山口丈太郎 衆議院議員
27期国会発言一覧

山口丈太郎[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-29期-30期
山口丈太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山口丈太郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

山口丈太郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第16号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○山口丈太郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま運輸大臣より報告になりました、昨十一日午前六時五十五分ごろ、修学旅行の学童初め一般旅客を合せ推定八百六十六名を乗せ高松港を出港し、第三宇高丸と衝突沈没した紫雲丸事件につき、日本国有鉄道を監督する運輸大臣に対し、その責任の所在を明らかにするために質問せんとする者であります。  私は、大臣に質問をいたす前に、今回の衝突事件のため犠牲となられました死者並びにその御遺族に対し、深甚なる弔意と哀悼の念をささげる者でございます。(拍手)  思えば、昨年の台風下における青函連絡船の沈没事件、あるいはまた相模湖における内郷丸事件等々、実に痛ましい事故の続発あ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第24号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○山口丈太郎君 私は、日本社会党を代表して、現に発展しつつある労資関係諸問題に関し、若干の質問をなさんとするものであります。(拍手)  すでに御承知の通り、地方鉄道、軌道及びバス関係の労資問題は、いよいよ深刻の度を加えつつあります。この賃金引き上げ要求に参加している組合は、百二十二組合であります。これら私鉄労働組合が毎年賃上げを繰り返すと非難されるのでありますが、これにはそれの原因を突きとめる必要があると思うのであります。  まず、給与ベースにこれを見ますと、私鉄労働者の全国平均ベースはわずかに一万七千九百余円、バス企業は一万三千七百余円であります。今問題となっている大手十三社にとって見ても、……

山口丈太郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

山口丈太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 運輸委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は社会党を代表しまして、委員会の開催要求並びに出席者の氏名及び提出要求の資料等について申し述べたいと存じます。  運輸委員会は一般運輸行政につきましても、今日きわめて重要な諸点があると考えまするので、月曜日以降三日間連続して委員会を開催していただくようお願いいたしたいと思います。またその委員会に、三木運輸大臣並びに国鉄長崎総裁、佐藤経営委員長並びに石井経理局長、この方々はぜひとも御出席をお願いいたしたいと思います。また自動車関係につきましては真田自動車局長に御出席をお願いいたしたい、こういうように思います。また提出の資料につきましては、国鉄の三十年度に要求せられました国鉄の……

第22回国会 運輸委員会 第3号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は運輸大臣に質問をいたしたいと考えますが、それは保留いたしまして、まず事務的に御質問申し上げたいと思います。今も自動車業者から陳情がありましたが、ハイヤー、タクシーの料金問題を中心にいたしまして、大きくは国内の自動車産業を奨励して、大いに国内における純国産車の増強をはかることによって、一つは外貨使用の節約をはかり、一つは国内における重要産業の強化促進をはかる、こういう大きな見地に立って、国内における自動車料金もまた設定せらるべきであるということでいろいろ論議されて、トヨペットに対する料金の改訂が行われたということは、昨年の十二月からずっと主張をいたしまして、それがいれられた……

第22回国会 運輸委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は徳安さんの今の質問に関連をして、二、三質問をいたしておきたいと思います。  外車と国産車の料金の問題の起きましたのは、今答弁にありましたように昨年の夏からで、長い間の懸案をどうしてこうしておくのかという質問を、昨年の十二月に私はいたしております。そして国内の産業を向上発展させ、一面にはドルを国内産業に有効に使って、国際収支に貢献をさせていく、そういうためにも国産車を奨励していくことは非常に大きな意味を持つものだ、こういうことを私は質問をして、その通りだという同感の答弁を得たのであります。そのときに答弁のあった点から考えますると、このトヨペット、プリンスの国産車に対する料金……

第22回国会 運輸委員会 第5号(1955/04/01、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は今一番問題になっておりますのは、今池田氏も指摘いたしますように、この問題は実は事務的に取り扱えば事の済むものを、今運輸委員会に持ち込まれて実は迷惑千万である。そして今池田氏が言うように、これはひなたがあるとか陰があるとか、何とかかんとか、自分自身で自分の身を疑うような発言まで出るような不明朗なけんかを持ち込まれることは迷惑千万だ。私は実に心外に思いますのは、きょうもこういう抗議をもらいました。東京公正運賃改定実行委員会といいますが、これは脅迫団体ですか。全く私は議事録にとどめてもらいたい。実に私は今までこのような侮辱を受けたことはありません。あなた方に怒ってもしようがない……

第22回国会 運輸委員会 第6号(1955/05/06、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 この新線建設については昨年の予算審議のときにも当委員会においても、当時の改進党から非常に主張をせられて、二十五億では実際に事業はとまる。そうなると、今までせっかく工事を進めてきたものが、あるいはその工事の中止によって非常な損失になる。今まで投資をしたものがむだになる。だから新線工事費はやはりふやすべきだという主張がされて、幾分予備費その他の財源から新線工事費を増すようにということで、いろいろ努力された結果が、昨年実際にやられた二十九億という金額になったと思うのですが、本年は昨年の予算を踏襲して二十五億ということで、ほかに二十五億に削減したというあまり大きな意味はないように思う……

第22回国会 運輸委員会 第7号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私も二、三今の大臣、局長の御答弁に関連して質問をいたしておきたいと思います。この料金の問題は、昨年の十二月以来、この委員会で問題に実はなってきたのですが、実際に業界の実情を調べてみると、今の質問応答の中にもありましたが、外車ディーラーは外車を輸入する、そうしてそれの需要を擁護するというために、たとえば百車持っておれば、その百車両のうちでわずかに名目的に一、二両トヨペットなり何なり持っているが、実際にはその所有しておる会社から上る企業全体の利益の上からは問題にしておらない。外車を擁護するということが目的で持っておるわけです。そうしてそういうような者が、あたかも申請者の主体をなす……

第22回国会 運輸委員会 第8号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は、すでに同僚委員から各項にわたっていろいろ御質問がありましたから、重複を避けつつ、二、三質問をいたしたいと思います。  まず、昨年以来の国鉄における事故の続発は、私ども当委員会におきましても、その事故を防止するために、あるいは従業員の志気の高揚、あるいは再教育、あるいはまたその施設の改善等、あらゆる点にわたって再三決議をし、勧告をいたして参りました。そのつど、監督官庁である前石井運輸大臣はもとより、国鉄総裁におきましても、これらの事故の再発防止につきましては、極力その善処方を言明せられて参っておるのであります。しかるに今日に至りましてもなおこのような事故の続発を見ますこと……

