細迫兼光 衆議院議員
26期国会発言一覧

細迫兼光[衆]在籍期 : |26期|-27期-29期-30期
細迫兼光[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは細迫兼光衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

細迫兼光[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第11号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしましてここに上程せられました公労法の一部改正案などの審議にあたりまして、その関連問題について、緒方副総理並びに小坂労働大臣に対しまして若干の質疑を試みようとするものであります。(拍手)  すなわち、われわれは今ここに公労法における労働者の失地回復を試みようとしておりまするが、これに対しまして、政府は、いわゆるスト規制法をもつて逆襲して参つております。従つて、私は、ここにいわゆるスト規制法の問題について触れることの御了解をお願いいたしたいと思います。  緒方副総理も御承知の通り、労働者の団体行動権、すなわちストライキ権は、憲法がおごそかに保障しておるとこ……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/01、26期、日本社会党(左))

○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣並びに関係閣僚に対し若干の質問を試みようとするものであります。  まず、本臨時国会の中心題目でありますところの人事院勧告、仲裁裁定の問題に関して、大蔵大臣、法務大臣、労働大臣その他関係閣僚諸君。そもそも、この人事院勧告、仲裁裁定なるものは、百数十万の公務員、公共企業体職員から罷業権を奪い去つた代償として与えられた制度であることは御承知の通りであります。しかるに、従来の政府の態度をもつてしますれば、この代償すらも奪い取るものと断じなければなりません。(拍手)大蔵大臣は、昨日「一万五千四百八十円ベースを実施することといたし」と述べられて、そ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第43号(1954/04/30、26期、日本社会党(左))

○細迫兼光君 私は、ただいま上程せられました議案のうち、国連軍の地位に関する協定、及び合衆国軍隊及び国連軍の共同行為から生ずる請求権に関する議定書の件につきまして、日本社会党を代表しまして、協定承認に反対の立場から意見を開陳いたしまして、諸君の御同調を求めんとするものであります。(拍手)   [議長退席、副議長着席〕  この協定の中には、労務や資材の調達関係において従前よりもよほど改善の跡のあることを認めるにやぶさかではございません。裁判管轄の問題においても、また損害補償の問題においても同様でございます。しかしながら、これらの問題は当然なことでございまして、これまでこの当然なことすらも実行でき……

細迫兼光[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

細迫兼光[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は法務委員会に籍を置いておる者でございますが、政府委員に御答弁をお願いいたしたいと思うのです。それは、法務委員会におきましては、この戦犯者釈放の問題について、それ専門の国民使節団を送りたいという考えが浮んで、本委員会と御相談を申し上げてこれを進捗したいという考えが実は進んでおる。このことについての政府の御所見を承りたい。  この問題は、本委員においてもかねて論議せられておることがあるやに聞くのでありますが、かえつて諸外国を刺激していけないのではないかという御議論があつたそうでありますが、われわれ法務委員会におきましては別な考えを実は持つておる。元来B、C級の戦犯問題につきましては……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ちよつと。いろいろ所管がかわりまして、建設省の御説明によれば、すつきりしたいために所管をかえたというような御説明でありましたが、事実は、いろいろな経過が、あたかも事をこんがらかすためにやつたような印象を与えておる。これは、今度強制的にあそこの立ちのきを要求するというような段階になりますと、訴訟上当事者ということは、御承知のように、非常に大切な問題になるのでありまして、立ちのきを要求せられる被告からは、私は東京都から借りたんじや、いらぬ世話をやくなというような抗弁が必ず予想せられるというようなわけでありまして相当めんどうになつて来る。今めんどうだということを考慮に入れますと、一番すつ……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 条例によつたので、特別安いとは思わなかつたというような御趣意の御答弁でありますが、それではお伺いしますが、その賃料のほかに、なぜ会社から五百万円の寄付をとられたのか、これはこの賃料で貸しておつたのでは、会社に不当とは言いませんけれども、多くの利益を与えるだろう、その利益の一部分を寄付しろというような意味じやなかつたか、その五百万円の寄付というものこそ、あなたがそう不当ではないとおつしやりながら、あなたの言葉を裏切る事実なんです。五百万円寄付を受けられた趣旨の裏には、そういう意味のことがありはしなかつたか。
【次の発言】 顧問山口さんには会社としてどういう待遇をしておられますか。

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 労働省の方にお聞きしますが、一体労災保険の会計の収支は従来どういうふうになつておりますか。赤字が出ておるかどうかという大ざつぱのところでけつこうですから御説明願いたい。かつかつにやつて行けますか。

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 迂遠な質疑でありまして、また話が小さくなりますが、荏苒このまま放置いたしますれば、物価の変動による損失も莫大でありますが、利子だけでもなかなかばかにならぬのであります。こういうものは確認せられた後においては当然利子はつくものでありますか。国内法によりますれば当然にはつかないのではないか、請求というような一つの法律行為を行わないと利子はつかないように思うのでありますが、外国貿易との関係においてそういうことはどうなつておるか。もし何らかの法律行為を必要とするならば、さつそくそれをなさつていたたきたいのですが、あるいは所管が大蔵省ということになつておればそつちでやるべきだというようなお考……

