中原健次 衆議院議員
27期国会発言一覧

中原健次[衆]在籍期 : 23期-24期-26期-|27期|-28期
中原健次[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中原健次衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

中原健次[衆]本会議発言(全期間)
23期-24期-26期-|27期|-28期
第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第4号(1955/12/05、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 私は、今日の二つの中心問題について、総理並びに外務大臣初め政府の各位の見解と政策をただしたいと考えるものであります。  第一番に、いわゆる保守、革新の二大対立、政局安定という問題についてであります。いわゆる保守合同によって自由民主党ができ、鳩山さんがその基礎の上に第三次の内閣を作りましたが、日本の財界とアメリカの政府筋では、これによって日本の政局安定が実現されたと非常な歓迎をしておるようであります。しかし、日本の国民大衆の率直なる見解は、そのように歓迎をしておるのではないのであります。少くとも、鳩山さんが吉田ざんにかわり、日ソと日中の国交回復や貿易の拡大を宣言したときよりも歓迎を……

第23回国会 衆議院本会議 第6号(1955/12/08、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 十二月五日の本会議場における私の発言中不穏当と認められるところは、自発的に取り消します。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第28号(1956/03/29、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 ただいま議題となりました憲法調査会法案に対しまして、私は、小会派、すなわち無所属、共産党、労農党各派を代表しまして、絶対反対の立場を明らかにせんとするものであります。(拍手)  その理由の第一は、本法案が、憲法改正の政治意図に基き、政府みずから世論を都合よく指導育成せんことをその目的とする点にあるのでございます。(拍手)あたかも、さきに提案されました公職選挙法改正案が、お手盛り選挙で衆議院の議席の三分の二を獲得し、もって憲法改正の態勢を固めようとするのと全く同一のねらいであるのであります。両者は、あたかも鳩山内閣の車の両輪の役割をなさんとしておるものであります。  もともと、この……

第24回国会 衆議院本会議 第40号(1956/04/28、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 私は、ただいま議題と相なっておりまする厚生大臣小林英三君の不信任案に賛成の討論をいたしたいと思うのであります。(拍手)  まず、小林英三君は、大要三つの点で、今日の時代の範囲において不信任の問題点を持っておると考えるものであります。第一点は、その就任の最初に声明いたしました社会保障六ヵ年計画案実行の計画性の乏しさと、その実行力の欠如の点にあると存ずるのであります。(拍手)第二点は、健康保険法等の一部を改正する法律案の中に、一貫して流れる違憲性、憲法に背反する性格を持っておる点であります。第三は、健康保険法の一部改正法律案の審議のさ中に突如として起りました大なる社会問題、健康保険医……

中原健次[衆]本会議発言(全期間)
23期-24期-26期-|27期|-28期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

中原健次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、小会派クラブ)

○中原委員 先日来数次にわたりまして、つき添い婦の制度問題について各種の御質疑があり、あるいは御答弁、御説明があったわけでありまして、大体当局のこの問題についての御見解はわかると思うのであります。従って私の申し上げたい点は、かなりそのために圧縮されておるわけであります。しかし、もう二、三点の問題について、局長の御見解を聞いてみたいと思います。  まず第一番に、いわゆる定員外定員ともいう常勤労務者制を施行なさろうとなさるその御見解の基礎には、診療看護の体系の中の欠陥を、これをもってためる、是正するというふうに述べられたと思うのであります。従って、ための欠陥ということですが、そのための欠陥というの……

第22回国会 社会労働委員会 第14号(1955/05/26、27期、小会派クラブ)

○中原委員 なるべく重複を避けたいと思うております。なお、たくさん御質問をする考えでもありません。ただ一つ、つき添い婦の問題につきまして、いろいろ大臣としての立場からの御答弁もあったわけでありますが、一つ問題の食い違いがあるかのような感じがしますので、それだけ一点指摘いたしておきたい。それは二千二百七十人に人数を減すということから、減員との間の数の距離が大体九百名、千名などということに、概念は扱われておると思うのですが、実情は果してどうか。これはだいぶ違うと思います。なお、先ほど御報告になりました数字を見ますと、生保関係で月末のその月の承認件数が六千二十四、これにいたしましても、六千二十四とい……

