西村力弥 衆議院議員
27期国会発言一覧

西村力弥[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期
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このページでは西村力弥衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

西村力弥[衆]本会議発言(全期間)
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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第21号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○西村力弥君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました臨時教育制度審議会設置法案に対し、反対の討論を行おうとするものであります。  政府は、口を開けば押しつけられた占領政策の行き過ぎを是正するのだと、民族的感情のごく低俗な部分をくすぐって、憲法改悪のための憲法調査会法案の通過をはかり、教育制度及びその内容を極端に逆行させて時の権力の統制のもとに置こうとする臨時教育制度審議会設置法案を、今衆議院を通過させようとしているのであります。かくのごとく、押しつけられた占領政策の是正を、おのれの名分として立てるならば、なぜ法律の制定の余裕も全く与えられずに押しつけられた自衛隊の廃止をこそ、まっ……

西村力弥[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

西村力弥[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 建設委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま瀬戸山委員と逢澤委員から失対事業あるいは緊急就労対策事業、この就労者の仕事のしぶりが非常に非能率的である、かような指摘がございましたが、一体失業対策に就労するというのは、正式の就労で、あるかどうか、この点まず明確にしていただきたいと思います。緊急就労の問題にしても同じですが、正常なる就職であるかどうか、これを明確にしていただきたい。その点は、どういう立場で、緊急就労の雇用の場合にその労働者を受け入れられるか、この点一つ明確にしていただきたい。
【次の発言】 これはとにかく失業者をある程度就労の形にせしめて、最低の生活を何とか見てやろう、こういう意味であって、むしろこれ……

第22回国会 建設委員会 第4号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して一つだけ。民主党では住宅建設を公約の一番大きなものとしてやったわけで、住宅政策に熱意を示されることは当然でありますが、一人の大臣が住宅政策に熱意を持つことによって、国土の保全とその開発ということが、やはりその内部においてしわ寄せされてきた結果を見るのではないかという印象を私は強く受けるのです。それで、住宅政策は、金持ちとか銀行とか官庁とか、そういうものはかまわぬでおいても建てられるので、あくまでも社会政策的な色彩を濃厚にしていかなければならないわけであります。そんな点からいいまして、建設省は住宅に関する行政を分離して厚生省に移す、何かそういう立場をとられるのが正しいの……

第22回国会 建設委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 現在の住宅の不足が二百八十四万戸と出されておりますが、これに関しては自信がない。その通りだと思うのですが、しかし、自信がないにしましても、この数字を打ち出すには、何らかの基準を持って、あるいは何らかの方法で調査せられたと思うのですが、どういう方法で調査なさったかお聞かせを願いたい。
【次の発言】 そうしますと、昭和二十七年の四月に調査したのは三百十五万戸ばかりになっておる。不足戸数がそういうぐあいに出ておるはずですが、その後自然増を解消して余りあるような政策がとられて、このように現在二百八十四万戸と減少したのかどうか。私は、むしろそうじやなくて、昭和二十七年に三百十五万戸の不……

第22回国会 建設委員会 第15号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行について。瀬戸山委員の御質問は、大へん大事な質問でございますけれども、きょうは理事会で、道路整備に関する質疑打ち切り、こうしておりますので、先ほど小松委員も関連質問を要求しておりましたし、この質問を全部終らしてからそちらの方に移ってもらいたいのです。
【次の発言】 大蔵省の話が出ましたが、私も最近の税金について、三月に取るべき税を年度を越してから取れ、そうでないと、税があまり伸び過ぎて困るからこういう操作をしておる、あるいはガソリンの消費量の見込みの問題と一連のものだ、こういう話を聞いておるのですが、それに対する答弁は要りません。  ただ、道路整備の五カ年計画を完遂す……

第22回国会 建設委員会 第17号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 日本住宅公団の対象は、あくまでも勤労者を主体とするのだと、本会議において大臣も答弁なさいましたが、一体この住宅対策において、所得の何%ぐらいが家賃として支出されるのが正しいことであるか、そういうような研究を、建設省の方においてはやられておるかどうか、収入程度はどのくらいが妥当であるとお考えか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 この件に関しましては、実態調査がそういう関係の方でできているだろうと思うのでありますが、一体、現在生計費関係に占めている家賃の比率はどうなっているか、その件はおわかりございませんか。わからなければ、経済一課か二課あたりの人に来てもらわなければならぬと思い……

第22回国会 建設委員会 第19号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 奥地の降雨量をはかるロボット機関、つまり自記雨量計器というか、無線なんかでやっているのがあるはずですが、あれは今どんな工合に全国的に配置になり、本年度はどういう計画で、将来計画はどうなっておるか、そういうことも一つ伺いたいと思います。

第22回国会 建設委員会 第20号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 この間資料をお願いしたのを作っていただきましたが、これはダム関係のだけでございますが、このほかにロボットの雨量観測施設というものがあるはずだと思うのですが、この調査はできていないのですか。
【次の発言】 それではこの資料は、この法案が通ったあとでもけっこうでございますから、ちょうだいしたいと思います。
【次の発言】 関連して。ただいま小松委員の質問に対して大臣は、水防団を現在の消防団のような組織にして今後をやっていきたい、かような御答弁でございましたが、この前河川局長の意見としては、水防は時期的なものであって、これを恒常的な消防団のような工合に組織づけるということに対しては異……

第22回国会 建設委員会 第21号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 住宅関係の融資保険の問題でございますが、主として住宅建設をやった場合の融資に対して保険を与える、この「主として」ということは、この前の私の質問に対して石破官房長は、大体半分くらい住宅関係であればこれを保険の対象にする、かようなお話でありますから、ここを相当厳格にしておく必要があるのではないかと私は考えておるわけです。今まで、大きい、さまざまな不要不急と思われるような建物がどんどん建ちましたが、今後もああいう趨勢というものは、やはり続くのではないか。今、石野委員からの発言にもありましたように、それらの住宅を建てようとする人は、今まで銀行なんかに行っても、なかなか融資ができない。……

第22回国会 建設委員会 第23号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今、御報告をお聞きしましたが、大臣とせられましても、雨のたびにいろいろ頭を痛められておるんじゃないかと思う。ところで、できてしまったものですから、その跡始末でございますが、これはやはり完全に予備支出でも何でもやられて、復旧のためには万遺憾なきを期せられることになっておると思うのです。もう一つは、県としましては、どうしても起債を相当考えなければならぬのじゃないか。この起債はほんとうはやりたくない。各県とも事情は同じでしょうが、これから数年過ぎれば、東北の各県のような経済力の弱いところは、県税収入で起債消化に充ててとんとんだというような状態に遠からずなるというような状況にあるわけ……

第22回国会 建設委員会 第24号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今の二階堂委員の質問に関連してでございますが、自家発電の場合に、ダムを守るために下流の被害ということを顧慮せずに工事をやるということでございましたが、私が聞いておるのでは建設省が管理しておる猿ケ石の田瀬ダム、胆沢の石淵ダムとか、そいうところも五月の工事の場合において、その管理上の不手ぎわから、下流に相当な被害を与えたということを聞いておるのです。それを責めるわけではございませんが、測候所と担任者側の連絡が十分でいろいろやっておるでしょうけれども、しかしとかくすると発電が重点になって満水する、あるいは雨が降ると下流の問題を考えずに自己本位に考えてくる、こういうことがあり得るだろ……

第22回国会 建設委員会 第25号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 かえさしていただきますと言いますが、実際私の聞いているところでは、建設省が管理しているダムにおいても、そもそもは洪水調節という趣旨でやられているが、建設省がやりましても、水を満水しておけば発電量がそれだけ出るために、管理の規定通りに行われないではないか、そのためにこの間の五月下旬の大雨の際に、そのダムが洪水の一つの原因を作ったのではないかという地元側の意見も相当ある。それを建設省がやっておるのだから、無条件に信じて可なり、こうも言えないのではないかというのが地元民の意向です。だから今の答弁だけでは私としては満足できない。またダムの管理と河川の管理というのはちょっと違っておるも……

第22回国会 建設委員会 第27号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して、災害復旧についてでございますが、局長は、いつか二十五年度災害は、今年度百パーセント完了する、こういうお話でございましたが、また聞きますところによりますと、省議では二十六年度災害まで今年度完了することをきめたということであります。あるいはまた二十五年度災害も今年は全部できないのだ、こういうことも聞いておる。それでは一体建設省の災害復旧に対する計画というものは、何がゆえんにこう動いておるか、はっきりその理由なり何なりがつかめないのです。そのいずれが正しいかというようなこと、またそういうことをはっきりつかめないとするならば、理由はどこにあるのか、こういう点について御答弁し……

第22回国会 建設委員会 第28号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 このごろだいぶ新聞の面をにぎわしている補助金の予算執行の適正化の法案の問題でありますが、本日の閣議では、最後的に建設大臣の意思がいれられないで、やはり罰則適用の方向に決定になったかどうか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 補助金の執行がときどき誤まってやられておるということは、会計検査院もこれを摘発し、また大臣も本委員会において遺憾なことであると、御自身お認めになっていらっしゃいます。しかるにかかわらず、これを適正に執行するための法的措置に対しまして、反対をせられておる大臣の所見をわれわれにもお聞かせ願いたいと思います。