第22回国会 運輸委員会 第9号(1955/05/16、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 今の小山委員の質問に関連して、刑事局長に一、二御質問いたしたいと思います。今の御答弁から見ますと、私も交通機関の者ですから、実際には特にこういう法律制度上、海難審判については、これは審判の方を先行させる、そうしてそれを明らかにした後に、刑事事件として検察庁がおもむかれる、これは私はきわめて適切な順序を踏んでおるものだと思います。特に海上交通に限らず、交通という特殊な一つの仕事が、たといそれが自動車でありましても電車でありましても、自分ももろとも物にぶつけてこわそうというような悪意があって、やっているものでは決してないわけであります。そこに特殊の技術上の欠陥を明らかにしなければ……

第22回国会 運輸委員会 第19号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 関連して。ただいま御報告があったのですが、合理化して効率を上げていくということは、きわめて私は適切な措置だと思うのですが、前から承わりますと、特急車の展望車も全割廃止するという意向のように聞いておったのですけれども、それが今承わりますと、廃止は取りやめになったように承わるのです。それには何か特別の理由があって取りやめになったのか。その経過を一つ御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私はこの鉄道の料金の設定につきましては、従来から考えておるのでありますけれども、非常に煩瑣に過ぎるのではないか。一つでもこうやって料金の煩瑣を除いて効率を上げいくことには、合理的な運営、いわ……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 ただいま同僚森委員から質問がありましたが、私も、この自治庁の資料として配布せられました重大な地方選挙に対しまする行き過ぎの点について、またその流れておりまする現在の地方の政治実情と、そして自治庁が地方選挙に対して今後ともとられようとするその指導精神、これについて二、三お伺いをいたしておきます。  今の森委員の質問に対して最も私の関心を寄せまする点は、こういうものを資料としてきわめて軽く取り扱われて、きわめて事務的な処理をされたことであります。従って、自治庁の内部においても、こういうものができたことを全部が知ってはいないというようなお答えを聞いたのでありますが、この資料なるもの……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 今長官から御報告の、この資料について取り消しを通牒せられ、しかも今後の取扱いについても適正を期すべき措置をとられたということは、私としては、非常におそまきではありまするけれども、すなおな措置と考えるのでありまして、歓迎をするのでありますが、しかし、今伺いますると、この資料の三の初めにあります「候補者が何党に所属するかは国の選挙ほどは重要でない。要は候補者の人物本位で考えるべきであろう。」この文について取り消されたといたしましても、むしろそれ以後の後段の「国の政治は、その性質上いろいろと主義主張が分れ、これによって個々の政策が異ってくるのに対し、地方の政治においては、主義主張の……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私はあとでまた質問がありますけれども、関連して一言お聞きしたいのです。  今の堀川委員の言われるようなこと、私もそういうことを直接聞いたことがあるのですけれども、実際には、事務所の事務員がそういう街頭刷りを書いて、それを労務者を通じて張りにやらせる。ところが、その張りに行った者自体が逮捕されて、そうしてそのような過酷な刑罰を受ける。しかも、当人としては、公民権の停止よりも、今言われたように一万五千円の罰金の方がつらい。私どもとしては、その経済的な負担はもちろんのこと、同時に公民権の停止ということは基本権の問題でありますから、従って、よほどの重大犯でない限り、そういうことは法施……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 運輸委員会 第1号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいま国鉄の年末資金の問題に関して御説明がございましたので、私はこの点に関して質問をいたしたいと存じます。  今年度の当初の予算におきましては、官公労と国鉄との間には、こういう臨時給与の支給に関しましては、国鉄は年間を通じて一・七五の予算を組んでいるのに対しまして、官公労はおおむね二カ月分の予算を立てているのであります。そういたしますとそこにすでに〇・二五の開きを生じているわけであります。今承わりますと、官公労との関係をにらみ合せてこの年末の支給額をきめていきたいということでございますが、そういたしますとこれは今申しましたように、本年度の予算の措置においてすでにもう〇・二五……

第23回国会 運輸委員会 第7号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は今青野委員からいろいろ御質問がございましたので、重複を避けつつ質問を申し上げたいと思います。まず今度の行政管理庁の調査されたその報告と、国鉄当局が、今天坊副総裁も認められたように反駁し合いになった格好になっておる、こういう御答弁がありましたが、私どもほんとうに外部からこの行政管理庁の調査と国鉄当局が反駁されております反駁事項と対比いたしますと、ますます国鉄は、悪く言いますと伏魔殿的な考えを持たざるを得ません。行政管理庁の報告によって指摘された点を国鉄自身もこれを認めて、自分でその不合理性を逐次是正しつつ、行政管理庁に反駁をしておる。こういうことは、一方においては管理庁のこ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 運輸委員会 第16号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今総裁の言葉を聞いておりますと、これはまるい器のまわりをぐるぐる回っておって、そこから一歩も外に出ておらぬ感じがする。しかし私は根本的に考えてこの調停案が、他の五現業あるいは三公社等の調停案の中で一番先に出されておりますということは、一面からいいますと、これは国鉄が一番その資金繰りに困難がある。そこで一番先に出して御用意を願おうというようないわゆる親心から、調停案が一番先に出されたと思います。私考えますのに、国鉄の経理の内容等につきましては、十分承知いたしております。その内容については承知をしておりますけれども、しかしその運用の面については、これは今まで論争してきたところであ……

第24回国会 運輸委員会 第20号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今の質疑応答の中で私は簡単に関連質問をしたいと思います。今の私鉄の税金の問題でありますけれども、これは外形標準課税できわめて重税でありますが、この不合理な税金を是正して所得課税に変えるということは、非常に急を要する問題であると思うのです。特に今日中小私鉄におきましては、労働者のベースもはなはだしきに至っては九千円程度というようなことで、そうして三カ月も四カ月近くもその賃金が支払われないでおる、不払いになっておる、こういうようなことで非常に苦しんでおる私鉄が多いのでありますが、さような私鉄を一日も早く不合理から救済することは、やはり交通事業という公益性を持つものとしては当然の措……

