加藤精三 衆議院議員
27期国会発言一覧

加藤精三[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-30期
加藤精三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは加藤精三衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
加藤精三[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-30期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

加藤精三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会 第21号(1955/06/03、27期、自由党)

○加藤(精)委員 簡単に三つばかりお尋ねしますから、簡単にお答えいただきたいのですが、第一に、国内石油の開発の方針というものは、政府の非常に長い間の方針で、これは途中から変更するといったって困るので、山形県の内陸油田のごときは、そのためにたくさんのものを、県の財政が窮乏しておるにかかわらず、なけなしの金で道路を作ってしまって、鉄橋を三本もかけちゃって、今さらやめるということになるとこれは非常に困るので、そういう意味からもほんとうに石油生産関係の方が国策に応じて一生懸命になって下さるという御熱意を持ってもらいたいのですが、ただいままで承わると、何だか御熱意が国会議員ほどはないように思うのでありま……

第22回国会 商工委員会 第37号(1955/07/08、27期、自由党)

○加藤(精)委員 私はせっかくお三人さんがおそろいですから、いろいろお聞きしたいことがたくさんありましたが、前三者が全部私の質問を聞きましたので、これで終ります。


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 文教委員会 第3号(1955/12/06、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 文部大臣にお尋ねしたいのでございますが、文部大臣は教育の機会均等ということを新しい大臣の文政の中心にしたいという御結論のようでございます。昭和の初期から特にわが国の教育行政におきまして機会均等思想が逐次躍進して参りまして、しかも終戦後これが相当の部分まで実現されましたことについて、国家興隆のために非常に喜ばしいことだというふうに感じておるものでございますが、端的に申しますと、教育の機会均等の最も大きく実現せられておるものが義務教育ではないか。義務教育における機会均等が十分確保せられないで、そうしてそれよりも教育行政の恩恵の渡る率がまばらであるところの他の教育の部面において教育……

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 本日は文部省の会計課長に特に御出席をお願いしたのでありますが、公共事業費に準じて、三十年度の財政処理の措置として、文教施設費の面におきまして削減をやるということでございますが、これの決定は正式に政府から文部省が指令を受けているかどうかということについて、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 文部省の予算も各省予算のように、ことに公共事業費的な性質を有する経費は、その支出の認証という制度が現在あるかどうか、その点をお尋ねしたいのであります。またそういう制度に類したものがあるといたしますれば、その制度のもとにおいて年々年度末までにどういうふうな順序で、大体何割くらいを予算配……

第23回国会 文教委員会 第5号(1955/12/13、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 非常に簡単にやります。私、文化財保存の原則論みたいなことについて、文化財委員長さんと、文部大臣の御意見を承わりたいのであります。わが国の古墳群の問題は、現在種々弊害があるというふうに私考えておるのであります。こういう問題は、新しい教育制度が始まりまして、何か社会教育部門の一環の仕事として、しかも日本の教育をできるだけ地方分権的に組織しましたときに、ある程度地方が任意に計画し、管理すべきものにしたような気がするのです。国の成り立ち、日本民族の成り立ちというものに関係する古墳群のごときものは、もっと国家的に、言ってみれば中央集権的に、国自身が直接管掌する国立博物館の内容充実のよう……

第23回国会 文教委員会 第6号(1955/12/15、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 本日は重要文化財保護委員長に対する御質問と、それから初等中等教育局長、管理局長、大学学術局長の御三人に対する質問を逐次簡略に申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。  第一に重要文化財保存についてでありますが、私たちは重要文化財の保存そのものが、現在及び将来の国民文化に非常に大きな貢献をすることを信じておるのでありますが、単なる回顧的な趣味に堕するような保存行政であってはいかぬように考えます。そういうような意味におきまして、私特に強く考えておりますのは、明治という時代がわが国の歴史及び世界史上におきましても非常に特殊な地位を持っている時代だと感じまするし、また国民精……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/02/20、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 ただいまの問題でございますが、前国会の商工常任委員会の小委員会におきまして、本員は官房長官によく念を押して、科学技術庁の設置を次の国会において必ず提案するように言質をとったのであります。その際、官房長官は、現在議員提出を予定されている案は非常になまぬるいから、もっとはるかに強力なものを作るのだというようなことで、閣議で十分そういうことを了承しているのだから、議員提案はやらないようにという話があった。今度出てきました政府提案は、どうも当時の議員提案よりもはるかになまぬるい、官房長官がいろいろの言質を与えたのを全うされないようにふっております。たとえば、電気科学なんかでも、電気試……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1956/05/25、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 実は、両先生にお願いいたしますが、私たち科学技術特別委員会で日立の研究所を見学に行ったのであります。そこの所長の博士が言われるのには、現在トランジスターになっているゲルマニウムの純度より零が二つくらい多い純度のシリコンができますと、太陽熱を電気にかえることができるということは、学問的にはっきりしたのだという話をしておられました。これからの時代はシリコンの時代だ、また太陽熱利用の時代だというようなことを言われたのですがなかなかそういうことをお尋ねしても、責任のあるお答えとかなんとかいうことになると、ずいぶんめんどうなので、国会というところはあげ足をとったりするので大へん一般にき……

