帆足計 衆議院議員
26期国会発言一覧

帆足計[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期
帆足計[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは帆足計衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

帆足計[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第32号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○帆足計君 私は、ここに、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました日米通商航海条約に対し、日本経済の自主自立の観点と国家百年の大計より考えまして、これが承認に反対の意を表明するものでございます。(拍手)  反対の第一の理由といたしましては、本条約の調印に至る経過が不明朗にして、かつ民主的でないということでございます。政府の本条約についての最終審議とその調印は、今春四月二日のことでありまして、時あたかも国会は解散され、いわば選挙管理内閣のもとに行われたのでございます。しかも、当時政情は当然与党に不利であり、祖国の自主的独立への自覚は油然として高まりつつあつたのでございます。かかる情勢……

帆足計[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

帆足計[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先ほど来各地の俘虜対策、戦犯対策について御意見がありましたが、私は、犬養法務大臣のお話を聞いて、保守政党でありますけれども、非常に情味兼ね備わる御答弁で、これを外務大臣の御答弁と比較いたしますと、まつたく雲泥の相違がありまして、さすがに不信任案を出される方はかくのごときかと思つて、感慨無量でありまして、その下にお働きになる政務次官の御心中のほど、ひとしおとお察し申し上げます。何事にも忍耐と寛容が必要でありますゆえに、大いに各委員の御意見を御参照くださいまして、この問題の解決に御努力願いたいと思うのでございます。  そもそも理解しやすい相手または語りやすい相手と外交するのならば、これ……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 私は外務大臣が見えてからにいたします。
【次の発言】 私は中日貿易の再開その他二、三のことについてお尋ねしたいのですが、これはきわめて重要な問題でございますから、外務大臣がお見えになつてからでなければ、大事な問題についての最後的御返答はむずかしいと存じます。ただ大臣が大分遅れるということでありますので、事務的な問題だけを先に、便宜上担当の方にお尋ねしておきまして、基本的な問題は大臣にお尋ねしたいと思います。  そこで朝鮮戦争は早晩終結するということが国際的に予想され、期待されておりますが、そうなりますると、中国との貿易にもよほどよい影響が与えられるようになろうと思います。政府側の啓……

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先日外務大臣並びに黄田局長さんに資料をお願いいたしましたが、もうあれから二週間たちましたのでできましたでしようか。それをまずお伺いしたい
【次の発言】 届いておりません。それではさつそくいただくことにいたしまして、さらにお尋ねいたしたいのですが、第一には中国との貿易につきまして、国際情勢がかわつて参りましたので、打開の道がついて参り始めましたことは御同慶の至りで、岡野通産大臣が新聞記者談等において述べられております趣旨に対しては、財界一般、労働界並びに国民各層においても、大いに期待いたしているような次第でございます。そこでお尋ねしたいのですが、すでに西ヨーロツパ諸国は、四月の初めに……

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 中国との貿易の問題につきまして、引続き要望をいたし御質問をいたしたいのですが、外務大臣の御出席がありませんので、外務大臣への質疑は次会に確保していただきますことを委員長にお許しを得まして、黄田経済局長にお尋ねしたいと思います。  第一には、先日バトル法とココムの輸出制限の品目リストをいただきたいとお願いいたしておきましたが、まだいただいていないのでございますが、おとりはからいくたさいますようにお願いしたいのですが、黄田さんいかがですか。
【次の発言】 それからバトル法で発表なさらない方のリストとココムのリスト、これはどういう現状ですか。発表なさらないというのは、やむを得ない場合はも……

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいま穗積君の議論を伺つておりますと、国会議員の無知とかなんとかいう言葉が出まして、まことに恐縮ですが、私は、保安隊の現状が兵力でないという御議論に対しては、多少こういう極端な憤懣の思いが述べられることも大いに了察できる問題であるようにも思います。しかし、ただいまお尋ねいたしたいのは、昨今の貿易の問題でございますが、貿易の国日本の貿易が戦前の水準の三〇%を欠けるというような憂慮すべき事態におきまして、とにかく海国日本としては、世界の各国に対して貿易を振興することが急務中の急務でございます。一昨日外務省当局からいただきました統計表を見ましても、西ヨーロツパ諸国はすべて今年になりまし……

