岡良一 衆議院議員
26期国会発言一覧

岡良一[衆]在籍期 : 24期-|26期|-27期-28期-29期-30期
岡良一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡良一衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
24期-|26期|-27期-28期-29期-30期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第10号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、先般来の首相を初め各閣僚の演説に関連をし、特に今日内外の注目を浴びておりますところの基地問題を中心として、政府の根本的な心構えを伺いたいと思うのであります。(拍手)  まず私は、日本の民主主義を守らんとする立場において、石川県内灘村地内の強制使用に関し、吉田首相の所信をただし、あわせて政府の政治的、道義的責任を追究しなければならないのであります。(拍手)内灘地内の砂丘地は、昨年十一月二十五日の閣議決定により、日本の工場でつくられる完成兵器の性能試験場として使用されることとなつたのであるが、当時、地元の村の議会はもとより、石川県議会、金沢市議会のす……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 衆議院本会議 第4号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 私は、ただいま提案されましたる一般職並びに特別職の給与に関する法律案について、政府の原案、自由党の修正案並びに改進党の修正案に反対をいたしまして、両社会党が共同提出をいたしましたる修正案に賛成の趣旨弁明をいたしたいと思います。  もともと両社会党の共同修正案、委員長もすでにその報告において述べられましたるごとく、人事院勧告の完全なる実施を目標といたしましたものであつて、これは、単に両社会党のみならず、国家と地方の公務員、全国実に百七十万の公務員諸君の切実な要求であり、また年の瀬を控えて、その台所を預かる主婦や子供たちの切なる願いでもあつたのである。(拍手)それを政府は無慈悲にもしり……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第20号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま御提案の自衛隊法案、それに伴う防衛庁設置法案について、内閣総理大臣、外務大臣並びに保安庁長官に、根本的な二、三の点の質疑をいたしたいと思つておりまするが、遺憾なことには、吉田首相が一昨日に引続いて今日もお見えになつておりません。与党、野党を問わず、この問題については、われわれは国家の主権と憲法にかかわる問題を提示いたしまして政府の所見を求めておるにもかかわらず、これに対して首相が責任ある答弁を回避されるということは、これは、国会を軽視するというよりも、わが国の憲法と主権に対する確信に欠けておるものと言わなければならぬのである。(拍手)この……

第19回国会 衆議院本会議 第40号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 私は、ただいまの厚生年金保険法案につきまして、日本社会党の立場から、具体的な数字に即しての分析、希望はるる長谷川君より申されましたので、簡潔に原則的な点についての希望を強調いたしたいと思うのであります。(拍手)  今日、各党がお互いに競つて社会保障制度の実現を主張いたしておりまするが、しかし、現在のわが国の社会保障制度の体系の中で、今日行われている年金制度ほど各個ばらばらであつて不統一きわまるものはないのであります。その関係上、社会保障制度審議会もすでに三回にわたつてこれが整備と統一を勧告いたして参つたことは、諸君も御承知の通りであります。公務員の恩給といい、地方公共団体の共済組合……

