一人であります。最も進歩的である梨木君が録音機の使用に反対するということは何かの間違いじやないかと思いますが…。
【次の発言】 私は要所々々を簡単に服部学長にお尋ねいたしたいと思うのであります。この間文部大臣にお尋ねしたのだが、文部大臣はお答えにならなかつた。このたびの天皇陛下の京都大学行幸は、京都大学から天皇の行幸を要請されて行幸になつたのか、それとも京都に行くついでに、陛下が京都大学を御見学したいというおぼしめしで京都大学にお寄りになつたのか、その点をお聞きしたのだがわからなかつた……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会 第91号(1952/06/16、24期、第三倶楽部)

○世耕弘一君 中野委員からお尋ねでありますが、毎日新聞に私が一部意見を申し上げましたのは、過般来議会において政府側において発表したと称するダイヤモンド並びに金塊等の数量が、私の摘発当時の調査資料に基いて申し上げますと非常な食い違いが発見されたのであります。それで食い違いがあるということを、この際その数量の厳格な御調査を願うことが、国家国民のために必要であると私はかように考えまして、行政監察委員会に文書で要求したようなわけであります。その一部が新聞に載つた、かように考えるのであります。こまかい数字は抜きといたしまして、ダイヤモンドは今日本銀行にあると発表された数量を、かりに装飾用のダイヤモンドと……

第13回国会 法務委員会 第2号(1951/12/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 近ごろ新聞、ラジオ等で盛んに汚職事件が坂上げられて、その粛正を国民の名において要求されておるようであります。この点に関して法務総裁はどういうふうに考えておられるか、まずその点を伺つておきます。
【次の発言】 法務府としては、そういうような不正事件の発生しないよう一に、防止なさることに積極的努力を払われておられるか、発生したものを摘発することに努力されているか、そのいずれを主として選んでいるかをまず承つておきたい。
【次の発言】 綱紀粛正に関して、法務総裁は閣議で何か御発言になりましたか。その点はいかがですか。
【次の発言】 閣議のこまかい内容にまで立ち入つてお聞きしようとは思わぬの……

第13回国会 法務委員会 第4号(1952/01/28、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 急激な出火で非常に被害が大きかつたと思いますが、これまで防災対策について、何か町として考えたことがあつたのですか。そういう点はいかがですか。
【次の発言】 その間において死傷者の数等はおわかりでございますか。  なおつけ加えて御質問申し上げたいが、どうも最近の日本におけるいろいろな事件は後手々々となつておる。殺されてから調査する、燒けてから大騒ぎする、それでは何ら意味をなさぬ。私はむしろ焼けることのあるべきことを予想して防災に盡さなければならぬと思う。むろん風速三十メートル、五十メートルというのはこれは例外的でありますが、さような場合でもなお災害を少数に食いとめるというような行き方……

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/02/12、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 国警長官に二、三点お尋ねいたします。警察予備隊は長官の指揮下にありますか。
【次の発言】 次にお尋ねいたしますが、重要な地位にある人がかなり脅迫されているということをときどき聞くのでありますが、あなたのところへも脅迫状が大分来ておりますか。法務総裁その他の関係者は命がけでというようなことをちよいちよい聞いておるのですが、その点はいかがですか。
【次の発言】 長官以前から見て大分やせているようだから、ずいぶん苦労が多かろうとお察しいたします。(笑声)ただ先ほどの問答の中に、デマと真実という問題が出ましたが、デマが案外真実に化する場合が多いのです。しからばデマの出どころを突くことが非常……

第13回国会 法務委員会 第12号(1952/02/13、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連して数点お尋ねしておきます。箇條的にお尋ねいたしますが、他の消防隊との連絡、並びにその他の消防隊が火事の現場に出会わした時刻は、出火とどれくらいの時間があつたか。
【次の発言】 他の消防隊です。他の消防団、並びに消防隊です。あるいはそれ以外の消防に協力する団体が、何どきどういう方法によつてはせ参じたか、こういうわけです。
【次の発言】 山田から何分で届きましたか、当日は。
【次の発言】 何台来ました。
【次の発言】 失火当時あなたの管轄に属しておるといいますか、あるいは松阪所属の活動し得る能力のある消防のポンプの台数はどのくらいございました。

