このページでは加藤精三衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○加藤精三君 地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案は、単位費用の改訂と、測定単位の改訂と、並びに府県の平衡交付金におきまして、基準財政収入額を算定するに用いますところの基準税率の変更を内容とするものでございますが、地方行政常任委員会におきましては、原案通り多数をもつて可決せられました。 なお、これに対しましては、両派自由党及び改進党の側から附帯決議が付されておりまして、この附帯決議も可決されました。附帯決議の内容は、政府が策定しました昭和二十八年度の地方財政計画は、これに算入せられましたところの地方職員給与費の額が実情に沿わないものがあるので、さきに行われた予算の修正案の趣旨によつてこ……
○加藤精三君 自由党を代表して、政府提案の地方税法の一部を改正する法律案並びに入場譲与税法案に対する自由党及び日本自由党より提案されました修正案に対し討論を行います。 まず、地方税法の一部を改正する法律案についてでございますが、地方財政の現況にかんがみ、地方団体の独立税源を拡充するとともに、地方団体相互の税源の配分を合理化し、地方税負担の均衡をはかり、あわせて税務行政を簡素化し、かつ合理化する措置を講じ、及び国、都道府県、市町村三者問における協力体制を確立するため、おおむね地方制度調査会及び税制調査会の答申の線に沿い、タバコ消費税、道府県民税、不動産取得税などの新税を創設し、入場税を国税に移……
○加藤精三君 ただいま議題となりました二法案について、地方行政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、自治庁関係諸法令の整理に関する法律案について申し上げます。 本案は、自治庁関係の法令で、過去に制定され、現在はすでに実効を喪失しているものを整理し、北海道三県協議費怠納者処分及同費に関し不服者出訴の件外三十六件を廃止しようとするものでありまして、四月十六日本委員会に付託、翌十七日塚田国務大臣の提案理由の説明があり、同月十九日質疑終了、討論省略、採決に付しましたが、賛成総員をもつて可決すべきものと決定された次第であります。 次に、昭和二十九年度分の市町村民税の臨時特……
○加藤精三君 ただいま議題となりました町村合併促進法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は参議院の議員提案にかかるものでありまして、町村合併の実情にかんがみ、市町村の一部の境界変更、合併関係町村の事務運営などに関する手続の合理化、その他町村合併の推進上緊要なる事項に関する規定の整備を行い、町村合併がさらに円滑に行われるようにするために提案せられたものであります。 本案は十二月六日本委員会に付託、提案者代表参議院議員伊能芳雄君より提案理由の説明を聽取、審議の後、質疑を終了、討論を省略、採決に付し、全会一致をもつて可決すべきもの……
○加藤(精)委員 修正可能な本条約を、不信任を食つた内閣が、その期間においてどうしても早く結ばなければならなかつた理由の要点だけお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、これは修正してもよろしい、こういうことなんですね。
○加藤(精)委員 自由党を代表いたしまして、私から本決議案に対する支持の発言をいたしたいと思います。 占領行政中におきましては、必ずしも政府の意図するごとく、また党の意図するごとく行政ができなかつたことの結果といたしまして、ただいま門司委員等よりいろいろ述べられたような行政の欠陥があつたと存じますが、もはやわが国は本然の姿に立ちまして、この国家行政を確保しなければならない時期になつております。しかして国家行政の能率の上ると上らざるとは、強く地方行政に依存するものでありまして、また国家行政の民主主義化は地方行政の民主主義化より始まることは言をまたないところであります。この意味において、地方行政……
○加藤(精)委員 ただいま大石委員から非常に御不満な御感情の表現がございましたが、その点につきましては、われわれ委員会から今回の決議の取扱いについて一任されました理事と委員長の責任であるというふうにも考えますので、そのいきさつを申し上げておきます。 長く申しませんが、委員の大部分の方が、郷里にお帰りになつた自然休会中におきまして、委員長と各派代表の理事とが一致団結して行動しました。その諸般の努力につきましては、われわれといたしましては、かなり委員会の御期待に沿うように努力したというほどまでに考えております。その一例を申し上げますれば、それは最後の委員会でございましたけれども、愛知大蔵政務次官……
○加藤(精)委員 ただいまの質問に関連して伺います。こういうような起債のわくと、国庫補助のわくとの関連の問題になりますが、本年度の予算の決定が、たいへん遅れましたことに関連いたしまして、北海道や東北地方等は事業期間が非常に短縮されるわけであります。気候的に十一月になりますと、降雨雪その他の関係で事業の執行がきわめて困難な実情にかんがみまして、新しく国庫補助を国の予算で決定いたしましたような、たとえば消防の関係とか、老朽学校の関係等につきましては、地方自治庁におかれまして起債の方を先にできるだけ早く決定していただいて、そうして国庫補助の要項等がきまり次第、国庫補助と起債とが並行するものにつきまし……
○加藤(精)委員 ただいま地方団体がやつている保険事業から見まして保険料がはなはだしく高率で、しかも支払い率も少いというようなところから見て、それをどうお考えになつているか比較して論じて、そうして現在の程度の引下げでいいということの納得はなかなか行かないのですが、もう少し率直に委員会の方へわかるように、今の地方団体の保険事業の関連において御説明していただきたいと思います。 それから第二番目に、商業協同組合などで共同施設として保険業をやつているところを現に大蔵省は認めていたがら、商業協同組合などよりも、はるかに財政基礎も強固な、大きな市などにそういう事業を認めないというのは、どうもとんでもない……
○加藤(精)委員 前回の地方行政委員会の問答から今回にかけまして、私も他の委員と同様に、大蔵省の答弁の態度につきましては、きわめて遺憾に感ずるものであります。まずこの地方行政委員会が火災保険料のことを問題にしたのは、消防が予防的な措置として地方治安の上に、大きな影響があるということに関連し、また地方財政の窮乏に関連し、実にまじめな国家を思う至情から出ているのであります。しかるにもかかわらず、保険課長さんが説明されたことについて、各委員が詳細に質問するのに対して、御答弁がきわめて不十分であり、また誠意がないと認めるのであります。ことに最近地方自治法の改正によつて実施されました公有物件の共済組合と……
○加藤(精)委員 関連ですが、地方財政計画の二十八年度の計画で、国の公共事業その他補助事業に伴う分の起債のわくを増額しておると思うのですが、その点について自治庁の方と国家消防本部の方とで、財源措置の調整をしておるのじやないかと思いますけれども、具体的にそれをお聞きしたい。もしおわかりでなかつたら、財政部長の御出席を求めてお聞きしたい、こう思つておるのです。
【次の発言】 関連して……。ただいま門司委員からの御質問に対しまして、私から加えて御質問申し上げましたのは、昭和二十八年度地方財政計画の中の地方財政計画書によれば(8)の項目の「国の行政施策に伴う増」という中に(イ)として法令の改廃に伴う負……
