このページでは石井光次郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(石井光次郎君) 日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定の実施に伴う出入国管理特別法案について、その趣旨を説明いたします。 日韓両国の友好関係を増進するためには、永年にわたりわが国に居住している大韓民国国民に、わが社会秩序のもとで安定した生活を営むことができるようにする必要があります。このような観点から、日韓協定の一つとして日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定が締結されたのでございます。 この法律案は、右の協定を誠実に履行するために必要となる永住許可、退去強制等について出入国管理令の特別規定……
○国務大臣(石井光次郎君) 会社更生法が発動するようなことになった場合に、いまの会社更生法では不十分なというような問題がたくさん出てまいったので、何とかしなければならぬという声が高くあがっておるわけでございます。これに応ずるように社会党のほうから今度の国会に会社更正法の一部改正案が提案されておるわけでございまして、ただいま横山君の御説明にもありましたように、大体五項目にわたりまして新しい案が出ております。下請業者を保護し、また使用人を守り、重役、支配人等が不正、また不利益を会社に与えたというような場合に罰則を設ける、過怠更生罪というようなものを新設しようというような提案でございます。この五項目……
○国務大臣(石井光次郎君) 刑法の一部を改正する法律案についで、その趣旨を説明いたします。 今次の刑法の一部を改正する法律案は、最近における交通事犯の実情等にかんがみ、刑法第四十五条後段の併合罪となる罪の範囲を、禁錮以上の刑に処する確定裁判があった罪と、その裁判確定前に犯された罪とに限ることとするとともに、同法第二百十一条の罪の法定刑に五年以下の懲役刑を加え、かつ、その禁錮刑の長期を現行法の三年から五年に引き上げようとするものであります。 まず、刑法第四十五条後段の改正についてでありますが、近時道路交通法違反事件は急激な増加を示しており、たとえば昭和三十九年に全国第一審裁判所において有罪の……
○国務大臣(石井光次郎君) お答えいたします。 今度の特許法、実用新案法の一部改正のために、その影響を受けますのがわれわれのほうの裁判、あるいは審判というような方向に向かってきて、そこに混乱が生ずるのじゃないかということでございます。私の関係いたしております裁判のほうの問題だけお答えいたしたいと思うのでございますが、この改正によりまして、いろいろな問題が新たな方向に進んでいくものもあると思いますが、裁判の方向に、裁判にかかってくるというものがこのために急に多くなるとは私どもは思っていないのでございます。そこにくる道程において相当な解決がついてくるものだと思うのでございますが、しかし、この種の……
○国務大臣(石井光次郎君) お尋ねの裁判移送問題はワシントンでなければ解決し得ないと答弁したのではないかという問題、これは、裁判移送問題のような行政命令は、米国大統領の名において発せられた命令でありますので、本問題の最終的解決は、米国政府の態度による旨を申し述べただけでございまして、それだからこの問題がどうにもならぬというのじゃないのでございます。そういうことを頭に置いて、われわれは解決に当たらなければならない。われわれは現地の諸君の要望をしっかりと腹に入れて、日本政府としては、沖縄住民の意思を尊重して、これが実現を期するようにしなければならないという心持ちでお答え申し上げた次第であります。今……
○石井国務大臣 ただいま御紹介にあずかった石井光次郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今度、はからずも法務大臣の重大な職責をになうことになりました。御承知のように、法務省の仕事につきましては、従来全く私は無経験でございますので、法務委員会の皆様方の格段の御協力をお願いいたしたいところであります。 なお、この機会に、就任にあたりましての私の心持ちを、ごあいさつがわりに少しく申し上げたいと思うのでございます。 まず第一に、国家の法秩序を維持して平和な国民生活を確保することは、あらゆる国政の根本であることは申すまでも一ないことでございますので、法を尊重する精神をさらに徹底させるた……
○石井国務大臣 今度の参議院選挙の違反事犯につきましては、厳正なる態度をもってこれに向かうように検察当局に特に指令をいたしまして、いまその方針に従って検討を行なって、まだ終了いたさないのでございますが、その中で、お尋ねの小林章、岡村文四郎、この両人に関連いたしましての選挙違反事項というのは非常に広範にわたっておりまして、まだ完全に調べ上がっている状態ではありませんが、たくさん全国であがりました中でも一番目立った存在だと思うのでございます。その内容につきましては、まだはっきりしない点も多々あると思いまするが、いままでわかっておりまして、申し上げ得る点につきましては詳しく刑事局長から申し上げさせる……