第24回国会 文教委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいまは尊敬する山崎先生の体育振興に関する御所論を拝聴いたしまして、いろいろ私も考えたのでございますが、二、三疑問が浮びましたので、卒直に申し上げまして、その一部につきまして政府委員の御答弁をいただきたいと考えております。私過般仙台市に参りまして、仙台市の壮麗な競技場のごく近くに、もとあそこで工事をしておった時代の納屋を借りまして、そこで社会党系に属するある有名な女流保育指導者が保育所を経営しておられるのを見てきたのであります。こういう尊い社会事業の施設でございますので、長男を連れまして夕方暗くなるまで保育所とそれに保育所に収容されている子供の家庭を、その女流保育……

第24回国会 文教委員会 第10号(1956/02/29、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。政府委員の方からお答えをいただいた方がいいと思いますけれども、私は単にそういうふうな思想上の問題ではなしに、法規上の問題をお聞きしたいのであります。学校長は、学校の教育管理についし非常に大きな権限を持っておる。おそらく入学、退学、転校の許可等は学校長の権限ではないかと思っておりますか、そういうような大きな権限を持っておる学校長には、学校行事の執行というようなことについても相当広範囲に権限が与えられているものだと思っているのです。学習指導要領だとかいろいろな教育内容についての規定はのるだろうと思いますけれども、それだけではとうてい尽せないものが教育院はあるはずでござい……

第24回国会 文教委員会 第27号(1956/04/10、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 お尋ねする点を申し上げまして、御回答はこの次にしていただきます。  第一番目は本法の二十三条と十七条と四条とに関連することであります。それから整理法律の第一条についてであります。その要旨は簡単なことなんですが、私たちの考えでは、教育委員会法というものは、父兄の声、しろうとの健全なる常識というものを学校教育の上に反映させるということが一つ。それから教育及び教育行政について学識経験を有する専門家がそれに助言をする。そうして執行は大部分その人が当るというような考えが一つ。そうしてそのレーマン・コントロールとテクニカル・エキスパートとの間に一つの調和ができる。そうしてそれによって非常……

第24回国会 文教委員会 第28号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連してお伺いしたいのですが、ただいま山崎委員からきわめて心細いようなお話をいろいろ承わりましたが、私は元来日本の初等教育者というものを非常に尊敬しているのでありまして、日本の初等教育は相当進歩しているものだと思っておるのです。わが国は明治の初年からかなり新しい教育思潮を取り入れまして、最も恵まれない薄給の学校の先生でございましたけれども、日本の文化のために非常に貢献したのであります。現在の文部省の御当局は非常に尊敬しているのでございますけれども、明治以来必ずしも文部御当局は優秀でなかった時代もあったようであります。また府県の学務部その他のものはかなりしろうとだったのでござい……

第24回国会 文教委員会 第35号(1956/05/08、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連。ただいま教科書の採択地域についていろいろ真剣な御質問があったのでありますが、私もこの問題は今度の法律で最も重要な部分に属するものと考えておりますので、お尋ねしたいのでありますが、大体一県数地域主義というものが本則であって、一県一採択地域というのは例外だと私は解釈して、それで例外は狭きに過ぎて解釈するという法律解釈の原則に従って考えるのです。そういうふうに御指導に相なるということに理解してよろしゅうございますか。事務当局の方じゃなしに、政務次官の方から伺いたいのですが、立法者の考え方がどこにあるのか、まず先にお聞きしたい。

第24回国会 文教委員会 第36号(1956/05/09、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 私はちょっと方向を変えまして、教科書法の時代的な背景というようなものについてお聞きしたいのでございますけれども、どうもあまりに根本的なことにかかわるものでありまして、その点御了承いただきたいのでございますが、大体教科書をよくするということは教育をよくするということの直接的な努力の表現だと私は思っております。そういう面から見まして率直にお尋ねしたいのでありますが、教科書が低廉でなくちゃならぬということに対しても私はかなり疑問を持っておるのです。何となればわが国民の大多数は貧困によってその生活を非常に乏しくされておるわけでありますから、せめても小学校教育だけくらいは国民にひとしく……

第24回国会 文教委員会 第40号(1956/05/17、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 ちょっと関連して。はなはだうかつなことを御質問いたしますが、教科書の学校教育における使命について、小林委員から今非常に問題の本質をついた御質問がありましたので、私、今考えたのでありますが、教科書というものは、児童、生徒に、新教育においてたとえば原子力というような、とにかく自発学習だけでは到達し得ないものをある程度手引きするものだ、そういう部分もあるというお話でございましたが、いずれにしましても児童、生徒の学習がどの程度まで伸びつつあるかということの測定ということが相当大きな問題になってくると思うのです。教科書をどの程度まで活用するのがいいか、あるいはどういう場合に活用するのが……

第24回国会 文教委員会 第44号(1956/05/22、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 教科書法案の長く続きましたまじめな審議の最後の質問でございますので、私もごく地味にできるだけ本質に触れる問題につきまして修正案に対して御質問を申し上げたいと思っております。  問題の本質の一つといたしましては、議員の法律案提出権と政党の政策遂行という問題に関するのであります。最初辻原弘市君外八名が初等教育及び中等教育の教育内容等に関する法律案、次に教科書法案、これも辻原弘市君外八名の提案に関するものでありまして、賛成者は社会党の方全員のようでございます。この二つの法律案を私は社会党の文教政策の一つの現われと解釈いたしておるのであります。ただいま修正案提出のいきさつにつきまして……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 文教委員会 第2号(1956/11/28、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいま松平さんから提起されました問題につきましては、約一カ月ばかり前に、衆議院の商工委員会の鉄鋼に関する小委員会におきまして、特に鉄鋼材料の値上りの問題が指摘されました際に、委員会の皆さんの御意思を代表いたしまして、本員より詳細に陳情いたしておるのでございまして、その席で通産省から提示されました案の中で、中小企業その他の小品需要に対する鋼材倶楽部のあっせん量が月千トンずつのものを二千トンにふやす。また鉄鋼の緊急輸入に関連して、従来鋼材倶楽部に提供しておりました八幡、富士その他のメーカーの原価の鉄材を半分、輸入鋼材を半分、そうしてそれが五万二千トンにきまったのであり……

