川村善八郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

川村善八郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-29期
川村善八郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは川村善八郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

川村善八郎[衆]本会議発言(全期間)
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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第35号(1950/04/08、24期、自由党)

○川村善八郎君 私は、ただいま議題となりました漁港法案に対し、自由党を代表いたしまして全面的に賛成の意を表するものであります。(拍手)  趣旨並びに法案の内容につきましては、ただいま委員長より詳細に説明された通りでありまして、内容全体は、これまでの官僚独害の弊害を排し、すべて民主的にしかも合理的に計画を立てて、漁港並びに漁港に関する附帶施設等を完全に修築し、それらの管理と運用のよろしきを得てその目的を達成する法案であるからであります。以下、簡單に賛意を表するおもなる点を申し上げます。  まず趣旨について申し上げますと、日本の漁業は逐年戰前に復活して、漁船の数もまさに戰前以上になり、船型も一年々……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりました漁業法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。北海道における漁業の実態は、内地と異なり、漁業資源が豊富であり、かつその生産性が非常に高く、重要であるばかりでなく、将来の発展性が期待される最も重要なところであります。その上に、漁業の種類及びその数、あるいは共同漁業並びに定置漁業、その他漁業権の数においても非常に多く、複雑多岐でありますので、特に北海道の海区におきましては、当初は市町村單位ということであつたのが、海区が広くなり、また将来支庁單位に漁業調……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第11号(1952/02/12、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く水産関係諸命令の廃止に関する法律案についてその概要を申し上げ、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告いたします。  ます本法案の提案理由を簡單に御説明申し上げます。  昨年九月サンフランシスコにおいて調印を見た日本国との平和條約かその効力を発生するに際しまして、昭和二十年九月二十日勅令第五百四十二号、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件を廃止する必要があるえめ、この勅令に基く命令について、こ九が改廃等の措置を法律で行うことになつたのであります。そこで、この方針に沿いまして、水産関係におきまし……

第13回国会 衆議院本会議 第16号(1952/02/28、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりました、漁港法第十七条第二項の規定により、漁港整備計画の一部改正について承認を求めるの件にき、そのおもなる内容と、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告いたします。  まず本件の提出理由並びにその概要について申し上げます。和歌山県田辺市所在の江川漁港について漁港利用上及びその効果的運営をはかる上から、区域を拡張して、近接せる二つの漁業根拠地を包含した一つの漁港区域とし、田辺漁港と改称して運用するのが適切でありまするので、第二種江川漁港を、利用範囲が全国的な第三種田辺漁港にいたし、また香川県高松市西浜町所在の西浜漁港については、その実情にかんがみ、名称を高……

第13回国会 衆議院本会議 第18号(1952/03/04、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりました昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案及び真珠養殖事業法案の二法案について、水産委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。  まず昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案について御報告申し上げ、あわせて本案の提案理由並びにおもなる内容の御説明をいたします。  本法案は、去る二月二十九日、自由党松田鐵藏君外十一名の水産委員により提出され、付託されたもので、昨三月三日の委員会において、松田委員より提案理由の説明を聞き、ただちに質疑に入つたのであります。  この災害に対する補償……

第13回国会 衆議院本会議 第23号(1952/03/25、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりました漁船損害補償法案と漁船損害補償法施行法案の両案につきまして、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。  国民食糧をつかさどる農業においては、すでに農業災害補償法が制定されておりますが、国民蛋白食糧の大部分をまかなう水産業においては、かかる制度はなく、これが制定は多年水産業界の強い要望であり、切実なる漁民の声であつたのであります。そこで、これに最も近い制度として昭和十二年より実施されている漁船保険法について再検討をいたしたところ、全国に漁船が約四十三万隻あるうち、現在この保険に加入している漁船はわずかに三万隻という実情であり、この四十三万……

第13回国会 衆議院本会議 第47号(1952/05/29、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題になりました水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして、その概要と、水産委員会における審議の経過及び結果を簡單に御報告申し上げます。  まず本案の概要を御説明いたします。本案の内容はしごく簡單でありまして、昨年十二月制定されました水産資源保護法の附則の改正であります。水産資源保護法におきましては、水産動植物の保護培養を積極的にはかり、わが国漁業の国際的信用を回復し、漁業の発展に寄與せんとする観点から、漁業法等関係法律を整理して、その規定を本法に移して規定する措置等がとられたのであります。その場合、特に漁業法第六十五條、漁業調整に関する命令の規定の整理に際し、そ……

第13回国会 衆議院本会議 第50号(1952/06/05、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま上程されました、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案について、水産委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。まず本案の内容を簡單に御説明いたします。安全保障條約に基いて駐留するアメリカ合衆国軍隊が訓練をするために、日米合同委員会で協定した一定の水面を使用する場合には、この水面における漁船の操業を制限し、または禁止することができること及びこれによる漁業経営上の損失を漁業者に補償するという二点であります。本案は、五月十日、内閣提出をもつて水産委員会に付託となり、同十三日、本委員会……

第13回国会 衆議院本会議 第57号(1952/06/19、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案及び農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  まず水産業協同組会法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。本案は参議院の議員提出であつて、去る六月九日、当水産委員会に付託されたものであります。翌十日、参議院議員木下辰雄君より提案理由を聽取し、ただちに質疑に入つたのであります。  まず原案の要旨を御説明いたします。従来、水産業協同組合連合会は、その地区が都道府県の区域を超えないこと、あるいはまた所属員たる組合の数が三百を越えな……

川村善八郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

川村善八郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま委員長からのお話で、当局の御説明を聞くということに相なつたようでありますが、この漁村金融の問題については、もうすでに、いまさらわれわれがここに時間を費して叫ばなくとも、十分わかつておるのであります。從つてこの際は、政府当局がいかなる手を今後打つかという決意にあるのであります。その決意を聞いた上で、われわれは十分審議をし、われわれが要望すべきところは要望し、しこうしてまた、さらにその要望にこたえられ得なかつた場合にはどうするという、われわれの決意も必要だと思いますので、まず政府当局から、結論的に、ごく簡單に、わかりやすくひとつ御説明を願いたいと思うのであります。

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○川村委員 関連いたしまして二、三御質問申し上げます。  第一にさんまの漁期撤廃のことについて夏堀委員から御質問がありましたが、私もこれに双手をあげて御賛成申し上げるものであります。水産廳長官の答弁の中に、さんまの回遊状態、すなわち北海道のさんまと内地のさんまとはおのずから種類が違うごとく言われたが、それは同一であるという意見をそこに盛られなければ、漁期問題を檢討することができない、まことに不可解の答弁であつたと私は考えるのであります。なぜならば、水産廳長官は斯界のエキスパートであつて、われわれ崇拝しておつた。しかるに今さんまの種類は北海道と三陸のさんまが違うようなことを考えておる長官に至つて……

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○川村委員 一点だけお伺いします。大体両委員の質問に対するお答えで、為替レートが設定されましたならば、補給金でその値格の引上げをしないようにするということには、大体了承していいと思いますが、その品目の中に重要資材、すなわち綿糸とかあるいはタンニンとか、あるいは麻地、その他コイルヤン、こういうものはもちろん輸入にまたなければならぬと考えますけれども、造船に必要な鉄類、それからワイヤロープに製作するところの鉄類等も、やはり輸入にまたなければならぬと思います。今日資材を多く使うのは、もちろん機船底引網がワイヤロープを使つておりますが、定置漁業も相当大量に使うのであります。これらの重要資材に対しても、……

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○川村委員 一点だけお伺いいたします。水産業協同組合法の制定によりまして、二以上であれば連合会が各所にできるということに相なります。從つて今後市町村に二以上の漁業協同組合が成立いたしました場合に必ず連合会ができるものと思います。この法律案で行きますと、第十一條にありまするが、漁業協同組合連合会は都道府縣の水産業会に対し、それから水産業加工業組合は、先ほど次長の説明にありましたが、その場合の町村の連合会、すなわち二以上の連合会ができまして、水産業團体、いわゆる水産業会に財産の移讓を要求した場合に、これをどういうふうに処置をするかという問題を一点だけお伺いいたします。

第5回国会 水産委員会 第12号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○川村委員 ちよつとお尋ねいたします。第十六條の第八項に「第六項の規定は、北海道においては適用しない。」とあるのは、なるほど生産組合の場合を指しておるのでありますが、これは北海道の事情などについて、あなたに、ただ單に北海道も全國一律にしなければおもしろくないというだけのお話でありましたか。さらにもう少しつつ込んで、北海道の事情はそう特殊性を持つていないというような具体的の言葉をあなたに話されて、適用しないということは不当でしあるということを言われておりましたか。この点について伺いたい

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○川村委員 今までずいぶん各委員が質問するけれども、答えはまことに上手だが、どなたがやるのか、やらないのか、私はまつたくそう言いたい。今部長が、原價價格云々といつたようなことを申しておりますが、あの当時あなた方がつくつた原價計算であつて、眞の漁業者、ほんとうに魚かすを生産する生産者がつくりた原價計算でなかろう。従つてこれに今あとから示すということでありましたから、これは玉置君にも特にお願いいたしますが、この際原價計算を厳重に調査をいたしまして、――どちらかに違いがあると私は思います。あなた方が違つておりましたならば、今ただちに直してもらいたい。漁業者はこの魚肥の生産には、價格が引合わないでやれ……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま、冨永委員から質問あつたことと大体要旨は同じでありますが、われわれは愼重審議したいのでありますが、日にちがもう余すところがありません。從つて審議未了となりましても、また継続審議となりましても、先ほどの各請願者あるいは陳情者からの趣旨のごとく、漁民の声をわれわれは聞いて審議したいと考えているのであります。從つて今後漁民の輿論が、どうしても現在提出されているところの漁業法案と相沿わないものがあるので、この点について原案を修正してもらわなればならぬという場合も起きて來るだろうと思います。その際に、もしそういう漁民の輿論が起きた場合、審議未了で終つた場合には、もちろん水産業当局の原……

第5回国会 水産委員会 第18号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○川村委員 私は資材小委員長として、本委員会に付託になりました水産資材小委員会の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本委員会は、去る四月の六日設置以來、数次にわたつて会議を開きまして愼重審議し、各委員と政府との間に質疑應答がかわされたのであります。そのおもなるものの大要は左の通りであります。一、水産の重要資材の行政は、商工省にあるのは不合理であるから、農林省水産廰に移管すべきではないか。一、重要漁業資材は、單一為替レート設定によつて二倍以上の價格引上げとなるが、魚の購買力が低下して魚價引上げ困難なる今日、重要漁業資材及び燃油等に対し、補給金を出して資材の價格引上げを防止すべきではないか。一……

第5回国会 水産委員会 第19号(1949/05/27、24期、民主自由党)

○川村委員 漁業法案並びに漁業法施行法案は、漁業の根本問題を解決しまするところの重要法案でありまして。この両法案に対しては、数回にわたつて各委員から活発な質疑應答をかわされたのであります。でき得べくんば本國会において、この両法案をわれわれに決定したいのでありまするけれども、この法案が提出されましてから、各方面からあるいは反対の陳情あり、あるいは内容の緩和の陳情がありまして、漁民の輿論というものはまだまとまつておらないように考えるのであります。もちろん委員会の各委員の意向といたしましても、重要法案だけに的当慎重審議しなければならぬ、とても短時日間にはこの両法案を確定するわけには行かぬというわれわ……

第5回国会 水産委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいまの奥村君の御意見はもつともでありますが、おそらくこの問題は取上げるというと、一時間や二時間は時間が経過することと思いますので、その案文をこの委員会が済んでから金融の小委員会で、委員長は夏掘氏でありますから、夏堀氏が中心になつて審議をした方がいいのじやないか、かように考えますが、御賛成を願います。
【次の発言】 ただいま委員長から、漁港の修築についての意見を求めておるのでありますが、私も同感であります。具体的に申し上げると長くなりますので、短兵急に申し上げますが、これまで本委員会に漁港の修築に対する請願、陳情等はたくさんありまして、それぞれ政府当局から答辞をしておるのでありま……

第5回国会 水産委員会 第21号(1949/09/05、24期、民主自由党)

○川村委員 御報告申し上げます。私は現在衆議院水産常任委員会において継続審議となつております漁業法案並びに同施行法案の國政調査のため、日本海班の班長として、日本海沿岸各府縣の中心地において懇談会を開催、または現地調査により、十分調査して参りましたので、その状況の大要を御報告申し上げます。  調査期間は去る本年六月十七日より同月二十五日まで九日間、ほかに旅行日四日間、計十二日間で、調査区域は青森縣より山口縣まで一府十三縣、参加班員は川村、小高、奥村の三水産常任委員、水産廳より松任谷漁政部長、佐藤事務官、松本事務官、衆議院上田調査員等で、青森、秋田、山形の三縣は秋田市において、新潟、長野の二縣は新……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主自由党)

○川村委員 二、三点お伺いしたいと思います。第一点はすでに鈴木委員並びに砂間委員から聞かれておることでありますが、ただその中に総合的に利用するということで、許可漁業権に関する問題はお二方とも非常に強調して、これに対して長官から答弁があつたのであります。ただその答弁の中に、できるだけ近い将来に許可漁業権の点を何とか整備しなければならぬといつたようなことを申されておりましたが、私はこの法案を十分審議して、しかもあるいは修正するなり、原案で通すといたしましても、その許可漁業権の問題は、非常にこのたびわれわれがまわつたうちで、どうして入れないのだという強い空気があつたことは事実であります。從つてただ單……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○川村委員 私の発言を求めておりますことは、漁業法とは関係がありせんが、過般すななわち八月の十一日に飯山水産長官は東北方面の機船びき網が北海道沿岸に入会をするということから、北海道の業者と膝を交えて懇談をしたいという趣旨のもとに、札幌で開議を開きました際、その会議の席上で、北海道機船底びき特別漁業会本部嘱託松浦榮氏が、われわれ北海道の水産関係の議員を侮辱した言辞を弄しており、さらにこれを大きく取上げるならば、水産常任委員会を侮辱しており、國会を侮辱しておるということがはつりきりしたのであります。そこでこれに対して私ら北海道出身の五人の代議士が、かく侮辱されまして黙つているということは絶対できな……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま冨永委員から発言されたことは、私も各地をまわつてその意見を聞いたのであります。ただこの場合立案者に御質問申し上げますことは、身網の設置される場所が最深部が最高潮の水深十五メートルということはわかるのですが、これは北海道に例のあることで、実は私らもその経営をしたことがありますが、沖の方に根がある。そうしてそこが一番魚がつぐところだ、こういう場合に、そこに設置するとすれば十五メートル以上になるが、そこが岩礁とかいろいろなもので設置することができない。その場合にどう綱を設置するかというと、つまり浅い方に身網を置いて、そうして深い岩礁のある部分に手網を引く。俗にこれをさかさ網と言つ……