第22回国会 建設委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 きのうの本会議でもそうでございますが、一体このような出席状態で開会するというのは、法とか衆議院規則とか、そういうものに違反することであると思いますが、それはもう少し委員会は権威をもってやってもらわなければいかぬ。
【次の発言】 今河川局長は、今年度災害について五十億でまかなえるかどうか、台風も参ることは必至であるし、どうだかその見込みが立たぬ。こういうことでございましたが、原次長はどうお考えですか。
【次の発言】 そういうように米田河川局長、原次長はノーマルな感覚の人だと思います。ところがこの前大臣は、今年度の災害は五十億でやることができるというように、私の質問に対して神がか……

第22回国会 建設委員会 第31号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 災害の頻発にわれわれも頭を痛め、もちろん政府側においても長いこと頭をお痛めだろうと思います。われわれが頭を悩めるのは何でもないのでありますが、要は国民がこの災害にあって、非常な苦しみにあっておる。これを国家の手で救済していかなければならない。こういうことに重点を置いて、今回の公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部改正の法律案も出たわけなんだと思うのです。確かに一歩前進でありまするが、私としてはまだいろいろな点に対しまして疑義を持つわけなのでございます。  第一点につきましては、通年災害をこうむっておる地方に対しましては、政令によって定められた手続によって、緊急復旧の指定を……

第22回国会 建設委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 異議ないですけれども、これは公聴会にかわるべき参考人の招致でございますので、もっと検討せられて追加する場合もあることにしていただきたい。たとえばそういう道路に切られるところの関係住民とか、とにかく六千五百億の金を使ってやるという仕事なんですから、実際やろうとすれば並み大ていのことではない、影響するとろは全国民に及ぶだろうと思うのです。それで将来追加する場合もある、こういう工合に一つやってもらいたいと思います。
【次の発言】 この法案は議員立法によって制定せられておるわけなのでございますが、その法律を今度は政府において修正される、こういうことでございまするが、ここまで至ったその……

第22回国会 建設委員会 第36号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 開発を重点として縦貫道路を作られる精神、われわれその通り絶対賛成でございまするが、しかし将来の道路の維持あるいは融資資金の返還、こういうものは道路の収入によらなければならないと思うわけなのですが、そうしますと中央道路の収入はずっと一応見込まれておりまするけれども、これは京浜工業地帯と大阪の方の阪神工業地帯とを連絡する道路であるから、やはりこれが主になって道路収入がよけいあるのじゃないか、こういう工合に思うのです。他の東北線とかあるいは北海道路線を作れば、いろいろ開拓なりあるいは森林資源なり、鉱産資源なり、そういう開発が大いにできて、国家のために益するところ多いけれども、将来の……

第22回国会 建設委員会 第37号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 ただいま提案になりました附帯決議二項につけ加えまして、次の一項を加えたいと思います。朗読いたします。  政府は九州自動車道の路線については関係各県において研究企画されている路線を考慮して善処すること。  その理由を申し上げますと、提案者の代表であられる方々の御答弁によりまして明瞭になったのでございますが、中央自動車道の研究はもう十分にできておるのだけれども、その他の路線についての研究はまだ不十分そのものである、こういうことでございましたが、九州の路線については関係各県においてすでに十分に科学的に研究し、企画しておる一つの予定線というものがあるとこうことでございますので、そのこ……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 局長は、教科書の値段は一般物価の指数に比べて安いと言われておる。あるいはその通りであると私は思うのですが、しからば、なぜに父兄たちがそうであってもなおかつ高い高い、こう言うておるのか。その点についてはなぜそのような父兄の声が盛んに出てくるのかということを、あなたはどう考えるか。
【次の発言】 結局現在のわが国民の生活程度が非常に低いということを認められておることだろうと思うのでございますが、そういう場合に、先ほどからいろいろ問題がありましたが、指導要領を盛んに改訂せられる、こういうことは相当慎重を要することであると思います。しかも、その指導要領が常に試案という形で出てくる。試……

第22回国会 行政監察特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 最初に委員長にお聞きしたいですが、この前の委員会のときに、教科書の見本と実際支給している本との紙の質を公式の鑑定人を呼んで鑑定をさせるべきである、こう申したのでございますが、委員長は、理事会に諮って取り計らいをきめたい、こういう答弁でありました。その点、どういう工合に今お取り計らいが進められているか。
【次の発言】 さようお願いいたしておきます。  川口さんにお尋ねいたしますが、先ほどのどなたかの質問に対する答弁で、コットレルの機械が一時間に一万二千冊だ、こういうことでございましたが、信用を置くわけじゃないけれども私が目に触れた別の本には一時間当りの能力が一万四千冊と出ておる……

第22回国会 行政監察特別委員会 第7号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 簡単にお尋ねいたします。  この前、私、文部省の初等中等教育課長が来ましたときも聞いたのでありますが、覆面の検定委員が非常に低質であるというようなことが読書新聞あるいは出版労働組合の発行しているパンフレット、そういうものに出ておるのでありますが、低質であるということを示す具体的な例を御存じだったらお話し願いたい。
【次の発言】 そうすれば、今申しました新聞あるいはパンフレットには、検定委員とか検査審議会とか、あるいは文部省の事務官とかが、編さん者の意図を踏みにじって、理不尽に、あるいは非民主的な圧迫を加えた、教科書の内容が現在検定制度になっておるにかかわらず、そういう形のまま……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して一点だけお尋ねしたい。山田君の質問に対して、発行部数が非常な減退をしている理由として、理科の教科書を六分冊にしておったのを二分冊にしたたためにこのように発行部数が減ったんだと、あっさり割り切っていらっしゃいますが、そのような理由だけにとどまるのかどうか。それで済めばいいんですけれども、業界全体の不振ということがありとすれば、そんな簡単な自己反省というか、そういうものでは割り切れないと思うのですが、その点を一つ御証言願いたい。
【次の発言】 そうしますと、その場合において、業界の不振と考えて皆さん方でその問題に対する御研究をなさったようなことはございませんでしょうか。

第22回国会 行政監察特別委員会 第13号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 だいぶ時間も過ぎて、証人に対しまして非常に申しわけありませんが、簡単に御質問申し上げますので、御答弁も簡略にお願いいたします。  教科書の最初の出発は、検定がなるかならないかというところにありますが、その絶対条件として、教育基本法、学校教育法の目的に合致しているか、あるいは特定の政党に偏向していないか、その次は指導要領に合致しているか、こういうことがあげられておるのでありますが、この指導要領がたびたび変改せられる、あるいはまたその指導要領のきめているところが非常に詳細にわたり過ぎている、こういうことがあるわけでございます。あまりにも改正されるということは、教科書発行についても……

第22回国会 行政監察特別委員会 第14号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 関連して……。
【次の発言】 ただいま高津委員から御指摘になりました樺太の国境線を引く問題は、二葉の地図帳ばかりではなく、日本書院とか、学校図書とか、古今書院とか、そういうほとんどの会社の地図帳がそういうことになっている。ことにひどいのは学校図書で、朝鮮までまつ赤に同じ色に染めている。これは驚いたものです。また、地図帳によっては、その境界線を五十度線ときっちり引かないでいるようなところもある。そういうような……
【次の発言】 今高津委員から資料提出を求められましたが、その他の会社にも同様の要求をぜひやってもらいたい。このことは相当追及して明確にしなければならぬ問題であると思う……

第22回国会 行政監察特別委員会 第16号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私は簡単にお尋ねしたいと思います。  先ほどの証人の御証言の中に、教科書の配給手順の中で教科書の販売株式会社というルートを通さずにやるものもあるようにお聞きしたのでございますが、直接に地方の特約供給所にやるのと、その販売会社を通してやるのとは、どういう比率になっておるか、また、それの費用の比較はどういう工合になっておるか、この点について伺いたい。
【次の発言】 教販会社に委託するのは北海道だけだということになるそうですが、そうしないでも、十分にやり得ることになるわけですね。そうしますと、何がゆえに四万株も出資してそういう教販会社を作ったか、こういうことに私たちに、一つ疑問を抱……

第22回国会 行政監察特別委員会 第18号(1955/08/01、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 議事進行。濱野君のあれは異議ございませんが、見ますると、二、三枚ございまするので、急いで刷っていただいて、みんなに見せてもらいたい。われわれ質問する場合に参考資料として見たいから……。
【次の発言】 今までの佐々木委員の質問に関連してお尋ねいたします。証人は、教科書の販売競争や何かについては全然知らない、ただばくとしたうわさを聞いているにすぎない、こう言われます。しからば、限定採用を教育委員会できめた理由として、第一項に、販売競争による定価の引き上げ、そういうことを教育委員会は責任を持ってあげているわけなんです。この責任を一体どうするか。限定方式に行ったというその理由の第一番……

第22回国会 行政監察特別委員会 第19号(1955/08/02、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 先ほどから御証言をお聞きしておりまして、どうも採択の実際的権限がどこにあるかということに対しまして明瞭を欠くように思えてならないのでございます。限定採択方式をとった場合には、記入は採択の実質的な実権というものはどこにあるとお考えになっていらっしゃいますか。法的には地教委にあるということでありますけれども、しかし、そうばかり法的に言っても、実態は示されていない、こう考えざるを得ない。一体どこにあるとお考えでございますか。
【次の発言】 初回でありましても、それはきのうの安藤証人の御証言にもありましたが、教育委員会の事務局がある方式でもってその採択教科書をきめて、それをただ教育委……

第22回国会 行政監察特別委員会 第20号(1955/09/19、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 福島の視察に私も参りましたが、この報告書の作成につきましては、今新聞で御承知の、私の地元に軍事基地の非常な問題が起きておりますので、最後的に立ち会うことができなかったわけです。そこで、二、三点これに対する追加意見、そういうものを加えさせてもらいたいとも思うわけなんです。
【次の発言】 理事会と言いましても、理事会がこういうことを……。
【次の発言】 私は理事ではございません。
【次の発言】 現場に行かない人が、報告書のよしあし、正鵠だということは言えないはずです。それはわからないですよ。私が出なかったのは怠慢ということにもなるでしょうが、事情やむを得ないこともあったのです。そ……