第22回国会 社会労働委員会 第15号(1955/05/27、27期、小会派クラブ)

○中原委員 大要同僚委員から重点的な御質疑がございましたし、参考人各位から、それぞれ御答弁もございました。従いまして、私が特に御質問申し上げたいと考えておりました問題点につきましては、大要回答を得たと思います。なお、ただいま帆足委員から、非常に深い御経験の中からの妥当適切な御発言があって、われわれの質問すべきところをお示しになりましたし、従って、私は蛇足を加える弊を気づかいまして省略したいのでございますが、ただいまの局長の御答弁の中で、それぞれの状態に対する割当人数の問題の基礎にもなるかと存じますので、一応堀江さんあるいは和田さん御両氏の間で、一点だけ御回答をいただきたいと思います。  そのこ……

第22回国会 社会労働委員会 第19号(1955/06/07、27期、小会派クラブ)

○中原委員 それでは委員長にお願いしますが、大臣が予算委員会の方へもう移られるそうでありますから、時間の許す限りの質問をさしていただくことにしまして――私の質問予定は、おそらくかなりの時間を必要と考えております。従いまして、残余の部分は次の機会へ発言を留保さしていただきたい、そのことをあらかじめお願いしておきます。  ただいま、いろいろ御答弁がございました、その御答弁の数々の中でも、かなり見解を異にする点が出て参っておるのでありますが、時間の関係もありますので、まず今日は、この法律案の中に、罹病の予防に関する法的な措置が講ぜられておらない、この点につきまして、結局この法律案に魂が入っておらない……

第22回国会 社会労働委員会 第21号(1955/06/13、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいま同僚委員の諸君から、それぞれ御指摘がございましたが、ただいまの四つの中小企業の中における不当労働行為とみなされるいろいろな動きについて、局長から御説明があったわけです。もちろん、これは私からお尋ね申し上げるまでもないことでありますが、局長におかれては、この報告をなさるお立場から、どのようにお考えになられましたか、一つ局長の御感想を承わりたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、ちょっと私は受け取りがたいのです。労働組合が、ややもするとストライキをするということでありましたが、元来、労働組合が、労働者の経済的、社会的な地位を守るがために、いろいろな要求をする場合、まずほとんど……

第22回国会 社会労働委員会 第22号(1955/06/14、27期、小会派クラブ)

○中原委員 時間がないようでありまして、お昼の時間を継続して恐縮でありますが、簡単に要点だけ質問いたします。  一番最初に、労働組合側の方の御意見を聞かせていただきたいと思います。退職金の計算の基礎でありますが、直用の方は月収全体が基礎になっておる、あなた方の場合は基本給が基礎になる。従って、初めからここに大きな格差がある。この格差のあるものを、そのままに承認されたとは思いませんが、この退職金規程のきめられます場合の経過といいますか、そういうふうなことがありますれば、聞かせてもらいたい。
【次の発言】 これは会社側のどなたでもけっこうです。先ほど御答弁がありました中で、二十五年の十月以降から継……

第22回国会 社会労働委員会 第24号(1955/06/16、27期、小会派クラブ)

○中原委員 時間が迫っておりますので、一つだけ質問いたします。実は、一つだけでなく、十数項目にわたって質問をしたいと思いますが、時間の関係で、一つだけにいたします。  これは労働省の労政局の方の資料ですが、六月九日、組合側スト突入、社長は城東警察署長を訪れ、事態の収拾について相談した結果、署長は、江東地区労協議長田中氏に相談するよう勧めた。直ちに会談を行なった結果、次のごとき、妥協案が成立した、こういう報告が出ておりますが、労働組合がストに突入したとたんに、経営側の方としてはこれを直ちに警察に持ち込んでいった。このことは、労働組合の正当な組合活動に対して、とんでもない妙な認識が伴っておるのじゃ……

第22回国会 社会労働委員会 第25号(1955/06/17、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず大臣に一応お尋ねしてみたいと思います。失業保険法の一部を改正する法律案の提案説明、非常にけっこうな文字が織り込まれて御説明になっております。しかし、各改正条項を検討してみますと、根っから割り切れないと申しますか、合点の参らない点が多々ありますので、一部はあえて大臣の答弁を求めるまでもなしに、局長から御答弁を願ってもいいと思いますけれども、主体は一応大臣の御答弁を期待いたします。  まず最初に失業保険の予算の問題でありますが、改正された暁、大体予算措置はどのような見通しを持っておいでになるのか、その点について伺いいたしたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第26号(1955/06/22、27期、小会派クラブ)