第5回国会 水産委員会 第26号(1949/09/10、24期、民主自由党)

○川村委員 第六十五條には水産動植物の繁殖保護、漁業取締りに関して、すなわち漁業調整のために一号から七号まであげて、そうしてただ單に禁止と制限のみをしておるような條文になつております。そこであらゆるものが法に、最近人工養殖とかいうようなことを織り込んでおるのですが、この場合年々魚が減つておる時分に制限と禁止をすることも、これは考えなければならぬのでありますけれども、こういう法の一大改正の場合に、人工養殖の必要をここに織込まなかつたということは遺憾にたえないのでありますが、この点を全條文のどこかに織込んでおるか、また織込む意思が將來あるかということをお尋ねしたい。

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○川村委員 水産物の統制の撤廃にからんで、過般來われわれが委員長といろいろ協議した結果、改善案という方に持つて行つたことも、今御説明された通りであります。しかしどこまでも撤廃を根本精神として委員会が取上げましたけれども、関係方面では何としても了承してくださらないような空気があつたので改善案を持つて行つた、こういうわけなのであります。しかし今回あなたの御説明によりますと、この補給金の問題に大分からんでおるようでありますが、補給金のあるなしにかかわらず統制というものは切り離して行かなければならぬ、私はこういう考えを持つておるのであります。なぜならば、補給金をもらわなければ漁業が成り立たないというこ……

第5回国会 水産委員会 第28号(1949/09/13、24期、民主自由党)

○川村委員 昨日漁業法の施行法案につきまして、第十條の補償金の交付にからんでお尋ねしたのであります。すなわち昭和二十二年の七月一日から昭和二十三年の六月三十日までを、最も適当なる基準年度として定めて、補償金を交付するということになつており、その基準年度を基礎に、いわゆる補償料を交付すると同時にそれをまたさらに基礎として免許料、許可料をとるという建前に進んでおるようであるが、いわゆる適当なる基準年度を定めなければならないという理由といたしまして、久宗課長から同法案を提案する以上は、なたさらに交付するということになつている以上は、基準年度を定めなければ、その額がきまらないので、同法案に基準年度を定……

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)

○川村委員 大体わかつたようですが、あなた方の希望とするところは、要するに区画漁業権であろうと共同漁業権であろうと、あなた方が最も愛しておる河川の漁業権というものは、あなた方の團体にいただきたい、こういうのがほんとうの腹ではないですか。
【次の発言】 今田口君が聞いているのはそこだろうと思う。そこを私は聞きたいのです。そこでもう一つ伺いたいことは、先ほどどなたかの意見の中に、漁業協同組合に與えてもらいたいということはよくわかりますが、今の漁業協同組合というもののメンバーが、あなた方さつき御意見の中に半漁半農、あるいはほんとうにこれにただ臨時的に從事しておる者といつたようなことも意見にあつたよう……

第5回国会 水産委員会 第30号(1949/09/29、24期、民主自由党)

○川村委員 私はただいま継続審議となつております漁業法案並びに漁業法施行法案の内容について、修正を加えなければならないと思う重要な点の意見を申し述べてみたいと存じます。  両法案は第五回國会に内閣提出、衆議院水産常任委員会に付託となつたのでありますが、当時委員会としては、政府当局の提案の理由並びに内容の説明等を受け、さらに各常任委員と政府当局との間に質疑應答がかわされたのでありますが、審議を十分盡し得なかつたので、結論を得ることができなかつたために、やむを得ず継続審議として、休会中に各委員は日本海班、太平洋班、四國九州瀬戸内海班、北海道班の四班にわかれて、延日数百二十数日間各地において漁民代表……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第7号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○川村善八郎君 かいつまんで申し上げます。漁業法は御存じの通り第五国会において政府提出になつて、われわれ審議をしたのでありますが、申すまでもなく漁業の憲法とも言われる重要な法案でありまするために、われわれは慎重審議をいたしましたが、その結論を得ることができなかつたので、第五国会閉会後、なお継続して、今日までわれわれは十数回にわたつて審議をして来たのであります。第六国会が開会されましてから、この問題を再び取上げまして、革党から小委員を選んで今日まで審議して参りましたが、大体二、三の疑問の点を残して、ほとんどその修正意見が各党の意見としてまとまつたのであります。その二、三の疑問の中に、瀬戸内海の大……

第6回国会 水産委員会 第5号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○川村委員 先ほど石井政府委員の御答弁の中に、鉄道の独立採算制という意味から、貨物運賃が安いから、どうしても値上げをしなければならぬということで、これはもちろんわれわれはよくわかるのでございます。しかしながら現在の鉄道といたしまして、その独立採算の上から行きますと、これはいろいろな考え方があるでありましよう。機構の改革やら、その他人員の整理やら、また鉄道の延長やら、いろいろ政策がありましよう。これを私は論じません。ただ、あなたが申されました、鮮魚の価格というものは、百六十何倍になつておる、それから運賃の値上げというものは五十三倍になつておつて、比較がとれないのだ、それだから八割くらいの運賃を値……

第6回国会 水産委員会 第6号(1949/11/12、24期、民主自由党)

○川村委員 日本の水産業は、日本の産業金融に最も重要なことは申すまでもありません。しかるに日本の水産に対するすべての政策が軽視されておることは、まことに遺憾と存じるのであります。ことに水産金融につきましては軽視されておりまして、先ほど銀行局長の御説明の中にも、中小商工業には大体二十億の金融をつけるということに、話し合つて決定したのは事実である。しかしそのうち漁業に幾ら流してやるかということはきまつておらない。その理由として、中小工業は規模も大きいし、非常にすべてのことが明らかになつておるが、水産業については、どうもそういうことがつかめないような状態である、といつたような御説明があつたのでありま……

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○川村委員 北海道の北部におけるこんぶ、南部方面に生産するするめ、その他北海道で生産されますみんたい、これらの現在と将来、の見通しについて、政府あるいは通産省の御意見を承つておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま水野課長から、特に北海道のするめ、こんぶの輸出の前途については悲観論であるが、極力販路を拡張して、日本の貿易を推進するとともに、生産の増進もはかるということでありますけれども、特に北海道のするめとこんぶは、最近非常に生産が多くなつたのであります。もちろんこれまでは貿易ができなかつた関係上、聞くところによると、粗製濫造で、輸出ができないというようなことも聞いておりますが、そうしたよ……

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○川村委員 柏原さんの定置漁業の定義について、二十メートル以内といいうことをおつしやられたようですが、二十メートル以内において定置漁業を制定しろというのか、二十メートル以内は定置漁業を制定してはいけないというのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、それ以上のものについては定置漁業でないという御見解ですか。
【次の発言】 そういたしますと、柏原さんはただ單に新潟県のことのみお考えになつて、二十メートル以内で定置漁業を営むようにしろ、それ以上は新潟県ではないのだから、それはいらないというふうな解釈になるのですか。それとも、やはり最後に、二十メートル以内において地方の実情に即し……

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○川村委員 四井さんにお伺いいたしますが、漁業権はすべて漁業協同組合ということは私も納得できます。そこで現在の持つておる漁業協同組合、その他個人のものもありましよう、それらをいわゆる無償で與えろというのか、あるいは現法案にありまするように、政府買上げをして、そうして協同組合がさらに免許料、許可料を拂つて、全部漁業協同組合に免許あるいは許可しろ、こういうのか、この点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 漁業調整委員会の委員の選挙については、三十日以上漁業に従事している者であればよいというふうな御趣旨かと解釈できますが、これは北海道に例をとりますと、三十日以上と言えば、もちろん六十……

第6回国会 水産委員会 第12号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま三國君から、北海道の特殊事情について、いろいろ漁業権の数、すなわち権利数、着業数、休業数、いろいろな数字をあげておりましたが要はみずから漁業権をもつて漁業を営む者に漁業権を与えよ、法律を直せ、つまり原案を修正しろという一語に盡きておるようであります。ただこの場合はつきりしていただかなければならぬことは、休業しているものにいろいろな事情がある。すなわち資材や資金、その他戰争中に人的資源等の問題もあつたので、休業しておるんだということがあなたのお言葉に出ております。そのあとにさらに現在の漁場をふやしても、何ら増産にならないといつたようなことも言つておるのでありまして、何かそこに……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主自由党)

○川村委員 漁業法案並びに漁業法施行法案の原案の目的というものは、まことにわれわれ賛成をするのでありますけれども、その全文の内容を見ますときに、はたしてその目的とするところの生産の増強と、漁村の民主化が行われるかどうかということについて、われわれは非常な危惧の念を持つておるものであります。従つて第五回国会に提案されて以来今日まで、閉会中にもわれわれは北海道班、日本海班、太平洋班、四国九州班の四班にわかれて、延べ日数約二百日にわたつて、われわれは漁民の声を聞き、また委員会並びに小委員会を数十回開いて内容の審議を続け、さらに第六回国会になりましてから、四日間にわたつて公聽会を開きまして、それぞれ漁……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○川村委員 動議を提出いたします。この際質疑は打切り、討論に付されんことを望みます。御賛成願います。
【次の発言】 ただいま砂間委員の討論の中に、北海道の漁業権が七千のうち四千が休業しているいう発言があつたのでありますが、これは事実と相違しているからお取消しを願いたいのであります。  それからもう一つは、北海道の休業漁業権に対してボスが動いて、そして買集めをしているということも事実でありません。この二点だけお取消しを願います。
【次の発言】 本決議案は沿岸漁業保護育成に関する件でありますから、この趣旨はよくわかりますが、内容には取締法の整備もありますので、なお愼重を要するものがあると認められま……

第6回国会 水産委員会 第17号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま砂間君の発言の問題でありますが、理事会で一応諮つて、そして保留ということにしたにもかかわらず、希望条件を付してという一言がありましたので、私は希望条件を付すのでありましたならば、この場合かえつて採決に入つた方がよろしいではなかろうかと思うのであります。私は先ほどその内容を聞いたのでありますが、漁業権に関する問題は、すでに行政庁に移つておる問題であります。漁業法とはもちろん関係なしとは申し上げませんけれども、漁業法に基いて関係の行政官庁が処分しなければならぬその処分の方法が、つまり是か否か、われわれはその調査をしなければわからぬのでありますけれども、最後の問題は国会で決すべき……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○河村委員 水産協同組合に関する問題は、すでに第四国会におきましてその通過を見まして、今実施しておるわけであります。各漁村の状況を見まするのに、この水産業協同組合法なるものは、非常に不備の点を見出しておるのであります。小委員会では去る十一帰二十七日に会議を開き、さらにこれを懇談に移して検討を加えたところ、幾多その不備な点を見出したのであります。しかしながらこの水産業協同組合法は、漁業法と並行して制定すべきであつたのでありますけれども、諸般の事情から水産業協同組合法だけが先に制定された関係上、その不備な点は十分あることは認めたのであります。去る二十八日に漁業法案は衆議院を通過し、さらに三十日に参……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第33号(1950/04/28、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま後藤局長から、第四十三條の第二号にあります事項は、北海道とはさしておりませんが、地方港湾の補助について、特別な扱いを北海道でしなかつたという点につきまして、ごく近い機会に適当な措置、あるいは法の改正をして、そして御意見に沿うようにしたいという御答弁があつたのであります。漁港法におきましては、御承知でありましようが、第二十條に第一種、第二種、第三種漁港は百分の六十、第四種は百分の八十というふうに、北海道は特例を認めたのであります。他の方面は百分の四十になつておるのであります。北海道を除く本州各地等は百分の四十、北海道は百分の六十が第一種、第二種、第三種。第四種漁港、避難港……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま議論がなかなか複雑になつておりますが、この議論を何時間しても本質にはいかないと思いますので、ちようどお晝でございますし、一応休憩をして空気をやわらげてから、午後あらためて十分検討して行くことがいいと思います。

第7回国会 水産委員会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま水産関係の法案について、大体水産庁が考えている三、四の内容について、これまでの経過を長官から御説明がありましたが、漁港法については何ら今のところは考えておらぬということであります。漁港は申すまでもなく漁業にとつて、また漁船にとつては重要な役割をなすものであつて、これこそ一番先に法文化しなければならぬと考えております。今年御承知の通り水産庁の方の予算、すなわち水産を主としたる漁港については、関係方面も相当重視して、予算も昨年より増額しておる。逆に運輸関係、いわゆる運輸交通を意味したところの漁港については、予算を削減されておるという実情であります。そして関係方面も水産にかく重点……

第7回国会 水産委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○川村委員 ごく簡單に一言お伺いいたします。この十五億のエード資金の内容については、各委員から質問がありましたから省略いたしますが、ただ一言長官にお伺いいたしたいのは、先ほどから見返り資金に限つては、絶対に大資本家ばかりを擁護するのではない、特に北海道の信連からも要望があり、北海道として相当の施設があるならば、これに対して長期の資金を与えて、高度の加工品を加工するということを聞いて、まことに安心したのであります。そこでその北海道の案に対しまして、実は昨日私はこの厖大な十三億という、すなわち長期に準ずるもの、そのうち大体見返り資金に充当し得るものは約九億の内容になつております。これは北海道の信連……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま統制課長から、急送品の問題で、十月から年末まで、不足をしておると言われたが、私は逆だと考えておる。十月から年末は、少しくらい遅れても魚は腐りません。四月、大体五月から九月一ぱいというものは魚が腐るわけなんです。水産物に関する限りは、急送品ということは、そういう腐る時期に有も適切な言葉でなかろうか、かように考えるのであります。あなたの考え方は、年末云々といつて正月に魚を食わさせるといつたような考え方で、急送にそれを当てはめて運行するといつたようなお考えでありますが、私たち生産者の立場から言いますと、腐る時期に最も早く消費地に到着さして、鮮度を落さないで消費者に食わせるというこ……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○川村委員 拿捕船の問題については、各委員から詳細に申し上げておりますので、私はあまり長い時間申し上げません。  去る一月十七日に以西底びき綱あるいはトロールの業者代表から、拿捕船が数隻あつたということで、内閣総理大臣にその旨を訴え、政府の処置についての陳情があつたのであります。このことにつきましては、業者の声を承りますと、  一、拿捕船が彼らの内乱及び密輸の具に供されている形跡がある。  二、拿捕時の状況を見るに常に武器をもつて威嚇し、拿捕位置の判定については何ら反証を徴することなくしやにむに拉致すること。  三、武器船乗組員幹部は正規の官憲とは認めがたいものが多いこと。  こう三つの点をあ……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/01/26、24期、民主自由党)