第16回国会 決算委員会 第13号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 われわれは国政に関する長さをなすべき権限を持つております。この権限に基き、また国民の負託にこたえる義務遂行のためにこの審議を進めておる。なおこうした決算の承認を求めておきながら、その説明に要を欠くという場合に至りましては、率先進んでこれの釈明、われわれの了解に努めなければならぬ国務大臣は責任があると思うのであります。しかるにとかくこの義務に反することが吉田首相の従来のやり方でありまして、今またその一片がここに現われておるものと見なければならぬのであります。しかも従来審議の経過を見ますれば、当初通産省におきましていろいろなことをやられ、今やその処理の権限は大蔵省に移つておるというよう……

第16回国会 決算委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連して。ただいま吉田委員からの御質疑によつてもなお副総理ははつきりした態度を御表明にならないのでありますが、アメリカから送つてもらつた援助物資に対する国民感情などという言葉も出ました。まつたく国民としてはもらつたものだという百パーセントの感謝をもつて、あの衆議院などの感謝決議にもなつておると私は思うのであります。もしあれが対価を要するもの、債務としてあとに残るものだということになりますれば、同じ感謝であつてもその内容が大分違つたであろう、それならそれと最初から言うてもらいたかつた。なおまた対価を支払わなければならぬ性質のものであれば、送つてもらう品物に対しても注文をする、取捨選択……

第16回国会 決算委員会 第16号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 交通公社関係の問題につきまして、次会に交通公社の責任者の御出席を求めて参考人として喚問すること、及び今御答弁がありました切符の売上金を預け入れておるところの特別口座の通帳を持参して出て来られることを、委員長においてしかるべく御処置ありたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 切符を委託販売しました場合の切符代金、これは他の収入と混合して銀行に入れるとかいうような処置がとられておりますか。あるいはまた特別な口座でも設けて保管してございますか。
【次の発言】 そうすれば支払い要求があるとか、あるいはきまつた支払い時期には、何どきたりともこの切符代金は国鉄の方に支払い得る状況にあると考えてよろしいでしようか。
【次の発言】 しかるに二十六年一月ですか、その代金支払いが四月まで納まつていないような状況にあるように見受けられるのですが、その事情はどういうわけでございましようか。
【次の発言】 国鉄だけは特別に口座を設けなかつた。それ以前といたしましても、国鉄の切……

第16回国会 決算委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 会計検査院にお尋ねいたします。とにかくここに石炭のクレームによつて、五十六万円という損失を国は負うたわけであります。これを法律的に見ますれば、その責任の所在は明らかでありまして、もし検収するに際して過失があつたものならば、これは検収に当つた者の過失によるものでありまして、国としてはその検収官のミスとしてその責任を追究しなければならない、こういう筋合いに相なる。なおまた検収官を何かのことでごまかして、規格に合わない石炭を積み込んだというようなことに相なりますれば、国はそのごまかしたものに対しましては、賠償を請求する権利がある、こういう筋合いに相なるのであります。そこで会計検査院といた……

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ああいう複雑な分担方法の建築でありますから、いかなる技術者といえども金銭に見積つて、これをどれほど国鉄が負担すべきか、あるいは会館が負担すべきか、その計算がむずかしいということはわれわれでも想像できます。従つてそのわからないということをわれわれは決してふしぎとも思わないので、これ以上追究しようとは思わないし、それがあたりまえだと思う。従つてこれは国鉄がどれほど負担するという新しい協定をしようとも、その協定自体が正当であるかいなかということはあなたにもわからないはずだと思うのですが、いかがですか。分担の協定自体が、正鵠を得たものであるかどうかということもあなたにはわからないはずだと思……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 運輸大臣にお尋ねいたします。先日副総裁にこの鉄道会館との間の契約の性質について、吉田委員からこれは公的契約であるかあるいは私的な契約であるかということについて質問がありました際に、副総裁は公的な契約という御答弁があつたのであります。私はこれはあくまでも間違いであると思いますが、そのことは後日の問題といたしまして、そういう頭が国有鉄道には種々あるのだということが認められると思います。鉄道会館との契約などにいたしましても、使用許可というような形式がいまだに用いられておる。民間相互の契約の形ではありません。これはいつでも官庁対国民間における封建的な性質の契約において使われておる形式なんで……

