このページでは川村善八郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○川村委員 理事互選に対して動議を提出いたします。理事は前例によりまして、互選の手続を省略し、その数を七人として、委員長において指名せられんことを望みます。
○川村委員 動議を提出いたします。各小委員会の小委員の員数はいずれも十五名とし、小委員及び小委員長は委員長において指名せられんことを望みます。
○川村委員 私はやはり駐留軍の射撃場にならんとしつつある大島付近について、伊関局長にお聞きしておきたいと思います。私らは以前から艦砲射撃を大島付近でやるといつたようなことを聞いておりまして、いよいよそのことが具体的に申入れがあつたということで、水産庁並びに関係庁が御調査なすつたようでありますが、去る十四日の新聞に、大島射撃場たな上げ、内灘が片づくまでしばらくという見出しで出ておりますが、はたしてこれが永久にたな上げされるかどうかという問題は、これはこの字句から見まして、内灘が解決つくというと、大島のあの離島を艦砲射撃場にするということが予想されて記事に現われているのであります。そこでまず第一点……
○川村委員 山中委員が先ほど、国がないと見た場合、それから相手があるからといつて請求した場合の補償の道が開かれないのではないかと條文的に質問をしておりますが、その結論がなく、研究の上いずれ本決定して申すということであります。具体的な事実の問題について実は私も質問しようと思つておつたので、例をあげて申しましよう。北海道で駐留軍が海の演習をした場合、御承知の通り北海道と青森県とは一つの狭い海峡を隔てて漁場が入会をしております。青森県の海岸に北海道の海岸があり、北海道の海岸に青森県の海岸もあるといつたようなぐあいで、行政区域としては北海道で演習したのであるけれども、行政区域外、すなわち青森県から出漁……
○川村委員 先ほど農林大臣の漁業に対する施政演説をお聞きしたのでありますが、まことにその通りでございます。演説はまことに上手でありますけれども、ただその実行はできておらない、完全実施ということができてないことは、野党の諸君の申しておる通りであります。しかしながら、なかなか完全実施ができないということは、予算措置やその他いろいろな事情がございますので、一挙には解決がつかないことでございますから、これから新大臣において着々その実施に邁進あらんことを希望しておく次第であります。 ところで今日本で国民生活上一番不自由をしておるのは食糧である、農林省は申し上げるまでもなく食糧を増産する所管省でございま……
○川村委員 私はこの際、水産貿易に関しまして動議を提出いたしましたいと思います。 すなわち水産貿易は非常に不振でありますので、これを救済しない限りは、日本の魚価を維持することもできませんし、さらに漁業の安定もできませんので、今期国会中にぜひとも本水産委員会におきまして、水産物輸出振興促進法を立法いたしまして、先ほど申し上げました魚価維持、漁業経営の安定、さらに外貨獲得に資したい、かように考える次第であります。御承知の通り、日本の漁業は戦争によつて大きく災いをされまして、戦前の四分の一以下に減退いたしたのでございまするが、終戦後今日まで漁民のたゆまざる努力と、官民一致の協力によりまして、どうや……
○川村委員 本日議題になつております漁船損害補償法の問題でございますが、この補償法は、第十三回国会を通過いたしまして、爾来水産庁の努力によりまして、一部の漁船とはいいながら、満期保険まで持つて行かれたというこことについて、われわれは水産庁に感謝するものでございます。私の質問は、松田君の質問されましたのと大体同様でございますが、ただ長官の御答弁の中にはつきり言えなかつた点がありましたので、これについて私さらに質問をいたしたいと思うのであります。 長官は、松田君の漁船保険の対象になる船のトン数を引上げる意思がないかという質問について、その意思はある、しかし現段階においては容易でない。二十トン以上……
○川村委員 ただいま鳩山自由党の松田委員から、おおむね二点にわたつての議論があつたのでございます。その前段につきましては、申すまでもなくこの通り出席率が悪いのでございますから、これは私から松田君に陳謝をしなければならぬのであります。私第一国会から出ておりますけれども、わが水産委員会では、議論がわかれましても、最後の結論は、共産党ですら一本になつた時代がございます。与党野党を問わず、日本の水産のため、日本漁民のためならば、われわれは政党政派を超越してこれに進もうではないかという気分で、そのように運んで参つたのであります。従いましてかりに、委員会は委員の半数以上の出席がなければ開会をし得ないといた……
