山手満男 衆議院議員
26期国会発言一覧

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山手満男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山手満男衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

山手満男[衆]本会議発言(全期間)
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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/01、26期、改進党)

○山手滿男君 私は、改進党を代表して、総理大臣及び内閣閣僚に、主とし、て経済問題を中心にお尋ねをいたしたいと思います。  第一に私が伺いたいのは、経済自立の問題でございます。ただいまも岡野通産大臣からお話がありましたが、現在のわが国の経済界に現われた現象を二、三拾つてみますと、まず第一に、財政規模は吉田内閣の治下過去五箇庄川間に約三倍に膨脹いたしまして、二十八年度は一兆億円を越えるような厖大な予算になつたことは御存じの通りであります。資金資材の統制の廃止が現両閣によつて行われましたが、それ以後、生産方面そのほか、きわめて緊急な部門にまわさなければならないそれらの資金や資材が、もつぱら不要不急の……

山手満男[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

山手満男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 通商産業委員会 第3号(1953/05/29、26期、改進党)

○山手委員 日本の産業界が知らないうちに日々非常な困難な状態に陥りつつあることは、もうみんなが認めておるところであるし、非常に憂慮をしておるところであります。こういう窮状を打開するために、抜本的な手を打たなければいけないということは、みんなが承認をしておるところであります。その中でもまず第一に大きく取上げられなければならぬのは貿易政策でのるわけでありますが、最近通産省内部において、貿易打開の抜本的な政策再出すためにいろいろおやりになつておるようでありますが、まずこの方回の説明を大臣からお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 きようの新聞にも通産省の方で態度を決定したようなことが出ておりま……

第16回国会 通商産業委員会 第4号(1953/06/01、26期、改進党)

○山手委員 金曜日の日にもいろいろ申し上げたのでありますが、私どもは貿易そのほかの問題について、通商産業省の政策に関係することが非常に危険な状態に瀕して来つつあるという事態であつて、一刻もゆるがせにできないということから、ここで大臣にがんばつていただかなければたいへんなことになる、こういうことで申し上げておるわけであります。率直にお答えを願うことの方が、われわれも了承するし、いいことだと思うわけであります。まず私がお伺いをしたいのは、金曜日にも大臣は経済外交を推進しなければいかぬということをおつしやつたのでありますが、経済外交を推進するということになると、実際的には通商協定の締結ということがす……

第16回国会 通商産業委員会 第5号(1953/06/22、26期、改進党)

○山手委員 予定をしておつた鉱工業地帯の整備促進法はどうしたのですか。
【次の発言】 この通産省の予算は大したものでないのですが、通産行政とからんで一番重要な問題は、外貨予算の問題を検討しなければならないと思うのですが、外貨予算に関する資料をもう少し具体的に、早急にこの委員会に提出していただきたいと思います。
【次の発言】 私はこの際例の四日市海軍燃料廠の問題について大臣にお尋ねをいたしておきたいと思います。先月の中旬に、改進党の決定をもつて総理大臣に申入れをいたし、この委員会において私も大臣にいろいろ質疑を申し上げ、休会明けにはこの問題を何とかするというふうなお話であつたのでありますが、その……

第16回国会 通商産業委員会 第7号(1953/06/25、26期、改進党)

○山手委員 今の問題に関連するのですが、駐留軍の方で発注しておる砲弾そのほかで、正式には今統計を申されました中に入つておるだろうと思うのでありますが、いわゆる特需になつておつて、砲弾の引取りだけは保安隊がしておる、こういうものが相当の額に上つておるようでありますが、これはどのくらいあるものか。MSAの援助を日本が受けるとかなんとかいうことで適用されることになつた場合に、従来からすでにそういうふうに特需というてもらつておつたものを、これから振りかえられたりするような事態もあり得るわけです。そういうものがどのくらいあるか、ここで明らかにしてもらい煙いと思います。

第16回国会 通商産業委員会 第8号(1953/06/27、26期、改進党)

○山手委員 時間がありませんので次会にいたしますが、この際一、二伺いたいと思います。  一番初めに要望しておきたいと思いますことは、今永井君からのお話で企業の合理化の内容云々という問題がありましたが、それは例の企業合理化促進法によりましていろいろ業種が指定され、減税そのほかいろいろな促進措置がとられておるわけでありますが、一度この委員会において具体的な内容を検討してみたいと思いますので、次会の劈頭にそれらの点について資料を御提出願いたいと思います。  それからもう一つは、先般外貨予算を研究しようということで資料をちようだいしておりますが、外貨予算全般について大臣の所見を承りたいと思いますけれど……

第16回国会 通商産業委員会 第9号(1953/07/02、26期、改進党)

○山手委員 貿易の面、特に外貨を通じていろいろな問題が起きておりますので、われわれにはわからない点もあるから、主として大臣にお伺いをしたいと思いますが、大臣がまだ御出席になられませんので、次官からまずお答えを願いたいと思うのであります。  施政方針演説の中においても、通産大臣は経済審議庁長官を兼ねておられますので、その演説の中で、今年度の輸入は大体十八億ドルくらいに押えたいものである、輸出は十二億ドルくらいにしたい、昨年の二十億ドルに加えて、若干奢侈品そのほかについて抑制をして、真の自立経済の達成に第一歩を踏み出すのである、こういう御説明がございました。私はまだそれでも手ぬるいと思つて聞いたの……

第16回国会 通商産業委員会 第12号(1953/07/06、26期、改進党)

○山手委員 関連して。今長谷川君からいろいろお話がありましたように、人絹糸の国内製品の割高という点を問題にしたわけでありますが、これは一八絹糸だけの問題じやない。綿糸もそうですし、いろいろなもの全部そうです。モーター一つとつても自動車一つとつても全部そうです。これは結局最近に至つてやむを得ざる事情があるのでありますが、通産省当局が為替管理を強化して割当制を厳重に励行して行くという方針をとつて来たことにその原因があるのであります。一人絹糸の問題ばかりじやない。この問題については通産大臣とひとつ徹底的に議論をしなければいかぬと私どもは思つておるのですが為替管理そのほか外貨の割当等について厳重なわく……