○加藤(精)委員 ただいまの床次委員の質問に関連した事項でございますが、われわれはどうしてもふに落ちないのは、地方財政の赤字に対しての御当局の認識なのでございますが、ただいま大臣は二百億と推定されるとおつしやつたのですが、あるいは衆議院の予算委員会あるいは参議院の予算委員会等で、いろいろお答えになつたのが新聞、速記録その他でいろいろ私たちは拝見いたしております。その御説明が必ずしも同一の御説明ではないように思うのでございますが、地方財政の赤字が幾らあつて、この地方財政の不健全というか不均衡というか、そういう問題がどのくらいの大きさの政治問題であるか、どのくらいの大きさの国政問題であるかというこ……
○加藤(精)委員 ただいま床次委員から趣旨弁明がありました修正案に対しまして、自由党を代表して一言賛成の意を表します。 他の点は床次委員から申し上げたと同様でございますが、自治警察の財源的確保をいたしますために、単に創設の場合の建設費のみならず、その設備強化に要する経費をも起債の対象にしていただきたいということを、床次委員の方で御説明に述べられておりますので、加えて申し上げたいと思いますが、単にこれら地方団体からの非常な熱望が多いということだけではなく、その熱望の中には非常に根拠のあるものがございますので、政府当局におかれましては、地方団体の起債のわくの拡大に、格段の御留意をお願いいたしたい……
○加藤(精)委員 ただいま議題になりました町村の警察維持に関する責任転移の時期の特例に関する法律案の提案理由を説明いたします。御承知の通り警察法第四十条の三第八項の規定によりますると、十月三十一日までに警察を維持しないことに決定した旨の報告が内閣総理大臣に対してなされたときは、翌年四月一日に警察維持の責任の転移が行われることになるのであります。しかるに若干の町村は、警察を維持しないように住民投票を行うことの議決または直接請求をなした以上は、四月一日まで待つことなく責任転移の時期を繰上げる道を開くことが、民主的であるという請願また陳情が、国会に対し、しきりに行われつつあり、それらのうちの若干は適……
○加藤(精)委員 ただいま委員長からお話のように、法務委員会に参りましたところが、法務委員会側におきましては、刑事訴訟法の一部改正法律案はまだ審議を始めたばかりのところで、各委員は全然意見を出していない時期で、それで質問の終るのが二十二日前後だろうということでございます。それから討議があつて採決になるわけでございますが、合同審査を実施するとすれば、大体法務委員会と地方行政委員会との間にはおそらく意見の対立が員会議録あるだろう。源平の対立のようになると困るから、それで適当な妥協点を見出すために、地方行政委員会の方から委員の方が来てくれて、法務委員会におきまして質問をして、意見を述べていただきたい……
○加藤(精)委員 ただいま滝井委員及び西村委員から地方教育委員会の教育長の問題につきまして、重要な御質問があつたのでございますが、要するに文部省の御努力によりまして、各地方教育委員会に有資格の教育長が設置されまして、西村委員及び滝井委員がその設置を非常に必要としておられるところの地方教育委員会の充実をはかられ、地方自治というものの基礎を磐石の安きに置くことが、西村委員及び滝井委員の御希望であります。そうした意味におきまして文部省は明二十九年度予算以後におきまして、平衡交付金の算定にあたりまして、各町村の教育委員会に必ず有資格の専任教育長を置かれるように、大蔵省に御折衝になる御意思があるかどうか……
○加藤(精)委員 ただいまの大石さんの質問に関連いたしまして、一言御質問をいたしたいのでありますが、教育委員会の可否について初等中等教育局長さんだけに責任を負わせることは、これはあるいは困難かと存じておるのでございますが、それでその点につきましては、なおまた上司に来てもらうとか何とか方法をとらなければならぬと思いますが、現在の法律及び予算のもとにおいて、最も違法を少くして進んで行こうというお考えだということに、私は考えるしかない、そういうように考えております。その点につきまして、大石さんにしかられるかもわかりませんが、現実問題として議事を進めていただきたいと思いますが、その尿に私のふしぎに思う……
○加藤(精)委員 滝井さんの御質問の最初から私聞いていなかつたのでありますけれども、一部負担金のことでありますが、一部負担金の分には非課税は何もしてないのだろうと思う。初診料と一部負担金と、両方とも非課税の範囲外になりますか。その点明らかにしていた、だきたい。
【次の発言】 初診料は一部負担金の中に入つて同じく非課税になるように、これで読めるのですが、どうなんですか。療養給付の方に入るのですか。
【次の発言】 けつこうです。
○加藤(精)委員 地方税法の一部改正法案について修正を予定したいと思いますが、ただいま門司委員から、お述べになりました催しものの映画の課税その他の問題がありますので、その財源につきまして自治庁の方で、いろいろ御苦心をいただきたいと思うのでありますが、それに関連いたしまして三つの事項をお尋ね申し上げます。 第一番目に道路運送法の改正に関連する問題でございますが、これは門司委員がなお詳細に御研究になつておられるようでございますから、私の未熟な考えを申し上げてはたいへんじやまになるような気もいたしますが、自家用トラックによりまして営業をやつておるものが全国的に相当ある、営業免許を受けておりますトラ……
○加藤(精)委員 本件改正法律案は、趣旨におきましてもわれわれ賛成なんでございますが、実施にあたりまして類似法律の古物営業法等を参照してみたのでありますが、運転手またその代理人が出頭しないような場合、私が見た範囲内では、出頭しない者に対しての罰則もないようでございますし、それから出頭しない場合は聴聞会は開けないのだろうと思いますが、そういうような関係で取扱いに困ることがありやしないかと思うことが一つ。これにつきまして、従来は警察犯処罰令なんかに、出頭しないときの処置があつたように記憶しておつたのであります。軽犯罪法にはそういうものがないし、その他どうも見当らない。もしありましたら、お知らせいた……
○加藤(精)委員 昨日からの税務部長さんのお考えがどうも私ども委員の方で納得できないことなのでありまして、これは地方行政委員会と自治庁が見解を同じくして、これからすべての問題に対処して行かなければならぬときに非常に困るので、これについて少し問題を狭めてだんだん解決して行きたいと思つて御質問申し上げる次第であります。所得税の勤労控除が一〇%であつたかということが、勤労所得者と事業所得者との地方税における負担の均衡を阻害したということは、すでにお認めになつておるのであります。しからば今度はオプシヨン・ツーで課税し得るようになれば、地方住民税の負担額もずつとふえて来るわけであります。ふえて来ます場合……
○加藤(精)委員 私この条文を見まして、どうも学問がないものだからさつぱり意味がわからないのですが、第二条の第一項の第一号に「高度の研修」とある。それから二項の一号に「制度及びその運営に関する理論及びその応用」とあるのですが、これはどう違うのか。片方は各論で片方は総論だという意味ですか、これが一つ。 それから第二条の第一項の第二号は、各任命権者が行うところの教育をここで研究するということなのでありますが、これは生徒がやるのか先生がやるのかわからないのです。これはどういうことなのか。大体こういう教育方法論とか、教育行政論とかいうものは、他の場合においては師範教育でやるものなのであります。ところ……
○加藤(精)委員 自由党を代表いたしまして、原案に賛成し、なお床次委員から提案されました附帯決議案に賛成いたします。 原案は義務教育費国庫負担法、児童保護措置費並びに教材費等の法令の改廃による改正並びにベース・アツプ、その他産業統制撤廃、それらによる諸般の適当な改正を加えましたほかに、義務教育費その他の府県の施設の経常費をより十分に保障しようという適当なる改正案と解釈いたしております。なおこの法案の審議中に、五十億の平衡交付金の増額がございましたことは、この地方行政委員会としても大きな喜びとするところでございます。この五十億の増額を有意義ならしめるために、三派共同で提案いたしております附帯決……