○中原委員 一、二点について御質疑をいたしたいと思います。先ほど森山委員の御質疑の場合にちょっと関連しますが、作業転換の決定の場合、その次に起ってくるいわゆる転換職場の保障されがたいことが間々考えられる、いや、あるいはしばしばそういうことがあると思うのですが、そうなって参りますと、作業転換をなさなければならぬということが、今日のいわゆる就労事情の中から考えますと、一面には失業を約束づける、こういうことになるのじゃないか。これはやはり今日の日本の経済事情の段階で、まずもってこのことが最初の問題点になるのではないか、私はそう思うのです。従って、そういう客観情勢の中で行われる作業転換は、関連する失業……

第22回国会 社会労働委員会 第31号(1955/06/29、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は労農党の立場から、本法律案に対する要請の発言をいたしたいと思います。なお各派共同提案によりまして修正をいたしたすべての事項及び残余の政府の提出案に対しまして賛成をいたすことを、まず最初に申し上げておきます。  すでにお互いに経験して参りましたように、昭和二十六年に全鉱の労働組合の方から、けい肺病等に対する法的な措置、国家的な補償措置を講じてもらいたいという陳情あるいは提言がなされましてから以来、本国会においても、小委員会を設け、あらゆる機会をもってこれに対する研究、調査、討議を重ねて今日に至ったことは、一にかかってこのけい肺病そのものが、長い歴史の中に立証されて参りましたように……

第22回国会 社会労働委員会 第36号(1955/07/07、27期、小会派クラブ)

○中原委員 前会に引き続きまして御質問を申し上げます。ちょっと間がずれましたから、少々重複する場合があるかもしれませんが、親切にお答え願いたい。  まず第一番に、短期の労働者の分類と申しますか、その意味で失業保険を給付されておる給付期間中における就職の状況と申しますか、これを一つ数字的にお示し願いたい。
【次の発言】 そうなりますと、失業保険金の給付期間中にともかく就職し得る人というのは、半数ということになるわけでございます。従って、その短期間に就職のできる、その意味でいわば恵まれた立場の労働者の場合と、それからそうでない、全期間中についに就職することができず、さらにその期間を経過しても就職す……

第22回国会 社会労働委員会 第37号(1955/07/08、27期、小会派クラブ)

○中原委員 昨日最後の御答弁の中に、この失業保険法の一部改正についていいところもある、こういう意味から、局長から二点をあげられたと思います。その中の一つについて、私の納得いきがたい点がありますので、お尋ねいたします。  なるほど二十七条の二の社会福祉の施設を行うという件に関しましては、一応労働者の福祉のためになされる措置として、いいことには違いないと思いますが、この福祉施設のために必要とする費用の出場所が、どのようなところに求められるのであろうか、これを一つお尋ねいたします。
【次の発言】 積立金の処理の問題につきましては、先般の当委員会で、私の意見を添えて御質問を申し上げたのでありますが、私……