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

岡良一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私も議事進行についてこの際動議を提出し、同僚委員にお諮りを願いたいと思うのであります。本日は行政協定の実施に伴い、在日米軍に日本の土地等を提供することについて、この関係地元の代表者の参考意見を聴取しようとするものでありますが、実は昨日予算委員会において私の質問に対し、岡崎外務大臣の御答弁によりますと、占領下にあつて強制的に使用に供されておつた、占領軍の使用しておつた土地等について、これが講和発効とともに当然国内法に基くあるいは日米合同委員会の議にかけ、あるいはまた閣議決定により、日本政府としてその使用についての通知を米軍当局に発した上で当然使用されなければならないにもかかわらず、現在……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 九十九里浜へ政府の方から昭和二十三年、二十四年には七千七百万円、二十五年、二十六年には八千九百万円補償されたという参考人の陳述が先ほどありましたが、これは見舞金として出されたものですか、補償の意味で出されたものですか。
【次の発言】 調達庁の方が来ておられると思いますが、これは見舞金として出されたものでありましようか。内灘の場合は一戸平均五万円程度、五千五百万円ということを一昨日内灘の方から伺いましたが、そこで一体九十九里浜の場合には二箇年間で七千七百万円、しかも人数にしても問題にならないくらい多い被害者がおるのです。一体どうして九十九里浜についてこの程度で妥当であると思われたが、あ……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○岡委員 松井君にお尋ねをいたしますが、松井君の見られるところでは、先ほどの御陳述のように大体五日間の予定でやつて来る、そうしてまた朝鮮の戦線へこの兵隊さんたちは帰つておるわけなんですか。
【次の発言】 RRセンターへやつて来る国連軍の兵隊さんの動静は、ただいまの松井君の陳述のように外務省の方でも御承知でございますか。
【次の発言】 私がお聞きしたいことは、結局そうして再びまた朝鮮の戦線に帰る。そこで政務次官にお尋ねをしたいのですが、私どもの常識からすれば、先ほどの戸叶君に対するところのお答えでは、とにかく国連軍とはいうものの駐留軍である。これが司令官の命令によつて朝鮮戦線へ行つているものであ……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○岡委員 捕虜の待遇に関する条約の百十八条には、実際の敵対行為が終了した後は遅滞なく解放し、かつ送還されるという意味のことがうたわれてあるのでありますが、日本と中共、あるいは日本とソ同盟の関係は、実際の敵対行為が終了したという関係と解釈上みなしていいでございましようか。
【次の発言】 ところが、これは政府も御存じの通り、昨年の十二月一日の北京放送、翌日の新華社電などで見ましても、三万人の日本人捕虜がおる、逐次それを返そうというような意思表示をしておる。ところがこの数字についても、香港あたりから伝わつて来る数字を見ると、十万を越える数字も、かなり確かな数字としてわれわれも聞いておる。また、ここ一……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいまの中間賠償協定の締結についてお尋ねをいたしたいのでありますが、今日までの日本国とフイリピン共和国との間における賠償についての交渉はどの程度まで進捗いたしておるのでありますか、あるいは重複いたすかもしれませんが、本中間賠償協定に関して大わくを承りたいと思います。
【次の発言】 本年の一月の終りにマニラで、在外事務所長の中川君たちから聞いたいたのでありますが、ただいま御説明のようなわけで、フイリピンとしても、切り離して賠償問題の解決をやろうというので、各界の代表を網羅する十九人委員会とやらいうものを設けたという。そこで、この十九人委員会というものが、はたして何らか対日賠償について……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 外務大臣にお伺いいたします。この条約はちようど四月の選挙のまつただ中に、国民もわれわれもどちらかといえば、もつぱら自分のことにあくせくしている間に、こういう問題が出たようなかつこうでございますが、本来、非常に重要な条約でもある。従つて本国会中に上げないで、十分に審議を尽す意味において、これは継続審議などの方法をとつてでも、十分に審議を尽すべきものであると思いますが、政府としてはどうしても本国会開会中に上げたいという御意思なのでしようか、率直なところをお伺いいたしたい。
【次の発言】 私どもの党といたしましては、別に作為をもつて審議の引延ばしをしようなどという考えはないのであります。し……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○岡委員 国会の権限にかかわる問題について、大きな誤解を生ましめるような軽率な発言については、われわれは厳重に遺憾の意を表したいと思うのでありますが、この機会に重ねてお伺いをいたしたい。  それは政府がすでに調印を了せられたところの条約については、確定草案として国会の修正権が認められない、こう仰せられますが、御存じのごとく憲法には、事前あるいは事後において条約については国会の承認を求めなければならないということが明らかになつております。そこでこれまで政府はすでに調印後における確定草案について、国会が何ら修正権を持つことができない。承認かいなかの判定しか与えられない段階において国会に諮られている……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○岡委員 伊関局長にお伺いをいたしたいのでありますが、実はけさ参りました内灘の地元である石川県の新聞に、こういう記事が出ておるのです。それは「国警石川県本部では、二十九日午前六時を期して、三個小隊の武装警官隊を現地に派遣、たまたま漁中の二艘の地びき網に対し退去を勧告、漁夫らはこれを拒否して漁を強行、一時険悪な場を呈した。」こういう記事があるのであります。私どもはこの委員会において、いわゆる軍事基地の問題については、この紛争の公正な解決をはからんとして、関係人の意見の陳述を求め、その方向に努力をしようという考え方で進めておることは、御存知の通りでありますが、なかんずく内外の注目を浴びている内灘に……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私はありません。
【次の発言】 時間もありませんので、MSA協定に関する日米交渉経過中間報告について簡潔に要点だけをお尋ねいたしますので、お答えも簡潔に、イエスかノーというふうはお答えを願いたいと思います。  いただきました報告書の中で「いわゆる軍事的義務の履行とは、日本の場合には、日米安全保障条約に基きすでに日本が引受けた義務履行により充足されるものであると解すると述べ」と日本側はこう申しておりますし、アリソン大使の方も「日本が受諾するいわゆる「軍事的義務」とは、日米安全保障条約に基いて、自由に、かつ、自発的に日本がすでに引受けた義務の履行である」こう申し合されて、両者の見解は一致……

第16回国会 建設委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 ただいま上程されました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたしたいと存じます。  その理由は、内閣総理大臣が、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の規定によりまして、土地等の使用または収用の認定に関する処分を行おうとするときには、その処分が適正に行われるように、あらかじめ関係行政機関の長、関係のある都道府県及び市町村の長並びに学識経験を有する者の意見を聞かなければならないことにする必要があると思……

第16回国会 建設委員会 第14号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 お答えいたします。行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法につきましては、実は御存じのごとくこれは、日本の、特に私有地が駐留軍の用に供される場合の取扱いの法律であります。第一点のお尋ねでありますが、これまでは、昨年六月二十七日の日米合同委員会の手続に関する次官会議の了解事項といたしまして、あるいは米軍側から必要なる土地のリストが提供される、そのリストについて、関係各省庁の関係者が、日米合同委員会の作業といたしまして、事務的に協議を進められておられるようであります。しかしながら、この問題の取扱いは、やはり同時にまた、単に日米合同委員会内における事務的な処理の問題としてでは……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 議事進行について委員長に特にお願いをいたしたいと思いますが、ただいま提案になつておりまする厚生年金保険法あるいは健康保険法、船員保険法等の一部改正、この問題をわれわれが討論し、また検討するにあたりましては、でき得べくんばこれを一括上程をしていただいて、お互いに社会保障の実現という立場に立つて、責任ある政府の所見を伺い、さらにそのあとでは各法案を別途に検討、審議をするというふうに運びたいと思うのであります。従来厚生委員会にはともすれば大臣の出席はきわめてまれであり、また関係閣僚に至つてはほとんど出席してくれない。しかしながら今日わが国の前途も、また国民の生活もまことに予断を許さな……