第16回国会 決算委員会 第28号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 副総理にお尋ねをいたします。私の記憶によれば、アメリカの要路の人がガリオア援助の代金と申しますか、これは日本に対する債権と心得る。そうしてその債権取立ては、あらゆるほかの債権――その意味するところは賠償なんです。賠償に優先するものだということを言明したことがある。それから想像いたしますと、あるいはこの問題が荏苒未解決に長びいておりますことは、この問題を早く解決すると、賠償を現実にただちに払わなければならねという問題が起つて来る。これをうやむやにしておいて、このガリオア援助の債務を払わなければならぬから、賠償はそんなに早く多額には払えないというようなかけ引き上から、わざと荏苒長引かし……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 重複したら恐縮ですが、すべて災害復旧工事は、旧態に復するだけでは足りないと思うのです。よろしくこの際に拡大強化して、再び災害を繰返さないように努めなければならぬと思います。すなわち木橋はコンクリート橋に強化し、あるいに川幅も思い切で広げるというような方針でやられなくてはならないと思う。しかしながら、これについては、国の機構においてはもちろんのこと、府県町村には大いに補助を見てやるからという方針で奨励なさる必要があると思いますが、災害復旧を、旧態に復するだけで足れりとなされる方針か、大いに拡大強化せねばならぬというわれわれの考えに御同調であろうか、承りたいと思います。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第9号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいまの関連事項でありますが、私どもが北九州に参りましたのは、国会の権限に属する国政調査のために参つたのであります。その使命を持つ者に対しまして、オフ・リミツトだということを言われるにつきましては、相当見せてはいけないものがあるか、あるいは行つてじやまになることがあるか、相当理由があつたに違いない。ただ品が下手だということでは納得できません。大体国鉄はお客商売、お客扱いにはみんななれている人だと見なければならぬのであるから、その人の口から国会議員もオフ・リミツトだという言葉が出るということは、相当な根拠があることに違いない。ぜひ井沢とおつしやいましたか、九州の総支配人から、直接、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいま特別立法の話が出ましたので、この際動議を提出したいと思うのであります。われわれ過日現地に派遣せられました委員の報告によりましても、およそのサゼスチヨンを実は提出しておるつもりなのであります。どういう角度でという、およその現地の要望はもちろん、その後この委員会においてもいろいろな要望、その立場からの質疑応答がたくさんになされておりまして、問題の所在点というものは、およそ帰するところがあるのではないかと思うのでありますが、きようにでもひとつこの委員会散会後に理事会でもお開きくださつて、この委員会として特別立法の線で考えるように進行が願いたいと思います。

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 政府委員の補足説明によつておよそ明らかでありますが、政府の御答弁としてはつきり記録しておきたい意味もありまして、あらためてお尋ねいたします。少年法の一部を改正する問題について、この代用鑑別所やあるいは代用特別少年院、これら代用物を解消するにはもちろん施設の完備が必要でありますが、とかくこれが延び延びになりがちで、いつもやすきにつきまして、根本的に少年法の趣旨を没却するような結果になることが多いのでありますが、これらの予算措置は十分にとられておりますか。
【次の発言】 直接の問題ではありませんが、これは法務大臣から御答弁を願いたいのであります。同じく代用ものの解消に関することですが、……

第16回国会 法務委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 法務大臣にちよつとお伺いします。田中官房副長官はあなたの直接の監督すべき系統の地位にはないと存じますが、しかし内閣の構成員の一員として、国務大臣として、この内閣の一公務員がとつた処置が妥当であると考えられるか、妥当でないと考えられるか。それについて責任ある答弁をなさる義務があると思いますが、いかがでありますか。

第16回国会 法務委員会 第11号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 政治犯の問題でございますが、いずれこれの具体化は引渡し条約においてなされることと思うのでありますが、引渡し条約における御方針、態度を、ちよつと先ほどはつきりとは聞き漏らしたのでありますが、列挙主義はとらないとおつしやつたように聞いておりますが、さようでございましようか。
【次の発言】 条約においてはもちろん相互平等でありましようし、また相互に照応するものになると思うのでありますが、それをつつ込んで申し上げますれば、たとえば、こちらから引渡しを要求する犯罪を列挙しますれば、あちらからもそれに照応したものを列挙して要求するというようなことになると思うのであります。ここに具体的にあげます……

第16回国会 法務委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 団規法違反被告事件で拘禁されております松本三益氏について毒殺の疑いがあるという問題が、きのうのこの委員会においても、また新聞にも、きのうの東京地方裁判所における公判の模様として出ておるのでありますが、この点につきまして大臣に質疑いたしたいと思うのであります。重要な質疑の続行中でありますから、簡単にいたしておきますが、その伝えられる内容は、松本三益君が食事をしておつて、魚がお菜に出て来たが、そのしつぽの方を少し食べただけで、何だか変だからというので食べることをやめ、ハトロン紙に包んで外に出しておいた。ところがハトロン紙の破れ目にすずめが首をつつ込んで死んでおつた、自分も下痢をした、こ……

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 さつそく御調査くださいまして感謝いたしますが、当時松本氏からこれに関する調査の要求がなかつたといたしましても、今や新聞紙も伝えるような公な事実になつておりますから、当局としても徹底的に解明なさることがよろしいと思う。なお進んですずめの死骸などがまだあるかどうか。あれば毒物を飲んだ形跡があるかどうか、鑑定というようなところまでお調べなさつた方がいいと思いますが、大臣の御意見はいかがでありますか。
【次の発言】 ああいうふうに新聞の記事にもなつたことですから、徹底的にお調べなさつた方がよろしいと思います。今後でさましたらまた御報告をお願いいたしたいと思います。それを聴取することを留保い……

