岡良一 衆議院議員
28期国会発言一覧

岡良一[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-|28期|-29期-30期
岡良一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡良一衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 衆議院本会議 第15号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○岡良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予算補正(第2号)に反対をし、その理由を申し上げたいと存じます。(拍手)  なるほど、この補正予算は、その規模において当初予算の一%程度のものであり、その内容も、支出においては、社会保障関係なり、災害復旧あるいは義務教育費国庫負担等、法律によって規定された国家の義務支出であり、また、その財源としては、関税なり、砂糖消費税なり、また相続税、さらには専売納付金の増収確実なる部分を充てておりますので、一見きわめて事務的な補正予算でございます。そこで、先般の委員会においても、自民党の諸君は、社会党がこれに反対……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第5号(1960/02/03、28期、日本社会党)

○岡良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府の施政方針演説等について、引き続き若干の質問を申し上げたいと思います。  私は、現在、御存じのように、全く前代未聞のテンポをもって発展をしておる科学技術、われわれの思想、世界の政治や経済をも自分のぺースに巻き込んで独自な発展を遂げようとりいたしておりまするこの科学の力というものを、平和と繁栄と国民の福祉に役立てなければならない、こういう立場からいたしまして、政府の内外の施策について率直に御批判を申し上げ、また、責任ある御答弁を求めるものでございます。特に、私は、科学の成果という客観的な事実に即して御質問を申し上げまするので、具体的な御答弁を、……

岡良一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

岡良一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、動力協定に関連いたしまして、若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。その政治的な責任の問題は、いずれ、また別の機会に譲りたいと思いますが、きょうは、条約上の事務的な手続の関係において、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、先般予算委員会で、動力協定の中に付属文書として盛られておる覚書について、日付も署名もないのではないかということを申し上げたところが、岸総理は、日付も署名もあると承知をいたしておる、こう御答弁があったわけでございますが、この食い違いについて、条約局長として何か考えがあるのかどうか。
【次の発言】 それでは、私が先般いただいたこの覚書には、日付もなく、ただ……

第29回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/08/11、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの、私どもの日本におけるウラン鉱探鉱の現場を見せてもらいました御報告に関連して、若干お尋ねをいたしたいと思います。あと、技術的な問題で、また原子力局長に御出席を願わなければならぬという問題については、そのときにお答えを願うことにいたします。  まず、お聞きいたしたいことでありますが、現在の倉吉なり人形峠などで探鉱の結果、埋蔵されているウラン粗鉱は大体三百万トンという数字でございますが、それが〇・〇五%というような天然ウランの含有量になっている。そこで、原料の自給という観点から、まず第一にお伺いいたしたいのは、どうやら設計も順調に進んでいる第一号国産炉天然ウラン重水炉の当初に装……

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○岡委員 内閣総理大臣の御答弁については、なお、私は納得いたしかねるのでございます。  まず、わが国において運転した炉から出てくるプルトニウムについては、まず第一点として、総理はこれをわが国の増殖炉のために、平和目的のために利用し得るであろうということを言われました。しかし、日本における増殖炉の研究は、少くとも将来十年以上たたなくては、実用化されないであろうといわれておるのであり、現在わが原子力研究所として必要なものは、わずかに十グラム余りでございます。ところが、一カ年に十五万キロワットの原子力発電をいたしまするためには、年間納戸五十キロのプルトニウムというものが出てくるのでございます。百五十……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○岡委員 ちょうど今度のこの国会には英米との間の動力協定の批准が求められておりますので、私は、この国際会議において、特に動力炉についての討議、その結果等について若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。  ここにいただきました資料では内容が非常に抽象的でありまするので、若干技術的な点をあわせてお尋ねしたいと思うのであります。何しろ、石川さんも昨年は国際原子力機関の第一回の総会に御出席になり、あるいはコールダーホール型の炉についてもはるばる英国に調査におもむかれ、今度はまた、第二高原子力平和利用の国際会議に御出席になり、うちにあっては原子力委員会委員長の代理としていろいろ御努力をしておられる、そ……

