このページでは館俊三衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○館委員 関連して。私しろうとでわかりませんが、この委員会に付託された事柄というのは、山を国鉄が経営してもいいのか悪いのかという点についての質問であると思う。だからそういう範囲内で御調査になったのはやむを得ぬとは思いますけれども、しかし石炭資源というのは国の重要産業資源である。しかも、この志免鉱山は非常に資源の多い有力な山だということも聞いております。それを処分するのですから、国の石炭資源をどう確保して、どう活用するかということが最も大事であるということを、まず先に論議しなければいけないと思うのです。その上に立って、国鉄に経営させたらいいのか、民間に経営させたらいいのかという判断を下すべきだと……
○館委員 関連して永野さんにお聞きしたいのですが、さっきのお話の中で、佐藤大臣が、機関車や線路を伸ばす場合は金を出しても理由が立つが、そうでないものは、炭鉱のために国鉄には出せない、こういうお話がありました。そこで、国鉄があれを経営していく場合にどれくらいの金が要るのだということについての見通しが何かあると私は見ておる。しかしそういうことを私は聞くのじゃなく、それはそういう投資資本が要るという見通しのもとに、機関車やあるいは車両の話が出て断わられたというのでありますならば、民間会社にこれを譲る場合に、民間会社に対しての投融資ですか、そういう面をどうなさるのであるかどうかということをちょっとお聞……
○館委員 簡単な質問をするわけですが、きのうの話で機関車や冷房をする資金の投資は国鉄がやらないとおっしゃったのだが、私はそういう意味から、国鉄に投資をしないという大蔵大臣のお話よりも、もっと考えてみたいのは、今財政投融資を引き締めておる。設備投資その他については過剰を来たしておるのだ。そういう意味から新規な設備投資といいますか、そういうものについての政府の方針としてはめんどうなことになるのじゃないかという気持から、機関車その他の問題でなくて考えてみたい。新たな投資をするということですね。そういうことについての運輸大臣のお考えはどうかということを聞いてみたい。民間の会社にやらせる場合であっても、……
○館委員 関連質問。大臣にちょっとだけ聞きたいことがございます。何か党の六役会議だか大臣会議だか知りませんが、その中でのお話のときに、大臣は出席をなされなかった、そこでそのときに決定された事柄については、わからないというお話でしたが、それはわからないでは済まされない問題だと私は思うのです。だいぶ日にちもたっているのではないかと思いますが、そこで尚早という話も出たそうですが、その尚早論の根拠はどこにあったかということについてお尋ねしたいと思うのです。どういうわけで尚早論が出たかという、尚早論を唱えた方たちの基本的なものの考え方、どういう分析で尚早論をお出しになったかということについては、大臣御出……
○館委員 運輸大臣にお尋ねするのですが、私鉄の運賃の値上げについて世論が非常にやかましくなってきたことは御承知の通りだと思います。きょうの朝日新聞にも投書欄に書いてあるんですね。ちょっと読み上げますが、「今年度の「経済白書」も「厚生白書」も一様に所得分布が拡大したことを指摘し、所得の平等化の必要性を強調している。にもかかわらず私鉄値上げなど、政府がさらに所得格差の幅を広げるような物価引上げ政策をとろうとしているのは明らかに矛盾している。」こういうような論法であって、そのあとで、「いったいなんのために白書を出しているのか。国民に日本の現状を訴え、協力を要望し、政府自身それにより反省し、将来の指針……
○館委員 今のお話に関連してお聞きしたいのですが、さっき労働条件が譲渡の条件でないというお話がありました。十日の申請に対する回答をいただいたわけですが、総裁はどういうような申請をなさったかということをお話し願いたい。そうしてそれに対して運輸大臣はどういう認可こいうか同意書を与えたか、そういうことについて簡単にお述べ願いたい。
【次の発言】 そこで総裁はそれをどう受け取ったかということを私は聞きたいのです。その運輸大臣の回答というものは分離だけを認めたという返事を予算委員会でやっておられる。しかも分離だけを認めたのであって、許可権あるいは同意権というもの、これは侵害をされておらないのだということ……
○館委員 これも大臣なり陸運局長に出てもらった方がいいと思いますが、私の質問するところは、きょう急にこういう陳情がありましたので、私もその内容についての調査なり理解なりがまだ不十分です。しかし問題は和歌山県の白浜地区におけるハス路線について非常に紛争が起きておるらしい。そこでその紛争に巻き込まれた弱小ハス会社だろうと思いますが、明光ハス株式会社の労働組合とそれから会社側が一緒になりまして、この委員会の始まる直前に私どものところに来まして、これをこの委員会で質問をして経過なりその他を聞いてほしいということでございます。私もこれは突然の話でありますから、今ここで十分な経過の説明ができるかどうかわか……
