このページでは三浦一雄衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(三浦一雄君) 米価を初め、蔬菜、乳価等の農産物価格安定に関する各般にわたります御質疑でございました。いずれ適当な機会をもちまして詳細にお話しする機会もあると思いますが、その大綱についてお答えを申し上げたいと存ずるのであります。 米麦価につきましては、生産の保持を目標としつつ、パリティ計算によりまして、そして均衡ある価格を取り来たったことは、皆様御承知の通りでありまして、このことは依然採用して参る考えであります。 さらに、最近になりまして問題になりました乳価等につきましては、生産の過程におきましても、あるいは流通の過程におきましても、価格安定の方策をとりたい考えであります。 さ……
○国務大臣(三浦一雄君) 繭糸価格の安定に関する臨時措置法案につきまして、趣旨の説明を申し上げたいと存じます。 政府は、昨年末以来の生糸の需給事情の悪化に対処いたしますために、つとに、三十三年生糸年度においても、生糸及び繭の最低価格は従前の水準を堅持する方針を明らかにいたしまして、これを実現するために必要な施策を逐次講じて参ったのであります。すなわち、本年三月には、内外市場の生糸価格に対する不安を解消いたしますために、例年より早く、生糸の最高、最低価格及び繭の最低価格を、従前通りこれを据え置くことを決定したのであります。さらに、本年初め以来、生糸の政府買い入れが急速に増加して参りました事態に……
○国務大臣(三浦一雄君) ただいま本院において御決議になりました災害等による農業窮状打開に関する決議につきましては、政府といたしましても、従来より、災害対策及び農産物価格安定措置につきまして、時宜に応じた各般の施策を講じておる次第でありますが、さらに所期の目的を達するよう施策の万全を期し、御決議の趣旨に沿うよう一段と努力をいたして参る所存でございます。(拍手)
○国務大臣(三浦一雄君) 勝間田君は、現在の農村問題を分析せられまして、過剰生産の傾向にあって、逐次不況の様相を呈している、この際価格体系を再検討すべきである、こういうことの要旨でございました。そして、麦、カンショ等の例をあげて御指摘でございましたから、これについてお答えを申し上げます。 御承知の通り、政府の、経済企画庁の発表いたしました経済白書にもあります通り、農産物の収入等は、その七割方が現行の価格支持制度によって保持されておりまして――不況の様相であると、こう申しますけれども、比較的安定しておりますことは、御承知の通りであります。そして、同時に、農村の消費水準の高まっておりますことも事……
○国務大臣(三浦一雄君) 田中君の御質疑に対しましてお答え申し上げます。 今回の法律改正につきましては農林団体等の反対の意向があるが、この渦中においていかなる対処をするかということにあったと思うのであります。今回の改正が、わが国の経済事情にかんがみまして、不況カルテル並びに合理化カルテルをいたすのでございますが、現状上、この程度の改正はやむを得ないものと思います。しこうして、これらの改正に当りましては、不況カルテル等につきましても、このカルテルの認可あるいは届出、公正取引規約の認定等の処置につきましては、一般消費者、さらにまた関連の中小企業者、関連の農林漁業者等の利益を害せざることを前提とし……
○国務大臣(三浦一雄君) 農業災害の復旧につきましては三年間で完了し得るか、こういうお尋ねでございます。農業災害に関しまして、その緊急なるものにつきまして、三年間でこれを完了するということは臨時措置法の建前にもなっておりまするし、かつまた、これに関連する国庫負担法の定めでもございます。従いまして、今回策定いたしました災害復旧の予算もこれに応じて編成しておりまするし、同時にまた、必要なる融資等もこれに応じて措置いたしますから、三年間をもって所要の復旧を完了し得る見込みでございます。(拍手)
○国務大臣(三浦一雄君) 来年度の予算の上に農林漁業の基本的問題の調査会を計画しておりますが、これに関するお尋ねでありました。最近の農林漁業の生産は顕著に拡大して参りまして、わが国の国民経済の発展の上にも大きな貢献をなしておることは申すまでもございません。しかしながら、反面におきまして、他の産業との所得の格差の増大して参りましたことも、われわれとして寒心にたえないところであります。従いまして、今後は、他産業との均衡をはかりつつ、農林漁業の安定した施策を求めたい、これが今回の調査会の目的でございまして、このためには、農林漁業に内在します諸事情、さらにまた流通の問題、価格等の支持政策をとつておりま……
○国務大臣(三浦一雄君) 昭和二十八年十二月最高裁から下されました判決の効果を乱すようなことは断じていたしませんことは、総理大臣のお答えの通りであります。同時に、また、この措置によりまして、補償を改定するとか、あるいはこれに類するような措置をとるということは予定しておりません。 第二には農地転用の問題でございますが、私たちは、日本の現状にかんがみまして、農地は、これは極度にまで尊重して参らなければなりません。これは保持しなければなりません。従いまして、この転用の場合におきまてしも、事情をよく調べまして、ほんとうにやむを得ざる場合のみにこれを転用するような方針をとって参っております。この場合に……