第16回国会 厚生委員会 第11号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいま田中委員からの御質疑に対して、厚生大臣からのお答えがありましたが、この点に関連して多少私の意見を申し上げると同時に、厚生省の考え方を伺いたいと思います。  ただいまの御答弁にあつたように、いわゆる健康保険その他における一点単価の構成は、大体医薬材料費がどれだけであるか、税金がどれだけであるか、あるいはまた使用人の給料がどれだけであるか、医師の生計費がどの程度であるべきかというようなことをその主要な要素にしておられる。ここにこの一点単価の持つ非常に大きな誤謬があると私は申し上げたい。現にたとえばイタリアでは健康保険制度の保険医に対しては一箇月三万リラ当り、邦貨に換算して二万二千……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 簡単に時間がありませんので、はしよつてお尋ねしたいのですが、一体政府の方では癩という病気に対して、これは伝染病である、しかも今日の進歩した医学的な分野ではかなり治療の道もある、こういう病気であるという認識でかかつておられるのかどうかという点をお伺いしたい。
【次の発言】 最近プロミン以後においても抗菌性のいろいろな新しい医薬が発見をされておるのであります。今日癩療養所の中で行われておる近代的な積極的な癩治療法、そしてそれによる治癒率等について簡単でよろしいですから、結論を伺いたい。
【次の発言】 それでは現在国立癩療養所に収容せられている患者のうち、プロミン施行中の者の軽快率は、大体……

第16回国会 図書館運営委員会 第5号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は全面的に賛成をいたしたいと存じます。先ほども金森館長がことにうかつな話でありますが、二十八年度の事業予算を見て実は驚いておるのです。国会は立法の府としての最高機関であるべぎものが、この程度の予算をもつて、これまでよくもしのいで来たと思つて、われわれも自分の不敏を恥じておるわけで、個人の心境から申し上げますならば、各議員が一箇月にかなりの金々立法調査費という名目でとつておきながら、党の政務調査費へまわしておるというようなことでは、むしろ大福にこれを返上すべきものではないか上思われる心境にありますので、何らかの、しかも強力な意思表示をされることを望みまして、また、この図書館運営委員会……

第16回国会 大蔵委員会 第16号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 ただいま提出されましたる日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う国有の財産の管理に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由の御説明を申し上げたいと存じます。  国が日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う国有の財産の管理に関する法律の規定により国有の財産の使用を許そうとするときは、その処分が適正に行われるように、内閣総理大臣はあらかじめ関係行政機関の長、関係のある都道府県及び市町村の長並びに学識経験を有する者の意見を聞かなければならないことにする必要があると考えまして、この法律案を提出いたした次第であ……

第16回国会 大蔵委員会 第34号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 修正案の提案者の御説の通り、あまり小さな施設であるとか、また小面積の区域が在日米軍の用に供されるとかいうようなことまで、一々これをこの改正案にうたわれたような手続を経るということはきわめて煩雑であろうと思いますので、その間の事務の煩雑を避ける意味において適当な限定を加えることについては、私どもは何ら異議はないわけであります。
【次の発言】 私は春日委員の前段のお尋ねについては、何ら答弁の資料を持つておりません。外務省の方では、日本の国土を大規模に駐留軍の用に供するという段階はすでに終つたというお話でありますが、しかし私どもの見るところでは、現在何個師団の駐留軍がおつて、その一個師団……

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は今日すべての国民がその実現を要求しておりまする社会保障制度の実現について政府の所信をただしたいと思うものでありますが、その前に一言大蔵大臣にお尋ねいたしたいと存じます。それは、最近新聞紙上などでもいろいろ物議をかもしております保全経済会の問題であります。先般午前の委員会にはいてもやみ金融に関していろいろと論議が尽されましたが、この保全経済会という名前において運営されておる匿名組合の組織、その数は相当あるようでありますし、その取扱い金額も四百億などと言われておりますが、この点についての大蔵大臣の御所信を承りたいと思います。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は質問の前提として、人事院の給与局長に多少御意見をかねて承りたいと思うのでありますが、政府がこのたび提出いたしました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、また今年の七月十八日発せられました人事院の勧告、この勧告を発した立物から見て、この改正案全体を通じて、人事院としての率直な御意見を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中で、俸給表は、政府の改正案における俸給表と、人事院で勧告をした俸給表とが原則的には、きわめて似かよつているというお話でありました。そこでお尋ねしたいのですが、七月十八日の人事院の勧告の一万五千四百八十円にいたしましても、三月現在の給与の平均月……

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は淺井人事院総裁にお尋ねをいたしたいと思つて、質問を申し出ておつたのでありますが、ただいまの鈴木次長の御答弁に関連して一、二点承つておきたいと思うのであります。  まず第一点としては櫻井君の質問と復複もいたしますが、第一点はたとえば地方の税の自然増収をもつて、自治庁はカバーできると見ておられるということでありますが、御承知のように本年度の災害その他のことで地方といたしましても、これらの自然増というものを十分に元込んだ予算を、私はとつておると思つておるのでございますが、そういたしますと特に地方として二十一億の財源を給与改訂その他に振り向けるだけの余裕が、はたしてあろうかという点を、非……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 昨日、一昨日と政府当局並びに人事院総裁に対して、今度の改正に関する原則的な問題で、いろいろただしたのでありますが、私どもの納得できる御答弁を得られなかつたことは非常に遺憾に思つておるのであります。きようは幸い給与局長もお見えでありますので、給与の算定に関する基礎的な問題に触れて、いささか人事院のお考えを承りたいと存じます。私の資料は人事院月報第四十号でありますが、標準生計費の算定、この人事院の考え方についてお尋ねをしたいと思います。この標準生計費の算定については、昨年五月においては、独身成年男子の勤務地手当を支給しない地域における標準生計費は四千七百であつたものが、本年三月においては……