○川村委員 拿捕船の問題につきましては、昨日相当強硬な意見もあり、さらに本日もただいまこの問題にからまつて、おのおのの意見を発表しておるのであります。本問題は国家的に大きな問題であつて、国会としては取上げなければならないところまで追い込まれておるのであります。聞くところによりますと、参議院では議会に対して緊急質問をし、その措置を講ずる段階までに相なつておるということも承つたのでありますが、衆議院としてもそういう方法をとるか、もしくはそれぞれの手続をしなければならぬ。かように考えておるものでありますが、この際委員長から懇談の形式において、いかなる措置をとるかということをまず皆さんにお諮りを願つて……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/01/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の御都合によりまして私が委員長の職務を代行いたします。よろしくお願いいたします。  議事に入ります前に皆様にお諮りいたします。昨二十六日理事小松勇次君より理事辞任の申出がありました。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、小松君の理事辞任を許可いたします。これに伴つて理事の補欠選任を行いたいと思いますが、これは互選の手続を省き、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、それでは奧村又十郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に昨日委員会散会後打合せました日本漁船の不法拿捕防……

第7回国会 水産委員会 第9号(1950/01/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の都合により私が委員長の職務を代行いたします。  まず本日の議事に入ります前に、昨日協議いたしました日本船不法拿捕防止に関する決議案文ができましたので、一応朗読いたします。   漁船不法だ捕事件の措置に関する決議案   中国東海及び韓国南方海上で操業中のわが遠洋漁船は、昭和二十二年二月四日以降昨年末までにだ捕されたもの五十五隻の多数にのぼり、このうち返還されたものは僅かに七隻でこの外に二隻は撃沈されるの悲惨事を生んでいる。   さらに本年に入り、一月九日より二十六日までの間に一隻のトロール漁船及び七隻の大型機船底曳網漁船計八隻が、制限区域……

第7回国会 水産委員会 第10号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○川村委員 当法案につきましては、ただいま鈴木委員からるる意見を述べられたのでありますが、私も同感であります。最後に鈴木君の御意見の通り、これを事務当局間のみの折衝では解決かつけ得られない点か三点あります。そこでます次長さんがおいでになつておりますから、私は端的に伺いますが、この難関の三点を二月十日ごろまでに解決かつけられ、そしてこれを政府に要望した場合政府は政府提案として今国会に提出される見込かあるかどうか、まずこの点をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 ただいま次長のお話によつて大体見通しがわかつたと言つてもいいくらいであります。すなわち法案を取上げる期日が制約されておりまするので、……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○川村委員 関連事項でございますが、実は案には載つておらないのであります。今鈴木君の言われた通りであります。そこで安本の高野局長の御意思は、第四條第五項にただ港湾とありますが、漁港という字句を入れる意思があるかどうか、ここへそれを入れていただくという御答弁をいただきましたならば、まことにけつこうでありますが、ただ入れることに努力するというだけでなく、入れることを強硬に御主張なさる御意思であるかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 去る二月の一日の水産常任委員会におきまして、漁港の災害に対する国庫負担に関して、巷間伝わるところによりますと非常に不安な状態にあるということから、それを明らかにす……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○川村委員 資材に関する本問題は第五回国会に取上げまして、私が小委員長として第六回国会も引続きこの問題に当つたのであります。当時通産省の綿業課と水産庁の資材課との間にいろいろな食い違いがあつたことは事実であります。従つてわれわれは長い間のいろいろな複雑した事情のもとに食い違いのあることはやむを得ないとして、その問題を双方の課においてすみやかに解決をつけるよう私は要請いたしました。そしてさらにもし事務当局だけで解決がつかなければ、私もその一役を買つて解決の中に入ろうというので、数回あなた方並びに綿業課の中に入つて来たのであります。双方の意見を聞きますと、いろいろ複雑しておりますが、これは先般来の……

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま議題となつております漁港の災害に対する国家負担の問題でありますが、私は小委員長として、もちろん政府内部の問題についてはしばしば折衝をいたしたのであります。それからさらに本委員会では、先ほど鈴木委員から言われたように、政府当局から言明されております。私は関係方面のことも明らかにしなければならぬというので、これも数回折衝しております。昨日最後の段階としてモスラー氏に会いまして、今度の災害の特例に関する法律案と政令に関する問題で、最後的折衝をしたのであります。内容のことについては、もうすでにおわかりでありますからこの際申し上げません。ただ一言承つて、さらにモスラー氏の意見を最後に……

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)

○川村委員 ちよつと関連してお伺いしたいのであります。水産業協同組合法の一部改正は、参議院ではもうすでに取上げられて案が成立つたということであります。聞くところによりますと、政府案はすでに出来上つて、関係方面のオーケーをとられたということも一応耳にはさんだのでありますが、ただいま玉置委員が言われるように、本国会に提出しなければならぬ法案がたくさんあるにかかわらず、一方では参議院の方にすでに提案されておる、あるいは水協法の一部改正が参議院では案が成立つたというふうになつておる。しからば衆議院の方はどうかというと、提案もされておらない。政府案は、どういうものであるかということも、はつきりわれわれに……

第7回国会 水産委員会 第23号(1950/03/24、24期、自由党)

○川村委員 ただいま議題になつておりまする法案の提出の趣旨は大体わかりました。それと関連がありますので、二、三点お伺いいたしたいと思います。  第一に、先ごろアメリカのプリビロフ群島の方から日本にまわつて来て棲息するということですが、その廻遊の状態は、一番たくさん集団して来る地方はどこであるかという問題が一つ。  第二点は戰時中に軍の皮革の需要に追られて、らつこ、おつとせいを捕獲する日本海獸会社と私は記憶しておりますが、そういう会社を設立しまして、この捕獲を獎励したのでありますが、先ほど日本に許された権利は一つもないということでありますが、一体海獸会社が今日あるかどうか、あつたとするならば、海……

第7回国会 水産委員会 第25号(1950/03/27、24期、自由党)

○川村委員 水産業協同組合法が施行されましてから一周年になります今日運営上の欠陥が現われて、改正しなければならぬという趣旨においては、私は大賛成であります。しかしながらこの改正案を出す前に、一応協同組合課長さんなり、その他水産庁の幹部の方にも、私から進言したはずであります。というのは、この水産常任委員会でもすでにその不備を認め、施行されておろ水産庁もその責任を認めておるから、改正しなければならないことは必然である。しかしながら政府案とわれわれ委員の案とが行違いが生ずるならば、またぞろ過去の漁業法のごとく混乱をし、改訂を遅れさすということがないこともないから、この際一日も早く政府案というものを非……

第7回国会 水産委員会 第26号(1950/04/01、24期、自由党)

○川村委員 ただいまから漁港法案について、小委員会の経過並びに結果を御報告申し上げます。  同法案については、昨年十二月二十二日の委員会において、今期国会中に議員提出法案として立案することに相なりましたので、その翌日の二十三日に漁港に関する小委員会を開きまして、本法案起草の取扱いにつき第一次の協議をいたして、その成案を急いで来たのでありますが、十二月二十六日一応の原案がでぎ上りましたので、同月二十八日の委員会に中間報告をいたしましたことは御承知の通りであります。従いまして本原案に基いて、関係各省並びに関係方面等との折衝を重ねて、鋭意愼重なる審議を盡して来たのであります。その間多少の修正も加えつ……

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)

○川村委員 簡単に二、三お伺いいたします。ただいま法案の内容の説明の中に、稚魚の濫獲防止、もちろんこれはそうしたような政策をとらなければならないのは当然でありますが、まずそれには第一に、以西底びき網を整理する。第二に来るべきものは以東底びき網それから漸次沿岸漁業にも及ぼすというふうに説明されましたが、今北海道におきましては、小型沿岸漁業というものを整理しておるようなことでありますが、これらに類似したものが、以東底びき網漁業として、内地方面にあるかどうか。もしあつたとすれば、北海道同様に、これらも整理する意思があるかどうか、この点をお伺いしたい。

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)

○川村委員 ただいま夏堀委員なら、生産庁健在なりやいなやという新聞の例をとつてのお話がありましたが、私もその新聞を見て、まことに同感だと思つたのであります。しかし今大蔵大臣は、金融の措置を講ずることについては、計画を立てて来るならば、何時でも応ずる意思があるということをはつきり言明されております。そこで今夏堀委員から、そういう計画があるかどうかということを伺つておるわけでありますが、それと同様な意味で伺いたいのですが、今漁業で一番大きな問題になつておるのは金融問題であります。どこに行つても一にも金融、二にも金融でありまして、まつたく金融に閉じ込められて漁業ができないという現状であります。水産庁……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)

○川村委員 私は舟山銀行局長に二、三要望しておきます。水産金融の行き詰りによつて、水産業がもう進退きわまつておるということは、過般来この委員会でも非常に論議されておることは、御承知の通りであります。これに対して具体的に取上げない限りは、いつまで議論をしても、ただ議論の議論倒れで、実際に水産金融というものがほんとうに行き詰まり、その水産の行き詰まりのために餓死しなければならないことに相なるのでございます。昨日大蔵大臣からも、銀行局長からも、同じような御意見を伺いました。すなわち今これを実現するには、われわれの方でも十分その案を立てておるが、実行面として、すみやかに水産金融に関する諸問題の実施にあ……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)

○川村委員 漁船法の問題で、稲田運輸委員長と非公式に会つた経過を簡單に申し上げます。  先週の木曜日であつたと思いますが、稲田運輸委員長は、廊下で私を呼び止めまして、ぜひ漁船法の問題で妥協をつけようじやないか、こういう申出があつたのであります。廊下で簡單な話ではありましたけれども、あの漁船法については、私としては反対するものではないのだ。ただ運輸委員会の方、特に私には連絡が何らなかつた。次官との間に何か協定をしたというようなこともわれわれも聞いておらない。従つて漁船法の問題については、私は必ずしも反対をするものではないが、もう少し積極的に、お互いに話合つたならば解決かつくではないか、しかし水産……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○川村委員 請願番号一二〇〇尾札部漁港拡張工事の施行の請願であります。紹介議員といたしまして、一応御説明申し上げます。  本漁港は概法華漁港と同様、北海道渡島半島の東南にありまする、最も利用をされるところの漁港であります。しかもその附近の魚田は、御承知の通り北海道で優秀な惠山魚田に面しておるところであります。最近惠山魚田を目指して、内地方面より来る数百隻の機船底びき網並びにいかつり漁業等は、その惠山魚田において操業し、しかもこの尾札部漁港を利用しておることが相当多くなつたのであります。従いまして、一応築設した当時の漁港としては、尾札部村は適当な漁港であつたのでありますけれども、最近におきまして……

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、自由党)

○川村委員 農林大臣に一点だけお伺いたしたいことは、漁業制度改革によつて、今度は漁業権の証券が交付せられるのでありますが、この漁業権証券を漁業資金化して、水産金融の打開をする道を、さつそく講ぜられたいのでありますが、それに対する御意見を伺いたい。御承知の通り、すべての産業が金詰まりを生じておりますことは申すまでもありません。特に水産金融につきましては、過般見返り資金から相当額の金融もあるということで、われわれも喜んでおりましたところが、これもほとんど絶望である。また先般の委員会におきまして、銀行局長に政府の所信をただしましたところが、この金融の打開はとうてい困難である。事実を指摘して持つて来た……

第7回国会 水産委員会 第36号(1950/04/24、24期、自由党)

○川村委員 私の申し上げることも、大体平井君並びに小高君と同じであります。ただ一言これに補足して申し上げたいことは、先ほど有明海の海区調整委員会の設置につきまして、いろいろ木下参議院水産委員長から御説明がありましたが、一応ごもつともだと了承いたします。ただこれと紀伊水道と問題がからんで参りまして、いろいろ委員長からも各委員からも意見が出たのであります。もちろん紀伊水道の問題については、相当の反対も来ておることは今日事実であります。しかしまた紀伊水道内で、ぜひ瀬戸内海の海区から切り離して、あそこを保護地帯として設置してもらいたいという意見が、相当に強かつたのも事実であります。紀伊水道の特別海区の……

第7回国会 水産委員会 第37号(1950/04/25、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 別に御質疑がないようでありますから、討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから討論を行いたいと思います。討論の通告がありますので、その順に発言を許します。井之口君。
【次の発言】 鈴木善幸君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。本案の採決を行います。本案に原案の通り賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立多数、よつて臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案は、原案通り可決いたしました。  なお委員会の報告書の件は、委員長に御一任願います。  本日はこの程度で散会いたします。     午後零時九分散会

第7回国会 水産委員会 第38号(1950/04/26、24期、自由党)

○川村委員 過般漁業制度改革についてという主題で内谷は漁業制度改革に関する全体の問題を解いておる水産庁経済課発行の相当厚い本がわれわれに配本されたのであります。表面を見ると、水産庁経済課の発行になつておりますが、ほたして水産庁の経済課が発行したのかどうか、まず第一点として伺います。
【次の発言】 そういたしますと、その責任者はだれであるかということと、その編集に際しまして水産庁の、あるいは水産庁経済課のだれだれが参画をして、あのすべての内容をあの本に織り込んだかどうかということをお伺いいたします。
【次の発言】 経済課に責任があるとすれば、久宗課長が主任となつたというふうに解釈してよいのか。そ……

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)

○川村委員 漁船行政の一元化をせよということは、われわれが第一回国会からその意見が相当に強かつたのであります。具体的に取上げられましたのは、第六回国会に取上げられまして今期国会には、いよいよこれをどうしても法文化して漁船行政の一元化をしなければならないということに相なりましてこれを漁船並びに資材に関する小委員会に付託に相なつて、着々その研究をしつつ、草案を急いで参つたわけであります。当初の案といたしましては、第一章から第七章、第一條より第三十二條の案で、第一章には総則、第二章には漁船の建造及び調整、第三章には漁船の登録、第四章には漁船に関する検査、第五章には漁船に関する試験、第六章には雑則、第……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○川村委員 議事進行について一言申し上げたいと思います。今期国会の水産常任委員会は、非常に好成績で、漁業の四大法案ともいわるべきところの漁業法並びに漁船法、漁港法等、三つが今期国会に制定を見たのであります。もちろん会期の長かつたという点もありましたが、各委員が協力一致わが水産常任委員会の使命に邁進したために、この結果を得たものと思うのであります。この点は皆様とともに同慶にたえない次第であります。  ただ一点、最後に汚点を残した点は、紀伊水道を中心に漁業法の一部改正についてであります。申し上げるまでもなく、衆議院の水産常任委員会におきましては、数度の調査団を派遣いたしまして、十分調査の上、これは……