○加藤(精)委員 大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、どうも新聞では税制審議会というものを非常に強く扱つておりまして、その税制審議会の案によりますと、現在地方税になつておりまするところの固定資産税、入場税、遊興飲食税等は、すべてこれを国税にするという案が、相当信用のある有力な情報として伝えられておるのであります。それに対しまして自治庁にお伺いしましたら、どうも事務当局の方はあまりタッチしてないようでございますが、汐見先生を会長として相当有力に調査を進めておつて、これは特に総理から下命があつて、その税制審議会というものに相当重きを置くようなことに聞いておるのであります。われわれといたしましては……
○加藤(精)委員 地方自治法の附則第六条の改正につきましては、教育委員会法の附則第七十八条を「市町村の教育委員会は、第四十一条及び教育公務員特例法第十六条の規定にかかわらず、その市町村の助役を当該教育委員会の教育長に任命することができる。」「前項の規定により任命された教育長の在任期間は、昭和二十九年三月三十一日までとする。」というふうに改めていただきたいのであります。 その理由は、もとより教育長の資格は重要な事項でございまするけれども、現在わが国の市町村財政の現状にかんがみまして、便宜市町村の助役をして教育長を兼ねしめる必要がある場合が予想されまして、また現在非常に大多数の市町村におきまして……
○加藤(精)委員 自由党を代表いたしまして、地方税法の一部改正法律案に関する両自由党及び改進党の修正案と社会党両派の修正案に対しましての意見を表明いたしたいと思います。 両自由党、改進党三派の修正案につきましては、事業税及び特別所得税、入場税、狩猟者税、固定資産税、電気ガス税の部門にわたりまして、税制を社会の実情に合致せしめんとして、地方行政委員会におきまして慎重審議いたしたものでございまして、この論点につきましては、両派社会党と全然意見を同じくすることができましたことは、われらのたいへんな喜びとするところであります。 なお社会党の提案につきまして、特に三百十三条の二に関しましては、まこと……
○加藤(精)委員 参議院の提案は、町村合併促進の警察法の特例に関する規定には、相当理解しにくい部面もございますので、国警本部当局からわかりやすいように説明していただきたい、こう考えております。
【次の発言】 ただいまの御説明で、町村の合併の場合のことはわかりましたけれども、町村の全部または一部が市に合併するような場合、それから町村が合併して市を設置するような場合についての適用をも御説明いただきたい。
【次の発言】 三十七条も同様ですね。
【次の発言】 大石委員にお答えいたしまするが、ただいま地方自治庁の次長から言われましたことく、制度そのものの改廃の前提的含みがあつて、われわれがこの法律を審議……
○加藤(精)委員 門司委員の言われるように、この法律案は、もし実施になつて施行の段階になつてから、いろいろな助成規定が動かなくなつた場合におきましては、非常に意外な感じを与えるばかりでなしに新しく合併しても何にもならないから、また解体の議も起るかもしれない危険が多分にあります。ただいま大臣からお伺いいたしますと、大蔵省の方でそういう予算措置を渋つているようでございますから、このままで通過させることはできないと思う、この点につきましては、私の意見といたしましては、この次の地方行政委員会の開会までに、地方自治庁の長官から何とかごあつせんいただきまして、提案者が努力することはもちろんでありますが、大……
○加藤(精)委員 町村合併促進に関する小委員会におきましては、前回の地方行政委員会の後に、数次懇談会を開催いたしまして、各委員より熱心なる御意見の開陳かあり、またその間に参議院の小委員会とも折衝いたしまして、本日小委員会をとじた次第でございます。以上御報告申し上げます。
○加藤(精)委員 第一番目の質問は、地方債の許可に関する件でございます。この件につきまして、大蔵委員会が資金運用部資金法の一部を改正する法律を提案いたしております。地方起債の現在の大部分を支弁しております資金運用部資金についての起債について、地方自治法第二百五十条の許可を不要ならしめんとする法律であります。本件の法律提案を見ましたのは、当地方行政委員会におきまして、起債の許可に関し、政令の定めるところにより、五百万円以上の起債につきましては、大蔵大臣の協議を得ることを要する旨の規定につきまして、すなわち地方自治法第二百五十条の規定の中につきまして、大蔵大臣の協議を要する場合の「政令の定めるとこ……
○加藤(精)委員長代理 これより会議を開きます。
中井委員長が南方視察にお出かけになりましたので、その不在中、委員長の指名により、私が委員長の職務を行いますからよろしくお願いいたします。
まずこの際理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち、委員の異動に伴い、理事が一名欠員となつておりますので、これよりその補欠選任を行いたいと思いますが、これは投票の手続を省略して、委員長より指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、門司亮君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に派遣委員よりの報告を聴取することといたします。すなわち、さきに本国会におきましては、議長の承認を……
○加藤(精)委員 ただいま選挙の常時啓蒙宣伝の経費のことについて重要な審議をいたしておるわけでございますが、この予算編成を担当しております大蔵省の主計当局がいまだに姿を見せないのは、私はきわめて遺憾だと思うのでありますが、これは厳重に委員長から出席を要求していただきたいと思うのでございますが、その点至急おとりはからいを願いたいと考えております。
【次の発言】 主計局長、理財局長いずれもこちらからはお願いしてあるのでございますが、なんのために出席できないのか、現在まで出席しない理由を御調査をいただきたいと思います。なおその上必ずすみやかに両局長の出席をするように、出席請求をしていただきたいと思つ……
○加藤(精)委員 町村合併促進法の実施によりまして、従来市町村合併が特にその必要を認められておりましたのに、さらに拍車をかけられまして、各府県で非常に熱心に論議され、また実行に入つておるところがあるようでありますが、国全体として見た合併の進行状況等について概略を承りたいのであります。さらに自治庁の行政部長が、世界的に見て町村合併の成果をあげたスエーデンの状況を御視察になつておられるということを承りましたので、その状況の概略もあわせて承ることができれば仕合せだと思います。
【次の発言】 町村合併につきまして、次長さんにお尋ねしたいことや意見があるのでございますけれども、ちようど非常に御多忙な大臣……
○加藤(精)委員長代理 これより会議を開きます。
中井委員長は、目下奄美大島を視察されておりますので、私が委員長の職務を行いますから、よろしくお願いいたします。
まず国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち本国会におきましても、地方行政の実情を調査し、その健全なる発達に資するために、地方自治、地方財政、警察及び消防に関する事狽につきまして、調査をいたしたいと思いますので、この旨議長に承認を求めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 それではこれより昭和二十八年度修正地方財政計画について、政府より……