第25回国会 文教委員会 第4号(1956/12/05、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 本日は、当文教常任委員会が昨日東京都下におきましての特殊教育の実情を視察したことに関連しまして文部当局の御意見を承わり、またわれわれ国会側におきまして立法化の機運にありまするところの案件に関しまして、御当局の御意見を伺いたいのでございます。  わが国の特殊教育、盲学校教育及びろうあ学校教育につきましては、すでに明治の初年より相当充実したる教育施設がございまして、御承知のごとく盲教育におきましては点字の施設が充実し、その他各般の近代的教便具が整備されまして、その教育は国内の津々浦々にまで徹底して効果をあげておりまするし、しかも高等部ないし高等部の別科が四年または二年をもって開設……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 決算委員会 第17号(1957/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 参議院の予算委員会や参議院の地方行政委員会その他に出席いたしますので、なかなか出席困難でございますので、政務次官がかわって参ったわけであります。
【次の発言】 当委員会におかれまして、福岡県の出納に関する問題を重視せられまして、御調査になっておられます先ほどからの御論議を承わりまして、政府の方としましては、地方行政指導の上からいたしまして、今回の事件をまことに遺憾に存ずるものでございます。事件がきわめて最近に自治庁の方にも知れたのでございまして、まだ十分な調査をいたしておりませんので、当時国の資金が福岡県庁にどれだけいっておるかという点についての集計等まだいたしておりませ……

第26回国会 決算委員会 第20号(1957/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいま調査中でございます。
【次の発言】 吉田委員さんの御疑問はごもっともでございます。私どももなるべく真相を早く明らかにしまして、そうして一般に次々に起り得る不安をなくしたいという熱意を持っております。しかしながら現行の地方制度では自治庁の調査し得る点については限度があります。けれどもその限度の範囲内でできる限り正確に府県の財務の処理につきまして監査いたしております。これは衆議院の地方行政委員会でも専門の立場からいろいろと御調査、御審議になっておりますので、それに対しても私たちは十分なる御協力をいたしておるようなわけでございまして、本件の場合におきましても、自治庁の調……

第26回国会 決算委員会 第21号(1957/04/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 国会に提出いたします責任のある数字ということになります。ので、公文をもって照会することにいたします。
【次の発言】 承知いたしました。

第26回国会 決算委員会 第27号(1957/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 吉田委員の御質問にお答えいたします。過般自治庁の方から委員会に配付いたしました書類は、山本調査官が帰庁、復命いたしましたことを基礎にして、自治庁の方で御理解しやすくまとめた書類でございます。
【次の発言】 ただいま当時の事情を尋ねてみますと、山本調査官の正式報告書というものではないのですけれども、正式報告書にかえたものが、その調書だということでございます。
【次の発言】 非常なとっさの間の出張で、また非常に急を要した報告でございますので、報告書の提出を待ち切らぬで、自治庁の方におきまして調査しながら関係官とともに山本調査官がああいう書類をまとめたわけでございまして、そうし……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1957/03/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 島上委員の御意見は大体において私たち全面的に賛成でございまして、選挙が非常に民主主義政治の上に重大な仕事であり、そしてそれが一たび事務的な錯誤、失敗等がありました場合におきましては、関係者及び一般社会に非常なセンセーションを起すものでございますので、万全を期する必要があろう、そう考えております。それで、今回の法律改正は、国の財政上の事情等種々背景になっているものがあるにいたしましても、なおただいま御指摘のあったような点について種々考究いたしまして、将来改善を期する必要があるというふうに存ずる次第でございます。ただ目下御承知のごとき非常な火急を要する事態もございますので、本……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1957/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまの委員会におきまして御決議になられました附帯決議の趣旨を体して政府は極力善処いたしたい、こういう存念でございます。

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1957/04/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまは、選挙と地方自治との関係につきまして、非常に深い御思索の上の御意見の発表と御質問があったのでございます。大臣不在でございまして、ちょっと私のような者からお答えすることが適当かどうかはわからないのでございますが、自治庁といたしましてかねがね御意見のあるところを承わっておりますので、便宜私からお答えさせていただきます。  前段の大前提になる御議論の民主政治理念につきましては、私たちも同様御意見の通り考えております。またプライズ卿がモダン・デモクラシーで述べておりますように、一般大衆と地方自治との関係におきましても、一般大衆は毎日々々朝から晩まで地方自治のことを考えて……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1957/05/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 井堀先生の御主張は、まあ単に井堀先生の御主張であるのにととまらず、相当強い一般的な御主張であると思っております。それだけに、自治庁の方といたしまししも何とか熟議しているのでございまして、決して等閑にいたしておるわけじゃないのでございます。現在の段階までの考えから申し上げますと、地方団体の選挙法規等にいたしますれば、多分に地方団体の自主組織権みたいなものに属しているというような法律構成で考えておるわけなんであります。それに対して、法律でもって制限を加えることが望ましいかどうかということに問題があると考えておるわけでございます。ややもすれば、職員が選挙管理委員になりますこと自……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第14号(1957/04/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 どうも非常にむずかしい御質問でございましてわれわれからお答えできるかどうかわからないのでございますが、申し上げますと、大体が再建促進特別措置法というものが、何か非常に地方団体をいじめるために存在しておるようにおっしゃるのでございますけれども、自治庁といたしましては、むしろ非常に地方団体に利益を与えるためにこの法律を作ったことは、御承知の通りでございます。御質問になられました北山委員も、そういう御趣旨で御立法になったものだと考えておるのでございますが、その結果が非常に行政取扱いがよろしくないという御意見だろうと思いますけれども、そういう点は大いに改善していきたいと考えており……

