石井光次郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

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このページでは石井光次郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

石井光次郎[衆]本会議発言(全期間)
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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第7号(1953/11/04、26期、自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(石井光次郎君) お答えいたします。仲裁に入る前に団体交渉がいろいろあつたが、主管大臣としてはどうしたかというようなお尋ねが一つあつたように思います。この団体交渉の進行の経過はその都度承つておりました。その経過は裁定書に書いてある通りでありますから、ここであらためて申し上げません。不幸にいたしまして、話がまとまらなくて調停にまわり、調停で両方とも了承できないということで裁定が出たのでございます。この裁定をどうやつて行くかということは、ただいまのところにおいては予算がないから、これをここに提出したのはその通りであります。しかし、これを実際に今後どう運んで行くかということにつきましては、……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/01、26期、自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(石井光次郎君) 国鉄の軸定に関する御質問の点をお答えいたします。国鉄におきましては、本年度御承知のように未曽有の災害が相次ぎまして、百億以上の損害を受けて、経費の膨脹が生じたのでございます。一方におきまして、収益も多く上り、また経費の節約等もいたしましたけれども、その余裕をもちまして裁定を完全に実施することは不可能な状態でございます。しかしながら、仲裁裁定を尊重いたすべき立場にあることは当然でありますので、国家の財政との関連、あるいは一般公務員に対する人事院の勧告、また他の公共企業体等との均衡をも考慮いたしまして、来年一月から実施することになつたのでございます。また、この裁定に対す……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第47号(1954/05/12、26期、自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(石井光次郎君) 二十九年度新造船計画につきましては、現在の造船所の事情等、ただいまお話のありました通り、一刻もその実施を遅延してはならないような急迫状態でありますので、同計画をできる限り早急に実施いたしたいと存じております。目下いろいろ述べられましたような問題がありますので、それらにつきましてそれぞれ研究または相談をいたしまして、もう大体の準備も終りに近づきましたので、その実施もおそくない期間に実際に行うことができるようになるだろうと思つております。(拍手)

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委員会発言一覧(衆議院26期)

石井光次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 運輸委員会 第1号(1953/05/27、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 私運輸大臣の石井光次郎でございます。前から引続きまして運輸大臣の職に留任することになつたのであります。何分よろしくお願い申し上げます。前の議会からおなじみの方もございますが、初めてこの委員会においで願つた方もたくさんあるようであります。何かと御厚誼をお願い申す次第であります。  今日日本がどんな立場にあるかということは、いまさら私が申し上げることもないのでありますが、自立経済の達成ということが、経済面から見まして日本の一番大きな問題だと思うのでございます。海陸空の運輸行政を総合管理いたしております運輸省といたしましては、その一環としての経済基盤の拡充発展に資するために、いろいろ……

第16回国会 運輸委員会 第2号(1953/06/23、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま上程されました木船再保険法案について御説明申し上げます。  木船は、いわゆる機帆船、はしけ、引船等を合せて総計約二万八千隻、約百十万総トンを擁しておりまして、機帆船について見ても、その輸送量は内航汽船の一倍半以上であつて、国内輸送上きわめて重要な地位を占めているのでありますが、木船海運業は概して零細企業でありまして、その大部分がいわゆる一ぱい船主で、みずから家族とともに乗り組んでおり、木船は木船船主にとつてその全財産といつても過言でないのであります。また唯一の生活手段でもあるのであります。従つて木船の滅失は、一方において国内輸送の円滑な運営を阻害するとともに、他方におい……

第16回国会 運輸委員会 第3号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 日本航空株式会社法案の提案理由について御説明申し上げます。  世界の航空界に比べまして著しく立ち遅れているわが国といたしましては、すみやかに国際航空事業を開始することがきわめて緊要であることは申し上げるまでもないことだと存じます。  しかしながら自主的な国際航空事業によりまして、かつ公正な競争によつて国際航空界に進出するためには、相当多額の資金を要するのでありまして、たとえば優秀な航空機は一機をもつて七、八億円もいたすのでありますが、これは民間の資本力のみをもつてはなかなか困難なものだと思います。これがためイギリス、フランス、オランダその他主要各国は国際航空運送事業に対し、国家……

第16回国会 運輸委員会 第4号(1953/06/25、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 これから先の貿易の状態がどういうふうになるのか、それに関連して日本の海運はどう向うかという問題は、これは日本の国策の上に一番経済上大事な問題でありまして、先ごろの閣議におきまして大蔵大臣、通産大臣等とも話し合つて、いわゆる経済閣僚の間で貿易のあり方と、それに対する海運の方向というものについて話合いをすることにいたしております。まだずつと予算委員会等が引続いておりますので、委員会のために時間がなくて、どうも十分じつくりと打合せる機会を得ておりません。しかし私の考えだけを申しますと、今の貿易の状況から見まして、船運賃の様子を見ますと、戦争という突発事件のあつたときには、ひどく上つて……

第16回国会 運輸委員会 第5号(1953/06/26、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 先ごろ私は技術研究所に行つて、いろいろな設備、それから今後やる仕事のことについても、ただいまお話のような点をいろいろ聞いて参りました。と申しますのは、私この間行つたのは、自分の所管のところであるから見に行つたというのは当然でありますが、今お話のあつたように、日本の同じ役所で、航空の研究があちらこちらにばらばらにわかれて、なけなしの予算をまた細分して使つて行くようでは、なかなかほんとうの研究というものはできにくいことである。できれば同じところで研究をする方が、いろいろな意味においていいのではないかということを、私は自分だけの考えとして持つております。そういうふうな例にぶつかつたこ……

第16回国会 運輸委員会 第6号(1953/06/27、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま提案されました水先法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  この法律案によつて改正しようとする要点は、次の二つの点であります。一、水先を強制される船舶の範囲を改めること。二、一部の水先区について、その区域を改めること。右の改正について以下順を追つて申し上げます。  第一は、水先を強制される船舶の範囲に関する改正であります。強制水先制度は昭和二十五年三月一日以降、横浜、神戸、関門、横須賀及び佐世保の五港において実施されておりますが、現在外国船舶についてはすべてが、日本船舶については外航船舶はすべて、内航船舶は総トン数五百トン以上のものが強制水……

第16回国会 運輸委員会 第10号(1953/07/07、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま議題となりました外航船舶建造融資利子補給法の一部を改正する法律案の提案理由及びその概要について御説明申し上げます。  外航船腹を拡充整備いたしますことは、わが国の自立経済達成のため喫緊の要務でありますが、この目的を達成いたしますことは、現下の海上運賃市況並びに海運会社の経理状況より見ますると、従前のごとき政府の助長策では不十分でありますので、今後の新造船につきましては、財政資金の融資援助を七割程度にまで強化いたしますとともに、市中融資について利子補給制度を実施することといたしたのであります。しかるにその後も引続き運賃市況は好転の兆が見えず、他面過去の船舶建造資金の融資も……