第22回国会 社会労働委員会 第45号(1955/07/19、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は本改正法律案に対しまして、政府原案に反対いたしまして、なお社会党両派の修正案に対しましては賛成であります。  なお、本法律案の採決に際しまして、一言前提いたしたいと思うのであります。そのことは、すでに周知のように、社会福祉対策協議会というものがございまして、この協議会は総評、総同盟、全労、新産別、産別、現下わが日本における各種労働団体のすべてをもって構成されておるはずであります。この協議会は、日本労働者の意思を反映いたしましてか、この失業保険法の改正案に対しまして、強力なる反対の意思表示をいたしております。同時に私は、これらの関係労働者組織から選出されておるはずだと考えられる職……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私は労農党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする諸法案に対して、政府原案に反対をいたします。なお民主党の修正案に対しましても、遺憾ながら賛成ができません。また社会党がこの法律案に対して修正の法律案に出しておりますが、この社会党の修正案に対しましては賛成であります。  以下、きわめて簡単に反対の討論をいたしたいと思います。  本来、社会保障の諸制度並びに政策は、今さら論議する余地がなきほどに、全国民の強い要求といたしまして、国策はこの点に対して、きわめて積極的な善意の施策をもってこたえなければならないはずのものであります。しかも現在の民主党鳩山内閣は、さきの総選挙において……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず最初に政府の御答弁をお願いしたいと思います。  本来前回に引き続きました協議会で、いろいろ質疑応答を通してこの障害の真相がだいぶ究明されているわけであります。しかし先ほどの御答弁の中で実は関連質問の形でお尋ねしたいと思いましたけれども、私の質問の時間があとに控えておったので、その場合は遠慮したわけです。  それは五人委員会のことに属するのですが、先ほどの政府側の部長の答弁によると、いわば両者の申し出によって五人委員会のような事実上の組織を作った、こういうお言葉があったわけであります。そこで私は果してほんとうに両者のそれぞれからそういう解決のための便宜な方策を講じてもらいたいとい……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 社会労働委員会 第4号(1956/02/08、27期、小会派クラブ)

○中原委員 一昨日来いろいろ質疑が展開されましたので、この場合まず最初に昨日何ぼか触れておいでになったと思いますけれども、政府の御答弁が私にちょっと明確につかめません。従ってその点につきまして最初お尋ねをしてみたいと思います。それはほかではないのですが、昨日質疑の中に触れておいでになりました、労働力率問題が、政府の新しい経済五カ年計画の期待に反しまして、だんだんかえって力率が高まるような結果に相なっておるという問題に関しまして、このことは政府の御見解をもってすればどのような基礎の上に立ってそういう力率の高まりを見せるようになってきたのであるか、この点について御質問申し上げます。

第24回国会 社会労働委員会 第18号(1956/03/12、27期、小会派クラブ)

○中原委員 簡単に公社側に対して一点だけお尋ねしておきたい。本来、労働問題の起ってくる根本的な原因、これは今さら申し上げるまでもないと思いますが、労働者の経済的地位の向上、これがまず主眼になると思う。いろいろ雑多な要求をして参りましても、その一番根本にあるものはやはり経済的な地位の向上にあると思う。従ってその経済的な地位の向上を容易ならしめるために、労働組合側の各種の要請、行動というものが起って参ります。その場合に公共企業体の従業員なるがゆえに、わざわざ公共企業体労働関係法ができ、いわゆる労働組合運動の別のわくが設けられているわけであります。従ってそういうことはしばしば公共企業体の労働者は労働……

第24回国会 社会労働委員会 第19号(1956/03/13、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいま議題となっております本法律案に反対の意見を述べたいと思います。  この法律案はその扱わんとするところ、労災におきましては当該負傷、疾病、死亡等の事故の業務上あるいは業務外の認定、その決定、障害補償費の支給につきましては特に障害等級の決定、平均賃金の決定あるいは保険給付の制限事由の有無の決定、また失業保険におきましては被保険者の資格の得喪の確認、失業の認定等、これらきわめて重要な事項についての審査の申請にかかわる重要な事柄を扱う機関でありますだけに、この審査会を構成する委員あるいは審査官の決定に関しましては、これらの被保険者側の利益を滞りなく十分反映せしめるに足るだけの性能を……

第24回国会 社会労働委員会 第28号(1956/03/31、27期、小会派クラブ)

○中原委員 ただいまの問題に関連しまして一、二点だけ伺っておきたいと思います。  さきの延期決定でつき添い婦の制度に対する措置の問題については、いわゆる文字通り善処せられるであろうと考えておりました。ところが最近の実情を伺いますと、まことに意外な措置がなされているように見受けられるわけでありますが、そのことについての議論をするためにお尋ねするわけではない。さしずめ問題になりますのは、患者自身がつき添い婦を廃止されることに伴いまして経験しておるいろいろな心配、不安といいますか、 従って看護内容の避けられない低下を経験する立場から、病者自身が、いろいろ今度のこの措置に対して不平を漏らしておるという……

第24回国会 社会労働委員会 第30号(1956/04/03、27期、小会派クラブ)