第30回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○岡委員 今御説明を聞いたばかりのことで、思いつきの質疑ということになろうかと思いますが、まず、先般いわゆるたな上げ資金として、科学技術振興のために二十億要請されておるわけでありますけれども、その取扱いは、来年度においてどういう方針になっておりましょうか。
【次の発言】 このたな上げ資金は、やはり科学技術庁の方で、こういうものに使いたいというような予算要求はできない性質になっておるのですか。
【次の発言】 新聞の伝えるところによると、たとえば、文部省側の意見として、この資金を、いわば基金として、そして年利約一億二千万円程度を運転資金に使いながら、科学技術の基礎研究分野にこれを活用したい、こうい……

第30回国会 外務委員会 第11号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○岡委員 関連して。原子力発電のために必要な資金問題ですが、御存じのように先般イタリアのSENNは世界銀行から融資することになって、すでにアメリカのBWRを購入することに決定しております。昨年世界銀行の理事者に会いましたときに、世界銀行としては各国の原子力発電に融資の方針を決定した。そして融資のためにはその国で原子力発電を必要とするエネルギー事情にあるかどうかということが一つ。いま一つは原子力発電がその国の水、火力の単価水準に比して妥当であるかどうかという経済性を検討する、こういう方針のもとに各国の原子力発電に対する融資の方針を決定した。そこでパネルを作って全世界の著名な原子力関係また経済関係……

第30回国会 外務委員会 第12号(1958/11/01、28期、日本社会党)

○岡委員 大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います点は、御存じのように今回英国との間並びに米国との間にいわゆる動力協定の締結について協定の批准を求められているのでありますが、その際私どもが非常に大きな関心を払っている若干の問題点の中で特に大蔵大臣から責任ある御所信を承わりたい点があるのであります。  それは御存じのようにアメリカとの協定においても英国との協定においてもいわゆる免責条項というものが含まれておる。この免責条項の内容も申し上げるまでもなく向うから引き渡された燃料要素等に基いて事故が起った場合、その損害の責めは相手国がのがれて一方的に日本国政府の責任になる。日本国政府が万一事故に基いて重……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの長官の所信の御表明に関連いたしまして、ごく簡潔に、若干長官の基本的なお心がまえを承わりたいと思います。  私どもは、与野党を越えて、この科学技術の振興には重大な関心を持っておるのでございます。ところが、従来、それぞれの長官には、それぞれのいわばニュアンスはあったとはいえ、科学技術振興という今日の大きな課題について真剣に取っ組んでいただいたかどうかという点には、遺憾ながら私どもも疑義を持つのでございます。そこで、政府のお取扱いといたしましても、たとえば、忙しい通産大臣が科学技術庁の長官を兼ねられるというようなことになりますと、原子力委員長をあなたは、兼ねておられるわけでありま……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○岡委員 私はこのたび御提案の規制法の一部を改正する法律案について、まず、長官並びに学術会議の代表として兼重さんに、科学技術の発展に伴う災害の補償ということについての国の基本的な方針、及び学術会議としてもこの問題に無関心でおられないはずでございますので、学術会議の立場から、どういうふうにお取扱いになろうとする方針であろうかというような点を、率直にお聞きいたしたいと思います。  そこで、まず長官にお尋ねをいたしますが、こうして科学技術が月とともに、年とともに進歩するということになりますと、それに伴って災害が発生するということは、現に新潟県の地盤沈下の問題にいたしましても、やはり天然ガスの採取が大……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○岡委員 率直に加舎さんの欧米を回られた印象をお尋ねしておきたいと思うのでありますが、ただいまの御報告によりますると、原子炉の設置者は、一応ある限度の民間保険に加入しなければならない、しかし、原子炉の事故に基く災害がきわめて確率が少いものであろうとも、かなり大規模な災害が予想されますので、国は、民間の設置者がその損害賠償の責任を果すために加入する保険以外に、国としても補償の体制を持っておる、こういうふうに感じられるのでありますが、大体各国はそういう体制でおりますか。
【次の発言】 私がお聞きしておるのはたとえば、今御報告のスイスにしましても、英国にいたしましても、国が免責をされるということは言……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○岡委員 コールダーホール改良型も、いよいよ相手国の会社との間に仮契約が行われようというような段階になりまして、こうして二度、三度、この炉の問題で関係の皆さんの御意見を拝聴いたしておるのでありますが、ただいまの御意見に関連いたしまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  昨年、原子力発電所の、特にコールダーホール改良型の敷地は東海村におきめになったのかどうかということを、たしか安川さんに私お尋ねをいたしましたときに、「気象その他の条件を調査した上で決定をしたい」、こうお答えになったと思われます。重ねて、私は「それではもしそれらの諸条件がコールダーホール型を置くのにふさわしくないということなら……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○岡委員 我妻先生にお伺いいたしますのは、先生は、国家補償といわゆる損害賠償保険、こういう形で原子力災害の補償をできるだけ全からしめたい日本の共通する若干の問題があって、部会でも掘り下げようということでございましたが、その共通する若干の問題というのは、具体的にどういうような御趣旨のものでございましょうか。
【次の発言】 葛西さんの御意見の中で、賠償責任は構内に限定されるということがありましたが、構内とはどういう意味でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、たとえば、東海村の原子炉設置の敷地というものが一応区画されているわけでございますが、その内部において、あるいは放射能等の障害を受けた……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○岡委員 先ほど委員長から政府に対して若干の警告がありました。私どもも、この規制法の一部改正案の審議に当りまして、御存じのように、内閣総理大臣ば原子炉の設置の許可権者でございますので、総理大臣の責任ある御意図もただしたかったし、また、原子力委員長としての高碕通産大臣にも、この委員会にできるだけ繰り合せ御出席を要望いたしましたし、また、国家補償の問題に関連いたしましては、当然大蔵大臣は御出席あるが至当と存じておるのでございますが、すべてそのことが私どもの意のごとくならなかった。そういう意味で委員会としては、この規制法の改正案についての審議において、国民に対してはまことに遺憾な思いを私は持っておる……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、原子力基本法と今参議院の予算委員会あるいは衆議院の内閣委員会で論議の焦点となっております核兵器の保有の問題、その関連性を原子力委員会の立場においてどう御決意をしておられるのか、いかなる具体的な御所信を持っておられるのかという点を承わりたいと思うのでございます。  そこで、まず参議院なり衆議院の論議を見ておりますると、いわば、憲法の解釈と政策というものが混同されておる。従って、将来小型核兵器は、あたかも、現在軍隊が持って使っているところの鉄砲だまのようなものにでもなって、問題にならないんだというような印象、従って、そういうものは容易に持ち得るんではないかというような印象さえも与え……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/04/30、28期、日本社会党)