第22回国会 行政監察特別委員会 第22号(1955/09/21、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今の演野委員の質問の記録が僕と違うのです。僕のは、二十三年が夏が三十七万、冬が二十七万、二十四年夏冬とも不明、二十五年が夏三十八万、冬三十一万、二十六年が夏が三十九万、冬二十八万、二十七年が夏が三十八万、冬不明、二十八年は夏が三十六万、冬二十七万、二十九年が三十七万の二十七万、こういう工合に、不明の個所がちょくちょくあったということ、私の記録はそうなっておるのです。これはどちらが耳が正しいかなんということは別として、私の記録はこうなっておるということだけを申し述べておきます。
【次の発言】 濱野委員あるいは佐々木委員のいろいろな意見、考え方、そういうことに私は抗弁しようと思う……

第22回国会 地方行政委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 審議に入る前に緊急の提議をいたしたい、こう思うのですが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 ただいま理事会においていろいろお話し合いをお願いした点なのでございますが、山形県の上山市に発生いたしました吏員の不当解雇の問題につきまして、参考人を招致して本委員会において審議を願いたい、こういう提議なのでございます。上山市は一町五カ村が合併いたしまして、昨年の十月一日に発足いたしたのでございまするが、本年の三月末になりまして、吏員の全員を地方公務員法第二十二条に該当する新規採用とみなすと、こういう立場から全員を一たん解雇し、そして翌日になりまして二十四人を残し、他の者を再採用した……

第22回国会 地方行政委員会 第6号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 大臣が忙しいそうだから、そのことをさきに提案した北山君に大臣に対する質問をやってもらって、それからやったらいいだろうと思います。
【次の発言】 大臣にちょっとお尋ねいたしますが、高橋市長が、大臣に会われたときに非常に激励されたということを地方に行って大きく宣伝されておるのですが、大臣の責任は相当重大だろうと私は思うわけです。あなたは、一般的な問題として赤字解消は賛成だ、こう平たい調子で言ったとおっしゃるが、受け取った方は、おれの主張は正しいと大臣が認証されたとこう受け取って、それで宣伝をされておるように思います。それでもし高橋市長が、地方公務員法二十二条によって、これは市町村……

第22回国会 地方行政委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 今大臣の言明があったのでございまして、具体的に発生している上山の問題について善処するということでございますが、単に善処ということは、どういう方法で、どういう工合になさるのか、この問題としましては二十二条の適用は不当である、こういうことでありますので、その精神はやはりその善暫処方に貫かれなければならない、かように思うわけなんでございます。その点どのようになさるか、お話を願いたいと思います。
【次の発言】 そのような工合に、全国の最も先がけた法の完全悪用というか、そういうものが出て、それが出てしまったあとはどうにもしようがないということであるとするならば、そのような通牒を全国の都……

第22回国会 地方行政委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○西村(力)委員 私久しぶりに地方行政委員会に参りましたので、あるいはかっての違った質問を申し上げるかもしれませんが、今北山委員から財政再建計画を立てる場合の各省との協議というような問題について関係する部面の権威者に来てもらうということでございますが、そのことはぜひお願いしたいと思うのです。そういう再建計画ができて、その実施について委員会とかその他と協議した場合、その協議がととのわないとするならば、責任はどちらにあるのだ、こういうことをどう考えておられるか。頭をひねられておるのですがどうですか。
【次の発言】 私どもは今第八条の関係、先ほどもちょっと論じられましたが、協議があった場合、協議がと……

第22回国会 地方行政委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほど北山委員の質問に対しまして、大蔵大臣と自治庁長官の答弁が食い違っておるということが明瞭に相なったわけでございます。すなわち百五十億の再建債の政府資金の肩がわりは、自治庁長官は明年度中にこれをやる、こういう御答弁であって、大蔵大臣は明年度以降、こういうことである。それは非常に重大な問題でございますので、これはどうしても再度大蔵大臣に来てもらってその御答弁を一致させなければならない、かように考えるものでございます。なおまた建設大臣の出席も要求してきましたが、先ほど永田政務次官は必ず呼んでくると私的でございますが私に対して話がございました。そういう約束があるにかかわらず今もっ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣に質問しようと思っておったのですが、逃げられてしまってどうもならぬのでありますが、山手さんにちょっとお尋ねしたい。今度の地方交付税引き上げにからんだ地方団体のいろいろの動きに対して、あるいは今の質疑応答をお聞きしましても、われわれの敵は社会党ではなくて大蔵省だ、こう盛んに自由民主党の諸君は言われる。どうもわれわれは解せないことだと思っておるのですが、ああいうことを聞かれて次官はどういうお考えを持たれるか、お聞かせ願いたいと思う。
【次の発言】 各委員会どこに参りましても、最後のかたい壁というか、そういうところは大蔵省になるので、大蔵省にほこ先を向けるようになりますが、そう……

第23回国会 建設委員会 第4号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 米軍基地として強制収用される段階にきておる山形県の大高根あるいは都下の砂川、ああいうところで測量が強制的に行われ、そして物件調書あるいは証拠書類が作られ、それに署名をさせられ、あるいはしたという段階にきておりますが、実際現場においていろいろその問題に当ってみますと、疑義がたくさん出てくるのでございます。それで一応その点についてまずただしたいと思うわけでございます。第一番目にお聞きいたしたいのは、土地収用法で土地を収用する主体は何であるか。これは国家権力であろうと思うのですが、それはもう絶対的なものであるかどうか、国家が事案認定して収用するときめたとするならば、これは絶対的なも……

第23回国会 建設委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は一昨日基本的な考え方についてお尋ねをいたしましたが、その趣旨は、国が権力で基地に提供する個人の所有地を取り上げる、こういう工合に決定すれば、一体国と対等にあるべき個人というものは、もうみずからを救済する方法というものは全然なくなるのかどうか。まず考えられる裁判手続をもって自分が救われようとする方法は、総理大臣の異議申し立てによって全然だめになってしまう。本訴がたとい継続せられてあっても、仮処分の申請が異議申し立てによってだめになってしまえば、もう償うべからざる結果となりまして、これはたとい勝つことができたにしても、ほんとうに意味のないものになってしまう。結局権利を行使する……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会 第13号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北興業に活を入れる今回の法案が議決になったことについてわれわれ非常に喜びとするものでございますが、商工委員会からの申し入れ、また先ほど委員長がお読みになりましたけれども、その第二項を見ますと「今回提案の事業計画の変更を必要とする場合は、あらためて国会の承認を受けるべきである。」ということになっておりましたが、こういう申し入れをする商工委員会の気持が私としてはわからない。われわれは東北振興の必要性を認め、しかもこれだけの金をもってセメント工業を興すことが東北振興に最も緊急妥当であるという確信のもとにおいてこの法案を可決するわけなのでございまして、それがこの申し入れの第二項のご……

第24回国会 建設委員会 第25号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私、今政府提出になっておる土地収用法の一部を改正する法律案に対しまして質疑を必要としておったのでございますが、委員長はこれを許可賜わりませんので、この政府提出の土地収用法の一部を改正する法律案に対しても、いささか言及することをお許し願いたいと思うのでございます。  土地収用法は、御承知のように財産権と、それを公共のために収用する、そういう立場とが調整されなければならない、こういうことでありますが、今回政府提案になりましたものは、ただ一方的に土地収用の手続を簡素化して、それを容易ならしめようとするのみでありまして、そのように起業者側の利益をはかったならば、それと調整をとるための……

第24回国会 建設委員会 第35号(1956/07/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今回の山形、福島その他の県の降雨による被害は、西日本の災害のあったのに比べると、幾らか規模において小さいかもしれませんが、その関係住民にとってはやはり被害の影響というものは百パーセントでございますので、決して軽視をせられないでしょうが、そういう立場でなされることのないようにお願いを申し上げたいと思うのでございます。  こういう災害が起きた場合に、建設省としては応急対策あるいは恒久対策をとられるわけですが、災害の痛手を受けた住民はこれじゃたまらぬというわけで、――今までいろいろな問題、土地問題、あるいはその他資金の問題、さまざまで、なかなか計画通りに協力態勢ができないという事情……

第24回国会 行政監察特別委員会 第3号(1956/03/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 本行政監察委員会は、昨年から教科書等に関する調査を行なって参ったのでございまするが、われわれの行政監察委員会の動きに対する警戒は、この調査を通じて教科書の国定化にあるのではあるまいかという疑惑、及び教師の組織である日教組に打撃を与えていこうという陰謀、こういうものを警戒して参ったのでございますが、ある場合においてはともに協力し、ある場合には鋭く対決して本日まで参り、委員長はその結論を集約せられたのでございますが、私たちは、この委員長の報告書に対しまして、どうしても納得することのできない点があったのであります。すなわち、行政監察特別委員会の権限の範囲は、将来の教育行政をこの報告……

第24回国会 地方行政委員会 第55号(1956/07/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大臣にちょっとお尋ねしたいのですが、今回東北北陸各県に水害が発生いたしましたが、その復旧に当っていろいろ考えられる点があるのですが、一つ政府の方針で地方団体の財政再建整備に当って異常な決意を持ち、そういう困難な仕事をやり抜こうとしておる団体が災害復旧に万全を期する、こういう場合に、たとえば公共土木事業は標準税収入の二分の一までは三分の二の国庫負担、あるいはそれ以上税収入の二倍までは四分の三というふうになっておりまするが、いずれにしましても、やはり地方団体の負担ということがかさんできますし、そのほか国のお世話にならぬで、県単独事業としてやるところもたくさん出てくるわけなんです。……