○中原委員 まず最初に大臣の御所見を承わっておきたいと思います。  鳩山内閣が出発してからこの方、私どもの耳には絶えず社会保障の拡充ということが聞かされておるわけでありますが、今回の健康保険法等の一部改正の御提案の内容を見ますると、そのような社会保障拡充への方向をこの中からくみ取ることができないというように考えるのでありますが、これに対して厚生大臣の御所見はいかがでございましょうか、一応伺っておきたいと思います。
【次の発言】 予算の数字がふえておるから、この面においては確かに拡充の方向に向っておる、これははなはだ機械的な見方のように思うのです。では社会保障の対象となる国民の対象数がふえておる……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会 第4号(1956/11/22、27期、小会派クラブ)

○中原委員 今回のいわゆるスト規制法の存続について国会の同意を求めるという事柄に関して、その手続上の論議はもとよりさることではありますが、一昨日来の労働大臣の答弁からわれわれ理解するところによれば、国会、いわゆる第十六国会で決定をいたしましたその決定の事柄に重きを置くというのではなしに、第十五国会の当時に提案されましたいわゆる起草者の意思、その起草者の意思というものが今日なおかつ有効に存続しておる、こういう意味の説明がなされたと思います。従ってもしそういうような立場に固執しておるとすれば、おのずからそこに国会の決定に対する軽視、むしろ無視したいかのごときそういう立場を政府がとっておる。こういう……

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/24、27期、小会派クラブ)

○中原委員 後藤さんにちょっとお尋ねいたします。いわゆるスト規制法の制定の当時における状態といいますか、その中で政府がこの立案をするに至りました最も大きな動機というのは、言うまでもなく二十七年のストライキだと思います。ところが二十七年のストライキの場合に、労使双方がそのストライキの禍根を断つために経営は経営の立場から誠実をもってこれに臨む、こういうことが必要であったと常識上思えるわけであります。ところが当時伝えられるところによると、あるいは私どもの知るところによりますと、経営の方で団体交渉をなるべく避けようという努力がなされておる。このことについては先日も本委員会で質疑があったわけであります。……

第25回国会 社会労働委員会 第6号(1956/11/26、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私はただいま議題になりましたいわゆるスト規制法の存続に対しまして、国民とともに絶対に反対をするものであります。若干の理由を述べたいと考えるものであります。  まず第一番に、本法律案を作成いたしました今から三年前当時のいわゆる電産、炭労のストライキに関連いたしまして起って参りました社会的なあらゆる事象について、われわれは静かに思いを及ぼす必要があると考えておるのであります。特にその場合、本法律案を作案するに至りましたときの動機の重大なるものに、ストライキの期間の長引いたという事柄にその焦点が寄せられておったと思います。そうであるならば、このストライキが遷延のやむなきに至りましたその間……

第25回国会 社会労働委員会 第9号(1956/12/04、27期、小会派クラブ)

○中原委員 いろいろ伺いたいことがあるわけですが、まず一番最初に私が聞きたいと思うことは、先ほども実は雑談の中で与党の各位からも話が出ておりましたが、今日の段階で、わが日本の国の行政の施策というものは、労働、厚生、こういう問題にかなり重点を置かないといけない。従って、この二つの問題は従来しばしば軽卒に扱われてきた傾きがあるけれども、そのことは間違いであり、逆である、こういう意見が出ておったわけであります。私も同感でありますが、従って、そうであるためには現在の国民生活の実態といいますか、そういう偽わらざるほんとうの姿が十二分に政府なりまた国会なりに理解されておらなければならぬ、私はそう思うのであ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会 第21号(1957/03/09、27期、小会派クラブ)

○中原委員 大臣に一つ質問します。先ほどの山花委員の質問に対してあなたは重大なことを言われた。全部尋ねたのでは時間が足りないそうですから、一つだけ申し上げます。労使問題について階級性のあることはいけないと言われたのですが、それはどういうことなのですか。重大にもほどがあります。もう一ぺんはっきりしておいていただきたい。
【次の発言】 階級というのは、あなたがどういう言葉をお使いになられても現存しておるのです。片や資本家階級があり、労働者階級があるのですよ。その労働者階級がいろいろな企業等々で結集したものが労働組合なのです。これは階級性がありますよ。階級性がないというのはとんでもないことです。その……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/03/11、27期、小会派クラブ)

