このページでは山口丈太郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○山口丈太郎君 私は、日本社会党を代表し、田中労働常任委員長に対し、去る三月十日の電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案審議に関しとられた処置並びに翌三月十一日われわれが要求いたしました労働委員会の開催に関しての委員長の態度について質問せんとするものであります。(拍手) 今回政府の提出いたしました電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案は、政府の言うごとく、単なる方法の規制にとどまるものではなく、これら産業に従事いたしまする多くの労働者がその基本権を奪われるという、きわめて重要な法案でありまして、このことは、学者、有識者はもちろんのこと、冷静に判……
○山口(丈)委員 中山会長にお尋ねします。この労働時間の画一的な問題ですが、何か名案があつたらということです。なるほど聞いてみますと、部分的には是正すべきものもあるだろうと思います。けれども、それを全般的な基本に持つて行くということについては、組合も強く反対をいたしておる。いわゆるあの勧告されておる意味は、全般的な基準についてされているのか、それとも部分的にそういう不合理を是正するためにやつておられるのか、どちらかこれをはつきりしてもらいたいと思います。
【次の発言】 主要点を五つばかり御質問申し上げたいと思います。
今度の賃金要求については、マーケツト・バスケツト方式で要求をする。これは労……
○山口(丈)委員 大臣にちよつと質問しますが、今までたくさん質問が出ておりますが、当局の方では、この補正予算の財源がない、財源がないという一点ばりだが、その財源がないという理由について、私どもははつきりとした説明は、まだ十分に納得の行くまでに聞いていない。この仲裁裁定によりますと、十分に財源をまかなうことができると断定をしておる。一体この裁定の精神と、そうして今運輸省で考えておる、運輸大臣が答弁されたこととは、大きな食い違いがある。一体それについてどういう考えを持つておるのか、もう少し具体的にその理由を明確にしてもらいたい。
【次の発言】 私は今運輸大臣の答弁を要求していたのであります。しから……
○山口(丈)委員 もうすでにわれわれの問わんとするところは、出尽しておりますから、私はきわめて簡単に二、三点について御質問申し上げたいと思います。
総裁のお話によりますと、専売については、当初の予定額からいつて、相当の増収を見込んで行けるのであるから、この裁定の実施についても、何ら経理には支障がないように言われたのであります。そういたしますと、私は公労法第十六条第一項に該当するから、第十六条第二項に基いて国会の議決を求めるということが無意味ではないかと思うのでありますが、その点につきましてもう一度御説明いただきたい。
【次の発言】 給与総額をふやすということは、いわゆる収益のいかんを論ずるの……
○山口(丈)委員 私も同じことです。私は、労働大臣、大蔵大臣の出席を願つて、この専売公社裁定に関する件並びに国鉄の問題に関する取扱いの点について、質疑をしたいと思つておつたのでありますが、出席が不可能であるということでありますので、これを再度繰返しましても、今日出席の政府委員では答弁ができないだろうと考えます。ただ遺憾なのは、労働大臣は病気だということであります。これはやむを得ない状態であるかもわかりませんが、全国から、毎日これだけたくさん傍聴者が詰めかけておる状態でございますし、労働者の痛切な生活の問題として、非常な関心を有しておるものであります。従つて、どういう容態で主管大臣が出席できない……
○山口(丈)委員 私は日本社会党を代表して、山村君の提案に反対し、森山君の提案に賛成をいたすものであります。 山村君の提案は、いわゆる限定承認を骨子とするものでありまして、しかもその理由は、公務員との関係において均衡をとらなければならぬといつておるのでありますが、人事院の勧告を、政府はそのまま実施しようとはしていないのでありまして、国鉄の裁定が約二割アツプであるから、従つて公務員のアツプも二割を骨子として引上げたい、こういうことをこの審議の過程に政府が言明をいたしております。そういたしますと、国鉄の諸君あるいは専売の諸君は、人事院の勧告にしわ寄せをされたのではなくして、自分の既得権をそのまま……