○三浦国務大臣 計数にわたりますから、農地局長から御説明した方が的確と思いますが、総工事にして約三十億の土地改良事業が進められる計画でございます。
【次の発言】 政府委員からお答えさせます。
【次の発言】 基本的には生産の過程において生産費のコストの切り下げに重点を置く施策を今後一そうやって参りたいと存じます。第二番目には、技術過程におきましてなお改善の余地が多々あろうと思いますが、さしあたって今後やりたいと思って今計画中のことは、中小学校の学童の給食等は強く推進して参りたいと存じます。さらに、消費の増進等につきましても、集団的な消費を進めるという方策等につきましても進めて参りたい。要するに、……
○三浦国務大臣 このたび岸第二次内閣の成立に伴いまして不敏をもちまして農林大臣の重職を汚すことに相なりました。わが国におきまする農政の重要さは今さら私からちょうちょう申し上げるまでもございません。八千九百万の国民を養うべき食糧問題の解決、その他農林漁業等におきましても、わが国の置かれました客観的事情におきまして、なお幾多のなさなければならぬ施策もあることと存じまするし、同時にまた、今後われわれは全力を注いでこの問題の解決に当らなければならぬと思うものであります。つきましては、私も不敏ではございますけれども最善を尽してこの道に精進いたしたいと考えるのであります。しかしながら、国会におきまする皆様……
○三浦国務大臣 この機会に私の農林水産政策に対する考え方を申し上げまして、皆様の御協力と御鞭撻を得まして適切な農林水産施策の遂行に鋭意努力いたして参りたいと存じます。 申すまでもなく、農林水産業につきましては、その性質上、基本的には従前の各種の施策を積み上げ、これを拡充強化して、着実にその成果をあげていくことが必要であると存じます。従いまして、私といたしましては、施策の目的と効果については謙虚に検討を加えつつ、長期的な観点に立って農林水産業の進むべき方向を把握し、その対策に誤まりなきを期し、いわば安定した農政を推進いたしたいと考えている次第であります。 言うまでもなく、わが国の農林水産業が……
○三浦国務大臣 蚕糸業に対する根本的態度いかんということでございますが、わが国の農村における養蚕業等の地位は非常に重大でありますから、今後といえども、これを重視し、これの育成をはかり、そしてその振興をはかりたいという根本の態度は、変りはございません。
【次の発言】 糸価を十九万円に維持する、これがやがて繭価の維持に重要な要素になりますから、不動の決意をもちまして糸価は十九万円をもって維持する、同時に、養蚕家に対しましては繭価の千四百円を確保するという基本方針でもってこの政策を進めております。申すまでもございませんが、生糸の海外の需要を見ましても、価格が安定するということが非常に大事でありまして……
○三浦国務大臣 今から振り返ってみますと、中澤さんのおっしゃるようなこともあったのだと思うのです。しかし、今はどうも過去のことを言うておられませんので、そこで、今度はこの段階に処して今回の措置を講じて一応の効果をおさめていく、こういう信念であります。
【次の発言】 これは一片の通達等で参りません。蚕糸局長を初め蚕糸局の人たちを総動員しまして、そうして、養蚕団体の人あるいは製糸団体の人に、具体的にいろいろまた相談にもあずかり、同時にまた政府の立場から、いわばよく勧告といいますか勧奨といいますか、そういうようなこともしまして、そうして実効をあげるということに最善を尽したいと考えております。
○三浦国務大臣 凍霜害、さらには早害、雨害等のありますことはよく存じておりますが、これに対しましては、やはり災害対策としてその対策を立てて、これを実行することが最も焦眉の急だと考えまして、近くは早害対策につきましても各省ともだんだん話し合いを進めておりますから、閣議の決定を経て実施に移したい考えであります。かようなことでありますと同時に、三十三年度の農林予算等もいよいよ施行期に入って参りまして、これらの経費等も皆さん御承知の通り相当に大きい予算でありまして、これはすべて農村を中心として今後展開されるわけであります。さようなことでございますから、今救農土木を別に立てましてこれを実行するの必要は、……
○三浦国務大臣 米価の買入価格の決定は、今のところ、明七月四日の閣議の決定を経まして、そして最終的に取りきめいたしたい所存でございます。
【次の発言】 趣旨においては、こうまつも変りはありません。今仰せの通り、答申につきましてこれを尊重し、それを十分検討した上に決定するつもりであります。
【次の発言】 この答申につきましては、ここにもあります通り、「パリティ方式による政府諮問案を止むを得ざるものと思料するも、基準年次については再考を要するものと認める。」、こういうことで書いてあるのですから、前段と後列とあわせ考慮して最終的に取りきめいたしたい、こういう考えであります。
○三浦国務大臣 きょうの閣議の開催でございますが、きのうのお尋ねに対しまして、十時から閣議を開きまして、そうしてそこでお取りきめを願う、こういうふうに私がお答えしたのでございましたが、昨夜、深更でございましたけれども、明日のいろいろな段取りがあるから、九時に開会する、閣議を開くということでございまして、そうしてきょうは九時十五分くらいから実は閣議に入ったのでございます。私としましては、定例の閣議は十時が常例でございますし、それから、昨夜深更の措置でございましたので、こちら等に対しましても……(「深更とは何時だ」と呼ぶ者あり)夜中十二時過ぎでございましたが、そのころに官房長官から御連絡がございま……