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先ほどの岡田委員からの御質問は、きわめて重要な問題だと思うのでありますが、昨今台風のために非常に苦労しております。日本は神風の国といいますけれども、実は台風と洪水の国という意味でございましよう。神風というものは技術の幼稚な時代に一つの国防力になつた時代もあつたようですけれども、今では洪水を起すばかりで、国土の治水治山、ダム式電源開発を内にし、外には正常貿易の拡大ということでなければ、国連の隆盛は望めないという重要なときに、気象関係、測候関係の予算が一億三千万円も削減になつたというようなことを聞いておりますが、われわれ了解に苦しむところであります。従つて気象に対する諸施設を充実するこ……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 去る土曜日に旅券法の問題につきまして、緊急な件がございましたので、外務大臣にお伺いいたしましたところ、旅券法の問題の運営は、政府の鎖国のとばりを侵して鉄のカーテンのかなたに旅行した人間は、政府としてはたいへんすかぬから、再び海外に渡航させたくないと思つているけれども、それを禁止する法規がないならば、法律に従つてこれを認める以外にしかたがないと思うが、法律のこまかなことは自分はよく存ぜぬから、こまかなことはその担当の係の部課長に聞いてもらいたいということでありましたので、本日欧米局長並びに渡航課長の出席を求めておきましたが、渡航課長がお見えのようですからお尋ねいたします。  昨年高良……

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 議事進行についてちよつと発言したいのですが……。
【次の発言】 渡航課長がお見えのようですから、旅券問題についてお尋ねします。過日は時間がありませんでしたので、渡航課長はたいへんかつてなことを言われまましたけれども、がまんして聞いておりましたが、官僚としまして一番大事なことはお客様に親切なことと、それから法律を守るということであります。厳に旅券法に違反しないように気をつけていただきたいのでございますが、昨日渡航課長が言われますのには、政府の主義に反して鉄のカーテンのかなたを実地見学して参つた有能の士に対しては、二度と国外に出る場合の一般旅券を提供しないということを言われました。これ……

第16回国会 外務委員会 第19号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 議事進行について。もう一月前のことでございますが、一ぺん当局に資料を要求してありますが、一向参りません。かつて委員長からも催促を願つたのですが、さらに参りませんが、先般の御答弁ではパリのココムについてはでき得る限り状況を説明するということと、それからさらにそれについての資料を提供する、なおその資料が提供できないときは、欧米諸国が中国等に輸出しておる品目で、日本のみが禁止されている品目は実際にはわかることであるから、その品目の一覧表を提供するというお約束でありました。また政府当局は日本を西ヨーロツパ並に取扱つてくれということは、外務省の切なる願であるから交渉しているということでありま……

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 議事進行について。今日はただいままで各委員非常に努められまして、大分生理的疲労の限界にも参つておりますので、お諮りしたいのですが、通商航海条約の問題につきましては、他の委員の方の御賛成があれば、明日続けることにしまして、旅券の問題は飛行機が待つておりますから、きようこれを終りにするくらいに政府から明確な答弁を願いたいと思います。  なお委員長にお願いしたいのですが、私個人に関して申し上げますれば、MSAに対しても、通商条約に対しても、まだ一回も御質問する機会が恵まれていないのでございます。従いまして事務当局におきましては、もう少し各委員の発言をよく記録にとどめられて公平な機会を与え……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいまの文部省当局の御答弁を伺いまして、外務省当局では、文部省当局が事務怠慢のために非常に難渋しておる。事務渋滞を攻撃するならば、外務省でなくして、渡航課長でなくして、文部省を攻撃しろというたいへんはげしい御発言であります。ところがただいま文部省の御意見を聞くと、まつたく違うような状況でございまして、私どもそういう政府間の事務の連絡の不十分をまことに嘆くものでございます。今日通商条約の審議が追つておりまして、全員一致して審議の公正、合理的な進歩をはかりたいというときでございますから、私はこれ以上お尋ねいたしません。でき得ますならば、文部省当局から明日でもただちに渡航課長に御連絡く……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 通商航海条約に、自由諸国に協力いたしますための輸出禁止のような処置がとり得るという条項がありますが、現存鉄のカーテンのかなたに対して輸出を自制しておりますのは、どういう法的根拠に基いてやつておるか。また制約を受けて、たとえば中国向けの貿易が制限されているが、この法的根拠はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 そのようなことでございますならば、これは一般的、抽象的、自主的、道義的協力と見ることができると思いますが、それがおざおざ西ヨーロツパにはいいことでも、日本だけに禁止せられておる。たとえばきようは満場一致で中日貿易促進決議案が通つたのですが、自由党の諸君も満場一致賛成い……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいまの質疑応答を承つておりますと、まことに心配な点がありますので、実は先般の外務委員会でも申し上げましたが、この問題について私は上海で中国当局の意見を聞いております。多少参考な点もありました。彼を知りおのれを知れば百戦危うからずと申しますので、実情の認識というものが大事でございます。また今日世界の風潮から見まして、武力を云々いたしますよりも、まず話合いで解決する相互了解ということが、特に隣邦同士では私は大事であろうと思います。従いまして、簡単に申し上げますが、あの最初の事の起りは、占領軍の支配下にありまして、占領軍が多少は戦略に使つている面もあるかのごとく聞いております。また気……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 旅券法の問題は、委員長から簡単にと仰せられましたから、御趣旨には沿いますけれども、外務委員会としては権威に関する問題であります。海外渡航の問題というものは、外務委員が世界の情勢を知るために、また国民をして知らしめるため、また知る権利のため、これは、はとにすら、つばめにすら許されておる権利が、人間に許されないはずはないのである。マルコポーロの昔から、旅券というものはないでありまして……(「はとに旅券を出すのか」と呼び、その他発言する者あり)私は、今あなたに質問しているのではない。ユーモアを解さないというのでは困る。そこで伺いますが、ただいま田中君から言われた、日本は法治国であるから、……