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○川村委員 新漁業法の施行もすでに近づいて参りまして、いよいよその施行に伴つて、中央には中央漁業審議会の委員が任命され、近く各海区には漁業調整委員会が生まれるということに相なつているのであります。このときにあたりまして、審議会の委員の選任を見ました場合に、私は唖然とせざるを得ないのであります。その理由は、先ほど鈴木君が述べられたので、省略いたします。ただ私は坂本政務次官は、遺憾の意を表さなければならぬことは、るる自分の立場から法的に説いて、さもこれは法律にはこうなつているから云々と言つて、その法律をたてにとつてのみ、いわゆる押しつけようとするような感じがいたすのであります。もちろん政務次官とい……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○川村委員 今長官から私の質問に対してお答えがあつたのでありますが、私は解読はその一つの、つまり例としての書き方であつて、ほんとうは国会において説明したことと立法の精神とは相一致しなければならない、かように考えておつたものが、説明とその立法の精神とは一致していないという久宗課長の答弁、つまり法的措置には何ら海区設定の問題は支障がないということでありますけれども、いやしくも国会の水産常任委員会において、はつきり北海道の海区は市町村ごとに置くことにするのだという説明があつたにもかかわらず、北海道は四十九になつたのだ、解説には百十四に書いているといつた、いずれにもあてはまらないところの海区の設定をし……

第7回国会 水産委員会 第45号(1950/07/04、24期、自由党)

○川村委員 ちよつと今のに関連して……玉置君からるる水産金融の問題について、二日にわたつて、しかも長時間の質問がありましたことは感謝しているのであります。私も過去第一回国会から、水産委員会に委員として今日まで出ているのでありますが、水産委員会くらい委員会の回数を開いて、だらだらやつている委員会はないという定評であり、また事実そうであります。これはひとり水産庁の責任ばかりではありません。私たちも責任を負います。しかしながら、今日まで私が御答弁を聞いていると、善処します、あるいはそう思つております、こうしたようなおざなり主義の、責任のない答弁をしている。私は考えますのに、答弁は上手でなくてもよろし……

第7回国会 内閣委員会 第9号(1950/03/15、24期、自由党)

○川村委員 地方税の審議会は廃止して、新たな機関を設けるという御説明でありますが、新たな機関というのはどういう内容をもつて設立されるか、要点だけでけつこうですから……。
【次の発言】 わかりました。


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○川村委員 私のお尋ねいたしますことは、多年北海道に東北関係県の入会の問題が論議されまして、昨年の十月にようやくその要綱ができまして、入会を表向きに認めたのであります。大体一年の期間でありましたので、いよいよまた本年もその入会に対する方針をきめなければならぬかと私考えております。ところが七月七日付で北海道田中知事から私あてに書面が参つたところを見ますると、ややこの入会の反対の意思表示をして参つております。  その理由といたしまして、水産庁が、本道の沿岸に棲息する、すなわち底びき網の漁獲する資源の調査が十分できておらないために、多数の入会船をいれて、いわば濫獲した。その結果沿岸の資源の減少は非常……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/17、24期、自由党)

○川村委員 ただいま田口委員から、漁業の当面の資金の問題についてるる質問があつて、舟山銀行局長から御答弁があつたのでありますが、いずれもどうも楽観を許されないような御答弁でありまして、まことに私たちは今後を憂えるものであります。何とかこの打開のためにはいろいろな方法をとつて、しこうして漁民の生産力の増強のために資金の融通をしていただくことを、まずもつて懇願したいのであります。  私のお伺いしたいのは、漁業協同組合の固定資産、また連合会も同様でありますが、これに対する措置を何とか講じなければならぬが、その措置をどういうふうにするかという問題についてであります。御承知の通り漁業協同組合が発足いたし……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○川村委員 この問題は、第七回国会に私が発言を求めまして、紀伊水道の衆議院より参議院に回付されました問題を握りつぶされておる。従つて私は参議院で有明海の本問題を衆議院に回付した場合にこれを握りつぶしにすべきである。借金を背負うべきではない、かように強硬なる発言を求めたのであります。当時私は石原前委員長に対しまして、この問題と紀伊水道の問題は、きわめて微妙な動きのある問題であるから、これはすみやかに本委員会でこれを解決するか、もしくはこれを審議未了として参議院に回答をいたすべきである、私はかように申し上げたのであります。しかるに当時衆議院を通過いたしました紀伊水道の問題は、一年後に大体の目鼻がつ……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鈴木委員の質問に対しまして、水産庁の次長は、まだ聞いておらないというが、私はまことに不可解だと思つております。大蔵省の言い分は、はつきり水産庁に連絡したところが、漁業権は三月三十一日で今度は全部白紙にされるから、漁業権に対する影響は何らない、こういう口頭で申入れに対して返答をしておる、こういうことを聞いたのであります。当時私たちが自由党の政調会において、双方の意見を聞いてみました。すなわち海上保安庁、大蔵省、水産庁、これらの意見を聞いてみたところが、知らないということはありません。はつきり知つておりました。それは部下があなたに連絡しないところのミスである。しかも松任谷部長は……

第8回国会 水産委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○川村委員 議事進行について……。ただいま委員外の質問といたしまして、有明海と紀伊水道とを何ゆえに一緒にしてこれを取上げなければならないかという御質問があつたようでありますが、私の記憶に残つておるところでは、日にちは忘れたのでありますが、本委員会において、有明海と紀伊水道は特別海区にしなければならないという決議をした覚えがあるのでありますが、これは水産庁もしくは事務当局において御存じであるならば、その日取りそれから決議の内容等を御説明くだされば、委員外の質問の要旨に答えることができると考えますから、どちらからでもよろしうございますから、お知らせを願います。

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○川村委員 私は水産貿易、特に北海道で生産の最も多いこんぶ、するめ、みんたいその他の塩干魚、これについての見通しをお伺いしたいのであります。戦前は御承知の通り、朝鮮にはみんたいが多量に行つておつた。戦争前は日本領土でありましたので、直接売買ができたのでありますが、こんぶ、するめ、その他の塩干魚等は、朝鮮を通じて、相当に満洲あるいは中国方面に輸出されておつたことも事実であります。われわれは一日も早く講和条約を結んでこれらの輸出をしない限りは、一番生産の多い、しかも原始的なる製品で、最も漁民の期待を持つておりますこんぶ、するめその他塩干魚といつたようなものが、講和條約の締結が延びておるために、非常……

第8回国会 水産委員会 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○川村委員 ただいまの閉会中の継続審議、しかも重要な問題を各般にわたつて調査するのはまことにけつこうであります。大体日取りをきめておかないと、今御承知のように漁業法第五十八条による海区調整委員の選挙が行われ、八月十五日がその投票日であります。おのおの水産委員は非常な関心を持つておることでありますから、それ以後に私はしたいと思うのですが、この点を皆さんに御相談をしていただきたい。一律に行かないと思いますけれども、それ以後にした方がいいと思うので皆さんにお諮り願いたいと思います。

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鈴木委員から、予算に関する問題についていろいろ申し上げましたが、私も同様であります。  第一にお伺いいたしたいことは、水産庁の予算の中にも、北海道の漁港の修築費に四百九十八万二千円という事務費を組んでおります。それから北海道の開発庁の予算には、北海道の漁港に対しまして、約十億を見ております。さらに水産の各般にわたつて四億二千六百万円を開発庁の予算で見ておるわけであります。これはひとり水産問題ばかりではありませんが、北海道の開発に関する限りの予算は開発庁で組んでおり、水産庁関係の分は重複しておるようなおそれなしとも言えないのでありますが、この点は一体調和をどういうふうにしてと……

第8回国会 水産委員会 第12号(1950/08/03、24期、自由党)

○川村委員 水産用の燃油について、松田君からるるお話がありましたが、私一点だけお伺いいたしますことは、私も油の割当の増加について、関係方面と折衝を続けたのであります。その際に関係方面では、現在の水産用の油は、日本が漁獲している三百十万トンに対しての現在量を割当てているのだ。従つて日本の漁業生産が増加すれば、それは割当を増加するという意味のことを言われたのであります。当時、それならば、日本の国内の割当は、必ずしもそういうふうな漁獲に比例して渡つておらないということでありますので、これを是正する意思がないかどうかということを申し上げた。ところが、それは国内でやることであるから是正は可能であるという……

第8回国会 水産委員会 第14号(1950/08/29、24期、自由党)

○川村委員 海上保安庁の方にお伺いします。海上保安庁の職権といたしましては、大体航路に重点を置いておるようでありまして、漁業の復旧ということについては、無関心なように私は考えられるのであります。そこで先ほどの御答弁は、爆薬を使用して、いわゆる航路あるいは漁場も含むでしよう、そういうようなものの復旧に対しては、もちろん監督権もある、指示することもあるという御答弁であつたようでありますが、その爆薬を使用することによつて漁業のいわゆる復旧はできるといたしましても、それまでの経過において漁業が衰退しておるということが、これは事実現われておるのであります。例えて申し上げれば、呉の軍港の五そうの軍艦の解体……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○川村委員 私のお伺いいたしたいことは、北海道沿岸に内地の機船底びき綱入会についての件をお伺いいたしたいと思います。一問一答の形式でお伺いをいたしますから、そのつもりで御答弁を願いたいと思うのであります。  一昨年までは、青森県を除いて北海道沿岸には入会を認めておらなかつたのであります。従つて岩手県を初めとして福島県、宮城県その他の県からも、相当北海道沿岸に無許可船で密漁をしておつたことも事実であります。しかし戰争中並びに終戰直後の食糧事情から水産庁もこれを認め、われわれ漁民もある程度まで認めざるを得ぬ実情にあつたことは申すまでもありません。しかしいよいよ乱脈となりまして、これを何らかの形で制……

第8回国会 水産委員会 第17号(1950/10/23、24期、自由党)

○川村委員 ただいま漁業経営安定小委員長の永田委員から、大体その小委員会としての結論を発表されたのでありますが、もちろんこれにはいろいろまだ議論も残されておるのでありますが、一応委員長から適当な機会において意見の開陳を許す場合を條件として今日われわれも賛成したいと思います。そこで私は入会の問題について、私も班長として調査の報告をしなければならぬ義務があるのでありますが、大体調査内容はいずれの機会において本委員会に報告するということにいたしますが、とりあえず入会船の問題で特にこの際申し上げなければならぬことは、われわれが調査の最中におきまして、わずか二十日間の調査期間のうちに四隻も宮城県の漁船が……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)

○川村委員 私は北海道班の国政調査の班長といたしまして北海道の調査を御報告申し上げます。九月六日より同月二十五日まで二十日間、函館市を振出しといたしまして、全道の渡島支庁管内、檜山支庁管内、後志支庁管内、石狩支庁管内、留萌支庁管内、宗谷支庁管内、網走支庁管内、十勝支庁管内、日高支庁管内、胆振支庁管内の十支庁管内をくまなく調査いたしたのであります。参加委員といたしましては、永田委員、水野委員、林委員、松田委員、冨永委員、川村の六委員であります。委員部からは菅原事務員が参加いたしました。この二十日間におきまして、道庁当局はもちろんといたしまして、支庁、あるいは関係市町村、関係漁業協同組合並びに関係……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○川村委員 本日の委員会に農林大臣が出席されまして、本年の四月以前から問題となつて、しかも本月に入りましてから、もうすでに大火事となつて現れたのを、農林大臣の中央市場法の第十七條の適用をもつて、一応解決を見たというようなことには考えられますけれども、先ほど鈴木委員の質問に対しまして、大臣は後段の問題でこう答えております。実は農林大臣がおいでならば面接承りたかつたのでありますが、退席されましたので、水産長官にお伺いいたすのでありますが、農林大臣はこう答えております。生産者にも不利にならないように、消費者にも不利にならないように、市場経営者にも不利にならないように、最善の方法をもつて解決をつける考……

第9回国会 水産委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○川村委員 ただいま松田委員から御指摘のありました問題に関連してお伺いいたします。十五そう傭船をして、北海道の底魚の資源調査をしておるということなんですが、まず傭船料をどのくらい政府で拂つておるか、それからもう一つは、資源の調査区域をどういうふうに明示しておるか、この二点をまずもつてお尋ねいたします。
【次の発言】 すべての書類の決裁なり決定権というものは長官にあると思つております。この重大な問題、幾ら傭船料を拂つておるかわからないとは、まつたく私は合点が行きません。それから区域の問題も、おそらく傭船をして調査させるという以上は、これらは長官が決裁しなければできないものであります。従つて長官は……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○川村委員 私は水産資源の問題につきまして、水産庁の調査研究部長に質問をして、その所信をただしたいと思います。  水産資源の調査研究ということは、まことに日本の水産には重要な問題であります。すなわち水産資源の有無を明らかにして、そうして今後漁業法に盛られてあるところの免許漁業なり、あるいは許可漁業、あるいは地方知事に一任してありますところの許可漁業の許可、あるいは水産庁が今後許さなければならない許可等の問題に関しまして、資源とすべてをにらみ合せて許可あるいは免許をしなければならなぬ、かように考えるのであります。従いましてこの資源の調査に飛躍的な発展を試みたいということから、水産庁に水産資源の調……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 水産委員会 第2号(1951/01/26、24期、自由党)

○川村委員 私の承りたいことは漁業権の補償についてでありますが、長官並びに当時から今日まで担当して来られました久宗連絡官の両氏に対して、一問一答の形式で伺いたいと思います。  申すまでもなく、漁業制度改革に伴つて、国は個人といわずあるいは団体といわず、各種の漁業権に対しまして百七十億の補償をする、そして白紙にして新たなる漁業権をとるということになつたのでありますが、漁業法の制定に伴つて、当時の久宗課長の説明では、百七十億を補償するという説明で、しかも大体そのうち第一次の補償をするということを発表したそうでありますが、その百七十億の漁業権に対する補償は、全額を国家が、すなわち政府が認めたかどうか……

第10回国会 水産委員会 第3号(1951/01/29、24期、自由党)

○川村委員 先般この委員会において、補償の問題は質問いたしました。久宗君がこれに対して答弁したのでありますが、久宗君は所管の課長でないということで、やや逃げたかつこうになつておりますので、今回増田君にお伺いします。増田君は先ほどの答弁の中に、各県から自由に出したものは非常に厖大なものである。しかしそれを補償委員会とか、あるいは県当局とか、いろいろな方面に交渉して百七十億に縮めるのだ、こういう御答弁であつたのでありますが、そうしますと、当初法案を提出した場合に、大体百七十一億であるという説明であつたのであります。これは間違いがありません。そこで大体という言葉になりますと、第一次の補償は大体試験的……