○三浦国務大臣 西村委員のお尋ねに対しましてお答えを申し上げます。 第一の点は、いわゆる未解放地区に対しまする農地の解放の問題でございますが、御承知の通り、開墾可能な山林、原野あるいは沼沢等がございまするならば、国有地もしくは民有地ともございますが、これを農地法によって買収いたしまして、これを売り渡して、そうして自作農の創設の仕事をしてやる、すなわち農地を与えるという基本方針はどこまでも堅持して参りまして、そしてこの恵沢に浴しない方面に対しまして十分な配慮をして参りたいという考えは、ごうまつも変りはございません。できるだけ地区々々をよく精査いたしまして、そうして、いやしくも開墾可能な余地がご……
○三浦国務大臣 きのうも率直に申し上げました通り、当局としましてはある程度の構想を持って財務当局とも話し合いをしておる、しかし、まだ固まらぬものですから、文部大臣の方とはまだ具体的なお打ち合せをしておらぬわけであります。従いまして、農林省といたしましては、当初現在の学校給食のなにを倍加して参りたいと表現しておったのですが、事実できるならば三十万石程度今後ふやして参りたいという心組みで財務当局とも話しておるわけでございます。しかし、これは、何も具体的な取りきめがないうちに灘尾さんのところへ持っていきましても、なかなかお取り進めがしにくいだろうと思うのでありまして、この関係を早く手詰めてまとめまし……
○三浦国務大臣 倉成委員のお尋ねでございますが、八月十日に制限はしておりますけれども、実情に即して延長はいたしております。ただ、しかし、その時期になりますと、対策の内容がおのずから異なってくるだろうと思いますが、これは検討して調整した上で適宜の措置をとりたい、こう考えております。
【次の発言】 趣旨の大要はさようでございますけれども、その時期になりますと、おのずから対策に若干の相違が出て参ります。それは調整いたしていくということは今申し上げた通りでございます。
【次の発言】 水がないためにおのずから畑作にならざるを得なかったと思うのですが、考え方としましてはそういうような所でありましても、農業……
○三浦国務大臣 それでは私から特別国会以降におきます酪農に対する対策の経過の大綱を申し上げます。 あの当時当委員会等からの決議等の御要請もあったのでありますが、農林省といたしまして、今後、酪農に対する当面の問題、緊急の問題と、同時にまた恒久対策等もあるわけでございますが、緊急の対策につきましてまず申し上げたいと思うのであります。 現在、御了承の通り、月産約七十万石程度の生産があるわけでありますが、しかも、この消費面がこれに即応して伸びない、伸び縮みがございますので、そこで余乳が出て参る。従って、生産者からの買い上げ乳価等につきましても、最盛需要期にあるところの夏場にあっても、これを下げると……
○三浦国務大臣 ただいまお尋ねの点の、底びきによって資源が極端に枯渇するということでございますが、これは、試験研究のいろいろなデータをとってみますと、必ずしもさようなことには出ておらぬ証左もございます。しかしながら、それだけでもってこのことを了承するわけには参りませんので、われわれは、この問題は、やはり沿岸漁民の方と、それから底びき漁業の一つの接触点においての問題があるわけでございますから、これらの両者のいわば接触点においての問題を解決し……
【次の発言】 一面においては資源の保存をはかり、一面においては漁業の利益を上げるということでございますけれども、その両者が交錯して、いわば漁業上の利益を……
○三浦国務大臣 ただいま旱害対策外三件につきまして当委員会の御決議がありましたが、いずれも重要な事項でございますので、当局といたしましては、慎重に検討いたしまして、施策の上に十全を期することに努力いたしたいと考えます。
○三浦国務大臣 食糧の自給度の問題でございますが、わが国の農地の狭小でありますこと、これらは現在深く耕し、同時にまた最高度の農業技術を活用いたしまして、そして高度の生産を上げているのでございますが、これを年次的に長期の計画もって推進するということはいたしておりますけれども、全部自給をするということに持ち来たる点につきましては、困難性があることは認めざるを得ないと思います。従いまして長期の経済計画等におきましても、その計画にのっとって最高度の自給態勢をとって参りたい、こういうことに進んでおります。
【次の発言】 終戦後におきます緊急開拓等におきましても、すでに四十四万町歩程度の耕地の拡張はいたし……
○三浦国務大臣 御出席の要望のあることも聞いております。私としましても、努めて時間を差し繰りまして、早目に出たいと思っておりましたが、御承知の通り、各般の多忙な要務を控えておりましたものですから、おくれて参ったのでございます。決して当委員会の出席の要望をないがしろにするようなことはございません。
【次の発言】 連絡の不十分な点はまことになんですが、今後十分注意いたしたいと思います。