第24回国会 運輸委員会 第22号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいま議題となりました旅行あつ旋業法の一部を改正する法律案について、二、三問島観光局長より御質問を申し上げたいと思います。  まずその第一点は、この旅行あっ旋業者の資力、信用の点でございます。事業を行う者といたしましては、一定の資力と信用を有しなければならないことはもちろんでありますけれども、しかしこれが重要な認可の基準になるのであり、その要件となるものでありますから、従ってこれを法規に規定せられる以上は一応限界がはっきりしないと、その法の施行運営上円滑を欠くと思うのでありまするが、資力信用の限界についてはどういうお考えをお持ちになっているか、一応お尋ねいたします。

第24回国会 運輸委員会 第25号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はまず先ほど来問題になっております機雷の問題について、言質問をいたしたいと思います。濱野委員から海上自衛隊のフリゲート艦を出動させて機雷の処置をしろ、こういう非常に勇ましいお話であります。しかしフリゲート艦を出して機雷と戦争をやってみても、機雷の根源を絶つことはできません。青函間の航路を安全にするためにどれほど船をよけいに出して警戒いたしましても、それをもっていたしましてもそんなには安全ではないわけです。一番安全なことは、ソ連製の機雷であるということが明らかであり、少なくとも朝鮮事変以来こういう浮流機雷が増加して参ったということになりまするならば、その機雷を使用している海面……

第24回国会 運輸委員会 第26号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は先日の質問に引き続いて、簡単に御質問をいたしたいと思います。  最近の新聞紙上に、国鉄の運賃値上げは妥当である、こういうような運輸大臣の談話が報道せられました。ところが当初運輸大臣は、運賃値上げは本年度は行わないという言明をせられておりました。運輸大臣は、心境が変ったとすれば、今申しましたような運賃の値上げは妥当である、従って本年度は運賃値上げをやるという含みを持たれているのではないか、こういうふうに考えるわけですが、それでは運輸大臣の心境というものは一貫性がないと私は思う。いわゆる朝令暮改的な態度といわざるを得ないのですけれども、それについて運輸大臣はどういうふうに考え……

第24回国会 運輸委員会 第29号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は運輸大臣並びに総裁に、今議題になっております日本国有鉄道法の一部を改正する法律案について、逐条若干質問をいたしたいと思います。  まず今度改正せられまする日本国有鉄道は、いえば改正でありまするけれども、その内容から申しますると、ほとんど改正というよりも新しく法律を設けるといった方が適切なくらい、大幅の改正がせられておると思います。概括的に申してこういう根本的に法律を改正することは、今申したように改正というよりも、むしろ国有鉄道法を新設するといった方が適切な表現ではないかと思われるような大きな改正でございます。そういたしますると、今まで当委員会においては、国鉄の運営について……

第24回国会 運輸委員会 第34号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 委員長にお尋ねしたいと思いますが、過日本委員会において道路運送法の一部改正案が全会一致をもって可決されまして、本会議を通過して参議院に送付せれたことは御承知の通りであります。その後参議院において、その道路運送法の改正案の一部が修正せられて、本院に戻されておるはずであります。ところがこれが議運において渋滞を来たしまして、今に至るも本院にかけられていない事情にあります。会期は切迫をいたしておりますし、もし参議院の修正案なるものがそのまま放置せられているということになりますならば、かえって不正行為をそのまま黙認するという結果になって、道路運送上ゆゆしい問題を惹起すると思うのでありま……

第24回国会 運輸委員会 第36号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今濱野さんからいろいろ質問がありましたが、私も国鉄のことに関しまして二、三質問をいたしたいと思います。 それはまず第一は、現在の国鉄の職員並びに役職員が公舎に居住している。これは職員の方は全部が公舎に住まうということはなかなか困難で、そうもいっていないと思います。しかし高級役職員の方は、ほとんど公舎に住まわれているやに承わっておりますが、それに間違いありませんか。
【次の発言】 私は心中しましたように、困っている者を実際に救うことが社会秩序を確立することになると思う。今同僚濱野委員は飢えさせることが革命に近いと申されましたが、まさにその通りです。しかしそれを喜ぶのは共産党であ……

第24回国会 運輸委員会 第37号(1956/10/20、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はこの際運輸大臣、国鉄当局、この両者にお尋ねをいたしたいと思います。  昨日文教委員会におきまして、私はこの事故の性質について、ある程度御質問を申し上げて明らかにしておきました。従って今まで御質問をされた各委員の質問と重複するようなことは避けたいと思います。しかしなお私は鉄道に長らく従事しておる者としてこれを専門的に考えますと、これは総裁もおっしゃったように完全な鉄道事故であります。そしてその事故の内容に至りましては、これはいろいろとせんさくをすべき問題があろうと思います。従って国鉄はまず外部に対して、というよりも犠牲者に対して、私はその償いをする場合には、これは今決議をさ……

第24回国会 運輸委員会 第39号(1956/10/23、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は今洞爺丸の事件について質問がありましたから、これから補足して質問をしたいと思います。  大臣も、また今次官も、けしからぬことには、責任は別としてと言われる。けれども、私どもの考えでは、これは責任を別にして、乗客が船と運命をともにするということは義務づけられておるのですか。国鉄の船に乗ったり、汽車に乗ったりしたときに事故が起きたら、乗客はそういう国鉄の機関と運命をともにするということを義務づけられているのですか、どうでしょうか。
【次の発言】 私はそれが当然だと思うのですけれども、今までの国鉄当局の答弁あるいは運輸省の答弁を聞いているとそうなる。船長が台風が来るという報告を……

第24回国会 商工委員会 第23号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ちょっと私は関連してお尋ねしますが、今のお答弁によりますと、自分の井戸でまかなっている水のコストを水通用水のコスト、ここに私は非常に重要な問題があると思います。一方からいいますと尼崎、私の方では、大阪の港区等におきましてては毎年大きな地盤沈下を来たしておりまして、これは何としても防止しなければならない。しかしその防止をする施策としてはどうしても工業用水を水道によってまかなうようにしなければならぬ。ところがその問題の解決といたしましては、何としても地下用水と水道用水ではそのコストが一番の重要な問題でありまして、これを解決しないと生産品におけるコストが非常に高くついて採算がとれな……

第24回国会 商工委員会 第24号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はます工業用水法案について御質問を申し上げますが、この法案は、今度新らしく予算をつけて新設せられまする法律案でありますから、従ってきわめてこの法案の成り行きについて重視いたしておるわけでございます。もちろん今日工場の発展につれまして、工業地帯におきまする地下水の乱用等によりまして地盤沈下等の障害を起しまして、非常に危険な状態になりつつあるのでありまして、これらについての計画的な保全の措置を講じますることは喫緊の要務でありまして、私どもとしてはこの法律によってそれが救われますることは、国土の保全上からいたしましても賛同いたすところであります。しかし、だからといってこの法が施行……