第13回国会 法務委員会 第13号(1952/02/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單にお尋ねいたしますが、まず菊池さんにお尋ねいたします。  死刑の宣告を受けた理由、それからさらに減刑された理由はどこにあるかということと、もう一つは濠州の宗教は、死刑とどういう関係を持つておるか、御存じだつたら、それを承りたいと思います。
【次の発言】 黒田さんにお尋ねいたしますが、黒田さんもやや同じような状況に置かれておつたのではないかと思うのですが、いかがでありますか、その点は。
【次の発言】 大赦になつた理由は今承つてわかつりました。  そこでお尋ねいたしたいのは、旧教問題から説きますと、死刑ということは、あの宗教では認められないように考えられる。またそういう極刑は、あの……

第13回国会 法務委員会 第14号(1952/02/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單に二、三点……。いろいろ質疑応答があつたのでございますが、猪俣君の言うのも一理あるし、政府側の意見もまた一理あると私は思う。ここは国際関係だから、そう簡單に割切れないのである、こう私は考えるが、二、三点それに触れておきます。もし総理大臣が行くというときにはあなたはどういうふうに解釈します。吉田さんがもし行くとすれば、どういう標準でそれを判断なさるか。
【次の発言】 そう言うだろうと思つておつたのですが、そういうこともあり得るのです。仮定じやないのです。ほんとうを言うと今後外交交渉が積極的になるというと、総理大臣も、大臣も、あなた方も行かなくちやならないと思う。それをひとつ聞いて……

第13回国会 法務委員会 第16号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 それでは簡單に……。先ほど裁判権の問題等に対して、いろいろ進んだ国際間の空気があるということは、まことに同慶にたえないと思います。ぜひそうありたいとわれわれも考えておりますが、それに触れて申し上げたいのは、アメリカで生れたアメリカの二世がアメリカの市民権が得られるということは、リンカンがその国に生れた者はその国の支配権を得る、こういうような哲理から出発したものでありますが、そうしますると、今度は台湾で生れた日本人の二世は台湾に帰つり生活する権利があるのではないか。朝鮮で生れた朝鮮の二世は朝鮮へ帰つて朝鮮で生活する権利があるのではないかということが当然論じられて来なければならぬわけで……

第13回国会 法務委員会 第19号(1952/03/03、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間制限があるそうですから、一問か二問に限つて簡單にお尋ねいたします。今島田総長から、大学の自治、学問の自由という御説明がございましたが、私も同感であります。同感でありますが、ただもう一つお尋ねしておきたいことは、学問の自由ということは世界的なものです。同時に学問の中に秘密はないはずなんです。ところが外部から入つて来た者をば排斥するということは、むしろそれは学問の自由を阻害するのではないか。教育基本法読んでみますると、あらゆる機会において大学はむしろ教育の機会均等、その研磨をすべきことが條文の中に現われておる。そういう点から見て、現在の官立、国立大学のあり方は、はたしてこの思想に合……

第13回国会 法務委員会 第20号(1952/03/06、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がありませんから簡單にやります。先ほど来警視総監並びうに委員の方で質疑応答があつたようで、文部大臣もお聞きの通りだと思いますが、私は結局今度の事件は学生を対象にして議論すべきじやないと思う。これは学校当局、文部省、警視総監、この間で論議すべきものだ。根本をきめて行かなければならぬ。まだこの子供は未完成なんだ。乱暴を働くこともありがちだ。また警察のあり方も警視総監の意思に反したことが往々にして現場で行われることもあるのです。その末節をとらえて論議するということは、あるいは必要かもしれぬけれども、今日一番大切なことは、自治の根本、治安の根本をどこでどう処理するかということが一番大切……