【次の発言】 八月二十二日の閣議決定の線によりまして実施に移しておりまして、他に別段の決定等はございません。
【次の発言】 当初の計画としましては、なるべく早く引き取りたいという考えでございました。しかしながら、こ……
○三浦国務大臣 繭糸問題につきましていろいろ新聞に出て参りましたが、率直に申し上げますと、われわれ当局としましては、これらの記事はいろいろな意味での影響がありますものですから、一切出てもらわぬことが私たちの念願でございますけれども、今日ではこの問題等も相当いろいろ各面から研究されてもおるし注目されておるものですから、それぞれの記事が出ることは遺憾でございますが、当局といたしましてはこれらの問題等につきましては一切発表等をいたした事実はございません。非常に遺憾に存じておりますが、経緯はさようなことでございます。
【次の発言】 農林省といたしましては、アドバルーンなどを上げてそして様子を見るなどと……
○三浦国務大臣 昨日この委員会におきまして臨時措置法第一条の規定につきましていろいろ御心配をかけていましたが、この際私の考え方を申し上げさせていただきます。 臨時措置法第一条は夏秋蚕繭も含まれているようになっております。しかし、立法当時の考え方及び法の運用としては、法案審議の過程でしばしば申し上げました通り、百五十億によるたな上げは春繭対策として使い、夏秋蚕については生産調整によって価格の維持をはかるという意味で、現在の臨時措置法は春繭対策を内容とするものであると昨日答弁いたしたのでございます。しかし、夏秋蚕についても、予期しなかった事態に立ち至りましたので、これに即応して適当な時期に価格の……
○三浦国務大臣 本年の災害につきましては、相重なる甚大なる損害を受けまして、ことに第二十二号台風に至りましては近来まれなる大損害を各地に与えたのであります。ことに伊豆方面におきましては目をおおうような大惨害を受けまして、われわれ当局といたしましてもまことに悲痛な感に打たれたのであります。つきましては、ただいま当委員会において御決議になりました本件の趣旨を十分に尊重し、あらゆる角度から検討を重ねまして、農林省全体が一体となりまして本決議に沿うように努力をいたしたいと考えます。そして施策の万全を期する考えでございますから、御了承をいただきたいと存じます。(拍手)
○三浦国務大臣 これは、先般当委員会からも御決議がありました通り、学校給食の拡大、在庫品の買い上げ、その他集団飲用の奨励等によって消費を高める、同町にまた、市場を圧迫しておる在庫品等の買い上げによって需給のバランスをとって参る、そうしますと、おのずからその間需要供給の調整も期待せられますので、かりに今の消費者の価格を若干下げましても、従来メーカーでは生産者からの賢い上げ乳価につきまして数次の値下げをしているという経過にかんがみまして、今後さような要請のいわば根拠もなくなるというふうに考えまして、一面においては経済的な施設を進めるというようなことを考えまして、そしてすでに予備費等の問題もある程度……
○三浦国務大臣 繭糸価格安定につきましては、過般来政府におきましてもその対策につき鋭意検討、調査を進めておったのでございますが、本日の閣議をもちましてその方針を決定いたしました。つきましては、今後この閣議決定の線に沿いまして、そしてこれを実施に移したいと考えております。そこで、その大綱につきまして御説明申し上げ、皆様の御了解を得たいと考えます。 まず、お手元にございます、本日閣議決定の要領を簡明に書いたものを便宜朗読して御説明いたします。 政府は、最近における繭及び生糸の需給事情にかんがみ、本年夏秋蚕繭については価格維持の特別措置を講ずる必要があり、また長期にわたる蚕糸業の安定を図るため……
○三浦国務大臣 私から一通り御説明を申し上げて……。
【次の発言】 まず農村における経済情勢の見方でございますが、私たちの見ておりますところでは、本年の農業生産はここ数年の余波を受けまして上昇の気味でございまして、大体生産におきましては四%の増を見込まれております。同時にまた農村生産に必要でありますところの生産費等は低落の気味でございまして、全体を通じて考える場合には、農産関係の資材等は二%の下落になっております。同時に農村の総所得におきましては、総体において大体四%の増を認められておりまして、これを大観しまするならば、大体において上昇の気味でございます。さようなことでございますので、往年の農……
○三浦国務大臣 御指摘になりましたような形態の被害農家に対しましては、現在はいわばフラグメンタルな、同時にまた統括した制度がございません。これは開拓地における自作農創設のような形式に持っていくかどうかというようなことにつきましては、一面においては非常に有利な点もありますから、久保田さんの御指摘になるようなことは好ましいことはよくわかるのでございますけれども、いろいろな関係が深い、ことに現在では農地までは個人の財産でありますけれども、その重要な要素でありますから、これに対して手厚い保護を政府は加えておるわけであります。しかしながら一般的には私人の財産等に対します被害は、ことごとくこれを助成の対象……