第24回国会 商工委員会 第51号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は通産大臣に今の御答弁から一つ伺いますが、政府は法案を出して、それを通してから関連者の犠牲を考える、こういうように行き当りばったりの審議をいつもとるわけなんです。ですから法律案を通すに当っても、こういうふうにしてもらいたいという附帯決議などをしましても、一回もその附帯決議は重んぜられたことはありません。これはひいては議会を全く無視もしくは軽視するものである。少くともこのように影響の及ぶところきわめて大きな法律案を作って出される場合においては、その法律を施行するに当って生じまするすべての関係方面に対する具体的な計画をともに提出して、いえば水も漏らさぬ計画を立てて、そうしてその……

第24回国会 商工委員会 第52号(1956/05/18、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 昨日に引き続きまして、若干の質問をいたしたいと存じます。  昨日の大臣の答弁によっても明らかになりましたが、この法律の施行に際しましては、当初からそれに関連して起りますいろいろの問題については、今後審議会においてその生起して参りまする問題を計画的に処理したい、こういうお話であります。しかし実際にすなおに申しますると、この法案を通してもらいたい、法律として施行してもらいたいという要望は、主として繊維工業に多いのでありまして、それとは全く反対の立場をとっておりすのが、これが機械産業であります。この二つの異なった立場をもってこの法律をながめておるのでありますけれども、私はその反対の……

第24回国会 文教委員会 第51号(1956/10/19、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は専門的ないろいろの機構その他の問題については、後日運輸委員会が開かれると思いますから、それに譲ることにいたしまして、二、三御質問申し上げておきます。  今度またまた国鉄が、いたいけな児童、生徒の旅行先におきまして大へんな不祥事故を起しておりますことについては、私はこれらの犠牲者の家族に対しても心から御同情申し上げるものであります。そこで同じ鉄道に長らく従業したものとして非常に遺憾に思いますことは、この鉄道事故は、今石井常務から申されたところによりますと、ただいま司直の手でこれが解明せられつつあるので言明する時期ではない、従ってそれを差し控えたい、こういうことであります。私……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 運輸委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今の答弁に関連して、一言だけお尋ねいたしたいと思います。大体揮発油税あるいは軽油引取税というようなものが、道路整備に関する目的税として創設されたこと自体がすでに間違っているのです。われわれは創設された当初に強くその点を指摘して、今次官みずからも認められているように、道路整備等の必要経費を単に目的税たるき発油あるいは軽油等に限るような――言いかえるとそういうところべ責任を負わして、一般会計から支出すべき当然の義務を大蔵省が逃げる口実を与えるような税は、これは誤まりである。こういうことを強く主張して、そういうことのないように、誤まりなからしめるようにという政府の確約があった。とこ……

第25回国会 運輸委員会 第2号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 関連して。これは珍答弁ばかりでおそれいるのですけれども、局長の答弁によると受益者々々々と言われる。そうするとこの資料のように、増徴してもなおかつ受益率の方が高い、だからして一万二千円税金を増額しても、決して自動車は負担過重にはならぬ、こういう説明をされました。さらに聞いておると――私は先日もここで言ったのですけれども、あなたの説明を聞いておると、だから増徴しなければならぬ、今日道路整備臨時措置法によって整備する、その目的税としてガソリン税を創設した。ガソリン税を創設したその当時の説明によりますと、今局長の答弁せられているのとは全く逆なんです。道路は五カ年計画によって整備をする……

第25回国会 運輸委員会 第7号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいまの陳述について二、三質問したいと思います。  まず第一に菅井参考人から申された点について、私は国会として非常に遺憾に思います。少くとも国会は国会を通してすべての批判が国民の前に明示されるのであります。われわれはその使命を帯びて国会に参っておるのであります。従っていかなることもこの限りにおいては秘密はないはずであります。しかるにその求められておる説明に対して、秘密会でなければ明言できない。一般的な原則としてそういうことが言われてたことはかつてないと思います。こういう点については今後非常に御注意願いたいと思いまして、まず警告を発しておきます。  その次に申し上げておきたい……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 運輸委員会 第2号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今の説明の中で、通運事業法の一部を改正する法律案の説明が抜けていたのですが……。

第26回国会 運輸委員会 第5号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 関連して簡単に二、三大臣にお尋ねをしておきたいと思います。大臣は、就任のごあいさつにもまた今の答弁にも申されましたが、交通機関の持つ重要使命から見て、あるいは産業の拡大あるいはデフレ、インフレ等に対しても非常に大きな要因を持っておるのが交通機関なんだ、こういう認識に立っておられるということは、私はほんとうにけっこうなことだと思うのです。けれども、考えてみますると、そういうふうに重要に認識しておりながら、ここ数年来の運輸行政を見ますると、他の産業に比べましてだんだん後退をしいられておる。そうして国家負担面においても均衡を著しく欠きつつあるのが現状だと思います。なぜかと申しまする……

第26回国会 運輸委員会 第6号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 それでは私はまず簡単に路線免許の基準についてお尋ねいたしたいと思います。バスまたは定期貨物の路線免許につきましては、従来からその基本は、繁華な路線におきましては原則として複数免許制度というものがふさわしいということで、複数免許をしてこられたのでありますけれども、その後の情勢の変化によって、複数制必ずしも公益性を守るために合致した措置とも考えられない。たとい繁華なところでありましても、その路線が一営業者によってやられておるというだけをもって、そこを複数制にしていくということは、それはとりもなおさずその業者に対して大きな影響を与える。しかもその既存業者はそのような路線だけを営業し……

第26回国会 運輸委員会 第11号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は国鉄の今回の春季闘争の経過に関連して、運輸大臣並びに国鉄総裁、職員局長にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一に、運輸大臣はお急ぎのようでありますから、本日発生いたしました緊急事態についてその所見をお伺いいたしたい。それは本日の読売新聞を見ますと、国鉄の職員局長である兼松学氏と国鉄労働組合の企画統制部長である野々山一三氏との抱き合せ対談の記事が出ておりますが、その中で国鉄労働組合が要求して戦っておることはあたかも法律違反であって、これは全く強盗的な所為である、こういう趣旨の談話を公けにせられておるのであります。かつて吉田総理は年頭の所感において、労働組合は不逞のやから……