第16回国会 通商産業委員会 第14号(1953/07/08、26期、改進党)

○山手委員 ただいま、議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  終戦後七年有半を閲しまして、待望の独立を迎えましたが、政治上の独立を確立いたしますためには、経済自立の裏づけが必要であることは、贅言を要しません。このためには、我が国経済の基盤を形成するところの中小商工業に対してその育成振興を強力に具現いたさなければならないこともまた多言を要しないところであります。しかるに、わが国の中小企業は、資本力が脆弱であるのみならず、経営、技術の面においても不合理な点が多く、かかる欠陥が循環的に資本力の脆弱さを倍加いたしておるのが実情でございま……

第16回国会 通商産業委員会 第20号(1953/07/18、26期、改進党)

○山手委員 私は、蛇足のようでありますが、もう一ぺん簡単にお聞きをしておきたいと思います。  法案の第一条でありますが、「中小企業者の行う事業の振興に必要な長期貝金であつて、一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通する」この第一条の「一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通する」という字句は、非常に大切であると私は思つておりますが、提案理由の説明にも同様な字句が出ております。これは中小企業金融の本質的なものを言つておられるのだろうと思うのでありますが、この法案の第一条の意味をもう一ぺん伺つておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、長期資金であるとか、あるいは金利の……

第16回国会 通商産業委員会 第21号(1953/07/21、26期、改進党)

○山手委員 今の長谷川君の質疑に関連して一、二点私はお伺いをしておきたいと思います。銃弾あるいは砲弾が種々許可制になつて、指定をされて行くわけでありますが、たとえて言えば砲弾なら砲弾で一社が指定になる。そうすると関連あるいは下請負といういろいろな業者がそれについて来ることになるわけですが、大体どのくらいの段階にわかれて下請負業者あるいはそれぞれ異なる種類の関連産業というものがひつついて出て参りますか、その点技術的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと政府で指定をいたします会社は、弾身から火薬、そのほか全部一貫作業でなく、今のお話によりましても四つ五つくらいの段階的な過程にわか……

第16回国会 通商産業委員会 第22号(1953/07/22、26期、改進党)

○山手委員 ただいま議決されました商工会議所法案に附帯をいたしまして、附帯決議を本委員会でいたしたいと思います。  お手元に配付いたしました附帯決議案文をまず朗読いたします。   政府は、貿易及び中小企業の振興、技術の普及、商工業に関する調査等につき商工会議所を一層活用すると共に特に中小企業金融に関し、商工会議所の行う信用調査を活用する途を講ずること。 以上であります。  本法案が正式に成立をいたしますと、商工会議所は今までとは違いまして、順次機能を活発に発揮することができるようになつて参ることと期待できるのであります。それにつきましても、商工会議所の同産業におきまする重要な地位にかんがみ荒し……

第16回国会 通商産業委員会 第23号(1953/07/23、26期、改進党)

○山手委員 ただいま小川委員のお説の通りでございまして、この法案を慎重だ審議をしていただき、慎重に御検討をいただいて御賛同を得たいと思つているわけでございまして、逐条的にもいろいろ問題はあろうと思いますが、ぜひ御納得の行くようにわれわれ説明をいたいし、もちろんこの法案自体にまだずさんな点も多々あろうと思いますので、皆さん方の方でかくあるべしという御議論があれば十分しんしやくをいたしましてこれを修正する、そうしてより完璧なものにするごとについてはやぶさかではないのであります。その点をまず最初にお断りをいたしておいて、今お尋ねの第一点でありますが、この法案を通すと民営保険がくずれてしまうのではない……

第16回国会 通商産業委員会 第24号(1953/07/24、26期、改進党)

○山手委員 私は三善さん、安並さん、いわゆる元請会社の関係の方からまず伺つてみたいと思います。  先ほどからいろいろお話があつたのでありますが、向うとの契約、JPAとの関係等いろいろ問題があるようでありますが、従来ずつと兵器の製造契約をして参られました今までの経験にかんがみて、こういう点で非常に困つた、こういうふうに改善してくれればまだうんとやりやすくなるというふうな、契約をし、あるいは契約に基いて仕事をやつておいでになる上での御不便なり苦情というものがあれば、まず承つておきたいと思います。
【次の発言】 そこでお伺いしたいのでありますが、ねこもしやくしも一緒にして入札をさせる、不当に値段を引……

第16回国会 通商産業委員会 第28号(1953/07/29、26期、改進党)

○山手委員 一応そういうふうに思われると思いますけれども、「各組合員の探険契約の種類、」とあげておきましたのは、やはりこれはこういう保険をかけておるのだ、こういうことをはつきりさせた方がいいであろうということで、一応こういうふうにここにあげておいたわけでございまして、別に他意かあるわけではございません。
【次の発言】 一般的には保険契約にもいろいろな種類もございまするし、ここにこういうふうな字句を入れてはつきりさしておいて、はつきり記載をさすというふうにしておいた方が便宜であろうというところから、軽い意味で入れておいた次第でありまして、不必要だとかなんとかいうことではないと考えております。

第16回国会 通商産業委員会 第29号(1953/07/30、26期、改進党)

○山手委員 お忙しいのに御出席をいただきましてありがとうございました。簡単に一、二お尋ねしておきたいのであります。今鈴木先生は、協同組合や何かでも、こういうものを認めた方がいいのか、あるいは保険業法一本で行つたのがいいのかということは、ある意味で決定的なお話でもなしに公述をされたように思うのであります。この法案の内容、こまかい技術的問題については異論があるように、今申されたことによつて了承いたしましたが、協同組合が火災保険をやるというようなことについては、根本的にはいけないというふうにお考えになるのか、やらしてもよいというふうにお考えになるのか、その点をお伺いしたい。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 通商産業委員会 第1号(1953/11/04、26期、改進党)