第16回国会 外務委員会 第25号(1953/08/01、26期、日本社会党(左))

○帆足委員  ちよつと関連して。私は、改進党が再軍備の立場に立ちながらも、なお喜多委員が、郷土愛にかられて、内灘問題の合理的解決のために堂々議論をされておる態度には、深く敬意を表するものであります。従つて、この問題につきましてのただいまの質問に対して正確な答弁をされ、さらに内灘問題の今後の解決策についての政府の遠いおもんばかりと、終局的解決についての努力の目標を次会に示していただきたい。と申しますのは、地元の人たちの反対を押し切つてつくつた軍事基地などというものは、三文の値打もないのであります。結局そのために両方の感情が悪化し、米兵との対立を招来し激化するようなことになるのを優慮いたしますから……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 第一はMSA協定に関連しまして、中国貿易の関係ですが、先日中国との貿易促進決議案が満場一致通過いたしまして、政府もその趣旨を体してせつかく御努力中という御答弁に、外相、次官ともたびたび接しまして、まことに欣幸の至りでございます。また先ほどの戸叶里子さんに対する御答弁に、MSA協定の中に、中国との貿易に関する制約を明文に入れることはないというお答を伺いまして、これまた御同慶の至りでございますが、かの決議案の趣旨の中には、現在中国との貿易ができません主たる原因は、向うへ輸出いたします商品を極度に制限されているということが最大の理由でございますのと、貿易用務による渡航が極度に制限されてい……

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 他の同僚議員の時間の都合もありますから、ごく簡単に御質問いたします。  先ほど同僚穗積委員のまじめな質問に対しまして保安庁長官からお答えがありましたが、そのときに、日本の青年について大いに御激励のお言葉がありました。おおむね子は父よりさとしでありまして、青年たちは保守政党の指導者諸君より多少聰明であろうと考えておりますから、別な意味において将来のことはさほど心配ないと存じておりますので、まことに御同慶の至りに存じます。  MSAの問題は国家の安全保障に関係する至大な問題でございますが、今日は御承知のごとく水爆の時代、原爆の時代でございまして、もし国の安全保障ということをまじめに論じ……