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は私は小笠原大蔵大臣にお尋ねいたしたかつたのでありますが、またそれと関連して自治庁の鈴木さんにもお伺いしたいと思います。小笠原大蔵大臣が予算委員会の都合上退出をいたさたましたことは、私はまことに残念に思つておるのでありますが、この機会に委員長にお願いをいたしておきたいと思うのです。委員長にお願いしておきたいのは、御存じのように今度の国会は何と申しましても、やはり給与改善等の予算が中心となつているのであつて、われわれはこの法律を審議する以上、特に厖大な予算を伴う法律の執行についても、その責任者である大蔵大臣の、いろいろとわれわれの納得の行く御答弁なり説明がない限りにおいては、われわれ……

第18回国会 人事委員会 第6号(1953/12/06、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は、ただいま御提案の一般職並びに特別職の給与に関する法律の一部を改正する法律案については、政府の原案、自由党並びに改進党の両修正案にも反対をいたしまして、両派社会党が共同提出をいたしておるところの修正案に賛成をいたします。その立場において日本社会党を代表して、いささか所見を述べたいと思うのであります。  もともと両派社会党の共同修正案は、人事院勧告というものを、できるだけ完全に実施をいたすというところに、この趣旨があるのでありまするが、これは両派社会党の要求のみならず、実に全国百七十万の官業労働者の要求であり、またその台所をあずかる主婦の切なる要求でもあるのであります。しかも政府は……

第18回国会 人事委員会 第7号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○岡委員 給与局長に二、三点お伺いをいたしたいのですが、御存じのように、私どもの要求にもかかわらず、昨日国家公務員については、期末手当は勤勉手当を含めて一・二五ということに相なつた。そこでお尋ねいたしたいのは、仲裁裁定等によれば一・〇ということになつておる。これが国家公務員では一・二五と、〇・二五プラスになつておる。これは三公社五現業等においては、やはりいろいろと内部における操作が可能であるために、国家公務員並に支給し得るものであるという前提に立つて一・〇というのが裁定として認められたのだというふうに解釈されるのですが、そういう点について給与局長として何か御見解はありませんでしようか。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいま堤委員から厚生省の機構の縮小に対する政府の方針をいろいろ御質問されたので、それに関連してお尋ねをしたいのですが、たまたま伝えられるところによれば、労働省と厚生省が一本になるというふうなことも新聞紙上などでは承つておるのでありますが、大体行政改革の本部の方ではそういう御構想でいらつしやるのでしようか。
【次の発言】 さらにそれに関連して承りたいのですが、私どもの年来主張しておる一つとして、社会保険の統合ということを考えておるのです。御存じのように現在の社会保険は保険料の負担においても、その支払いの窓口においても、その他いろいろの点で一本にまとめた方が、払う者も受取る者も万事好都……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 先ほど来大臣とのいろいろな御質疑、御答弁があつたのでありますが、大臣の御答弁によれば、厚生省の本年度予算は相当飛躍をした、こういうような御意見でありましたが、事実をもう少し資料をいただいて私どもの参考にいたしたいと思うので、議事進行の名のもとに資料の御提出をお願いしたいと思うのであります。その資料の内容は、昭和二十九年度予算要求額調、厚生省という、この文書の中で、一体おもなる厚生省の執行さるる行政の中で、生活保護法とか、社会保険関係とかの中において、固有な事業費として本年度新たに拡大された予算部分が一体どの程度であるのか、また必要なその内訳をお願いいたしたいと思うのであります。また総……

第19回国会 厚生委員会 第4号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○岡委員 犬の狂犬病予防の必要は、それが人間にいろいろと被害を及ぼすという点に重点があろうと思うのであります。そこでいただきました資料のうちで、人の狂犬病の発生率、これの昭和二十二年から二十七年までの数字をお示しでありますが、これは死亡率ですか。
【次の発言】 実は臨床の神方の医者としてこの点でいろいろ困ることがあるわけなんですが、治療血清というものは、全府県に対して緊急に処置し得るように配置されておるのでございましようか。
【次の発言】 実はある実例で、県の衛生部の方へ話をしたところが、そのきく期限が切れておつたとか、ないとかいうことから不慮の災にあつた経験が二、三年前あるわけであります。で……

第19回国会 厚生委員会 第5号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 清掃法に関連してでありますが、私ども多少機会を得てヨーロッパの諸国などを旅行いたしまして、屎尿処理の問題については、きわめて文化的な結果が出ているような印象を実は受けておりますが、それに引きかえて日本の都会では、おそらく外国の観光客などにはきわめてはずかしい思いをしなければならないような現象が方方にあると聞いております。こういうことは、やはり日本人の栄養の問題、非常に不消化なものを摂取する、いわば日本人の食生活が非合理的であるというところから、この排泄される屎尿の量も、諸外国特に文明諸国に比してきわめて多い、こういうようなことが結果として出て来ておるのであろうというふうな観察も可能に……

第19回国会 厚生委員会 第7号(1954/02/18、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ちよつと一点だけお伺いいたしたいのですが、実は今青柳委員の御指摘のように、このぶどう糖による副作用ということが最近しばしば臨床医家の会合では問題になつておるわけなんですが、申し上げるまでもなくぶどう糖はそれ自体がいろいろな細菌の培養基にも準ずるような形のものである。従つてその取扱い、ことに消毒の関係が困難である。といつてあまり高温で消毒滅菌をいたしますとぶどう糖酸が出て、それが過敏体質には非常な副作用を及ぼす、ときには生命に危険を及ぼすようなこともあることは薬事学上明らかになつておるのですが、特にぶどう糖菌の滅菌についてはどういう点で指導していられるのです。