○石井国務大臣 人権擁護の仕事がどんなに重大であるかということは、私同感でございます。仕事の量がだんだんふえておることは、この人権擁護の仕事が国民全般にわかって、そうしてその申し出があった数がふえておるということが、一つの大きな原因だと思うのでございます。それに対応するいき方は、いかにもいま御説のとおりでございます。この間からいろいろな話を聞いておりまして、まことに寒々とした思いをいたしておるわけでございます。これは何とかしなくちゃならない。たくさん問題を法務省は持っておるわけでございますが、その最も大きな問題の一つだと思うております。心してやっていきたいと思うております。
○石井国務大臣 ただいまおっしゃったような事件が発生して、非常に遺憾なことでございました。海上保安庁の要請によりまして、アリゾナ号の日本における、これの業務を担当しております店を通しまして、任意出頭を求めていろいろな事情を聞きたいということを申し出ました。これに対しまして、アリゾナ号がこれに応じまして日本の港に入りまして、参考人としていろいろ日本側で聞きたいことを、できるだけ証拠の収集あるいは前後の事情の聞き取りについて協力をしてくれたのは事実でございます。そうして、そのまま出ていきました。そのときどう言うたか知りませんが、事実上あなたのおっしゃるようにして、管轄権は日本にないということで行っ……
○石井国務大臣 お答え申し上げます。 事、詳細にわたってお答えしたほうがいいと思いますから、当該局長にお答えさせます。
○石井国務大臣 日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定の実施に伴う出入国管理特別法案について、その提案の理由を説明いたします。 日韓両国の友好関係を増進するためには、長年にわたりわが国に居住している大韓民国国民にわが社会秩序のもとで安定した生活を営むことができるようにする必要があります。このような観点から、日韓協定の一つといたしまして、日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定が締結されたのであります。 この法律案は、右の協定を誠実に履行するために必要となる永住許可、退去強制等について出入国管理令の特別規定……
○石井国務大臣 お答えいたします。 在日朝鮮人の三十九年度の現在数は、終戦前から居住していた者及びその子を含めまして五十九万九千人余りでございます。なおそのころ現在で、戦後入国した者が約二万人あるわけでございます。これは永住の請求の資格のない人でございます。(「委員長、声が小さくてよく聞こえない」と呼び、その他発言する者あり)また法的地位ができるようになりましたならばどういうことになるかという問題に対しましては、この問題ができましたらどのぐらい在日朝鮮人がだんだんふえていくか、あるいは減っていくかという問題等につきましては、まだ検討をやってみなければわからないのでございますけれども、相当生活……
○石井国務大臣 これは北のほうの朝鮮と貿易関係に関連しての話でございます。この貿易関係はだんだんとこのごろ変わってまいりまして、だいぶ北朝鮮と日本との間の貿易が行なわれておるわけでございます。それには人の往復が伴いたいのでございまするが、なかなか思うにまかせぬというのが業者の不満でございます。それに関連しての賛同でございます。いままでは北朝鮮から日本に入ることは、一切どの方面でも許されてないのでございます。そうしてスポーツ関係において特別な場合だけ許すというので、昨年のオリンピックの場合に特例をもって許されたという以外はないのでございまするが、情勢の変化によって、だんだん許されてもいいものもあ……
○石井国務大臣 昭和四十年の一月末の現在でございますが、朝鮮と記載しておる者が三十四が九千四百七名、韓国と記載しておる者が二十三万七十二名でございます。
【次の発言】 このごろずっと朝鮮の国籍欄から見ますると、朝鮮の名前のところから韓国というふうに変わった数がだんだんとふえておるのでございます。ということは、朝鮮の数がだんだん減りまして、韓国の数が自然にふえておるという状態でございます。これからだんだんふえていくことは確かだろうと思いまするが、どのくらいになりまするか、これはやってみないとちょっと見当つきませんでございます。相当ふえるだろうと思っております。
○石井国務大臣 二十七年の平和条約発効のころに失ったと思っております。
【次の発言】 平和条約発効の日が三十七年の四月二十八日でございますから、その日から日本の国籍を失ったわけでございます。
【次の発言】 日本から見ますれば日本の国籍だけでございます。
【次の発言】 政府委員でお答えいたさせます。
【次の発言】 ただいま私が答えましたように、当時から日本国籍であったわけでございます。それから、いまから振り返ってみますると、客観的に見ますると三つのものがあったように見えるということでようございます。