第16回国会 運輸委員会 第11号(1953/07/08、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま岡部君から、こういう不祥事か二度と起らないように、設備その他万全を期せというお話がありましたが、これは私この間現地を拝見いたしまして、特に深く感ずるわけでございます。ああいうものができない前は、できないままでいろいろな方法を講じておりましたが、できましたために、非常に大きな利益を得て、輸送関係が今日まで非常に助かつておりましたものが、一ぺんとまりますと、ことにその打撃が前に倍して大きいのであります。今説明申し上げましたように、前の設備はみなとつてある。船を出そうとしても、両岸の荷役がどうにもうまく行かない。実は私は行く前までは、だんだん山陽線の方がうまく通ずるようになれ……

第16回国会 運輸委員会 第17号(1953/07/16、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 飛行場返還の問題は私といたしましては全然今、原君のおつしやつた心持に同感で、ございまして、何とかして日本側が多くの飛行場を完全に管理できるようにならなければ、航空の発達も困難だということを私も痛切に考えておるのであります。日本航空が今やつておりますところにおきましても、非常に不官金な状態であることは御承知の通りでございますが、一羽田を見ましても、私どもはそこへよく乗りに参りまして、時間があるときにいろいろ説明を聞き、またあの辺を見てみますと、まことにきゆうくつな状態でございまして、そのためにこれにかわるべき場所を民間航空としては持つべきではないかというような意見もあり、こういう……

第16回国会 運輸委員会 第18号(1953/07/17、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 日航の経営状態は、今までは毎月の経営は大体赤であつたのが、多分三月ごろに黒になつたのではないかと思いますが、まだほんとうの決算ができていないので、どういうふうな状態になつておるかということはわかりません。ただその月だけの集計を見ると、四月は確かに黒字になつております。三月も黒字になつたということを言つておつたと思いますが、まだほんとうの決算ができていないので、なお詳しいことは聞いてから申し上げたいと思います。大体のことは、ようやくかつこうがつき始めて、国内の幹線だけやつておればペイするような状態になつて来たということを、会社の責任者が言うておるわけであります。きのう申し上げたよ……

第16回国会 運輸委員会 第19号(1953/07/18、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国内航空にいたしましても、国際航空にいたしましても、安全第一に運航すべきことは当然のことであります。そういうことで行けるような十分なる注意を、組織の上にも設備の上にも払わなければならぬと思います。きのうから申し上げておりました日本航空会社の、今度提案しておりますものの性格は、あなたにも申し上げたし、それからまたそれの補足的な意味におきまして、熊本さんのお尋ねにも申し上げたのでありますが、私が考えておりますことは、もう少し平たく申しますと、会社が最も適当だと思う人を首脳部にすえて、その人のもとで一元的なりつばな運行ができるような組織をしたい、こう思います。それからまた役所でやると……

第16回国会 運輸委員会 第21号(1953/07/21、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいまから港湾整備促進法案の提案理由について御説明し上げます。港湾は大まかに見て、船舶に対する施設と船積貨物に対する施設の二つに区分することができます。船舶に対する施設としては、防波堤、泊地、岸壁、物揚場等がありますが、これらは公共事業費により逐年整備されて来ております。これに対して貨物に対する施設である上屋、荷役機械等は、公共事業費の対象とならず、その整備が放置されておるのであります。上屋、荷役機械等は戦後一時公共事業費の対象とされたことがあり、そのときは整備が進んだのでありますが、その後収益性があるというゆえをもつて公共事業費が打切られてからは、何らの施設が講ぜられずに今……

第16回国会 運輸委員会 第23号(1953/07/23、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 御説の通りでありまして、占領治下の行き過ぎた法律でありますとか、今日において情勢のかわつたものをだんだん改めるのが、大体私どもの方針であります。
【次の発言】 さつき私が申し上げましたのは、この日本国有鉄道法の一部を改正する法律案そのものよりは、全体の概論として私は申し上げたわけでありまして、日本国有鉄道が、戦後にこういうふうな形になつたということは、今日から考えて少し考え方をかえるべきじやないか、こういうお尋ねだと思いますが、私どもは今の国有鉄道法に不満な点がいろいろありますので、まずこの一部改正案を出したわけであります。今の国有鉄道そのものを、根本的に元のように政府経営の国……

第16回国会 運輸委員会 第24号(1953/07/24、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国鉄の経営面についていろいろお話が出ておりますことは承知いたしておりますが、私は本来の考え方が、さつき熊本君もおつしやつたように、独立企業体としてやつて行けるには、この独立採算制を十分でなくとも、少しずつでもその線に近づいて行くようにしたいということを念願しておるものでありますから、私だけの気持としては、あまり差出がましいことをしないで、自由に力を振わしたいという、のが全体の心持でありまして、今までもそういう心持でずつと参つております。しかし今度の改正の精神もその心持は含んでおるのでありますが、私どもといたしましてもこの間から話し合つておることは、今までも国鉄幹部と運輸省との間……

第16回国会 運輸委員会 第25号(1953/07/25、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 この鋼材の価格引下げという問題が、造船の問題については一番重要な問題であることはよくわかります。この特殊規格鋼材の値下げに的確にこの金利負担軽減分をリンクせしめるためには、たとえば金利負担軽減相当額をプールいたしまして、これを鋼材使用量に応じて按分して行くなど、適当な調整方法について、製鉄業者と造船業者と相互に話合いをさせまして、自主的にやらせたい。私どももこれを助長して行くつもりでありますが、その方法によりまして、まず鋼材値下げと今度の金利負担軽減とがうまくリンクして行くだろうと思います。
【次の発言】 鋼材の価格引下げで、造船の値段が相当下るということは当然考えられるのであ……

第16回国会 運輸委員会 第32号(1953/08/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 その会館の話が進みましたのは、昨年の九月、十月ごろであつたと承知いたしております。私はその後に運輸大臣となつたのでありますが、この問題について特にあらためて相談を受けたことはないのでございます。
【次の発言】 それは御説の通りであると思います。問題は先ごろから国鉄当局からの説明を伝え聞くところによりますと、これは今までの行き方によりますと、東鉄局長と申しますか、そこらで裁量していい、――仕事としてはその範囲であるけれども、特に東京の中心の駅に関連する問題であるから、国鉄の方で取上げて、これを研究し、それをどういうふうにやつたがいいかということを相談したということを聞いております……

第16回国会 運輸委員会 第34号(1953/08/06、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 通運が日通だけでありましたものが、その後独占禁止の関係もありまして、なるべく複数制にということで運輸省といたしましては、運輸審議会の議にかけまして、まずこれならば適当だという業者を選んで許可して来ておるわけでありますが、今のお話のように入金成績等もまことにおもしろくない。日通などよりも悪い国鉄に対する入金状態であるということを考えますと、単純な競争関係ばかりではないかもわかりませんが、競争品のために金を集めることがなかなか困難であるということで、国鉄への入金が遅れる状態になつておるということを聞くのでありますが、これは今お話のように、何年かやつて世の中が悪くなつて来て困る、それ……