第19回国会 厚生委員会 第12号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は、ただいま御提案になりました両法案に関連いたしまして、この際お尋ねをしておきたい点がありますので、お許しを願いたいと思います。特に医薬分業を前提とする審議会設定ということにつきましては、この問題が五十年以上の医薬担当者と医者の葛藤の歴史を持つ問題でありまするので、この問題は、法案としては完全なようでありながら、われわれとしても重大な関心と、合理的な解決を求めたいと存じておるのでありまするが、問題は常に薬剤師側と医師会側とが、自己の利益を中心として、この分業問題にタッチをしておる、こういうことからいたしまして、むしろすべての国民の衛生の向上とか、また保健医療内容の合理化とかいうよう……

第19回国会 厚生委員会 第13号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私はただいま許可いたされました一連の法律案、特にあへん法に関連をしてこの際厚生大臣にお伺いをいたしたいと思うのであります。昨今の新聞紙によると、ヒロポンの中毒がゆゆしき社会的影響を及ぼしておるということが伝えられておるのであります。これはまたその記事によつても、厚生当局もその事態を明確に認識をしておられるようであります。今日となればもはや麻酔剤による中毒よりも、この興奮剤であるヒロポンによる中毒が、社会的にも非常に反社会的な犯罪の温床にもなつておる。これはわれわれとしても見のがすことのできない、また傍観することのできない大きな社会的不幸と考えておるのであります。従つてこのような事態に……

第19回国会 厚生委員会 第16号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この前大臣の御出席のときに、現在きわめて反社会的な悪影響を及ぼしておるヒロポン中毒患者については、この際すみやかに厚生省としても適当な措置を講ずべきではないか、この責任ある措置についてはでき得べくんば本国会中に必要なる立法等の措置も講じてもらいたい、こういう趣旨の要求をかねていたしておつたのでありますが、その点についてなお具体的にお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、何と申しましてもヒロポンがこうして広く世の中に流れて、その注射が行われておるということについて、現在どのような手抜かりがあり、どういうところにこういうヒロポン中毒の原因があるのか、いわば現在の取締りが及ばないために……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 前回の委員会に出席しておらなかつたので聞き漏らしたかと思いますが、あとの点に関係がありますので、この際一応お伺いしておきたいと思います。  それは福龍丸は爆発地点と覚しきところから何マイル、あるいは何海里離れておりましたか。
【次の発言】 危険区域というのは、たとえばアメリカの指定した百マイル以内に入つちやいけないという、その限界線よりも八十海里離れておつたというのですか。
【次の発言】 それから福龍丸の甲板にいたところが、きのこ状の原子雲を認めたというようなことが新聞に出ておりますが、やはり当事者は目撃したと申しておりましたか。

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○岡委員 先生もお急ぎでありますので、要点だけお尋ねをいたしたいと思います。私どもアメリカの新聞で伝えられるところによりますと、最近アメリカでは、トリチウムとかリチウムが核分裂の実験段階に来ておるということを聞いておりますが、木村教室の御研究の結果としては、トリチウムやリチウムのようなものはなかつたかどうか。
【次の発言】 次に、たしかこれも先生の御著書で私ども学んでいると思いますが、広島や長崎の体験によりますと、あの放射線が人体を照射した場合に、中性子によつて体内の燐あるいはクローム、ナトリウム等がみずから活性を帯びて放射能を出すことになり、これがあるいは呼吸器その他の組織細胞の病弱なるもの……

第19回国会 厚生委員会 第19号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この際関連して、この間少しお尋ねをいたした例のヒロポンの点ですが、ヒロポンの中毒患者について、覚せい剤取締法の中でさしあたりわれわれが考えついたところでは、取締り規定の強化、いま一つはやはり特定の施設に、ヒロポンの中毒患者で反社会的な行為の可能性の濃厚な者については、ヒロポン禍から解放するような診療を与えてやるという施設に、いわばある程度まで本人の意思を無視してでも収容する、このようなことがさしあたり考えつく方法だと思うのでありまするが、この点政府の方では今日のヒロポン禍にかんがみて覚せい剤取締法の改正をするという場合、重点はどこにあるかという点をお尋ねいたします。

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○岡委員 少し長谷川さんのお尋ねとダブる点があるかもしれませんが、この機会に承つておきたいと思うのです。消費生活協同組合は、戦後からたとえば昨年に至るまで全国的にその数の推移は、これは資料等にあると思いますが、どの程度の変化がありましようか。
【次の発言】 この数字で拝見いたしまして、いわゆる休止中の組合というものが地域、職域を含めて漸次ふえて来ておる。そうして昭和二十七年度では六百六十二、二十八年度はさらにふえて来ておるのではなかろうかと思います。また解散組合にいたしましても、やはりかなりふえて来ておる。こういうような事態は、主としてどういう理由に基くものがあるのでありましようか。

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○岡委員 楠本君にお尋ねしたいのですが、先般新聞の伝えるところによりますと、保安庁の方では、第五福龍丸事件以後同方面海域から十隻の漁船が三崎港と東京港に帰港したが、内七隻に積んで来たまぐろ、生いか、作業衣などに放射能の反応があつたということを発表いたしており、これに対して楠本君は海上保安庁の発言は軽率であつて、厚生省の検査に間違いがないというようなことを申しておられますが、この点はその後重ねて、その厚生省の主張に間違いがないという確証を得られるような措置をとられたのかどうか、その点いかがになつておるかお話願います。
【次の発言】 外務省といたしまして、このたび新聞紙等を通じてビキニ環礁の被爆事……

