このページでは宇都宮徳馬衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○宇都宮徳馬君 ただいま議題となりました、小笠原諸島より引揚げさせられた元住民の帰郷に関する決議案の提案の趣旨を、各党を代表いたしまして簡単に説明いたします。 まず決議案の全文を朗読いたします。 小笠原諸島より引揚げさせられた元住民の帰郷に関する決議案 本院は、しばしば小笠原諸島、沖繩諸島、奄美大島、歯舞及び色丹島等の完全なる復帰並びに内地同等の取扱いをうけることについて、国民の熱望にこたえ、政府に対し、すみやかに適切な措置を講ずべきことを要望した。 しかるに、これらの諸島中、ひとり、小笠原諸島の全住民七千七百余名は、昭和十九年七月、旧日本軍の強制分散疎開命令を受けて内地に移住を……
○宇都宮徳馬君 特に発言を許されましたことについて、委員長ほか皆さんに感謝いたします。私がこれから申しますことは、前国会の水産委員会においてお取上げを願つた、例の大森ののりの不作対策の問題であります。皆さんに来ていただきましてあの不作の実況をよく見ていただいたのでございますが、その後実を申しますと十分な対策が進行しておりません。種付資金といたしまして約三千七百五十万円、これが東京都の信用保証協会の保証を得まして、ようやく出るような運びになつているような次第であります。しかしながら御承知の通り、特に東京湾北海区のものは深刻でありまして、一応多少できたところもございますけれども、専業ののり業者で一……
○宇都宮委員 物品税法の一部を改正する法律案について質問いたします。私の質問は、ここに第一種に掲げられている店頭課税の問題であります。時計業者その他の店頭課税をされる業者が、特にこういう品目だけを店頭課税するということに対しまして、非常に不安を持つているわけでありますが、これを特に店頭課税にする理由について御説明いただきたいと存じます。たとえば金属製品の金のごときは統制撤廃になりまして、そのメーカーに対して課税いたしましても、ちつともさしつかえのないような状態になつておりますが、こういう時期に特に店頭に課税することは、いたずらに、小さい商業者に不安を与えるというふうに私は考えます。もしも店頭課……
○宇都宮委員 信用金庫法の一部を改正する法律案につきまして、質問いたしたいと思います。信用金庫法の一部がこの通り改正されますと、金庫という文字を金融機関が自由に使うことができなくなる。そこですでに金庫という文字を使つている金融機関、あるいは今後金庫という文字を用いる金融機関は、非常に信用が増すことになるわけであります。従つて預金吸収なども増加するというようなことになりますか、これに対しまして、大蔵当局は、今後の監督、あるいは必要な場合には援助、救済等の処置をされる御決意があるかどうか、これを承りたいと思います。 もう一つ。この信用金庫法で、金庫という文字を金融機関に自由に使うことを許していた……
○宇都宮委員 中小企業金融について、きわめて具体的なことを一点お尋ねしたいと思います。御承知の通り、中小企業の典型的なものは信用金庫であります。今度信用金庫法が改正されまして、その名称も制限されるわけですが、この信用金庫が一律に日銀との取引を認められてない、手形の決済などが遅れるというために、中小企業者が非常に迷惑するということがあるのです。日銀総裁は先ほどから聞いておると、中小金融には御理解がある。これは金がいるわけでありますが、日銀の考え方についてお伺いしたいと思います。
○宇都宮委員 所得税法の改正につきまして、主税局長に質問します。今度の三条の二の規定でございますが、あれは実質課税の原則を特に法文化したものでありまして、その限りにおいては当然と言えるのでございますが、しかしながら、現在の税務行政の実際を体験している納税者の方には非常な不安がある。それで、実質課税の原則を特に法文化する必要がどこにありますかということについて、明確な御答弁を伺いたいと思います。
もう一つは、三条二と四十六条三との間に思想的連関性があるやいなや。これについてもお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 そうすると、特に今度四十六条の三ですか、この規定をしつかりした体系にするため……
○宇都宮委員 私は本日は吉田総理大臣の御出席を願いまして、私の自由党離党の信念を申し上げると同時に、いろいろお尋ねしたいことがあつたのでございますが、おいでになりません。よつて緒方副首相にお尋ねいたします。 吉田総理大臣の外遊のおみやげにつきましては日本の国民の相当部分が非常な期待をしていたことは、これは事実でございます。しかしながら今国会におけるいろいろな総理大臣の御発言を見ますると、外遊のおみやげはただソ連、中共の平和攻勢の危険を説く以外に何ものもない、こう言つてよろしいのであります。昨日当委員会において、総理大臣は灘尾委員の質問に答えられまして、西欧の諸国民はソ連にはなはだ近いためにソ……
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