【次の発言】 それは分かれておりません。いま詳しく政府委員から説明します。
○石井国務大臣 よくお話はわかりました。この問題は、この願いが出ましたときからずっと研究を続けてまいっております。中共から日本へ、日本から中共へという人の往復が、いまお話しのように、文化、経済等に及んでたくさんな人が行ったり来たりしている。経済、文化において特に非常な発展をし、また時々交流をしておるという状態でございます。スポーツ面においてもそうでございます。というようなことでございますので、今度の問題にかかる前におきましても、昨年の夏ごろ政治家の見える場合においても、私はできるだけ寛大な入国処置をとるような方針でやりましたけれども、今度の場合においても偏見ない態度で臨む、そういう気持ちを持っ……
○石井国務大臣 お答えいたします。 私は、まず、この法案ができることをたいへん喜んでおる一員でございまして、かつこの法案がこの規定のとおりにりっぱに行なわれると申しますか、遂行されて、そして古都が保存されることが一番大事なことだと思うておるわけでございます。私は、罰則が適用されるというようなことがあってはならないと実は思うておる一員でございます。第八条の第一項に、指定された特別地区内においてこれこれの仕事をする場合には、知事の許可をあらかじめ受けなくちゃならぬということが書いてございます。これを厳重にやっていけば、私は、私のほうの問題が、十万円が五万円であろうと一万円であろうと、罰則はなくて……
○石井国務大臣 ただいまお尋ねの問題でございますが、この問題は、何度も前から国会においてお尋ねを受けた問題でございます。そのたびに私はお答えしておったのでございますが、この告発が行なわれまして以来、新潟の検事当局におきましては、鋭意この問題の証拠を集め、各方面の調査に従事いたしまして、いままで時を費やしまして、あまり長くかかるというので、何かその間においていろいろあるのではないかとさえ言われたのでございますが、それほどたくさんの人がこれに関係をいたし、その間にいろいろ発言もさまざまにあったりするようなこともあったようでございまして、取り調べに時間を要し、またそれに補充的な取り調べの必要も起こっ……
○石井国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみまして、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは、御承知のとおりであります。そこで、裁判官及び検察官につきましても、一般の政府職員の例に準じて、その給与を改善する措置を講ずるため、この両法律案を提出した次第でございます。 改正の要点は、裁判官の報酬等に関……
○石井国務大臣 ただいまお話しになりました来年度予算の問題に関連して、法務省の予算がいかに少ないかという問題、これは私もかねてからそういう感があるのでございますが、中に入ってみますと、もっと予算をつけてもらってもいいのではないかと思うものがたくさんあるわけでございまして、今度の予算の要求にいたしましても、非常につつましやかな要求と申しますか、非常に遠慮深い要求のように思うのでございます。大蔵省のほうと申しますか、政府の方針が、今度は収入が非常に詰まっておるという状態で、支出をできるだけ控えるというような心持ちもありますので、それの心持ちを含んだ点もあることでございますが、しかし、やらなければな……
○石井国務大臣 本日は、今年初めての法務委員会でありますので、法務行政につきまして、私の心持ちを少しく申し上げてみたいと思うのでございます。 私は法務大臣に就任いたしまして以来、約半年を経過いたしましたのでございます。その間、ようやく法務行政の大綱につきまして、認識と理解とを深めることができたと存じております。今後はその上に立って、法務行政の全般にわたり、一そう職責の完遂に努力を続ける覚悟でありまするが、以下、当面する二、三の点につきまして申し述べたいと思います。 まず第一は、公務に従事いたしまする者の綱紀の粛正についてでございます。この点は、私が就任にあたりまして、当委員会で申し述べたと……
○石井国務大臣 裁判所法及び裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を説明いたします。 まず、裁判所法の一部を改正しようとする点でありまするが、これは、新たに地方裁判所に、特殊の事件につきまして、裁判官の命を受けて事件の審理及び裁判に関して必要な調査をつかさどる裁判所調査官を置こうとするものでございます。 御承知のとおり、現行裁判所法上、裁判所調査官は、最高裁判所及び高等裁判所にのみ置かれ、地方裁判所には置かれておりません。ところで、地方裁判所におきましては、近年、工業所有権に関する事件及び租税に関する事件は、その受理件数も相当数にのぼっております上に、その審理期間も他……