第19回国会 厚生委員会 第34号(1954/04/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 厚生年金保険法案の今度の改正は、日本の社会保障制度を前進せしめるためのいわばスプリング・ボード、またいわゆる骨格ともなるべき重要なものでありまするので、他の委員諸君がいろいろ総括的に御質問はいただいたそうではありますけれども、私はなおその問ただしたい点もありますから、来週の火曜日には、積立金の運営について私ども具体的な案を用意しておりますので、ぜひ大大蔵大臣のご出席を願いたい。また年金制の統一という観点から福永官房長官、恩給局長、人事院総裁等もお願いをいたしたい。それから何といたしましても厚生年金の給付の額を決定するということになれば、諸外国の立法例を見ましてもやはり最低賃金制度とい……

第19回国会 厚生委員会 第35号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ちようど慶徳給与局次長がお見えでございますので、国家公務員退職年金制度に関する意見が昭和二十八年十一月十七日に内閣に提出されておりますことに関連をして、お尋ねをいたしたいと思うのであります。問題は結局私の方の立場からは、今後日本の老人の老後の生活の保障はやはり国の責任において果すべきである。従つて現行の諸年金制度というものはできるだけこれを統一ある体系の中に包括せしめて行くということが、年金制度を推進する根本的な原則でなければならない、こう考えておりまするので、そういう立場から、ただいま御提出になつておりまする厚生年金法の一部改正については、なるほど条文を拝見いたしますると、きわめて……

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○岡委員 保険局長にお伺いいたしますが、厚生年金の被保険受給資格者が年金を受けつつあるときに、いわば老齢において病気になるという場合に、もう健康保険の被保険者たる資格を失つておる。そうして老齢年金の受給を受けつつある。しかも病気になる。この間のお話のように、たとえば今年度受給資格が発生して、受給する金額が年金として、二万八千円程度であるという場合、病気になつたときの療養費というようなものは、なかなかその中では出ないという場合には、現在では生活保護法の医療扶助があるいは適用し得る場合もあり得る。しかし社会保障制度というものを推進するという立場からいえば、そういう場合もこの保険給付をもつて医療費を……

第19回国会 厚生委員会 第42号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○岡委員 簡単に一、二点お伺いをいたしたいと思いますが、この法律御提出の中で、たとえば国民体力法を廃止するということに相なつておるのであります。 確かにこの国民体力法は、立法の趣旨としては、健兵政策であり、強兵政策であるという趣旨については、私どもももちろん否定的な態度ではありませんけれども、実際私どもが体力法の運営にあたつて、全国の、また自分たちの受持つた地域の青少年について体力テストをやるということは、やはり国民の体力の指導の上で、かなりプラス面があつたと思うのです。これが廃止されることは廃止されるとしても、現在ああいうような形で国民体力の実態を把握し、またそれに対して適切な指導を与えると……

第19回国会 厚生委員会 第45号(1954/05/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ヒロポンの問題は繰返し大臣にも、また局長にも、すみやかに適当な対策を講じてもらいたいということを申してありますので、私としてはいまさら対策を講ずることの是非について論議をしたいとは思わないのであります。ところで一体、その後政府の方では、覚醒剤による中毒の蔓延あるいはまた覚醒剤中毒患者のもたらすもろもろの社会的な悪い影響というものを中心としての対策を、どの程度に講じようというプログラムを持つておられるのか、いわば具体的に立法措置を講ぜられるとして、そういうことがあるのかないのか、またその内容はどういう御趣意を持つておるか、この機会に承つておきたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第46号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は医薬関係の審議会の設置法のときに、昭和二十六年の医師法、薬事法あるいは関連法規の改正に基いて、あの強制分業が地域的にあるいはまた必要なるケースにおいて実施されたときにおける医療費の動きがどうなるか、この問題を同時に並行的に解決しなくては国民医療上ゆゆしき問題が起るのではなかろうかと思うので、その見通しをはつきりと資料として提出を願いたい。これがなければこの医薬関係審議会の設置論というものもからまわりに終るのではないかということで、資料の提出を要求いたしておきましたが、その資料の提出がないままに医薬関係審議会設置法が通過いたしました。そこでその資料、要するに強制分業が実施された地域……

第19回国会 厚生委員会 第48号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ヒロポンの問題は繰返しこの委員会で大臣お御出席になつて私どももともどもに心配をいたしておるわけであります。今さら問題として新しく提起すべきものは何もないわけでございますが、ただ先ほど来柳田さんとの質疑応答の中で、どうしても私どもがひとつやつてもらいたいと思うことは、これも繰返し申しておるのでありますが、今薬務局長の御答弁では、まだその点が踏切りがついておらないように思います。これはヒロポンの中毒禍を日本から除くためには、まずヒロポンの密造なり、また密売買なり、また不正なる商人に対しては厳罰をもつて臨む、少くともモルヒネ程度をもつて臨む、場合によつてはヒロポンを常習的に販売して利益を得……

第19回国会 厚生委員会 第51号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○岡委員 水道法と関連をしてこの機会にお伺いしておきたいことは、最近のビキニの方の実験の放射能による水の汚染の問題であります。  第一にお伺いいたしたいことは、一体われわれが飲料の用に供する水は、放射能がガイガー計数管等によつてどの程度まで証明されたときに人体に危険であるかということについての、何かはつきりした基準を、すでに厚生省としては立てておられるのかどうか、また立てておられるとすれば、そういうような危険に対する防止のための測定の組織というふうなものを持つておられるかどうか、こういう点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 これからだんだんと降雨期にさしかかつて来るのですが、最近も雨が降る……