第16回国会 外務委員会 第30号(1953/09/17、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 外務大臣にお尋ねいたしたいのでございますが、国会の決議というものはきわめて厳粛なものでありまして、これは国民の最高の意思を表明するものであることは申すまでもありません。しかしながら今日国際情勢はきわめて複雑困難でございまして、諸懸案の解決は、平和のために忍耐を必要とし、時を必要とし、漸進的にと申しますか、中庸の道を得て解決して参らねばならぬということは、国民ひとしく痛感するところでございます。特に平和と貿易の問題等につきましては、ある意味におきましては党派、階級の利害以上の国民的利害の問題でございますので、この一面については相互に理解し合い、和衷協力して当らねばならぬという点も、わ……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間がありませんので、また残りは明日にでもしていただきまして、急ぎのことだけを申し上げます。今まで外務委員会におりまして、こちらに初めて参りましたので、皆様にちよつとごあいさつ申し上げます。よろしくお願い申し上げます。  私は長らく二十数年も経済界におりましたので、そういう点では勤労者の党におりますが、経済界の実情には多少通じておるつもりでございまして、岡野大臣とも旧知の間柄でございます。岡野さんは金融界出身の方でございますが、しかし銀行屋さんの中では一番輸出貿易並びに産業の事情に通じておられる方のお一人であつて、かたがた大阪出身の方でもありますから、われわれの申すことも特に理解し……

第18回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいま電力事情の状況を承りましたが、実は一昨日御質問いたしました中国への硫安の輸出のことと電力の割当が連関がございますので、せつかく公益事業局長の中島さんもお見えになつておりますからお耳に入れまして、来年春の電力需給につきまして格別の御配慮を願いたいと存じます。  輸出の状況は、ますます国際的に過剰生産の傾向がありまして、特に今後通産御当局の御考慮を煩わし、特に審議庁あたりで思料をいただきたいと存じますことは、アメリカでは鉄鍋年産額が一億二千万トンにも達しているといわれておりまして、それが軍需のみに使われておるかと申しますと、案外軍需の分は少くて、自動車工場の拡張とか、東部海岸に……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 昨今の日本の貿易がたいへん不振でありますことは、これは国際的にも一般に不景気の前兆が強くなつておるような状況でありまして、国際連合の統計を見ますと、日本の貿易は戦前の三〇%、しかるに世界の水準は一三六というようなことで、輸出非常体制をしいてよいくらい、国際収支の問題は緊迫を告げておるのでございます。ただいまの外交は、やはり経済外交といつてよいくらい経済が重要でございますから、輸出振興に対して一段の御努力を願いたいのでありますが、幸いにして貿易の条件であります国際情勢は、多少平和への曙光が強くなつて参りまして、特に原爆から水爆に移り、最近は航空機は音響速度の二倍を越えまして、香港から……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 最初に参考人の方にお尋ねいたしますが、実は私どもちようどこの問題の起つております第四区の選出議員でございます関係もありまして、同僚の社会党菊川代議士、並びに自由党の花村代議士とともに、一市民として超党派的にこの問題に対して痛切に心配もいたし政府の善処を切望いたしている次第でございます。  そこでこの重要な問題につきまして、まず政府当局の方でこのような措置を御準備なさいますについては、渋谷の区会並びに地方の教育関係の各機関あるいは明治神宮の当局等に事前に連絡し、また協議し、了解を得ましたものかどうか、その点につきまして参考人の方のそれぞれの御担当の方から御意見を伺いまして、それにつき……

第19回国会 通商産業委員会 第1号(1953/12/14、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先ほど齋藤、長谷川両委員から日本の鉱業政策、技術政策について非常にいい質問がございまして、私ども党派は違いますけれども、こういうまじめな質問に対しましては大いに啓発され、また政府当局もぜひともいれていただくようにお願いする次第であります。同じく貿易の問題につきましても私どもは同じ気持でおりまして、貿易とか国交調整とか国の平和とかいうような問題につきましてはこういう波風はげしい世の中でございますから、なるべく超党派的に国民全般の立場から考え、御協力いたしたいという気持を持つておる次第でございます。もちろんわが党は勤労階級の党でございますから、特にまた勤労階級の立場から強調するところも……

第19回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 関連して……。需給の問題がただいま出ておりましたが、硫安の需給状況が相当逼迫した状況にあるということは、ちようど春肥の前でございますし、当局が心配されておることは、ある程度の妥当性があると思います。しかし同時に、この問題につきましては、与党の各議員の方々ともしばしば私意見の交換をする機会を持ちまして、わが議員連盟三百名の議員は、ほとんどこの問題について満場一致理解をしておる問題でございまして、中国の五億の農民を擁する市場に対して、最初の窓が開けようというときに、五万四千トンならずとも、せめて三万トンでも二万トンでもいいとまで同僚議員が言われておるのでありますから、私はこれは方法はあ……