第24回国会 地方行政委員会 第57号(1956/09/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 早川政務次官にお尋ねしたいのですが、町村合併の進行に伴って一郡一町、一村ということが出ておる。それで郡地域の是正ということは当然やらなければならぬと思うのですが、これをどういう工合にやられるか、いろいろお考えになっていらっしゃることと思うのですが、その是正をやる場合の方針、そういう問題についてお聞かせを願いたい。
【次の発言】 地方制度調査会にかけられるにしましても、自治庁としての考え方というものは固まる必要があると思うのです。その場合に都道府県の責任においてこれをやらせるかということが一つ。それからあなたに特別にお聞きしたいのは、この前の地方行政委員会の場合に、次官の談話が……

第24回国会 地方行政委員会 第62号(1956/10/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連してお聞きしたいのですが、先ほど調達庁からの正式要請は八日にあった、こういうことでございますが、九月三十日か二十九日に第一回の警察に対する申し入れ的あいさつがあったと思うのですが、その場合の相互の話し合いはどういうぐあいになったか、これを隠さずに言ってもらいたい。
【次の発言】 それでは調達庁の事前あいさつを受け取ったのは、どなたがどういうあいさつをされて、どういう返答をされたか、明確にしてもらいたい。
【次の発言】 そのときはだれが来たのですか。
【次の発言】 矢崎対策本部長はそのときは退職しているはずだと思いますが、いかがですか。

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 視察団が優秀な結論を出されたことに対して深く敬意を表し、またただいま動議が出されましたことに対して賛成いたすものでございますが、決議案の文案についてちょっと訂正したいような考えを持っておるわけなんです。それは第三番目の「板付飛行場の如き、大飛行場の移転については、相当の年月を要するものと考えられるので、同飛行場の使用によって官民が蒙ったこれ迄の被害ならびに将来の被害の補償については、政府は尚一層調達庁を督励して、万遺憾なきを期すべきものと認める。」こうありますが、従来までこうむった被害の補償と、将来生ずべき被害に対する補償というものとは違うと思う。将来の被害に対しては、これが……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 外務省の当局者に来ていただく予定でありましたが、見えられませんので、内閣の担当でいらっしやる田中さんに一言お尋ねをいたしたいと思います。今月の三日ですか、新小岩に米軍のジェット機が墜落しましたことは新聞で御承知と思うのです。その現場に私も行って見ましたが、ちょうどアメリカ軍のトラックが来まして跡片づけをやっておりました、密集した住宅地帯に墜落したのであって、その状況はまことに惨たんたるものであり、かつまた周辺の人々に与えたショックというものはまことに大きかったのであります。困ったことだと思っておりました。ところが翌日の新聞には、米軍が東京上空で演習飛行中にこの事故が発生したの……

第24回国会 内閣委員会 第4号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 きのう新小岩のジェット機墜落の問題について田中さんにお尋ねをし、また強く今後こういう問題の発生しないような措置を、政府側としてアメリカ当局に抗議をするとかいうような話をいただいたわけでございますが、あのお約束はどういう工合に御処置願いましたか。きのうのきょうですから、ちょっと時間的にもあまり余裕がないかとも思いますけれども、お尋ねいたします。
【次の発言】 私の質問の趣旨には、こういうことのないようにという強い抗議を含んでいるのですが、そういう考え方を政府自体の考え方として外務省に伝えてあるかどうか、ただこういう質問があったから事情はどうなっているのだ、そういう事情を聴取する……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は去る九日、小岩に米軍ジェット機が墜落した問題について、田中副官房長官に笠間をいたし要請をいたしております。人家の密集した都市上空で、米軍がひんぱんに今後演習のようなことをやられましては、日本の国民が安心しておられないという点から、この事故を契機として、アメリカ軍当局に強く抗議すべきである。その点は副官房長官も了承し、直ちにその旨を担当の外務省に連絡する、こういう話でございましたが、そういう田中副官房長賞のわれわれに対する約束が、直接あなたの方にどういう形で行っておりますか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その米軍側に対する、あなたの万から今後そういうことがないよう……

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 本国会におきまして、予算委員会あるいはその他の委員会において、防衛計画五カ年一計があるとかないとかおっしゃられておりますが、その計画が完成した場合に米軍が撤退するかということに対して、それはわからないという答弁を船田大臣はなさっていらっしゃるようでありますが、それはわからないたけで済む問題かどうかと私は思うのでございます。鳩山総理の施政方針演説の中にも、日本が現在独立とは名ばかりであって、これから国民の総力をもって独立を達成する方向に進めなければならない。そういうことを述べられておりますが、この独立を達成する方法、計画的に持っていかれる場合においても、どこまでいったならば、こ……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 時間が少ししかありませんが、本日で審議が終了しない場合には次会に必ずやっていただきたい、しかもその際には調達業務の担当大臣である倉石忠雄氏の出席を要求いたします。
【次の発言】 委員長のお言葉了承いたしました。前々から問題になっておりました砂川の基地拡張に対するいわゆる条件派に対しまして、政府側としましては切りくずしのような意図をもって協力謝礼金というものをかざして、そうして何とか基地拡張を成功に導こう、こうやっておったようでございましたが、十五日の新聞によりますと、十四日には条件派が倉石労働大臣と会って協力謝礼金の額最低五万円、最高五十万円を、一率十万円ずつプラスして、最低……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今自衛隊の基地を作る場合、これも土地収用法が適用でさる。これは長官が言われましたが、われわれはそれはできないと思っておるのですが、とにかく米軍基地の場合には土地収用法を適用する。近く砂川の滑走路拡張のためにも基地拡張の土地収用をやろう、こういう工合にきておりますが、大臣は法学者でありますので、この土地収用に関する人民主権の守られ方に対して、大臣の御見解をただしたいと思っておったわけなんです。この土地を収用する場合に、政府側が必要と認めれば使用認定をやるわけですが、それに対して使用認定の取り消しの仮処分をやったとしますと、内閣総理大臣が行政訴訟特例法に基いて異議申し立……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 一昨日わが党の石橋委員から、自衛の限度について船田防衛庁長官の答弁が、第二十二国会の本委員会における鳩山総理の答弁と食い違うというまことに歴然たる、しかも重大なる御指摘がありまして、鳩山総理の当委員会への出席方の要求が出ました。それに対して委員長は最大の努力をすることを約されましたけれども、結局委員長が腹案としてちらっと示された通り、鳩山総理と船田長官との話し合いによる結論を代読する、こういう方針通りに持っていかれましたので、われわれとしてはまことに遺憾と思う。国会において本人の答弁ではなく、その代読をするという先例を開いた点において、委員長は重大なる前例を作った。われわれは……

第24回国会 内閣委員会 第19号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 鳩山総理は与党によって御健康が保証されたのでございますので、一つこれから私はあまりめんどうくさい論議はしたくないと思います。ごく国民的な、常識的な立場に立って、総理にいろいろ見解をただしたいと思うのでございますので、率直に国を憂える熱情を吐露して、御見解を披瀝していただきたいと思うわけなのであります。ただ新聞や何かでもやゆしているように、後の方からいろいろ言葉がありまして、きのうの朝日新聞でしたかには「根本式イヤホーン」などと、こういうような工合に出ておりますが、ああいうことは一つ絶対におやめ下さるようにお願いしたいと思うのです。私たちああいう光景を見ますとまことに侮辱された……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。私は清瀬文部大臣にお尋ねしたいのでございますが、大臣がその席にすわっていらっしゃる立場は国務大臣としてですか、または憲法調査会法案の提出者としてであるか、私が今までの様子をうかがっておりますと、御自分がまっ先に立って提案せられておるような立場で行動し、答弁せられておる、こう受け取っておるのですが、その点非常にすっきりしないものを私は感ずるのでございます。そのことを言うのは、現在第二十七回の選挙に基いて鳩山総理大臣が総理に指名せられて、鳩山内閣が成立してずっと続いておるわけなんでございますが、この政府というのは、あくまでも国会の意志に基いて成立しているというの……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はこの際議事進行の動議を出したいと思うのですが、教育の理念あるいは教育制度のあり方というものも、すべて憲法の全体の精神から導き出されておるものであります。そういういう点からいいますと、現在政府は自民党提案の名のもとに憲法改正を目途として調査会法案を出しておる。それでありますから、ただいま受田委員から質問がありました通り、憲法調査会の帰趨がはっきりしてからその憲法の示す精神に基いて教育のあり方を改正していく、これが順序であると思う。これを並行して出すということは全く憲法に対する、それから導き出される教育のあり方というものに対する考え方の統一されていないことであると思う。そして……