○館委員 委員長、同じ質問でちょっと一緒に答えてもらうために……。気象庁にお尋ねいたしますが、十五号台風のお話があった。私の方は十四号台風について非常に被害をこうむった。私もあの日の連絡船で十八時間海に浮いておったのでありますが、そればかりでなく北海道の漁村地帯に非常な損害を及ぼしておる。これについては、船が青森を出帆する時分に暴風雨警報というのが出ましたが、解除になって強風注意報になったから連絡船が出た。ところがそういう状態になったということですから、それについても洞爺丸事件のときに私らが要求した函館山の気象のレーダー、そういうようなものについて少しも設備をしておらない、そういう点について非……
○館委員 災害予算に対する不服があるのです。今災害対策委員会でも聞いてきましたが、この議論によると室戸岬のところだけにレーダーをつけるという話であるが、これは非常に不徹底だと思うのです。金がないということでありますればそれまでのことでありますが、函館山にレーダーをつけるということが非常に大事だということが洞爺丸事件の惨害のときにすでにやかましくいわれておった。私もあの当時非常にやかましく言った。(どういうわけであれをつけなかったか。ことに九月の十四号台風のときたは十和田丸と摩周丸がほとんど洞爺丸事件のときと同じ状態になってようよう函館に入港しておる。その風の方向もあの洞爺丸のときと同じような風……
○館委員 大臣もお忙しいので時間を制限されましたが、私のお願いするところ、質問するところは、台風に対する運輸省の態度がきわめて積極的でないということなんです。ことに気象庁の予算については、今度の災害対策の補正予算においても室戸岬にレーダーをつけただけであとは放擲されておる。そういう状態では陸上の交通、海上の交通のすべてを預かっておる運輸省として、また気象庁として、まことにかいしょうのないことだと私は考える。この九月十八日あるいは二十六日に起きた十四号、十五号の台風でどんなに悲惨な状態になっているかということは御存じのはずである。ことに昭和二十九年九月二十六日に洞爺丸事件を起こして千数百名の犠牲……
○館委員 まず私の質問する事柄は、青函連絡船の船員の勤務状態について現地で国鉄当局と組合との間に紛争を惹起しておる。そういうところから私、気がつきまして、青函連絡船の船員の勤務状態について説明を求める次第であります。 まず考えますことは、青函連絡船は津軽海峡を渡るのでありまして、日本では古くから玄界灘とか津軽海峡は海の難所だといわれておった。従ってあそこで乗船しておる船員というものはほとんど命がけで職務を遂行しておる。その例として私は委員長を通じて国鉄当局からまず資料をほしいと思うのですが、その資料というのは青函連絡船が始まって以来というよりも、まず終戦後における青函連絡船の事故件数について……
○館委員 私が聞こうと思っておったことは石山權作委員がすっかりお話しになりましたので、私は簡単にこの法案の批評だけをやっておきます。 法律というものは結局拘束性を持っておるのですが、その拘束性を実行するいわゆる主体になる役所はどこかということがさっぱりわからぬ。審議会の話も出ましたが、審議会でどういう決定をしても、それをすぐ法律の上で拘束をしていく主体がどこにあるか、さっぱりわからぬ。財政確立の場合に、財政は幾らかかるものであるということになったが、一体その財政を切り盛りする役所はどこなのか、それもさっぱりわからぬ。だんだん話を聞いておりますと、ちょうど盆どうろうの影絵を見ているような法律案……
○館委員 関連して。稲葉先生の説に私は同感なんですが、審議会のことについてお話がありました。これは聞き違いかもわかりませんけれども、行政と立法が混淆される疑いがあるというお話がありましたね。大へんなことだと私は思うので、ことに総理大臣が審議会の実力者になっている関係、その辺のことで簡単にお済ましになったようですが、ちょっとお話を伺いたいと思います。
○館委員 関連質問。今の中村さんのお話ですが、はっきり言えば、こういうことじゃないですか。臨海工業地帯を設けるのだ、そのためには水面もつぶさねばならぬし、農地もつぶさねばならぬときがあるから、そういうことで関連しているということじゃないですか、むき出しに言いますと。目的は臨海工業地帯の開発にあって、そのために、極端に言えば差しさわりになる水面あるいは農業地帯、そういうものにも影響を及ぼすのだというお話を婉曲に言っているのではないですか。
○館委員 今所信表明のお話を聞いておったのですが、ただいま読まれた資料はここに配付になっておりませんね。
【次の発言】 大へんいい施政方針演説を聞いたのでありますが、これは万般に触れ、これからの運輸行政についての方向を示しておる。そこでそれを資料として、ほんとうは初めから出してもらいたかったのですけれども、あとからでもいいから、出す必要がある。今読まれたものを全部出していただきたい。
話のついでにもう一つお願いしておきますが、ここに船員法改正委員会における資料が出ております。これはほんの項目だけ書いてありまして、内容全般についてはこれを読んだだけではわからない。こういう資料じゃなくて、もっと……