○岡委員 兼重先生に若干お尋ねをいたしたいと思うのでございます。先般、防衛庁の原子力の研究、開発に関して、学術会議として意思決定をなされまして、新聞でその片りんを伺いましたが、なお、その趣旨をこの際お聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 きょう御出席を願っているこのは、原子力委員として御出席を願っているわけではありますが、しかし、学術会議の総会が、一致した決定としての申し入れということになれば、原子力委員会としてもこれは無関心ではあり得ない、そう私考えますので、学術会議の議長を兼ねておられるということは別といたしまして、その趣旨をお尋ねをいたしたい、こう思ってお尋ねしたわけであります。

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1959/05/04、28期、日本社会党)

○岡委員 一本松さんには、今度もまたわざわざロンドンまでお出かけいただいて、まことに御苦労でございます。これまでの委員会で、特に問題となっておったのは安全性の問題で、それについては、私どももなお釈然としない面もありますが、それはまた次の機会に譲りまして、今いただきましたこの資料を中心に、若干経済性の問題で、御報告をお聞きして、思いつきかもしれませんが、お聞きをいたしたいと思います。  その先に、安全性の問題ですが、これは原子力委員会では一体その後どういうふうに、ことしになってから安全性について審査を進められておるか、一言お伺いします。

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、日本社会党)

○岡委員 連日の質疑応答によって、おおむね問題は出尽したようでありますので、私は重複を避け、ただ問題の本質、所在が不分明な点について、特に総理大臣の御所見をお伺いいたしたいと存じます。  そこでまず申し上げたいことは、総理は国会を話し合いの場としたい、ここで大いに双方論議を重ねて国民の批判を仰ぎ、また審判に服そう、こういうようにおっしゃるのでありますけれども、とすれば、やはりわれわれ野党も与党も客観的な事実について、いわば共通の認識を持たねばならないと思う。政府の力でも与野党の力関係でも動かすことのできない客観的な事実というものを、われわれが直視し、把握するという努力がなければならないと存じま……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1959/07/01、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、去る六月十日より六日間、北海道地方の科学技術の実情について調査に参りました。その調査報告につきましては、委員長に文書をもって提出してございますが、参考のため、これを会議録に掲載せられるよう委員長においてお取り計らいをお願いいたします。