第16回国会 運輸委員会 第35号(1953/08/07、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいまの小委員長の御報告を拝聴いたしまして、いろいろ皆さん方に御心配をかけてまことに恐縮でございますが、政府に対しまして御要望になりました国有鉄道に対する監督権の強化、並びに国鉄財産の運営等に対しまする法制をすみやかに整備すること、並びに国鉄及び鉄道会館等について必要かつ適切な措置を講じろというお言葉に対しましては、全然私も同感でございまして、その通りにとりはからいたいと思うております。特に法律は、今度の議会には間に合わぬのでございましようが、ただちに研究にかかりまして、なお皆さん方のいろいろな御注意も受けまして、できるだけ政府と国鉄が一体になりまして、今の形のままでの一番い……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 運輸大臣が国鉄を監督いたしておりますのは、規定の通りでございます。ところがこの運輸大臣の監督はどういうふうな程度までやられておるか、この問題だけに限つて申しますと、国有鉄道に移管されましたる土地、建物等の運営その他につきましては、国鉄総裁にまかせきりの形になつておるのでございます。私どもはそれにつきまして、特別に報告を受け、あるいはこれに対して私どもの方がどういう方法をとつてさしずをするとかいうようなこと等はないのでございまして、ただいまではそれが実情でございます。この問題につきましても、私はこの間衆議院の運輸委員会におきまして、この問題に関連しての質問がちよつと出ましたときに……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 この問題はこの前もちよつと触れましたが、私は私自身としては、運輸大臣石井光次郎はそういうものにあずかつておりません。
【次の発言】 前大臣は多分相談を受けたのじやないかと思いますが、その辺……。
【次の発言】 これは私の事務引継ぎには聞いておりませんでございました。それで話としては私も漫然と承知しておりましたわけでございますが、今度こういう問題が起るまでいろいろな詳しいことは承知いたしておりませんでした。
【次の発言】 この間からいろいろ問題になりまして後、いろいろ報告を聞いてこれに関心をもちろん向けております。
【次の発言】 どういう形の契約かという法律上の問題はいろいろある……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/06/30、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国鉄法によりますと、運輸省は国鉄を監督するということが明らかに書いてあります。監督をする責任を持つております。しかし御承知のように予算その他の数字に関する問題になりますと、大蔵省が第一の監督者になつております。そうしてまた一方から申しますと、これは数年前に公共企業体にしたときの精神からいたしますと、なるべく国鉄は国鉄の立場においてその仕事を運行して行つて、運輸省の監督はできるだけ少くして行く方がうまく運営できるのではないか、こういう心持でその規定がこしらえてあると思います。同時に重役陣のような形で今おつしやつたような監督委員会があるわけであります。そういうことで、まだまだ今の状……

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えします。海運の重要性はいまさら論ずるまでもないのでありますが、特にこのごろの貿易状況から見まして、日本の各方面の貿易に関連するもの、つまり貿易そのもの、また貿易外の収入に資するものに力を入れなければならぬということは当然であります。その中の最も大きな部面は海運とこれに関連いたします造船のプラント輸出というような問題等が主になるのでありますが、この海運を今国際情勢から見ますと、非常に運賃が悪い状態であります。日本の今日の造船船価をもつていたしますと、ただいまの運賃では経営が成り立たないという情勢でありますが、されば成り立たないからといつて船をつくり、また海運を盛んにして行く……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 運輸委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 おそくなりましてまことに申訳ございません。ただいまの問題につきましてお答え申し上げます。  監督権の強化並びに国鉄財産の管理運用等に関しまする法制の整備という問題が一つあつたのでありますが、この問題につきまして種々検討をし、研究を続けておりまして、一応の草案を得ておるのでありますが、この問題に関連いたしまして、行政管理庁において監察がこの間行われました。近くまたその結論を出すことになつておりますので、それらとあわせまして、来るべき国会には法案として提出いたすように準備を進めて行くつもりであります。また法案の整備以前におきましても、現行法上におきましてできまする監督を強化いたしま……

第17回国会 運輸委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 決算委員会がどういう結論を出されますか、今お話の通りまだきまつてないようであります。出て来た上で私どもが当然従うべきものだと思われるものには従つて、それを実行すべきものでありまするし、今かりにお出しになりましたような問題を、はたして私どもがその通りやるといつてお約束できるものか、法律上のむずかしいいろいろな問題があるのではないか。運輸省がそういうことをしていいかどうかということに相当疑問もあるのではないかと思います。そういう問題につきましては、法律上の問題等をとくと研究いたしまして、そういうことはさしつかえない、私どもがやるべきだということでありますならば、もちろん私どもそれに……

第17回国会 運輸委員会 第3号(1953/11/04、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 決算委員会の方で数日前に決議がありました。大体におきましては、本委員会において先ごろわれわれに対して要望された線と同じと思います。私といたしましては、この前もここで申し上げたと思いまするが、国鉄がよりよい運営ができまするように、現在の形においてりつぱな運営に進みますためには、非常に協力的な立場において監督も強化しなければならないと思つております。それでこの前の委員会で読み上げましたように、まず第一番の手初めといたしまして、各問題について報告を求め、これによりましていろいろ注意すべきものは注意し、改めてもらうところは改めるというような順序に進めて行きたいと思つております。行政措置……

第17回国会 運輸委員会 第4号(1953/11/07、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 決算委員会の決議をいただきまして、私どもはこれに対しまして、私の答えといたしましては、発言を求めまして、この問題につきましては、一々研究をいたしまして、善処いたしたいということを申しました。これは大体先ごろこちらの中間の結論として、私どもに示されましたものと、精神においては一致しておるのでございまして、個々の表現が多少違つておるところも、内容的にこちらの方が触れられなかつた問題等もあるようでありますが、鉄道会館問題を中心といたしまして国鉄の運営について十分これから改むべきものは改むべし、それを大いにやれという趣旨は、両方の一致した主眼点でございますので、その線に沿いまして私ども……

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えいたします。国鉄法の規定によりまして、ただいまのお話の通り、原則的には日本銀行に扱わしめ、その他市中にやるときは大蔵大臣等と協議をしなければならぬことになつておることはお説の通りであります。実際の問題といたしまして、私が承知いたしておりますのは、書類は国鉄から大蔵省に出ておるということでございますが、この新しい法律になりまして、運輸省と大蔵省とまだ国鉄からの書類について相談を実際にやつてない状態でございます。これは書類だけは出してあるそうでありますから、至急にやるべきものだと思つております。その通りにとりはからいたいと思います。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 運輸委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 この問題は昨年の仲裁裁定が下つたとき、それを議会に私どもが提案したときも同じようなことが論議されました。私はそのときにどうもこういう提案の仕方はふしぎな形に思うのだがというようなことを申し上げたように思うのでありますが、国鉄の中の予算また資金の方で、何がしか出せるというような場合は、その何がしかでも出してということも言えますけれども、その何がしかというものが非常にわずかな金額であれば、これはもつと何とかしてやりたいと思うておるのに、予算上これだけしかないからといつて出すのもどうかと私は思うのであります。それから予算をどういうふうな形で議会に出すかという問題もありますので、これと……