○石井国務大臣 本件の被疑者たちの学生であるという身分を特に考慮いたしまして、それは十分頭に入れておるわけでございます。拘留中の者はもちろんでございますが、在宅扱いの者などもあわせまして、全員の扱いにつきまして十分な調査の上に注意をいたし、慎重にやりまして、適切な処置をするように今後気をつけてまいりたいと思います。
○石井国務大臣 途中から伺いましたが、どうも役所風を吹かすということが問題のようでございます。裁判所のほうといたしましても、法務省の関係でも、どうもえてしてそういうことを言われやすい性質の役所でございますから、特に注意しなければならぬのでございますが、本省からいたしまして実にいかつい建物でございます。あの中に入ってくると、二度と来るところじゃない、ちょっとこわいような気がいたしますと、私の選挙区の者が来てそう私に申しておりましたが、たぶんそうだろうと思います。私どもはそれほどまでには思わないけれども、一般の人は近づきにくいところだという感じを持つわけでございますが、一そう中で働く者は気を配らな……
○石井国務大臣 ただいまお話しのように、最高裁の判事と検事総長は、その職責のぐあいにおきまして、その大きさと申しますか、大体同じようなものだということで扱ってきておったと思うのであります。そのとおりに私ども思うておるわけでございます。このたびこの最高裁の判事の退職金の問題が大きく躍進したと申しますか、多額のものを出していただきたいという法案を提出いたしましたのは、最高裁の判事の任用等につきまして、また最高裁の判事というものの地位をりっぱに確保していくというような立場から考えまして、どうしてもこういうふうにせざるを得ぬじゃないかということを私ども考えまして、これに賛成したわけでございます。 そ……
○石井国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、御趣旨を尊重いたしまして、できるだけ早い機会に何らかの適切な施策を講じまするように、鋭意検討を行なう所存でございます。ありがとうございました。
○石井国務大臣 商法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を説明いたします。 この法律案は、現下の経済情勢にかんがみまして、株式会社の運営の安定をはかり、株式の譲渡の手続を合理化し、さらに株式会社の資金調達の方法を容易に、かつ適正にする等のため早急に改正を要する事項について、府法の一部を改正しようとするものでございます。 次に、この法律案の要点について申し上げます。 第一に、株式の譲渡につき取締役会の承認を要する旨を定款で定めることができることとし、株式会社の運営の安定をはかるとともに、株式の譲渡を取締役会が承認しない場合には、他にその株式を買い受けるべき者を指定しなければならな……
○石井国務大臣 借地法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。 最近における土地及び建物の利用の実情を見ますと、借地借家に関する紛争が相当多数にのぼっております。これは、一面においては、宅地及び住宅などの社会的経済的事情によるものでありますが、他面においては、土地及び建物の利用に関する現行の法律制度上、当事者間の利益を調整し、紛争の発生を予防する面において、なお十分でない点があることにもよるものと考えられます。したがいまして、借地借家に関する紛争を未然に防止してその安定をはかるとともに、土地及び建物の合理的利用を促進するためには、社会的経済的条件の改善に待つだけで……
○石井国務大臣 ただいま横山さんのお尋ねの点、私どもも一日も早く、いままでに出してしまいたかったのでございますが、まだ打ち合わせが政府部内で終わらないものでございまして、気はせいているわけでございますが、仰せのように期日もだんだん迫りますから、ぜひ出す以上は期間内に上げていただくようにしなければならない、できるだけ急いで早く出すものなら出すようにまとめよということを、実は先週末もそんな話をしたところでございます。急いで仕事をいたします。
【次の発言】 まだいつということは、はっきりしたことは申し上げられませんが、一日でも早くというつもりで実はせき立てているわけでございます。間に合わないようなと……
○石井国務大臣 刑法の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明いたします。 今次の刑法の一部を改正する法律案は、最近における交通事犯の実情等にかんがみ、刑法第四十五条後段の併合罪となる罪の範囲を禁錮以上の刑に処する確定裁判があった罪とその裁判確定前に犯された罪とに限ることとするとともに、同法第二百十一条の罪の法定刑に五年以下の懲役刑を加え、かつ、その禁錮刑の長期を現行法の三年から五年に引き上げようとするものであります。 まず、刑法第四十五条後段の改正についてでありますが、近時道路交通法違反事件は急激な増加を示しております。たとえば、昭和三十九年に全国第一審裁判所において有罪の告知を受け……