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○川村委員 大体趣旨にはわれわれはもちろん異論のあるはずはございませんけれども、これは衆議院の水産委員会の要望事項として懇請するのでありますが、参議院の水産委員会はこれまでとかく衆議院の水産委員会と異なつた見解を持つている向きもないでもないのであります。従いまして、この懇請事項を提出するということにつきましては、われわれは参議院の水産委員会とも密接な連絡をとつて、協議をした上で、これを決定したかがいいのじやないか、かように過去にも意見を述べたこともあつたのでありますが、これは参議院の水産委員会と何らかの形で協議をした上で決定したものであるかどうかということを、委員長にお伺いいたします。

第10回国会 水産委員会 第5号(1951/02/03、24期、自由党)

○川村委員 ただいま水産業協同組合法の一部を改正する法律案の説明が非常に各般にわたつてされたのでありますが、一昨日の本委員会において、農林次官から提案の理由の説明が明らかにされたのでありまして、ただいま協同組合課長が説明したこととは大分提案の理由が違うのであります。提案の理由の大要をお話申し上げますと、組合の出資金はきわめて少く、ために新組合結成以後の借入金並びに旧団体より承継いたしました負債の重圧を受け、その経営はきわめて苦難の道をたどつているのであります。このように組合の経営的基礎が薄弱の上に、その経理組織の整備も十分ならず、さらに信用事業についてもその整備発達の必要きわめて大なるものがあ……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○川村委員 漁業経営安定に関する件につきましては、これまで国際的の漁業に重点を置かれて、特に拿捕船の問題を中心に質疑がとりかわされております。先般ダレス特使が参りまして、それと同時に司令部から水産に対する数項の強い勧告があつたのであります。その問題はもちろん漁業経営安定の問題とも関係があり、また本委員会において漁業資源に関する小委員会が設置されまして、私がその小委員長になつて研究しておりますが、水産資源とにらみ合せた将来の漁業をいかにすべきかという問題もこれに関連がありますので、水産庁に一、二お伺いしたい。  先般司令部におきまして勧告されました数項の問題は、日本の漁業経営あるいは将来について……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/03、24期、自由党)

○川村委員 先ほど千島並びに北洋漁業の基地で、最も漁業の関係のありますところの凾館市葛西助役から代表いたしまして、千島諸島の返還問題についての要旨の説明があり、さらに決議文を朗読されて、大体内容はよくわかつたのであります。最も妥当なる方向に向つて進んでおるということも、われわれ十分考えますので、この線に沿つて国会として十分対策をとらなければならぬ。政府としてもこれに邁進をいたしまして、実現の一日も早からんことを希望するのであります。そこで私は本問題は、もちろんこれは最終の美を発揮するためにはどうしてもそう行かなければならぬけれども、まず歯舞諸島の問題と千島諸島の問題について、これは領土的関連も……

第10回国会 水産委員会 第18号(1951/03/06、24期、自由党)

○川村委員 鉄道運賃は昨年の四月一日に改訂になりまして、大体平均八割の値上げとなつたのであります。しかしながら水産物の特殊事情から、これを特殊扱いにしなければならぬということで、遠距離に対しても割引をなし、さらに水産物の品種その他いろいろ差別をつけまして割引をしておる現状でありますが、これは一年の暫定期間になつておりまして、来るべき三月三十一日にはその特例が解消されまして、このままで行きますと、全部八割の値上げをしなければならぬことになるのであります。かくては当時の水産物の価格と、今日の価格を対照いたしますと、相当に安値になつておつて、むしろより以上に運賃の割引をしなければならぬ実情になつてお……

第10回国会 水産委員会 第20号(1951/03/14、24期、自由党)

○川村委員 高山さんにちよつとお伺いします。私も実は漁師で長年船に乗つたので、北海道の海でさけ、ますのとれる所は、いわゆる根室、釧路支庁管内の沖合いだということはもちろん承知しております。そこであなたの拿捕された原因を聞いてみますと、これまでは三十マイルくらいの沖合いで十分魚がとれた。最近は六十マイル、七十マイルに行くと非常に魚動があつて、そこで魚がとれるので、そこに行つたところが、潮がかわつておつた。これはもう海の場合には必ずあり得ることです。そこであなたの考えは、南に向つておる潮、いわゆる本州方面に向つておる潮だと考えて網を流した。ところがあにはからんや、それは逆に北の方へ流れておつた。私……

第10回国会 水産委員会 第23号(1951/03/23、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鉄道部長からの御説明で要旨はわかつたのであります。ただ一般大衆向けというお言葉が最後にありましたが、鮮魚、冷凍の問題については、統制が撤廃されておる今日でありますので、安いところもあるだろうし、高いところもあるから、これは今後のいろいろな魚価の変動ということを見なければ、一概に運賃のみをどうこうということはできないと思います。従つて当分の間特別の措置を、前回講じてある通りにこれを延期することが好ましいことである。ただ問題は、するめ並びにいかの塩辛であります。塩辛に至つては極端でありまして、今日食糧に供するというようなことを考えておることがほとんどないといつた実情であります。……

第10回国会 水産委員会 第29号(1951/05/10、24期、自由党)

○川村委員 先ほどからの次長の答弁によつて承りますと、相当以西底びきに違反船があつたので、それぞれ関係方面からも指摘され、それに対処すべく、今全力を尽くして違反の防止に努めておるということで、まことに私けつこうなことだと思います。ところで違反防止のことについて、私はずつと以前から聞いておつたところでありますが、もちろん日本の監視船が不足だということもその一つの事実でありますけれども、日本の監視船が、行動区域と、それからさらに、なすべきことといいましようか、いわゆる監視に関する制限があるので、違反ということはわかつておりながらも、その漁船をつかまえることができないというようなことがあるということ……

第10回国会 水産委員会 第30号(1951/05/12、24期、自由党)

○川村委員 その場合の委員会には港湾局長とさらに運輸省の藤野義男という人を呼んでもらいたいと思います。
【次の発言】 齊藤参考人にちよつとお伺いいたします。この新潟県の問題については、私漁業法の制定前に、調査班の班長として参つて公聴会を開いております。その際開放しろという意見と、どこまでも資源維持のために、またさらに小漁民の生活保護のために、これをどこまでも守るべきであるという二つの意見があつたのであります。あなたは幸いに協同組合の主事でありますので、どこまでも漁民を基盤としている協同組合でありますので、あなたの意見としては、これを開放することがいいか、それから現在の禁漁区域をそのままにしてお……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○川村委員 私がただいまから質問いたしたいことは、とかくこれまで立法の行政機関との間にいろいろ混乱をしておる点もあり、さらに官僚の独善的考えから、とかく国会で立法したことについて、いろいろと国会を非難しておるというようなことが見受けられるのであります。そこでいかにわれわれが立法いたしましても、これを執行するものは行政庁であり、行政官でなければならないにもかかわらず、とかく立法機関と行政機関との間にいきさつを生じて、これをはばんでおるということがたくさんあるのであります。かくてはせつかく民主化されましたところの立法機関並びに行政機関が、今後そうしたようなことによつて、いろいろ行政事務あるいは事業……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)

○川村委員 私は時間の関係上、漁港の問題で単刀直入にお伺いいたします。先ほどから松田君の質問に対して、課長がいろいろ御答弁されておりますが、私もその中にいろいろな疑問を持つのでありますけれども、今議論しておつたのでは、かえつて漁港の関係が遅れますので、単刀直入にお伺いいたします。水産庁の漁港課からも、あるいは北海道開発庁からも、それぞれあなたの方に、漁港の修復についての決定について要求があつたということは、もうあなたは認めておりますが、いつごろまでにこれが決定できるか。極端に言うならば、一体何日にできるかということを、まずお伺いいたします。

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○川村委員 私は去る十九日に大蔵及び水産委員会の連合審査会におきまして、多岐にわたつて質問をしたのであります。そこで第一点を簡單に申し上げますと、漁業権証券に課税することには、原則的に反対である。しかし現在の情勢から行きまして、最低限度の課税はやむを得ないのじやないか。しかしこの課税によつて徴収された、すなわち漁業権証券から吸い上げた金を漁業の振興の施設や、あるいは漁民の福祉の施設、あるいは漁業施設等に還元できるならば、一応やむを得ないのではないかということは、十九日の委員会にも申し上げておきましたし、それから、さらに日にちは忘れましたが、以前の水産委員会でも、前の水産庁長官に私は申し上げたこ……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○川村委員 鈴木委員から、大体われわれの考えていることの大綱は大蔵大臣に質問したのでありますが、大蔵大臣は、どうもわれわれ漁師にもわかるような、はつきり腹を割つての御答弁を願われないので、できるだけ鈴木君の質問と重ならないように質問をしておきたい、かように考えるのございます。  漁業制度改革につきましては鈴木君の言われた通りでありまして、大臣もこの点においては大いに認識していると考えます。当初われわれがこの漁業制度改革において、漁業法を提出されました時分に、御承知の通り農業と非常に大きな違いがありますので、非常に心配をいたしまして、この制度の改革を遂行するには、何といつても財政の裏づけと資金の……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)

○川村委員 漁業度改革は、農業とともにわが国産業の民主化を達成し、この基盤の上に生産力を発展させ、日本の経済の再建とその振興をはかる画期的な一大事業であるのであります。この事業達成のためには、全漁民が最善の努力を払うことはもちろんでありますが、政府としても、この国策先途のためには、財政上及び金融上適切なる処置を講じ、本改革の徹底を期せられなければならないのであります。しかるに今や漁業制度改革の実施期に人づているにもかかわらず、これに対する具体的の処置が何らなされていないことは、まことに違憾であります。この場合政府はすみやかにその措置を講じなければならぬのであるから、本委員会におきましては、これ……

第10回国会 水産委員会 第37号(1951/05/28、24期、自由党)

○川村委員 私は金融問題について、いろいろ事例をあげて、質問いたしたいと思います。  まず、終戦後日本はあらゆるものに対して民主化をはかろう、まことにけつこうなことであります。産業もしかりでありまして、農業にしても漁業にしてもさようであります。しかしながら民主化が叫ばれて以来、すべてのものがどんどんと進んだのでありますけれども、漁業はなかなかかようには参らなかつた、ということは、各般についての漁業の民主化にめんどうな問題が横たわつておるからであると私は考えたのであります。漁業法を制定して以来もうすでに一年半有余になります。この間われわれは漁業制度改革によつてそれぞれ行くべき道を講じ、水産庁とい……

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○川村委員 漁業金融については、もう私からあらためて申し上げるまでもないのでありまして、行き詰まつておる今日、何とか打開しなければならぬということは、漁民各位も叫んでおり、また委員としても重大に考えて本日までやつて参りました。また水産庁におきましても、それぞれ計画を立てて進んで参つたのでありますけれども、今日まだ解決をしないという現実であります。ところで、ちようど漁業制度改革も今や実行に移されておる時分に、漁業権証券の資金化を中心として漁業資金のまかないをするということで、それぞれ本委員会、並びに水産庁当局も運んで参つておることも御承知の通りでります。ただ水産庁のこれまで計画を立てて参つたこと……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○川村委員 私は中金湯河理事長に、漁業制度改革に件う漁業権証券の資金化並びにその他漁業資金等の問題について、一応御所信を承りたいと存ずるのであります。  漁業制度改革は、御承知の通り世界でもまだやつたことのない、日本で初めての画期的な大事業であることは、申し上げるまでもないのであります。漁業の民主化、漁業生産力の発展並びに漁業者の利益の均霑、かようなことを目標といたしまして漁業制度改革をすることに相なりまして、現在実施の途上にあるのであります。この制度改革につきましては、われわれは全面的にこれを支持し、推進をしなければならぬことは万々承知しておりますけれども、この漁業制度改革の完遂を期しまする……

第10回国会 水産委員会 第40号(1951/06/05、24期、自由党)

○川村委員 私は先ほど委員長から発言がありまして、議題となつております漁業制度改革による漁業権証券の資金化、並びに農林漁資金特別会計の資金、その他農林漁業再建整備資金等各般にわたつて、大蔵省銀行局長並びに塩見官房長、その他水産庁関係各官にお伺いいたしたいと思います。きようはまだ銀行局長がおいでになつておりませんので、後刻引続き銀行局長に質問をいたしたいと思います。  まずその資金の内容に入りまする前にお伺いしておきたいことは、漁業制度改革による漁業権証券の資金化については、これまで幾たびも議論を闘わして参つたのでありまするけれども、その結論に達していないことは御承知の通りであります。こうした漁……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○川村委員 私は松田委員とともに北海道の北端を調査して参つたのであります。大要につきましては、松田委員から報告になわましたから、重ねて申し上げません。ただ幸い農林大臣が御出席でありますので、農林大臣に特に要望と意見を申し上げたいと思います。  先ほども問題になりましたが、領土の問題あるいは将来講和条約締結後公海漁業の問題については特段の配慮を願いたい。これが一点。  さらに私が今度調査に行つて一番感じましたことは、まだ北の海には、ラインが狭まつたといえども、相当に開拓する余地があるのであります。それには漁港の修築と、先ほど松田君が言いましたように道路の問題であります。それらを開発いたしますれば……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 水産委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)

○川村委員 漁業権証券の資金化並びに課税対象になるかいなかという問題についても、水産庁長官の説明があつたのであります。一応納得することができますが、はたして一体水産庁長官ふただいま御説明になつたように、大蔵当局がその実施について自信ある方法をとれるかどうかという問題に、われわれはまだ疑義が残されておるのであります。そこでわれわれも当初からこの問題について心配もあり、さらに水産庁でももちろんこの資金化については全力を尽して、あらゆる方法を講じたけれども、遺憾ながら水産庁案というものは通らなかつた。そのようなことから、委員会といたしましてもこれを黙視するわけにいかぬので、これは直接大蔵大臣並びに銀……

第11回国会 水産委員会 第2号(1951/08/18、24期、自由党)

○川村委員 昨日北海道におけるさんま漁業の解禁日を目前に控えまして、解禁日以前に根室地区の漁業者が操業をしたということで本委員会に非常に波瀾を呼んだのでありまするけれども、この問題はひとり根室地区とか北海道地区とかいう問題でなく、太平洋岸におきまする各県に関連性を持つたところの問題でありますので、これらをすみやかに解決しなければならぬと思つておつたのであります。本日幸いに議員各位の発議によつて協議会を開いた結果、その話合いがかようになつたのであります。すなわち過般水産庁からさんま漁業の取締りに関する件におきまして、第一項に解禁日以前に出漁した者については漏らさず調書を調整すること。二、解禁日以……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 水産委員会 第1号(1951/10/12、24期、自由党)