第19回国会 厚生委員会 第52号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○岡委員 覚せい剤取締法の一部を改正する法律案は、今非常に斯界の大きな注目を浴びており、今日覚醒剤の慢性中毒者によつて引起されておるいろいろな反社会的な事態について、これを防遏することは、当然立法府としての任務であろうとも考えておりますが、参議院では、いち早くこの問題について大きな関心を示され、ここにようやくこの取締法の一部を改正する法案の御提出を見ましたことは、われわれ衆議院としても、その御努力には衷心から敬意を表したいと思いまするが、何しろ御提案の趣旨について今承つただけでありまして、この改正の内容等についても、まだしさいに検討する余裕がございませんので、かねがね私どもが考えておる素朴な考……

第19回国会 厚生委員会 第53号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 学者としての立場から仰せられた御趣旨はわれわれことごとく同感なのです。ただ御承知のようにヒロポンが今日日本の若き世代に、しかもこれは日本だけの特異な現象ですが、大きな災厄をもたらしている。この災厄を何とか防ぎたいということが当然立法の府に与えられた当面の、ことに厚生委員会の大きな関心事でもあり、責任でもある、こういう関係から、学者としての立場から書斎における良心がはたして重いかそれともわれわれが政治的な立場において社会の平和なり社会の福祉を守ることが重いかという観点から、従つてこれが特に薬学の専門の方々の単に学者としての良心、学者としての自由としてでなくやはり一日本人として、日本の社……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 環境衛生部長にお伺いいたしたいと思いますが、最近新聞紙等を通じまして、外国から輸入される主要食糧である米について、その品質が国民栄養上支障があるやのことを承るのでありまするが、現在厚生省としてはどの程度の規格に合致するものが国民栄養上さしつかえないものとして外米を処理しておられるのであるか、まずこの点をお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは最近そのような基準をもつてこれを国民の主要食糧として配給するに至つていない、そのために波止場、倉庫等に滞貨しておる黄変米等は、一体何トンあるでしようか。
【次の発言】 五五六千九百トンということになりますと、これはたいへんな量になる……

第19回国会 厚生委員会 第57号(1954/08/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 黄変米の問題ですが、明日専門の方をお呼びして、どの程度混入すれば人体に害があるのか、また絶対にいけないのかという専門の御意見を聞かしていただくことになつておりますので、その上で私どもの方でも考え方をとりまとめたいと思いますが、ただ今後こうした黄変米、正確に言えばもはや黄色くなつていなくとも、人体に影響を及ぼすおそれがあるということであります。厚生省の方でも多少危険は予期されるような段階になつておるから、黄変米とか病変米というよりも、毒性輸入米とでも申した方が適当ではないかと思いますが、この毒性の輸入米を今日まで輸入をされ、そしてその結果としてこうしてごうごうたる世論の批判が起り、また……

第19回国会 厚生委員会 第58号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○岡委員 今度の黄変米の問題で皆さんにたいへんな御努力を願つておるわけでありますが、今ほどの御報告の中に、科学者としては、皆さんの御研究の今日までの成果にもかかわらず、政府がとつておる態度等については遺憾に感ずる面も少からずあるという御意見があつたのでありまして、その点は私どもいろいろ御報告を聞いて同感をいたしておるわけであります。私も多少とも科学の道に志しておりますし、また現在一大学の大学院学生として研究室におる立場からも、行政は科学を求めた以上はやはり科学の結論に忠実でなければならないということは当然でありますので、その点からは非常に遺憾に感じておりますが、これは一応厚生省の責任として別の……

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 関連して。この間厚生省の方からいただいたいわば結核白書とでもいうべきあのリーフレツトを拝見して、結核問題についてはわれわれも新たなる構想なり決意を持つて取組まねばならないということを実は痛感いたしたのでありますが、ただいま滝井委員の質疑に対する局長あるいは楠本さんの御答弁に関連をして、この際はつきりした厚生省の御方針を承れればけつこうだと思います。  その前提といたしまして、社会局長にお伺いをいたしまするが、生活保護法の生活扶助費あるいは医療扶助費等について、あるいはまた特に現況で医療扶助費の総額の中で、結核ないしそれに関連ある疾病に基く医療扶助費は何パーセントを占めて、大体何十億で……

第19回国会 厚生委員会 第60号(1954/10/01、26期、日本社会党(右))

○岡委員 厚生省が臨時医療報酬調査会が結論を出してから五箇年有余、かつはまたその結論に基いての調査を開始されてから二箇年有余を経てこの新しい医療体系をいよいよ本院に御提出になつたという努力に対しては、われわれは心からこれを多といたすのであります。ただ問題は、二、三これを慎重に審議いたしますための資料の御提出をお願いいたしたいと思う。  第一の問題は、外国における医師の技術に対する報酬はどういうことに実際なつておるかという点でございます。と申しますのは、何しろこれまでは医師の技術というものに対する評価は皆さんも御承知の通りまつたくないがしろにされておつた。このことは医師の損害と申しますよりは、こ……

第19回国会 厚生委員会 第61号(1954/10/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 久保山愛吉さんの不幸なる御逝去については、私どもも国民とともに深く哀悼の意を表したいと思うのであります。そこで質問の順序といたしましては、実は厚生大臣の方から御所見を伺いたいと思つておりましたが、安藤国務大臣がお見えになりましたので、順序をかえてお伺いいたしたいと思います。  まず私は、不幸な久保山愛吉君の死、これを通じて安藤国務大臣も先般の外務委員会においては、もし不幸な事態があれば、さらにあらためて各般の問題について考え直さなければならないということを言つておられるのでありますが、そこで何をどう考えるかという問題であります。私はこの事態にかんがみてまずお願いしたいことは、残された……