第26回国会 社会労働委員会 第27号(1957/03/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 相当長時間の答弁になるかもわかりません。どうぞ御了承いただきたい。  公衆衛生の方面が国の行政において日の当らない方面になっておるという現状につきましては、私もきわめて同感でございます。ことに財政力の少い府県におきまして保健所の医師の充足率の低いこと、その他公衆衛生とか予防衛生とか、あるいは社会保障とかいう方面の施設が非常に恵まれない現状にあることは、滝井委員の御指摘の通りであると考えるのであります。すべて国の地方行政の事情を見ますと、住民所得の少い地域におきましては全国平均の行政水準が要求されておりながら、これを維持することがきわめて困難な状態にあることは御指摘の通りで……

第26回国会 地方行政委員会 第1号(1957/02/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 はなはだふつつかな者でございますから、委員長初め皆様の絶大な御援助を得て仕事を全うしていきたいと思いますので、何分よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 私個人としては一つの意見を持っているんですけれども、まだ十分自治庁の方と打ち合せておりませんので、一つ至急今のような点につきましてのある種の結論を得まして、それをできるだけ早く実施に移しますように努力いたしたい、こう考えております。
【次の発言】 大へんどうも恐縮でございますが、私は地方自治の最も本質的な濃厚なものは市町村自治にあるのではないかと考えておるのであります。それで地方自治の本旨に従えということが、……

第26回国会 地方行政委員会 第2号(1957/02/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 個々の行政処分や行政指導、措置の面になりますと、どうも私就任百なお浅いので、事情をつまびらかにしておりませんので、説明員に説明をさせていただきたいと存じます。
【次の発言】 中井委員の御質問、御憤慨、ごもっともな点があるのでございますけれども、地方自治の問題は、要するに地方住民が自分らの郷土を自分らで処理するということを建町にしておるわけでございまして、県の合併審議会がそれにタッチするとか、あるいは中央審議会がタッチするとか、知事がタッチするとか、内閣総理大臣がタッチするとかいうことは、例外中の例外と認めるのが憲法の定め地方自治の本旨にかなうものであると思うのであります。……

第26回国会 地方行政委員会 第5号(1957/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまの問題は大へん大きな問題でございまして、また大臣からも十分お答えいたしております。私就任いたしまして以来日が浅くて、まだ研究中でございますので、個人的な意見はなかなか申し上げかねるのでありますが、大体元利補給あるいは利子補給というお言葉がございましたけれども、これは国のそうした処置でなしに、地方財政計画の中でその財源を見出し得るように、将来の地方財政は地方財政計画というものを十分に権威あらしめまして、その中で財源補助をしていくという方向に行くベきものでないかと考えております。今回政府がとりました方向は、国の三十二年度の一般財政予算の規模を、ある程度に圧縮しようとい……

第26回国会 地方行政委員会 第7号(1957/03/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまの御質問につきましては、交付税法の積算の基礎を大きく動かすかどうかという御質問でございまして、交付税総額が相当大幅に増額になりますれば、そういうことも可能でございますが、税の自然増収がございまして、幾分、ことに不交付団体の方や何かに片寄りまして、相当な税収入があるわけでありますが、そうした方面の都市的施設は今までも財政需要の算定において不十分きわまるものでございまして、往々にしてそういう面においてそういう地域に社会問題等も発生するので、環境整備の経費その他に相当な需要もあるわけであります。そうしたことをあまり需要の面を考えません場合におきましては、相当な思い切った……

第26回国会 地方行政委員会 第9号(1957/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 どうもただいま永田委員からの御質問で、地方税の減税というようなことを政府が表面に政策としているように承わりましたのでありますが、個々の税について、たとえば中小企業の事業税負担の軽減のような工合に、個々の税についてはそれぞれ措置したものもございますけれども、一般的に地方税の減税ということの趣旨は政策として打ち出したわけではございませんで、大体それよりも地方財政を堅実にするとかあるいは行政水準の確保とかいう点を今回は政策としているようなものであるということに私は理解しているのでございます。しかしながら一千億の所得税の減税に伴って、その政策との調和上住民税におきまして減税措置を……

第26回国会 地方行政委員会 第16号(1957/03/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまの東北振興のために各県が金を醵出して運動費にしたという話でございますが、事実を十分に承知いたしておりませんので、調査の上御報告いたしたいと思います。

第26回国会 地方行政委員会 第17号(1957/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいまの問題は、遺憾ながら政務次官は全然知らないのでございますが、御質問の要旨を承わりますと、いろいろ調査を要することもあるようでございますので、後刻調査いたしまして、あらためてお答えすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 行政措置をいたしますことについては、事実があるかないか、事務当局の漏洩であるかどうか、そういうような点をさらに調査いたしまして善処いたしたいと思います。
【次の発言】 漏洩である場合は、法律の命ずるところによって処置いたします。
【次の発言】 基地の交付金の問題につきましては、いまだ政府の方として原案が固まっておらぬことは、まことに申しわけな……