第24回国会 内閣委員会 第23号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はきのうの本会議でも法規の改正、ことに最高法規である憲法の改正などの場合には、この改正すべきであるという環境条件が十分に成熟しておるということが必要であって、なおまたこの法律がある限りにおいて、日本の発展は望み得ない。ほんとうに重大な桎梏となってきたということが確実の場合において、初めてそういう法規の改正は企図されなければならないのだ、こういうことを申したのでありますが、総理は法律を改正する場合に、こういう原則に立ってもちろんお考えになっておると思うのでございますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 しからばこの憲法改正に重大なる決意を持って立ち上るだけの環境条……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。きょうの新聞を見ますると、矢内原東大総長、南原前東大総長、木下東京学芸大学長、大内法政大学総長、大浜早大総長、安部学習院大学長、内田東京工大学長、蝋山お茶の水女子大学長、上原一橋大学教長(元学長)、務台慶大教授(元東京文理大学長)、こういう学長クラスの人々が、民主教育を作り、現在あなたが担当せられておる文教政策の動向というものは、明らかに日本の教育を逆行せしめる危険をはらむものであり、かつまたそのことは、憲法において保障されておる基本的な権利である言論の自由、そういうものに将来暗い影をさすものである、この点は十分に反省せらるべきであるという声明を出した。それに対して……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私はこの重要な憲法改正を企図する法案、これの最終的な審査に当りまして、全部の大臣に御出席を願って、それぞれの担当分野に精魂を込めてやる場合に、現在の憲法がどのように障害となっておるか、こういう責任あるお考えをお聞きしたい、こう思って全部の大臣の御出席を願っておったのでございますが、今見ますと、清瀬担当の大臣と提案者の山崎さんしかいらっしゃらないんですが、その点の取り計らいはどのようになっておりますか、一つお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 順次出席を取り計らって下さるとのことで御苦労さまでございまして、ありがとうございますが、それでは今の御発言は、必ず全部の大臣に出席を……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 倉石労働大臣にお尋ねします。三月の二日に都知事をまじえて地元の代表とお会いになられて、その際砂川を実際に視察といいますか、現地に行きまして反対派の諸君とじっくり懇談をする、こういう約束をせられたそうでございまするが、それは事実でございますか。
【次の発言】 それは約束がちょっと違うように私は伺ったのですが、三月二日にはとにかく現地の飛行場を見るというだけではなく、地元民ととくと話し合いをするという立場で約束をされた、こう聞いておるのです。それをお忍びで参りまして、それで約束が果されたということにはならないと私は思うのです。それから地元民と話をするために再度おいでになる、そうい……

第24回国会 内閣委員会 第36号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま粟山委員の質問の要旨は、いよいよの場合には実力的出動を求める、こういうような希望であったのではないかと思うのでありますが、今の答弁で私もほっとしたのであります。(「もっと深刻だ、もっと深い」と呼ぶ者あり)そうですが。私は茜ケ久保委員の質問に関連して一つお伺いしたいと思うのでございますが、政府の態度というものはもちろん責任を持たなければならないけれども、それとともに十分なる権威を持った態度、答弁でなければならないと思うのです。何が何やらわからないようなただ一時のがれの、くらますような御答弁ではわれわれはとうてい納得ができない。しかもときどき比喩を用いられて真空論を出した……

第24回国会 内閣委員会 第37号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連。ただいま長官は、オネスト・ジョン的兵器は防御兵器として用いることを予想している、あるいは望んでいるのだ、こういうことでございましたが、それはオネスト・ジョンの性能のうちの射程距離だけを言うているのか、性能全体のことを言うているのか、いずれであるか明瞭にしてもらいたい。
【次の発言】 防御的兵器としてという、そういう質問ではなく、ああいうオネスト・ジョン的なものを持ちたいというのは、あの性能全体を言うているのかどうかということなんです。あなた方は、オネスト・ジョンは弾頭にコンクリートをつけているから原子兵器じゃないと言うけれども、そんなことは世界の常識が許さない。兵器の常……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 昭和二十七年に吉田総理のfによって日米安全保障条約が結ばれたわけですが、この日米安全保障条約あるいはそれに伴う行政協定なるものが、真実日本の安全を守ってきておったかどうか、総理はこの点に関してはどうお考えでございますか。
【次の発言】 確かに日本の安全が守られた、こういう工合に御判断なさるとすれば、安全が脅かされるというような実際の具体的例はどのようなことがあったか、これを一つお聞かせ願いたい。
【次の発言】 私はそのことを聞いているのじゃなくて、安保条約による米軍の駐留によって日本の安全が守られたというならば、あのときは確かにこうであったがこう守られたという具体的な例がない……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 さっきと今の石橋委員の質問に対する外務大臣の答弁によって、日本の国は、国際情勢あるいは東南アジアの情勢、ことに台湾海峡の問題、朝鮮戦争の問題等によって相当危なかった。現在もその危険は去っていない、こういう御答弁でありましたし、また過日ダレスが日本に参りましたときにも、あなたも最後のときわずかの時間お会いになられたのですが、今度、ダレスはアメリカに帰られまして、日本の要路者との会見は実に満足すべきものであった、こういうので非常に喜んでいるわけである。これはダレスさんが日本に来て最も強調したことは、われわれは聞かなくてもわかっている。それはソ連が何という微笑外交をしようとも、ある……

第24回国会 内閣委員会 第44号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単に伺いますが、従来の農村の振興というのは、そのときそのときに叫ばれて、その結果はあまり上らなかったのですが、今回は適地通産を基調とする新農村建設、こういう形でありますが、一体こういう形になりますと、特別に何か新規なものを、たとえば特用作物とか、そういうものを見つけ出して、この方へ移っていこうという傾向が出るのではないか、こういう懸念を持つものでありますが、適地通産という、こういう言葉は、一体日本の農業の構造というものを将来どういう工合に変えていこうという考えをもって言っておるのか、その点をお聞かせ願いたいと思うのであります。

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。ただいま船出長官から地元との完全なる話し合いという御答弁がありましたけれども、大臣その他本省にいられる方々はそういう工合に考えておられるに違いないのですが、出先の係官は相当行き過ぎ、あるいは違法と言われる行為に出ている事例が非常に多いのです。その一つは、夜間でもよその関係の家に乗り込んで、そして君とは話し合う必要はないので帰ってもらいたい、こういうことを言っても、上り込んで長々と談じ込む。帰って下さいと言っても帰らない。こういう事例がたくさんあります。このことは不法なる家宅侵入という形にもなるんではないだろうかということが一つ。  その次は、反対を唱えておる人々……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は栄典制度と全面的に制定する時期として、今はどうも妥当でないという考え方を持つのです。それはなぜかといいますと、今度の国会においても小選挙区法というようなああいうべらぼうな法案が多数の方で押し通されるという、こういう政治が続いている場合、あるいは国家目的にどれだけの人々が自分のエネルギーを集中しているだろうか、こういう工合に考えてみますと、今回この際栄典制度を全面的に施行することは、まことに時代が早い。やはり国民のほとんど大部分が国家目的というものを自分たちの輝かしい目的だという工合に考えて、そこにエネルギーを集中するような状態にならないうちに栄典制度を施行するということは……

第24回国会 内閣委員会 第53号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 その趣旨に反対ではございませんけれども、一番大きく打ち出すの、主権の回復をやはりわれわれとしては打ち出さなければならぬ。沖縄のわれわれの同胞諸君も日本の主権下に生活したいというのが、一番大きい願いなのです。それを抜いてはこれは意味がない。単なる平和条約以前の補償措置というようなところに限定してでは――これももちろん必要でございます。誠意をもってやらなければならぬ。そうでございますけれども、それを抜いては意味がない。だからぜひそれをやっていただくことも必要であると思います。講和条約後、一定の限界を引かれて、南方は信託統括のような形に一応なりましたけれども、奄美大島はその限界に入……

第24回国会 内閣委員会 第56号(1956/09/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 中国、九州方面の視察報告はただいま大平団長からなされましたが、その問題となる点は、自衛隊の整備、訓練の問題と、それから大田演習場の不適当を確認した点、岩国の飛行場拡張があの市の発展の上に阻害になってはならないという点、それから二又トンネルの問題につきましては政府は責任を持った処置をしなければならぬ、こういうことでございました。われわれ視察団の意思というものはあれに明白になっておるのでございます。それでこの視察報告を本委員会として全員で御承認が願いたい。そうしてその承認に基づいて委員長は確実に政府側にこの問題の結論を申し入れていただきたい、かように私はこの際御提案申し上げておき……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 基本的な問題についてはひとますおきまして、簡単に不明な点についてお尋ねをしたいと思うのです。まず最初に、今度の勧告をずっと見ますと、いろいろ工夫せられた点もありますが、この勧告の一つの目標として公務員の停年をある程度最高に見込んでこの勧告をやっているじゃないか、こういう懸念を持たれるわけなんでございます。ワク外の昇給やなんかは一切ないようにするといいますが、将来はそれは出るだろう、出た場合にそれがその職にとどまる限界になるというような工合に、その職に応じての停年をある程度見込んでおるのではないか、こういう懸念を持たれるのでありますが、その点については人事院はほんとうのところ考……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は十月四日、現場におりましたのでそのことを申し上げます。  今指摘された茜ケ久保君自身が申したいところでございましょうけれども、私ははっきりあの事実を申し上げますが、調達庁は土地、物件の調査に来たはずなんです。そのものが、私たちの話し合いの中において人物を記録し、話の内容を記録するという必要がどこにあるのか。しかも写真班を連れて、米軍のゲートの上に乗っかって、われわれの人物厚真を撮っている。あなた方は土地収用をするためにわれわれの人物写真が何で必要なのか。そうして八ミリの映写機をもってわれわれと調達庁の職員との話し合いを記録した。こういうことは調達庁の職務内容にあるのかどう……