○川村委員 調達庁長官にお伺いいたし、また御相談申し上げたいと思います。ただいま審議中の法案の第一条第一項中に「従来適法に農業、林業、漁業又は政令で定めるその他の事業を営んでいた者がその事業の経営上損失をこうむつたときは、国がその損失を補償する。」第一号には「防潜網その他の水中工作物の設置又は維持」第二号に「防風施設又は防砂施設の除去又は損壊」第三号は「その他政令で定める行為」こうなつておりますが、この政令で定める行為につきまして、各省の関係から相当の議論がありまして、この法案に全部織り込んだらどうか。つまり政令で定めるとこれまでの法律がいつたもので、満足に、いわゆる納得の行くような政令が出た……
○川村委員 先ほど来の松田委員の御発言は、漁業にとつて、日本経済のためにもまことに重要な役割をなす法律の改正であるから、慎重審議をして、どこまでもあやまちのないようにするという御意見については、私も了承できるのでございます。ただ問題は、ただいま提案になつて、会期はあと大体十日よりありません。そこで十日の間にこれを通すことは、相当に困難の伴うこともわれわれは予想しなければならぬし、また当然そのことに対処しなければならぬと思います。そこで今予算が参議院にまわされて、今月一ぱいのうちにどうしても通さなければならないということで、総理大臣初め各閣僚は全力を傾注すると思われるのであります。こういうふうな……
○川村委員長代理 夏堀君にお願いします。外務当局に小高君並びに赤路君が質問があるそうでありますが、下田条約局長は外務委員会にぜひ出席するようにということでありますので、先に約十分ばかりの間、小高及び赤路君に対して質問をさせ、その後水産貿易に関する質問を夏堀君に継続さしたいと思います。御了承願います。小高君。
○川村委員長代理 小高熹郎君。
【次の発言】 夏堀源三郎君。
【次の発言】 夏堀君にお願いいたします。あと農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案起草に関する件、水産貿易に関する件等の問題がありますので、時間の関係もありますから、その旨お含みの上よろしくお願いいたします。
【次の発言】 次に前会に引続き農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案起草に関する件について議事を進めます。本件について赤路友藏君より発言を求められております。この際これを許します。赤路友藏君。
【次の発言】 松田鐵藏君。
【次の発言】 皆様にお諮り申し上げます。実は夏堀君の御発言のような事情から、委員長は今自由党の機関、に……
○川村委員 先般加工水産物の輸出振興に関する法律案について、加藤勘十君その他から大体の御説明があり、並びに質問をしてその要旨は承つたのでありますけれども、私、趣旨といたしますれば、やはり日本の水産資源を高度のものに加工して、これを輸出するということについては、私らは賛成するものでございます。たとえて申しますれば、まぐろのカン詰ばかりでなく、いわゆる魚油にいたしましても肝油に匹敵するような油にし、しかもこれをビタミン油に精製いたしまして輸出をして外貨獲得をするにと同時に、日本の漁業者の生活の安定になるような、いわゆる経済面に寄与するというようなことは、これはわれわれとして十分考えなければなりませ……
○川村委員 公海漁業と国際外交との問題、これは切り離して考えるべき問題ではないと存ずるのであります。われわれといたしましては、外務大臣に本委員会に出席を求めてぜひとも徹頭徹尾質疑応答をしたいという考えで今日まで参つたのでありますが、遺憾ながら外務大臣の出席を求めることができませんでしたが、幸い政務次官がおいでになりましたので、一点だけお願いしたいと思つております。 公海漁業の重要な役割をなしております資源のあるところは南方と北方でございます。その北方の地域にありまする、今まで非常な問題を起しておりました色丹、歯舞あるいは千島列島周辺の問題でございますが、色丹や歯舞は日本の領土であるということ……
○川村委員 物事はすべてが動機があるのでございまして、今度の動機というものは、いわゆる予算委員長をつるし上げて軟禁したということにあり、さらに私が、北海道代議士会において、篠田君にその実情をお話した、これが動機になつておるようでございます。しかし、篠田君もこのことについて触れておりますし、さらに河野君が、一方的に川村の言葉を信じてやつた行為たといつたようなことを言つておりますので、私はその事の真相を明らかにしたいと思つております。 私、ちようど水産委員会を終りまして、予算委員会に何かしら紛擾があるというようなことを聞きましたので、そのうしろにいてつぶさに見ておつたのでございます。そして尾崎委……
○川村委員長代理 暫時休憩いたします。
午後二時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。鈴木善幸君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。ただいまの鈴木君の動議の通り、漁業制度に関する小委員会並びに水産金融に関する小委員会の二つを設置するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