第26回国会 運輸委員会 第17号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいま議題となりました国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案について質問をいたしたいと思います。  まず第一に、私は運輸大臣にお伺いをいたします。この運賃改訂に当りまして、私は従来から、ここ数年来運輸行政は他の行政面に比べて常に後退の一途をたどっておることを指摘しておりまして、この運賃法の一部を改正する法律案の説明に当っても、その説明の内容は国鉄の経営の健全化、あるいはまた老朽施設の急速なる復旧、及び国鉄の新建設のための資金の獲得等、理由としては私はその理由のあるところを認めるわけでありますけれども、しかしながらその財源の取り方が、全く国有鉄道にふさわしいものであるとは考えれ……

第26回国会 運輸委員会 第18号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はただいま議題となりました港湾法の一部を改正する法律案について、若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねをいたしたい点は、この法律は港を整備するに当って、今までは港湾管理者並びに国庫負担において港湾を整備して参ったのでありますけれども、タンカーその他一般外航船等のトン数の増大に伴って、それに見合う港湾の整備を行わんとするものでありまして、これについては私は異論ありません。しかしながら法の精神として、その整備の費用を受益者が大きく負担をいたして、当然国家が支出すべきその経費については、きわめて少額な経費にとどまっている。こういうことになりますと、国の徴収します税……

第26回国会 運輸委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 港湾法の一部を改正するに当りまして、私は日本社会党を代表して左の意見を付して賛成の意を表するものであります。  近時石油輸送船を初め、鉱石運搬船その他輸送船は逐年大型化し、そのために港湾設備の改善は急を要すること今日切実なる問題であります。これを急速に整備改善の要望がなされるのも当然の帰結であります。このため政府は、港湾の整備のため港湾法の一部を改正いたそうとして提案されたものであります。私はわが国港湾の急速なる整備を必要と認めるため、改正案には賛成するのでありますが、今回の改正は、御承知の通り港湾整備経費の負担を根本的に改め、主としてその港湾を使用する受益者に受益者負担の名……

第26回国会 運輸委員会 第21号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私もちょっとお尋ねしたいのですが、今のドライブ・クラブの問題は免許の問題と関連があると思うのですが、私はやはりこの道路運送法ができました精神は、もう何回も言い古されておりますように、交通事業が公益性を持つものであり、従って人の生命財産の安全輸送のためには、その企業の過当競争を防止し、かつ企業の健全化をはかることによって、そのような使命を全うせしめたい、こういうのが法律を制定せられた趣旨であると私は考えるのですが、最近自動車事業というものは収入がある、もうかる、あるいは派手に見えるものですから、そういうような錯覚を起し、かつまたこの法の精神が、そういうふうに健全な企業によって人……

第26回国会 運輸委員会 第22号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はまず調達庁にお伺いをいたします。伊丹飛行場が返還されるいう米軍司令官の声明がありまして以来、この返還がどういう形においていつ行われるかということは、地元では非常な関心事になっておるわけでございまして、御承知のように飛行場の拡張に対しては非常な反対の声が上りまして、この飛行場の存在そのものが、軍事基地として使用されるだけではなく、国際空港としての存在も不適当である、こういうような強い反対の意見がございます。これは軍事基地あるいは国際空港のいかんにかかわらず、現在使用されている飛行場は一日も早く解除してほしい、こういう地元の意見が非常に強いところへあの声明となりました。現在使……

第26回国会 運輸委員会 第23号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は各関係当局にお伺いをしたいと思いますが、まず法務大臣にお伺いをいたします。今小山委員から法務大臣に質問された中に、今回の事件についてきわめて適切な見解を発表されて、それを実行に移してもらうように強い要望の発言があり、法務大臣もまた適切に答えて、善処するとのことでありますが、私がこの運輸委員会に来てからたびたびこのような事件に遭遇をして、そのたびに当局から御答弁をいただいております。去る二十九年十月八日に起きた相模湖における内郷丸の事件のときにも、法務省、運輸省関係の当局に御質問申し上げましたが、実はそのときの答弁の内容をつぶさに検討してみますと、いろいろと実行すべきことが……

第26回国会 運輸委員会 第25号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいま提案となりましたモーターボート競走法を廃止する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この法律案は昭和二十六年成立いたしましたモーターボート競走法を廃止する法律案でありまして、以下同法律案提出の趣旨についてその概略を御説明申し上げます。御承知の通りモーターボート競走法は、機械工業の振興に寄与するとともに、地方財政の改善をはかるということを目的として、射幸的事業でありますモーターボート・レースを公然と行うことができるようにした法律でありますが、同法の立法当初の経緯及び同法審議中の経過から見ましても、限時的性格を持った臨時措置であったことは否定できないところであります。……

第26回国会 運輸委員会 第26号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 大臣がお見えになっておりませんから、私は事務的な面について質問をいたします。  まず通産省にお伺いをいたしますが、競輪、あるいは小型自動車、あるいはボートレース、あるいはオートバイによります競走等、この種の法律ができましたのは、一面におきましては地方財政あるいは国家財政等、財政の面からその収入を増加するというような目的もありましたが、それと同時に、これらの産業を開発して、いわゆるこれら産業の振興に寄与するという目的をもって制定せられたものであると存じております。法律の趣旨におきましてもそれがうたわれておるわけでありますが、今までこの種の競走によりまして、これら内燃機の発達にど……

第26回国会 運輸委員会 第28号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はただいま議題となりました小型船海運組合法案に関連をいたしまして、政府に質問をいたしたいと存じます。  第一に私が聞きたいのは、この組合法が施行せられまして第一に問題になりますのは、この法案の中に含まれておりまする回漕業者、すなわち荷主団体と実際の運送業者との関係でありますが、今の組合におきましては荷主の搾取というか、回漕業者の小型船業者に与えております影響は非常に強いものがあります。そして運賃等におきましても常にこの荷主業者の巧妙な圧迫によりまして非常に低位にあり、実際に運送に従事している者の運賃のダンピングというよりも、むしろ荷主からしいられて余儀なく低運賃によって荷物……