○石井国務大臣 ただいま横山さんからお話がありましたとおりのことを私はお答え申し上げました。そしてそのとおりに行なわれたと信じておるわけでございます。ただいまのお尋ねの、どういうふうにしてそういう決定をしたかという問題につきましては、この事件が選挙運動報酬の授受で行なわれたものと断定することは、この金の授受を決定するには証拠が不十分であり、そして公訴を提起してこれを維持するに足るだけの証拠がないとの結論に達したのでございます。そういたしまして、嫌疑不十分という理由で不起訴処分にしたのでございます。これが今度の事件の始末でございます。これがどういうわけでそういうふうにしたかということのお話は、で……
○石井国務大臣 さっきから話し合いを、承っておるのでありますが、裁判所の決定を待つには四十四日もかかる、その間にどうでもこうでも金が要る場合どうするのだ、話し合いができればいいじゃないかというのが政府側の答弁でございます。まあ私は聞きながら、自分のほうが出しておるのに言うのはおかしいようですが、こういう問題で、どうにもこうにも金が要るというような状態になってきたら、私は当時者間において売買価格の話し合いができないことはないだろう、こういうふうに思うのです。あなたは、できないからどうするのだ、それを考えておかないのは不親切じゃないかと言われますが、そういう道があって、それがどうしてもきかないとい……
○石井国務大臣 私から特にわざわざ申すこともないくらいなはっきりした問題だと思うのですが、労働問題に関してのいろいろな行動につきましては、私どもは非常に公平な立場でものを扱うべきものだと思っております。労使双方に対しまして、公平な立場で見ていく、したがいまして、一方に偏するような扱いをすることは絶対にない、また、あってはならない、これが当然のあり方でございます。そういうことに従いまして、間違いのないようにわれわれは絶えず努力しているわけなんでございます。 いまのような問題等につきましても、私、その話を初めてここで聞きますが、坂本君のおっしゃるのと警察の砥うにいままできておる報告とでは、内容的……
○石井国務大臣 いままで坂本君と新谷君とお話し合いされましたように、この問題がこういう形をとりまして成案として出てくるまでにはいろいろないきさつがあったわけでございますが、いまおっしゃるように、この賃借権の問題を物権として扱うようになるかどうかという問題であります。これはただいま、それではそういうふうにするのだということをここでお約束するわけにもいかないのじゃないかと思うのです。こういう問題も、一つの命題として取り上げて研究もしたわけでございますが、しかし、今日の場合としてはまず差しあたってこの程度にということで出したわけでございます。かといって、これがやらぬとも申し上げられないし、やるとも申……
○石井国務大臣 この法案を提出いたしました趣旨は、借地借家人の権益を守り、また同時に無謀な借地借家人等がありますれば、貸し地、貸し家人を守るというたてまえでございます。こういうものが出まして、これに便乗いたしまして不当な行動をとるというようなものを守る趣旨でないことは当然のことでございます。いま横山さんのおっしゃったような点は、十分私ども法によって守っていけるものだと思っております。またそういうふうな行動に出たものがありましたならば、必ずこれは法によって守っていきたいと思っておるわけでございます。
【次の発言】 これは提案の趣旨を説明申し上げたとおりでございまして、近来借地、借家に関連いたしま……
○石井国務大臣 ただいま横山君のお話は、たいへんけっこうだと思います。どうかどんな問題でも――法務省に関する問題につきましては、当委員会が中心になって審議をしていただくということが私どもの願いでございます。私どもの考え方と皆さん方の考え方とを話し合う場はここが中心であるべきはずであります。どうかどんな問題でも話し合っていただきたい、かように思っております。
【次の発言】 共産圏から日本に入ってくる問題であります。これは共産圏のうちでも国交をはっきりときめておるという国とそうでない国とございます。国交をはっきりといたしております国では、そのほかの国交を明らかにいたしておる国と大体同様な取り扱いを……
○石井国務大臣 今度の法律改正案は、ただいま横山君からもお話のあった趣旨に沿うて立案されたものであるわけでございます。これをずっとごらんくださっても、私よりも皆さんのほうが百もよく御承知なわけでございますが、何でもかでも皆さんの満足な状態にこれがいっているとは、私どもも完全無欠なものとは必ずしも思いませんけれども、たとえば公務員になったからといって、これが給料をもらう制度になっていない。手数料制度がやはりしりにぶら下がっておるというようなことは、踏ん切りがつかないじゃないか。それが踏ん切りがつかないようであれば、あとのことをやったってたいしたことはないのだというような批判をすれば批判もできると……