第18回国会 運輸委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 仲裁裁定をどう見ておるかという問題はしばしば申し上げましたことで、昨日もあなたの御質問にお答えいたしましたから重複になると思いますが、私どもはあなたの言われる通りに、仲裁裁定が出たものがそのまま完全実施されれば、もちろん問題はないはずでありますが、財政上資金上いろいろな点から考えまして、どうしても出せないという場合には、それと違う予算を立ててもかまわないということもこの公労法のきめるところでございます。この意味におきまして本年の特殊ないろいろな事情等によりまして完全実施かできない、しかしきめられましたところの金額だけはそのままとつて、そして来年の一月からということにきめたわけで……

第18回国会 運輸委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 この問題は昨年から繰返し繰返し話が出る問題でありますが、十六条の二項の規定は、何も予算をつけて出すということをきめてはないと私どもは了解しておるのであります。しかも事由も付することを要求されてない。事由を付してということでありまして、これは予算上資金上今度の場合のようにして提出をいたす、その間に予算のどれだけのものがこれにやれるかという問題を研究いたしまして、これを追いかけて実際上は出して行く。そしてあわせて審議していただいているというのが、今までの行き方でございます。というのは、これは協約締結後十日以内、議会がないときは議会が始まつて五日以内とするということになつておりますの……

第18回国会 運輸委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 公共企業体と独立採算制という問題をあわせていろいろ考えますと、私は今度のような水害の場合の扱い方といたしましても、一応自分のところでやれるものならば自分のところでやつてみるのが筋だと思います。日本のような細長い国では毎年どこかに災害が起るので、ことしのようなはげしいのはまれでありますが、そういう場合のために予備費も設けてあるのであります。今度の場合には、さつき総裁からお話しいたしましたように、いろいろな形の措入金、また事業の繰延べ、その借入金の流用等によりまして復旧をはかつたのでございます。公共事業がみんな政府の仕事でどんどんやられておると言いますが、これは別にかわりの収入の方……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えします。国鉄が今収入と支出とを比べまして非常に苦しい状態であるというのはどこから来るかと申しますと、こういう公共企業体の性質からいたしまして、通貨の値上げをできるだけ押えて来たということが、一つのはつきりした大きな問題だと思います。物価指数の上り方等を見ましても、またほかのいろいろな物資では、世界の先進国と比べまして、大概日本の方が高いというようなくらいの状態になつておりますが、運賃だけは日本が世界で先進国に比べて一番安いと思います。昨年も二割五分くらいな通貨の仕上げを国鉄は求めておりました。ベース・アップにその中から出すのであるし、また改良工事もいたしたいというようなこ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 運輸委員会 第4号(1954/02/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 第十九国会の再開にあたりまして、運輸委員各位に、最近の運輸事情につきまして御説明申し上げる機会を与えられましたことを感謝いたします。委員の中には、新たに選任された方もございますが、何とぞよろしく御願い申し上げます。  今国会に提出されました予算の詳細につきましては、事務次官より説明いたさせますが、緊縮予算のわく内において、国際収支の改善、産業の復興、民生の安定をはかるべく運輸行政を推准して参るには、幾多の困難があることを覚悟せねばなりません。今後とも一層の御指導、ご鞭撻を望む次第でございます。  法律案につきましては、運輸省としてさしあたり九件を予定しておりますが、成案を得次第……

第19回国会 運輸委員会 第6号(1954/02/05、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 私鉄の収入に対して税をかけておる問題、これを収益税にすべきものでないかということが前から問題になつております。私どもその意をもちまして、折衝をしておつたわけでごぎざいます。とこが地方税の調査会の方では、私鉄はやはり収入に対しと課すべきだという結論が出まして、それが実は本日閣議の方にもまわつて参つたわけであります。それできようもこの問題について、本来とすれば私鉄も、バスなども収益税にしてもらいたいのだ、われわれ運輸省としては、こういう意向だということを申し述べて、なおきようの問題とはならずに、塚田大臣とわれわれの力と、もう少し折衝をすることになつております。

第19回国会 運輸委員会 第7号(1954/02/06、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 運輸省といたしましては、陸海空ともに一体となつて、日本の交通網というものがりつぱに運営されることが望しく、またそういうことを絶しず今頭に置いておかなければならぬと考えております。それでどの点につきましても同様な注意と熱意とをもつてこの仕事に当つておりますが、船の問題で融資関係――外航船関係でありますが、融資の面とか、あるいは昨年から始まりました利子補給とかいうものが、来年度は平年化するものでありますから、利子の補給も多くなり、それから融資は、本年よりは来年は全般の比布が下つたのでございますが、きのうもいろいろ申し上げましたように海運の、特にこれは世界の競争という面、それによつて……

第19回国会 運輸委員会 第8号(1954/02/09、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいまから国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  日本国有鉄道は、さきの仲裁裁定に基く従事員の給与ベース改訂による経費増、輸送量増加に伴う経費増及び減価償却費等の増額をはかりたい等の必要から、旅客運賃等を約一五%値上げしてほしいとの運賃改訂の申請をして来たのであります。  しかし運輸省といたしましては、現在の経済情勢を勘案いたしまして、国民生活に及ぼす影響を最小限度にとどめたい意向から、三等旅客運賃、料金はすえ置くこととし、一、二等旅客運賃、料金についてのみ現在含まれている通行税額を外わくにする程度の値上げはやむを得ないものと考えまして、運輸審議……

第19回国会 運輸委員会 第9号(1954/02/10、26期、自由党)【政府役職】

○石井説明員 ただいまのお尋ねは連絡社線の分でございますか、通運事業者の分でございましようか。
【次の発言】 ちよつと材料を持ち合せておりませんので、たいへん恐縮に存じますが、正確な額は追つて調べて御報告いたしますが、大体その程度の額、であると承知しております。
【次の発言】 連絡社線の料金が遅れておりますのは、私鉄などは、大都会の電鉄は別として、地方の蒸気を使用しておるような私鉄ば、相当経営がむずかしいという状態で、経営困難のために順次滞納が生じて来たということはお説の通りだと思うのでございますが、これに対しまして私どもの方は、できるだけこれを督促いたしますが、同時にその会社の経常状態とにら……