第16回国会 法務委員会 第21号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 その点に関連してちよつと。逐条説明書の六ページを見ますと、裁判所が口頭による意見の陳述を許すであろうということを書いて、まあいいじやないかという理由をつけておられるように思うのですけれども、この口頭による意見の陳述を許すであらうということは、別に規定として現われてはいないようですが、ただこれは言い訳のために説明をつけた感があるのですが、この点の所見を伺いたい。
【次の発言】 同じことだというような御意見ですが、この勾留理由の開示が公開の法廷で行われるというところに意義があると思うのです。だから、意見の陳述も、公開の法廷でということをのけて考えればそれは同じかもしれませんが、公開の法……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 小川説明員の御説明は依然としてわれわれを納得せしめない。ただ釈放せられればそれで法律的なあなたの御用は済んだといつてもいいのです。しかし矢部さんのところに少年が行きそうな状態であるならば、それでいいでしよう。しかし行先は目に見えておる。CICに行きそうだ。裁判所の決定の矢部さんのところに行くのではなくて、CICの手の中に入りそうだ、その場合に処しての御処置が私はどうしても当を得たものではないと思うのであります。しかしながらこのことについては、なおわれわれの委員の方から後に聞くと思いますから、しばらくお待ちを願いまして、私は他の問題にちよつと入りたいと思います。今まで触れて参りました……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ちよつと三橋君に聞きたいのですが。
【次の発言】 由来権力者が仕組む芝居というものは、もちろんその深い知識のもとに仕組まれるのだから、ほとんど九九%合理的に、どこからつつ込まれてもボロの出ないように仕組まれているのが普通ございます。われわれはかように用意周到に仕組まれた中からその人の言うことがほんとうかうそかということを発見するのは、ただ一%の間隙でもこれを重大な全般の運命を決するものとして、いかに小さい矛盾でも重大な意味を持つものとして取上げなくちやならぬと思うのであります。そこで三橋君の言うところに一%かもしれないが、ふに落ちないところがあるので一言聞きますが、この鹿地君の事件……

第16回国会 法務委員会 第31号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 われわれの委員会が証人に来てもらつた意味は、もちろん鹿地亘事件についての事実を詳細に知るためでありましたが、私が板垣喚問を主張しました点は、鹿地亘は道路上から強力をもつて強奪せられたというような状態らしいのでありますが、これに引きかえて板垣君の場合は、わが日本の裁判機関であるところの新潟家庭裁判所、あるいは少年鑑別所の職員の手からCICに引渡されたというこのことがわが法務委員会としては看過できない問題であるというような点にあつたの、でありまして、直接鹿地問題とは関係ありませんが、そういう意味におきまして一言質問することをお許し願いたいのでありますが、あなたが三日間貸してくれと言われ……

第16回国会 法務委員会 第32号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ただいま取上げられておりますところのこの種事件についての裁判長の処置に対しては、私は具体的な事実を知りませんから、結論的な私の判断を申上げることは差控えますが、いろいろと質疑応答の中に察せられます事実から想像しますれば、この種事件におきましてとかく被告の希望を阻止することによつて、かえつて大きな法廷の秩序が乱れるというようなことが起りがちである。そういうことを適当に考慮して、結局において円満に、しかも秩序ある法廷の進行をはかろう、こういうふうに裁判長が考えてなされた処置ではないかと想像できるのでありますが、事の根源は、保釈というような問題に関連しておると思うのです。すなわち黙祷をさ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 質疑の要旨は、国において工事を施行するという御説明でありましたから、もちろん末端の部分的なところにまで直接やられるのであろう、下請なとにまわされるのではないだろうということはもちろんでありますが、念のために聞いておきたいのでありますが、末端の部分的な工事に至るまで、下請にまわすというようなことは絶対になさらないのかどうか。つまりいろいろな不正工事の温床がこの下請工事にあるのでありまして、これの監督に当る末端の建設事務所の人なんかは、ほとんど生命の危険を冒してやらなければならぬというような気の毒な状態に置かれる場合がしばしばあるのであります。なおこういう災害の地方の工事におきましては……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 日本社会党を代表いたしまして、一言意見を開陳いたします。  天下周知の通り、わが党は保安庁、保安隊等の存在そのものに、根本的に反対しておるものであります。しかしながら、この法律案につきましては、勤労者の生活擁護、勤労者の生活向上を志すという見地からいたしまして、賛成の意を表するものであります。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 今日の前に迫っておるMSAの問題から、中国との貿易制限の問題が今後の交渉の話題になつておるということを聞くのですが、元来MSA援助の問題というものは、いわばアメリカにおいてMSAの制度ができておりまして、いわゆるおぜん立てがアメリカにできておって、こちらははしをとって食うか食わぬかの自由があるという立場に実はあると思うのです。それから進んでは見解の相違になりますが、私どもはそんなにお金を使って、いわゆる自衛隊の漸増をするということは必要ないと思いますが、これが必要あるという御見解に立つといたしましても、そうひけ目を感ずる立場にはないと思う。中国貿易などということは、これは別にパリの……