○三浦国務大臣 農村におきまする最大の課題としての人口問題等にお触れになりましたが、私もこれは率直に日本の置かれました客観的事情から見ますと、農村における人口問題は最も困難な問題だと考えております。ことに二、三男等に対します施策につきましてお尋ねがございましたが、農業政策としましては日本の国土が狭小である、従って農業の対象であるところの耕作地が得られないという宿命的な地位に置かれてございますけれども、やはり開墾、干拓等によりまして耕地の拡大をはかるということが重要な問題だと考えております。さらにまた移住問題等においても、これはやはり看過できない重要なことでございまして、幸い南米方面におきまして……
○三浦国務大臣 当時、私は決議案等につきましても、その署名者の一人であったろうと思いますが、その事情はよく存じております。のみならず、就任いたしまして以来、水産関係につきましては、実は立ちおくれのきみでございまして、予算の策定の過程におきましても、ぜひともわれわれの念願を達成いたしたい、こう考えておったのであります。同時に、御決議の趣旨は十分了得いたしておりますし、過般また、参議院の方でも同様な御決議があったのでございまして、今回の予算の措置につきましても、その線に沿うて実はいたしたのであります。後ほどその予算の策定の関係は説明させますが、予算編成方針の決定前に大蔵大臣にも会いまして、特にこの……
○三浦国務大臣 この問題はただ単に表面に出ました問題をそう軽々に扱うわけにいかぬと思います。私はそういう面をもちまして、農政の面にくる面はいろいろの施策はあろうと思いますが、その他の問題、すなわち総務長官がるる申し上げたような現象等があるのですから、それを正確に把握して、先ほど言うた二原則と申しますか、それらには触れなくても、他に何らかの考え方なりあるいは方策がありゃなしや、こういうことでございますので、私はこの問題はその線に沿うて扱うことが至当だと考えております。
【次の発言】 これは断片的な事象をもってして判断すべきものではないと思います。従いまして農林省としましては、個々の現象的な問題は……
○三浦国務大臣 前にもお尋ねがございましてお答えしたのでありますが、繭糸価安定の施策は講じて参りたい。依然これを講じて参りたい。ただし、事情がだんだん変って参りましたので、いろいろ改訂は加えていく、こう考えまして、繭糸価の安定についてはやはり依然堅持して参りたい、こう考えております。
【次の発言】 まだ後年度の改訂する線はただいま検討中ではございますけれども、従来やっております基本線に沿うて一部改正を加え、そしてやって参りたい、こういうことであります。
【次の発言】 価格の維持はして参りたいと思いますが、今まで取り扱ったような一俵当り十九万円というのは改定したい考えであります。
○三浦国務大臣 高田委員のお尋ねでございますが、春以来ありましたものをそのままいわば継続し得るならば、これはもう大体千四百円の繭価が繭価協定によってだんだん下へおりていく、こういうふうなことは予想されるわけでございましたが、この制度は、前からいろいろ申し上げましたような事情で、これを存続するわけに参らぬ、こういうことになりまして、そうして、秋繭に対しまする対策を立てます過程におきましても種々折衝はいたしました。そうして、この際に、今御指摘になりました通り、あとで補償的なものを金で出すということについてはどうも納得がいかない、こういう財政当局等の話もありまして、いつまでこれをやりましても平行的に……
○三浦国務大臣 この国会に提出いたします農林関係予算案及び法律案につき御審議をいただくにあたりまして、これらの予算案の編成及び法律案の立案の基本となりました農林水産行政の重点につきまして、その概要を申し上げたいと存じます。 最近における農林水産業の生産は、技術の改良発達と投資の増大等により、長期経済計画の想定する生産目標に照らし、米を初めとして順調な伸長が見られ、その結果、食糧輸入量は引き続き減少し、外貨の節約に寄与するとともに、国内購買市場安定の有力な要因ともなり、国民経済の安定的成長に農林漁業の果している役割はまことに重要なものがあるのであります。 しかし、その反面、農林漁業の生産伸長……
○三浦国務大臣 角屋君から来年度の予算編成についてのいろいろの批判がございましたが、私どもとしましては、第一に、長期的な観点をもちまして長期にわたって施策をしなければならぬ問題は、たとえば、今御発言にありました通り、土地改良であるとか、あるいは漁港の整備であるとか、これらはいずれも、従来農林省が持ってきておりました長期的な計画に即応しまして、そしていわゆる積み上げ方式でもって予算の編成をいたし、これを財務当局といろいろ折衝しておることでございまして、決してただ単につかみ金でもって解決して、これをもって足れりとしているようなことではございません。われわれとしましては、総額等におきましてももとより……
○三浦国務大臣 ただいまの御質疑のことでございますが、私たちがそこに解説いたしました要点は、たとえば、二十六年度の第一次産業の総所得は、一兆一千二百八十四億円、その翌年は一兆二千百七十七億、それから、その翌年の二十八年は一兆二千六百六十六億、それからまた、三十年は一兆五千七十五億、こういうふうになっておりまして、絶対的にはこれがふえておりますことはもう申すまでもございません。それから、三十二年、昨年のことでありましても、一兆五千三百四十五億、こういうふうに絶対的には生産は増高いたしております。しかしながら、率直に、われわれはこれをただ強調するばかりじゃございませんので、非第一次産業の所得と比べ……