第19回国会 運輸委員会 第10号(1954/02/11、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国鉄の経営形態をどういうふうにするか、今のままでいいかという問題は、この前の議会のときからも皆さん方とここでお話合いした問題でございます。せつかくの今のような体制ができたのでありまするから、私どもはこれを何とかしてりつぱにもり立てることができないかということが、第一番に頭に出て来る問題でございますが、これがなかなか思うように、これで一応いいのだという形になつてない証拠は、ほとんど毎度々々法規を改めなくちやならないというような問題が出ておる。このくらい法律をかえているものはあまりほかに例がないかもわからぬというくらいに、毎議会これの改正が行われておるということは、どうもまだ物足り……

第19回国会 運輸委員会 第12号(1954/02/16、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 気象業務全体につきまして私の考えは、昨年の災害でわれわれが気象方面から報告を聞く範囲においては、判断もできないようなひどい状態が各地に起りました。この場合私は気象台長にも、これをあらかじめ知るような方法は、科学的にもないものか、また実際的には、今の程度ではどうやるのかというようなこと等も、いろいろ聞いたことがあつたのでありますが、まだ十分にはわからないが、相当な設備をすれば、もう少しいろいろな情勢がわかるはずだというようなことが、大体の結論でございました。それで災害問題につきまして、国会の方でも、気象観測に力を入れるべきだという声が出ました。私ども全然同感でありまして、その問題……

第19回国会 運輸委員会 第13号(1954/02/18、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 金額は海運局長から申し上げますが、こういうふうな方法をとられましたのは、政府の予算の断からいたしまして利子が非常にたくさんになつたのは、二十九年度は全年度支払うことになりますので、二十八年度の予算よりは非常に多く市中銀行の利子補給がふえるのでございます。開銀といたしましては、六分五厘にしておく。一般に外航船は六分五厘にするが、実際上の能力は三分五厘であるから、それをまず払わしめる。そうして時を待つ。平たく言いますと出世払いということになりますが、それではいつ払えるかという問題は、来年とか再来年とかいうはつきりしたことは申し上げかねます。また船は十年目にブームが来るというようなこ……

第19回国会 運輸委員会 第18号(1954/03/01、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国有鉄道の運賃値上げは、鉄道当局といたしましては、各等とも上げたい、それによつていろいろの施設の改善その他の仕事をやつて行きたいというのが初めの念願でありましたが、本年はできる限りのものを値上げさせない、低物価政策の線に沿うためにしんぼうできる限りのものをしんぼうしてもらうということで、この程度にとどめたのであります。従つて公共性のゆたかでありまする地方鉄道におきましても、値上げということは原則的には私どもは反対でございます。個個の場合が出て参りまして、その個々の場合に応じて、あるいは一部的な値上げを認める場合等があるかもわかりませんけれども、それは原則的の問題ではないと思つて……

第19回国会 運輸委員会 第20号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま提案されました港域法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  この法律案は、港湾事情の変化に伴い、港の区域が実情に沿わなくなつたものを改める等の必要が生じておりますので、港域法の別表の一部を改正しようとするものであります。  次に改正を必要とするおもな事情を述べますと、第一に、水路の浚渫、港湾工事の進展等に伴い、港湾事情が変化し、港域が著しく実情に沿わなくなつたため、これを変更する必要のある港が生じたことであります。  第二に、互いに隣接する港の境界が、これらの港を管理する地方公共団体の地先水面の境界線と一致していないため、特に不都合を生じて……

第19回国会 運輸委員会 第23号(1954/03/17、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま上程されました航空法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明いたします。  航空法は戦後七年有余の空白期間を経て、一昨年七月に制定公布された法律でありますが、その後一年有半の間における同法運用の実績に徴し、航空機の耐空証明、航空従事者、飛行場、外国人国際航空運送事業等に関する規定につき、それぞれ実体に適合するよう所要の改正をする必要が生じたのであります。なかんずく外国人国際航空運送事業につきましては、各国との航空協定の内容が明らかとなつた今日、相互主義の原則に従い、これに対し適当かつ十分な規制を加える必要が痛感されるに至つたのであります。以上がこの法律……

第19回国会 運輸委員会 第26号(1954/03/23、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 港湾法の一部を改正する法律案につきまして提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  港湾法が制定されて以来二回にわたつて部分的な改正を加えたのでありますが、制定の当時においては予想されなかつた法律運用上の不備、欠陥がその施行に伴て表面に現われて来ましたので、港湾法の規定の不備を補うため所要の改正を施すことが必要となつたのであります。  改正の第一の点は、港務局の業務についてであります。港務局は関係地方公共団体によつて組織される港湾の共同管理形態でありますが、業務の実施に関する規定が不備なために、港務局の業務の遂行に円滑を欠く結果を招いているのであります。従つて港務局の業務の遂……

第19回国会 運輸委員会 第28号(1954/03/27、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま提案になりました船舶職員法等の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  現行船舶職員法は第十回国会において画期的な大改正を加えられましたが、その際できる限り円滑に、法の完全実施をはかるため、経過規定を設け、船舶職員の資格についての緩和措置等を講じた次第であります。その後水産業界の発展に伴う新情勢に適応するため、遠洋かつおまぐろ漁業の用に供する船舶についての船舶職員法の臨時特例に関する法律が今般国会を通過制定され、遠洋かつおまぐろ漁業の用に供する船舶における船舶職員の充足難は、一応解決されることとなつたのでありますが、なお遠洋かつお・まぐろ漁業以外につきまし……

第19回国会 運輸委員会 第32号(1954/04/20、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいま提案になりました日本国との平和条約の効力発生及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う通路運送法等の特例に関する法律等の一部を改正する法律案の提案理由及び概要について御説明申し上げます。  ただいま国会に提案されております日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定は、日本国内にある国際連合の軍隊に関し、日米安全保障条約により日本国に駐留する米合衆国の軍隊に関して与えられている待遇と同程度の待遇を与えることを原則としておりますので、この原則に基き、法律案におきましては、国際連合の軍隊に関する道路運送法、道路運送車両法、水先法及び航空……

第19回国会 運輸委員会 第37号(1954/05/14、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 この問題につきまして、特に農林大臣、外務大臣と話合いをしたことはないのでございますが、ふだんの問題といたしまして、今お話のありましたように、海上保安庁が自分の責任において出漁船その他の船につきまして、それの安全を期し、保護の任に当つておるということがわれわれの日常の仕事でございます。問題が起り得る事態であることは事実でございます。そういうことにつきましては、出漁の範囲その他につきましては農林省においてこれを十分拿捕等の問題の起らないように警戒をいたしておるわけでございまして、この問題が起らなくても、絶えずこういうことにつきましてわれわれの方と外務省なり農林省と緊密な連絡をとらな……

第19回国会 運輸委員会 第42号(1954/10/01、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 このたびの洞爺丸の事件は、またそのほか数隻の連絡船が沈没した問題は、まことに残念千万のことでございます。政府といたしましても遺憾この上なく、遭難者の方々に深甚の敬意と弔意を表しておる次第でございます。私は政府から派遣せられまして、二十七日に東京を出まして、二十八日の朝函館の現地に参りまして、弔問、慰問、現地の視察、事情の聴取というようなことをやりまして、二十九日にこちらに帰つて参りました。死亡者の方々、またその御遺族、負傷者の人たちを見まするにつけましても、こういう災害が再び起らないように、政府といたしましても、国鉄当局と力を合せまして、万全の策を講じなければならないということ……