第24回国会 内閣委員会 第62号(1956/11/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 日米安全保障条約が日本の安全のために不可欠のものであるという信頼をおいておられるのでありまするが、私が調べた範囲では、一九五二年だと思ったのですが、米国の外交雑誌にダレス長官がこういうことを言っておる。日米安全保障条約は、日本の安全のためというようなことは考えないのであって、明らかにアメリカの安全のためである。そうしてアメリカ軍が日本に駐留することによって、もし日本が変な動きをした場合においては、永久占領を可能ならしめるものである、こういうことを言っている。そういうことを抜け抜けと言っておる。にもかかわらず、あの条約がいかにも相互信頼に立つ日本の絶対的な防衛条件である、こう信……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 山口警備部長は負傷者が協力しない、こういうことを言っておりますが、あなた方の末端の動きは陰から回ってその職場に不安を与えている。そういう動きが非常に強い。ですから、意思表示をしてくれ、協力してくれという、その協力はおそろしい協力なんだ。だから出てこないのですよ。それがはっきり警察不信の現われなんだ。そういう点を、私たちは真剣に考えていかなければならぬのじゃないかと思います。長官は立場上いろいろ弁護されまするが、いろいろ資料も検討されたといいまするが、一般に公開になっている毎日ニュースをごらんなさい。あれには青かぶとに一本棒を引いている、ジャケツを着て、くちびるの厚い、そういう……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 戸叶さんからただいまいろいろ質問がございましたので、つけ加えて申し上げることはほとんどございませんが、一つ知っていただきたいのは、向うに残留して中国人と国際結婚した御婦人の方々は、全部が全部といってよいほど帰国を希望していることです。これは当然のことであり、御理解をいただけるではないかと思うのです。しかも、みんながみんなというわけではなのですけれども、やはり、現在は幸福であっても、その当時の心境やさまざまなことを考えてみますと、戦争犠牲者であるということは間違いない。本人たちも、当時のごとを回想して、そういう工合に考えている。政府の立場として、いろいろ引き揚げの跡始末、戦争の……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 高木さんにちょっとお尋ねしたいのですが、今回お帰りになられた方、あるいは残留せられておる同じ立場でいらっしゃる日本婦人の国籍は、現在どういう工合になっておりますか。大体のところですね。
【次の発言】 今、高木さんと申しましたが、松永さんにお尋ねしたかったのであります。まあお答えは同じじゃないかと思います。  それから、厚生省の局長にお尋ねいたしますが、先ほど帰りの船賃を日本政府が出してやることは、恩恵と考えなければならないというような御発言がございましたが、私たちはそういう言葉を非常に冷たく感じるのです。自費で来いということは原則なんだ。しかし、来たい一心でこっちに来た、それ……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 東北開発の一つの柱として、東北興業を東北開発株式会社に変更して、これを一つの開発のよりどころにしよう、こういう工合になっておりますが、東北興業に対する評価は、今までの実績においていろいろ御意見がおありのところと思います。そういういろいろな批判を乗り越えて、東北興業に一つのよりどころを置こうとなさいましたその間の検討、それはどういう工合になされておるか、これは企画庁長官か建設大臣か、どちらかにお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁ですと、東北興業に大いなる期待をかけて従来の経験を活用する、こういうことでございます。その点は、私どもとしては非常に疑問を持っておると……

第26回国会 地方行政委員会 第41号(1957/10/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して伺いたいのですが、北山委員の考え方に全面的に同感だと言われたことは当然だと思うのでございまするが、ただ起訴をせられた場合における休職処分の問題については、準起訴であるから休職にしないことも理屈があるのだというような工合で、その点がちょっと違っておるわけなんです。 ところが準起訴をされて裁判所で調べてそれを却下するか取り上げるかということによって、準起訴が成立するかしないかということになると思うのですが、検察庁が起訴したそのことと、裁判所がそれを取り上げて準起訴が成立する、これと差異があるはずはない。むしろ裁判所がそういう場合に準起訴が成立すると取り上げたことは非常に重……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今やむを得ない生活のかてであるたま拾いを禁止されないように、いろいろ折衝を試みようというお話でございましたが、先方がどうしてもそれはだめだ、禁止をする、こういう決定的な方向に参りました場合、これらの住民に対する調達庁としての善後措置、そういうものに対してもやっぱりはっきり日本の政府としての立場をきめておかなければならぬと思います。もちろん腹がまえもできていらっしゃるだろうと思うのです。そういうことについては、どういう方法にお考えになっていらっしゃいますか、簡単に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そういうお考えはわかりましたけれども、どうしてもたま拾いは禁止するという工……

第26回国会 内閣委員会 第15号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 一昨々日の読売新聞に富士山麓の演習場において米軍機が空陸合同演習の際に、その演習上の使用目的以外の爆弾を投下する演習を行なった、しかもそれが演習場の地域外に投下せられておるという記事がありましたが、私はこのことにつきましてまず調達庁側の実情調査の結果を一つお話し願いたいと思うわけなんです。
【次の発言】 ただいまのお話の中で、この爆弾の投下地点は境界線から約八百米離れておるということでありますが、私の聞いておるところによりますと、約四キロメートル離れておるということなんでございます。これらの点は演習が過激なためにたまがそれたということと、境界を無視して投下したということの判断……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 法務大臣にお尋ねいたしますが、一昨日の午後日米合同委員会の刑事裁判の分科会が開かれたわけでございまするが、当方からは法務省の係官が代表として出席されたはずでございます。その際外事裁判権に関するどういう方針を指示なさって出席せしめたか、その点まずお尋ねいたしたい。
【次の発言】 そういう分科会の持ち方でありまするが、米側としては今もって結論を出さない、日本側の出方を待つ、こういう態度をとっておることは今の御答弁でも明らかですし、また私たち十一日の午前中に米国大使館に参りまして、カーペンター一等書記官と会見して、われわれの見解――日本国民全体というてもいいような見解を強く申し入れ……

第26回国会 内閣委員会 第20号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 先ほど飛鳥田委員の質問に対して、すなわち駆逐艦の日本における建造の場合には秘密保護法の適用ということを考える必要はないだろう、こういう御答弁でございましたが、それは駆逐艦の装備の中に全然秘密保護法を適用されるようなものが存在しないということか、またそれは存在しても、建造過程において、そういうことを適用しない方法によってこれを装備する、こういう意味でありますか。  それから同じ問題でありますが、朝日新聞のきょうの記事によりますと、P2V―7の国内生産をはかるということが書いてある。これを見ると、相当部分がアメリカの方から供与になるというのですが、このP2V―7の部品というものは……

第26回国会 内閣委員会 第21号(1957/03/23、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は最初に、今回の法案に直接関係はないかと考えられますけれども、またとりようによっては、私のいやがらせの発言というふうにお考えになる危惧もあるのでございますが、素朴な国民の声として総理も聞いてもらいたいと思うのです。それは総理はかつての太平洋戦争における責任に対して深く反省しておられる、こう率直に申されておられます。この反省を私は素朴な国民の声を聞いてもう一段と進めていただきたい。それはどういうことかといいますと、国民の相当の部分はこう言っております。戦争責任者のある人は絞首刑にせられて再び帰らない。ある人は冷たい牢獄の中で死んだ。また今もって牢獄の中に呻吟しつつある人がある……

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。昨年鳩山総理も、当時の船田防衛庁長官も急迫不正なる侵害にあって他に方法がない場合には敵の基地を攻撃することもあり得る、こういうことを申されましたが、小滝長官もその通りとお認めになるかどうかお尋ねいたします。
【次の発言】 極端に、原爆を受けて日本が壊滅するというぎりぎりの段階という想定のもとに申されますけれども、その申されている趣旨は、現憲法下においてもそういう軍事行動は可能であるということをはっきりお認めになると私たち考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、そういう場合において敵の基地を何でたたこうとなさっているのですか。

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 簡単に二、三点お尋ねいたしたいと思うのですが、従来建設省の研究所では、技術の研究にとどめておりましたが、今度は事務の研究をもその機関において行う、こういう工合になっておりますが、これは少し拡大し過ぎるのじゃないかという感じを私は持つわけでございますが、この点に対する御見解を一つ承わりたい。
【次の発言】 建設省の官吏の方々でも、全然技術的な教養を持たなくとも十分に事務をやっておる。たとえばそこにいらっしゃる官房長にしましても、技術的な専門家ではないはずだろうと思うのです、まあそれはいろいろな特殊な点もあるでしょうから、事務の職員も研修を行わせるということはいいかもしれませんけ……

第26回国会 内閣委員会 第28号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 失業対策審議会を雇用審議会に直して、強力に雇用向上をはかろうとするようでございまするが、こういう組織変更によって労働省のその雇用向上に対する発言力は一体どういうふうに強化されると考えておられるか、そういう点は労働省としては相当のものを当然持っていらっしゃると思うのです。そのことは逆に申しますると、失業対策審議会においていろいろ検討せられ、答申されたことに対して労働省が熱意を持ってこれを実現しようとする場合において、いろいろな点から障害があって労働省の希望が達せられない。政策全般からくるいろいろな障害があったと思う。そういうものを排除する場合において、こういう組織を変えることに……

第26回国会 内閣委員会 第32号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は内容の問題じゃなくて、手続の問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、まず第一番に、国家行政組織法の一部を改正する法律案の最後の理由のところを見ますと、「国の行政機関におけるトップ・マネージメントの機構を強化して」と書いてある。トップ・マネージメントというのはどこの言葉ですか。
【次の発言】 そうすると、日本の国会には英語のわからぬ人は出られない、こういうことになりますか。
【次の発言】 そういう制限はないとしましても、事実慣用化されていない外国語が、国会で法案の理由の中に出てくるようなことでは、明らかにある程度の英語の素養がなければ、またひょっとしたらドイツ話やロシヤ語……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 受田委員の御承認をいただきましたので七関連して質問申し上げます。  松浦担当大臣にお尋ねいたしますが、今受田委員の質問している一つの事、項として、連鎖反応が将来において絶対に起きないという、そういう考え方に立って調査審議の対象を広範に全面的にやられる、こういう態度を一つはっきり御確認願いたい、こう思うわけでございます。   〔委員長退席、山本(正)委員長代   理着席〕
【次の発言】 政府側としましては、この法案が成立しまして、審議会がその仕事をやり、それを政府に答申をする。その結果、政府はそれにこたえなければならぬわけですが、その場合の大体の予算の見積りはどのくらいに考えて……