第26回国会 運輸委員会 第32号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいまの質問に関連をしまして一応お伺いをいたしたいと思います。なるほど自動車が荷物をぶつけて固定した橋げたを移動させていった。それが原因と推定せられる、こういうことでございます。私も多分そういう傷あと等が残っておるとすれば、これはそういうことによって生じたものではないかと思います。しかし私はここで保安設備についてお尋ねをいたしたいと思いますが、もし橋げたの移動によってこのレールの継ぎ目が自然にはずれていたとすると、私はその手前の信号は当然危険信号をささなければならぬ、こういうふうに思うわけですけれども、これは自動閉塞信号とか、どういうことになっているのですか、お聞かせ願いた……

第26回国会 運輸委員会 第33号(1957/05/23、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は主として当今の陸運行政のうち、ハイヤー、タクシー関係の問題について、特に陸運局を中心にした点について二、三質問をいたしたいと思います。  それは最近ハイヤー、タクシーの需要量が非常に旺盛になりましたために、その需要にこたえるための免許の申請等が非常に多く行われておる。この免許に対しましてもちろん公正妥当な判断が下されておるのでありまするけれども、その経営の内容を調べますと、ハイヤー、タクシー並びに主として観光バス会社というような業態は、必ずしも正常な運営が行われておらない。これは基準局にも私は質問をいたしたいと思いますが、その前にこれらの監督の衝に当る陸運局は、どういうわ……

第26回国会 運輸委員会 第35号(1957/07/03、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 刷新連盟の日原さんにお尋ねいたします。今公述を聞いておりますと、名義貸しの営業をやっている会社を正常な経営形態に戻すために行政罰を加えられた場合がある。その会社の取扱いと問題の広島タクシーの歴然たる名義貸しに対する行政罰の取扱いとが、著しく異なっている。こういうことを公述されたのでありますが、広島タクシーが何か不公平な、特別に恩恵のある待遇を受けている、言いかえますとこういう公述になるわけでありますが、もう少し具体的に・広島タクシーの内部が名義貸しであるという確証のある具体的な見解がここで発表できれば、一つその調査に基いて発表していただきたい。

第26回国会 運輸委員会 第36号(1957/07/04、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 通産省に一つお伺いするのですが、ガソリン税の値上げについては、道路整備五カ年計画に基く目的税として徴収せられた、そのガソリン税に見合う道路整備に関する政府支出金、これが一方的に、一般会計からの道路整備に要する五百六十四億というものは支出されずに、いたずらにガソリン税の税金だけを上げて、それによってのみ道路整備の費用をまかなおう。しかもそれが労働省の失対費に化けたり、あるいはまた関連事業費に化けてまでガソリン税というものが使われる。しかも本年度大幅なガソリン税の値上げが国会を通過した。従って今日ガソリン税の値上げに伴うガソリン価格の高騰は、これが一つの原因をなしておるわけであり……

第26回国会 運輸委員会 第37号(1957/09/30、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 午前の正木委員の質問に引き続いてさらにお尋ねをいたしたいと思いますが、きょう大臣の就任のごあいさつの中にも、文化の発達は健全なる交通機関の発展にある、こう言い切られました。私は今さらこれを何も強調しなくても、今まで交通機関が日本の文化の発展にあるいは経済の開発、民生の安定に寄与してきたことは言うまでもないと思うのでありますが、そのように大臣も認識をさらに改める意味で強調せられたものだと考えております。私は長年この運輸委員会にお世話になっておりますけれども、通俗的に一般的に言われますことはその通りきわめて大言壮語りっぱであります。しかしその具体的な整備の方法あるいはその運営機構……

第26回国会 運輸委員会 第38号(1957/10/01、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ちょっと関連して。事故が起きたためにこういうことを言ってもこれは実際は役に立たぬのですけれども、しかしこの際私が一つお尋ねしておきたいのは、何といっても、今言われるように、日本語で日本式にやればきわめて優秀な技術能力を持っていても、語学がうまくいかないためにせっかくの優秀な操縦士が採用できない。これの原因は日本の航空管制の自主性の喪失にある。この航空管制の全面的な返還要求というものは、事あるごとに私ども叫んで参ったのであります。今聞きますと、伊丹におきましては、その指令、指示は全部日本側でやっておるといいますけれども、しかしその指示を出す場合にも、その最高の指示はやはり米側の……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は、先ほどからの委員会の運営についてじっと聞いておったのですけれども、非常に遺憾に思います長官の御答弁がありましたが、これはやはり小林財政部長の態度や発言が原因をしていると私は思います。少くとも私が残念に思いますことは、委員の質問等に対しまして、紛争の原因になるような発言を長官をしてせしめるような態度に先ほどから出られていることそれ自体が、長官を補佐する部長としての態度ではないと私は思います。長官を補佐して、少くとも委員の質問に対し適切なる答弁をせしめられるように協力することが部長としての最も適切なる職責であると私は思うのです。ところが、本日私は初めて決算委員会に出席をいた……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 運輸委員会 第1号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は二、三質問しておきます。今大島さんの御質問にありましたように、これは所管大臣に言っても、あるいは関係省に言っても、ちょっとその答弁は無理かと思いまするけれども、実際に地盤沈下の問題はひとり新潟だけに限りません。全国至るところに地盤の変動による地盤の沈下、あるいはまた海岸の侵食による工事の破損等があるわけですけれども、特に地盤の沈下等について考えますと、これは単なる平常状態にある港湾施設等の改良工事というようなことでは、この問題を解決することができないと思います。そうして港湾一つをとってみましても、地方では一体どこへ行っていいのかわからない。建設省にも所管の関係があり、運輸……

第27回国会 運輸委員会 第2号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はただいま共同提案になりました四国―本土及び北海道―本土間の鉄道建設促進決議案に対しまして、社会党を代表して賛成の意を表するものであります。  この両鉄道の建設につきましては、すでにただいまの趣旨弁明の中にもありましたように、本院本会議において、それぞれその建設の必要欠くべからざるものがあることを認めて、建設に関する決議もされておりますことはすでに御承知の通りであります。以来政府並びに国鉄当局は、この決議に従い、建設の基礎工事たる地質調査を初め、あらゆる科学陣をも動員し、これが施工に必要な調査を行なっているのであります。しかしながら、この大事業を完成するには、現在のごとき予……

第27回国会 運輸委員会 第3号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 簡単に質問いたしますが、本年の新線の着工線は鉄道審議会では十一線を答申をして着工されておるのでありますが、その中には直ちに着工するものと、それから予算の規模等を考えて着工するもの、あるいはその沿線等の開発の進行とにらみ合せて着工するもの、この三つの種類に分けて勧告をし、輸送増強五カ年計画とにらみ合せて着工されておるわけですが、先ほどからの御答弁によりますと、これは百億の繰り延べで幾分スロー・ダウンする程度で、輸送増強の五カ年計画とは関係のないようにしたいということでありますから、その点については了承いたしますが、新線の方の計画はどういうふうに進められておりますか。簡単でよろし……