○山手委員 ぼくは留守をしておつて、こういう申合せなんかをされたことについては承知しておらないのですが、どうも中小企業金融公庫法を審議いたしましたときの気分が一朝にしてうせてしまつて、こういう申合せになつたのではないかという気がいたします。中小企業金融公庫法を審議したときのわれわれの気分は単なる商業的な金融をこれにさそうという考えではない、やはり中小企業対策の重要な一環としての金融政策に筋金を入れようということが私どものねらいであつた。言いかえれば、大銀行などではなかなか入りにくい、相手にされがたいような中小企業者に対して、入りやすい筋金の入つた政策金融をやろうというのが、あの当時私どもが中小……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/03、26期、改進党)

○山手委員 大臣から通産行政の全般にわたつて一応のお話を承りましたが、私は今の日本にとつて大臣のお話のように経済の自立ということが優先されなければ何にもできない。これは根本問題であるとこう考えておるのでありますが、非常に御苦労されておるそうで、私どもけつこうに思つておりますが、二、三そういう基本的な今の御説明に対して、質問を申し上げておこうと思います。  経済自立のためにいろいろやつておられるのにもかかわらず、輸出入が非常なアンバランスになつておつて、予期せざる非常な入超になつておる。こういうことを続けておつたならば、現在の手持ち外貨なんというものは、一ぺんに吹つ飛んでしまう。こういう情勢であ……

第18回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/04、26期、改進党)

○山手委員 私は昨日の私の質問に引続いて、実は二十九年度の予算における、主として産業投資の関係について、大臣か官房長から説明をさすという予定の約束をいたしておりましたが、私はこれは単にここで説明を聞くだけでなしに、プリントにでもして配付をして説明を聞く方が適当だろうと思うので、きようは時間もありませんから、明日官房長から、この産業資金について、二十九年度通産省の方から要請をしたいと思つておられ、あるいは折衝を開始しておられるものについて、詳細な御説明を、ひとつこの間の続きをお聞きしたいと思います。ぜひ明日、ひとつできれば書類にして出していただきたいと思います。それをまず第一に要望しておきたいと……

第18回国会 通商産業委員会 第4号(1953/12/05、26期、改進党)

○山手委員 今砂糖の話とかバターの話が出たのですが、結局これは輸入物資であるし、外貨の割当の問題が当然からんで来ておるわけでありますが、さつきからのお話のように、非常に計画性がない。政府が朝令暮改をやるということがこういう原因になつていると私は思う。砂糖の話がありましたが、今冬を控えて非常に大きな問題になつておるのは石油の問題です。これは私は見のがすことができないと思うのですが、昭和二十六年の暮れごろから政府は率先して、熱源を電力や石炭から切りかえて重油転換をやれというので国会においても重油転換の必要性を政府が説き、かつそれに応じていろいろな施策をし、石油の供給についても十二分に確保するという……

第18回国会 通商産業委員会 第5号(1953/12/07、26期、改進党)

○山手委員 私は二、三お伺いしてみたいと思います。まず中小企業金融金庫の坂口さんにお伺いをいたしたいと思いますが、実は先般中小企業庁の長官から公庫の金融の現状について伺つて、大体のことは承知をいたしておるのでありますが、どうもわれわれのところに最近いろいろな陳情が来ます。その陳情の一番数の多いのは、中小企業金融公庫の業務についてでありまして、そのいずれもの現実の実情を聞いてみますると、きわめて窓口は狭いものである。この年末を控えて、相当いろいろ問題が起きておるこの重要な時期に、大いに御活躍を願わなければなりませんのにもかかわらず、実情は逆であることがよくわかるのでありますが、まず最初に長官の方……

第18回国会 通商産業委員会 第6号(1953/12/08、26期、改進党)

○山手委員 磁硫鉄鋼なんかに話が飛びましたが、私はその前に関連質問をしようと思うのです。それは石油の問題ですが、さつき次官、鉱山局長から御説明がありましたが、ちよつと私了解の行かない点があるのです。というのは、できるだけ外貨を節約しなければならぬということは今日の至上命令なんですが、石油については、つい先般重油転換を積極的に政府は推進をして参つておりまして、これがある程度需要があるということは当然の前提に立つております。石油の資源を開発をしなくちやいかぬということはもちろんで、大いにやつてもらわなければなりませんが、これには相当の日数がかかる。今日片一方では石油が非常に高騰いたしておる、ところ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本民主党)

○山手委員 関連して。今の局長の御説明ですが、それは非常に問題があるのです。それは一応二重価格の問題になつて来るのですけれども、出血輸出をしているというか、国内よりか安く売つている商品はあに硫安のみならずで、たくさんあるのです。この法律を実施して特殊輸出会社というものが成立をして参りますと、硫安の方は政府の方も資金的にもめんどうを見て行くということになると、これはある程度円滑に行くだろう、そうすると硫安以外の同じようなケースのものがたくさんある、ほとんど今日本の貿易は二重価格制で行つている、リンク制とか何とか言つているが、ほとんど二重価格で行つている。その場合にほかのものは次々とこの硫安と同じ……

第19回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/16、26期、改進党)

○山手委員 関連して。今長谷川委員の質問がありまして大臣から御説明がありました。私は大臣の説明はそれで一応了承をいたします。ただ大臣が自由主義経済の中で相当計画性を持つてやるのだという話があつて、政府もそういうふうに御努力になつていることも私は了承いたします。特に中小企業者なんかは非常にいわば無秩序でありますために、少しでも秩序を得させ、製品の安定、生産業界の安定を来させようということの具体的な現われが先般この国会で成立をいたしました中小企業安定法であります。この中小企業安定法こそはそうした業界を安定させ得る一つの具体的な案として取上げたものであります。しかしあの法律が成立をいたしましてから今……

第19回国会 通商産業委員会 第5号(1954/02/01、26期、改進党)