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 国家行政組織法の一部を改正する法律案及び内閣法の一部を改正する法律案は、きょう委員会の審議を終了する予定でありますが、この機構改革に関する法案の賛成、反対の私たちの態度を表明する以前に、どうしてもお聞きしておかなければならぬ点は、こういう局部的というか一部というか、そういうような点を機構の問題の改革としてやっていく、これも一つの方法でしょうけれども、その場合においては、やはり全体的な一つの構想というものを明確にして一その一環としての改革でありますので、全体の構想というものを明確に私たちが承知して、態度を決定しなければならぬと思うのであります。彫刻家が彫刻をする場合において、一……

第26回国会 内閣委員会 第37号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私がお聞きしたいのは、前に十分論議があったことだろうと思うのですが、きょうの論議を聞いておりますと、どうも理論闘争というか、そういうような方向に向いておるが、いやしくも建国記念日を制定する場合においては、理論闘争において勝った負けた、そういうことでなされるべきものではない。これはあくまでも国民のあげて祝うべき建国記念日だとするならば、われわれが納得して喜んで賛成されるところまで、あなた方も親切な透徹した解明、そういう心がまえに立った提案者の態度に終始しなければならない、私はそう思う。そうでなくて、言い負かしてやったという工合で、あとは多数でやるのだ、こういうことをしてこの建国……

第26回国会 内閣委員会 第43号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。小滝長官にお尋ねいたしますが、十六日に日米合同委員会が開かれました。その結果については今井調達庁長官から御報告を受けており零すか。受けていないとすれば、ここで小滝長官にお尋ねいたします。
【次の発言】 それじゃ報告を受けていないようですが、相馬ケ原事件の犯人、容疑者といいますか、その裁判権の問題は新聞に出ましたけれども、そのほかに今茜ケ久保委員の質問の問題、すなわち日本のまだ未解決の五大飛行場の問題について、その委員会において相当論議せられたはずなんであります。その点については今井さんの方からあとでお聞きいたしたいと思います。どうぞ……。

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 総理はアメリカに参られまして反共演説をぶたれてすばらしいかっさいを受けたようでありますが、それはそれといたしまして、お持ちになった防衛三カ年計画が計数的には以前からあったもので、また当時の政府の重光さんなりそういう方々が持っていってあの当時においては歓迎されなかったものが、今回お持ちになって歓迎されたといろところに私たちは非常に奇異な感じを持つわけなのでございます。なぜ今度総理のお持ちになった計画が歓迎されたのか、いろいろ考えられるところもありますが、総理自身はその点に対してどういう見解を持っておられるか。私たちは、さきに歓迎されなかったその計画が、計数上においては同じである……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 最初に自衛隊では世界の軍事情勢を分析していろいろその対策を研究しておられると思うのですが、そういう軍事情勢の情報というものの入手方法、それはどういう方法をとっておられるか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 ただいまの答弁は少しわれわれを侮辱しておるような工合の印象を受ける。あらゆる可能な方法をもって入手する、それだけでもって国会の答弁は至れりとあなた方はお思いでございますか。そういう答弁はちょっと受け取りかねる。もう一度御答弁を願いたい。
【次の発言】 ただいまは言葉が少しプラスになりましたけれども、内容的に何ら変らない。そういうことを私はお聞きしておるのではない。国会……

第26回国会 内閣委員会 第46号(1957/10/08、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して調達庁長官にお尋ねしますが、勝間田君の質問に対する答弁は、北富士の演習場も全部同一のものであるかどうか、その点を明確にして御答弁を願いたい。
【次の発言】 関連して。返還の問題でありますが、東富士にせよ同様かと思いますが、北富士の演習場も事情なんか調べてみますと、旧軍時代に町会の議決を一方的に軍の権力で踏みにじって接収しておる、こういうことが文書によって明白になっておるのです。ですから農民に返還する場合には、それを農民諸君は希望しておりますから、そこのところまで十分に考えてやってもらわなければいけないのじゃないか。現在返す場合には国有地であったものは大蔵省に移す、こう……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 地方行政委員会 第2号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 この前のこの委員会で、九月二十二日砂川で基地内の測量があった場合に、刑事特別法と何か器物破壊ですか暴行ですか、そういうような罪名を着せて逮捕した中に、教育大の学生で中山君というのが誤まって逮捕されておる。これは明らかなんだ。つまらぬところにこだわらずに早く結末をつけて、明瞭にしてやることが必要だと思う。本人の就職にも影響しますし、またこの問題から起る学生全体の動揺、教授たちの非常な憤り、そういうものがたくさんからみ合っていますので、早く処置すべきだということをお願いしてあったのですが、その後どういう工合に事を進めて下さっておりますのか、それを一つお聞かせ願いたいと思います。

第27回国会 地方行政委員会 第7号(1957/12/10、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま加藤委員から、地方自治の本義を守り、地方自治を愛するままの御先言、われわれに対する批判、叱正、そういうことがありましたので、その地方自治の本義を守るに関連のある問題について、いささかお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。事は山形県の湯野浜という一局所の町村合併にかかわる問題でございますが、しかしこの事件は昭和三十年の一月から始まりまして、あらゆる方面の人たちが努力をし、調停委員も努力をし、あるいは新市町村建設促進審議会の委員も努力をし、議会も知事側も努力をした。その努力がとうとう結実を見ずに、このままじんぜん日を送ることができないという結論に達して、住民投票以外に……

第27回国会 内閣委員会 第1号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいまの石橋君の御発言ごもっともだと思います。私も関連して要望しておきたいと思うのですが、去る九月の当委員会において、防衛庁に対して百里原の共同所有地の売買契約書の写しを提出してもらいたいということを要求しているのですが、いまだ出て参りません。こういう問題については、委員長そこにおすわりの限り、国会の独立性あるいは権威というものを委員長が守らなければならぬじゃないか。そういう点から言うて、この点に対する委員長の今後の努力を要望したいと思います。

第27回国会 内閣委員会 第3号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。今の、合理化を検討中だとありまするが、その合理化の検討というのは、その三つの給与を一本にしようという、そういう計画の進め方であるのかどうか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 結論に至らないならば、私の見解を少し述べてみたいと思うのですが、寒冷地給は、本俸に見合って八割、六割、四割あるいは二割でしたか、一割五分でしたか、そういう支給になっておりますが、その他の石炭手当と薪炭手当は、独身者と世帯持ち、とこういう区分になっておる。そういう薪炭とか石炭とかというものは、年齢が若いから、あるいは高給をはんでいるからよけいに必要である、あるいは少くて済む、こういうようなこ……

第27回国会 内閣委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。私が聞くところによりますと、総裁は八月八日の地方の寒冷地給の地域指定変更の請願陳情に対して、確かに不合理はあるのだ、そうしてどことどこが不合理と思われるのだというようなことまで指摘して、そうしてその不合理の是正をやるのだという意向を示されたということを私は聞いておる。今のお話ですと、これは科学的基礎に基いているのだからそう変更にならない、それはわかりますけれども、全然そういう方向に努力をなさっていないというような工合に聞いておったのでございますが、その八月八日にそういう陳情団に対して回答をされたということと、私の聞いておることと全く立場が違うように思われる。そのこと……

第27回国会 内閣委員会 第6号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ちょっと関連して。ことしの八月でしたか、私は裁判所の実地検証に立ち会ったわけであります。この事件は軍事基地に関係することでございまするが、調達庁の強制測量に対して応援隊が暴行傷害を働いたというような被疑事件であります。その際裁判長が行きには調達庁の車に乗っかって現場に行ったのです。帰りには、お気の毒で私は県庁の車を借りていきましたので、それに乗っていただいて帰りました。それを見まして、私は非常に遺憾だという気持がしたのであります。他の官庁ですと課長級程度ですが、そういう方々も十分に自動車を乗り回しております。裁判長、御年配は五十くらいの方でございましたが、そういう方が自動車も……

第27回国会 内閣委員会 第7号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は日本における国際連合の軍隊の地位に関する協定について質問する予定でございましたが、調達庁の長官も外務省当局も本日は出席できないということでありますので、それは後日一つお願いしたいと思います。  そこで防衛庁長官にお尋ねしたい。ただいまの稻村君の質問に関連してということになりますが、御答弁をお聞きしておりますと、国民の知る権利というものがどうもあなたの巧妙な御答弁によってぽかされているような気がする、こういう感じを持つのであります。国民には知る権利があり、われわれは知らしめなければならぬ義務を持っているわけです。そこで具体的にお尋ねします。日本海方面に飛行場を持ちたいという……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 ただいま山下委員から健康保険を旅館従業員に適用するという点に関してありがたい御発言がございましたが、私たちも、国民健康保険適用を推進するという立場ではなく、健康保険を適用させるという根本的な立場に立ってこれから指導していただかなければならぬということを強く考えておるわけであります。一方においてはこの従業員の雇用内容とか労働条件とかいうものを明確にし、また前近代的な問題を全部解消していくという一つの方向が厚生省からも出されておるわけですが、健康保険加入を推進するというそのこと自体も、それと並行して労働条件の改善という方向と一致していくのだ、一方においては雇用内容を明確にし、労働……