第27回国会 運輸委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 関連して一、二質問しますが、バスの大型化、あるいはトラックの大別化、これはただ採算点ということだけを考えて、無制限に大きくしていくということは、やはり考えなければならぬ問題で、運輸省だけではなく、通産省とも関係があると思いますが、型式の制限、規制について、現在の道路状況とにらみ合わせて、どういうふうに考えておられるのか、その点が一点。それから第二点は、競願の点であります。戦後バスにおきましても、あるいはトラックにおきましても、原則として複数制をとるというようなことがいわれたわけでありますけれども、しかしそれは要するに目的は乗客の便益、サービスということが主たる目標で、複数制の……

第27回国会 運輸委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今の御答弁に関連して御質問申し上げますが、あっせんの進行中のいわゆる新組合との協定によって昇給をした、こういう御答弁であったと思いますが、新組合は一体どのくらいの人員がこれに参加をして、正当な組合と認めたか、この点について一つ御答弁願いたい。
【次の発言】 国鉄のいわゆる組合員と称せられる人員は幾らに見ておられますか。機関車労組、国労全員を含めて何名になるか。
【次の発言】 私はそこで一般拘束力の解決についてお尋ねいたしますが、私ども終戦後今日の労働組合法あるいは公共企業体等労働関係法、その他労働関係の諸法律に関します限り、私議席は持っておりませんでしたけれども、地方におきま……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 運輸委員会 第2号(1958/01/28、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は質問するに先立ちまして、毎年当委員会におきましては、海難の予防についてはその措置の方全を期するために、再三にわたって政府に勧告等の決議が行われ、かつまた本会議におきましても、この決議が採択されております。しかるにもかかわらず、毎年近海における重大な海難事故を引き起しておりますことは、まことに遺憾にたえないところでございまして、この犠牲になられました方々に対しては、深く弔意を表しまするし、また御遺族に対しても御慰問の言葉をささげるものでありますが、この際たび重なる決議があるにもかかわらず、こういう事故が頻発をいたしますのは、何といってもいわゆる行政指導において、あるいは交通……

第28回国会 運輸委員会 第4号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私はただいまの宗谷の行動について御説明を聞きましたが、簡単に二、三の点について質問をいたしたいと思います。  昨年来地球観測年の観測に協力をいたしまして、わが国からも海鷹丸並びに宗谷の二船をこれに派遣いたしまして、昨年はおおむねその目的を達したのでありますが、しかし昨年の宗谷が閉じ込められましたときにも、実は私どもはきわめて不可解に思ったことがあるのでございます。それは何かといえば、海難であるとかあるいはその救助におもむく場合においては、いかなる国であろうとも最短距離にあるものが救助に向いますことは当然のことでありますが、昨年も宗谷が閉じ込められているにもかかわらず、最も近距……

第28回国会 運輸委員会 第9号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ただいまの説明によりますと、従来の法律に所要の改正を加えて航空機の速度並びにその容量の増加するに従ってそれに対応する処置をとられておるのでありまして、私は適切な改正であると存じますが、二、三の点について質問を申し上げたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたいのは飛行場に対しまして立ち入りの制限を広げておられるのでありまして、同時に、航空機に対する物質の投擲等について厳重な制限が加えられておるようでありますけれども、なお足りないと思われるのは、たとえばエプロンとか誘導路、着陸帯等ここに掲げられておる立ち入り制限の中に直接立ち入らなくとも、将来の空港などは、ちょうど飛行機の係……

第28回国会 運輸委員会 第15号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 関連質問。ちょっとお尋ねしますが、私は今の下平君の質問に関連してではありますが、第二組合がどうのこうの、そういう問題ではないのです。当局はちゃんと形式的に公文書を出して、そうして協議されたのが、いわば組合内部の撹乱のための工作、第二組合、第三組合を作るとか、そういうようなために、その目的をもって公文書を出しておるのです。そして行った。そうして戻ってきたら、ちゃんと写真にあるように、責任者が押印をしておる。責任者が認めておる。ちゃんと決裁しております。そうすると、これはやはり労働組合法でいう権力の不当介入、それから組合に対する利益提供ということは間違いない事実です。ちゃんと決裁……

第28回国会 運輸委員会 第16号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は最近の交通関係の労働問題につきまして、運輸大臣並びに労働省関係の方々に質問をいたしたいと思います。また国鉄関関係にも触れますので、国鉄関係も御答弁をいただきたいと思います。  私が緊急にこの質問をいたそうとしますまず第一の重点は、最近の私鉄の賃上げ要求に関する事態についてであります。御承知の通り私鉄は毎年春賃上げ闘争を行なっております。本年もこの賃上げ要求に参加しているものは百二十二組合ありまして、このうち今までの賃金、ベースを他に比べますと、大手十三社にこれを加重平均をしてみますと一万八千七百九十三円、従業員五百名以上の中企業のベースは一万七千四百六円、こういうのが昨年……

第28回国会 運輸委員会 第18号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 ちょっと関連質問。その調査の問題ですが、それはまだ完了していないのですか。
【次の発言】 それは大へんなことだと思うのです。去年きめられた十六線について、今までの運輸委員会の答弁では、年度内に完了をして審議会の方にその結果は報告できる、こういうことであった。年度が変ってきょう四月二日になって完了したものもあり、進行中のものもある、そういうことになりますと、今まで言い切られていたことと食い違ってくるではありませんか。それはどういうことになっているのですか。
【次の発言】 この鉄道敷設法に記載されている鉄道予定線、昨年の鉄道審議会において論議せられたことは、旧来からこの敷設法の別……

第28回国会 運輸委員会 第19号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 大臣御出席でありますから、港湾関係につきまして若干御質問申し上げておきたいと思います。地方を回りますと、港湾関係では農林省所管の漁港あるいはその他建設省関係等、運輸省以外の港湾の整備については、非常に促進されて完備に近い状況に置かれているが、運輸省所管の港湾は少しも工事が進展しない、これはどういう理由に基くものかというような非難めいた声が随所に起っておるわけであります。それで本年度は昨年に比べますと、あるいはこの港湾事業費等はふえたものもございます。また減ったものもございますが、それは主として災害関係のものでありますが、そういう港湾整備に関する非難について、一つ非難のないよう……