○館委員 今の副総裁のお話で、四国のその件についてモデル・ケースとして見ていらっしゃる、あまり無理をせぬでよろしいというようなお話もあったんです。しかしこれは本社で全国的にそういうことをやらせていらっしゃるのではないのですか。それは全国的に、四国だけの問題ではなくて、北海道でもどこでもかしこでもこの問題が非常にやかましい問題になっている。私の方でも、小さい管理局もないですけれども、この間たよりがありまして、ある小さい線では貨物駅が二つに集約されてしまう。あとはなくなる。今お話のあったような農業倉庫の問題、あるいは工場の誘致の問題、現存する工場の問題、そういった面から考えるときには、これは非常に……
○館委員 私の地元のことばかり言っておっておかしいのですけれども、この間新聞を見ておりますと、海上保安庁の函館航空基地のヘリコプターが銭亀沢村に墜落をいたしまして搭乗員が全部死んだという新聞記事が出ておりました。それについての経過報告を一つお聞きしたいと思っております。搭乗員が全部死んでしまったので原因が非常に不明であり、調査をしておるということでございますけれども、その調査状況その他についてお話を聞きたいと思います。
【次の発言】 このシコルスキーというヘリコプターですが、これは最優秀のヘリコプターというように新聞には書いてあるのです。これはどこから買ってきて、いつごろ作ったヘリコプターです……
○館委員 関連して。外国から資本を入れる、そういうことの説明はるる聞いておる。これを新幹線が完成するまでの総予算と、外国から借款をしようとする見積もりの額とが、どういうことになるかということをちょっと聞きたい。その次に、それだけの融資が日本の国内にできるのができないのか、どうしてできなかったのかということ、ことしの予算総額でも非常に大きな予算総額になっておる、それから財政投融資の面でも非常にたくさんの財政投融資をやっておる、しろうとでわかりませんが、市中銀行の金融状態も相当楽になっておるのではないかと思うのです。そういう際における日本の何か国内で鉄道債券といいますか、その資金を集めることができ……
○館委員 関連して一言だけ聞いておきます。さっきの運輸大臣のお話で、外債がなかなか困難で、一生懸命になって努力しておられるというお話が勝澤委員の質問に対してあった。そして、もしそれがだめであれば内債でもというようなお話が、今、久保さんの質問をするちょっと前にあった。そう聞いていいのですか。
【次の発言】 そこで、日国法の改正で外債の受け入れの条件を作ろうとしている。これは非常に重大な問題です。あぶなくなってきた、これは国会の権威に関係するということだけを言っておきたい。それをどうするか、そういうあぶないものをここに審議させるのかさせないのか。あなたまかせのように交渉している。内債にかわる場合が……
○館委員 二十八年から二十九年にかけてこの委員会でこの問題で非常に混雑を来たした。そうして、たしか二十六年ごろまでさかのぼって利子補給をやったのだと思っておる。そうでしたね。そうすると今日まで十年くらいかかって利子補給を続けてきて、それで。なおかつ経営基盤の強化が、できない。そうしてまたぞろ、大蔵省が反対するにもかかわらず、利子補給を頼む拝むというてこういう形が、できてきに。私はその時分に岡田海運局長に対して、今後海運界の経済はどうなるのだ、好況になるのか不況になるのか、見通しはどうだと聞いたところが、好況になるという見通しはありませんという話でした。現実に今利子補填をやって、三部の経営基盤強……
○館委員 国鉄経営の問題なり、運賃の問題の審議の途中で、はなはだ失礼でございますが、委員長に一つ提案をしたいと思っております。それは国土総合開発特別委員会と本委員会とが、連合審査をしていただきたいということでございます。委員長から一つ御提案を願いたいと思います。 国土総合開発特別委員会とどうして連合審査をするかということなんですが、去年の国会から今年の国会にかけて、国土総合開発特別委員会で問題になっておる法律案があるのです。それは臨海地域開発促進法が今審議されていて、なかなかはかがいかないのであります。この臨海地域開発促進法でありますが、日本の主要臨海地帯における工業発達、産業基盤の開発のた……
○館委員 関連して。今大ぜいいらしたのですが、この際私の疑問としておることをちょっとお聞きしたい。たとえば、お話の中に、一等をなくして二、三等にしたところで、ローカル線の二、三等とそれから東海道線の二、三等とが違うという矛盾ができてくる。いろんな矛盾ができてくる、そういうことなんですが、それは大島さんがおっしゃったように、利潤を目的としての投資をしなければならないという状態にだんだん国鉄が追い詰められてきたという傾向が出てきたというふうにも考えられる。そこで根本的に、問題は公共性を主体としたもとの国鉄といいますか、そういう形でなければ問題は解決しないのか、純然たる営利を目的とした一私企業の会社……
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