第19回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/16、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先般の委員会で硫安の輸出につきまして種々御説明いたしまして、政府当局の御協力方をお願いいたしましたのですが、前回申し上げましたように、この問題は与党、野党という区別なく、輸出振興の一環として申し上げておるのでございまして、本来ならば与党の自由党の方に御発言していただく方が適切かと存じますが、たまたまこの仕事についての議員連盟の幹事役の一員をいたしておりますので、発言させていただきますことをまず御了解願いたいのでございます。  昨日も御説明いたしましたが、何分にも国際収支の緊迫は異常の状況でございますし、輸出の振興ということは第一義の要件でございますので、せつかく来年の三月末日までに……

第19回国会 通商産業委員会 第7号(1954/02/05、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 一般的質問をいたしたいのですが、ちよつと今加藤君から重要な問題について御質問がありましたので、連関しまして、一言だけお尋ねしておきたいと思います。今度の織物消費税の問題に、なぜ原糸をおやめになつたのか、その理由と、それからもう一つは税の目的が、奢侈品を押える目的か、または税収入をとることが主たる目的であるか、この二つについてちよつと伺つておきたいと思います。
【次の発言】 御説明を伺いまして、最初からの経過を考えますと、やはりこの税の取扱いというものについて首尾一貫していないところが大いにありまして、そしてそのさまよえる亡霊が遂に洋服屋さんにとりついたということで、非常に明朗性を欠……

第19回国会 通商産業委員会 第16号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 これに関連をいたしまして資料のお願いをしたいのですが、きのうの朝日新聞に、中国とヨーロツパの貿易の数字の概略が出ておりましたが、あれを見ますと、非常に日本が立ち遅れているような実情でございますので、至急西欧講国及びアメリカと中国との貿易の昨年の実績、及び日本と中国との貿易の品目別昨年の実績をお願いいたします。

第19回国会 通商産業委員会 第23号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間が移つておりますので、皆様御迷惑でしようからごく簡単にいたします。実は緊急質問を提案いたしましたのは、鉱業権の、韓国人に対する特別規定が、四月二十七日に期限が切れるものでございますから、ただいまのうちに政府に御注意申上げて、ひとつ深甚なる御研究、並びにこの問題は多少政治的考慮も要する問題でありますから、通産同僚各委員慎重な御考慮を参考にして、ぜひともきめていただきたいと存じます。  御承知のように朝鮮人諸君の状況は、朝鮮人の祖国たる朝鮮が長い間戦乱にあい、二つにわかれて統一が行われておらないために、きわめて不幸な同情すべき状況にあることは、御承知の通りであります。従つて今日一般……

第19回国会 通商産業委員会 第24号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 関連して。ただいま映画輸入の問題が出ましたが、これは文教の方と連関のあることで、通産委員会で映画のことを詳しく申し上げるのもいかがかと思いますが、一応重要な問題として通産大臣のお耳に入れておきたい。最近日本映画の輸出ということもだんだん問題になつて参りましたので、この点について格段の御努力を願いたい。  それからもう一つは、映画倫理的な観点から、たとえば「原爆の子」などは新日本憲法に照して第一位を獲得すべきヒユーマニズムの映画だと思います。「ひろしま」の方は多少はげし過ぎる、きびし過ぎるという点もありますが、それにしろこれも優秀な映画である。「原爆の子」などに至つては、はげしいどこ……

第19回国会 通商産業委員会 第42号(1954/04/30、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 関連して……。きようでこの審議は最後だということですから、一言だけお尋ねします。先般中国に硫安の輸出が五千トンできまして、政府当局も国際収支の改善の見地から、この問題に対して善処されて、この点にまことに多とするものでありますが、硫安の輸出会社ができました場合に、私しろうと考えで多少疑問にいたしております点は、先般中国向けの輸出に対しまして、今の国際情勢からいつて、西ヨーロツパ諸国が穏当としておることについて、われわれは何の遠慮もないというふうに、外務大臣からも通産大臣からも伺つておるのでありますが、中国向けの輸出に対しまして、一部の勢力なり、硫安輸出委員会等におきまして、多少これに……

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 関連して。台湾への輸出の見返り物資のことにつきまして、今砂糖のことについて大臣から御言明がありましたが、輸入によつて穴埋めをしておりますけれども、輸入物資そのものが非常に貴重なわけでなくて、金銭上のつじつまが合つておるというようなな状況なんです。先ほど永井委員から御要望がありましたように、合理化はやはり日本経済全体が脆弱な状況になつておりますので、これは全体としての筋道の通つた合理化を考えなければこの危機は私は突破できないと思う。しかるにかかわらず、硫安の問題が取上げられておるのに、昨年の暮れのことでも、たとえば硫安を中国にもう少し輸出すれば粘結炭と工業塩が相当買えたのです。そうす……