第26回国会 地方行政委員会 第18号(1957/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 ただいま北山委員からいろいろ御意見がございましたが、全く御同感でございまして、現在自治庁は終戦後の新しい地方自治制度で常時監督し、府県市町村の財務についても常にタッチを失わないように定期的に監査するとかいうようなことは、これは自治の侵害になるようでございまして、そういうことはしないのか延前になっているわけなんです。そういうことから見て、再建整備団体には年二回以上監査をするということ、再建整備という目的のために、大体常時のタッチを持つという形になっているわけだと了解しております。戦前の制度でございますと、どんな小さな町村の歳計現金の預入でございましても、歳入税金の預入先は必……

第26回国会 地方行政委員会 第20号(1957/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 非常に剴切な御意見の御開陳がございまして、また自治庁の大臣からも、住民負担軽減を非常に心配してのいろいろな意見が述べられたわけでございますが、その二つの間になかなか調和しがたいものがあるようでございますので、われわれ下僚のものは、その調整をいかにするかにつきまして十分調査研究いたしまして、明年度の予算の編成に当りたいと思っております。
【次の発言】 ただいまの問題は、私たちも非常に心配している点でございまして、療養給付の関係におきましては、これは二割の補助があるわけでございますが、それが決算補助のような格好になっておるものですから、年度の経理といたしましては、自然増を含ま……

第26回国会 地方行政委員会 第25号(1957/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 専門的なことで、私も十分審議を尽していないのでありますが、貧乏な市町村を扱った経験があるだろうと言われれば、まことにその通りであります。そういう意味からいいまして、北山先生の御質問に対しては、財源の穴埋めを起債でやって将来に禍根を残すというようなことのない程度に、自然増収のうんとある富裕な市町村の起債を抑えて、貧弱な交付団体の方に回すという操作をすべきものだろう、こう考えております。
【次の発言】 理屈はごもっともでございますけれども、どうも三十二年度というのは地方財政の上から見れば危険な年でございまして三十三年度には全国的な選挙もございますし、選挙の前年の単独事業費は、……

第26回国会 地方行政委員会 第26号(1957/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 永田委員よりの御意思表示の趣きは、まことにごもっともなことと存じますので、政府の方としても極力これが十分な財源になりまするように努力いたしたいと考えております。
【次の発言】 もともと今回の国有提供施設等の助成交付金は、これは財政法律でございますので、財政上の理由がなければそうした調整はいたしません。調整そのものも、どこまでも財政上の理由で、ともかく市町村の出費が要るとかなんとか、そういうような種類のものという意味でやるだけであります。しかも特別交付税の配付基準のようなれっきとした数字的な基準を設けて実施いたしておりますので、御心配のないように処理できると考えます。

第26回国会 地方行政委員会 第27号(1957/05/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○加藤(精)政府委員 北山先生の御質問でございますが、これは町村合併促進法から新市町村建設促進法まで一貫した法律に従って手続したものを、途中からやめるということは、どういたしましても政府としてはできないので、そんなことをやれば法律を作った国会に対して悪いことになると思うのであります。
【次の発言】 北山先生のおっしゃいますのは、現在手をつけて関係町村も県も手続を進めて、そして自治庁の方で中央審議会にかけたりいたしております分についてまでおっしゃるのじゃないかと思いますが、それ以外の分につきましては、もはや法律上新しく処置ができないことになりましたので、問題はなくなった。そうなりますと、現在手続……

第26回国会 地方行政委員会 第33号(1957/07/22、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連質問。偉大なる行政官の財政部長だそうでございまて、また課長さんの堀川氏もこれに準ずる偉大なる行政官だと思いますので、かれこれ言いたくないのでありますが、若干希望を述べまして、それからさらに御質問いたしたいと思います。  第一に、町村合併で十数カ町村なんかが合併したような場合、庁舎がほんとうに不自由しておるようでございますから、そういう場合の庁舎は許可を早くくしていただきたい。そして資金の借り入れも早くさしていただくことが望ましいと考えております。それから第二に、東北、北海道等で非常に雪が早くきますときには、従来もそういう特別の取り計らいをいただいた例があるようでございます……

第26回国会 地方行政委員会 第35号(1957/08/02、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 建設省にお尋ねするのでありますが、今度の災害発生は大きな天然災害だと言うけれども、人工災害の面もあるのではないかという、朝日の鉄箒欄に何かなぞのようなことが書いてあるのですが、その朝日の鉄箒欄にあるような事実があったのかどうか。たとえば諌早市が河川の改修事業をやりたいと思って申請書を県を経て本省に出そうとしたところが、それをいつまでも県知事が進達しなかったという事実が一体あるのかないのか、ちょっと疑問の向きもありますので、その点を一つお尋ねしたいのでございます。これは単なる書類がどうのこうのという問題ではなしに、地方制度全般に対する大きな問題点の一つだと思いますので、そういう……

第26回国会 地方行政委員会 第36号(1957/08/19、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 議事進行について。委員長にはなはだ申しわけないことでございますが、種々お耳にさからうこともあるかもしれませんけれども、議事進行について御意見を伺い、また希望を述べるものでございます。全国に地方自治行政についての諸種の問題、紛擾等が非常にたくさんあるわけでございますけれども、委員長といたされましては、その良識によりましてよく御判断になられることだということは感ずるのでございますが、これを一々立法府の議会におきまして取り上げますことは、国の地方自治行政に関する立法がきわめても大でありましてわれわれこれに対しましては非常な努力をもって審議研さんしなければならぬ現状におきましてとうて……