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 議事進行について。ただいま北委員の発言は、私たちとしては全然これは問題にもならないことでございますけれども、委員会の席上で公式に今回は発言になったわけです。しかも前国防長官、それは訂正されて防衛庁長官になりましたが、そういう人を指定して言われた。これはこの前、そこにおられる辻委員が新聞かなんかに投書せられた問題とはちょっと問題の性質の重要度が違ってきた、こういう工合に私は考える。それで、やはりこの発言の問題については、私たちこれから急遽協議をしなければならない。これは委員長においても当然御理解がいくだろうと思う。それで暫時休憩を願いたいと思います。

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は去る一月二十二日、茨城県の小川町百里原飛行場に自衛隊の音楽隊が出動した問題に関連して、お尋ねをいたします。この出動という言葉を使うのがどうも変なような気がするのですが、こういう場合の用語は一体どういうことになっておるか、お尋ねをいたしたいと思います。出動ではなく、出張とか、出向とか、どういう使い方になっておるか、それの用語を統一して、これから申し上げたいと思います。
【次の発言】 この部隊はどこの部隊でございましたか。
【次の発言】 その出動した命令の系統は、どういう工合になっておるのですか。
【次の発言】 管区総監の直接の命令によって出張、出動、そういう工合になった、こ……

第28回国会 内閣委員会 第8号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 大使、公使は実質的に、権限や何かについて差がないが、格が違うんだ、先ほどそういうように答弁があったように聞いておりましたが、しかし格が違うということから来る外交上の実際的な利益、そういうものはどういう形になって現われるだろうか、これをお尋ねいたします。
【次の発言】 それから今回の改正の提案の理由を調査してみますと、先方から大使交換を申し込まれた、あるいは実際向うが大使をこっちによこしておる。こういうようなことを受けて、受動的にこっちが大使館に昇格する、こういうように読まれるのですが、その通りですか。日本の方から積極的に、あそこの国はぜひ大使に昇格させたい、こういう工合に先方……

第28回国会 内閣委員会 第11号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は国防の基本問題については後日に譲りまして、この前お尋ねしました小川町に自衛隊音楽隊が出動した問題について、その後淺沼書記長と私現地に参りまして、そのついでに少し調査をして参りましたので、この点についてお尋ねをしたいと思うのです。あそこは御承知の通り、賛成反対で鋭い対立をしておるところなんでありまするが、そこに自衛隊が出て行ったことは、表面はとにかく自衛隊募集の宣伝活動だということになっておりまするけれども、実際はやはり飛行場拡張のために誘致賛成の諸君を激励し、反対派の者に威圧を加える、こういう意味をもって行かれた、私たちははっきりそういう工合に考えておるのですが、長官はそ……

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 松永さんおいででございますので、ちょっとお尋ねいたします。  科学教育の振興のために教材の充実あるいは教員養成、再教育あるいは研究内容の充実、こういう方向に御努力なさっていらっしゃること、今までの御説明である程度知り得ましたが、そこで一つだけ大臣として大事な点を見失っておるのではないだろうか。それは科学教育をやるにはすし詰め教育は絶対にだめだということです。この点に一つ着目しなければならぬのではないか。小学校時代から一人々々に科学的なものの考え方、把握の仕方、処理の仕方というものを教え込むには、今のようなすし詰め教育では絶対にそれは不可能だ。科学的なものを身につけさせるには、……

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 総理は昨年の六月の二十一日、アイゼンハワーと共同コミュニケを出されまして、日米両国の関係が新しい時代に入った、こういう工合にその宣言文にも盛られておりまするし、また国会においてもその他においても、そのことを強く打ち出されてるわけでございます。その後約九ヵ月ですか、そういう工合に時を経ておおります。それでこの新しい時代に入ったということが、日本国民の必要と願望に沿う、どんな工合に具体的に進められてきつつあるか、この点について一つお示しが願いたい、こう思う。
【次の発言】 私たち見まするに、日米安保委員会が開かれまして、数次にわたって会合を開いておりますけれども、その間において米……

第28回国会 内閣委員会 第17号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は山国で、漁業のことは一向わかりませんが、この調査会はなかなか困難な仕事をなし遂げなければならぬだろうということは、先ほど赤路委員も指摘しておったようで、私たちもそういうことを感ずるのでございますが、私の聞きたいのは、その中に議題というものを持たれるのでしょうが、当然、漁業労働者の労働条件の問題というようなものも、取り上げられるだろうかどうかということなんでございます。それからこの委員会には、学識経験者などの委員の選定基準がありますが、今理科学研究所ですか、あの問題で、政党役員とかそういうものを加える、加えないで、えらい論議になりましたが、この学識経験者というのは、議員とい……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して……。今の手帳の問題ですが、自動車整備をやるときでには、ほんとうの作業服なわけでしょうが、そういう場合に、手帳はやはり制服から移して、作業衣に持っておるということですか、それはそういうきまりになって、常に携行されておるものかどうかということなんです。
【次の発言】 そういう指導を常にやっていらっしゃるなれば、そういうことも考えられますが、私たちの前の体験からいきますと、営内におけるそういう作業服着用の簡単な場合にはわざわざ移すようなことはなかったように思っているのですが、その点は非常に疑問なんです。  それから先ほど当日の気象状況の報告がありましたが、気温はその夜中あ……

第28回国会 内閣委員会 第26号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して一点だけお尋ねしておきたいのですが、定員外職員を定員に繰り入れる基準は、その「職務内容の重要性、責任の度合を考慮し、重要な職務に従事する責任の重いものを進んで定員化した。」こういうことがロの項にありますが、これが唯一の基準である、こういう立場で、この職務にだれがついているという問題は問題でなくて、職務そのものの重要性ということが問題にされて考えられるんだ、こいう点が明確にされなければならないと思うのです。それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、先ほど辻委員が陳情書を取り上げられまして、玉石混淆であるから、石を払って玉だけを拾え、こういうことを言われ……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 今回恩給増額の問題が出て参りまして、最後は総理が三百億という工合に裁定せられて、一応こういう法案が出ておるわけでございますが、この問題に対する世論は、圧力団体が強く動いて、それに議員もいわゆる俗称恩給議員というような人々が動き回って、そういう姿が非常に醜態であるというような点が一点と、それから文官と武官との均衡ということを言うが、そういう均衡をやれば、またその他の戦争犠牲者、そういう人々あるいは生活困窮者というものとの新しい不均衡が生ずる、これを一体どうするのだというような問題。それから現在われわれが希望し、また総理も信念を持って言われておる福祉国家の前進の問題、それに非常に……

第28回国会 内閣委員会 第30号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 私は日本社会党を代表して、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を述べたいと思います。  国の仕事に携わっておる人々は、非常に低い待遇にありながらも、公務員としての自覚に立って、その部署々々において自分の全能力を発揮して国民に奉仕したい、こういう気持で努力しておるのでございます。ところがその職員の中には、完全に定員のワク内に入って身分の安定しておる人々と、それから形式的にニカ月ごとに契約が更新される、だれもそういうことを言われたり言ったりしないのであるけれども、形式上二カ月ごとに更新になるという不安定な状態にある職員、それから日々雇用されるという状態に置……


西村力弥[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

西村力弥[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 地方行政委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本社会党(左))

○西村力弥君 大臣か、後藤財政部長にお聞きしたいと思うのですけれども、近ごろ全国の府県に資金運用部資金を首切りのために貸し付けている実情を承知しているのですが、前国会においては地方財政再建整備の関係法律案は流れてしまった、それで運用部資金を首切りに流用することは根拠を失ったのではないか、しかるにそういう貸付を行なっていることは、どうも私は少し納得ができないところがある。これは地方財政法の規定に反するのではないか、こういう考えを持っているわけなのですが、その点自治庁長官はどういうぐあいにお考えになっていらっしゃるかお尋ねしたい。
【次の発言】 各地方団体とも赤字で苦しんでいる。そういうときに財政……

第22回国会 農林水産委員協議会 第4号(1955/10/28、27期、日本社会党)

○西村力弥君 今年の米作は天候に恵まれて、だいぶ豊作見込みになっておるわけなんでございます。ところが、取り入れ期に入りまして、悪天候が続いておる状況なんでございます。これは全国的な状況かと思いますが、参考のために私の山形県の天候状況を申し上げますと、山形測候所の資料に基いて調査したのでございますが、九月一日以降、今月の二十五日まで雨の降らない日はわずかに十五日、五十五日間に十五日間雨が降らなかった。こういうことになっておるわけなんでございます。それで農民諸君は何とか早く政府に売り渡したいという意欲を持っておりながらも、どうしてもそれができずに非常に困る。かつまた収入の不足を非常に憂えておるわけ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○西村(力)委員 関連して。きょうはこれで次会に移ることになると思うのですが、私が伺わんとしたことについていろいろ今まで質問されましたけれども、どうしてもいろいろ不明な点がたくさんありますので、資料やらあるいは答弁の統一やらぜひお願いしなければならぬわけです。資料につきましては第十八条の第三項、これを起したという、このことを必要とする具体的の例にはどういうことがあったか。全然意見書を得ることができなかった例、あるいは意見書を得るに相当期間を要した例、それを一つ示していただきたい。  それから第二十一条も同様に意見を求めることができなかった例、あるいはそれが相当期間を要した例、こういう具体例があ……



西村力弥[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期

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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

西村力弥[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期
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