○山手委員 きようぼくはやらない予定だつたのですが、今長谷川君がたまたま触れた問題で、大臣からもつと明確な答弁があると思つて聞いておつたのですが、御答弁がなかつたので一点だけきようはお聞きをしておきます。それは私が年末に提案をいたしまして、例の中小企業安定法の二十九条の調整命令を発動すべしという勧告をこの委員会で決議をして政府に出しました。聞くところによると事務当局の方においては準備が完了しておるというお話でありましたが、大臣の更迭もあつて、大臣の方からもう少し研究をするようにというふうな事態になつておるのではあるまいか。これは私の推測でありますが、今日なお結論が出ておらない。しかるにこの問題……

第19回国会 通商産業委員会 第6号(1954/02/02、26期、改進党)

○山手委員 私は少し大臣にお聞きをしてみたいと思うのですが、先般の本会議における施政方針演説で、新大臣は、新しい事態に即応するために国際収支の均衡を回復し、正常な、均整のとれた経済を確立することが非常に急務である。こういうことを中心にいろいろなことを強調をされたのでありますが、このことは緊縮財政まで飛火をし、これからの日本の政界、財界各方面に非常に深刻な影響を与えることであつて、きわめて重要と思うのでありますが、今のお説は抽象論としては私どももまつたく賛成であります。しかし具体的な個々の問題についてはいろいろ御説明を聞かなければならないと考えるのであります。  まず第一に、国際収支の均衡を回復……

第19回国会 通商産業委員会 第8号(1954/02/06、26期、改進党)

○山手委員 長谷川委員の質問に関連をして、私はよくわからない点もありますので、一言お尋ねをしておきたいと思います。というのは、最近通産省にも参りましても非常な異風景として感じられることは、外貨の割当を獲得するということが業界の最大の関心事であるし、外貨の割当さえ受ければ非常な利益があるということがそういう事態を引起さしておるわけであります。ところか外貨事情が貿易の関係でこういうふうにだんだんきゆうくつになつて来まして、その外貨を目ざしてという動きがいよいよ本年は拍車をかけて激烈なるものが起きてくるであろう、こういうふうに私は考えている。ところが先般来大臣の御説明もいろいろありましたが、外貨予算……

第19回国会 通商産業委員会 第10号(1954/02/12、26期、改進党)

○山手委員 石油の話が出ましたから私も石油に関連をして一、二お伺いをしておきたいと思いますが、それは例の四日市の海軍燃料廠の処理の問題であります。御承知のように四日市の海軍燃料廠の問題につきましては、数年間にわたつて国会内外においても非常な大論争が続けられ、前岡野通産大臣が昨年の夏に業界による収拾を決定いたしまして、閣議決定の上、新しく四日市石油精製株式会社を発足さすことに決定を見たことは御承知の通りであります。ところが突然、新春早々大臣は静岡においてこれは白紙還元をするというふうなことを発言をされて、これが各地の新聞に大々的に報道されて、非常なシヨツクを与えたことは御承知の通りであります。し……

第19回国会 通商産業委員会 第11号(1954/02/13、26期、改進党)

○山手委員 ぼくは加藤委員の質疑に関連をいたしまして、ぜひ一点伺つておきたいと思います。それはさつきの輸出振興の問題とからんでのプラント輸出の問題でありますが、この問題は先般私が質疑をいたしまして、御説明を聞いておりまするし、その後私もいろいろ調べ、事務当局からの御説明も承つておりますが、私は考えてみましてどうしても納得が行かない点がある。と申しますのは、この二月から三月に約百十二億ばかりのプラント輸出を承諾をしてやられる。来年度は今御提示のありました輸出の中の約一億ドル近くがプラント輸出だというふうに見込んでおられるように私は聞いております。ところがこの二月から三月までのプラント輸出の百十二……

第19回国会 通商産業委員会 第15号(1954/02/24、26期、改進党)

○山手委員 ロンドンに行かれて、長日月非常な御苦労をされたことに対して敬意を表します。私ども勉強不足でよくわからないので、少し局長から御説明を承つてみたいと思つております。表面的にはこの協定はうまく行つたというふうに伝えられておるのでありますが、要はこの日英通商支払協定の問題は、今後に問題がかかつておるのではなかろうかと考えます。自治領諸国と今後個別的に話合うというふうなことに、まだまだ伏線を張つておるように思うのであります。日英協定の実際の具体的な実行者というのは、いわゆるユナテイツド・キングドムという線を包括しておるのか、自治領諸国というのはどの程度までかという、そういうところをまずお伺い……

第19回国会 通商産業委員会 第16号(1954/02/26、26期、改進党)

○山手委員 この問題は通商局長からこの席で御説明を聞いたことから端を発しておると思うのでありますが、今の大臣の御答弁は少し甘くて違つておるように私は印象づけられておるのであります。というのは、イランからは石油を直接日本は買わないということを約束をした。石油の問題は非常に向うも関心を持つておつて、単にイランだけでなしに、どこからでもよろしいが、英国側が入手する石油に対しては、日本の石油外貨を一定限度以上は割当てるという約束をして来た。そういうことが石油に関する今度の日英支払協定の日本側の負つた責任である。そういうことが明らかにされておるわけです。これは私は非常に問題になろうと思うのですが、二億ド……

第19回国会 通商産業委員会 第21号(1954/03/12、26期、改進党)

○山手委員 私はこの際大臣から承つておきたいと思います。それは外貨予算の編成を急いでおられるようでありますが、非常に票が重大になつて参りまして、日本の産業界は相当以上に神経をとがらしておるようであります。そこで明年度の外貨予算の編成に当つて、私は政府が今日どういう態度で臨んでおられるのか、大蔵省関係あるいは日銀というものと通産省側の意見の対立も相当にあるように思いますが、調整のできた面ももちろんあるようでありますが、どういう方針で臨んでおられるのか、まずその説明を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御説明一応了承をいたしますが、どうも私どもからいたしますと、ふに落ちないことばかりであります。二……

第19回国会 通商産業委員会 第22号(1954/03/16、26期、改進党)