○山口(丈)委員 この請願は、組合の争議権を制限する請願になつておると考えます。今日の労組法並びに労調法によつて制限されております以上に、強度に組合の正当なる権利を制限することには、私は賛成しかねるのであります。少くとも今日の状態において、労働問題に対する行政は、あまりにその基本権を制限するような措置を設けましても、それは何ら根本的な労使問題の解決にならないということは、労調法三十五条の緊急調整の条項の部分的な運営についても明らかであります。そういうことではなくて、労使の紛争を処理する場合、これはやはりその健全な組合組織の上に、労使が健全な自主的な交渉による了解のもとにおける解決ということが必……
○山口(丈)委員 今次官のおつしやつた自由労務者の問題ですが、これは私と春日委員が自由労務者の代表とともに行つて、労務大臣、政務次官にお願いした時から、千円の支給方についてお話を進めていたことは、政務次官もよく御存じのはずだと思います。そのときに、確かにその要求の線で極力善処するということで了解を得ておつたものと私は考えているのであります。この委員会で発言を求めて、野党各派がともにこの千円を下らない線で年末の手当をやつてもらいたいということを言いましたところ、極力その趣旨を尊重して実現のできるようにいたします。それは責任を持つて了承する、こういう言明を得、田中委員長からも、それはもうわかつてい……
○山口(丈)委員 詳しく説明したということがありましたが、そうなればこれは速記録でも明らかでありますから、われわれの判断に供すためには、その詳しくされたものを印刷物にして至急配付していただくようにお願いしたいと思います。
それから会議の前に一応各派の申合せもあると存じますが、これで暫時休憩をして、午後一時から会議を開かれるよう動議を提出いたします。
(「賛成」と呼ぶ者あり〕
【次の発言】 私の質問せんとするところは、倉石委員の関連質問のほとんどが、私の質問の要旨でありまして、大蔵大臣、労働大臣、法務大臣、官房長官すべての質問にわたるわけであります。従来は、労働委員会が、各位も御承知のよう……
○山口(丈)委員 それではただいま議題となつておりまする電気事業及び石炭鉱業における争業行為の方法の規制に関する法律案について、まず第一に政府の考え方から御質問申し上げたいと思います。 労働大臣及び法務大臣に質問をいたしたいのですが、今までの労働法規によりますと、経営権と労働権、これを平等の形の精神で法律というものができておつたと思うのですが、この法律が施行されますと、まず経営者の所有権が優先をいたしまして、そうして労働権というものが従になる形になつて、従来からの立法精神というものが変更されて、重大な修正が加えられるというふうに考えまするので、まず立法の精神について、ひとつ法務大臣並びに労働……
○山口(丈)委員 平井さんに御質問をいたしたいと思うのですが、今聞きますと、経営者側の方では、電産のストイラキに対しては、実際上は何らロツク・アウトの手段を行使したこともなし、また良心的に電気の正常なる送電のために、スト中といえどもこれだけ努力して来たということをおつしやつたのですが、私の聞くところによりますと、九州電力――これは会長が麻生太賀吉という人で、社長は佐藤篤二郎という人だそうですが、その戸畑火力発電所に起きた問題です。これは私は正確に見ておりませんで、組合の報告によつておるのでありますから、真偽をお尋ねいたすわけでありますが、日は十二月十七日午前二時ごろ、妥結の寸前であつたようであ……
○山口(丈)委員 私は委員長に申しますが、なるほど今日は参考人の意見にとどめるということでありますが、こういつた場合には、参考人の意見にやはり理事者側の意見が求められて来る。ここは単に委員長の申される範囲にとどめておいてよい性質の場合と、それから時期の問題として、それが許されない場合とがあるのであります。そこで私は熊本君の言われることが最も妥当だと思う。従つてわれわれとしては、今後そういつた裁定問題やその他の問題を取扱う場合においても、われわれが要求しなくても、理事者側でつとめてこれに出席して、関連に対する質疑には答えるという誠意をわれわれに示してもらいたいということを要求しておきます。 そ……
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