第13回国会 法務委員会 第24号(1952/03/25、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がないようでありますから、数点簡単に西村局長並びに調達庁の政府委員にお尋ねしておきたいと思います。  安保条約の二条並びに三条によりますと、二条には「基地」という言葉が使われております。それから第三条には「配備」という言葉が使われておりますが、これは何か理由があつて使いわけられたものと思われるが、御見解はい  かがでありますか。
【次の発言】 そうすると第三条の「配備」という中には基地が含まれておるかという問題が出て来るわけであります。基地が含まれてない配備ということはちよつと想像できないのです。この点はどうでありましようか。

第13回国会 法務委員会 第26号(1952/03/27、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 極東軍事裁判に関係のある犯罪で、特赦減刑ということが考えられておると思うのでありますが、さような場合に、必ずその裁判に関係した当該国の承認を得なければならぬというようなことの條文を、ほかの方でもちよつと見たのでありますが、独立国として、日本の裁判権を確立した場合に、ただ報告だけにとどまるというような、取扱いはできないものでございましようか。依然として関係国の了解を得なければ、その行政手続はできないものであるかどうかということを一つと、もう一つは、一昨日でございましたか、本委員会で西村條約局長を通じて、いろいろな行政協定についての意見を聞いたのでありますが、こまかいことば他の機会にお……

第13回国会 法務委員会 第37号(1952/04/19、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私はニ点ばかり簡單にお尋ねいたします。  まず第一に、用員のストライキが行われた場合、それが日本人であつた場合にどういうような取扱いをするか。
【次の発言】 たとえば、飛行機の整備をするために雇われておる。あるいは船舶について、特に軍需品の積込みを請負うておる。そういう者が、作戰行動をする場合に、途中で故意に休んでしまう。そういう場合の処置はこの協定のどれで取締ることができるのであろうか。あるいはもう少しこまかい点まで掘り下げて行きますと、無電裝置に関係のある者が故意に休んでしまう。そのために活動が不能に陥る、重要な軍の行動ができなくなるということがあり得る。そういう場合の処置はど……

第13回国会 法務委員会 第41号(1952/04/24、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連質問で一点だけお伺いいたします。先ほど法務総裁が人権蹂躪の問題で、これは民間で大いに取扱うべきだというお説があつたようであります。私もこれには同感であります。しかしながら従来人権蹂躪問題が起るのは、多くは官憲が民間の人権を蹂躪したというところに原因があるように思うのであります。そうなりますと民間ばかりにまかしておいたのでは、弱い民間人が官憲と対立する場合に、はたして人権が擁護できるかという一点が疑われるのでありますが、その点について何かお考えがおありになりますか、一点だけ伺つておきます。
【次の発言】 民間が大いに奮起して人権をみずから擁護するということには同感なんです。ところ……

第13回国会 法務委員会 第43号(1952/04/26、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單に数点お尋ねいたします。まず最初にお尋ねいたしたいのは、労働者の経済ストから政治ストに転入して、さらにそれが暴動化する危險性が各国にあるのでありますが、さような場合の見解並びに取締り方針に対して、どういうところに基本を置くか、どういうところに根拠を置くかということの、ごく基本的なお考えを承つておきたいと思います。
【次の発言】 昨日来吉河局長から、最近における破壞活動は、きわめて巧妙な作戰と行動に移つておるということを御説明があつたように私は記憶いたしております。必ず今後の作戰は、こういう機会をとらえて来ることは、火を見るよりも明らかであります。ことにこの法案の内容を見まして、……

第13回国会 法務委員会 第44号(1952/04/28、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 急所々々だけお尋ねいたしたいと思うのでありますが、破壞活動防止法案という名称に基いてまずお尋ねいたしますが、破壞の内容についてはどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 具体的な場合を例示していただきたいと思います。
【次の発言】 第三條に掲げておる破壞行為、いわゆる破壞活動を防止するというのだから、活動に入らない前に防止する、こういうふうに解釈していいですか。
【次の発言】 社会不安を醸成する、いわゆる革命の前奏曲として、たとえば病毒菌を散布したというような場合は、破壞活動になりませんか。
【次の発言】 そうしますると、暴力革命をやる意図を持つて教壇で学生に継続して講義をしてお……