第19回国会 外務委員会 第4号(1954/02/03、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連いたしましてお尋ねいたします。いまだ事実が確定しないから方針を表明すべきものがないとおつしやるが、そういうことは政治家として私は責任ある態度としてはいけない態度だと思います。あらゆる事態の発生に対応して、こうなつたからこうしよう、ああなつたからこうしようといあらかじめ方針が立てられていないと、常に後手々々にまわることになるのであります。そういう態度はお改め願いたいのですが、その問題は別といたしまして、さきに並木委員から申されましたように、元ソ連代表部の日本滞在の本質的な性質、これは政府の御解釈とは違うのではないかと思います。これはソ連との間には講和条約ができない、いわゆる戦争状……

第19回国会 外務委員会 第9号(1954/02/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 次官にお尋ねいたします。ソ連との貿易のことでございますが、業者では木材の輸入などずいぶん熱望せられているやに聞くのであります。これに対しましてソ連からは船の修理などの注文があるようでございますが、あちらからの監督者などに対する入国の制限などで、船の修繕の注文などに躊躇を感ずるというようなことがはね返つて、木材の輸入の話などがスムーズに行かないというような情勢もあるやに聞くのでありますが、そこらの隘路を打開して行くことについていかなる御方針を持つておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 由来中国との貿易については、私はそう遠慮すべき義理合いもなし、また利害から申しましても促進す……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 お伺いいたしますが、最近新聞紙の伝えるところによりますれば、巡視艇か何か海上保安庁の船が韓国との間のいろいろな問題に刺激せられた結果と思いますが、武装をするという情報が見えるのであります。これは従来の李承晩のやり方から見ますと、ずいぶん理不尽なことをやつて来るだろうと思う。これに対しまして、こちらの船が武装しますれば、必ずやそのうち撃ち合いを始めるような事態が生ずることを私は断言してはばからないと思うのであります。これは単に海上保安庁の問題ではありません。国交に関する。重要な問題になつて参りますが、このことについて、外務省に何か交渉がありましたでしようか、あつたとすれば、どういう武……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 時間がたいへんおそくなりまして、政府委員のお方にも御迷惑をかけますが、私も重要な会議を実は犠牲に供しておるのであります。遠からずMSAの問題が委員会に上つて参りますと、その機会を失うかもしれませんので、今日私は、ソ連との貿易振興の問題の一環としてのソ連の船の修繕を日本で引受ける問題、これに関連しての入国許可の問題について、政府の御方針をただしておきたいと思うのであります。各関係政府委員においてそれぞれ御答弁を願いたいと思うのであります。  今日造船疑獄などのとばつちりを受けまして、造船界の見通しははなはだ暗い雲におおわれておりまして、現在においても、聞くところでは、日本の造船能力は……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は日本社会党を代表いたしまして本件について賛成の意を表明いたします。別に反対すべき理由もございません。根本的にはわれわれは交通その他国際的な利用をもつともつと伸張したい考えを持つておりますが、この程度のことも一歩前進のことだと思いますので賛成いたします。
【次の発言】 ただいま議題になりました案件は、まことに重要な問題でございまして、ただに一つの外交に関する案件と言うては足りないものでありまして、まことに日本の国の前途の運命を決するものだといつてもさしつかえないほど重要なものでございます。従つてこの案性審議にあたりましては、総理大臣の御出席をぜひ要求したいと思います。あるいは副総……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 法制局の方から政府委員が出ておられますか。
【次の発言】 要求いたしておきました副総理は。
【次の発言】 このMSA協定は、申すまでもなく憲法の条章に従つて実施するということになつておりますので、憲法の明示しております範囲、限界というものが勢い大きな問題になつて参ると思います。直接には例の憲法第九条なのでありますが、そのうち、いわゆる戦力問題は堂々めぐりをいたしておりまして、どこからつつついてもこれ以上の進展を見せないやの形勢にありますので、私は第九条の二項の交戦権の問題について、いま一歩深くお尋ねをしてみたいと思うのであります。  従来交戦権の問題につきましては、この文字は、法律……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先日承つておりますと、今の段階においては別に仮想敵国というものを想定しておらない、こういうような御返答でございましたが、私はこのMSA及び自衛隊の構想は、明らかに仮想敵国を想定しておると認めなければならぬと思うのでありまして、昨日の御答弁がはたしてそのまま維持できるかどうかという問題に進んで参りたいと思うのであります。すなわち自衛隊は外国の直接侵略に対処する役目を持つのでありますから、そこに戦闘行為を必然的に予想しております。すなわちわが国の青年の血を犠牲にし、また厖大な税金を投げ込んでの計画でございますので、何の目当もなく、こういうむだなことが行われようはずはない。よほど緊急差迫……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 河野君との問答におけるギヴ・アンド・ギヴの問題なのですが、例のMSA法五百十一条の資格六つの中で、第五にうたわれております自国の防衛力の増強、これに対応するものが例のMSA協定の第八条の「自国の防衛能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置を執り、」ではないかと思うのですがいかがですか。
【次の発言】 そうだとすれば、アメリカはこの言葉だけで、日本は、「自国の防衛能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置」を、いたしますという言葉だけで、MSAをくれましようか。私はこの言葉に裏づけられる事実がなくてはアメリカさんはくれない、アメリカさんも、そうは甘いものじやない……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 上林君の持ち時間の一部を拝借いたしまして簡単にに御質問いたします。MSA協定と自衛隊の関係でございますが、この問題についてのいきさつを少しく復習しておきますと、MSAの五百十一条の(1)の(5)「自国の防御能力を増大させるために必要な一切の合理的な措置を執ること。」がMSA協定の第八条の「自国の防御能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置を執り、」これに対応するものでありますかと問いましたら、その通りでございますと、こういうことであります。それから進めまして、しかしアメリカは決して甘くないので、必要な合理的な措置をとりますという言葉だけでは、とてもMSA援助をくれるはず……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 局長にお尋ねいたしますが、前文にはごらんのように「国際連合憲章の目的及び原則に従つて」ということことがうたつてありまして、大きくMSA協定は、国連憲章のわくでしぼられておるわけでございます。この国連憲章の目的及び原則に反する部分は、従つて無効と申しますか、活勒しないという関係に立つと思うのでございますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 御承知のように国連憲章は、一九四五年十月二十四日にその効力を発生しておるものでございます。当時はいわゆる冷たい戦争のない当時でございまして、日本に対する政策も非常によく一致した態度がとられており、いわんや、いわゆる米ソの対立という国際情勢の……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 副総理にお尋ねいたしたいと思います。私がかつて総理に憲法を擁護する義務が総理大臣としてはあるはずであるが、どういうお考えであるかという質問をいたしました際に、その通り憲法を擁護するつもりだという趣旨の確答があつたのでございます。これはもちろん当然しごくなことでございまして、国政は国民からの厳粛な信託によつたものでありまして、今国政をとつておられるお方、それはその信託に基いてやつておられる。しかしこれは無条件ではなくて、憲法に従つて国政を執行しているということであることは申すまでもありません。その憲法従つていえば、すなわち憲法の一箇条にあります、国務大臣を初め国会議員はこの憲法を擁護……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 MSAを受けておる諸外国の顧問団員の数であります。これについては先ほども御発言がありましたし、また前にもたしか戸叶さんだと思いますが、資料を要求せられたのに対しまして、秘密に属するからといつて御発表がなかつたのでありますが、これはあなたの独断的な観察でありましようか、あるいはアメリカ側において秘密だと言つておるのでありましようか。もしいずれからいたしましてもこれが重大な秘密のものだとしますと、その顧問団の性格にちよつと疑いを持たざるを得ないのでありまして、この協定そのものから見ます顧問団の性格からは、そう秘密なことに属するものとは思えない。これが秘密に属するとしますれば、顧問団なる……