○山手委員 大臣に外貨の関係でお尋ねをいたしたいと思います。先般大体のお話は承つておりますが、外貨引締めと並行して資金統制がされて、金融がうんと引締められております。そのために問屋あるいは小中企業者が非常に困難な状態に陥つて手持ちの滞貨を投売りする段階に来ている。滞貨を不当に安く投売りをするということは、その次に来ることは商社あるいは中小企業君の倒産なのであります。こういう外貨から火がついて来て、金融をむちやくちやに締めて行くだけで、とうてい物価は引下らない。ただ経済界が混乱をするだけだ。私はこういうふうに感じております。聞くところによると、政府の方では一部の品物については物的な直接統制をして……

第19回国会 通商産業委員会 第23号(1954/03/19、26期、改進党)

○山手委員 中小企業金融公庫の問題でございますが、いろいろ実地に貸し出しておる状況を見ますと、われわれも、どうもこれじやいかぬという点が多々あると思いますが、さつき同僚委員からもお話があつたかと思いますが、要は私は代理貸しというものをどういうふうに見るか、あるいは公庫の性格をどういうふうに見て行くかということから問題が発足しておると思います。そこで代理貸しの場合においては、危険負担の大部分を代理の方に背負わして中央の方では二割か三割しか危険負担をしない。国家は二割か三割しかしない。従つてこれは形式的な最低限度の書類審査だけで行つて、そこにどつちが危険負担をどういうふうにするかという問題があつて……

第19回国会 通商産業委員会 第24号(1954/03/23、26期、改進党)

○山手委員 私は時間もありませんので大臣に簡単にお尋ねをいたしておきたいと思います。それは例の四日市の海軍燃料廠のその後の処置、いろいろ御配慮いただいておるようでございまして私は誠意ある大臣の御処置に信頼をいたして、あまりしちよつちゆうぎやあぎやあ言うことは避けて参つておつたのでありますが、相当日数もたつておることでありますし、その後の経過なり、どういうふうに進んでおるか、この際御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 先般もすみやかに結論を出すからというお話でありましたし、今も検討を続けておるという程度のお話でありますが、どうもこういうふうなことで、今月さらに何の結論もなしに延びて行くとい……

第19回国会 通商産業委員会 第26号(1954/03/26、26期、改進党)

○山手委員 先般来この公庫法の一部改正に関係をいたしまして、本委員会で公庫の運用の問題について種々論議がかわされました。その問題点は、もう少し窓口に参ります一般中小企業者の声にこたえて、気やすく迅速に公庫資金を流してやるような方法を考えてもらいたいということが中心でございます。現在全国の窓口におきましては、各金融機関に割当てられておりまするわくがきわめて小さいこともありますし、それに加えて甲方式のみを採用いたしておりますために、金融機関の方でも比較的危険視されておる中小企業そのものについては、融資をすることを非常に躊躇をいたしておる実情があるのでございまして、その辺から非常に不平も出ております……

第19回国会 通商産業委員会 第29号(1954/03/31、26期、改進党)

○山手委員 地方行政委員会において今般政府が提案をいたしました税法の改正に関し、事業税、固定資産税、自動車税、不動産取得税等々について、種々修正案を小委員会まで設けてつくつておりまして、その修正案がほぼ妥結に至ろうといたしております。ただいま大臣からも御答弁がありましたことに関連をいたしておりますし、緊急の事態でありますから、時間がおそくなりましたけれども私から特に発言をして、大臣の御善処を要望したいと思うのであります。  その第一点は、今大臣が電気料金のことについて御発言がありました。私どもも立場を了とするものでありますが、今度の修正案におきましては、固定資産税の分におきまして、発電施設に対……

第19回国会 通商産業委員会 第30号(1954/04/02、26期、改進党)

○山手委員 きようは与党の諸君から珍しくこういう活発な議論が出たので、ぜひ私も一、二関連して御質問を申し上げたいと思います。  帝石の問題でありますが、最近非常に人事そのほか、主導権の問題について業界が荒れておる、これは御承知の通りでありますが、その荒れておる原因が何であるかということについても、私は一、二聞いております、そういうことにまた関連をして参るのでありますが、この法案が通りますと、今年度はさしあたり一億三千万円の助成をする。しかし政府は十億程度の助成をしたいということを言つておられるし、この委員会の雰囲気からいたしましても、この助成金は順次年を追つて増額をして行く勢いにあることは当然……

第19回国会 通商産業委員会 第31号(1954/04/06、26期、改進党)

○山手委員 関連して。人造石油の問題について今鉱山局長のお話を聞いたのでありますが、ヨーロツパ各国の実情は局長のお話とは相当相違しておつて、地下の資源の開発にはもちろん積極的に努力をいたしておりますが、ドイツのごときは人造石油工業を戦後復活して、これを何とか大成功裡に工業化しようという努力を着々と今日進めておる。日本は総司令部がこれを禁止して、そのままどうかと思うというふうなことで、まだ研究もしておらぬが、高くつくだろうというようなことを言つてほつたらかしにしておくということは、今日日本の外貨がこういう状態になつておるさ中、きわめて私は不満足であります。ドイツの事情は私が言わなくても鉱山局長よ……

第19回国会 通商産業委員会 第32号(1954/04/07、26期、改進党)

○山手委員 関連して。これは昨年あたりもたびたび聞いておるのですが、日本からの輸出品にクレームがついて非常な国際的な不信を買つておる事実をいろいろ聞いております。たとえて言えば、昨年の上期において、薄板鉄板をアフリカ方面に輸出する大阪商人が、外だけは規格品をつくつておきながら、中味はさびたものやいろいろ規格外のものなんかを送つておつて、全部クレームになつた。だんだん調査して行つたところが、最後には送り出した荷づくりをした連中はもうすつかり倒産をしたような形になつておつて、所在をくらましておつた。そういう事実があつて、裁判になり刑事問題になつておる事実があります。あるいは昨年あたりも、通産省の方……