第13回国会 法務委員会 第47号(1952/05/09、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 政府委員の方々もお疲れのようでありますから、私は六時まで数点にわたつて簡單にお尋ねする予定でございますから、そのおつもりでお答えを願いたいと思うのであります。  最初にお尋ねいたしたいことは、第三インターナシヨナルの共産主義団体が日本の国内である団体と呼応して活動を開始した場合に、この法律のどれによつて取締られるかという問題をまず承つておきたいと思うのであります。
【次の発言】 いわゆる世界共産主義なるものが日本の暴力革命をやる共産主義者と呼応して、その活動を援助するために資金あるいは物資あるいはその他あらゆる方法に基いてこれを援助するか、した場合、この第三條をもつてそれが取締れる……

第13回国会 法務委員会 第51号(1952/05/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私の同志の中には本案に対して反対の意見を持つ者もありますが、私はこの機会に、自由党の修正された案に対して賛成の意見を申し述べたいと思うのであります。まずその理由といたしまして、二、三指摘して結論を申し上げたいと思うのであります。  本案は立法の面から見ましてなお不十分な点が多々あると思います。しかしながら今日の社会現象からながめまして、一応この案を通過せしむることが妥当なりという結論を得たわけであります。先般私は本委員会においても申し上げたがごとく、現在の日本の状況は、ちようど革命の前夜の様相を呈しておる、かように私は指摘しておきました。皇居前の事件あるいは東大、最近は早大事件、ま……

第13回国会 法務委員会 第52号(1952/05/17、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 二点ばかり簡単にお伺いいたします。前回の議会であつたと思いますが、やはり裁判の遅延を促進する方法ということが本委員会で問題になつております。その節に私はなぜ録音機を使わないかということを注意しておいたはすでありますが、最近録音機並びに速記をどの程度まで利用しておるか、あるいはまた将来どこまで普及する考えか、この点を伺つておきます。
【次の発言】 裁判の促進並びに簡潔に処理するということが常に問題になつていると思うのであります。そういう意味から文明の利器である録音、速記ということは当然なことだ。一年前に私どもの方はこの委員会で発言して要求しておいたのでありますが、今の御説明だとなかな……

第13回国会 法務委員会 第56号(1952/05/22、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ほかの委員からそれぞれ質問がありましたので、私はその他の範囲で二、三お尋ねいたしておきたいと思うのであります。  近来社会不安が激化されて、それに伴う事件を法廷において裁判されたという例がたくさん発生していることは御承知の通りであります。この法廷の不祥事件が全国に及んでいるということは先ほど来岸局長から御報告があつたと思います。しからばかような事件をば裁判する場合に、これこれ注意を必要とするという注意事項くらいの訓示が上長官からあつてしかるべきものだと思う。たとえば大阪の裁判所に対して上からそういうような注意事項か何かございましたかどうか、それをまず伺つておきます。