第19回国会 外務委員会 第27号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先ほど佐々木委員にお答えになりました御答弁は、少し第八条の読み違いではないかと思うのでお尋ねをいたします。日本国政府は自由世界の防衛力の発展に寄与する、どういう範囲で寄与するかといえば、人力、資源及び一般的経済条件の許す範囲で寄与する、これは範囲をきめておる制限規定だとおつしやいますが、しかし、これは人力の条件の許す限り人力を寄与し、資源条件の許す限り、資限をもつて防衛力に寄与し、施設の条件の許す限り防御力の発展に施設をもつて寄与する、こういうふうに読むのがほんとうじやないかと思うのでありますが、いかがでございましよう。
【次の発言】 これ以上は押問答になりましようからよしておきま……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 おとといの議事進行の状態を見てはなはだ遺憾に思うのでありますが、あたかも委員長はわれわれが議事進行を阻害するがごとくに誤解せられての運営だつたと思うのでありますが、私どもは実際他意ございません。非常に重要な案件ではありますけれども、すでに案件は参議院にも上つておることでございますし、ここで引延ばして何の利益もあることではないのであります。ただわれわれの考えは重要案件でありますから審議を尽したいということのみにあるのでありますから、どうかひとつ無理のないように審議だけは尽させる態度で御進行が願いたいと切に望む次第であります。