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/07/07、28期、日本社会党)

○岡委員 原子炉の設置もようやく、特にコールダーホール改良型の購入も、政府の方針としては、なるべく早くいたしたいというふうなことも伝え聞きますので、そういたしますと、前々の委員会以来問題となっておりました災害補償の問題が、当然国会としても、また、原子力委員会としても、当然な仕事に相なって参ったわけでございます。災害の補償について、原子力委員会の中では、特に有沢先生がこの方面をいろいろ御検討のことと承わっておりますので、今日までの、原子力委員会としてのお取扱いの経過と見通しについて承わりたいと存じます。
【次の発言】 その場合、特に私ども関心を寄せておりますのは、いわゆる大型の動力炉の問題でござ……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、石野委員の公聴会に関してのお尋ねに関連をして若干お尋ねをしたいと思います。  そこで、中曽根原子力委員長は、あの公聴会の開会のごさいさつで、三月十一日の本委員会における決議の趣旨をも尊重してこの公聴会を開いた、こういうごあいさつでございました。私どもは、あの委員会における決議の当時これに参画した立場から申し上げまして、このような公聴会は、今後とも必要と認められたとき、特に大型の炉の導入については必ず開いていただきたいという強い希望を込めての決議でございましたが、今後とも公聴会は開催をしていただけるものでありましょうか。

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/09/11、28期、日本社会党)

○岡委員 先月のこの委員会からあと、新聞紙等に伝えられた若干の事実について、特にわれわれ科学技術の平和利用に大きな責任と関心を持っておる立場から、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  私は、原子力委員長としての中曽根委員長の所信を承わりたいのでございますが、その前に、一応関係当局の方の御意見を聞きたいと思います。幸い、外務省の金山局長がお見えでございますので、順序はまことに不同でございますが、サハラ砂漠の核実験について、最近新聞紙等によると、関係諸国がいろいろ動いておるようでございますが、その実態、また、それに対する日本のとられた措置等について御報告を願いたいと思います。


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○岡委員 いずれ、あとで資料をいただいた上で、また質問をいたしたいと思いますが、たまたま中曽根委員長は、この日本における原子力三法の立案の衝にも当たられましたので、この機会に、一言お伺いをいたしておきたいと思います。  それは、原子力基本法の第五章、御存じのように、この章におきましては二条を設けまして、核燃料物質の管理に関する規制が規定されておりますが、その第十二条には「核燃料物質を生産し、輸入し、輸出し、所有し、所持し、譲渡し、譲り受け、使用し、又は輸送しようとする者は、別に法律で定めるところにより政府の行う規制に従わなければならない。」こう相なっておるわけであります。そこで、この法律に基づ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○岡委員 今の神近委員の御質問で中空型燃料要素の問題に触れましたので、矢木会長にお伺いいたします。  御答申では、中空型燃料要素は新しい型であって、まだ使用実績がない、従って、燃料要素のインパイル試験を行なって、その使用上の安全が確かめられた上で実施することになっておる、こうなっておるわけです。そうしますと、この中空燃料要素というものの安全性について、まだ、あなた方の部会では安全であるという結論には達しておらない、それは、将来のインパイル試験によって保証されるであろう、こういうことに私ども読むものでございますが、その通りでございますか。