第19回国会 通商産業委員会 第33号(1954/04/09、26期、改進党)

○山手委員 石油関係の法案も出ておりますし、この際懸案の四日市旧海軍燃料廠の処理の問題に関してその後の経過の御説明をいただき、いろいろこの委員会で決定をいたしました方針そのほかについてもこの法案の審議と並行して結論を出していただきたいと思うわけでありますが、旧海軍燃料廠の活用についていろいろお骨折りをいただいております佐々木設立準備委員長のわざわざの御出席をいただましたことに対して深く感謝をいたします。つきましては、佐々木さんの方では今日までどういうふうになつておるか、その経過をまず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今の説明で私少し了解のつかないところがあるのでありますが、当初、昨年お……

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/07、26期、改進党)

○山手委員 私は改進党を代表いたしまして、本法案及び修正案に対して強い希望意見を申し述べて、賛成の態度を表明したいと思います。  硫安工業のような重要産業におきまして、国内価格と輸出価格とが大きな開きがある、しかも諸外国の売り出しておる値段と日本の輸出価格とに非常に大きな相違があつて、絶えず出血輸出だとか、あるいはその赤字を一農民に背負わせておるというような、いろいろな難問題を提起して、はてしがないということは、きわめて悲しいことであつて、どうしてもこれは早急に解決して行かなければならないわけであります。この法案もまた、私はそれらの問題を解決する一つの道でもあろうと思う次第でありますが、この法……

第19回国会 通商産業委員会 第46号(1954/05/12、26期、改進党)

○山手委員 関連して。この問題は木材利用小委員会でも種々問題になり関係者を招致して検討いたし、その結果についてはまず大多数の議員が賛成をいたし、私も技術を導入することについて賛成をいたした者の一人でありますが、いろいろ私どもが賛成いたしましたときの理由は、このアメリカのジヨンス・マンビルの技術が、英国、イタリア、ドイツ各国に導入されておつて、非常な成果を上げておる事実がある。それからまた、最近東南アジアにおいても、アメリカ側の方ではどこか東南アジアの一国にこのノーハウを使わした方がいいのじやないかという考え方に立つて、それはやはり日本がいいだろう、こういうことであつて、昨年来小野田との話がつい……

第19回国会 通商産業委員会 第51号(1954/05/20、26期、改進党)

○山手委員 各派の御了解を得て附帯決議案を提出をいたします。まず最初に案文を朗読いたします。    附帯決議   通商産業大臣が本法案に基く命令を発する場合は、特に左記事項に付き留意すべきである。   (一)当該中小企業の技術の向上、合理化の促進を積極的に推進すること。   (二)我が国の国民生活及び輸出産業に悪影響を及ぼさざること。   (三)申請のあつた場合は、すみやかに処置を講ずること。 以上であります。  一応附帯決議提出の理由を説明申し上げますが、公取そのほかからも議論があつたようでございまするが、調整組合をつくつて業界が一致していろいろな本法に基く行動をいたしまするときにおいては、……

第19回国会 通商産業委員会 第53号(1954/05/22、26期、改進党)

○山手委員 ちよつと関連して……。私はこの航空機製造法案について冒頭に質疑をする予定であつたのですが、同僚議員に質疑を譲つたわけでございます。時間が少しありますから簡単に大臣に承つておきたいと思いますが、まず一番初めに伺いたいことは、今度の武器製造法あるいはこの航空機製造法の改正案を通して、こういう事業を許可制にする必要というのは、どういうことから許可制に切りかえて行かれようとされるのか、承りたいと思います。
【次の発言】 大臣の今の御答弁、私はけつこうだと思います。しかし私どもわかりませんことは、さつきからの質疑にも断片的に出ておりましたように、今日日本の経済界全般を見渡してみますと、資金は……

第19回国会 通商産業委員会 第54号(1954/05/24、26期、改進党)

○山手委員 業界の皆さん方に多数おいでをいただいて、貴重な御意見を承つたこの際に、二、三お伺いしてみたいと思います。  まず私は藤井さんにお伺いをしたいのでありますが、ただいま御公述がございました、非常に濫立が起きる可能性がある、従つてここらあたりで許可制にして参つた方がよかろう、こういうお話でございましたが、今日では機体だけにつきましても十数社が届出をしていろいろ準備をいたしているということでありますが、現在の日本の経済事情等、いろいろな関係を勘案をいたしてみまして、大体何社くらいが適当な数であろうか、そういうことについて御意向があれば承りたい。  もう一つ承りたいことは、航空機工業というよ……

第19回国会 通商産業委員会 第55号(1954/05/25、26期、改進党)

○山手委員 私どもはこの法案に賛成でございます。航空機の製造を私どもは単に兵器の製造というふうに考えたくないのであつて、今日科学の進歩とともに、航空機の、交通そのほかいろいろな面に寄与しております役割というものは、何人も無視することはできない。従つて日本が新しい建国をやりまして、新しい国家として伸びて参りまする上から、健全な航空機工業さえも持つておらぬというふうなことでは、新しい健全な国家と私は言うことさえできないのじやないか、こういうふうに考えるわけでございまして、今日のようにいたずらに濫立をし、何を健全に育てたらいいのかわからないような状態に放置をしておくということは、私は非常な国家的な損……

第19回国会 通商産業委員会 第56号(1954/05/26、26期、改進党)

○山手委員 私は、改進党及び両派社会党共同して砂利採取法案に対する修正案を提出し、その提案理由の説明を申し上げます。  お手元に配付しておりまする修正案をまず朗読をいたします。   砂利採取法案に対する修正案  砂利採取法案の一部を次のように修正する。  第四条但書中「規模以下」を「業態」に改める。  「第四章土地の使用」及び第十三条を削る。  「第五章」を「第四章」に改め、第十四条中「第九条第二項、」を「第九条第二項及び」に改め、「及び前条第二項」を削り、同条を第十三条とし、以下第十八条まで一条ずつ繰り上げる。  新第十五条を次のように改める。  (手数料)第十五条第十条第二項の規定により準……