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 委員会の論議を顧みまして私はここに日本社会党を代表いたしまして発言をいたします。われわれはこの瞬間実に重大な岐路に立つております。すなわちMSA協定をのむかのまないか、私は衷心から日本のためにこのMSAはのんではならないという確信を持つものでございます。でありますが、すでに大勢を見ますれば、まことに遺憾な状態が現われております。だが昨日の朝日新聞の三角点でも、「モウサツパリ、アキマセンとあきらめる前に最後の労力を尽せ」と激励をしておりますし、実に国民の重大問題でありますから、私はここに最後の努力を尽したいと思うのであります。委員諸君、ことにこれに賛成の御意向を持つておられるらしい委……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 他の委員諸君の質問を聞いていなかつたので重複しては恐縮でありますから、もし重複しておりましたらその旨御注意くださつて、簡単に御答弁願いたいと思います。イギリスが国際小麦協定を脱退いたしましたが、その事情。必ず自分の国に関してその方が利益だと確信した行動だと思うのでありますが、どういう点からそういう結論を出したであろうかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それで、イギリスの小麦輸入の状況は、小麦協定に参加しないでおつて、円滑に行つておるのか、どうでしようか。
【次の発言】 それでイギリスが別に困つていないとしますれば、少し考慮しなければならぬことに相なると思うのであ……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/04/10、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 一点関連いたしましてお尋ねいたします。先ほど外務大臣のお言葉の中にもありました、アリソン・アメリカ大使の発表になつたというそれに関してであります。せつかく遺憾の意を表せられておるのでありますが、しかしこれに現われております――アイゼンバツド博士、モートン博士などのこれは報告に基いたことであろうと思いますが、これに発表せられました事実は、どうも満足なものでないと私は思うのであります。すなわち、放射能で汚された大気や海水が長時間にわたつて影響があるということを恐怖するのは根拠がない、こう言われますが、次々に被害の船が入つて来る状態、これもどうも事実に反するように思う。あるいはまた、放射……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 大平教授にお尋ねした方が適当かと思われますが、通告のことに触れられましたが、これは通告と申しましても別でありまして、今度の危険地域の設定を国際水路協会ですか、協定ですか、あれへ通告することになつて、通告したという話でありますが、あの国際水路協定というものには日本も入つておると思いますが、確実に入つておるかどうか。その国際水路協定というものがあつて、この地域は危険であるということを通告することの効果、それに通告しておけば、一切危険地域設定者は賠償義務から解放せられるというような効果を持つのか、その効果の及ぶ範囲、効力等についてお示し願いたい。

第19回国会 外務委員会 第41号(1954/04/26、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 協力局長にお尋ねいたします。国際連合軍との間の関係の基礎をつくるものとして、吉田・アチソン交換文書というものがあるが、一アメリカ代表者との交換文書というようなものが、そこまで広く規定する法律上の効果を一体持つのでありましようか、国際慣例と申しますか、国際法上の御見解を承りたい。
【次の発言】 しかしそれはあくまでアメリカと日本国政府との間の問題であつて、国連軍に効力の及ぶことには多大の疑問があると思いますが、いかがでありましようか。
【次の発言】 るる御説明がありましたが、どうも筋が通らぬように思うのでありまして、国際連合軍という名前にはなつておりますが、アメリカはアメリカ、イギリ……

第19回国会 外務委員会 第43号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 外電の伝えるところによりますと、フィリピン政府の与党たるナシヨナリスタ党の有力議員のレクト氏が、日本政府とは言わないが、日本側はフイリピンの議員に対しまして一千五百万ドル買収した。こういう状態であるならば、日本とのあらゆる友好関係を即時断絶すべきであるとという決議案を上院に提出したということを聞くのであります。第一にそういう決議案が提出せられた事実ありやなしや。第二に一千五百万ドル買収というような事実があるかないか。第三になしとするならば、この不名誉なうわさに対して、いかなる名誉回復の手段をとろうと考えておられるか、御答弁を願いたいと思うのであります。

第19回国会 外務委員会 第45号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は、ガリオア、イロアについて、アメリカとこの十一日から何か交渉が始められるというような新聞記事などもありますので、次官にお尋ねいたしますが、御責任の持たれる範囲におきまして責任ある御答弁をいたしてもらいたいと思うのであります。ガリオア、イロアを債務と心得るという吉田総理の御宣言であるか、御声明であるか、何かそういうような性質のことが従来あつたということでありますが、その吉田総理の言葉は、政府の責任として相かわらず国際法上効力あるものと政府としては取扱つておられるのでしようか。
【次の発言】 その首相の声明の法律的な効力、価値、根拠などについて、もちろん私どもとしては了解ができない……

第19回国会 外務委員会 第47号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 関連して。猪俣議員の質問に対しましての御答弁を聞いておりますと、標記及び通知というものが犯罪の要件では必ずしもないということに相なるのでありまして、言葉をかえていえば、標記、通知のないものは、すべてこれ公になつたものと判断することは、早計であるということに相なるのであります。これが犯罪になるかどうかの境に立つた行動を国民がする場合には、結局そのものは公になつているかなつていないものであるかということを判断して、そこの境界をきめなくちやならぬ。従つて公になつているかいないかということが、非常に重要な要件に相なる。そうすると「公になつていないもの」という表現は、いよいよもつて非常に漠然……

第19回国会 外務委員会 第50号(1954/05/15、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 一つお伺いをいたしますが、新聞によることですから確かかどうかわかりませんが、この艦艇を借りましたあかつきにおいての海軍力は東洋第一になるのだというようなことがいわれておりますが、東洋諸国における海軍力は今どういう状態になつておるか、御比較の資料がございますればお示し願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 先日東洋諸国における海軍力の状況の資料を請求いたしておきましたが、まだ御配付にあずかつておりませんが、できておりますでしようか。これも私いたずらに請求したわけではないのでありまして、外務大臣のお話によりましても、他国を脅威するに至れば戦力だとか、あるいは攻撃的な力を備えれば戦力だとか、これも相対的なものでありますので、私は憲法との関係においてこの協定を考慮するについて、どうしても少くとも東洋諸国の海軍力というものを比較研究いたしたいのでありまして、そういうわけで請求いたしたのであります。もし外務省の方において情報が集まつていなければ、保安庁においては戦備おさおさ怠りない状態らしいか……