第13回国会 法務委員会 第74号(1952/07/30、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 国際関係について私も関連して二、三お聞きしたいのですが、ただいま條約局長から国際公法に関する御説明がありましたので拝聴いたしましたが、また北川委員から、属地主義並びに属人主義についての見解も明らかにしたようであります。私は別な観点から属地主義でも、あるいは属人主義でも、相手が上品な相手なら、どつちでもよい。相手が下品なものならばここに問題が発生して来る、こういうふうに考えたい。国際法を解釈する場合でも、この見解をとることが一番必要ではないか。その意味において、ただいま局長さんからお話になつた軍隊の素質について、少額の金額のどろぼうをする、窃盗を働く、あるいは泥酔して乱暴を働く、強盗……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私に割当てられた時間が少々でありますから、要点だけをかいつまんでお尋ねいたします。できれば御親切に御回答願いたい。  先ほど来再軍備問題が非常にやかましく論議されておりましたが、この点にちよつと私は触れてみたいと思う。それは再軍備問題に直接の関係を持ちませんが、警察予備隊が七万五千人からさらに三万五千人増大されるということを、総理並びに大蔵大臣の御演説の中でも説明されておりました。それは不必要じやないかと言いたい。それはどういうことかと申しますれば、人をふやすより機械をふやしたらいいじやないか、その方が経済的じやないかというのです。従来の国防はえてして人をふやすことによつて、国防が……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は與えられた時間が二十分でありますから、その範囲内において簡單にお尋ねいたしますから、どうぞ関係閣僚も簡單に御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、昨日の新聞にも出ておつて御承知かと思いますが、日本の国内において原爆の防空演習が行われることが発表されております。しかもその中に細菌戦に対する防空訓練もやるということになつております。過般アメリカではニューヨークその他において原爆に対する防空演習が行われておることは、ニュース映画で日本にも輸入されてよく承知されておるのであります。さような場合に司令部は別といたしまして、厚生省並びに関係閣僚は何か対策がな……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 最初に二、三点、安本長官に簡單にお尋ねいたします。この間参考人から聞いたのでありますが、いわゆる不要不急の建造物がかなり多数ある。しかも日本の製鉄産額の十倍くらいがそれに充てられておつたということを参考人が言つておつたのですが、そういう事実があつたかどうか、あるいはそれに対してその後の処置をどういうふうにつけられておるか、それを産業面にまわす場合は、どういう方面に配置されるか、これらについて御説明を承つておきます。
【次の発言】 ドイツの例が最近報道されておりますが、ドイツの識者並びに政治家は、むしろ建築を二の次にして、機械工業の方面に全力を注いでおる。そしてドイツの復興をはかり、……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねしますが、地方財政平衡交付金が正当に使用されていないという批判が非常に多い。現に熱海の事件のごときもその一例じやないかと思う。もう一つ、これははつきり申しますれば京都がそうだ。私のところ今多量の資料が届いており、疑獄事件に発展しつつあるような状況であります。そういう点に対してどういう御監督をなさつておるか、あるいは御調査をなさつておるか、きようは関連質問でありまして、明日あらためてお聞きしますが、ただ政府側の交付金が正しく地方自治に使用されているかどうかということのお見通しを御説明願えればけつこうであります。

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は農林大臣、大蔵大臣、その他の大臣にお尋ねしたいと思いましたのですが、岡崎官房長官はきようお見えになりますか。
【次の発言】 それではなるべく早目においでをいただくように願いまして、最初に運輸大臣にお尋ねをいたします。  主として航空対策についてお尋ねするのですが、巷間伝えるところによると、運輸省は百億近くの航空対策費を政府に要求したところ、わずかに三億くらいしか予算が通らなかつたということが伝えられておるのですが、そういう事実があつたかどうか。もしあつたとするならば、どういう理由によつて削減されたのかということを承つておきたいのであります。私の持時間がわずかでございますから、要……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がありませんから、私は四点ばかり読み上げますから、これに総理初め関係閣僚からお答えが願いたいと思います。  第一点は、政府の努力にもかかわらず、治安は次第に破壊され、国民は不安にかられておる。考えようによつては、革命の前夜のような感もある。この際内外の信用を確保するために、積極かつ徹底した施策を必要と思うが、総理のお考えはいかん。  第二は、税務行政上、下級官吏の行き過ぎが非常に国民の感情を刺激し、反感を助長せしめ、議会否認まで論及する者すら現われておる。ことに赤化分子がこれに競合して、破壊活動を容易ならしめ、税務署の放火、火炎びん投入等の状況を呈しておるが、これについて治安の……


世耕弘一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-26期-27期-28期

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

世耕弘一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-26期-27期-28期
第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1950/02/17、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は総括的に、いろいろな観点から簡單にお尋ねして、また簡單にお答え願いたいと思うのであります。先般の議会でありましたか、私は外務省廃止論を唱えたのですが、その理由は何かと言えば、決して私は外務省が現在の場合不要であるという前提のもとに言うたのではないので、私は逆に、今日くらい日本の外務省が価値づけられる時代はないのじやないか、それを兼任外相で間に合わせるということは、廃止する前提のもとに考えておるのか、こういうことで、逆に質問をやつたのでありますが、今この予算を見ますと、ほとんど過去の外務省の跡始末が主たる仕事で、少しも積極性がない。ところがわれわれは、近い将来において講和会議が開……