なおただいま該置するように決しました二つの小委員会の小委員及び小委員長の選任にそきましては、委員長に御一任を願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは各小委員及び小委員長は後日公報をもつてお知……
○川村委員 先ほど山中不動産部長から、駐留軍の行為によつて特別損害を受けた場合に、これを補償しなければならぬということで、これによる政令を出さなければならぬ、この案ができたということでありますが、このうち水産関係で、魚つき林並びに増殖施設は大体入れるようだ。ただ魚礁については増殖施設になるものかどうかという法的ないろいろな研究もあつて、目下研究中だということでありますが、私は魚礁は増殖施設だ、かように解釈しております。と申すのは、これまでこんぶ礁にいたしましても魚礁にいたしましても、増殖施設補助として予算措置が講ぜられておる。当然私は増殖設備に入るものと解釈しております。 そこでもう一点だけ……
○川村委員長代理 ただいまより開議を開きます。
田口委員長が事故がございましたので、私かわつて委員長の代理をいたします。
公海漁業に関する件について調査を進めます。この際北洋漁業に関し、松田委員より発言を求められておりますのでこれを許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 永野生産部長に一、二点簡単にお伺いいたしておきます。中型底びきの整理転換ということについては、すでに政府がそれを発案し、われわれも立法もし、予算措置も講じて、五箇年間に整理をしなけはばならぬということについてわれわれは反対するものではありません。むしろわれわれは賛成するものであります。ただ北洋漁業の明年度の出漁とその底びき網……
○川村委員 ただいま水産庁長官から昭和二十九年度の水産関係の予算の概要についてお話があつたのでございますが、もちろんわれわれもこれまでいろいろ水産庁とも折衝しておりますので、大体その内容はわかつておりますが、われわれといたしましては、もちろん公共事業費等の問題については、昭和二十八年度着工の漁港の予算を削減するとか、あるいはそれ以前のものでも経済効果の上らないものは、もう予算の考慮に入れないとか、あるいはその他いろいろの施設についても、新規のものは認めないといつたようなことが、今長官からお話がありましたが、この点についてはわれわれは何としても政府の今考えておることとは一致しておりませんので、承……
○川村委員 北洋のさけ、ます漁業は、過去二年間の試験創業によつて相当に成積が上りましたので、今年は大幅に独航船もふやし、さらに母船もふやして出漁させるということになつたことは、ひとり漁民の喜びばかりでなく、国家のためにも私は喜びにたえないと思うものでございます。二十九年度の出漁に対しましては、当初水産庁は百六十隻の独航船の発表をいたしまして、それぞれ検査を施行して適格船をきめたようでありますが、母船数については、昭和二十九年度北洋母船式鮭鱒漁業許可方針によつて今きめようとしておるのでございますけれども、まず根本問題として、母船を何隻ほんとうに出す腹であるか。つまり私の聞かんとするところは、この……
○川村委員 ただいまの中村君の発言は、相当地方の漁業者には重大な問題であります。でき得ればわれわれも現地調査をしてその結論を出して、それぞれ手配した方がいいじやないかと考えますけれども、これまでの前例から行きますと、調査の場合は、いわゆる国会の承認を受けなければならぬということから、議運にかけていわゆる議長の承認を得なければならぬということになつておりまして、相当大きな被害に対しても、開会中には委員会の調査のための派遣を許さないという建前をとつておつて、万やむを得ないものだけ調査に派遣するということになつているので、水産委員会から、かつて北陸や北海道十勝沖の地震、それから九州の災害の実地調査等……
○川村委員 浦安町を中心とした千葉県全体、東京湾全体が、ひとでの被害で貝類の養殖に甚大な損害を受けており、関係漁民は非常に困つておるので、今までは自分たちの力で闘つてとつて来たけれども、なかなか容易でないから国で補助してくれというような陳情でありまして、先ほど遠藤君が言われたように、早急に絶滅を期すという方法で対策を立てて行かなければならぬということには、私も同感の意見を持つております。ただ今ひとでをとつて山に積んで投げておるといつたようなことを承つたのですが、ひとではかつて相当の肥料として農家に非常に賞讃されたということを私は知つております。現に私は噴火湾の近くでありますが、噴火湾でもやはり……
