このページでは山本勝市衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○山本(勝)委員 経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案について、議事の運営の都合上、私に質問をおすすめになったので、そういう点を頭に置いて、この法案について常識的に起る疑問の若干について質疑をいたしたいと考えます。 第一点でありますが、この法律案は資金を設けることと基金を設けることの二つの内容を含んでおりますが、資金と基金というものは、目的も性格も非常に違っておるのだと私は思うのであります。その違った目的を持ったものを一つの法律に含んでおりまするものですから、そこで、条文を読んでみますと、いろいろ常識的に疑義を生じてくる。しかし、これは立案者としては深く考えられたことで……
○山本(勝)委員 ちょっと、今の奥村君の質問に関連して、酒が税源として、非常に大きな意味を持っておるということは皆頭に置いておって、いかにしてこの税源を確保するか、税収を確保するかということは、われわれ言わないでもよく考えておられる。それから、業界の安定ということも、これもいやというほど親切に過ぎるほど僕は考慮しておられると思う。しかし、一体、いろいろ今の制度をいじくった場合に、酒が安くなるのか高くなるのかということですね。たとえば、マル公を協定価格に変えたとかりに仮定した場合、その協定価格というのは現在よりも安くなるという見通しか、高くなるという見通しか、税収はふえるかふえないかということも……
○山本(勝)委員 ちょっと関連して。 問題は、この今の百円貨があまり流通しないということですね。それはおそらく百円貨を尊重しておるからだと思う。これは、御承知のようにグレシャム法則で、新しく出てきた金で、小さくて非常に値打ちがあるものだから、同じ金を使う場合でも、子供でも百円貨の方をとっておいて、そうして紙のよこれた札の方を使う。これは私の近所の実際の経験でもあるのです。まだ今の百円貨が銀貨で珍しいから、そこで百円紙幣の方を使おうか、銀貨の方を使おうかということになる。紙幣がないときには仕方がないから銀貨を出すけれども、両方あれば、きたない紙幣の方を先に使って銀貨の方を残しておく。(笑声)君……
○山本(勝)委員 今日、ことに最近日本の社会情勢というものは非常に安心のできないような様相を呈してきておることは御承知の通りであります。こういった情勢に対してわれわれいろいろ苦心をしておるのですが、こういう様相の原因がどこからきておるかということは、もとより簡単に考えることができない、きわめてたくさんの原因が重なってこういうふうになっておるのだと思うのでありますが、その多くの原因の中で有力な一つの原因、こういう不安な状況を持ち来たした原因は、学問の最高学府ということを認められて、非常な権威を自他ともに認めておる大学、この大学の教育内容というものが非常な大きな深い原因になっておるということを私は……
○山本(勝)委員 ただいま山村委員から問題を出されたものですから、関連して申し上げますが、これまでくどいほど大蔵当局に申し上げましたけれども、私の根本の考えは、取れない税だ。取れるとおっしゃっても取れない税だ。だから、税のバランスとか、担税力とか、あるいは皆さんが言う、あってもなくても命に別条のない品物であるとか、そういう点か言えば、確かにこれは大いに取るべきだ、こういう結論になるんですよ。なるんだけれども、実際問題としてああいうように音もしないし容積は小さいし、取れない。その証拠に、これまで八割以上も脱税をやっておる。実は大蔵当局も取るのはむずかしいことはおわかりだろうと思う。残りの二割はど……
○山本(勝)委員 国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、税制並びに税の執行に関する小委員会における審議の経過並びに結果を簡単に御報告申し上げます。 まず、国税徴収法案について申し上げますが、政府においては、明治三十年に制定されて以来すでに六十余年を経ておりますところの現行国税徴収法案を、租税徴収制度調査会が三カ年にわたり審議を重ねた結果の答申により全面的改正を行うため、今回本案を提出されたものであります。 本案の改正の骨子は、租税徴収の確保、私法秩序の尊重及び徴税制度の合理化であります。 まず、租税徴収確保の問題でありますが、租税徴収を確保すること……
○山本(勝)委員 この際、御要求に従いまして、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案について、税制並びに税の執行に関する小委員会における審議の状況を御報告申し上げます。 この法律案の内容につきましては、さきに本委員会で政府から説明がありましたので、すでに皆さんも御承知のことと存じます。ここではごく簡単にその要点に触れることにいたしますが、すなわち、この法律案は、現在酒類については物価統制令に基く最高統制価格、俗に言うマル公がありまして、それは法律上最高統制価格ではありますけれども、酒税の確保のために、政府当局においても、これが最高価格であると同時に、最低価格となるように……
○山本(勝)委員 地方財政と民間事業育成に関連して、地方自治体の公営事業に対する起債認可の方針について、大臣の所見を伺っておきたいと思います。 今日、地方財政が地方債の利子負担から非常な困難に陥っているという実情は申し上げるまでもありませんが、こういう関係で、いよいよ地方財政を困難に陥れるような起債はできるだけ押えていく方針のように、かねがね承知しておるのでありますが、問題は、地方自治体が、財政的な理由もあって、事業をやり、それを起債に仰ごうという動きが非常に強いと思う。そこで、その起債が認められるか認められないか、認められるとすればどの程度まで認められるかということについて、大蔵省でどうな……