○三浦国務大臣 西村さんのお尋ねも、増産対策があって農民対策がないじゃないか、こういう御批判でございます。かつまた、これに伴う予算措置等も不十分である、こういうことでございましたが、予算の面につきましては、私もこれをもって十全なりとは考えておりません。もっともっと努力しなければならぬということは申し上げてある通りでございます。同時に、ただいま御指摘になりましたが、たとえば土地改良のごとき、あるいはこれに類する農業施設の改善等につきましては、実は農民全体を対象にするのであって、田地がよくなればそれでいいんだという考えじゃございません。きのうも各地方の実情等も聞いてみたのでございますし、同時にまた……
○三浦国務大臣 きょうは手元に資料もおあげしてあると思いますが、この程度で決して満足するわけじゃございませんけれども、前年に比較しましてある程度の前進が期待できる、これによってとりあえずの措置はとる、たとえば不振地区の建設工事の問題であるとか、あるいは融資の面等につきましても、従前はほとんど打ち切られているような姿でございましたから、これを前進させて参りたい。御指摘になりました通り、これをもって満足すべきことだとは考えておりませんが、とにかくかような考え方でもってだんだん前進させていきたいと思います。
【次の発言】 開拓関係の予算につきましても、出入りがございますけれども、やはり三億三千万円程……
○三浦国務大臣 農業共済制度の問題でございますが、私のなには、久しく実際に触れておりませんから若干私の認識に不足な点もあろうと思います。しかし、その点は御了承の上に、私見が若干まじるかもしれませんが、お許しを得たいと思います。しかし、将来の方向はぜひ生み出したいと思っております。 私は、この日本の共済制度のスタートは、やはり相互主義のもとに進んでいくということが健全であったと思います。しかし、ただ単に関係者の農民の相互組織で経済効果を期待するというだけでは足りない。それで、政府がこれに対して同時に相当な財政的支出もし、その発表を援助する、こういうことでだんだん進んだと思うのであります。同時に……
○三浦国務大臣 まず私から……。
昨年、日ソ漁業交渉におきまして、資源保護の見地からオホーツク海には出漁しないという両国の取りきめがございますので、本年は出漁するという申し出はしてございません。
【次の発言】 当時、ソ連側におきましては、オホーツク海においては資源保護の関係から絶対出漁に応じないということで、最終段階においても向うは撤回しない、こういうことにわれわれは聞いております。従いまして、最終的に取りきめた場合には、応じないものでございますから、終末は今言った通りの結末になったのでございますけれども、最後まで向うはオホーツク海における出漁をがえんぜない、相互にこれを取りきめるということ……
○三浦国務大臣 お答えを申し上げます。 畑地の振興対策につきましては、ぜひこれを総合的な、同時に基礎的な問題として解決いたしたいという念願でございましたが、明三十四年度におきまする施設等もまだ十分にいかぬことは御指摘の通りであります。つきましては、一般的にこの畑地振興対策は今後強力に取り進めて参りたい所存であります。 まず第一に、畑地灌漑でございますが、これは昨年の干害等に徴しましても非常に重要な施策でございます。当面の措置はいたしたのでございますけれども、今後は灌漑を必要とする地帯につきましては計画的にこの問題を推進して参りたい所存でございます。 同時にまた、次の、畑地作振興のための補……
○三浦国務大臣 まず第一に、農業を目的とする法人の問題でございますが、この農業を目的とする法人といいましても、これを裏返しますと、農地を持ち、かつ農業をする、こういう法人であろう、こう思うのでございますが、実は、法人をして農地を有せしめるかどうか、これを制度上に取り上げるかどうかという問題につきましては、この前も当委員会等におきまして私が簡単ではありましたけれどもお答え申し上げました通り、まだわれわれとしては同意いたしかねております。と申しますのは、農政の重要問題はほとんど土地問題を差しはさんで経済的に発展したことは御承知の通りであります。従いまして、上古における土地制度の改革も班田収授の方法……
○三浦国務大臣 肥料二法案を差しはさんでいろいろの議論のありますことは御指摘の通りであります。しかし、私は、一貫しまして、この肥料問題につきましては、農村に対する肥料を供給する、内地の肥料を確保するということを堅持いたしまして、その立場から各般の折衝並びに施策をいたしておるわけでございまして、これは決して御心配ないようにお願いしたいと思います。 第二段の価格等の問題でございますが、かりにもこの合理化等が行われないで、外国の方が非常に有利な安いものが出るようになった場合には、輸入まで考えなければならないじゃないか、こういう御指摘でございますが、これは数年の合理化の経過を見まするならば御了承下さ……