第26回国会 地方行政委員会 第37号(1957/08/20、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいまの固定資産税の論議は私も前から不思議に思っていたのでございますが、物が背負っておる税金ということが、いかにもかもがねぎを背負ってのこのこ出てきて、私どもがねぎだけを食べればいいような話でありますけれども、税金というものは課税お体と納税主体というものがあるもので、人と人との関係で、変りはないのでございまして、それにあるいは取引が中に入るとか物件が中に入るとか、いろいろな納税原因の事実があるにすぎないと思うのであります。そういたしますと、ただいまいろいろお話がありまして、農地の関係等の例もとられましたが、私も不思議なのでございまして、物が背負っておる税金というこ……

第26回国会 地方行政委員会 第41号(1957/10/22、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 消防活動の近代化というか科学化というかがもっと必要ではないかということを考えておるのでございますが、過般私たちが新潟県の村上市に応援に行っておりましたときに、村上市の奥の朝日山系に属する地帯の村が非常に大きな村でございまして、平地であれば一部か二部くらいに当る村でございますが、そこの葡萄という部落でございます。七十戸くらいでございますが、その葡萄部落が全焼した。全焼したのは、その日非常にフェーン現象の日でありまして、防火宣伝のために消防自動車が村中歩いておった。山を越え、谷を越して村中終日歩いておったために、その消防自動車の行方が全然わからなくて連絡のしょうがなかった間に全戸……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1957/12/18、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 本委員は、過般、衆議院より派遣せられまして、福岡県知事のリコールの状況を調査に参ったのでありますが、この調査におきまして考えましたことの二、三につきまして御質疑をいたしたいと思います。ごく事務的なことでございますから、課長さんからでも、どなたからでも、御答弁はけっこうであります。  リコールの手続は署名取りまとめの代表者の承認から始まるということになっておるようでございますが、その代表者が承認せられましてから、署名収集人が届け出せられまして、そうして署名を始め、所定期間の間に署名が法定数に達しましたら、その署名の審査が始まるわけでございます。それで、町村区域のリコールの場合は……

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1957/12/18、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 私、どうもただいま廣川委員からのお話を承わると、非常に何か重大な問題が、この東京との関連で、あるようでございますが、東京都は後進地域でもないのだし、東京都というものは大きな力を持っているものだし、しかもそれが数十年できないでいるということに非常な疑念を持ったのでございまして、そういうことから言えば、本日この委員会にも地方財政の方の専門家の社会党の委員さんも、北山委員もおられるのでございますので、特別そういうことを考えたのでございますけれども、どうもこれは明らかに採算のとれる事業であってそうしてやらなければならぬ事業であって、そうして東京都というものが非常に大きな財政力を持って……

第27回国会 大蔵委員会 第9号(1957/12/12、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 大臣に御質問をいたしたいのでございますが、大臣は、現在のわが国の地方団体の財政が非常に困難しておる、特に団体によりましては赤字を持っており、なお再建債を借りて、そして赤字の肩がわりをしてもらっておる、また歳入の方では、相当財源調達に無理をしておる、非常に無理な税金を取ったり、それから標準税率超過の課税をやったり、相当無理をしておる、それからなおそれでも調達ができない場合には、あるいは教育費とか衛生費とか消防費とか、当然公費で負担すべき経費を、協力費等の名目によって民間に相当負担させておる、そうしたような、いろんな地方財政の非常に苦しい実情を十分御理解でございましょうか。どうも……

第27回国会 地方行政委員会 第3号(1957/11/06、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して……。長官にお尋ねいたしますが、本日衆議院の予算委員会におきまして、石村議員の質問に大蔵大臣が答えまして、地方交付税の税率の三十三年からの引き上げにつきまして、予算編成の一環であるがゆえに三十三年度予算編成の構想や、その内容たる事項を一つずつ小出しに発表するわけにいかぬというような答弁があったので、私たちは大へん不満に思ったのでございますが、その前提に何らかの考え違いがあるのじゃないかと思っておるのでございます。交付税率の問題は、交付税法に規定しているところでございまして、国内におきまして公けの税金として取ります国税、地方税というものの、税を取る領域の配分の問題でござ……

第27回国会 地方行政委員会 第5号(1957/11/12、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 渋谷区政の問題につきまして、どうもああいう事態が惹起されているのは、地方制度上の何か欠陥があるんじゃないかと思われますので、その制度を作られた委員がここに充満しているわけでございますが、われわれの任期中ではないのでありまして、大へんいろいろ御責任もあると思いますが、これを徹底的に一つ区制全体を行政監査として閉会中研究してみたいと存じます。地方自治の実地調査と申しましても、北海道へ行ったり九州へ行ったりするばかりが実地調査ではないので、足元の東京都の内部の地方行政をも十分監査して研究する必要がある。なるべくすみやかなる機会において渋谷区制全体の構成、機能その他につきまして調査し……