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/11/19、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、この法案に関連いたしまして、いよいよ日本が核燃料物質等を外国から受け取りました場合、これをいかに管理するかということについて、先般の中曽根原子力委員長の御答弁によっても、問題の原則的な立場というものが、きわめてあいまいな感じをいたしました。そこで、燃料公社の高橋理事長にもお出ましを願って、受け取った燃料物質の管理について、この際、はっきりとした御方針を承りたいと思います。  そこで、まず、有澤先生にお伺いをいたしますが、御存じのように、原子力基本法に基づきまして原子燃料公社が発足いたしました。私どもがこの燃料公社を発足せしめましたゆえんは、何と申しましても、核燃料物質というよう……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいま平野委員によって御提案になりましたる本決議案に対しまして、日本社会党の立場から賛意を表したいと存じます。  わが党は、科学技術の発展は常に平和の目的に限られなければならないということ、次には、科学技術という真理は常に国境を越えたものであって、従って、現在の政治的な対立に災いさるべきではないということ、第三には、科学技術の発展は常にすべての人々の福祉に役立たねばならないということ、これがわが党の科学技術に対する根本の建前に相なっておるのでございます。  この建前からいたしまして、今日まで台風災害というものが常に自然の脅威として、しかも、災害に対しては原形復旧という程度の、きわめ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、先般この委員会で採択されました決議案の趣旨に基づきまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  初めに、台風に対する科学的な対策という観点から、来年度の予算でどのような考慮が、特に気象庁の方において行なわれているのでございましょうか、伺いたいと思います。それは具体的には、気象用のレーダーの整備、これはどこで、どの程度の予算で、また、高潮災害防止対策としての、たとえば無線ロボット検潮儀の整備など、あるいはまた、水理気象業務の充実といたしまして、山岳地帯における降雨量観測網の強化の計画、あるいはまた、通信施設整備等について、どの程度の人員を要求予算として御提出になっておりますか、具……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○岡委員 きょうは、梶井さんもお見えになりましたし、科学技術振興について掘り下げて御意見も聞かしてもらいたいと思いましたが、時間もたちましたので、私は、ごく基本的な問題の若干だけをお尋ねいたします。  そこで、その前に、ぜひ一つ科学技術会議として資料の御提出をお願いしておきます。  第一は、アメリカ、イギリス、西ドイツ、ソビエト、それに日本における科学技術振興のために計上された予算、それのその国々の総予算との比率、これを、できたら一九五一年からわれわれの把握し得る年度まで、八年まででも、七年までのものでもお願いいたします。  それから、先ほど梶井さんから御指摘があったようでございますが、これも……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○岡委員 これは私の記憶ですが、学術会議が、総会で原子力研究、開発についての基本原則というものをお立てになって、政府へ勧告されたことがあったと思いますが、その期日と内容を岩瀬さんから簡潔に御答弁願います。
【次の発言】 それは原子力基本法の第二条にうたわれておるように、平和目的に限る、しかも、公開の原則を尊重し、民主的に運営すべきだ、こういう原則が総会で決定された、こう私は確かに記憶しておるのでございますが、このことについて、会員の皆さん方からこの際御答弁願います。
【次の発言】 学術会議も総会で太い方針を立てておる、基本法もこの旨をうたっておる。そこで安全審査部会、あるいはその答申を受け取っ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1959/12/18、28期、日本社会党)

○岡委員 御多用の菊池理事長、杉本理事の御出席を得ましたので、少しばかりお尋ねしたいと思います。  私どもも、日本原子力研究所が日本の原子力研究のセンターにとどまらないで、行く行くはアジアにおける原子力センターとして、あるいはまた、国際原子力機関などによって権威づけられたアジアの原子力大学というような形に発展をさせたいものだと衷心から思っておる一人でございます。しかし、そのためにも、原子力研究所の運営が、もちろん今、理事長の御指摘になったように、何も原子炉の数の多数を誇るものではなく、研究そのものの内容の質の向上が研究所の生命であることには私どもも全く同感でございますが、同時に、やはり国民の信……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○岡委員 時間もまことに過ぎましたので、ごく簡潔に、要点だけお尋ねをいたしたいと思います。  まず、これは少し筋違いでございますが、この機会に、学術会議の議長の職にもおられる兼重先生にお尋ねをいたしたいのでございます。と申しますのは、この委員会が設立をされましてから、私どもは、努めて学術会議から推薦される方の御意見を、必要に応じて常に聞くことを運営の伝統的な方針といたしておったのでございます。もちろん、学術会議と申しましても、ある特定な問題については、たとえばこの問題については、農学方面、医学方面、生物学方面の方は十分に御存じもないと思います。それはさておきまして、一応そのために学術会議の事務……