第19回国会 運輸委員会 第43号(1954/10/19、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 まことにお説の通りでございまして、金銭をもつてかえがたき問題でございますが、どういたしましてもいろいろな災害との関係もございますので、先ほどのような決定を発表したわけであります。しかし今後の遺族の方々の生活問題についても、できるだけの考慮を払い、お手伝いをすべきものだという話が私ども間にも出ております。これが現状であり、また当の仕事をやつております国鉄においてできるだけのことをしようということで、寄り寄り話をしているようでございます。そうやつて遺族の方々に少しでもお手助けができればたいへんけつこうだと思つて、それを推進し、また援助しているわけでございます。詳しくは総裁から申し上……

第19回国会 運輸委員会 第45号(1954/10/21、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 先日からの皆さん方のお話を承つて、またただいま臼井君のお話を通しまして、ああいう事件が起きたことは、三十何年間の無事な経験で今度も無事であつたろう、何らここに改むべきものもないというような状態ではないと私は思うのでございます。いろいろな点につきましてお話のありました点は、さつき長崎総裁がお答えいたしましたように、いろいろなところのものをこれから一層研究いたしまして、原因を探求してそれを直して行かなくてはならぬということは当然のことだと思つております。いろいろ御注意の点、また私どもの方でもいろいろ調べておる点につきまして、今後の青函連絡につきましての船の問題、運航の問題、あるいは……

第19回国会 運輸委員会 第47号(1954/10/25、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 船体の構造をこの際あらためて調査研究いたしまして、この次の船をつくる場合にどうするか、また今やつておりまする船をどう改造するかというような問題は、一番国民に、またあそこを通る人たちに安心感を与え、私どもも安心できる問題でございますので、先ほど申し上げましたように、運輸省内におきまして、この事件の調査委員会と別に、各方面のオーソリテイを集めまして、船体構造について、特に青函連絡船でございますが、それの研究をしてもらうということで、大体人選も終りまして、そこに今まで私どもの集めました情報を全部提供いたしまして、また現在のものを調べていただきまして、そうしてそこで次の問題について私ど……

第19回国会 決算委員会 第6号(1954/02/10、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 昨年度の予算を議せられました議会において初めて戦後船舶に対する利子補給の問題が現われたのでございます。それから二十八年度の予算を議せられるときにあたりまして、さらにこの利子補給の度が強化されたのでございます。この問題と、それから開発銀行の融資は、昨年度におきまして二百二十億の財政資金をもちまして、これで計画造船の政府の資金による計画を立て、その不足の分は市中銀行よりそれぞれ造船割当を受けた人が融資を受けたようなことになつておるのであります。来年度の予算には百八十五億円が政府融資として計上されておるのでございます。これが大体のところでございますが、いろいろ世上うわさに上つておりま……

第19回国会 決算委員会 第11号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 これは先ほど予算委員会でもどなたかからのお尋ねを受けたのでありまして、そのときもお答え申し上げたのでありますが、日はいつであつたか承知いたしませんが、そういう顔ぶれの人たちと一緒になつたことがあるように記憶いたしております。この間もそのことで話をいたしておつたのでありますが、保利農林大臣の名前が出ておるという話から、君、覚えておるかと私が聞きましたら、君と一緒だつたかなということで、君と一緒だつた、君は何かおそくやつて来て、それから君とちよつと話をしてすぐ帰つたということを覚えておる、そう言えばそういうこともあつたようだなということを話し合つたのであります。確かに行つた覚えがあ……

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お尋ねでございますが、私どもは、そういう今のような金融関係の資金問題その他につきましては、この出題だけでなく全般的に実際の問題から考えますと、非常に金額が少くて、これでは思うように各方面の施設とか災害の復旧等にも、なかなか及ばぬものがあるということをいつも痛切に感じます。結局するところ、だんだんそういうものをせんじ詰めて行きますと、最後には、ないそでは振られぬという非常に情ない話のところにおちついてしまうのでありまして、私どもこんなことでいいかと言われますと、決していいと思つてないことは松田委員と同感でございます。何とかいたしまして、金庫その他の部面においての資金の充実というこ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第11号(1954/03/24、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えいたします。二十八年度分の開発銀行に対します利子補給は、もう御承知と思いますが、同行の外航船融資の昨年の八月十五日から九月三十日までの利子に対して、一分五厘を補給しようとするものでございますが、開銀の立場といたしまして、一分五厘の利子補給があるものという前提でそれを予算に入れまして、開発銀行の資金融資のわく内に入つておるのでございまして、これを今やめるということは、開発銀行としては、非常に迷惑な立場になると思うのでございます。先ほど三億円ほどだとおつしやいましたが、当初の案では三億円でありましたが、補正で一億円に減額されておりまして、利子の額は一億円余でございます。そうい……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/02、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 私の方の監督下にあります船会社に、ただいま法務大臣から申し上げましたような幾つかの事件が起つておるのでございますが、事件の内容は捜査中でございまして、全然私どもにはわかりません。私の方の関係といたしまして直接関係ありますのは、運輸省の官房長が、ただいまもお話のありましたように、今検察当局の取調べを受けておるのでございます。どういう内容でどういう状態かということも私どもは一向存じておりませんが、ただいま法務大臣の言われたような線の取調べだと思つております。この法務関係において今検察当局で調べられております壷井君の問題は、もう少し事件がはつきりいたしましたときに、しかるべく私どもは……

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 国鉄は昨年鉄道会館問題で非常に世の批評の的になつたのでありますが、御承知のように会計検査院、行政管理庁の調べによりましても、少しく手ぬるいところはあつたが、大体において法律的には誤りはなかつたというように私ども承知いたしております。長崎総裁の話も出ましたが、総裁はその任におつて、そうして責任を持つてもつとりつば経営をして行くということに努力するが当然だと私は思つておるのでございます。それで、鉄道会館においても人事の刷新が行われました。そしてどうやつて進んで行くかということを次の重役陣において考慮中であると思います。また鉄道の内部におきましても、清新の気を入れる意味におきまして、……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/02/06、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 さつき監査の問題についてお言葉がありましたから、お答えをいたします。  監査制度は利子補給というものが法律化し具体化した後に設けられた制度でございます。それまではいろいろなこまかい問題について、会社の経理に立ち入つて報告をとり、実地監査等をすることができない建前だつたとわれわれは了承しております。利子補給法が出ましたので、それによつて私どもは監査をしつかりやりたい、こう思うのであります。御承知のように非常に人数は少うございます。定員の問題やいろいろありまして、その中でいろいろやりくりいたしまして現在は十五名ほどで報告をとり、それを調べておるわけでございます。だんだんやつておるう……