○石井国務大臣 いまのお話は、初めて私は横山君から聞くわけで、いまここにもあるわけであります。そういうことをそのとおり言ったかどうか知りません。それに近いようなことが何かあったかもわかりませんし、なかったかもわかりませんが、これはどうもそのままを前提として論ずるわけにはいきません。 いずれにいたしましても、さっき十周年の記念の式典をやった問題からお話しになりましたから申し上げたいのでありますが、売春防止法をやりまして十年間、その十年間の実施のあとを、ちょうど十年という機会に振り返ってみますると、どうもあなたがおっしゃったように、この一部分の初島新地の問題だけでなく、全面的に見まして、非常な効……
○石井国務大臣 そのお話は承りまして、私どもが直接関与する問題というよりは、外務大臣のほうに伝えるべき問題だと思って、外務大臣のほうに伝えておきました。外務大臣からは、昨日参議院において亀田君の質問に対しまして答弁をいたしましたような処置をとったようでございます。私は、昨日その答弁を聞いて、その処置を承知した程度でございます。
【次の発言】 どの程度の話がどうされておるか、私は承知いたさないので、横山君から聞いた程度でございます。きのう答弁のあった程度でご、ざいます。
あまり国内の問題に外国の大使が関与されることは好ましくないことは、当然のことだと思います。外務大臣が注意をしたのは当然だと思……
○石井国務大臣 ただいま御指摘のような問題が私どもも心配してきた問題でございまして、そういうことを除いていかなければならないというのが、この執行官法の立案にあたって特に論議され、また考究された問題でございます。まだ十分でないという点もあるかと思うのでございますが、これらの問題につきましては、大蔵省その他と私ども十分検討いたしまして、問題の点を少しでも前進させまして、緩和し、そして問題を起こさぬように努力いたすつもりでございます。
【次の発言】 政府といたしましては、附帯決議の御趣旨を十分尊重いたしまして、この制度運営の衝に当たります裁判所当局の意見を聞きまして、格段の努力をいたすつもりでありま……
○石井国務大臣 いまのお話だと、私のテレビ放送をお聞きになっていないようですけれども、まことに遺憾でございます。聞いておられますと、なかなかあなたは微に入り細にうがっていろんな点をおっしゃるから間違いないと思うのですが、ちょっと少し違っているように思います。 第一段の、私はけしからぬというようなことは言うた覚えはない。この法案がどうなっておるかということのお話で、二月に提案をしたが、それがようやく審議の段階に入った状態であるというようなことはまことに遺憾でありますということを申したのであります。それだけのことでございます。それでけしからぬとも何とも申しておりません。遺憾である。せっかく出した……
○石井国務大臣 ただいま、あなたのお話で初めてそういうことを聞きました。何も聞いておりません。
○石井国務大臣 日中友好関係で中共に招かれてたくさん参りましたが、その状態は、報告によりますと、たいへんな歓迎と申しますか、国をあげてというくらいな歓迎を受けたようでございます。それがどういうふうな影響を及ぼしますか、ただいまその状況をまだつまびらかにしていないのでございますが、これは両国の国交にいい影響を及ぼすか、あるいは悪い影響を及ぼすかということにつきまして、私どもは十分な研究をいたしたいと思って注意をいたしております。
○石井国務大臣 新潟県知事の選挙違反問題について、告発されておる問題について、私から威力を加えたというようなことはないということを、国会において前に答弁したことがございますが、その後も何らの行動をとったことはございません。
○石井国務大臣 少年法の改正問題に関連いたしまして、このごろ新聞でちょっとにぎやかに取り扱われ、きのうきょうの論説等にも載っておるようでございます。少しく誤解があるようでございますから、この機会に、ちょうどいい質問をしていただきましてありがとうございます。 これは、私どもは、少年法をいまのままでは満足していないのでございます。これは、私どもも、最高裁のほうでも、一般でも、みんな同じことだと思うのでございます。いまの非行少年をりっぱなほうに導いていくのには、いまのままでいいかというと、どうもいまのままではいかぬではないか。いまの現行制度ではいかぬではないかと思うのでありますが、しかし、それをど……
○石井国務大臣 お答えいたします。 さっき最高裁のほうからお話がございました。私の考えは、きのう川崎君の質問にお答えしたとおりでございまして、別に最高裁といま法務省とが意見の対立を来たしておるという情勢でないということだけは、これはもうはっきりした事実なんでございますが、まだそこの段階まで至ってないのでございます。いま両方とも勉強しておる。というのは、少年の非行問題が非常に大事な問題に取り上げられておりまして、わが内閣を中心といたしましても、いろいろな問題と関連し取り扱っておりますので、わが法務省といたしましては、どうやってこれに処するかという問題を考えますると、予防的な問題といたしますると……