第19回国会 外務委員会 第52号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 保安庁次長にお尋ねをいたしますが、いただきました資料によりますと、大体におきましてわが国が保有しております艦艇に比較いたしますと、これよりも有力であろうかと思われるのは中華民国及び中共、これに限られまして、韓国、フィリピン、タイ、インドネシア、ビルマ、セイロン等、ことごとくわが国が保有します艦艇の武力に比較いたしまして劣勢のように見受けるのであります。こういうことはこれら極東アジア諸国に対しまして脅威を与えることに相なりはしないか。私は脅威を与えることになると思うのでありますが、御意見いかがでございましようか。
【次の発言】 おそらくは、そういう外務大臣の結論は、わが国の自衛隊は自……

第19回国会 外務委員会 第53号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 私は外務次官並びに法務次官、入国管理局次長、これらの方々に質問をいたしたいのでありますが、二十一日すなわち今日、在日朝鮮人統一民主戦線の議長団の一人であります李浩然氏が、管理局長の出入国許可証を得まして神戸港からスウェーデンの船バーマ号に乗つて出国しようとしておるのに対しまして、管理局からこの許可を取消して船に乗せないでこれを引きとめるということに相なつて、そこに紛糾が起きておるという事実がありますが、これに関する質問を試みたいと思うのであります。この問題は根本的には朝鮮への在日朝鮮人の引揚げ問題について、政府が基本的にどういう方針を持つておられるかという基本方針に関連するのであり……

第19回国会 外務委員会 第60号(1954/09/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 緒方副総理に簡単に質問いたします。いよいよ吉田総理大臣の御外遊が二十六日からと開議決定に相なつたということを承るのでございますが、その外遊目的など、従来われわれは耳にしていないのであります、これを国民の前に宣明していただきたいという強い希望を持つておりまして、その方法としまして、この外務委員会において御宣明になることが最も適当な手段であると考えておつて、かねてから委員会としまして御出席を要求しておるのでありますが、総理大臣には今明日のうちに当委員会に御出席相なることができるでありましようかどうか、この点を伺いたいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○細迫委員長代理 これより内閣委員会を開会いたします。  委員長が所用のため不在ですので、理事の私が委員長の職務を行います。
【次の発言】 私の手元にもその理由ははつきりいたしておりませんけれども、何かやむを得ないさしつかえがあつたものと考えております。御了承願います。これから委員会全体といたしましても、委員長にもよく御反省を願つて、お説のようにはつきりした時間に開かれるように努力いたしたいと思います。御了承を願います。
【次の発言】 何としても理由がわかりませんから、私におきまして、いたし方がございませんので、何とぞ御了承をお願いいたします。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 ビルマとの平和条約を審議いたします前に、重光外務大臣の御意見の発表に対しまして、一般的な基本的な外交問題について質問をいたしたいと思います。昨日のお話によりますれば、アジアという言葉は使われておりましたが、これはアジアに局限せられた思想ではなくて、全世界の国々に適用せられる意味でおつしやつたと理解いたしておるのでありますが、平和と進歩に寄与する、こういう基本的な線がうかがわれるのであります。もとよりわれわれ双手をあげて賛意を表するところでありますが、この平和という問題における根本原則と申しますか、平和を確保する裏づけ事実といたしまして、およそ基本的な考え方が従来存在しておつたと思い……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

細迫兼光[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 安井教授が急いでおられるようでございますから、他の教授への質問を留保いたしまして、安井教授関係の質問をいたします。  第一は、国連憲章との関係でございます。このMSA協定にも国連憲章を引用いたしておりまして、国連憲章の目的及び原則に従つてということをこの協定の前文もうたつております。ところがこのMSA協定そのものを見ますれば、はつきりと「自由世界の防衛力」という字句を使つております。これは言葉の使用慣習に従いますれば、常識上共産圏と対立する国家群の意味に使われておるのであります。このいわゆる自由諸国家の防衛力増進ということを、何としても観念的に主たる目的にしておる協定だと思うのであ……

第19回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○細迫委員 木村長官に伺うべき性質のものかもしれませんが、私法制局長官にまず予備的に承りたいのであります。木村長官も法律の専門家ではありますが、長年の政治家生活に、法律的な良心――良心と言つては何ですが、純真性をどうも混濁せられておるような傾向が見えますので、純粋な法律問題としてまず法制局長官に承りたいのであります。この自衛隊法によりますと、海上自衛隊の実質上の存在は自衛艦隊――第十五条などに見えますが、自衛艦隊であります。これは軍艦の集団であると解釈することが自然だと思うのであります。しかもこの任務は外国からの侵略に対して、わが国を防衛するという任務を持つた、そうした軍艦の集団であります。こ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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