第33回国会 予算委員会 第8号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、今国民の注目を浴びておるコールダーホール改良型動力炉――少し言いにくい名前でございますので、このごろはやりのマグノックス炉と申しますが、この炉の導入について、特にその安全性と経済性について中曽根原子力委員長、佐藤大蔵大臣、池田通産大臣等に御所信を承りたいと思います。  今度のこの臨時国会は災害対策を中心といたしますが、御存じのように、このような大規模な動力炉を導入いたしました場合、万一の全面的な事故が起こりますると、アメリカの公式な記録によっても、金額にしても七十億ドル、居住あるいは耕作の用に供し得ない土地が十五万平方マイル、こういうような大災害が公式な記録によって警告されてお……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○岡委員 さしあたって若干の問題をこの機会にお尋ね申し上げておきたいのでありますが、一つは、原子力災害補償法であります。新聞で見ますと、大蔵省にまだ若干難色があるようでありますが、どうなっておりますか、その間の事情を伺いたいと思います。
【次の発言】 国費で、ある一定額六は補償するということになると、炉の安全性というものが大きな問題になってくるわけですが、コールダーホール改良型の導入に際しましては、安全性の問題でいろいろ物議をかもしたわけでありますから、この際、安全審査機構について、この技術をよく反省した上に立って、公正にして権威ある安全審査機構を確立するというふうな御意思はございませんか。

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○岡委員 私ども、原子力研究所ができましたときに、できたら、これが日本の研究、開発の中核となり、同時にまた、産業界、学界の協力の、いわばくさびともなって、さらに行く行くは原子力国際機関などの援助も得て、アジアにおけるセンターにまで発展せしめたいという念願を持っておったわけでございます。現在もそういう強い希望を持っているわけでございますが、そこで、念のためこの際お聞きしておきたいことは、日本の原子力の研究、開発の基本計画は、四年ほど前に、将来の展望の上に立ったきわめて原則的なものが一応発表されましたが、あれ以後、あの計画は改定されておらないのでございますか。

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○岡委員 主たる資料は、アメリカの安全審査機構についてでございましたので、若干お尋ねをいたしたいと思います。  特に、私どもが各国の安全審査機構に対して重大な関心を払うべきだと信じておりますゆえんは、申し上げるまでもなく、今度の国会でも、あるいは原子力災害補償法、また、原子力施設周辺整備法、あるいは放射線障害防止法、すべて原子炉の安全性と不可分な法案が予定されておりますので、おくれた日本においての安全審査機構が今日までのようなあり方ではたしていいかどうかということが、これら法案を審議する場合における大きな前提になる、こういうことで、きょうは、特にその方面の情報を求めたわけでございます。実は、中……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○岡委員 まず、決議案の案文を朗読いたします。    日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、日本原子力研究所の運営に関し、研究者の処遇、利用者の利便等について、特殊法人たるの実を発揮しうるよう指導するとともに、万一の場合を考慮してその施設の周辺における放射能障害の防止及び災害の補償等につき、速かに適切なる措置を講ずべきである。   右決議する。   昭和三十五年三月八日 以上でございます。  簡単にその趣旨を説明申し上げます。  日本原子力研究所は、昭和三十一年に、予算約七億五千万円程度をもって発足いたしました。私どもは、発足の当初から、この研究所が日本における……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○岡委員 実は、この間もこの委員会で中曽根原子力委員長の御所見を求めたのでありますが、たまたま今向坊先生の御所見にも関連いたしておる問題でございますから、この際、率直な御意見を聞かせていただきたいと思います。  問題は、たとえば日本の産業界における原子力開発の動きがこのままでいいかどうかということ。それは、御存じのように、ことしになってから、成規に株式会社として発足した原子力産業会社が六つかあるはずでありますが、一方では、たとえば英国の例を見ると、五つあったものが三つに整理されておる。これでは、市場という関係から見ても、英国は非常に合理的な行き方をとり、日本では全然それを無視した、過当競争をも……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 原子力委員会の委員は、国会が承認を与えることに相なっております。従って、国会もやはり責任を分かつことになっておるわけでございますので、委員の選任にあたっては、やはり国会の希望、意向というふうなものも十分に尊重する御用意があるのかどうか、この点をまずお伺いしておきます。
【次の発言】 具体的に申しますと、たとえば、日本原子力研究所長に菊池正士原子力委員が御就任になりました。その欠員といたしまして木原氏が御就任になった。菊池氏は核物理学の方面における日本の、また世界的なレベルに達した権威者だと私どもは存じております。引き続き今度、遺伝関係においてかなりな業績を上げておられる木原氏が御就任……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○岡委員 中曽根国務大臣の御出席を、できるだけすみやかにお願いいたします。  そこで、まず、専門の事務当局の方にお尋ねをいたしますが、一昨年の九月に国際放射線防護委員会、ICRPが新勧告を決定いたしております。この新しい勧告と従来の勧告とは、きわめて質的に趣を異にしておるような感じもいたしますが、この点について、その骨子をこの機会に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、この国際放射線防護委員会の一昨年の新しい勧告に従って、先般二月に、放射線審議会が内閣総理大臣に意見を具申しておられます。この審議会には塚本所長も親しく参画せられたと思うのでありますが、この意見答申の具体的な内容に……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、今、国内においても、また、国際的にも非常なセンセーションを起こしておりますいわゆる黒いジェット機、U2型なる飛行機が、日本の気象観測をやっておるという政府側の御答弁に関連しまして、若干中曽根長官並びに気象庁長官にお尋ねをいたしたいと存じます。  まず、第一にお尋ねをいたしたいことは、去る十四日、大阪で気象学会が開かれておりまして、その席上での有志の方の声明なるものが新聞に発表されております。私は、この声明のいわば信憑性について、まず、気象庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。その声明なるものの、これは骨子と存じまするが、「米当局の言明では日本に配置されているU2機は単なる気象観……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○岡委員 昨日要求をしておりました資料の中で、三点はいただきました。残りの、改正された労災法の中で、従業員の放射能による障害等に関連した条章を抜き書きにしてぜひ一ついただきたい。ということは、きょうも、話を聞いておると、労働省の説明員は、科学技術庁と相談をして今度の労災法の改定をやった。原子力委員会では、従業員の災害補償については、外国の立法例も調査して、あらためて考え直さなければなるまいというようなことを言っておる。従業員に対する災害に対する補償が、政府としても非常に定見がないように思われるので、これはやはりケース・バイ・ケースについて具体的に私どももはっきりとした審議を尽くしたいと思います……