○石井国務大臣 ただいまお尋ねの件は、森脇君の逮捕から――逮捕は昨年の五月でございますが、十二月に保釈というようなことまでに、相当長い期間がたっておるということであります。これは、事件が非常に複雑に発展いたしたのでございまして“そのために時間がいろいろかかったのだと思うのでございます。この内容につきましては、詳しい経過はただいま刑事局長から詳細申し上げます。
【次の発言】 刑事局長から詳しく申し上げます。
【次の発言】 お尋ねの前段の問題は、後ほど刑事局長から申し上げることにいたしまして、三億円の保釈金の問題でございます。これは裁判所の決定でございまして、これにつきまして私どもぱとやかく言うこ……
○石井国務大臣 ただいまのようなものは、役所のほうからとしては別に指示はいたしておりません。その現場で、役場ですか、何か取り扱いの者が便宜上そういうふうなことが何かの役に立つと思うてやったんでしょうか。私どもは承知いたしていないのでございます。
【次の発言】 入管局長から答弁いたさせます。
【次の発言】 この間の協定の趣旨を徹底させることは必要でありまするけれども、それから進んで強要にまぎらわしいような行動をとることは厳に戒むべきことであると思いますから、そういう意味において注意をいたします。
【次の発言】 そのことは一向承知いたしておりません。
○石井国務大臣 同和問題は、先日八木君からお話のありましたときにも述べられましたように、先年、岸内閣のとき御質問がありまして、私、答弁に立ちまして詳しくお話を申し上げたことを覚えておるわけでございます。同和問題がどんなに大事であるかということは、いまさら申すまでもないことでございます。また、これに政府だけでなく、国民全体が力を合わせてこの解決に当たらなければならないということ、それには特に経済問題、貧乏の追放というような点からスタートをしていかなくちゃいけないということをあなたとお話し合ったことを思い起こしたのであります。いまも全体的には私はそういうふうなことを考えておりますが、それはほかの方……
○石井国務大臣 北の朝鮮のほうから、日本に商売上の問題で技術者がやってこようという問題でいま問題が起こっておるわけでございますが、昨年の夏ごろに、私は、国会において質問がありました場合に、政治問題に関係なくて、たとえば商売の上の問題でその商売に関連してこういうふうな技術者が来るというようなもの、あるいは学問の上の問題、それからスポーツに関連する問題というような場合には、特にこれが政治に関係ないということが明らかであった場合には、そしてこれをケース・バイ・ケースでよく研究をいたしまして、そうして許す方針をとっていきたい、それが政府の考え方だというてお答えをしたと思います。しかし、実際上においては……
○石井国務大臣 この問題につきまして、私のところにもただいまお話しの方々がおいでになりました。私のところには最後においでになったのでございますが、それは、法務省からいままでいろいろお手伝いをしておること等についてのお礼をかねての訪問であったようでございます。そういうふうなことからこの問題に入りまして、いま話がありましたように移送問題、こういうものがなくなるように本国のほうで力を入れていただきたいというようなことを中心にして懇談がございました。私はこれに対しまして、こまかくいろいろここで承っても私がどう申し上げることもできないが、よく総理その他にも御陳情になり、また関係の向き向きでは事情もよく知……
○石井国務大臣 小林君の問題につきましては、ただいまお話しのような手順によって、いま検察審査会から意見が出ておるわけであります。これを東京の地検で取り上げまして、これから慎重にこれを研究しまして、その結果審査会の言うとおりであり、またそうやってこれは公訴に付すべきものであるという結論に到達しますれば、当然そうすべき問題であると思います。党派のいかんとかなんとかを考えるべき問題ではないと当然私も思っております。またこれは検察審査会から出されたという事実をちゃんと頭に入れまして、この問題は慎重の上にも慎重に取り扱うべきものだと考えております。そのとおり扱わせていただきます。
○石井国務大臣 沖繩の法務省関係の仕事に関与する事件、同じ日本人であるから、法務省はもっと力を入れたらというようなことでありますが、それは私どももできればもっと力を入れてあぐべきではないかという考えをとっております。しかし、これは非常にデリケートな問題でございまして、第一は、地元の諸君がそういう心持ちになってくれることが第一でございます。そういたしますれば、私どものほうはできるだけこれに協力して進んでいくというような心持ちで今日までもやってきておるわけでございます。御承知のように、私どもが協力し得る場面といえば、いま私どもが一番感ずる問題は、米国政府の出しております布告とか布令というようなもの……