○加藤(精)委員 今般提案いたしました町村の警察維持に関する責任転移の時期の特例に関する法律案の提案の理由並びに法案の概要を申し上げます。概要と申しましたが、お手元にお持ちにならない方があるかと思いますので全文を明説いたします。 町村の警察維持に関する責任転移の時期の特例に関する法律案 警察法(昭和二十二年法律第百九十六号)第四十条の三第六項の規定に基き警察維持に関する責任の転移が行われることに決定した旨の報告のあつた町村のうち、当該町村長がその議会の同意を得て、警察維持に関する責任の転移の時期を同条第八項に規定する時期より繰り上げたい旨を国家公安委員会を経て内閣総理大臣に申請し、その……
○加藤(精)委員 提案者の一人といたしまして北山委員さんの御質問にお答えいたします。法律上のことは非常に不得手でありまして、第一部長からすでにお答えいたしておる通りだろうと思いますが、法文の中にはよく但書をつけて、そうして本文を全部但しに入れてしまつて元も子もなくしてしまつているのがずいぶんあるのでございますが、それに比べますと、この四十条の三の特例案におきましては、本日参考人として来られました小町のごとき場合は、無理にも繰上げることはいたす趣旨でもありませんし、町村の任意選択及び内閣総理大臣の承認にかからした点におきまして、やつぱり一種の特例になるのでありまして、大部分は四十条の三の第八項に……
○加藤(精)委員 私は自由党を代表いたしまして、本案に賛成の意思を表示いたしたいと思います。以上。
【次の発言】 動議を提出いたします。
今次公務員の年末手当及び給与べースの改訂にあたり、地方自治体においては過年度の赤字繰越し、風水害、冷害などの災害による支出の増及び歳入の減少によつて、国家公務員に準じての措置をなすに支障を来す事態を生ずるおそれある地方団体には政府は誠意ある資金措置を講ずるよう努力すること。
右決議する。
以上のような決議を満場一致御採択あらんことをお願いいたします。
○加藤(精)委員長代理 ちよつと大石さん、お待ちください。今のは地方自治体と保安庁との関係がしつくり行くように、互いに地方行政に協力するとともに、保安隊の運営にも協力するようにしてもらいたいという多分に精神的な面を大石さんは強調しておられるのですから、そういうふうな意味で御答弁願えば非常によいと思います。
【次の発言】 町村合併促進法の一部を改正する法律案を議題としてこれより質疑に入ります。御質疑の方は御発言を願います。
【次の発言】 この際門司さんの御質問に関連いたしまして、義務教育についての行政的な考え方について行政部長に一言だけ承つておきたいと思います。一体義務教育というものは、国の委任……
○加藤(精)委員長代理 これにて委員会を休憩いたします。 午後二時十八分休憩
○加藤(精)委員 ただいま藤田委員から審議順序につきましてお話がありましたけれども、地方税法改正案の要綱につきまして、まだ引続き御説明をしていただきたい部分がありまして、それを要求しようと思つていた途中でございますので、大体理事会決定通り進行を願つた方がよろしくないかと考えております。
【次の発言】 ただいまの北山委員の質問に関連いたしまして――いろいろ新しい問題が起きつつあるのでありますが、私は北山委員が平素抱懐しておられます中型自治体と申しますか……(笑声)県と市町村との中間に属する団体が、直接国の行政庁に連なるという構想を、非常に重視しているのであります。自治庁長官の、今回の合併促進法は……
○加藤(精)委員 委員長にお尋ねしますが、起債の関係以外は質問していかぬという御決定でございますか。
【次の発言】 そんなら遠慮いたします。
【次の発言】 最初に資金関係のことをお尋ねしたいのでありますが、公企業会計の二十九年度の計画が二百四十億、そしてこの起債計画によりますと、そのうち百七十五億が政府資金になつておるようでありますが、たびたび財政部長からお話を承りますと、これでは電力関係と水道関係の継続起債の七割強ぐらいしか充足できないということでございますが、そういうことになりますと、場合によつては、水道の建設がだんだん進渉して、水が出るだろうと思つて当てにしておつたようなところに人口が増……
○加藤(精)委員 保険金の問題は……。
【次の発言】 政府委員の御答弁は、いれずも最も重要な点をわざと避けておられるか、質問の趣旨がわからぬような答弁のような気がいたして、はなはだ失礼でありますけれども、全面的な了解を申し上げることができないのでございますが、第一番目に二十九年度の地方財政計画樹立並びにこれに伴う諸般の企画につきましては、まず第一に考えらるべきことは、何と言つてもこれは地方税制改正とかなんとか、そんなような問題ではないので、交付金制度を交付税制度に切りかえるというようなことではないので、まず第一限目が地方財政規模の拡充であるということは、当委員会といたしましても一人も異議なく望……
○加藤(精)委員 関連して。ただいま阿部委員から申されたことは、私も最初御質問の趣旨がよくわからなかつたのでありますが、橋梁その他各種のむずかしい工事を県が土木工事として請負いに出します際に、この建設業法でロー・リミツトを設けることができないことになつております関係から、どうしても落札をしたいばかりに、あまりに不当な価格をもつて入札をいたします結果、県の工事に欠陥がありまして、工事が執行不可能になりましたり、それから増し工事増し工事となつたりいたしまして、かえつて経費を食う場合がたくさんあるのであります。こういうようなことのために、建設業法の改正そのものは、建設省の問題ではございますが、この建……
○加藤(精)委員 議事進行。ただいま西村委員及び北山委員からるる議事進行について御発言がありましたけれども、西村委員のおつしやいますのは、はなはば失礼でございますが西村委員が理事でないかのごとき態度をもつて、理事会もう少ししつかりしろというのでありまして、これはどうも何ともかんとも、同僚としてひとつ十分御発言に注意していただきたいと思つております。なお北山委員の御発言は、警察法の審議を非常に丁寧にすべしという議論のようでありまして、この点につきましては、すでにもう数十分前に法務大臣並びに政府委員も御出席になつておられますのに、社会党の方が一人も姿をお見せにならない。そうして審議が進まないと言う……
○加藤(精)委員長代理 ただいま法務大臣に、緊急に予算委員会から来てくれという依頼がございますので一応法務大臣に対する質問を若干延期いたしまして、後談また行いますから、御了承を願います。
○加藤(精)委員 大臣の御答弁の前に、いろいろ大臣の御発言等にからんで、いろいろな質問がこの間中から委員会でありますので、それについて私の率直な意見を申し上げまして、しかる後に大臣から御答弁をしていただくことにいたしていただきたいと思うのであります。たいへん横暴なことでございますが、お許しを願いたいと思います。 この数日間の質問を見ますのに、今度の警察法のできの悪い点もあるかもしれませんが、できのいい点をも否定して、ことさらにできを悪く解釈しておるような傾きがあるように考えられるのでございます。たとえば保安隊の問題等も、これは私たちの体験からいたしまして、私たち地方で市町村の役場をあずかつた……
○加藤(精)委員 この問題につきましては、事重大でございますので、理事会でおきめいただくように、従来の慣行に従つてやつていただきます。
【次の発言】 前言を取消します。
【次の発言】 藤川委員から本員の言わんとするところを、ことごとく発言していただきましたので、もはや申し上げることはないのでありますが、何しろ約一兆の予算の中で、地方財政計画に四億幾らという影響が出たということに食いとどめ得たのは、本日御出席になつておられます青木政務次官以下の異常なる政治的努力によるものだと思うのでありまして、利害関係の違う党与党の間をよく折衝されてここまでに影響を少く食いとどめていただいたことに対して、私たち……
○加藤(精)委員長代理 北山さんに御相談申し上げますが、大体地方税法改正要綱(税目別)という要綱の目次に従つて税目別に質疑をやりたいという御意見の方が非常に多いようでございますので、なるべく簡単にお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