○川村委員 東南アジア諸外国の日本の漁業の招請について、いろいろな角度から松田委員並びに田淵委員を鋭くついておりますが、私はむしろ別な観点から、この諸外国の現在日本の漁業技術その他漁船、漁具等を取入れたいという希望について、沿岸漁業との関係、特に現在日本の底魚資源というものはもう枯渇しております。従つて過般から問題になつておりまするところの小型機船底びき網の整理はいよいよ昭和二十六年末期から断行しなければならぬことになつたのであります。私は去る十月の五日から十日まで大阪府並びに和歌山県、徳島県その他九州、中国方面を視察し、さらに関係漁民並びに関係官庁の集合を求めて、いろいろ懇談して参つたのであ……

第12回国会 水産委員会 第2号(1951/10/16、24期、自由党)

○川村委員 ただいま問題になつております漁業取締りの問題、特に新潟県の問題について、御意見も拜聽し、さらにそれに対する御答弁もあつたのでありますが、過般私も大阪府、和歌山県、徳島県、瀬戸内海全般の小型機船底びき網の状態がどうなつておるかということを視察に参つたのであります。和歌山県から紀伊水道を通つて徳島に行つたのであります。その場合の小型機船底びき網の操業状態は、いずれも二そうびきで、堂々と違反している。そういう状態を見せつけられまして、まことに唖然とせざるを得なかつたのであります。紀伊水道には一そうの取締船もおらないのか、海上保安庁は何をしているのか、あるいは水産庁の取締船は何をしているの……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)

○川村委員 私は第十一回国会において懸案となりました小型機船底びき網漁船の整理に関する本委員会の国政調査の経過並びに結果を御報告を申し上げます。  去る十月五日より同月十日まで六日間、水産庁の浅井技官、水産専門委員室の管原主事とともに、大阪府、和歌山県、紀井水道、四国、瀬戸内海等の一部を調査に参りましてこれら府県において十数箇所、特に岡山市におきましては、岡山県、香川県、愛媛県、兵庫県、広島県、山口県、大分県等の漁業協同組合、同連合会その他の水産団体の代表、漁民代表、並びに瀬戸内海連合海区及び関係官庁の官公吏代表等の会合を求め、懇談会を開き、さらに各地の漁船、漁具の実態及び漁業根拠地及び漁民の……

第12回国会 水産委員会 第6号(1951/10/27、24期、自由党)

○川村委員 ただいまの山本次長の御説明で大体内容はわかつたのでありますけれども、このうちルース台風による漁業災害復旧資金関係資料の六のところに、政府の損失補償限度が七億七千二百八十万円とあり、これが政府の損失補償になるのであります。そうするとこの融資額の三割というものは国家で損失補償をする。つまりそれが損になるのだという見通しのもとに立てた計算であるかどうか。私どもは、最惡の場合に三〇%の損失補償をしなければならぬのであつて、借りた金はどこまでも全額を払わせなければならないと思つております。最悪の場合には、災害を受けた漁民だから支払えない部面もある、だからこの数字では不足になるというようなこと……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)

○川村委員 この三案につきましては、ただいま石原委員が御指摘になつた問題が大体中心となるところだと考えております。あとはほとんど手続の問題でありますので、おそらく大した議論もないだろうと思います。従つて質問も手続のいろいろな関係において疑義のある点に集中されるものと思います。特に石原委員の御指摘になつた点については、地方の特殊事情が相当重大でありますので、各委員からの質問も相当な数を加えるものと存ずるのであります。  先ほど石原委員の申されたことをうしろで聞いておりますと、当分の間という字句でありますが、私もその疑義を持つております。しかしながらわれわれは本問題については整理すべしという結論を……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/01、24期、自由党)

○川村委員 修正案の内容を御説明する前に、漁業法の一部を改正する法律案に対して、一応部長より御答弁を願つて、さらに修正の意見を述べたいと考えます。  まずこの漁業法の一部改正の案は、申すまでもなく去る二月十四日に総司令部より勧告があり、またかりに勧告がなくとも、日本でどうしてもこの一部修正によつて整備しなければならぬ漁業がありますので、当然漁業法の一部を改正しなければならぬのでありますけれども、その改正する法律案の内容については非常に複雑多岐にわたつておる問題があるのであります。またこの法律案が通りますと、それぞれ要綱を制定いたしまして、省令または政令をもつて実施に移さなければならぬのでありま……

第12回国会 水産委員会 第9号(1951/11/06、24期、自由党)

○川村委員 先ほど部長から御答弁になつたことで、恐縮してか恐怖してか、部長の声が非常に低いので聞き取れなかつたのですが、試験船の指令といいましようか、指示といいましようか、これが十七日かに行つて二十五日ごろから試験船が出たように私承知しておりました。しかし私の同地方に参りまして情報をとつたところによりますと、相談があるとただちに出ておつた、ですから北海道から手続の書類が来る前に出ておつたというようなことを聞いておりますが、この点ははつきりしてもらわぬと、あるいはあなたの御答弁と事実と食違うと、またこの委員会で問題にしなければならぬので、出漁した日にちがいつごろ、さらに相談が来たのはいつごろで、……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/08、24期、自由党)

○川村委員 ただいま松田委員からの御提案に対しては全幅の敬意を払うと同時に、賛成をするものであります。一言これに付帯して申し上げたいことは、要は委員長のオブザーヴアーとしての立場で出席することは、おそらく国会を代表してと私は考えております。そこで今日の委員なりあるいは顧問なりの立場を検討してみますると、海洋漁業の業者が多いようであります。もちろん日本は海洋漁業に進展しなければならぬことは当然でありますけれども、いざこの協定が不利な条件と相なりますれば、海洋漁業者はおのずから沿岸漁業を荒しまわることは確実であります。かつての委員会におきまして、松田委員より大洋漁業云々といつた論戦も、実は大洋漁業……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)

○川村委員 目下米加、日三国で漁業協定の問題を取上げまして、本委員会もまたこれに中心を置いて論議を進めておることは御承知の通りであります。十一月八日付の北海道新聞の記事を見ますと、北海道出身の玉置代議士からの通信として、ヘリングトン氏と会見した記事と、さらに冨永委員長帰国談として発表しておられることを報道しております。片方の玉置代議士はなかなか容易でないということを意味されることを書いてありますし、冨永委員長の談話はあまり困難でなく、すらすら行くだろうという意味のことを書いてあります。一体これはどちらもアメリカへ行つて来たので、片方は帰つて来ておる。片方はまだ渡米中であつて、非常に迷わされる点……

第12回国会 水産委員会 第12号(1951/11/13、24期、自由党)

○川村委員 石油の価格の問題については、田口委員からるる申し述べられましたが私も同感であります。今松田君のお話を聞くと、もう政治折衝よりほかないということですが、私はまだそれ以前に事務的折衝も十分あるのではないかということで二、三お伺いしたいと思います。  まず第一に、価格の高いということははつきりしておるが、統制を撤廃いたしますと、たいていのものは一時は価格は上るようなきらいもありますけれども、最後には安くなるのが今日まで常識となつております。そこでもちろん統制撤廃をいたしまするには、政府の腹をきめなければならぬことは申すまでもありませんけれども、事務的に統制撤廃をするだけの段階に至つてない……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/15、24期、自由党)

○川村委員 漁業権証券の債権者の差押え、あるいは税務署その他税金の滞納に対する処分について、かつて留萌で国税庁が取上げた問題その他いろいろな問題がありましたので、水産庁として早く何らかの手を打たなければならぬということを、前国会から私が要望しておつたのであります。先般の当委員会におきまして久宗連絡員の答弁によりますと、一応は手を打つている。また大蔵省等とも連絡をして、その措置を講ずべく努力している。大体見通しは近くはつきりするというような御答弁があつて、一応われわれは了承したのでありますけれども、去る十一月十三日の北海道新聞を見ましたところ、今度は森町、しかも私の出身地から問題が起きたのであり……

第12回国会 水産委員会 第14号(1951/11/17、24期、自由党)

○川村委員 このたび国が相当に国庫負担をいたしまして、漁船の補償をする漁船保險の拡大強化をはかるということになりましたことは、まことに喜びにたえないわけであります。  ただいま次長並びに課長から、法律案の趣旨あるいはその内容等につきまして説明がありましたが、そのうち二、三承りたいことがあります。第二の三項の(1)、(2)、(3)でありますが、その内容を見ますと総トン数二十トン未満の漁船の全部について漁船の保險がつくことになつておりますが、どうして二十トン以上がだめなのか。(2)、(3)に除外文があるようでありますが、その除外文を見ると二十トン以上のものはほとんど除外してあります。ところがさきの……

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)

○川村委員 小型機船底びき網漁業は、御承知の通り資源の関係と他種漁業に非常な妨害があるので、何としてもこれは整理しなければならぬのであります。もちろん業者お互いも、このままに放置しておくならば営業が成り立たないというようなことで、今水産庁ではこれを立案して本委員会に提出されておるようなわけであります。だがただいま小松委員からの質問に対して二、三私は疑義が生じましたので、その点をお伺い申し上げたいと思います。  第一に、小型機船底びき網の漁船には無許可船と許可船があるが、減船整理にあたつてはもちろん無許可船を先にする、そればかりではない、現在許可を持つておつても許可通りやつておらない、すなわち違……

第12回国会 水産委員会 第16号(1951/11/21、24期、自由党)

○川村委員 漁港法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  漁港法の施行によつてわが国漁業上の重要施策である漁港の修築、維持管理等に関する制度が確立され、法律に規定されている漁港の指定、漁港の整備計画等も順次進捗を見、本法の運用も軌道に乗つて来たのでありますが、漁港管理者の指定、漁港管理委員のうち漁業者代表の選任方法等については、手続が煩雑であり、しかも相当多額の経費を必要とするので、本来の性格を失わない範囲内において、簡素な方法に改めることを妥当と認めるのであります。また北海道の漁業の発展をはかるため、北海道における漁港施設をすみやかに整備し、道内船、道外船等にこれら漁港を高……

第12回国会 水産委員会 第17号(1951/11/22、24期、自由党)

○川村委員 まず伺いたい第一点は、大蔵省の保険課長にお聞きしたいのであります。保険は大体社会政策の一端となつておりまして、たいていの保険については、政府がそれぞれ国庫の負担をして助成しておるというのが今日の姿であります。直接保険料を負担しておらぬでも、何らかの形において国家が助成をしておるということは事実であります。先ほど来、横尾、櫻井君からいろいろ御説明を受けたのでありますが、結局保険会社が損をするから分損保険も認めない、地域差の保険も高くしなければならぬ、季節の保険料も高くしなければならぬ、こういうふうなことでやはり御説明しておるようであります。そこで私は、保険というものが社会政策の一端で……

第12回国会 水産委員会 第19号(1951/11/27、24期、自由党)

○川村委員 ただいま議題となりました請願並びに陳情書につきまして、請願及び陳情書審査小委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本会期中に当委員会に付託になりました請願は全部で五十六件でありまして、その内訳は漁港、船だまり関係が三十件、漁船保險制度に関するものが六件、漁業に対する補償、融賢に関するものが九件、北方公海漁場の再開及び漁場の開発に関するものが二件、その他九件となつております。  本小委員会におきましては、昨二十六日、小委員会を開き、これら各請願につきまして愼重に検討を重ねた結果、本日の請願日程中第二ないし第一六、第一八、第一九、第二一、第二四ないし第二七、第二九、……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げます。今般私が当水産委員会の委員長の重責を汚すことになつたのでありますが、もとより浅学非才の者であり、議事にもふなれな者でありますが、委員各位の御協力があり、さらに専門員の方々並びに関係官庁の方々の御協力、御指導、御鞭撻を得まして、私も粉骨砕身本委員会の使命を達成すべく努力いたす所存でありますので、何とぞよろしくお願いいたす次第であります。まことに簡単でありますが、一言ごあいさつを申し述べる次第であります。  次に現下水産業における重要問題1いたしまして、漁業制度の改革に伴う諸施策、濫獲漁業の防止策、水産業協同組合の……

第13回国会 水産委員会 第3号(1951/12/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  議事に入ります前にお諮りいたします。理事鈴木善幸君、二階堂進君、松田鐵藏君の二君より理事辞任の申出がありますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めさよう決します。  なお引続きお諮りいたします。理事田中織之進君が昨十四日委員を辞任せられましたので、ただいま辞任を許可するに決しました主君と合せて四名の理事が欠員となりましたが、この際その補欠選任を行いたいと思いますが、これは先例により委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め    小高 熹郎君  田口長治郎君  ……

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日本委員会に政府委員として水産庁長官塩見友之助君、説明員として漁政部長伊東正義君が出席しております  今般農林省の人事異動に伴う新水産庁長官に塩見友之助君が就任せられましたので、この機会に新長官より水産行政に関する今後の方針及び御抱負等について承りたいと存じます。水産庁長官塩見友之助君。
【次の発言】 次に塩見長官に対して御質疑があれば、この際お許しいたします。
【次の発言】 田口委員。
【次の発言】 本日はこの程度で散会し、次会は公報をもつてお知らせ申し上げます。     午後零時二分散会

第13回国会 水産委員会 第5号(1952/01/28、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会公海漁業に関し、長官より説明を聽取いたしましたが、その問題に対して御質疑あればこれを許します。
【次の発言】 なお松田君の発言中、委員長に御要望がありましたので、委員長としてお答え申し上げます。  北洋漁業の出漁は、国際的にも、また行き詰まつておる日本の漁業打開のためにも、非常な大きな問題でありますので、松田君の御意見の通り、委員会におきましては愼重に取上げる方法を講ずるとともに、農林大臣並びに水産庁長官にも常に緊密な連絡をとりまして、その意を盡す所存であります。
【次の発言】 先ほどの松田君の発言中に、漁業者の選択のために愼重を期せというお……