○石井国務大臣 私は九月から十月にかけて、わりあいに近く続いて三度九州に参っております。そのうちの二回は国民体育大会で大分に参ったのであります。九月のときは皇太子殿下のお供をして、十月のときは天皇、皇后両陛下のお供をして、そのあと先に久留米に寄ったわけなんであります。そのほかは一回あります。四国に私が出張いたしました。それが金曜日でありましたので、土曜、日曜、わりあい公務のひまなときでございます。土曜、日曜、月曜にかけまして、かねていろいろ話をすることを頼まれておったところもあるし、あるいはまた私がことしの夏法務大臣に留任いたしたので、そのお祝いをしたいなどといわれておったことなどもありますし……
○石井国務大臣 名古屋の経済貿易展において、いまお話しのような事件が起こったこと、はなはだ遺憾に思っております。つい数日前でございましたか、北九州市において行ないました中国の経済貿易展が非常にうまくいったというので市長をはじめ関係の方々十数人が、私のところへ、同県人という関係であいさつに見えまして、非常にうまくいきましてありがとうございましたということで、私も非常に喜びました。どうかこれが展覧会だけで終わらず、これを土台として広く経済の協力関係が進むように、福岡側に考慮をしたらといって激励したのでございました。名古屋においてこういう問題が起き、まことに遺憾に思っております。私どもの関係するほう……
○石井国務大臣 指揮権の発動は、そういう制度があるのでございますから、非常な場合において指揮権の発動をするということもあり得ると思うのであります。しかし、政治の問題で、特に今日の場合に当てはめて考えますると、私は非常にこれは慎重に考えておるわけでございますが、この際、どういう問題が起こりましても、私は検察当局の厳正なる態度に全面的な信頼をしておるということをいつも申すのでありまするが、指揮権を発動して、こうしろとも言わない、こうするなとも言わないという方針をいままでもとってまいりました。いろいろな場合に、こうしたらどうですか、このくらいなことをあなたが指揮権発動して言うてもいいじゃないですかと……
○石井国務大臣 これは経済界各方面の要望がございまして、こういうことをいたしますれば、経済活動が豊かになるというのが主眼でございます。同時に、こういう改正をいたすにつきましては、株主の利益も十分考慮しながら、経営者だけでなく、零細株主もあることを念頭に置いて、これらのものを守るということを考えていかなければならぬというつもりで考えた法律でございます。
【次の発言】 御説は全然賛成でございます。私が申しました心持ちも、そういうところにあるわけでございます。この商法を改正するに至った動機はどこにあるかということを申したのでございまして、そうしてこれを改正するにあたりましては、日本の国の現状を考えま……
○石井国務大臣 こういう形といって、内容による問題でございまして、問題によりましてそれこそケース・バイ・ケースによって、いいとか悪いとかいうものはきまる問題だと私は思っております。
【次の発言】 内容は申し上げられないということを津田刑事局長が申し上げておるとおりでございます。しかし諸般の事情を総合いたしまして、こういう結論が出た。こういう結論が出るためには、長い間の月日がかかったじゃないかとあなた方がやかましくおっしゃるほどむずかしい問題だったと私は思うのであります。だから、二十万円が出たんだが、これがあるときに出たんだから、これは選挙違反だということにきめてかかっておることそのものが間違い……
○石井国務大臣 昭和四十一年度法務省所管予算の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。 昭和四十一年度の予定経費要求額は五百九十四億八千五百六十万二千円であります。このほかに官庁営繕費として建設省所管予算中に三億一千七百万円が計上されております。前年度当初予算額五百四十三億三千六百三十四万三千円と比較いたしますと、法務省所管分は五十一億四千九百二十五万九千円の増額となっておるのであります。なお、前年度の補正後予算額五百五十七億六千六百五十二万一千円と比較いたしますと、三十七億一千九百八万一千円の増額となっておる次第でございます。 増減の詳細は別途の資料によって御承知をお願いいたしたいの……
○石井国務大臣 新潟知事の問題についてのお尋ねでございますが、この問題につきましては、この予算委員会においても数回お尋ねを受けたことでございまして、そのたびにお答え申しておったのでございますが、検事局関係が手ぬるいじゃないかといういまお尋ねでございますが、私は必ずしもそうとは思ってないのでございます。私は選挙前にはみんなに訓令を発しまして、選挙問題につきまして厳正な態度で臨むべしということを検察官に訓示をいたしまして、そのとおりにやってくれていると確信をいたしておるのであります。しかし、厳正にやるということは、何も急いで何でもかでも迅速に片づけてしまえということを言うているわけではありませんで……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。