この地方税法改正要綱(税目別)の目次に従いまして、第二の道府県民税から質問を開始することにいたしたいと思いますが、よろしゆうございますか。――御異議がないようでございますから、さように決定いたします。
【次の発言】 そうです。
それでは道府県民税から始めます。
【次の発言】 了承いたします。
○加藤(精)委員 関連。北山委員からたびたび同一問題について、ことに租税理論上の御質問がありましたので、なかなかわれわれとしても研究の余地のあることだとは思いますけれども、どうも租税原則の中に公平原則しかほかにないというような御議論は、北山さんは租税原則の中で租税理論上の法則や地方税法の原則や、百も千もたくさんの原則のあることを御承知の上で、租税原則の中には公平原則以外に全然ない――公平原則をもし押し通すなら、十五人乗りのバスと十六人乗りのバスと十七人乗りのバスと十八人乗りのバスと、全部の税率をかえなければならないことになるのであります。そういうようなことはとうてい行われないことで、ある程度公……
○加藤(精)委員 本会議が今日は二時半から開会の約束になつております。午後継続して悪いという何らの理由はないのであります。ごとに本日は地方税法に関する一般質問を午前に終了予定のところ、延期になつておるわけでありますので、できるだけ進捗をはかつていただきたいと思います。
○加藤(精)委員 税目別の質疑は、第二の道府県民税に入りましてから、たまたま国務大臣が見えられたので、便宜一般質問にしたのでありまして、道府県民税からお始め願います。
【次の発言】 関連して。道府県民税の問題につきまして、その理論構成というようなものにつきまして、北山委員及び門司委員からいろいろ御説明があつて、政府から御答弁があつたのでありますが、理論的に言いますと、どうも私も北山委員や門司委員の説の方が正しいように思うのであります。しかしながらそれは実際問題といたしまして、私、六つの県の地方課で実際上戸数割と戸数割附加税なんかの関係で、県税だけ先に納めよう、あるいは市町村の附加税だけ先に納め……
○加藤(精)委員 せつかくの門司さんからの御意見でありますが、なまこみたように、うにみたように、くらげみたようにまだ固まらないものの要綱をもらつて、それを審議の参考にするということは、与党の部内でも十分意見が一致しないのですから、これらの審議にも相当長時間を要しますので、なるべくならばそういうものなしに審議を進めていただきたいと私たちは考えております。
【次の発言】 各派申合せによる理事会を開くために暫時休憩していただきたいと思います。
【次の発言】 委託を受けておりますから大丈夫です。
【次の発言】 関連。門司先生はこれまた百も千も御承知の上御質問なんで、まつたく驚くのでありますが、各県庁の……
○加藤(精)委員 現在のわが国地方行政の最大の弊害の一つは、府県がその委託されたところの行政を実施するのに、府県に財源がないときには市町村に寄付を申しつける。市町村が当然やるべき業務について、財源がないときには、PTAとか、あるいは任意団体をつくつて負担をさせるとか、そういうような弊風が至るところにあるのであります。そういうことは国としても取締らなければなりませんのにかかわらず、国が財源が少いことに籍口して、地方団体に寄付を申しつけて仕事をするというようなことは、もう何のことだが、まさにあきれたさたであります。それを聞くところによりますと、国会議員の一部やあるいは政府の一部が関係しているのじや……
○加藤(精)委員 ただいまの御説明を承りますと、家屋につきましては、時価であるけれども、田畑につきましては利潤を還元して資本価格を評価するということなんですか。その点をひとつ伺います。
【次の発言】 そういたしますと、水田の場合でありますが、早場米奨励金、完遂奨励金、超過供出奨励金が非課税になつております関係で、利潤が非常によいものだと思うのでありますが、そうすると、それがめぐりめぐつて固定資産税の方で増徴される結果になるのでありますか。
【次の発言】 農業については事業税をかけないということに対して、自治庁の方では、政治的な圧迫やその他は別として、理論的にはどうお考えになつておられますか、そ……
○加藤(精)委員長代理 引続き地方財政法の一部を改正する法律案の逐条説明を願います。
【次の発言】 これより以上二つの法案に対しまする質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。門司亮君。
【次の発言】 床次徳二君。
【次の発言】 北山愛郎君。
【次の発言】 北山委員に申し上げますが、非常に重要なことで、目下地方団体の資金の逼迫の事情にかんがみまして、適切な御質問と御応答でありますが、何しろ両法律案の成立を相当急がなければならぬ関係がございましてできれば二つの法律案の内容について御質疑あらんことを希望いたします。
【次の発言】 石村英雄君。
○加藤(精)委員 関連して。この際地方交付税についてわれわれ地方行政委員会側の意向、考え方を、端的に述べまして、十分ただすべきところはただしたいのでありますが、しかしわが国現在の財政関係から見まして、国策として緊縮方針をとるというようなことでありますので、私たちは政府原案を支持する立場で、交付税を考えているものでありますが、どうも地方行政側や、地方行政委員会の有力なるメンバーが入つている地方制度調査会の意見を、政府側並びに大蔵省側が相当チエツクしている傾向があると思うのでありまして、その点につきましては地方制度調査会並びに地方行政側の意向を、もう少し尊重してもらいたいということを明らかにしたい……
○加藤(精)委員 自由党を代表いたしまして、床次委員外三名の提案にかかる修正案に対しまして、入場税に関しまする部分を除きまして全面的に賛成をいたさんとするものであります。 今回の画期的な国税、地方税を通じましての大規模な税制改正は、現在の税制は国、府県、市町村にわたりましてきわめて複雑なる構成を持つておるので、本委員会の小委員会におきましては非常なる苦心をもつて、その機構の解明に努力いたしまして、住民負担の軽減と、各地方団体間の財源の配分をできるだけ理想に近きものにする意図を持つて検討して参つたのでありますが、一方衆議院の各常任委員会よりも、非常に多数の修正意見が出されておつたのであります。……
○加藤(精)委員 地方行政委員会の大多数な全部の委員は、政府が地方財政に対しましてとつておりまする処置について、なお十分満足しておるというわけではないというふうに私には感ぜられるのでございますが、今回床次委員外三名の御提案にかかる線の修正案は、その最低限を示すものではないかというふうに私たち考えるのであります。あるいは地方行政委員会の委員の一部には、より程度の高い修正案を提案したいという気持の方があるのではないかと考えておりまするが、そういう気持に対しまして政府御当局、特に大蔵省当局におかれましては、この修正案につきましてどういう御見解でありまするか、念のために承つておきたいのであります。
○加藤(精)委員 関連……。ただいま門司委員のおつしやられたことは私たちもまつたく同感なのでございますが、目下わが国は、国内国外にわたりまして多事多難でありまして、ことに東南アジアの賠償等の問題が急進展を続けておる際で、大蔵大臣はこの国家的大事業等で非常に多忙な事情がある模様であります。しかも一方、現内閣の政務次官は、与党として最も優秀なる人材を配置してあるのであります。ことに大蔵政務次官は、長年大蔵省におきまして事務を遂行し、その実力、声望ともに現政府の重要人物でありますから、大蔵大臣の意のあるところをことごとく体して責任のある答弁をいたすことになつておりますのはたのもしい限りであります。こ……