○三浦国務大臣 実は、課税上の取扱いの調整につきましては、この前も御希望もありましたから、特に国税庁方面と折衝いたしました。そして、今ここに課税上の取扱いについてきまっております程度まで前進させたわけであります。従来折衝の過程におきまして、すでに皆様も御承知の通り、国税庁では、農地法に違反あるものは無効である、一切法人として認められない、こういうことがあったわけです。ところが、農地法の問題は、実は、有権的な許可認可があればもちろん別ですけれども、しからざる場合であっても、これは事実経営面についてあるわけです。たとえば混合契約によって、つまり、一つの法律で予定したカテゴリーによらない混合契約の形……
○三浦国務大臣 石田君のお尋ねでは増税になっておるとおっしゃいますけれども、当局の方では、減税になっておる、こういうことでございまして、それらの説明は先般来長官等から説明してあると思いますが、そういう観点に立っているわけでございます。
【次の発言】 ただいまのところは、原案の通りにとり進めたい、こう考えております。
【次の発言】 地方に出ました際に、往々にしてこの問題を質問されます。ところが、率直に申し上げますと、農林省等におります記者団はよく事情を知っており、大臣よりも知っておるくらいですから、打てば響く程度の了解があるのですけれども、地方の方々になりますと、必ずしもこれがよく了解されておら……
○三浦国務大臣 ただいまお尋ねのありました草地の改良でございますが、趣旨としましては私たちは賛成でございます。当局といたしましては、なるべく牧野並びに草地の改良は国家の助成のもとに推進いたしたいと考えておったのでございますが、これもなかなか思う通りにもなりません。しかし、一面におきましては、草地並びに牧野を管理している面におきまして相当な資産を持っている向きもありますことは御了承の通りであります。従いまして、この方面にはむしろ低利の資金を融通いたしまして改良に沿うことも適切であろうと思いますから、今後十分に考慮しまして、実現のできますように配慮いたしたいと思います。なお、実は、三十四年度の原資……
○三浦国務大臣 私は、任期のある限り最善を尽してその職責を尽したい。こう考えております。
お尋ねの米価の審議の問題でございますが、これは、米価審議会が政府の正式な諮問機関としまして、その議を経て取りきめをすることは申すまでもございません。その際にいかような案を出すか、これが問題の焦点だろうと思いますが、私としましては、先年来の経緯にかんがみまして、そうして計算方式等もできるだけ事情に適したものを作り上げたい、こう考えております。
【次の発言】 お尋ねの問題につきましては、いわゆる生産費及び所得補償方式という算式をとれ、こういう委員会等の御要望でございましたが、これに対しまして、私は、その算定……
○三浦国務大臣 本問題は、六月末で期限が切れる、こういうことの段階であります。前提として、運輸当局から、この公共政策割引等の効果はどうかという資料の提出を命ぜられておりまして先般当省としても調査資料は提出いたしております。同時に、このことは、六月末でもって直ちに期限が切れるということになっては重大でございますので、農林当局といたしましては、これを継続するようにお願いしたいと、強く要請してあるわけでございます。
【次の発言】 この問題は、さきに永野運輸大臣に閣議の席上でもこれを要請いたしておりますし、同時にまた、資料の提出に伴いまして本省からは書面をもってそれぞれの手続をとつております。派手にP……
○三浦国務大臣 先ほど周東委員から仰せになりました通り、歴史的に日本の農業の展開を見ますと、生産増強に中心を置いで参ったことは否定すべからざる現象であろうと思うのであります。そして、今後の農業生産の対象は、先ほど総理大臣からもお答えになりました通り、農家の生活安定を中心にして、相当強力に施策をしなければならぬということも考えられます。つきまして、今お触れになりました通り、各国ですでに農業に関する諸方策を打ち立てておりますが、基本法という字は必ずしも使っておりませんことは申すまでもございません。しかしながら、この問題を考えます場合に、第一、日本におきましても農業を成立する要件として、土地が狭小で……
○三浦国務大臣 農林省の関係のことは、非常に多岐多端にわたっておりますので、地方におきましては、まさにその事情を知らない向きのありますことは、皆さん御承知の通りであります。従いまして、国と各地方公共団体との間に、これらの事情をよく了解されますことが必要であろうと思っております。同時にまた、措置としましては、えこひいきにわたるようなことはいたしておりません。
【次の発言】 昭和二十四年度当時の予算総額と比較しますと、仰せの通り減つておる事実はございます。しかしながら、当面の重要な問題につきましては、これはしさいに検討しまして、所要な経費は盛り込んでおる。と同時に、また昭和三十四年度の予算でござい……
○三浦国務大臣 当時の事情は私詳しくは存じませんけれども、結論的に申し上げますと、これを選定する場合に、関東地区と申しますか、あるいは東京方面の防衛上、ぜひともジェット機を設置すべきところの唯一の候補地である、こういうことでございまして、いろいろ協議の結果、これを防衛庁の基地に提供するということにいたした次第でございます。なお事務的な詳細な資料が必要でございますれば、別途に御説明申し上げます。
【次の発言】 開拓地を演習地に転用した実績並びにその予定地等は、今手元にございませんから、資料としてお手元に差し上げたいと思います。