第19回国会 通商産業委員会 第59号(1954/05/31、26期、改進党)

○山手委員 電気、貿易のことをきようやることになつておりますが、会期もありませんし、一、二懸案になつておつた問題を大臣にお伺いをいたしておきたいと思います。  それは例の四日市の旧海軍燃料廠の問題でありますが、大臣からも非常な御配慮をいただいて、業界の方も踏み切つて来たように私どもも考えております。先般この委員会に業者の代表を招致して事情を承つたのでありますが、向うの方でも、国会なんかの雰囲気あるいは政府側の真意がわからなかつたようでございますが、ようやく了承をして、自分たちで約束通り、要望通り断固踏み切つてやるのだ、こういうふうな態勢を、資金繰りそのほかで決意をしたというお話でございます。大……

第19回国会 通商産業委員会 第62号(1954/08/12、26期、改進党)

○山手委員 久方ぶりの委員会でありますから、いろいろ国会終了後に起きている事態に即して質問したいと思いますが、まず第一に大臣にお伺いしたいことは、その後政府の金融統制、デフレ政策が順次滲透して参りまして、新聞紙上そのほかでいろいろ伝えられておりますけれども、政府はどういう見通しを持つておられるのか、物価は今どういうふうに成果を収めて引締まつて行つているのか、あるいは生産指数はどういうふうに動いているのか、貿易は実際にはどういう見通しが得られたか、そういうことについてまず大臣から御説明を伺いたい。
【次の発言】 物価が七%下落をした、こういうように言われておりますが、この数字が出たその内容を見て……

第19回国会 通商産業委員会 第63号(1954/08/13、26期、改進党)

○山手委員 きようは少し各論的にいろいろお尋ねをしてみたいと思います。  まず中小企業庁の長官及び金融公庫、商工中金の皆さんにひとつお尋ねをいたします。まず記内長官にお伺いいたしますが、このデフレ経済下において中小企業が困るようになるということは、もう明らかに目に見えておることであつて、議論の余地はありませんが、現在中小企業の中で中小企業安定法について政府側の善処を要求している。たとえて言えば、調整命令の発動等について要望しておる組合が相当あるように聞いておりますが、それらについては今どういう段階になつておるか、まず御答弁願いたい。
【次の発言】 絹人絹等について非常に要望があるのでありますが……

第19回国会 通商産業委員会 第64号(1954/08/14、26期、改進党)

○山手委員 私は時間がないから、ごく簡単に労働省及び通産当局にお尋ねをいたしておきたいと思います。広くデフレ下の中小企業と労働問題をやりたいと思つておりましたが、時間がございませんので、私は近江絹糸の争議の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。昨今報道されるところによりますと、近江絹糸の争議はまつたく最後的に決裂したようなことになつて、大臣の談話によりますと、政府の方でももう解決をする手はなくなつたというふうなお話でございます。これは私は非常に遺憾なことだと思うことは、今度起きたこの近江絹糸の問題は、日本の重要な輸出産業であるところの繊維産業の内部に起つたことである。しかもそれが背後には全……

第19回国会 通商産業委員会 第65号(1954/09/09、26期、改進党)

○山手委員 私は大臣にお伺いをいたしますが、さつきからの小委員長に対する御答弁、あるいは先般の小委員会における大臣の御説明を聞きましても、どうも私は了解が行かないのであります。私は大臣からいただいたこの改訂要綱を読み直してみましても、基本方針のすべてがこれに明らかにされておるはずでありますが、どの点を見れば来年夏の夏料金を廃止をするということが書いてあるのか。私はこの基本方針の中にはどこにもそれが見当らないように思います。基本方針は二つにわかれておつて、昭和三十年三月末日までこういうふうに合理的改正をするということが書いてある。三十年四月以降の料金については再検討をするとだけ書いてあつて、夏料……

第19回国会 通商産業委員会 第66号(1954/09/10、26期、改進党)

○山手委員 先般政府よりこの委員会において発表をされましたところの電力料金改訂に関する政府の発表に対しまして、この委員会を通じていろいろわれわれも政府の意のあるところを調査をし、お聞きをいたしました。党においても種々政策委員会そのほかにおいて、成規の機関に諮つてこれを審議いたしましたので、この際私は改進党を代表いたしまして、今度の電力料金改訂に対する改進党の結論をここで申し上げたいと思います。  結論は今度の政府の電力料金改訂に対しては改進党は反対である。こういうことでありますが、以下五項目にわたつて私はその理由を御説明申し上げまして、大臣の、政府の反省を求める次第であります。  第一、電力料……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1953/08/04、26期、改進党)

○山手委員 本法案はすでに通産委員会で屡次にわたつて審議をしておりますが、大蔵委員の皆さん方にはまだ正式に御説明申し上げておりませんので、さしあたつて提案理由の説明をいたします。  終戦後七年有半をけみしまして、待望の独立を迎えましたが、政治上の独立を確立いたしますためには、経済自立の裏づけが必要であることは、贅言を要しません。  このためには、わが国経済の基盤を形成するところの中小商工業に対して、その育成振興を強力に具現いたさなければならないこともまた多言を要しないところであります。  しかるに、わが国の中小企業は、資本力が脆弱であるのみならず、経営、技術の面においても不合理な点が多く、かか……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会化学工業振興に関する小委員会 第2号(1954/06/03、26期、改進党)【議会役職】

○山手委員長 これより会議を開きます。  化学工業振興に関する件について調査を進めます。本日は特に参考人各位より化学工業に関する諸問題につきまして、御意見を聴取することといたしました。  この際参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本小委員会は、現下の化学工業の重要性にかんがみ、特に通産委員会に設置せられたものでありまして、過日の衆議院本会議においても、有機合成化学工業の振興に関する決議案が全会一致をもつて決定されておるのであります。かかるときにおきまして、参考人各位には御多用中を特に御出席くださいましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。何とぞ十分隔意ない御意見を御開陳くださいますよう特……