○加藤(精)委員 関連して。門司君の御質問は、この国会になつてからも、その前の国会におきましても、もう何度繰返されたかわからない点でありまして、それに対する御回答もあつたのでありますが、私は大体問題は解決していると思うのであります。これに対して自治体の機関に委任され、または団体に委任されている委任事務に関しては、国警長官の言うのが当然だと私は思うのであります。委任事務だから、国が都合によつて機関に委任し、あるいは団体に委任する。地方自治法の中には、警察は市の業務だと書いてある条文は一箇所もない。普通地方団体に対して委任してあるのであるから、その点で国家が府県という団体に委任し、市という団体に委……
○加藤(精)委員 関連して。先ほどから数時間にわたりまして、附則第十五項を中心として御議論があるのでありますが、どうもはなはだしく私は遺憾にたえないと思うのでありまして、この点についての質問をいたしたい。附則第十五項の規定には「条例で定めるところにより、手当を支給するものとする。」とある、「支給するものとする。」というのは、私の解釈では、必ず支給しなければならないというので、ちつとも心配がない規定じやないかと思いますが、これに対しての国警長官の御回答をお願いいたします。
【次の発言】 すでに国警長官から御説明がありましたように、附則第十五項は義務規定でありまして、条例でその県で金の都合か何かで……
○加藤(精)委員 関連して。法務大臣の責任問題、その他の問題は、地方行政委員会の議事に関係ないのであまりして、そういうことについて論議をしている時間がございますれば、政策の審議にわれわれ国会議員としての職責を果させていただきたいのでありまして、議事を正常の軌道にもどしていただくように、議題を中心としての審議を始めるように――。
〔「委員長、あれは議事と違うじや
ないか。」と呼び離席する者あり〕
【次の発言】 中井徳次郎君。
【次の発言】 大石ヨシエ君。
【次の発言】 大石委員に申し上げますが、海上保安庁より朝田総務部長、抄本警備救難部長が大石委員の要求に応じて出席いたしておりますの……
○加藤(精)委員 私は中井委員からの質問のございました点は、今度の警察法の警察民主化を推進する部分の問題として非常に緊切な、基礎的な問題だと考えますので、中井委員が聞かんとしておる部分の一部分を構成する部分を、御質問したいと思うのであります。今度の改正によりまして、公安委員の非適格者の規定は、ちようど軍隊におけるシヴイル・コントロールのような形になつておると思うのでございますが、この点につきまして元は官僚化を是正する、官僚化の色彩をなくするという考え方でおつたのが、今度は警察の特殊な型から、より公平な考え方をさせるという意味だろうと思うのでございまして、そういう意味からいいますと、この制度をシ……
○加藤(精)委員 町村合供促進法の改正案につきましては、もはや逐条審議に入られることと思いますが、その前に二つの点について、個々の事件じやないから一般質疑としてちよつとお伺いしておきたいと思つております。 一つは、今度の合併促進法に対する法律的な疑義でございますが、合併促進法の準用を受けるAという市に隣接してBという町村がある。そのBという町村に隣接してCという町村がある場合であります。そのまん中の、市に隣接しておりますB町村の一部落ないし数箇部落が、実質的にAという市と一体をなすものと認められる連檐櫛比の状況にある場合におきまして、A市とB町村のその部分とが一緒になり、B町村の残存部分とC……
○加藤(精)委員 関連……。ただいま林野庁長官から実に意外なことをお聞きしたのでありますが、それが現状であるとするならば、わが国で現在行つているところの愛林思想宣伝、造林運動というようなものがあまり効果をあげていない、林野庁の御指導方針が国民に徹底していない、市町村にも徹底していないことになる。これは非常な大問題だと思う。すべてこういう政府の、あるいは国家としてやる運動は、いいポイント、いい時機をつかまえて実施するのが賢明な策だと思うのでありますが、こういう町村合併というような絶好の機会に、町村合併推進本部並びに林野庁御当局が思い切つた宣伝をしてくださいまして、そうして新町村の誕生をお祝する記……
○加藤(精)委員長代理 西村君に御注意申し上げますが、理事会の決定によりまして逐条審議に入つておりますので、条文に従つて御質問を願います。
【次の発言】 了解しました。斎藤国警長官。
【次の発言】 引続き逐条質疑の通告者がございますので、順次質疑をお願いいたします。西村力弥君。
【次の発言】 西村委員に申し上げますが、今答弁の資料をとりまとめ中でございますので、他の質問を先にしていただけませんか。
【次の発言】 藤田義光君。
【次の発言】 政府委員に申し上げますが、自分の市町村の大事な公安条例について必要な改正を加えないなどという市町村はないはずでございますので、その点はそういう場合を予想しな……
○加藤(精)委員 議事進行。ただいま西村理事よりるる御意見の発表がありましたが、本日の委員会の取進めにつきましては万遺漏ない処置がとられてあるのでありまして、法務委員会及び人事委員会との連合審査は、各委員長が日どりを決定されたのであります。なお地方行政委員会におきましては、この連合審査を受入れる条件といたしまして、合同審査会は一日ということに決定しておるのであります。しこうして本日、いかなる理由があるにしろ、人事委員会側からは最後にお残りになられました委員さんに対しまして、質問をしてくださる委員さんを連れて来てくれるように進行係の理事よりお願いいたしましたところが、棄権と認めてもよいという御承……
○加藤(精)委員 関連して。私も床次委員の疑問を持たれておつた疑問を長く持つておるのでございまして、率直にお尋ねして御意見を承りたいと思つております。問題は十六条と三十六条と、それから例の五条の関係でありますが、どうも現行の警察法によりますと、第二十八条には、各都府県に、国家地方警察本部を置くとなつております。それから四十条には「市及び人口五千以上の市街的町村は、その区域内において警察を維持し、法律及び秩序の執行の責に任ずる。」とあります。この二十八条と四十条との関係は――私は法律のことはよくわからないのでありますけれども、大体国家地方警察本部を置くというのは、これは一種の昔の官制みたいなもの……
○加藤(精)委員 関連して……。ただいまの御質疑、非常に興味深く拝聴したのでありますが、三十七条三項の場合具体的にはどういう問題になるか。私は三十七条の第一項にほとんどすべての経費を網羅しておるような感じがいたします。しかも説明によれば人件費、被服費、赴任旅費、人当庁費等は全部国庫補助から除外になつておるのであります。あと残るところはどういう経費があるか、ちよつと想像がつきかねるのでありますが、実質的に、どういう部分が連帯支弁がいいか、あるいは国庫支弁がいいかという対象ですね。地方財政法の十条、十一条で考えるのがいいか、十六条で考えるのがいいか、その対象になる分野の経費はどんなものでしようか。……
○加藤(精)委員長代理 猪俣委員に御注意申し上げますが、発言は委員長の許可を得てからしてくださるようお願いいたします。
【次の発言】 議員さんの私語を禁じます。
【次の発言】 猪俣委員に御相談申し上げますが、実はただいま第五章以下の逐条質疑にあてた時間でございますので、もしおさしつかえなかつたら御質問はこの程度に願います。
【次の発言】 ただいまの猪俣委員の御発言に対しましては、理事会におきまして十分協議いたしまして善処いたしたいと思います。
【次の発言】 次の通告者の質問に移ります。中井徳次郎君。
〔西村(力)委員「委員長々々々」と
呼ぶ〕