第19回国会 通商産業委員会 第46号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 関連して。ただいま加藤議員からまことに論理整然たる質問がありまして、局長のお答えを承つておりますと、私はこの問題について最終的決定を政府が下すのには時期尚早であるという感を――これはだれしもそういう感を受けたと思いますが、受けました。先ほど日本の国民は木材に対して長い間の郷愁を感じておるというお話もありましたが、日本は、水の国、湿度の高い国、そうしてまた戦災を受けた国として、私は住宅様式については大いにこれから創意くふうをこらさねばならぬ、なかんずく石、セメント等でつくりました製品を広汎に建築に活用するという方向に進むことについては、異常なる努力、決意が必要であると思います。その点……

第19回国会 通商産業委員会 第52号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 参考人の方にお尋ねいたしますが、日本は水の国であり、治水治山を非常に必要とする国であるという点と、それから湿度の高い国でありますから、今後もセメントとかスレート業を大いに振興して、木材にかわるにもつと多くの石とセメントを使い、それから道路などは東京郊外などを歩いてもたんぼの中のような状況でございますから、石とセメントをもつと有効に使う国にしなければ国土の荒廃を防ぐことはできませんから、何とかしてこの石の問題、砂の問題、砂利の問題等をもつと有効に能率化せねばならぬ。そしてそれを国土計画なり河川治水の計画と結びつけて国富を大事にして能率的、そして安い値段で消費大衆に渡るようにせねばなら……

第19回国会 通商産業委員会 第53号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいま永井委員からいろいろな点につきまして指摘され疑問の点を提出されましたが、私はこの法案が、将来実施されるに至りました場合に、これらの点はやはり十分に考慮して運営していただかねばならぬと思います。日本の特殊の山及び水の関係からして、治水それから資源の愛護、能率化、業界の安定等の見地から何らかの意味において私は砂利の採取を合理化し、総合的見地から能率化することが必要であると思いますが、ただいま同僚永井委員が各種の観点から指摘されました点につきましては、ひとつ慎重な考慮を願いたいと思います。  私どもとしましては国民経済の能率化及び公共の福祉という観点を第一に考えまして、第二にはそ……

第19回国会 通商産業委員会 第56号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 先般来の委員会で一通り伺いましたが、最後に一つお尋ねしたいと思います。政府の許可の基準と運用方針につきまして、小さな手掘りの諸君が、既得権をそのために淘汰されて認められなくなるのではないかということを心配しておるのですが、それについての政府当局のお考えはどういうことでしようか。中小企業は日本のような国柄では当然尊重されねばならない。しかし中小企業といえども、ただ能率が悪いままで惰眠をむさぼつているわけには参りませんから、その打開策としては極力協同組合等を活用いたしまして、みずから自立の精神を養い、進歩、合理化の道を進むだけの気魄と責任感を望むことはもちろんのことでありますが、同時に……

第19回国会 通商産業委員会 第60号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 大臣は会食に行かれるそうですし、時間の都合もありますから、二、三分だけお許しを願いたいと思います。私はきようも定刻通りに最初参つておりましたが、開会が遅れましたので、質問が遅れました。午後私は政府が旅券法違反をいたしましたことについて百万円慰藉料をくださる公判がありますので、そちらへ参りますから、御了解を得ておきまして、午後引続いて質問をいたしますが、一つここに申し上げておきたいことは、映画の振興のことについてであります。とにかく日本の映画技術が非常に振興いたしまして、外国でいろいろ一等賞をもろうとか、また輸出が始まつておりますが、その中の一つとして、たとえばソ連または中国にも映画……

第19回国会 通商産業委員会 第62号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 日本経済の現状は戦争後の復興期が一段落しまして、当然のことでありますけれども、今非常な不景気が進行しつつあるわけであります。ことしの暮れから来年にかけては、私はゆゆしい事態になるのではないかと思います。しかしかくなることは当然のことであつて、今日あわてて対策を講ずるということ自体がはなはだ時期遅れで、最初から敗戦日本の人口や国土の狭小さで貿易の重要性などを勘案してむだな投資を省き、ぜいたく品の輸入などは控えて、労使の筋道を立て、企業が能率化するように全国民が真剣になつて努力せねばならなかつたのに、自由という言葉が、何もかもえてかつてにすることが自由経済であり、放埓にふるまうことが自……