○川村委員 特定海域における漁船の被害に伴う資金の融通に関する特別措置法案について、漁業制度に関する小委員会の審査の経過について、簡単に御報告申し上げます。 本案は、去る二月十三日の委員会において、当小委員会の審査に付することに決定いたしましたので、小委員会といたしましては、二月十七日及び本日会議を開き、熱心に審査をいたした次第であります。 次に審査のおもなる内容について申し上げます。 第一点は、昨年十二月十八日の委員会において、農林大臣から説明された閣議決定案は、当時資料がなかつたため、委員の受取り方が多少違つていたのであります。すなわち操業不能漁船に対する漁業転換のための改造資金の融……
○川村委員 最近漏れ承りますと、電力会社が電力料金の値上げをするということで政府に要望しておる。これに対して各産業界やあるいは全国の婦人団体等は非常な反対をしておる。もちろんわれわれも反対ではありまするけれども、実際に電力料金の値上げをすることになつておるかどうかということでございます。先般愛知通産大臣に委員長と二人で会いました時分には、今のところでは電力料金の値上げをしないが、しかし電力会社がいろいろ工作をしておるから、電力料金を値上げをしないということは断言できないが、自分とすれば今のところ値上げをする意思はないということを答えられたのでありまするが、大臣の言う通りであるか、あるいは通産省……
○川村委員 先般の委員会において電力料金値上げの問題で質問いたしたのでございますが、当時通産省の最高責任者の方がおいでになつておらないので、この次の委員会に質問するということで打切つたのでありますが、巷間伝うるところによりますと、電力会社から電力値上げの要求があるということで、通産省ではそれぞれその値上げになる場合の立案をしておるということを承つたのでございますが、先般の委員会で事務当局から、普通の場合の電力料金は、高いところも低いところもあるだろうけれども、平均して一・四、五割、それから水産関係では七割もあり二十割もあるということでございますが、これらも平均して四・五割の値上げをするという話……
○川村委員 私は委員長に申し上げて皆さんにお諮りを願いたい。御承知の通り、かねて補助金等臨時特例に関する法律案が特別委員会を設置しまして、これが審議されているのでございます。一昨日大体本法案は質疑を終了いたしまして、本日理事会にかけて、明日本会議に上程しようという案を出すような含みになつております。そこで水産関係にいたしますれば、もう私説明するまでもなく、漁業法中の海区漁業調整委員会の費用の一部の削減、それから水産資源保護法中の指定保護海区の補助金の一部の削減、さらに漁船損害補償法中の二十トン以上百トンまでの保険料の国家補助の全面的削除、この三つが取上げられておるのでございます。今日までの各委……
○川村委員 後藤さんにお願いしたいのでありますが、御承知の通り、日本の漁業は沿岸漁業がほとんどその七割を占めておる。これを育成強化しなければ日本の漁民の死活問題になるばかりでなく、漁村の経済が枯渇するということから、中小漁業の融資保証法を制定して、漁民に自主権を与えて堂々と漁業をさせようというのがそのねらいであつたのであります。そこで先ほど松田君の質問に対する後藤さんのお答えを聞いていますと、ウエートの上のものは全部やつておるんだ。で結局あなたの言葉から考えますと、漁業のウエートが非常に下つておるという解釈にもなるわけであります。これはところによつてはそうかもしれませんけれども、とにかく漁村に……
○川村委員 今度の北海道における漁業災害ばかりではなくて、全体の災害でありますが、この災害はまことに甚大であつて、特に漁業関係の災害はかつて見ざる大きな災害で、しかも漁業者の関係だけでも四百十一名という多数の罹災者を出しておるということでありまして、罹災者各位にはまことに気の毒だという意思を表示するとともに、このたびの大災害について、いろいろ捜査その他救助に御協力くださいました第一管区海上保安本部その他警備隊の方々や、さらにまた駐留軍の方方、その他現地の当局並びにそれら関係の方々の御努力に対しましては、深甚の感謝をするものであります。またさらに本委員会の委員で北海道に関係のない委員からというこ……
○川村委員 北海道の今次の災害というものは、立ち直る機会を与えない間にまたまたこんなことになつたのだ。漁業というものは他の産業と非常に違うのだから、何とか国の力を貸して、大いに復興させてくれということでございますけれども、政府側は、それには大分同情はするけれども、農業その他の災害もあるので、それとにらみ合せて、水産だけを有利にするようなことはできないという腹構えで大体御答弁をなしておるような感じがいたします。要は災害を復興させて早く立ち上らせ、漁業にいそしましめて、お世話になつたお金を国にも迷惑をかけないように、また金融機関にも迷惑をかけないようにするのが一番いいのだ。こういう点から考えますと……
○川村委員長代理 これより会議を開きます。 ただいまより請願及び陳情書の審査を行います。 本日の請願及び陳情書日程全部を一括議題といたします。 ただいままでに当委員会に付託されました請願は全部で五十四件、送付されました陳情書は八十一件でありますが、その側々の内容につきましては文書表においてすでに御承知のことでありますし、なお開会前の懇談会において各請願の取扱いについて意見の一致を見ておりますので、この際紹介議員の説明及び政府当局よりの意見の聴取等はすべて省略し、ただちにその可否を決定したいと存じますが、そのように取扱うに御異議ありませんか。