第27回国会 地方行政委員会 第6号(1957/11/14、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 渋谷区長の官選につきまして、地方行政委員会で監査したいということを申し入れましたものの一人といたしまして、その立場を申し上げまして、御当局にも協力をお願いしたいのでございます。  この問題は個々の行政事件や個々の刑事事件に対して、この行政委員会は関与しないことにいたしおりますので、そういう意味ではございません。犯罪事実の追及をするということは国会の職責ではありません。しかしながらとうとうとして流れておるところの現在のわが国の地方自治に誤まった自由主義の風潮がありまして、それがとかく悪貨が良貨を駆逐するというような傾向があるのじゃないか、それが地方の最末端の地方行政におきまして……

第27回国会 地方行政委員会 第7号(1957/12/10、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 さきの臨時国会閉会後行われました当委員会の委員派遣による国政調査の概況につきまして便宜私から御報告申し上げます。  御承知のように今回の委員派遣は、福岡県における知事の解職請求の問題がその直接の動機であったのでありますが、派遣の目的といたしましては、委員派遣承認申請に対する議長の承認にもありましたごとく、広く福岡県における地方自治及び地方財政の実情調査のためといたしたのであります。なお先国会におきまして当委員会に直接福岡県議会筋から陳情のありました北九州における警察官定員増の問題もありますので、あわせてこの機会にその実情を調査することとし、従って具体的な調査事項といたしまして……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会 第11号(1958/03/07、27期、自由民主党)

○加藤精三君 道路整備緊急措置法につきまして御質問いたします。本法の理由書には「道路を緊急に整備して経済基盤の強化に寄与するため、道路整備費の財源等に関する臨時措置法を廃止し、新たに道路整備五箇年計画を定め、これに充てられるべき道路整備費の財源その他道路の整備に関し必要な措置を定める必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。」というのですが、建設大臣と大蔵省の政府委員にお尋ねいたしますが、これに充てられるべき道路整備費の財源に関し必要な措置を定めるというのは五カ年を一単位とした、その五カ年分の計画の財源の措置であるから、そのうちの一部分だけについて財源措置を定めればいいのではないと思……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1958/04/11、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。  ただいま島上委員の御質問について、私いろいろ考えさせられるところがあったのでございますが、どうもこうした立法の際に裏から裏へと考えて、こういうずるいようなものがあったら、この法規が役に立たぬじゃないかというように考えますことも、用意周到なこととして必要なことと思いますが、大方の有権者は、そう悪知恵のつぼの中から出たほど悪い有権者ばかりでもないわけでありますから、一般の場合として強制規定を置きまして、それが順守される場合の方が多かないかという気がするのであります。翻ってわが国の現在の政治を見ますと、自由を破壊する者の自由を認め過ぎているような気がいたします。これは……

第28回国会 地方行政委員会 第2号(1958/02/07、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 ちょうど大臣もお見えになっておられますし、昨年十月十日、消防審議会会長高橋雄豺氏より国家公安委員会委員長正力松太郎氏に対しての答申がございまして、消防の機構改革に関する建議があったのであります。これにつきましての政府当局の 取扱いについて御意見を承わりたいのでございます。消防審議会の答申の骨子とするところは、消防業務、災害防除の業務というものは、きわめて国家的なものでありまして、これは終戦後駐留軍の指導によりまして、非常な大きな変革を受けたのでございますが、これは民主主義の行き過ぎというような形でございまして、ほとんど全部の責任を市町村に委任しているのでございます。かかること……

第28回国会 地方行政委員会 第4号(1958/02/12、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。私、おそく来てよけいなことを申し上げるのでございますが、北山委員の質問について、特に地方自治の新しい事態の根本的な問題のような気がして、ちょっとお尋ねしてみたいのですが、地方団体の目的というものが昔から見れば少し変ってきた。それは、新しく長期経済計画などを作ったり、いろんな開発計画を作るような事態になれば、それに相応して、その府県市町村という団体そのものが地方開発の主体としての任務をやるようなことに使命が変ってきた。本日予算委員会でも、門司さんが地方開発と地方制度について質問されるということを承わって、私は非常に敬服すべき着眼だと思っているのでございますが、それに関……

第28回国会 地方行政委員会 第5号(1958/02/14、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 自治庁方面では、法人税の今回の減税について、相当地方税の減収が出るので、法人税割の引き上げによって、それを捻出しようというお考えのように承わりましたが、大蔵省方面にも異論があるということを聞いておりますので、これは政府部内統一して、そいう法律的な措置を講じていただきたいために、大蔵省当局に対して質問をしたいと思うのです。至急委員長におかれましては、お取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 果してしからば、非常に大きな問題でございますので、大蔵大臣または政務次官――政務次官は二人もいるのですから、だれか一人都合つけて出席するよう要求いたします。

第28回国会 地方行政委員会 第7号(1958/02/20、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。福岡県のリコールの調査につきましては、ある社会党の市長が、市役所の構内に無断でリコール相談所というものを設けまして、そこで種々の示唆を与える、あるいは喚問されたものに対して出頭しなくてもいい、あるいはそれはこう答えろというようなことを指示をしているといううわさがあり、現に私たちも市役所の構内に無断で建っておりますリコール本部からの相談所というものをこの目で見てきたのです。かかることはいかに卑劣な妨害行為かということがわかるのですが、これは法に触れないものかどうか。私も何十かの質問をいたしたいと思いますが、まずこの手続の公正ということが問題になっておりますので、その点……