○山本(勝)委員 ちょっと、今の原さんの話で、非常にむずかしい問題だということがありましたが、その法人の場合と個人の場合と別にしてきたというのは、何が特別な根拠があったのでしょうか。寄付が個人の場合には損金で落せないという……。
【次の発言】 今度の税制調査会の一つの大きな題目に取り上げるというお話でありますから、私はその際頭に置いてほしいと思うのですが、社会事業とかあるいは慈善事業とかいうものは、やはり魂が入っていなければ意味がないのでありますが、魂の入ったほんとうの慈善事業というようなものを、だんだんと国家自体がやるために、個人はやらなくなるということで世の中が非常にあじけなくなっていると……
○山本(勝)委員 星野先生に一言お教え願いたいのですが、憲法の八十九条に「公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、」云々というのがあります。その公けの支配というのは、支配というと何だか非常に悪いような感じを与えます。しかし、たとえば官立大学に対して国家は金出しておる。これが憲法違反でないということは、やはり公けの支配をしておるという支配の中に含まれるのじゃないか。国家が大学に金を出しておる、その大学に対してやはり公けの支配をしておるから出しておる、こういうことになるのじゃないかと思います。しかし大学は自治、自由ということでいろいろな講習をやっておる。それは国の支配を受けておるにか……
○山本(勝)委員 関連して。 会横山委員から名古屋の刑務所の問題が出ましたが、同じような問題が浦和にもある。先ほど来予算の要求の中にも浦和を含んでおるということでありました。そして、名古屋の場合は、方式はどういうふうにやるにしても、何だか大蔵省の方でも今度の予算には実現したいというような気持が浮んできたようですけれども、浦和も大体同じじゃないかと思うのです。それは同じように考えておられるだろうと思うが、僕は法務省とか大蔵次官にこういうことを聞いてみたい。刑務所をどこか瀬戸内海の島の方に持っていくようなことを者えたことがないかどうか。御承知の通り、サンフランシスコヘ行くと刑務所は島にあるのです……
○山本(勝)委員 ちょっと関連して。 今横山委員からたばこの値上げの問題で質問がありました。新聞にも、論説で、若干の新聞で、自民党の政調内にたばこの値上げの声があるが、これは検討を要するというような論説を私は見たので、これは重大な問題だと思って、私も、財政部長を押しつけられたというか、引き受けておりますから、そういうことが一体あるのかないのかと思って調べてみましたけれども、どこへ行っても自民党の中でそういう声はない。もっとも、個人が、廊下の立ち話で、しろうとが――しろうとと言っては語弊がありますが、そういう財政問題についてはしろうとの連中が、安いたばこは上げてはいかぬけれども、高いたばこは上……
○山本(勝)委員 関連。 いろいろ論争を承っておって、私の考えを申し上げてお考えを承りたいと思います。少しさかのぼりますが、先ほど来の自己資本と借り入れ資本の比率で、借り入れ資本が多いことは非常に不健全だという考えに対して、根本的な、何ゆえに不健全なのか、必ずしも不健全と言えぬのじゃないかという意見の対立がありました。その点について、私は、かねがね、やはり個人でも法人でもそうですけれども、借金のやい者は自主性を失っているのではないか。とかく、個人の場合でいいますと、ほんとうに独立人として真に民主的なわれわれの尊重すべき人間生活というものを送れぬと思うのです。ですから、必ずしも借金を全面的に否……
○山本(勝)委員 ちょっと関連して。 今おっしゃった点ですが、日本の円が強いか弱いか、強いから、もしこのレートで自由化したら結果はどうなるというお話がありましたが、その点に、こういう点は考える必要はありませんか。先ほどおっしゃるように、サービスを買う場合と、それからマス・プロの品物を買う場合ということでおっしゃいましたが、結局、私がふだん考えているのは、国際的な商品、つまり貿易に乗る商品と、そうでない、貿易に乗らない商品とがある。たとえば旅行者が来て帝国ホテルで散髪する場合、散髪屋の一つのサービスというものは、これはやはり外貨をかせぐのですから、結局貿易と同じような働きはしますけれども、国際……
○山本委員長 これより会議を開きます。
このたび大蔵政務次官に就任せられました簡牛凡夫君及び秋山利恭君よりそれぞれ発言を求めておりますので、これを許します。簡牛政務次官。
【次の発言】 次に秋山政務次官。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
理事でありました小山長規君が去る七月二十二日委員を辞任せられましたので、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、委員長において高見三郎君を理事に指名いたします。
次会は明十二日午前十時三十分よ……
○山本委員長 これより会議を開きます。
国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件及び外国為替に関する件について調査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 ちょっと堀君、さっきお願いしたのですが、なるべく簡潔に大体のところで……。
【次の発言】 次会は来たる九月八日午前十時二十分より開会することとして、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十三分散会