第19回国会 通商産業委員会 第63号(1954/08/13、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 昨日愛知通産大臣に中国との貿易の増進につきましてるる要望いたしましたが、愛知通産大臣からはその趣旨に従つて政府は全力を尽すようになつておるから、従来行き届かぬ点があつたとするならば至急改めるように努力するという明快な御答弁がございました。従いましてその趣旨に基きまして現在問題となつております中国からの米の輸入並びに硫安の輸出につきまして要望したいと思います。  まず第一に時間がございませんので、また軽工業局長のお時間の都合がありまして、同僚委員から時間を繰合わしていただきまして質問の次官をいただいた次第でありますから、なるべく簡単に、要を得て御答弁を願いたいのでございます。  まず……

第19回国会 通商産業委員会 第65号(1954/09/09、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 ただいま小委員長からるる御説明のありました要旨に対しては、われわれも全面的に同感でございます。以上の諸点について行政当局の迅速にして適切なる措置を要望する次第ですが、ここに関連しまして一、二お尋ねし、要望しておきたいことがございます。それは今日一六〇の生産を、わずか戦前の三五の輸出で支えているような非常事態であるにかかわらず、まだまだ通産省当局の貿易に対する認識と努力が十分であると言えないと思うのです。この問題は明日も通産大臣に申し上げますが、為替の危機、貿易の危機がいかに深刻であるかということを深くお考えくださつて、各省の政策の末端に至るまで、また政府の施策の末端に至るまでこのこ……

第19回国会 通商産業委員会 第66号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 農林省の米穀担当の方にお願いしたいのですが、御承知のように通産委員会で数次これが問題になりました中国からの米の輸入のことでございますが、農林省当局の適切なおはからいで、すでに三万石からの米が芝浦の港に着きまして東京都内に配給されまして、新聞等の伝えるところによりますと非常な好評を博しておりますことはまことに御同慶の至りでございます。先般の通産委員会の速記録をもう一度ひもといて見ましたところが、今次輸入いたします三万トン内外の中国からの米の輸入に対しましては、通産省当局並びに農林省当局打合せの上、見返りの硫安を輸出する。これは十箇月の余裕期間があるわけでありますが、その期間内に輸出す……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 通商産業委員会 第4号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間も大分移りましたので、ごく簡単に申し上げます。また参考人の皆様から実際に即したお話を伺いまして、非常に感謝いたしております。わが党は、勤労者の立場に立ちまして、科学技術、合理性を尊重いたしまして、産業の復興に邁進したいと考えております穏健中正な政府でございますから、各界各層の御意見を伺いまして、虚心坦懐に、私心なく、また現在考えておりますことの中でも、それが妥当でないと気がつきました点があれば逐次改めて、そして国民経済に寄与するようにして参りたいという心構えでございます。大体におきまして私どもは、日本の特殊な国情からいたしまして、多少の保護関税、収益課税は必要であるとも存じてお……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 この際動議を提出いたしますが、委員長の互選は、投票を用いずに、中村高一君を委員長に推薦いたしたいと思いますが、いかがでしよう。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を七人といたしまして、委員長において御指名あらんことを希望します。