○中原委員 私はいろいろ御質疑を申したいことが山積しておりますが、しかし委員長からの御指示もありますので、予定の時間だけ一部の質問をいたします。ただいままで滝井委員の方から、特に医療者の立場に立たれてかなり専門的な、非常に参考になる御質疑がありまして、ありがたく拝聴しました。私は一応問題をほかの方に転じまして、被保険者、国民の立場、現在の国の経済の姿、国民の生活の状態、そういうような観点から少しばかりお尋ねをしてみたい、こう思うわけであります。  申し上げるまでもございませんが、疾病というものの原因といいますか、それはもちろん数々あると思います。その数々ある原因の中で、貧困というものが相当大き……

第26回国会 社会労働委員会 第56号(1957/07/29、27期、日本社会党)

○中原委員 石田労働大臣に初の質問をいたします。実はきょうは重要な時間――いわゆる一般的に社会的に段階が非常に重要だ、われわれとしては、単に質問ということだけでなしに、相当論争もしてみたいと思います。またする義務がある。きょうはそういう時間が許されない。十分だと委員長が非常に御心配ですもちろん十分で正直にやりますから、ただいま四時でありますから、どうぞ御記憶願います。  先ほど労働大臣の御答弁の中で、裁定の完全実施、特に給与関係十八プラス二と私は聞きました。あるいは十八であったかもしれません。こまかい記録を見てもらえばわかりますが、多分違わぬと思います。しかし今その一つ一つをせんさくしようとい……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○中原委員 先日ILOに行った総評の原口議長が帰って参りましたが、記者会見の場で発表された談話によれば、ILOは来年の三月の理事会で、結社の自由に関する小委員会を設置することは確実である、この委員会が設置されることになると日本に調査団を派遣することになるということで、それに関連して見解が報告されておりますが、その報告に対する政府の所見を伺いたい。
【次の発言】 そこで、そういう政府の一応の所見が聞かされたわけでありますが、現状の政府の労働政策といいますか、そういうもの、あるいは労働運動に対する方針というふうなものが、今の大臣の説明と食い違ってはいないか。その点については食い違っていないと言い切……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○中原委員 先日の質問に続きまして、もう二、三点御答弁を得たいと思います。  ただいま委員長からの質問で明らかになりましたように、公務員並びに職安のいわゆる日雇い労務者に対する年末の処置は、政府としては大体決定を見ておいでになる様子であります。しかしながら、その決定が実はかなり問題があるわけでありまして、むしろ今日の物価の万般の状態、あるいは雇用関係から見まして、公務員に関する場合にも、日雇い労務者に関する場合にも、さらに一段の努力と実行の決意が必要だ、そういうふうに私考えておる。その問題について、一般的なことはお尋ねしませんが、特に日雇い労務者の場合、いつもこれは引っかかる難点でありますけれ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 運輸委員会 第16号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に、運輸委員長並びに運輸委員の各位に、わざわざ時間をいただきましたことを厚く感謝いたします。私は御便宜をいただきましたこの機会に、国鉄当局、運輸省当局並びに警察当局に対して、以下の質問をしてみたいと考えます。その質問申し上げるに先立ちまして、そういう問題の提起されて参りました経緯を、簡単に申し上げておきたいと思うのであります。  このことは、さきに国鉄労働組合岡山地方本部が監理局当局に対しまして、具体的に申し上げますと、一月の昇給期において本部、本社間の昇給協定に基き、七月期の昇給において、欠格者として昇給のできなかった、いわゆるかっての論告者の復活調整を行うようにというこ……