山口丈太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-29期-30期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

山口丈太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 運輸委員会請願審査小委員会 第1号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○山口丈太郎君 まず新線建設の件に関しまして、請願いたしたいと存じますが、それは大糸線全通促進に関する請願、一六四号でございまして、請願者は、長野県北安曇郡北小谷村長武田星輝外十三名、紹介議員は下平正一君でありますが、下平氏は、本日病気で入院をせられまして、私にかわって説明をしてくれとの依頼を受けましたので、説明をいたしたいと思います。  本請願の要旨は、大糸線南部は松本駅から中土駅まで、北部は糸魚川駅から小滝駅までは、すでに開通して、地元民に非常な便利を与えておるのでございますが、なお中土駅から小滝駅間の線は未開通のままでありまして、これがためにこの地方は非常に不便を感じておるのでありまして……

第22回国会 大蔵委員会地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第3号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))

○山口(丈)委員 私は、大臣が見えておるようでありますから、まず大蔵大臣に運輸委員の立場からお尋ねいたしたいと思います。  まず政府の物価政策というか、全体の経済政策は、やはり本年は昨年と同じように、デフレ経済政策をそのまま踏襲していく方針を立てられておるようであります。そこで、税の徴収方法というものが非常に大きく経済に対して影響を持ちますことは、説明を申し上げるまでもありません。ところが見ておりますと、その物価に影響しない面で、最も取りやすい点で、どういうところの税を増徴すればよいかということで非常に苦心をされたのではないか。そこで幸い見つかったのがこのガソリン税で、ここにしわ寄せしてきた。……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 運輸委員会観光に関する小委員会 第5号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○山口(丈)小委員 関連して。これは本人の質問に対しての答弁になっていないと思います。私は思うのに、委員長質問にもありまするように、名古屋の観光ホテルと申しまするのは、特殊な使用をしておると思います。東京の第一ホテルの方は、内閣総理大臣の認定によって使用しておるのですから、これは占領ではありません。一応の協定ということは、手続上は踏まれていると思います。しかし名古屋のごときはそうではなくて、聞くところによれば、四月をもってこの協定は切れておる。期限が切れておる。従って軍の上層部においては明け渡せという命令を出しておる。しかるに下部の方ではなおこの命令を履行しない。ですから、いわば無協約で、内閣……

第24回国会 地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 私は濱野委員の質問に関連して、基礎数字についてもう一度ただしておきたいと思います。昨日の審査会で、消費総量を百万キロと押えて、大体その課税対象となるものが六十五万キロリットルで、非課税分が三十五万キロリットル、この三十五万キロリットルは漁船その他いわゆる非常に貧困なものを対象として非課税とした、こういう答弁がされたと思うのであります。ところが今の濱野委員の御質問に対してのお答えでは、百万キロリットルと押えておきながら、非課税分は三十五万キロリットルではなくて六十四万キロリットル以上に上るという答弁であります。そうすると、自動車分の六十四万キロリットルと合算いたしますと、約百三……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 運輸委員会海運に関する小委員会 第1号(1957/04/01、27期、日本社会党)【議会役職】

○山口(丈)小委員長代理 これより質疑を行います。小山亮君。
【次の発言】 先ほどの小山委員の質問に対しまして、ただいま山下船舶局長から、保留の分を答弁いたしたいとの申し出がありますから、それを伺います。
【次の発言】 それでは本日はこの程度で散会いたします。次会は公報でお知らせすることといたします。    午後一時十八分散会

第26回国会 運輸委員会請願審査小委員会 第1号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○山口(丈)小委員 ただいまの御説明に対して、ちょっと御質問いたしたいと思います。ただいま御説明にもありましたように、現宝塚線ですか、これに新京阪京都線を乗り入れましたために、非常に線路は輻湊いたしまして、容量以上の運転をしいられる結果になっているのでありますが、この請願の趣旨が、いわゆる旧箕面の有馬電鉄当時に敷設せられて、現在高架に変更になりまして、あのあとの残存線として梅田―北野間に路面電車を運転しておったのを休止いたしているわけであります。この休止しておるのを高架に変えるというのでありますが、この請願によりますと、それを変更しないで通すのであれば、路面にこの京都線を通せということに結果的……

第26回国会 建設委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 まず私は本両法律中の骨子について、道路局長からお伺いをしたいのですが、この法律ができまして高速自動車道路の整備を行うこしになるわけでありますけれども、その経過から見まして、この高速自動車道路の建設が実際には、話題になりましてから今日までその実施が非常におくれている。聞くところによると、これは運輸省と建設省の話し合いといいますか、何といいますか、それが手間取って、そのために時日が遷延されたというようなことが伝えられております。これは巷間伝えられるところによると、官庁のなわ張り争いが、そういうようないわゆる弊害を如実に現わしておるのだというふうなうわさが飛んでおるわけであります。……

第26回国会 大蔵委員会地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第2号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○山口(丈)委員 今の大臣の答弁に関連をして、見解をお尋ねしたいのですが、今度の揮発油税の増徴の分の使途ありますけれども、その使途の中に、今問題になっております道路の整備ということに名をかりて、特別失対事業費として十五億、それからまた積雪地帯における道路交通の確保という意味において十億、合計二十五億の支出が予定せられております。道路の整備という目的、これは今答弁せられておりますように、口実を設ければ幾らでも設けられると思います。けれども、特別失対事業にいたしましても、実はこれは道路の掃除であるとか、そういうことで、実際に揮発油税の目的税として創設せられた本旨にのっとった経費の支出ではない、一般……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 運輸委員会請願審査小委員会 第1号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○山口丈太郎君 ちょっと今の説明について質問をいたします。四〇号の中学生の鉄道運賃割引に関する請願、これは極端にいえばみんなただで運んでもらったら一番いいのですけれども、そうはいかないので、近年これに限らず、鉄道運賃にしてもいずれのものにしても、たとえば十円のものを八円にしてやるといえば全部が賛成ですけれども、これを十一円にするというとみな反対します。けれども果してそれが正当なものかどうか、言いかえますとその八円というものが、いわゆる社会公共性を守るに適当な価格であるかどうかということになりますと、だれもそれについては責任を持とうと言わない。こういうことでは私は公共性を守って鉄道の正常な運営を……



山口丈太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

山口丈太郎[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-29期-30期
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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。