第7回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1950/02/18、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 御注文がありましたから、ごく簡単に要点のみを三、四お聞きして終りたいと思します。最初にお尋ねいたしたいのは、性病に肺病というものは、結局その国の亡国病ともいわれるように考えられるのでありますが、最近におけるこれが厚生省の対策等に対して、まず簡單に御説明を願いたい。
【次の発言】 大体了承いたしました。次に、病気にかかる動機等について、どういうふうな対策をとられておるか。たとえば集会所とか、あるいは大きな工場とか、事務所とかいうところでは、一人の肺患者のために、知らず知らずのうちに同僚にうつしたという例か相当多いのであります。こういう点に対して、相当な対策は立てられておるようであるけ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 法務委員会公聴会 第1号(1952/04/30、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がないようでありますから、簡單に阿部さんにお尋ねいたしたいと思います。  私は日本の共産主義はもうこわくない、こういうように考えております。それはなぜかと申しますと、昔は野犬のように感じたり、狂犬のような感じをもつてわれわれは見おつた。ところが近ごろはそうではなくなつて、非常にスマートになつた。昔は長髪で、黒いめがねをかけて、そして目の奥が光つておつた。そういうようなところが近ごろは見かけられなくなつて、むしろわれわれよりもスマートになつた、こういうふうに私は考えておる。但し国際的な指導を受ける共産主義者は知りません。こういう観点から、むしろ今日の危險は政治の貧困にあるのじやな……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつと二、三点簡単にお伺いいたしますが、銀行の中に不良貸しというのがよく問題になる。その不良貸しのおもなる原因は、金融業者が賄賂をとる、こういうことが主になつて来るように思うのですが、あなた方の立場から見て、そういうことはどういうふうに感じておるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 不良貸しの原因はどこから発生するかということを、業者のあなた方から御説明を願いたい、こういうわけであります。
【次の発言】 私のお尋ねしたかつたのは不良貸しの原因という問題。たとえば一千万円借りようとしても一千万円貸してくれない。そこで運動費を使う。それが金融業者に支払われる。だから一千万円借りてもひ……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねいたしたいと思いますが、公務員の平均給與が一万六十二円というふうに私承つたのですが、これは消費物価並びに一般物価と対比いたしますと、半分食えないということに結論が出て来るのです。そうすると、公務員はみんなやせていなくてはならない。ところが公務員と名のつくものが、相当いい洋服を着、いいくつをはいてある程度中以上の生活をしているというのが標準であります。そうするとここに何か疑問が出て来なければならぬ。第一に考えられることは役得ということなんです。役得がどの程度の収入をしているか。そこで役得のある公務員と、役得のない公務員と区別して考えてやらなければならぬ。政治のあり方はそ……

第13回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連して……。開発銀行の問題についてちよつとお尋ねいたしますが、開発銀行が復金から債権を引継いだのはどういうふうな取立てをし、どういうふうな処理をしておるか。私の知る範囲においては、復金が不良貸しをしてその不良貸しの取立てができないものだから、それを償却という名義で棒引きしておる。それを二回くらいしたはずであります。なおそのほかに開発銀行であとその債権の整理をしておるはずですが、その整理をした結果等に関して、どういうような扱いをしておるか。そういうようなことが結局開発銀行の業務の成績等に現われて来なければならぬと思うのであります。ただ数字の上だけでは、はなはだその間に了解ができぬこ……

第13回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1952/02/21、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 銀行局長にお尋ねいたしますが、金融処置といたしまして、最近の、戰後における日本の金融政策についてどういう目安で銀行関係を大蔵省が指導しているか。またその方針を承つておきたいと思います。
【次の発言】 日銀の貸出しについて世間で大いに非難があるということはあなたも御承知だろうと思います。それと同時に、他の銀行においても大体発表された預金高等を見ますと、一兆三千億円の預金に対して貸出しが一兆四千億円、結局一千億円からの貸出し超過ということになつておるわけであります。諸外国の例を見ましても、大体預金の七〇%あるいは八〇%、特に無理をすれば預金のとんとんまで貸すということはあるのですが、預……



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