第13回国会 水産委員会 第6号(1952/02/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際有明海の漁業権設定問題等に関し、現地に実地調査を行われました派遣委員より、その報告を求めることにいたします。平井義一君。
【次の発言】 ただいま平井委員より有明海の漁場問題についての委員派遣による調査報告を聴取いたしましたが、この問題は非常に重大で、この解決策を誤れば関係県の水産業全般に及ぼす影響が大きいので、水産庁当局の政策をよく検討し、これが当否によりましては、本水産委員会は解決のために積極的に努力いたさなければならぬと思うのでありますが、派遣委員の郵告に対する質疑は次会に行いたいと思います。  次に御報告申し上げておきます。政府の説明……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/07、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く水産関係諸命令の廃止に関する法律案を議題とし審査を進めます。本案につきましては前会提案理由の説明を聽取いたしておりますので、これより質疑に入ります。質疑の通告がありますのでこれを許します。田口君。
【次の発言】 他に御質疑もないようでありますので、本案に対する質疑はこれにて打切り、別に討論の通告もありませんので、討論を省略いたし、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く水産関係諸命令の廃止に関する法……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/09、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際、公海漁業に関する件につきまして、松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。松田委員。
【次の発言】 次に小型機船底びき網漁業整理特別措置法案を議題とし審査を進めます。  本法案は、御承知の通り第十二回国会において、内閣提出法案として、十一月十六日本委員会に付託され、翌十七日提案理由の説明を聞き、審査を進めて来たのでありますが、第十二回国会においては審査を終了するに至らず、継続審議といたしたものであります。本国会におきましては、去る十二月十日に本委員会に付託となりましたが、本案の提案理由の説明は、前国会において政府より聴取し……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際漁船損害補償に関する件並びに漁業災害補償に関する件について、漁船損害補償及び漁業災害補償に関する小委員長より発言を求められております。これを許します、松田君。
【次の発言】 漁業損害補償に関する法案の内容について、伊藤漁船保険課長より御説明を願います。伊藤君。
【次の発言】 ただいま御説明のありました事柄について御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 それでは御質疑がないようでありますから、次に漁業災害補償に関する法案について濱田課長より御説明を願います。
【次の発言】 ただいま濱田協同組合課長より漁業災害復旧資金の融通に関する特別措……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の日程の真珠養殖事業法案を審議することになつておりましたが、字句の修正その他にもう少し時間をとりますので、本日はとりやめまして、輸出まぐろに関する件を議題に供し調査を進めます。  なお本日出席の政府委員並びに説明員の御氏名を申し上げます。水産庁長官塩見友之助君、水産課長藤波良雄君、通商振興局長井上尚一君、農水産課長森日出哉君、外務政務次官石原幹市郎君、経済局第三課長福井政男君、アジア局の三宅喜一郎君等が出席されております。二階堂君。
【次の発言】 ただいま二階堂委員及び松田委員の発言は、日本の輸出産業並びに日本経済、特にまぐろ、かつお漁業にと……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  真珠養殖事業法案を議題といたします。本案は御承知のように第十二回国会において審査を終了するに至らず、継続審議となつたものであります。今国会においては、去る十二月十日本委員会に付託となりましたが、その提案理由の説明はすでに前国会において聴取いたしましたのと同様でありますので、これを省略して審議を進めたいと思います。
【次の発言】 この際御報告いたします。田口長治郎君より本案に対する修正案が提出されております。これは諸君のお手元に配付いたしてあります。ただいまより本修正案について提出者の趣旨弁明を願います。田口君。

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁港法第十七條第二項の規定により、漁港整備計画の一部改正について承認を求めるの件を議題として審査を進めます。まず政府より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 次に本件について御質疑があれば、これを許します。
【次の発言】 御質疑もないようでありますので、質疑を終了いたします。  本件については別に討論の通告もございませんので、これを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。本件は承認を與えるべきものと決するに賛成の諸君り起立を願います。

第13回国会 水産委員会 第13号(1952/02/25、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  皆さんに御報告申し上げます。本日政府委員並びに説明員として、安本燃料課長近藤勝君、大蔵省税関部長北鳥武雄君、同鑑査課長木谷忠義君、水産庁漁政部長伊東正義君、水産庁水産課長藤波良雄君、同経理課長高橋泰彦君、農林技官塚原慶悟君が出席しております。
【次の発言】 ただいま永田君の御空言にお答え申し上げます。今朝九時に水産庁長官と連絡したのでありますが、水産庁長官は、日韓問題さらに司令部との連絡があるので、十時からその方にどうしても出席しなければならないということで、本日の委員会には出席できない旨の回答があつたのであります。もちろん明日と言わずごく近い委……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件を議題とし、質疑を許します。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてくだざい。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 委員長としてお答え申し上げます。ただいまの松田君の発言はまことに重要な発言であります。もちろんこのたびの北洋漁業については、先ほど来各委員から発言がありました通り、非常に監視のもとに行われなければならぬという漁業でありますので、委員会としては慎重を期さなければならぬので、よく相手方とも話し合つて、ぜひ本委員会に出席を求めてその意を尽したい、かように考えております。

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件を議題といたします。昨日の委員会におきまして、北洋漁業の許可問題に直接利害関係を有する日水、日魯、大洋の各関係者を参考人に選定し、それぞれその事情を聴取することにきまりましたが、本日参考人として御出席の方々を申し上げます。日本水産株式会社社長鈴木九平君、日魯漁業株式会社社長小林小一郎君、大洋漁業株式会社代表取締役山崎喜之助君、以上の三名であります。これより本問題について参考人より御意見を承りたいと存じますが、まず石原委員より発言を求められております、これを許します。石原委員。

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案を議題として審議を進めます。まず提案者より提案理由の御説明を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。御質疑はありませんか。
【次の発言】 別に御質疑もないようでありますので、本案につき質疑を終了いたします。  これより討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんのでこれを省略し、ただちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。  本案に賛成の諸君の御起立を願いま……

第13回国会 水産委員会 第17号(1952/03/05、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件を議題とし、調査を進めます。  この際お諮りいたします。農林中央金庫理事長湯河元城君、同理事小野三郎君、日本開発銀行理事中山素平君、同営業第二部営業課長川崎一臣君の四君を参考人に選定し、水産業に対する金融の実情を承りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  まづ小高委員より発言を求められております。これを許します。小高君。
【次の発言】 この際委員各位にお願いいたします。農林中央金庫の湯河理事長は、午前中に重要な要件がありますので、ぜひ十二時前に帰らせていただきたいという申……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  まず公海漁業に関する件につい調査を進めます。この際本日出席の政府委員並びに説明員をお知らせいたします。水産庁よりは水産庁長官塩見友之助君、漁政部長伊東正義君、第二課長高橋清三郎君、外務省は欧米局長土屋隼君、條約第三課長重光晶君であります。なお農林大臣には委員長より直接出席方を連絡いたしたのでありますが、あいにく本日は風邪のため病臥中とのことで、月曜日には出席できるとのことでありますから御了承のほどを願います。本件について質疑の通告がありますから順次これを許します。鈴木善幸君。
【次の発言】 速記をとめて。

第13回国会 水産委員会 第19号(1952/03/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会に引続き公海漁業に関する件について調査を進めます。  この際北洋かに漁業の出漁問題について、本年は出漁を断念すると伝えられておりますが、その間の経緯について廣川農林大臣に対し質疑の通告がありますので、順次これを許します。鈴木君。
【次の発言】 永田委員。
【次の発言】 木村君。
【次の発言】 二階堂君。
【次の発言】 二階堂君にお願いをしますが、農林大臣の意見を伺うことがあと二つの議題に上つておりますので、できればどうぞ簡単に願います。
【次の発言】 次に漁業災害に関する件について調査を進めます。  去る三月四日の北海道及び三陸地方における地……

第13回国会 水産委員会 第20号(1952/03/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産物の運賃に関する件を議題とし、調査を進めます。  政府委員として運輸省国有鉄道部長細田百蔵君、説明員として日本国有鉄道営業局貨物課岩岡明蔵君、農林省大臣官房経済課長玉置康雄君が出席されております。富永君より質疑の通告があります。これを許します。冨永君。
【次の発言】 水産物の運賃に関する件はこの程度といたします。
【次の発言】 次に輸出まぐろに関する件を議題とし調査を進めます。  この際お諮りいたします。米国向け輸出まぐろの関税問題につきましては、さきに本委員会におきまして、直接本問題に利害関係を有する業界の方方より御意見を聴取し、調査を進め……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業災害に関する件を議題とし、調査を進めます。この際鈴木善幸君より発言を求められておりますのでこれを許します。鈴木君。
【次の発言】 次に松田委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま鈴木委員より北海道、青森県、宮城県等の、このたびの震災及び津波による水産関係の災害報告があり、さらに松田委員より、北海道の各地における震災及び津波による災害の状況等の報告がありましたが、両委員の報告を了承するに御異議あり事せんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、両委員の御発言の通りに、それぞれの手続をいたしたい、かように考えま……

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  去る二十日漁船損害補償法案、松田鐵藏君外十 三名提出及び漁船損害補償法施行法案、松田鐵藏 君外十三名提出の両案が本委員会に付託になりま した。これより両案を一括議題とし、審議に入り ます。  まず両案について提出者より提案理由の御説明 を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより両案について質疑に入ります。質疑の通告がありますので、これを許します。木村君。
【次の発言】 他に質疑はございませんか。――他に御質疑もないようでありますので、両案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより両案を一括して討論に付します。討論の通告がありますので……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより会議を開きます。  本日の委員会に水産庁より伊東漁政部長、高橋漁業調整第二課長、濱田協同組合課長が出席しております。  まず十勝沖地震及び津波による漁業災害に関する件について調査を進めます。本件について松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 なお損害の状況、その他損害総額、また復旧に対する今日までの施策等につきまして、濱田協同組合課長より御報告を願います。
【次の発言】 この際委員長より報告申し上げておきます。昨日渡部農林官房長及び松浦農林委員長より連絡がありまして、水産委員会において災害復旧の法案を提出するということであるそうだが、農林……

第13回国会 水産委員会 第24号(1952/03/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件について調査を進めます。この際北洋の鮭鱒漁業許可及び出漁等について水産庁長官よりその経緯並びに今後の方針等につきまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 石原君にお願いいたします。本日は多数の質問の通告がありますので、どうかごく簡単に要旨をお願いします。
【次の発言】 永田君。
【次の発言】 松田委員。
【次の発言】 次にまき網漁業取締りに関する件について順次質問を許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 ただいま松田委員の御発言に対して、委員長としてお答え申し上げます。今月の十日にこの席で小委員会を開催いたしまして、鈴木小……

第13回国会 水産委員会 第25号(1952/03/31、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する件について調書を進めます。その件について松田委員より発言を求められております。これを許します。松田君。
【次の発言】 ただいま松田委員より十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する法案の提出経過について御報告がありましたが、これを了承するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  本日はこの程度にとどめ明日午前十時より本委員会を開きます。散会いたします。     午後三時十分散会

第13回国会 水産委員会 第26号(1952/04/01、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昨日松田鐵藏君外十一名提出の十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案が本委員会に付託になりました。これより本案を議題とし審査に入ります。  まず提案者より提案理由の御説明を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。御質疑があればこれを許します。―御質疑もないようでありますので、これにて質疑を終了いたします。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんので、これを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際松田委員より漁業権免許について発言を求められております。これを許します。松田君。
【次の発言】 委員長より要望いたしておきます。漁業権の免許につきましては、ひとり北海道の浜益村の問題ばかりでなく、全国的に紛争があるようであります。水産庁におきましてはすみやかにこれらを調査して、できるだけ早い機会に、本委員会に全国的の免許の状況を報告せられるよう要望しておきます。
【次の発言】 次にまき網漁業取締りに関する件について調査を進めます。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許します。田口君。

第13回国会 水産委員会 第28号(1952/04/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めます。この際お諮りいたします。日本開発銀行理事梅野友夫君、同審査部第一課長佐々木菊丸君、同営業第二部営業課長川崎一臣君の二君を参考人に選定し、水産業に対する融資の実情を承りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許しますが、この際委員諸君にお願いいたします。日本開発銀行より御出席の主君には、参考人として水産金融の実情を聴取するということが重点となつておりますので、御質問の際は、その意を尽されるようお願い申し上げます。……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/12、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めます。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許します。本日政府委員として大蔵省銀行局総務課長福田久男君、説明員として水産庁漁政部長伊東正義君、同じく漁船課長高木淳君のお三人が出席しております。田口君。
【次の発言】 この際、石原委員並びに各委員にお願いいたします。水産金融の質疑は継続いたしますが、伊東漁政部長は零時半から他の会議に出席しなければなりませんので、伊東漁政部長に質問のある方は先にお願いをいたします。
【次の発言】 林君。
【次の発言】 井之口君にちよつと申し上げておきますが、この資料は委員……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/19、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際お諮りいたします。本日農林中央金庫理事鶴田亀男君、同審査部水産課長宮島八弥君の両君を参考人の選定し、水産金融特に漁業権証券の資金化、並びに漁業災害復旧資金の融通につきまして、その実情を承りたいと思いますがこれに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  これより水産金融に関する件について調査を進めます。本件については質疑の通告がありますので、順次これを許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 本日政府委員といたしまして、大蔵省銀行局総務課長福田久男君、並びに水産庁協同組合誤長濱田正君、さらに先ほど皆さんから御承認を……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/04/22、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めまする  この際お諮りいたします。去る十九日の当委員会において、十勝沖地震による災害復旧資金について調査を進めるため、当日の委員会に農林中央金庫鶴田理事の御出席を求めて資金操作について御意見を伺つたのでありましたが、御確答を得るに至らず散会したような実情でありますので、本件について農林中央金庫理事更級學君、同審査部水産誤長宮島八弥君の両君を参考人に選定し、その実情を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  まず松田委員より発言を求められております……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際委員諸君におわびを申し上げます。去る五月一日の北洋母船式鮭鱒漁業三船団の出漁にあたり、函館港よりその出帆を見送り、かつまた北海道における小型機船底びき網漁船がスクリューを用いて操業したことが漁業違反であるかどうかということについて森裁判所より証人としての換問があり、また廣川農林大臣の北海道視察にあたり御案内等がありまして、しばらく委員会を留守にいたしましたこと及び北洋漁業再開に際し、本年一月より漁業許可問題、船団編成問題、出漁準備等の諸問題について、三社側と北海道外十一県の独航船側との間にいろいろと複雑したもつれがありまして、一時は出漁不可……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  まず田口委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 次に日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案を議題とし審査に入ります。まず本案の趣旨について政府の説明を求めます。野原農林政務次官。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会より行います。
【次の発言】 次に松田委員より発言を求められておりますからこれを許します。松田君。
【次の発言】 各委員にお諮りいたします。ただいま松田君より発言のありましたように、漁村の電力が最も緊急を要するものと存ずるの……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  委員長として一身上の弁明をいたしたいと思いますので、暫時委員長の席を小高理事に譲りまして、委員の席より発言をいたしたいと思います。
【次の発言】 私は水産常任委員会の委員長をいたしまして、委員会の円満なる運営をはかることを常に念願しておつたのであります。今回、去る四月二十二日及び五月十日の水産委員会におきまして、永田委員の発言につきまして私静かに考えてみますに、去る四月二十二日の委員会におきまして、時間の関係から石原委員に発言を遠慮してもらうためにとりました処置に対して、永田委員はこんなばかな会議があるかと言われた、そのばかという言葉を誤聞いたし……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/17、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるため漁船の操業制限等に関する法律案を議題といたします。  前会に引続き質疑を行います。本日の説明員として、外務省経済局次長小田部謙一君、通産省通商産業技官雨宮武夫君、政府委員として水産庁長官塩見友之助君、説明員として水産庁水産課長藤波良雄君、同じく漁政部長伊東正義君、同じく漁業調整第一課長尾中悟君、同じく漁政課長家治清一君が出席されております。御質疑に対して発言を許します。
【次の発言】 この際、本案の取扱いについてお諮りいたします。先刻の懇談会におきましても、ま……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日政府委員として水産庁長官塩見友之助君、協同組合課長濱田正君が出席されております。  水産業協同組合法の一部改正に関する件について、鈴木委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま鈴木委員並びに林委員より、水産業協同組合法の一部改正の御意見があつたのであります。これにつきまして委員各位にお諮り申し上げます。鈴木委員並びに林委員の御発言に対して、いかがとりはからいましようか。
【次の発言】 ただいま石原委員より御賛成があり、他の委員も反対意見のないことと見まして、鈴木委員並びに林委員の御意見の通りとりはからいまして、……