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○中原委員 私は大臣と、それから局長を初めとする事務当局に答弁を願いたい、そう考えております。ただいま聞くのに、時間がかなり窮屈になってきたようであります。十二時までに大臣に対する質問は結びをつけたい、こういう理事からの忠告がありますので、極力そのようにしたいと思いますが、しかし、これは私の考え方からいえばまことに因った話なんで、どうにもこうにもけじめのつけようがないのでありまして、中途半端になると思います。しかしまだ長い会期中で、機会がありますから、そのときにいたします。  第一番にお尋ねしたいと思いますことは、去年の暮れでございましたか、国際自由労連の代表が日本に参りまして、運輸労連の方も……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○中原委員 職業訓練法に入る前に、それとの関連もあるのですが、ただいま起っておる国鉄労働組合の問題に関して質問しておきたいと思います。  それは聞くところによると、昨日国鉄岡山地方本部の代表が監理局長との会見を行うておる場で、動員された警察官の実力行使がなぐり込みをかけた。そのために負傷者も出た、こういうことを仄聞しておるわけであります。従って労働省としては、特に労働大臣としてはその経過をある程度御存じだろうと考えますので、その経過について一応この場で御発表願って、それに関連してまた質問をしたいと思います。
【次の発言】 大ざっぱな報告を聞いたわけでありますが、事が非常に実は重大なのであります……

第28回国会 社会労働委員会 第22号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に、最低賃金法案の吟味に入る前に一応現下の経済情勢あるいは雇用、失業等の情勢について大ざっぱに主として大臣の見解を伺っておきたい。その点に関しましてはすでに労働省も企画庁あたりもいろいろ出しておるようですが、必ずしもわからぬ点ばかりではありませんが、それらの諸問題について一そう具体的に明確に大臣の見解を聞いておきたいと思いますから、そういう意味で話に入りたいと思います。  政府の方で出しておいでになる新しい五カ年計画は、いろいろ首肯される点もあるし、またどうであろうかというような疑問を持つような点もあるわけでありまして、そういう諸点についてまず最初に伺いたい。第一番に私が思……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○中原委員 きょうは例の問題の日本労働協会法についてお尋ねしたいと思います。  その労働協会法に入る前に、一つ先日の持ち腐れがあるわけです。というのは、雇用、というよりも最近加速度的に増強してきた失業状態、新聞記事等でそういうことが報道されておる。ひとりこれは一般の新聞だけではなくて、日経連もそう言っております。日経連タイムスも失業者は増加するであろうという見通しをかなりこまめに書いているようです。だからこれはあなたもそうではないという反論を持たれるはずはない。そこでそういう失業の増強の現下の状況の中で、さらにもう一つ問題点は賃金給与という問題です。賃金給与の問題に関して最近の政府の傾向という……

第28回国会 社会労働委員会 第26号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○中原委員 先日要求いたしました資料についてちょっと質問して御答弁をいただき、その御答弁を基礎にして法案と関連して質問いたします。職業訓練行政組織図という中の産業別等技能者養成状況というものですが、そこで全産業、鉱業、建設業、製造業、こういうように見出しが出ていますね。その見出しの中身で、養成工の数というのがありますが、その養成工の数の中で単独と共同という項がありますね。その共同の項の中で養成工の総数が三万九千六百四十九、その内容を一つ全部説明していただきたいのです。よくわからぬのです。
【次の発言】 必ずしも明確でありませんが、大体見当がつく。その中で非鉄金属鉱業、それから建設業、総合工事業……

第28回国会 社会労働委員会 第37号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○中原委員 まず最初に最低賃金法との関係の最も緊密であるはずの中小企業あるいは商店等々の部門における労働組織の状況、数その他の様子をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そこでこれらの中小企業あるいは商店の労働者あるいは従業員の諸君が順次さらに組織を作るの傾向が当然出てくるわけであります。その傾向に対して大臣はどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 労働条件の向上のために喜ばしいことである、こういうことはまことに当然と思いまするし、私も賛成です。そこでそうであるならば今度の政府提案の最低賃金法の中に労働団体の発言する機会、そういう構想をなぜお持ちにならぬか。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員協議会 第3号(1955/11/09、27期、小会派クラブ)

○中原健次君 関連して。この五人委員会の発足については、もちろんいろいろ疑念があるわけでありまして、簡単にきわめて適当な機関として設定されたと結論するわけにはいかないと思います。そんな議論を今申し上げるわけではありませんが、この五人委員会の調停を受ける側の被災者諸君の方で、少くともその全国的な機関がこれを否認する、否定する、承認できない、こういう結論を出しておる場合に、この五人委員会が、かりにその一人々々の人柄については、もちろんりっぱであると思いますけれども、よしそれがりっぱであったにしましても、その調停を受ける側の被災者の方でこれを承認し得ないということになってくるとすれば、この五人委員会……



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データ更新日:2023/02/05

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