第19回国会 厚生委員会 第62号(1954/10/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 いろいろ詳しく率直にお答え御意見を出していただいて感謝をいたすものでありますが、今のいわゆる日本医師会との協力の問題なんです。それで別に私は個人として日本医師会の協力を得られないものは新医療報酬体系の基礎調査としては妥当性を欠くものであるとか信憑性が持てないと言い切る気持もありませんし、それから日本医師会は十月調査についても当然協力すべきだつたと私は思う。どういういきさつがあろうとも、こういう重大な問題について日本医師会が協力をしなかつたということは、その協力をしなかつた結果に基く調査の結論についての信憑性、妥当性は別としても、医師会の態度としては非常に私はけしからぬと思う。そういう……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(右))

○岡委員 あすとあさつては参考人の御意見を聞くことになつておりますが、九日私が質問をいたしますについて以下の資料の御提出を願いたいと思います。  これは一番最初にもお願いをいたしておつたものですが、特に今度の新医療費体系でいろいろと大きな影響があると思われます内科、小児科等のいわゆる零床診療所についての経営の実態、それから導き出されるいわゆる技術計数というふうなものについての判定には、いただいた資料ではまだ十分に私どもも納得ができませんので、別に限界経営費というふうなものがはつきり整理され、とりまとめられたものとしてでなくても、われわれがそれを参考にし得るような資料があれば、それでけつこうであ……

第19回国会 厚生委員会 第67号(1954/10/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は自分が医者の体験から、また多少為政に関係しておる立場からも、現在の特に保険における医師に与えられる医療報酬というものは、いろいろないわば矛盾した積立て方をしてあるために、年中行事のように医療担当者と保険主側が利害をめぐつて対立をする、これはまことにはずかしいことでもあるし、またこういう事態をそのままにとどめておいては、いつまでたつても社会医療保険の発達は望めないというようなことを体験いたしておるにつきましても、今度政府が医師の専門技術に対する経済的評価というものをはつきり物の対価と分離して確立しようという方針は、私は方針としては医薬分業云々という問題を越えて全面的に賛意を表してお……

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この間質問をいたしまして、保険局長から少し具体的な御答弁を承りたいと思いながら、承り漏らしておりますので、この点を二、三点お聞きしたいと思います。  そこで、まず率直にお答えを願いたいのですが、この新医療費体系が実施されたときに、保険財政ははたして重圧があるかどうか――重圧という言葉が不適当であれば、現在の保険財政から見て、より以上の給付費の増があるのではないかという点であります。これは、たとえば先般参考人として来ていただきました国保団体中央会の代表者の御意見を承りますと、どうもやつてみると国保としては給付費の増になる心配があるということは、御意見の開陳の際にも、委員の質問に対しても……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は、今月の一日から始まりましたこの予算委員会の最近までの会議録を検討いたしました結果、政府の施策について幾多納得いたしがたいもの、不分明なものを発見いたしたのでありますが、時間の制約もありますので、今日はわれわれの最も大きな関心を注いでおりますところのわが国の防衛の問題並びに社会保障の問題について、政府の御方針を承りたいと思うのであります。ただ残念なことには保安庁長官がお見えになつておられませんので、防衛問題につきましては、副総理から、特にこの問題とわが国の主権との関連ある問題について、責任ある言明を得たいと思うのであります。  この会議録に徴しますと、吉田総理大臣あるいはまた木村……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ビキニの被爆事件は、これはもうずいぶん昔からの話題になつておりまして、各種の委員会でも大分問題になつておりますが、最近の事例についてこの際政府の御所見をただしておきたいと思うのであります。  ただいま稲富君が御指摘の点でありますが、先般九日に外務大臣が日米協会の演説で協力をする、こういうふうにおつしやつておられるのでありますが、そのときには適当な漁に関する補償があるということを反対給付として、また条件として、それを前提として申されておるのでありますが、そこでお尋ねいたしたいのは、先般三十一日政府の意向といたしましてワシントン政府の方に対し、あるいはアメリカ大使館に対しまして漁業の補償……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 厚生委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場からただいま参議院から御送付になつた医薬関係三法の改正については賛意を表するものであります。  事実上の問題といたしましても、厚生省当局では来年の一月一日からはやれると言い切つておられます。立場はわかりますけれども、しかし準備の作業は決して十分整つてないようでありますから、これがただちに強制実施に突入するということになれば、これは現行の健康保険制度そのものにも非常な混乱を及ぼすことは当然であつて、これは実施できるものではない。実施をすれば非常に大きな不安が伴うということは当然のところであります。たまたましかしながら参議院の御提案によれば、一年三箇月という多分……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

岡良一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 昨年の暮に、衆議院の方で食生活の改善とそして食糧の自給増産に関する決議案が院議で通過しておりまするが、この内容は御存じのように粉食を普及せしめる、そのことを中核として国民の栄養改善、同時にまた酪農の普及、農村経済の振興、ひいては国際収支の改善、いろいろないわば一石三鳥、四鳥の効果をねらつての意思を表示し、政府にその実施方を強く要望いたしたわけなので、そのときにも当然常識的に考えられるのは、おとなの場合はなかなか食生活の改善は言うにやすくして行うにかたいが、小さい子供たちを学校で集団的にこのように指導して行くとするならば、これがまず実践の具体的な糸口であろうということを強くその当時われ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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