○加藤(精)委員 自由党を代表いたしまして、原案並びに三派の修正案に対しまして、賛成の討論をいたしたいと思います。 地方自治法の改正は、警察法の施行あるいは町村合併の振興その他に照しましておおむね妥当な改正と存じます。なお警察法案に対する三派修正があとから出て来ましたために、この修正案のような修正を必要とすることは当然でございますので、この点に賛成いたします。 市町村職員共済組合法案につきましては、原案は一般の市町村職員に対しましての公傷病等の救済、災害時の事故の発生に対する処置並びに一般雇用員に対する社会保険的な要請を具現在したものでありまして、その趣旨きわめて適当と思うのでありますが、……
○加藤(精)委員長代理 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
それでは本日はこれをもつて散会いたします。
午後三時五十二分散会
○加藤(精)委員 議事進行について……。いろいろ各党各派におきまして非常に論議を尽した問題ございますので、この程度で質疑を打切り、ただちに討論を省略して採決に入られんことを動議として提出いたします。
【次の発言】 討論を省略ということの動議を提出しておいたのでありますが、それでは再びその動議を申し上げます。
討論を打切り、たたちに採決に入られんことを動機として提出いたします。
【次の発言】 ただいまるる床次委員と植木政務次官との間の御問答を拝聴しておりまして、私考えまするのに、どうも国会の論議というものは、国民全部が非常に大きな関心を持つている論議であるにかかわりませず、そうしてその論議は最……
○加藤(精)委員 本日当委員会に大蔵大臣及び主計局長がお見えになりましたことは、いまだかつてないことでありますが、これくらい明確に地方財政再建整備法について御賛成の意思の発表のあつたことはないのでありまして、この点について関係者一同としてまことに心強く、また頼もしく感ずる次第でございます。政府当局としてはいろいろなお立場もありましようし、また細部のことはいろいろ御折衝申し上げる点があると思いまするが、政府御当局ができるだけひとつ地方財政の現状を十分御同情いただきまして、県市町村は国家の子供なんでありますから、親が子供を愛するというような愛情に基いて、この問題につきましての諸般の措置をとつていた……
○加藤(精)委員 政府提出法案が非常に急ぐようになつていると聞いておりますが、政府提出法案は現在まだ審議未了のものが五件しかないことになつているそうであります。しかしながら奄美大島の復興特別措置法は、政府提出法律案に準ずる重要性を持つているのでございまして、国内的、国際的な政治的意味もきわめて重大でございますから、地方行政委員会としては、各派の理事がただいまよりただちに参議院の地方行政委員会におもむきまして、特にこれの取扱いは今国会中に必ず参議院の委員会及び本会議を通過するように努力方を、参議院地方行政委員会の各派に懇請して来たいと思いますが、その取扱いをなさることについて委員会の御同意を得た……
○加藤(精)委員 政令というのはむしろあとからの話で、こういうことを政令できめる、それ自体とんでもないことで、ぼくら法律をつくるときには、そんなことは予想しておらない。そこが問題なんです。政令の解釈ではなく、政令をつくつておるのが悪いというのてす。
【次の発言】 他の委員からもいろいろ話がありましたが、どうも私はただびつくりするばかりで、何とも申し上げようも何もないのであります。法律で教科書供給事業というものは政令で定めるものとしてありますが、それが二分の一以上取扱わなければ適用にならないとか、それから法律で大衆飲食店というものをきめて、そこの一人一回の料金が百二十円以下であるということをきめ……
○加藤(精)委員 この附則第一の六箇月以内に政令が出ない場合、この質屋営業法の公布がない場合、議決されなかつた場合、従来の質屋法案のは第五条の違反になりますか。
【次の発言】 関連して。出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案の問題と関連して、質屋営業法の一部を改正する法律案の生れるまでのいきさつについて、いろいろ考えさせられることがありますので、これは主として立法のイニシアチーヴをとるのが、どうも各省というようなことは考えられないことであるけれども、政府提案でもございますし、法務省が主になつて主張されたものか、それとも大蔵省が主になつて主張されたものかということが第一点。それから第二……
○加藤(精)委員 ただいま警察庁長官から、自治警から県警察への転移、もつと詳しくいえば自治警及び国家地方警察から府県警察への転移の円滑に行われましたことにつきまして御説明がありまして、この警察法の改正に参画いたしました委当員会としては、まことに御同慶に存ずる次第でございます。なお長官が引続きわれわれの委員会とともに警察行政に精進なされることにつきましては、委員会を代表して敬意を表します。 なお、長官からも言及せられましたことく、新警察への財源付与の点について、あるいは十分ならざるものがあるやに聞いておりますし、また地方行政常任委員会が各府県を視察いたしました結果によりましても、往々にして十分……
○加藤(精)委員長代理 これをもつて散会いたします。 午後一時二十一分散会
○加藤(精)委員 ただいま自治庁の次長から初めてわれわれが長年要望したような地方財政計画の立て方についてのお話を承つたのでございまして、われわれとしてはまことに欣快にたえない。こういう地方財政計画の考え方をしていただきますようにと思つて、過去私たち新米としては二箇年間、そのほかの委員としては長年主張し続けて来たわけでございますが、自治庁におかれましては命がけで、そういうふうな考え方の実現をはかられるべく、ひとつ政治力を発揮していただきたい、こう考えておりますが、これに関しまして特に私が考えておりますことを申し上げまして、塚田国務大臣以下の御批判をいただき、また御意見も承つておきたい。そう思うこ……
○加藤(精)委員長代理 他に田中参考人に対しましての御質問はございませんか。――御質問もないようでありますから、田中参考人よりの事情の聴取はこれをもつて終了いたします。
【次の発言】 ただいまより、今日までの町村合併促進状況について政府より説明を聴取いたします。小林自治庁行政部長。
【次の発言】 皆様にお知らせいたします。町村合併促進法の運営に関しまして、関係各省より説明員に出席してもらつております。説明員の名前をこれから読みますから、説明員には御起立願えばたいへんありがたいと思います。農林省渡辺林野庁調査課長――郵政省渡辺郵務局次長――運輸省細田国有鉄道部長――日本電信電話公社田辺運用局長―……
○加藤(精)委員長代理 通告がございましたので、横路節雄君。
○加藤(精)委員 国家消防本部長にお尋ねするのでありますが、町村合併が新市または市に吸収合併という事例がたいへん多いのでございますが、そういう際におきましての消防の構成の仕方につきまして、いろいろな形があるだろうと思いますけれども、大体どういうふうなぐあいに進行しているか、大略のところでいいから実情を御説明願いますとともに、また国家消防本部としてはどういうふうな方針で御指導しておられるか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 消防本部長にお尋ねいたします。現在の消防組織法では、消防団は一市町村に二つ以上あることを認めておらないんじやないかと思いますけれどもその点どうでございますか。
○加藤(精)委員 議事進行について。門司さんからるる議事進行について御意見がございましたけれども、いろいろ社会党の方たちの間にも月曜は御都合の悪い方もございますし、かれこれ諸種の事情を勘案いたしまして、この佐賀県議会の問題につきましては、保守側の質問もこれを自制いたしまして、同じく社会党側の御発言も自制していただくことにいたしまして、大体のところで打切つていただきまして、そして門司さんの十分なる御質問の時間を確保いたしたい、そういう考えでございますが、そういうふうな方法によりまして議事を進められんことをお願いいたします。
【次の発言】 ただいま議事進行について北山委員から御発言がありましたが、……