第34回国会 内閣委員会 第20号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 中曽根大臣の御出席を要求いたしますが、その前に、それでは局長が見えているようでありますから、ロケットの研究開発についてアメリカとの協力が得られたという風聞が伝えられておるが、その内容についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 時間もありませんので、簡潔に御答弁を願います。  中曽根国務大臣が見えられましたので、重ねてお尋ねをいたしますが、宇宙開発に対するアメリカとの協力関係の設定については、具体的にいかなる内容を持っておるものでございますか、この機会に簡潔に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 日本における宇宙の研究開発を推進する、特にその心棒であるロケット……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/02/23、28期、日本社会党)

○岡委員 私は今度の国会で、政府がしばしば局地戦争ということを申されておりますので、この局地戦争とは具体的にどういうものか、また新しい安保条約が求めて日本がこの局地戦争に巻き込まれるおそれはないか、また極東の局地戦争は核兵器の投入、こういう心配はないか、この三点にしぼって、主として戦略面について、防衛庁長官を中心にお尋ねをしたいと思います。  そこでまず第一に、政府の申される局地戦争とは具体的にいかなる事態を想定されてのことでございますか、具体的に御答弁を願いたい。
【次の発言】 赤城長官は、今月六日の今澄委員に対する御答弁で、はっきりと「局地的な紛争、局地的な戦争、これは起きないという保証は……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1960/07/20、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、この際、一つの動議を提出いたしたいと思います。  それは、科学技術行政の重大性にかんがみ、適当な機会に専任の大臣を置くことが妥当だと認められます。この趣旨を委員長において政府に申し入れをしていただきたい、こう思うのでございます。  その理由とするところは、私は、決して荒木新大臣の不信任というような意図ではございません。ただ、しかし、科学技術庁が発足をし、科学技術振興特別委員会が設けられましたこの数年間の経緯を顧みてみましても、当初は、やはり国家公安委員長をかねられた正力松太郎氏が長官に御就任でございました。引き続き三木武夫さん、この方は経済企画庁長官が主たることでございました。……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの荒木長官の御所信は一々まことに傾聴に値するものでございます。しかしまた、最近はこのような御意見が、実は国会のつど政府側から申されるのでございます。しかしながら、それが実際にどの程度まで花を開き、実を結ぶかということになると、私どもとしては遺憾な点が多々ございます。世評においては、科学技術振興を真剣にはかろうとするならば、政府と国会の頭をすっかり切りかえなければならぬというふうな批判も私ども聞く次第でございます。  そこで、まず国務大臣としての荒木長官にお尋ねをいたしたいことは、前総理の岸さんは、組閣のつど、内閣の重点施策として科学技術振興という問題を掲げられました。池田内閣……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○岡委員 昨日、科学技術庁長官で、原子力委員長である荒木さんから、今後のわが国の原子力の研究、開発、利用についての骨子を承りました。それからまた、資料といたしまして、原子力の長期にわたる利用に関する基本計画の基礎となる考え方というようなものをいただきました。そこで私は、なかんずく、その原子力発電というものを中心といたしまして、久しくこの委員会ではお目にかからなかったので、お忙しいところを石川、兼重両委員の御出席をわずらわしたわけでございます。私は、うしろを振り返ってものを言うというよりも、前向きの姿勢で、今後の率直な御見解を若干承りたいと思います。  そこで、まず第一に、最近の原子力の平和利用……