第19回国会 通商産業委員会化学工業振興に関する小委員会 第3号(1954/08/13、26期、改進党)【議会役職】

○山手委員長 これより会議を開きます。  先般来この委員会では合成繊維工業、合成樹脂工業、石炭化学工業、石油化学工業あるいは合成ゴム工業のような、このデフレ経済下においてもなおかつ日本の新しくやらなければいかぬ産業を育成しなければいかぬということで、これらの各工業を取上げていろいろ検討をいたしておるわけでございますが、ごく最近石油工業に関連をし、石油化学工業が現にいろいろ問題になつて来た際でもありまするので、本日は石油工業及び石油化学工業について審議を進めたいと思います。これらの化学工業の関係の政府当局の係官の皆さん方が先般の異動で幹部の方が大部分おかわりになりました際でもありますので、もう一……

第19回国会 通商産業委員会化学工業振興に関する小委員会 第4号(1954/09/08、26期、改進党)【議会役職】

○山手委員長 これより会議を開きます。  本日は原塩の輸入に関する件及び石油化学工業に関する件について調査を進めます。  まずこの際お諮りいたしますが、小委員外の発言の通告がありました場合は、これを随時許可いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定をいたします。  まず最初に原塩の輸入の問題に関して調査を進めたいと思いますが、日本の化学工業にとつて原料塩の問題は非常に重要な問題であるとともに、同時にいろいろ議論もあるようでございますから、まず私、委員長の方から関係当局、大蔵省及び専売公社の方に御説明をお願いしたいと思いますが、順序として御説明願いたい事項は……

第19回国会 通商産業委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第6号(1954/03/19、26期、改進党)

○山手委員 きようは多数参考人の方から貴重な御意見を承りまして、私ども非常に参考になつたような気がいたしますが、参考人としておいでいただいた方々の御発言の中で二、三疑問のある点をお尋ねし御説明を願いたいと存じます。  第一に寺尾さんと出光さんと御発言に矛盾がございます。寺尾さんの方は、外貨を原油につけて日本の国内に原油を持つて来て精製する政策をとつてくれ、こういう御発言でございます。出光さんの御発言は、原油に外貨をつけるのではなくて、むしろ製品に外貨をつけるべし、製品で輸入をすべし、こういうことでございまして、製品主義か原油主義か、これは石油政策の上において大きな両者の相反する御主張であつたと……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第6号(1954/04/14、26期、改進党)

○山手滿男君 本日は各地から業界の皆さん多数にお越しいただいて、いろいろ貴重な御意見を承ることができましたことは、非常に仕合せであつたと思います。特に陶業界の皆さんが、輸出振興の総合対策要綱を作成されて、積極的にわが国の輸出の促進に寄与しようという熱意を示されていることに対しては、深く敬意を表する次第であります。この資料を拝見し、また今いろいろな御陳述を聞いて、気づいた点について一、二お教えを願いたいと私は考えます。  この総合対策の中に法制措置の強化ということがございます。これはいわば中小企業安定法の問題になつて来ると思うのでありますが、この委員会は中小企業安定法の生みの親でございまするし、……

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第3号(1954/09/06、26期、改進党)【議会役職】

○山手委員長代理 委員長を交代いたします。以上で政府当局よりの説明は終りました。これより質疑に入ります。この際お諮りをいたしますが、特に本件は重要案件でありますので小委員外の発言の通告もありますので許可いたしたいと存じますが御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  まず小委員長が総括的に質疑をいたしたいそうでございますからこれを許可いたします。長谷川君。
【次の発言】 この際お諮りいたししよす。永井勝次郎君、加藤清二君より小委員外の発言を求められておりますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさように決します。永井勝次郎君。

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第4号(1954/09/07、26期、改進党)

○山手滿男君 私はまず白井さんにお伺いをいたしてみたいと思いますが、三割を限度とする頭打ち制度が皆さんの方には適用されるのだと政府側は言つおりますが、さつきのお話でございますと相当運賃にはね返つて来る、はね返らせなければ自分の方はやつて行けないのだ、こういう御陳述がありました。電力料金の引上げが即運賃の引上げを伴うということでは、これは私どもはたいへんなことになると思うのであります。さつき簡単にお話がございましたが、まだよくわかりませんので、あなた方の運賃構成上電力料金の占めるウエートはどういうものであるか、もう少しその点を詳しく御説明をお願いいたします。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第2号(1954/03/11、26期、改進党)

○山手委員 ぼくも田中さんに一、二お伺いをしてみたいと思うのですが、合理化促進のための貴重なお話をいただいたわけでありまして、非常に同感の意を表するものでありますが、この措置そのほかについて、いろいろ会社をつくるとか、あるいは予算措置をしなければいかぬとか、こういうことがいろいろ註につけてございます。それを並行していろいろやつて行くところは、現在の国家財政そのほかの面では非常に困難の伴つて来る問題なんでありますが、私が承りたいことは、どうしてもこれはやらなければいかぬし、われわれのすぐ座右にある問題であつて、あまりにもなれなれしくなつているために忘れておる問題でありますから、ちよつと目を見開い……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第6号(1954/04/08、26期、改進党)

○山手委員 木材利用に関する小委員会は、木材の節約そのほかを目標にして鋭意努力をいたしておるわけでありますが、木材の節約に非常に大きな関連を持つておるスレート協議会の小杉会長さん以下御出席をいただいて、熱心なお話を聞いたことは、非常に喜びとするものでありますが、どうもただいまの日米石綿の竹中さんのお話と、小杉さんの両者のお話を聞いておりまして、非常に不幸と思いますることは、日米石綿の方は小野田セメントの系統で事業をおやりになろうとしておることであるし、一方また小杉さんの所属される会社なんかは、浅野セメントそのほかいわゆるセメント業界とタイ・アツプをした事業会社であつて、そういう同じセメント業界……



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データ更新日:2023/02/05

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