○加藤(精)委員 関連して。北山さんの御質問に関連質問をたびたび長くいたしましたけれども、間もなく、われわれの委員会もおしまいになりますので、お許しをいただきたいと思います。この警寮費の問題は、これは警察法という一本の制度の関係の問題と、それから地方財政制度全般の問題との交錯点にある問題なのでございまして、その面から見まして、一応は私も北山さんと同じような疑問――百億の財政措置不足に対して五十億の財政措置、しかもその五十億にも四、五億足りないというようなことになりますと、北山さんと同じような感に打たれるのであります。しかしながらどういたしましても、これは実際の財政支出とそれから地方財政計画とい……
○加藤(精)委員 消防に関する小委員会の御報告をいたします。 十一月十一日午後二時小委員会を開きまして、慎重審議消防問題についての研究をいたしました。内容は主として消防公営法、その中におきまして火災予防、危険物取扱条例委任の問題、その他公営の少額火災保険の問題等についてでございます。特に著しい問題につきましては、現在の一般火災保険事業が保険金支出そのものがきわめて低率にある現状にかんがみまして、公営少額、火災保険がむしろ国策としてとるべき方法ではないかという議論が相当強かつたのでございます。なお滝野国家消防本部長並びに同本部の横山総務課長等より、火災の現状並びに消防法の改正語聾点その他につき……
○加藤(精)委員 ただいま北山委員のお説に、ある市町村に補助金を出すとか、あるいは施設をしてやるという場合でございますから、ある特定の市町村に補助金を出すとか、施設をしてやるというような、そういう恩恵的な事項を実施する場合には、それを内閣の中で統一して協議会みたいなものを開いて、そこを通して補助をしたり施設をしたりしてやる、こういうようなことか必要じやないか。で、われわれはむしろその役割を自治庁がやつてくれることを望むわけでありまするが、そういうふうにしましたら、その弊害がなくなるのではないか。各省の補助の指令を出す場合におきましては、自治庁の方を一応のぞく。そうして少額補助でもつて大きな経費……
○加藤(精)委員 ただいま本委員会におきまして議決になりました昭和二十九年度の地方交付税の総額等の特例に関する法律案に対しまして、自由党並びに日本民主党を代表して動議を提出いたしまして、附帯決議を付せんといたすものであります。 その案文を朗読いたします。 附帯決議 警察費の不足額四十億円を是正するための地方交付税の率の修正について今回政府がとつた措置は、地方交付税制度の本旨にかんがみ、適当であるとは思われない。よつて政府は、昭和二十九年度の地方交付税の清算に当つては、右地方交付税制度の本旨に基く措置をとるよう速やかに改正法律案を提出すべきである。 右決議する。 決議の趣旨につ……
○加藤(精)委員 関連して。ただいま北山委員から、自由党が地方税の増税を計画しておるというようなお話がございましたが、自由党の方で考えておりますことは、決して単純な地方税の増税を考えておるわけではないのであつて、これは国民負担においてこれ以上重課することができないことは、自由党といえどもわかつておるのであります。財源の分配の問題にこそ重点があるので、国税でやたらにとらないで、地方税でよけいとらせてくれという主張なのでありまして、自由党が地方税を計画しておるというように簡単に言われますと非常に因る。その形態が交付税の交付率を上げることになりますか、それとも交付税の徴収部分を少くして、それを地方の……
○加藤(精)委員 委員長からも御要求がありますので、非常に簡単に申し上げますので、非常に簡単にお答えを願いたいのであります。 地方行政委員会の行政の面からの感じでございまして恐縮ですが、自治警察は、先ほど国家警察長官が言われましたように、国警以上によく検事当局に打合せて逮捕状の請求をしているということでございますが、この点につきまして、私は固有事務または委任事務にかかわるところの捜査の事務を、地方行政事務として自治体は非常に円満に運営しているというふうに考えておるものであります。その点につきまして警察法全体の改正がございますものなら別でございますけれども、そうでない際に、自治体警察並びに市町……
○加藤(精)委員 関連して一言、建設委員会側の御意見に対して意見を申し上げさしていただきたいのでありますが、これはまた質問でもあります。どうも道路経費は地方団体の経費でないかのごとき御発言があつて、私たちは非常に奇異の感に打たれているのでありますが、道路経費は自治体存立の基礎であつて、その村の道路がよければその村の自治はいいのでありまして、どうもさつきからの御発言は非常にふに落ちない点が多いのでございます。その点について自治庁当局はどうお考えになつておられるかという点が一つ。 第二番目に、今度のこの揮発油譲与税法を読みますと、建設省で道路五箇年計画がきまりますと、道路の面積に対する総理府令が……
○加藤(精)委員長代理 公述人をお願いいたしておりまする鵜飼信成君が到着されましたので、ただちに公述をお願いすることにいたしたいと存じます。鵜飼信成君。
【次の発言】 鵜飼教授にいい機会でございますのでお伺いしたいのでありますが、この世界の文明国というか、比載的大国の警察の制度をいろいろお聞きしたり調べたりいたしましても、警察の中央機関の運営について、行政委員会に責任を持たしておるというところは多くないように思うのでございますが、相当多いのでございましようかどうか。と申しますのは、いわゆる都市自治とかいろいろそういう方面から、都市の警察制度について行政委員会が管理しているようなところがあるよう……
○加藤(精)委員 当局側が陪席拝聴しませんのは、他にいろいろ議会要務等があることからであろうと思つております。しかし、それはこの委員会の構成には関係ないのです。主として委員がこの公聴会において公聴するわけでございますから、進行だけはしていただいて、その間極力出席を督促していただきたい、こう思つております。
【次の発言】 非常に簡単でありますが、まず原口忠次郎先生にお尋ねいたします。国家的な事犯に関して、自治体警察に国の介入をある程ど認めることが必要だろうというお考えをお述べになられましたのですが、それに関連いたしまして、FBIのようなものと、行政警察、自治体警察等と二本建にすることが、わが国の……
○加藤(精)委員 川崎の市長さんにお尋ねいたします。その前提として一言だけ申し上げたいのですが、地方行政員委会におきまして、数箇月前に全国を二班にわけまして、少数の県ではございましたけれども、地方行政の実態調査をいたしました折の結論で、第一班、第二班の一致した見解として、府県の財源が少いために府県は市町村に非常に負担金をかける、そして地方財政は混乱する。そこで府県の財源をもう少し十分にしなければいかぬじゃないか、シヤウプ勧告によって、市町村は府県に比して比較的恵まれておる、そういう一つの結論が出たと私たち考えております。本日お二方の御意見を伺いますと、おのおの府県側、市町村側を土台にして議論し……
○加藤(精)委員長代理 了解いたしました。受田委員。
【次の発言】 受田委員に申し上げますが、次々と御熱心な、非常に実のある御質問でございまして、また政府側の答弁も実に懇切で、またりつぱな御答弁でございまして、引続き傾聴いたしたのでありますが、すでに相当長期間お約束の時間を超過しておりますし、次々とたくさんの質問者が控えておりますのでこの辺で休憩をして……。
【次の発言】 それでは簡単にお願いいたします。
【次の発言】 両方合せてすでに一時間十分になつております。御質問だけの時間もすでに経過しております。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午後二時半より再開いたします。
午後一時五……
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