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/02/10、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 移民を南米に送るための特別な船の整備を思い立ちましたのは、昨年でございます。昨年の五月にとりあえず貨物船二隻を改造いたしまして、それぞれ五百名を収容できる移民輸送用の貨客船をつくつたのでございます。次いで昨年の九月、二十八年度の外航船建造資金のわく内から移民船を一隻つくつております。これは定員が一千名でございますが、現在新造中でありまして、本年の五月には就航できるつもりでございます。御承知のように年二回半近く動くことができますので、これらによりまして、二十九年度は約四千五百名ぐらいの輸送能力を持つことになるのであります。ところが一方今度二十九年度の予算で移民の渡航費の貸付予算額……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/02/15、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えします。開銀では今度自分の利子を六分五厘まで外航船に対して下げるわけであります。ところが実際の海運界の状況を見ますと、本年度の予算できめられました通り三分五厘の線は守つてやらなければ競争に耐え得ない状態であるということは、一向かわりないのであります。逆に悪くなりつつあるのでございますから、その間の金を何とかしなければならないということなのであります。政府としては補助は出せないということでありますので、六分五厘と三分五厘の差の三分は開銀が利子の支払いを延期して待つ、実質上においては三分五厘だけ毎年支払う、そして経営状態がよくなつてくれば、平たい言葉で言えば、利子の延払いであ……

第19回国会 予算委員会 第12号(1954/02/16、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 東北線及び常盤線の電化問題については、ただいまお話のありましたように、非常に熱烈な希望が東北地方にあるのでございまして、ぜひこれは私どももやりたい問題でございますが、二十九年度の予算では東海道線並びに山手貨物線の電化の仕事をずつと進めて行くのがまず第一の問題になつておりますので、本格的に着手することはちよつと来年度はむずかしいのでございます。しかしできるだけ早い機会に仕事にかかりたいということを私どもも熱望いたしておりまして、来年度の終りごろからは何らかの形でこの両線に手をつけるような形に持つて行けるのではないかと思つて、せつかく今研究いたしております。御承知のように常盤線では……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/02/18、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 詳細にわたりますので、海運局長から御答弁いたさせます。
【次の発言】 政府の原案が最後に決定したものと違つておつたのは御承知の通りでございます。私どもが政府の原案を出しました後に三党の話合いが始まりまして、いろいろ、予算の問題について討議され、その一項目としてこの利子補給問題が取上げられ、利子補給の点について、もう少し利子補給を増さなければ世界の競争に耐え得ないということが三党の話合いによつて決定し、私どもの方にこの結果の活があつたのでございます。私どもといたしましては、昨年の補正予算のときに、市中銀行に対しまして利子補給の一部をやるということで始めたのでございまして、それでは……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 支那海方面の情勢は、お話の通りの状態でございまして、まことに遺憾なことでございます。私の方といたしましては、常時三隻の船を配置いたしまして、また水産庁の監視船とも連絡をとり、絶えず情勢を知りつつこれを漁船の方に連絡をいたしまして、拿捕されないように、また怪船の襲撃を受けないようにいたしておるのでございますけれども、本年に入りまして拿捕されたものがすでに四隻ございます。それから中共におります船は一ぱいも帰つて来ないのでありますが、人は、お話のように、随時帰つて来ております。帰つた者がどういうふうな思想動向にあるかということは、どの程度か私の方では詳しく調べることはできませんが、帰……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/02/22、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 私は、大野君が今いろいろ申されましたとほとんど同じような御答弁を申し上げるようなことになるのでありますが、私が有田君から百万円をもらつたということは絶対にありません。どういうところからそういう声が出たのか、私としてはふしぎに思うのでございます。有田君とは親しい、同じ党に属しておりまするから折衝は多くあります。ほかの同僚諸君と同じことでございます。それがこの問題に関連して有田君から百万円もらつたと言われるが、私自身がもらつてないのでありますから、このくらい私としてははつきりしておることはないと思う。そういたしますると、どこか何か間違つた話を基礎とされまして、いろいろなことを言われ……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/02/23、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えいたします。昨日は中曽根君の質問に対しまして私ははつきりと申し上げましたから、私の心境はおわかりだと思います。どういうところからそういうものが出て、そうしてどういう根拠でやられておるのか、中曽根君はあれほどはつきり言われましたが、中曽根君がその政治的責任をとられるものだと私は思つております。これに対しまして議会がどういうふうにこれを取扱つて行くか、議会の良識にまず私は信頼しておるわけであります。  それからもう一つは壷井官房長の問題が出ましたが、これは何度もお尋ねを受けまして、私の部下からそういうものを出しましたことは、私としてはなはだ遺憾に思つております。私といたしまし……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 いわゆる造船疑獄というものが進展しておるのはあなたのお話の通りでございます。私といたしましては、すみやかにこれらの内容がはつきりして、そうしてどういう状態であつて、どう進むべきかという状態がはつきりすることを待つておるわけでございます。それによりまして、私どもはどうするかという問題はその次の問題でございます。私どもは造船の必要ということを力説し、また今度の予算にも計画造船のために予算を掲げておるわけでございますが、この本体の仕事にどうあつたかということでありますれば、私自身が責任をとるべき問題だと思うのでありますが、本体の仕事でなくして、これに関連して何か怪しいものがあるという……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えいたします。お説の通りに私も思つておる一人でございますが、海運がこれから先ももつともつと伸びて行つてくれなければ、日本経済の自立の点から見ても、外貨獲得の面から見ても、ほつておける問題ではないということを、私どもも痛切に感ずるものでございます。それでこの行き方を、今までやつて参りました海運強化政策を続ける問題といたしまして、今度の予算に盛つておるように、本年は政府の融資は百八十億、従いまして、私どもの初めの予定は三十万トンの外航船をつくりたいと思つておりましたが、約二十万トンがつくれる計算になるわけでございます。しかし、市中銀行が政府資金の七割に対して三割というのを本年度……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/17、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えします。スクラップにしますE型船一隻大体千四百万円ぐらいという見当をつけております。
【次の発言】 私あまり古いお話で全然承知いたしておりません。海運局から詳しく申し上げます。
【次の発言】 お答えいたします。第十次の造船に対して、私、どもどういうふうにして資金を充足することができるかという問題で、先ごろからほとんど毎日のようにいろいろな関係の人たちに集まつていただいて聞いておりますが、御承知の通り市中銀行は非常に渋つております。昨年の幕ごろに市中銀行の人たちから書面をもつてであつたと思いますが、私どもに申出のあつたのは、第一番には担保力を市中銀行の方に多くつけてもらいた……