○川村委員 各委員から熱烈な質問があつて、それに各関係官の方々から誠意ある御答弁がありまして、すべてが了承できたのでございます。ただ一点党ほど小高君から御指摘がありましたように、上の方が非常に急速にやるという誠意を持つておりましても、窓口はなかなかそう参りません。私も現地におりまして、系統機関はすべからく早急につなぎ資金に準ずる資金を出すべきであるという折衝をしたのでございます。もちろん下部のさらに下部でございますので、上の方からおさしずがなければ、当然そういう措置がとられないことは重々われわれもわかつておりますが、大体総合して各関係機関の末端の考え方を申し上げますと、われわれにはこういうケー……
○川村委員 関連。ただいま赤路委員から岩内の例を取上げて申しましたし、かつ松田君からるる山本政務次官に質問し、懇切なる御答弁を伺いましたが、大体大蔵省の腹はわかつておるのでございます。そこで、今赤路君の言われたように、特に岩内町のごときは、金融ベースに乗るといつても相当めんどうなことになつておりますし、さりとて漁期を前に控えておるところから、これを救わなければ、岩内の漁民が死ぬばかりでなく、岩内町全体の経済が行き詰まつてしまつて、岩内町そのものが倒れてしまうという段階に来ておるのでありますから、ぜひともこれは赤路君の言われるような方法をとつてもらわなければならない、かように考えます。 ところ……
○川村委員 先ほどの水産庁の関係の予算説明につきまして、最後に一点お伺いいたしたいと存じます。 まず第四番目の小型機船底びき網の減船整理の予算についてでございますが、備考欄に、昭和二十六年度より五箇年計画による最終年度分とこう明記してあります。そこで、われわれは当初法律を制定して小型底びき網の整理を断行するということで、大体二万五千隻のものを三分の一程度は整理するという案で進んだのであります。従つて来年が最終年度だとするならば、最終年度までに何隻くらいの減船ができたか、また転換ができたか、さらにまた、これ以上整理をしなくてもこの小型底びき網が十分経営が成り立つて行くかどうかという点、それから……
○川村委員 補助金等可の臨時特例等に関する法律案についての各委員の御質問に対する政府当局のお答えは、いずれも、今年は日本の財政が非常に苦しくなつておるので財政の一端をどうしても詰めなければならぬ、そのためには補助金を制約しなければならぬといつたような意味のことを申されておるのでありますが、こういう財政危機に入つたときこそ大いに増産もし、しかして海外貿易の振興等もはかつて日本の財政をゆたかにするということでなければならぬのにかかわらず、政府がわずかの補助金等を規制して、これを地方に持たせるといつたようなことはむしろ逆ではないかと思う。先ほど各委員からもお話があつたように、こういう場合こそ大いに補……
○川村委員長代理 了承いたしました。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
○川村委員長代理 井手君の発言に関しまして、林法制局次長から発言を求められております。
【次の発言】 午前中はこの程度にとどめ、午後は二時より再開いたします。
暫時休憩をいたします。
午後零時四十九分休憩
○川村委員 私は、海上保安庁並びに大蔵省に対しまして、灯台の施設及び巡視船及び救助船の建造等に関しまして質問をいたしたいと存ずるのであります。 海上保安庁が、これまで灯台の設置やあるいは巡視船、救助船が非常に不足しておるにもかかわりませず、最大の努力を払われまして、船舶の航行はもちろんでありますが、漁船の航行は遭難等の救助に大きな功績を残されまして、わが水産界に貢献をしてくださつたことに対しまして心から、感謝の意を表するのであります。まだ大蔵省の出席がございませんので、まず海上保安庁に対しまして、灯台の設置につきまして御質問を申し上げたいと思うのであります。 灯台設置の目的は、おそらく貨客……
○川村委員 玉木君の水産物加工組合連合会に対する議論は、議論としては押したり押されたりしているようなことで、私は別な角度から事務当局にお伺いしたいと思います。 前に農林漁業協同組合の再建整備法に載つておらなかつたから、これが抜けたということは、これはわれわれも法律を見て大体わかります。ただ、なぜ抜いたかということなんです。今度もまたせつかく農林漁業の連合会を助けて行かなければならぬ、そうして今後この協同組合運動の強化をやつて、漁業生産の拡充、漁民の経済力の発展をはかりたいという目的があるのに抜いたということそもそもが、私らはふに落ちないということなんです。そこで協同組合についての構成員はいろ……
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