第28回国会 地方行政委員会 第11号(1958/03/04、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいま伊東委員は非常に遠慮しておられましたが、私はかねて参議院の小柳さんからのお話も承わっており、特にこの奄美大島の復興の法律を作りますとき、五つの他の委員会と折衝いたしまして話をまとめたときの経緯から今考えますと、復興に最も重要な関係を持つ港湾等は、やはり県営ではまずいんじゃないかという気がしますので、三十四年度からはできるだけ相当重要性のある港は――この委員会で指摘されました亀徳とか和泊とか白浜、湾、茶花というものは相当地方として重要な意味を持つ港湾だろうと思いますが、そういうものは国直轄にできるような予算措置を考えていただきたいと思います。地元民の非常な念願……

第28回国会 地方行政委員会 第17号(1958/03/14、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいま門司さんの質問されたのは、現在のわが国の地方行政における大問題中の大問題で、しかもそれをみんなが当りさわりがあるというので伏せている問題だと思うのですが、この問題を深刻に考えて突破しないと、新しい時代の地方行政はあり得ない。それの私の考えについては、社会党が現在の地方自治制度、都道府県制なんかを、少くとも十五年くらいは変えたくないという考えを、党の地方制度調査会で持っておられるのであって、そういう卑屈なことであるならば、この問題はとうてい解決できないのだ。それで、ものにけちをつけるけれども、建設的な案を持たないというのが社会党の常套手段だと思うのです。その問……

第28回国会 地方行政委員会 第22号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 関連して。ただいま他の委員よりも発言がありまして、町村合併事務の重要性については特にいかにこれを強調しても足りない、また要望しても足りないくらいに存じますが、念のため速記に残しておきたいために、これから御質問を申し上げる事項を、一つ行政局長及び大臣から明確に答弁していただきたい。  ただいま総合判定という言葉がありまして、また新聞等にも非常にたくさん総合判定という言葉があるのですが、その総合判定というものの意味が私にはどうも納得がいかない。主観的要件から見て妥当でないから、ある県境合併についてはこれを認めないということなんでございますが、果してしからば客観的要件において妥当で……


加藤精三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-30期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

加藤精三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会及び総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会連合会 第1号(1955/06/25、27期、自由党)

○加藤(精)小委員 私実は松前先生に帰っていただきたくないのです。ちょっと具体的な問題をお聞きしたいと思っておるのですが、よろしゅうございますか。――簡単です。直截簡明に言うのが私の特徴ですが、科学技術庁の設置についてこの原案をお作りになった御当局者、現在の前田小委員長と、両方にお尋ねしたいのですが、どうも具体的にはどういうことになるのか、さっぱりわからない。われわれ率直にお伺いするのですが、大体科学というものは、日本では大学が中心になって、大学というものが国境を離れた一つの真理を追求するもののように基本的に考えておるわけですが、これと科学技術庁というものとはどういうふうに関係するのかというこ……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第2号(1955/05/28、27期、自由党)

○加藤(精)小委員 大先輩の神田委員の御意見でございますから、そのまま承服したいのでありますが、私考えるところによりますと、この石油資源の開発は、わが国で最も政治の焦点になっております国際収支の改善の上からも、それからこれからの化学工業振興の上からも、いいことにはさまっておるのに、いいことにきまっておることにかれこれ文句をつけるのが大蔵省のくせでございますので、ただいまも齋藤君からいろいろ大蔵省に対する御非難があったのでございますが、私も国会に入ってから、終始大蔵省の態度というものは国政のじゃまになるものだと考えております。(笑声)そういう立場から、予算について大蔵省の意見を聞くということはい……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第3号(1955/06/09、27期、自由党)

○加藤(精)小委員 ちょっと本田参考人にお尋ねしたいのですが、こまかいことで、かえって安西、富岡、青木の諸氏が見えておられるようでございますからそういう方からお答えいただいた方がいいかもしれません。いずれにいたしましてもこういうことをお聞きしたいのであります。さきに当小委員会におきまして、技術研究所の係官や東京工業試験所の係官に参考人として来ていただいたことがございますが、そのときいただきました参考資料によりますと、低品位炭のガス化という問題につきましてはたしか東京工業試験所の第二部か何かで研究しておられますが、そのときの予算がたしか数十万円しかないと記憶しております。そんなような状態では、と……

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第3号(1955/06/01、27期、自由党)

○加藤(精)小委員 本日は特に経審長官代理で田中政府委員がお見えになっておられますので、私が国土総合開発に関しまして長年の間考えておりましたことについて二、三承わることができれば、大へん仕合せだと思っております。と申しますのは、最近町村合併促進法の異常なる成功によりまして、地方行政が一変いたしつつあることは、御承知の通りでございますが、それに伴いまして道州制ということが目前の問題になってきておりますけれども、その道州制の問題は、かねて内務省の国土開発の一連の思想によりまして進行してきたものがあるだろうと思うのであります。そういう問題と道州制の問題との関連につきましてどういうふうに考えておられる……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/03/06、27期、自由民主党)

○加藤(精)委員 この国会での最重要法案また最重要政策である道路緊急整備計画につきまして、御質問する時間がほとんどないほど迫っておりますのは、問題の重要性から見て非常に遺憾でありますけれども、ちょっとこれにつきまして、なるべく重複を避けまして大臣に国土総合開発の面からの御観察をお聞きいたしまして、そして政策の実体を明らかにいたしたいと、こう考えております。  実は予算委員会におきまして同僚門司委員がイギリスの一九四六年の工業配置法の成績にかんがみまして岸総理に質問されたのに対して、自分は国土総合開発について、たとえば今度提案した道路緊急整備五カ年計画などというものが非常に役立つだろうということ……



加藤精三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-30期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

加藤精三[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-30期
加藤精三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。