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間がございませんし、他に同僚議員からも簡単な御質問がありますので、私も簡単にきようは御質問いたしまして、意を尽さないところが多々ございますが、その点はお許しを願います。  原水爆の時代に平和共存を望むことは、今は日本だけでなく世界の輿論でありまして、平和をどうして達成するかということが良識ある政治家の任務になつておることは御承知の通りでありますが、政府が、新内閣ができますると、ただちに二つの世界の平和共存または外交の調整またはそれの裏づけとしての貿易の拡大等の政策を発表せられましたことにつきましては、私ども大いに敬意を表しておる次第でございます。しからば、今後この実施についてどの……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 石橋、高碕両大臣が御就任になりまして、識見高き同学の先輩を迎えまして、ともに語り、御意見を伺い、また勤労者政党の立場から御批判をいたす機会も与えられましたことを、私は光栄に存じておる次第であります。  この委員会は、主として東西貿易の打開を目ざして、それが動機でつくられた委員会でございますので、いろいろ申し上げたいことがありますが、時間の制約もありますので、主としてその問題につきまして重要な点を本日は申し上げ、こまかな具体的な問題につきましては後日詳しく申し上げ、要望もいたしたいと存じます。  第一に、東西貿易の現状につきまして、鳩山内閣は、世界における最近の平和の傾向とにらみ合し……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 きょうは外務大臣、通産大臣に質問をいたしまして、中国、ソ連貿易の大綱についての政府の確たる意見を承わって、いずれ国会は解散になりますから、その間のブランクを責任を持って埋めてもらいたいと思ったのですが、両大臣は参議院本会議に出席のため遺憾ながらただいまの時間に間に合いませんので、外務省、通産省、経審各官庁の行政担当責任者の各位に私どもの要望を申し上げて、そして今日のところの政策の進行状況を承わっておきたいと思う次第です。  新内閣は、解散を控えておりますので、いろいろな政策を発表しておりますけれども、大へんけっこうなことずくめであって、一体その中でどれをどういう手順で実行されるのか……


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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 今日は最後の審議でございますから、私ども審議の資料をいただきたいのでございます。昨日までにお願いしてありました資料をきようの午前中に御提出願わなければ、われわれはあとの質問を続行することは不可能でございますから、委員長においてひとつよろしくおとりはからい、御督促をお願いしたいと思います。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 委員長、外務大臣はもう見えますか。
【次の発言】 本日は外務大臣及び保安庁次長並びに通産省当局に質問したいと思つておる次第ですが、外務大臣の御出席がずるずるになつてまだ遅れるようですから、質問の時間についてはひとつ御考慮願いたいと思います。いろいろ申し上げたいことがありますが、順序をかえまして、通産省通商局の次長さんがお忙しいところをさいて急いで御出席になつておりますので、先に事務的なことをお尋ねします。  最近ソ連、中国に対する西ヨーロツパ側の貿易攻勢がたいへん盛んになつて来ておるようでございますが、その場合に、ソ連に対しては貿易を緩和する、しかし中国に対しては緩和しないというこ……

第19回国会 通商産業委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第13号(1954/10/15、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 後ほど北九州の現場の実情をよく存じております伊藤委員から、実際的な面について御質問しまして、問題解決の推進に御協力したいと思います。従いまして私は重要な二、三の点について、今日御出席の皆様に御質問いたしまして、問題の所在を明確にして対策を強化いたすことに、わが党としても御協力したいと思います。  この石炭鉱業の今日の危機は、今日だけにとどまらず、全面的な不景気の進行とともに、一層深刻な状況にさらに深刻の度を加えつつあるわけでございますから、私はむしろ今日の小委員会か開かれ、諸君とともにこの問題の対策を講じますことがおそきに失したうらみをすら持つておるのでございます。洪水が参ります前……

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第3号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間も移りましたので、簡単に御質問しますが、先ほど来同僚の各議員が質問されましたように、電気事業というものに今日大きな矛盾があると思うのです。先ほど通産大臣は国家の補助金をやつておるのは、輸出産業でもやつておることだし、公共的性格ということは、今日の基幹企業には各方面にあるとおつしやいましたけれども、電気事業の場合は、その程度がもつと強いと思うのです。従いまして今日電気料金が、ほかの物価は戦前の三百倍を越えておるときに、百四十倍くらいの状況におかれておるのであるから、私はある意味で苦しいことは十分了察できますし、自由経済の原則のもとで、電気事業経営を引受けておられる経営者の側から見……

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第4号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○帆足委員 時間も移りましたので、簡単にお尋ねいたしますが、電力料金はたしか戦前の値段の百四十倍くらい、一般の物価は三百倍にもなつているのでありますから、ただこの矛盾をそのままほつたらかしておいて、そして料金を安くしろ安くしろと言つただけでは私は問題の解決にならないと存じます。物価というものは買う者は安い方がいいし、売る者は高い方がいいし、給料は高い方がいい。これは天下の法則でございます。私はそれだけの問題であるならば始終世間でよく聞く問題でありますので、そういうことは自主的に調整なさつたらよかろうというだけの問題だろうと思います。しかしながら本日主婦連合会の代表の方は二千万の主婦を代表して国……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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