【次の発言】 演習地として高い値段をもって売るようなことを慫慂するよ……
○三浦国務大臣 予算のことでございますが、農林大臣としましては、実はたくさん予算はほしいのでございますが、国民経済その他国家経済の全般から見まして、本年度は重点的に特定の事項に政策を指向しましてやっておりますから、満足かと言われますと、一般的には満足はいたしておりませんが、本年はこの程度でやっていきたい、かように考えております。
【次の発言】 予算米価の決定でございますが、これは現行の法令によりまして、パリティ指数を中心として計算をいたしております。それに所要の加算等を加えまして決定しているのでございます。
【次の発言】 私は、昨年の米価審議会等にもその意見がございましたが、これを三十四年度か……
○三浦国務大臣 独禁法につきましては、まだ最終段階におきましても検討を続けております。
○三浦国務大臣 この問題は実は農業の基本的な問題でございます。今お説の通り、アメリカにおける価格支持政策、これはアメリカの国情をもってしてはいろいろの困難があったけれども、一貫して貫いてきた政策でございます。同時にまたニュー・ディール以来これを堅持してこられたのであります。西ドイツ等の関係はこれはまた御了承の通りでありますが、最近小倉技術会議事務局長が行って参ったのでありますが、スタートはどうも価格補償政策をしてほしい、こういうことが非常な強い要因になっておったようでござ います。ところが実際問題になりますとなかなかとりにくいということで、ドイツでも検討された結果、そこでこの問題はむしろ今お説……
○三浦国務大臣 従来の経過につきましては、一応食糧庁長官から説明させますから、御了承願います。
【次の発言】 具体的な予算措置等ができておるか、こういうお尋ねでございますが、これはまだできておりません。大体、今度の甘味対策、ことにテンサイ糖を北海道に普及させる場合に、土地改良等につきましても、振興局等の予察的調査によっても、約百億程度要る、こう申しております。そうしますと、十ヵ年計画といたしましても、これを十ヵ年に配分いたしますと十億程度の予算が要るわけでございますし、それから、五ヵ年計画とした場合に、いかほどこれに投入すべきかということが今後の問題かと思います。従いまして、ただいまのところ予……
○三浦国務大臣 昭和三十四年度農林関係予算案につきまして概要を御説明申し上げます。 まず一般会計における農林関係予算案の総体について申し上げます。 農林省所管合計といたしましては、九百二十八億百万円となっております。これに総理府所管の北海道関係公共事業費九十三億九千四百万円、離島振興関係経費十五億一千八百万円、原子力平和利用等に要する経費一億円及び農林漁業基本問題調査会に要する経費百万円、労働省所管の農林関係公共事業費一億七千五百万円、建設省所管の農林関係営繕費八千九百万円、大蔵省所管の農林漁業金融公庫出資金七億円並びに文部省所管の麦製品学校給食費十五億七千百万円を加えました農林関係予算合……
○三浦国務大臣 ただいま御指摘になりました通り、海外移住関係の業務の担当区分は、昨年の八月に大体大綱はきめられまして、国内の事務はもっぱら農林省でもって一応扱う、そして緊密な連絡のもとに推進するということに相なったのでございますが、農林省におきましてもまだ機構組織は十分だとは考えておりません。従いまして今後機会あるごとにこの拡充をはかって参りたい所存でございます。とりあえず、そのわれわれの考え方だけを一応お答え申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 現在農林省におきましては、振興局に拓殖課を置きましてこれを総括させてあります。同時に、従来は府県等におきましては専任の職員等もなかったのであ……
○三浦国務大臣 石村さんの御質問でございますが、これは農政の基本に触れる重大問題でございますので、私たちの考え方を一通り申し上げたいと思います。 私は何も旧套を墨守して、農村方面の問題につきましても進歩を求めない、こういう立場じゃございません。しかしながら農政のほんとの根本は、農民というものは、みずから耕し、みずから養い、同時に国民を養うという基本的な考えを持って、そしてその間に農民としての自覚とその使命をはっきり持ってやっていただくということが、大切であろうと思うのであります。従いましてわれわれとしましては、常にその基本に触れつつ、情勢の推移に応じて適切な措置を講ずるということに進まなけれ……
○三浦主査代理 ちょっと横路君に申し上げますが、先ほどお尋ねの点を、大蔵省側から資料として整理してお出しするということでございますから、その点御了承の上に、一つ質疑を進めて下さい。
【次の発言】 田中織之進君。
【次の発言】 これにて本分科会所管の予算各案に対する質疑は全部終了いたしました。
【次の発言】 この際お諮りいたします。本分科会所管の予算各案についての討論、採決は、予算委員会に譲るべきものと決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
これにて本分科会の議事は全部終了いたしました。分科員各位の御協力によりまして、円満に議事を進行する……
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