第19回国会 予算委員会 第25号(1954/03/18、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えいたします。参議院で木村さんからそういうふうなお話のあつたことを私もよく承知いたしております。数日前において木村さんに参議院でその問題を取上げてお話したことがあります。あれほど注意があつて、私どももこういうことで問題を起してならないという心持のもとに、これならば考え得る一番いい方法だろうと思うて私どもは計画造船をいろいろやつて来たのであるが、こういうふうな問題が起つたのははなはだ遺憾なことであるというふうなことを申し上げたのでございます。ただいまのお話の、二十五、六年ごろのいわゆる海運界の好況時代におきましてはそういうふうなたくさんの利益が上り、それを自己資本の方にまわす……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 それはABCDと名前を出してないのは、これは営業の機密で出してはぐあいが悪いということで、そういうことにいたしたのであります。
【次の発言】 どの程度まで私どもが守らなくちやならぬ機密であるか、私はつきりいたしませんが、まずそういうふうに了解いたしておつたわけでございます。なお相談いたしまして、この程度いいということになりましたらあらためて出すということにいたしたいと思います。
【次の発言】 海運局長からお答えいたさせます。

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/13、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 お答えします。この問題につきまして河野君からどつかの委員会で私の気持を聞かれた。私は私の名誉のために、議会の権威のために、必ずこの懲罰動議が成立して、そうしているくそこ調べをしてもらつて私の身の潔白はもちろんのこと、そういう発言をした人の処分をしてもらいたいということを念願いたしておりました。しかし今大野君が申しましたように、自由党では党の機関にかけて、その決議として動議取下げということになつたのであります。私自分一個の考えとしてはこれに喜んでおりません。しかし自由党の党員といたしまして党の決議に従つたというわけでございます。申すまでもなくこの動議の撤回というものは何かといえば……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/09、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 主として私のところに陳情に見えたりあるいは書類を送られたりしておりますのは、たとえば大阪、神戸、函館、そういうところの地方団体の役員の方並びに地方議会の人、商工会議所関係の方、または直接そういうところに働いておられます労務者関係の人、造船業というような直接の関係者でありますが、十次造船をなるべく早く、なるべく多くしてくれ、そうして自分たちのところにも必ず割当が来るように、またできればなるべく多くその地方に来て、その地方を潤すようにしてもらいたいということであります。これには一造船所の直接の従業員だけの問題ではなく、関連産業に従事する者が非常にたくさんな数である。たとえば神戸市の……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 運輸委員会 第2号(1954/12/06、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 バスの通行を許可する場合におきまして、その許可を受けたバス業者が道路の使用権を持つという解釈になるか、そこを私自身よく存じませんが、使用権というようなものよりも、許可を受ければバスを連行させるという利益を得るというくらいのものじやないか、こういうふうに思つておるわけでございます。それでバス事業の許可をする場合におきましては、今お話のありましたように、許可さえすれば、あとは合理的にそれがよければ許可する、実際上に道路が使えようが、使えまいがかまわないというようなことでやつてはならぬと私どもは思うております。バスの通行を許可するということは、バスを通行させる、実際上に通行できなけれ……


石井光次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1953/07/11、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 それでは私から昭和二十八年度運輸省所管予算の大綱について御説明申し上げます。時間の関係もありますので、詳細なる点はお手元に配付いたしました昭和二十八年度運輸省所管予算の説明並びにすでに配件済みの予算参照書をごらん願いたく、私からはごく簡単に申し上げます。  まず一般会計から申し上げます。昭和二十八年度一般会計歳入予算総額は七億八千七百三十七万五千円でありまして、これを前年度予算額二十二億二千一百五十二万六千円に比較いたしますと、十四億三千四百十五万一千円を減少することになりますが、そのおもなるものは、港湾工事費の分担金として地方公共団体よりの納付金一億三千二百四十四万五千円、商……

第16回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1953/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 私まだそれの現物を拝見しておりませんが、私の方の監督局の方に来ておると思います。いずれにいたしましても、福知山線だけに限らず、地方線の強化ということを各方面から要望されております。それにはディーゼル車の配置ということが各方面から切に要望されておる一番大きな問題であります。ただいま国鉄当局から申し上げましたような次第でありますが、できますればさらに将来は皆さん方のお力によつて、予算をもつとたくさんとつてそうしてディーゼル・カーが地方にたくさんまわるようにぜひしていただきたい、こういうふうに思つております。本年度の予算が通りましたならば三百三、三十台、われわれの希望よりはずつと減つ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/06、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 ただいまから昭和二十八年十月十三日に、公共企業体等仲裁委員会が、日本国有鉄道職員の昭和二十八年四月以降における賃金改訂に関する紛争について行いました仲裁裁定第十四号を国会に上程いたし御審議願う次第につきまして御説明申し上げます。  本年三月十八日に、日本国有鉄道職員代表は、四月以降の賃金改訂の要求書を、日本国有鉄道当局に対し提出いたしまして、両当事者間におきまして、数次の団体交渉が行われましたが、当局側がこれを拒否いたしましたので、職員側は五月十五日団体交渉を打切る旨当局側に通告し、同日公共企業体等中央調停委員会に対し調停申請をいたしました。同委員会は七月十五日調停案を提示いた……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 運輸省所管昭和二十九年度予算案の概要を御説明申し上げます。まず一般会計から申し上げます。昭和二十九年度一般会計歳入予算総額は、十一億六千四百四万二千円でありまして、これを前年度予算額十三億六百三十八万五千円に比較いたしますと、一億四千二百三十四万三千円の減少となります。前年度に比べまして、減少及び増加しておりますもののうちおもなものを申し上げますと次の通りであります。  まづ定点観測業務費の駐留軍負担金二億五千五百十一万円及び船舶動静調査費の駐留軍負担金六千十七万三千円がそれぞれ減額となつておりますが、これは、前年度まで日米行政協定に基いて実施していたこれらの業務が昨年中に打切……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 中国の気象がわれわれの方にわかりますと、非常に大きな利益になることは御承知の通りでございます。私も気象図の上に支那大陸がブランクになつておることは非常に残念なことだと思うのでございます。ソ連の方でもどんどん出しておりますのに、中国が出ないのは、さつき多少の気象通報を傍受することができる程度だという気象台長の話でありましたが、おそらく私は――これは想像でございますが、中国ではまだ建国の途上にあるといいますか、気象問題まで十分手が伸びてないというのが実情ではないかと思うのであります。それで何とかして気象通報がそこから発せられ、それをわれわれの方も聞いて、また日本の側のをあちらも聞い……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1954/02/27、26期、自由党)【政府役職】

○石井国務大臣 今の日本航空会社が設立されるようになりましたのは昨年の十月でありますが、その前に民間航空の時代、前の日本航空会社として国際航空に出るために、その三機分の契約をしたことを承知いたしております。その金額が大体あなたのおつしやるようなことを私ども聞きまして、新品でさように安いのに古いものをそう高く買つたのはどういうわけかということを設立のときに私聞きました。これは新品を買いますと、詳しいことはあとで航空局長から申し上げますが、期限が先の方でなくてはなかなか入手できないということ、そういたしますと、今始めなければ会社をこしらえて一年か二年の期間だけは、国際航空に出られないというわけであ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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