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各種会議発言一覧(衆議院28期)

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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、御提案の米英に対する動力協定、その内容に立ち入る前に、このような協定を急ぐことが、わが国の原子力外交の正しい路線という立場から見て適切であるかどうかという点、並びにこの両協定は動力炉を導入する前提となりますが、現在の国際的な原子力発電の実情から見て、動力炉を導入するということが、果して日本の将来の原子力開発にとって正しい方向であるかどうかという、この二つの点をまずお伺いいたしたいと思うのであります。  不幸にして藤山外務大臣がきょうは御病気で、御出席がないのでありますが、原子力政策は、今日すでにアトミック・ディプロマシーという段階まで来ておるように、わが国の場合は、特に外交問題……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 予算委員会公聴会 第2号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○岡委員 この機会に、松尾先生に少し率直な御意見をお教えいただきたいと思いますことは、実は大蔵大臣もおられますが、私ども年来社会保険、特に厚生年金積立金の運用ということについて大きな関心を持っておるわけでございます。ことしもすでに二千六百億ほどの積立金が蓄積されており、利息だけでも百八十億をこえておる。このいわば労働者の社会保険において、こういう形の完全積み立て方式、いわばインフレにおける将来の物価の変動というものを顧慮しない完全積み立て方式がいいか悪いかということが一つの問題であり、学者あるいは専門家の意見の相違点にもなっておるのでございますが、この点といま一つは、やはり日本の社会保障におけ……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○岡分科員 本年初めて原子力研究開発のために約一千万円の予算が防衛庁に配分されたようでありますが、防衛庁の原子力研究開発の範囲、目的などについて、原子力委員会、科学技術庁並びに防衛庁から、この際明確な責任のある御所信を承わりたいと存じます。  まず第一にお伺いをいたしたい点は、防衛庁は昭和二十九年以来原子力に関する研究を始めておられるということが伝えられておるのでありまするが、その機構、また研究の内容、結果、相なるべくはその予算をこの際お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、防衛庁が行なっておられる原子力の研究というものは、一応、わが国が核兵器における攻撃を受けるかもしれ……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○岡分科員 科学技術振興という立場から文部大臣にまず御所信を承わりたいと思います。  先般予算委員会でも御答弁は承わったのでございますが、何しろ革命的な科学の発展は今日世界の趨勢でございますし、しかもこれらの科学技術は、常にその底辺にはきわめて深く広い基礎研究の分野が横たわっておる。スプートニクが打ち上げられたといたしましても、やはり航空力学なり天体物理学なり電子工学なり金属材料に関する深い透徹した基礎研究の上に初めて一発の人工惑星が生まれた。こういうような状態でありますので、わが国の科学技術を発展せしめるとすれば、何といたしましても特に自然科学における基礎研究の分野を、予算的にも施設の上にお……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○岡委員 和田公述人の御所見はきわめてプリンシプルと申しますか、世界観と申しますか、非常に深い根底の上に立っての原則的な御所見の開陳でございました。私はその際御指摘になった点について、若干昭和三十五年度の予算とは離れておるかもしれませんが、先生の御意見について一言だけお伺いをいたしたいと思います。それは先生の肩書きを見ますと、民主社会主義研究会議でございますか、一つの主義が掲げられておるのでございますが、この民主社会主義というのは、一体社会主義を目的とするのか、民主主義を目的とするのかということが、しばしば新聞、雑誌等で問題になっておりまするが、先生の御所見を理解する上からも、その根本の基本的……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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