このページでは中村寅太衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○中村(寅)委員 私は、福岡県の芦屋飛行場拡張並びに試射場設定に伴いまして、農作物にいろいろ大きな被害を与えている実情が生じておるのでありますが、この点について二、三質問をいたしたいのであります。大体の経過を申し上げますと、福岡県の遠賀郡の芦屋町並びに岡垣村両町村にまたがつての被害でありまして、筑豊炭田を南北に流れている遠賀川河口の左岸に、日本海に面して東西十二キロ、南北三キロの防風保安林を飛行場のために切つたのであります。この保安林は約数百年間、あるいは老齢のものは千年以上にも達しているのではないかと言われるような、りつぱな木が立つて防風保安林の効用を果しておつたのでありますが、これは当地に……
○中村(寅)委員 農林省の農林経済局長にちよつとお尋ねしたいのですが、この対策委員会というのは、先ほど同僚の井上君からいろいろ質問があつた中にも出ておつたように、春肥の需要を円満に運ぶというようなことのために、臨時応急的な対策を早く考えるというところにねらいがあつたと思うのであります。それが何だか肥料の恒久的な対策の方に比重が傾いてしまつておる。そして一例をあげると、委員もそうだと思いますが、事務当局のメンバーを見てみても、農林は農林経済局長と肥料課長二人しか出ておらぬ。ほかの方面は四、五人、それぞれ係ではあろうけれども出ておる。この委員会というものの目的が少しずれておるというような気が、われ……
○中村(寅)委員 簡単に農林大臣に一言お尋ねしたいのであります。この肥料問題は非常に重要な問題であります。輸出の問題が中心になつて農民は内地物の価格に輸出の犠牲がしわ寄せされておるということを考えておりますし、同時に国会でもこれが大きく取上げられて、政府でもこの問題をすみやかに解決せなければならないということで非常に苦慮せられておる点は、われわれも了とするのでありますが、この姿を見てみるときに、私は何らかの方法で肥料価格の安定方策についての立法措置が必要な状態と考えなければならないのではないか、こう考えるのでありますが、その点について農林大臣の見解をひとつ聞かしていただきたい。
○中村(寅)委員 ただいま松浦政務次官から経過の御説明がありましたが、その経過はわかりましたけれども、もう一つ聞きたいのは、農林省としてはどういう方針でこの肥料対策委員並びに生産者代表に交渉しておるのか。農林省の立場を具体的に説明願いたいと思うのであります。
○中村(寅)委員 きのうの委員会における農林大臣の発言を聞いておりますと、きわめて重大な発言であつたということは、芳賀委員その他同僚委員から指摘されまして、大臣が取消されましたのによつてもわかると思うのでありますが、その取消された過程において、きのうは、
○中村(寅)委員 ただいまの高倉君の質問に関連があるのですが、融資の期間の問題です。畜産局長は一年くらいで場合によつては抜けるところもあるだろうということを言つておつたようでありますが、導入した乳牛とかあるいは牛馬その他のものの利益によつて償還ができるようなことを考えておかなければ、やはり期間をあまり短かくしておくと、農家経済に圧迫を生ずると思うのであります。そういう点から考えて乳牛の場合に三年以内としてありますが、そういうことを考慮の上三年というようにきめたのか、何かそこに根拠があるかどうかを、ひとつ聞かしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、乳牛の場合は三年ということでありますが、購……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。