第13回国会 水産委員会 第38号(1952/05/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の議事の都合によりまして、午後一時半まで休憩いたします。     午後零時九分休憩     午後一時五十四分開議
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  ただいま鈴木善幸君提出の水産資源保護法の一部を改正する法律案が本委員会に付託になりました。これより本一案を議題として審査に入ります。まず本案の趣旨について提出者の説明を求めます。鈴木善幸君。
【次の発言】 次に本案について御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 ただいま佐竹委員から、質疑がありませんのでただちに採決に入るべしという御意見がありますが、御異議がありませんか。

第13回国会 水産委員会 第39号(1952/05/31、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案を議題といたします。本案は漁業制度に関する小委員会の審査に付した議案でありますので、この際まず漁業制度に関する小委員長の報告を求めます。田口長治郎君。
【次の発言】 本日政府委員といたしましては大蔵省主計局長河野一之君、説明員として水産庁漁政課長家治清一君が出席されております。  まず本案の質疑に入ります前に、一応大蔵省主計局長河野君の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか――御質疑がないようでありま……

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業取締に関する件について調査を進めます。この際密漁取締りについて松田、永田、川端三委員より発言を求められております。順次これを許します。本日説明員として法務府検察局経済課長高橋勝好君、水産庁漁業調整第一課長尾中悟君が出席されております。松田君。
【次の発言】 ただいま政府委員といたしまして海上保安庁長官柳沢米吉君、同じく警備救難部長松野清秀君、水産庁長官塩見友之助君が出席せられました。松田君。
【次の発言】 永田君。
【次の発言】 石原委員の先ほどの取締りの御発言に対して、海上保安庁長官より御答弁をされるという申出がありますから、まずこれを許し……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。 昨日田口長治郎君外十四名提出の、傭船乗組員給與保険法案が本委員会に付託になりましたので、これより本案を議題として審査に入ります。  まず本案の趣旨について提出者の説明を求めます。田口長治郎君。
【次の発言】 これより質疑に入ります。本案について質疑があればこれを許します。――別に御質疑もないようでありますので、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんのでこれを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  参議院提出、水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題として審査に入ります。まず提案理由の説明を求めます。参議院水産委員長木下辰雄君。
【次の発言】 本案について、御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 他に提出者に対して御質疑ありませんか。
【次の発言】 先ほど小高君並びに松田君から御意見があり、さらにただいま鈴木君からの御意もありますように、自由党としては自由党の立場でまとめて行かなければならぬし、同様他党も党の意見をまとめなければならないと思いますので、本日本案に対する質疑はこれで終了することにいたしまして、すみやかに各党の御意見を……

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/12、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会に引続き水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。小松委員より発言を求められておりますので、一これを許します。小松君。
【次の発言】 ただいまの石原君の発言もありますが、石原君の御発言に対しては、あとで各委員に一応お諮りをしたいと思つております。まだ質問者がありますので、質問を許したあとでこれを決定したいと思つております。
【次の発言】 皆様にお諮りいたします。先ほど石原君より、本問題の解決のためには小委員会に付託するか、もしくはその他の方法でまとめて行く弁が非常に有利ではないかというような意味の意見もあり、さら……

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/14、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。本委員会といたしましては、先般の外務委員会との連合審査会の審査に基きまして、昨日理事会を開会し、同委員会において審議中の、北太平洋の公海漁業に関する国際條約に対する意見として、ただいま各位のお手元に配付してありますような一応の案文を決定したのでありますが、念のため、これを専門員に朗読いたさせます。    北太平洋の公海漁業に関する国    際條約に対する意見      衆議院水産委員会理事会  (一) 対日平和條約第九條には、日本は平和條約発効後速かに二国間及び多数国間の漁業協定をするために交渉を開始することが明記され、なお、三国漁業会議開催当時、当……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際御報告いたします。松田鐵藏君より本案に対する修正案が提出されております。これは諸君のお手元に配付いたした通りであります。ただいまより本修正案について提出者の趣旨弁明を求めます。松田鐵藏君。
【次の発言】 次に原案並びに修正案について、御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午前十一時四十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。石原君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/20、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  請願及び陳情書の審査に入ります。本日の請願及び陳情書を、日程全部を一括議題といたします。まず請願及び陳情書審査小委員長の御報告を求めます。冨永君。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終りました。  お諮りいたします。請願及び陳情書の可否及びその取扱いにつきましては、ただいま小委員長の報告の通り決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて小委員長報告の通り決しました。  重ねてお諮りいたします。ただいま議決いたしました請願に関する委員会報告書の作成につきましては、先例により委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/06/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業権に関する件について調査を進めます。ただいま電気通信委員会において審査中の公衆電気通信法は、漁業権の問題について当委員会にも特に関係がありますので、まず当局より公衆電気通信法案第九十八條及び同法第九十九條について御説明願います。
【次の発言】 本問題につきまして、御質問があればこれを許します。
【次の発言】 この際水産庁当局に委員長より特にお伺いしておきます。  本法案は、内閣提出でありまして、電気通信委員会に付託になつております。この付託する以前に、内閣から農林省すなわち水産庁に連絡があり、かつその連絡に基いてそれぞれ意見を申し述べておいた……

第13回国会 水産委員会 第48号(1952/06/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の委員会に政府委員水産庁長官塩見友之助君、説明員水産課長藤波良雄君、同じく外務省経済局第三課山本良雄君、同じく通産省通商振興局農水産課長森日出哉君が出席されております。  まず輸入まぐろに関する件について調査を進めます。先般来米国においてとられつつあつたまぐろに対する輸入関税の課税及びその引上げ問題につきましては、去る二十四日米国上院においてまぐろ輸入関税法案が否決された旨の報道に接したのでありまして、この際米国の好意ある取扱いを強く希望いたしておりました当委員会といたしましては、米国に対して感謝の意を表すべきであると本日の委員打合会において……

第13回国会 水産委員会 第49号(1952/06/30、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業取締りに関する件について調査を進めます。さんま漁業取締りその他について、松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。松田君。
【次の発言】 委員長からも特に要望を申し上げます。さんま漁業の解禁日の問題につきましては、昨年本委員会で決定したことは、即水産庁の原案であつたのであります。しかるにその原案がまつたく踏みにじられて、先ほど松田君が言われたような経過になつて、大きな政治問題化したのであります。従つて、今年もまさにその轍を踏まんとしておるような傾向が現われておりますので、この点は十分御注意をされて再び大きな政治問題化することの……

第13回国会 水産委員会 第51号(1952/07/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  塩見水産庁長官より中央漁業調整審議会に関する件等について発言を求められております。これを許します。塩見長官。
【次の発言】 ただいま塩見水産庁長官の発言に対しての質疑は次回の委員会に譲りたいと思います。
【次の発言】 次に漁船用無線に関する件について調査を進めます。  この際お諮りいたします。本件について、日本鰹鮪漁業協同組合連合会会長横山登志丸君、漁業経営者連盟専務理事吉田隆君及び静岡県漁業無線協同組合長久保田太郎吉君の二君を参考人に選定し、漁業用電波の切りかえによる損失補償の問題について、それぞれ実情を承りたいと存じますが、御異議ありませんか……

第13回国会 水産委員会 第52号(1952/07/30、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昨日水産行政に関し、水産庁長官より種々御説明を聴取いたしましたが、これに対して御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 ただいま松田委員より、さんま漁業の問題について種々御発言がありましたが、私からも一言調査方をお願いしておきます。実はさんまの回遊は太平洋岸だけであつて、従つてさんま漁業も太平洋岸だけの漁業で成り立つ、かように考えておりましたところが、潮流その他の変化かどうか知りませんが、本年北海道の檜山支庁管内、後志支庁管内の一部でさんまが非常に回遊して、むしろを張つて、その中に穴を明けてつかみどりをして、相当の量をとつたということで、各沿……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 水産委員会 第1号(1952/08/28、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。今会期におきましても、水産行政に関する重要問題につきまして積極的な調査を進めて参りたいと存じます。つきましては調査事項、調査方法等につきましては第十三回国会と同様といたしまして、議長に対し国政調査の承認を要求いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  なお本書の作成並びに提出手続等につきましては委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさようとりはからいます。


川村善八郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-29期

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

川村善八郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○川村委員 堀部君の御意見は、定置漁業の優先順位というものは、協同組合が第一位になつておるから、定置漁業の賃貸を認めろ、こういうふうなことについていろいろお述べになつておりますが、もし賃貸を認めないということになりますれば、協同組合に優先権を与えることはいかぬというのですか、どういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、こういう解釈でいいのですね。定置漁業権は、協同組合が自営するところは自営させろ、それから自営し得ないところは賃貸を認めろ、こういうふうに解釈していいのですね。
【次の発言】 伊藤さんの最後の結論に、指定遠洋漁業のみでなく、沿岸の主要な漁業、その例をとつて……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○川村委員 寺田さんは各章にわたつて広く御意見を述べておられますが、第二章の第十四條から第二十條まで、漁業免許あるいは許可の適格性と優先順位が規定されております。この点に触れておらないようであります。これは時間の関係だと思いますが、第十四條から第二十條までの適格性と優先順位について、何か具体的な御意見をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 先ほどから菊池公述人は働く漁民と言つて、その働く漁民に与えるということについては、私もあなたとある程度まで意見が一致しております。ただ働く漁民という解釈をあなたにお問いいたしますが、いわゆる漁業に従事する者、それから漁業の労働に従う者を、私は働く漁民と考えている……

第6回国会 水産委員会公聴会 第3号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○川村委員 網師さんに二点だけをお伺いいたします。一点は、よく漁民団体と申しておりますが、漁民団体には、協同組合法によりまして二つの法的団体があります。一つはいわゆる協同組合、一つは生産組合でありますが、そのほかに最近何か、法的にはどうかと思いますけれども、漁民組合というようなものもあるようでおります。あなたの漁民団体というのは、この三つの点のいずれを指して言うのであるか。あなたは協同組合学校におられるんだから、多分漁業協同組合であると私は考えますが、この点を明らかにしてもらいたい点が一点。  もう一つは、免許料、許可料は全部国庫負担にしろ、補償料も同様、そして免許料、許可料、補償料等は、個人……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○川村委員 本法案を改正するかいなかは、公述人及び参考人各位の意見が重要なる役割をなすのであります。そこで一言宮崎さんにお伺いしたいことは、先般の公聽会におきまして、三重県の漁業協同組合連合会理事某が、三重県の定置漁業の九九%まで漁業協同組合が自営をしておると言つておるが、あれは虚偽であると思う。こうしたような意味の発言があつたものでありますから、そこでわれわれは公述人なり参考人の意見は貴重なものであるという見地から、なお事態を確かめておきたいことは、多分十六日の公聽会における里中君の発言だと思いますが、その点はいかがでございましよう。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/05/19、24期、自由党)

○川村委員 私はただいま議題となりました、政府が租税特別措置法の一部を改正して、漁業制度改革による漁業権補償金に課税をせんとすることに対しては、原則的には反対でありますので、漁業制度改革の根本となうておる事業と、漁民の負担の過重並びに犠牲とを若干申し上げて、これに附帯する諸問題について、大蔵当局に質問いたしたいと存ずるのであります。  漁業制度改革に伴う漁業法の制定に関しては、政府は第五回国会に提案いたしまして、これを水産委員会に付託となりましたので、同委員会では、まことに事重大でありますので、慎重を期してこれを継続審議となして、約六箇月の間に、全国四班にわけて、各地において漁民代表及び関係者……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)

○川村委員 ただいま冨永委員からお話のあつた農林漁業の融資計画について質問をしたいと思います。私は少しく専門的に農林大臣に質問をしたいのでありますが、もし農林大臣がおわかりにならなければ、農林大臣にかわるべき人から御答弁願いたいと思います。  そこで農林漁業についての融資をするというお気持は――法案の細部にわたつていささか議論がありますけれども、趣旨についてはまことに敬意を表するものであります。ただ漁業というものの見方の問題であります。そこで私の第一に伺いたいのは、われわれは海を農業の田や畑と同様に考えておるのであります。この融資計画の中にも、北海道魚田開発という字句がある。田畑同様に見ている……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、自由党)【議会役職】

○川村水産委員長 漁業條約の問題で各委員から相当活発な意見が出ておりますが、私も二、三点簡単に御質問を申し上げたいと思います。外務大臣の御答弁を願いたいと思います。漁業條約の根本方針であります公海自由の原則にのつとつて、魚族を保護し、公平平等に漁獲をする、漁業を経営するという方針で條約を結ばんとすることは、まことにけつこうなことでありましてこれには賛意を表するものであります。しかしながら條約の條文の内容を見ますと、どうも押しつけの漁業條約の條文になつておるということは明らかでありまして、従つてこの條約を結ぶことによつて、日本の漁業そのものが有利になるか不利になるかということと、先ほど植原先輩が……



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データ更新日:2023/02/05

川村善八郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-29期
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