○山本委員長 これより会議を開きます。国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件、外国為替に関する件及び専売事業に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 石村英雄君。
【次の発言】 石村君に申しますが、先ほど言ったようにあなたの党の大貫さんが実は待っておるわけです。あなたはさっき一時までというのは承知して、ちゃんと質問時間を残しますというお話であったから、今後の問題は今後の問題として十分注意しますが、本日のところは一つ先ほどお話の通りにお運び願いたい。
○山本委員長 これより会議を開きます。
去る八月、本委員会におきまして各地に委員を派遣し、税制、金融等の諸般の実情を調査いたしたのでありますが、その報告書が委員長の手元に提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に参照として掲載いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件及び外国為替に関する件について調査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 あとの質問があるので、物品税の関連質問だというのだから、関連の範囲で一応切って……
○山本(勝)委員 簡単に二つばかりお尋ねしたいのですが、時間もありませんので、かいつまんでお答えを願いたいのであります。 山本先生にお教え願いたい一つは、外国、ことにソ連とアメリカ、そういうようなところで学科に関する事項はどういうようにきまっておりますか。監督庁できめておるのか、これは教育専門に御研究になっているのでお教え願いたいと思います。私も学校に長い間おりましたけれども、私の考えを言うと、学校で、大学自身できめるというのは、学問の自由という建前からも、大学としては当然の要求なんですけれども、教授本位にきまっていった弊害はないか。たとえば特別な、大したことでないんだけれども、ある専門のす……
○山本(勝)小委員 銀行局長にお伺いいたしますが、最近の金融情勢はどういう方向をとっておるかということを、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大体経済はなべ底をついて、そうしてまた上向き調子をとっておるといわれておるのでありますが、一方では金融がゆるんで、金利も下ってくる傾向にある。この経済が底をついてきたについて、産業界の気がまえと申しますか、それがまた過熱状況になりはしないか、資金需要がふえてきて、過剰投資になりはしないか、一方ではそういう心配もあると思いますが、そのことは心配はないのですか。
【次の発言】 最近株が非常に値上りして、それで株の利回りが非常に安くなったということです……
○山本小委員長 これより会議を開きます。 この際、ちょっと私一言小委員長として申し上げておきたいのです。税制の小委員会が設けられましたけれども、これまで開く機会がなかったのですが、実は、小委員会としてこれから少し本格的に調査を進めてみたいと思いますのは、御案内の通り、日本の今日の国民、ことに中小企業者が、税務署を実に比叡山の坊主よりもおそれておるような状況であります。きつく言えば、蛇蝎のごとく税務署を思っておるといっても言い過ぎではないと思いますが、なぜこういうふうなことになるのかという原因を一つ突きとめてみたい。どこに欠陥があってこういうことになるのか。かって戦前の日本におきましてはそうい……
○山本小委員長 これより会議を開きます。
税の執行に関する諸問題について調査を進めます。
質疑の通告がありますけれども、この際、その前に、政府当局より国税徴収法の改正についての説明を補足したいと申し出ておりますので、これを許します。吉国説明員。
【次の発言】 今の説明に御質問はありませんか。――なければ、横山利秋君。
【次の発言】 今の最後の点ですが、最後の点は奧村君も問題にしておられたと思いますが、一応国税庁の見解はそれでわかったのであります。しかし、ただ見解がわかっただけではおさまらぬだろうと思いますので、一応奧村君からも質問があって、なお両方寄って、どうしたら納得のいくようにいくかと……
○山本(勝)小委員 物品税の関係の方は来ていますか。まだ来ていませんか。それでは……。
【次の発言】 私の質問はごく簡単なんですが「物品税法の第六条の中に「第二種又ハ第三種ノ物品ノ販売ヲ業トスル者ニシテ原料、労務、資金等ヲ供給シテ第二種又ハ第三種ノ物品ノ製造ヲ委託スルモノハ之ヲ受託者ノ製造シタル物品ノ製造者ト看倣シ当該物品ハ之ヲ委託者ノ製造シタルモノト看倣ス」こういう現在の規定があるわけでありますが、これが今度の改正案で少し改正になっておるようであります。問題は、この委託者を製造業者とみなすというみなしの税でございますが、これがいろいろトラブルを起しておるというふうにわれわれは訴えを聞いており……
○山本小委員長 これより会議を開きます。
国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
質疑の通告があります。これを許します。田万廣文君。
なお、質問者にお願いしますが、会場の都合でこういうところになったのですけれども、速記の都合もありますので、ごめんどうだけれども、やはり立って質問していただいて、それから立って答えていただく。そうしないと、話が懇談的になって乱れますから、恐縮ですけれども……。
【次の発言】 ちょっと今のことに関連して、この国税徴収法で減収になるというのですが、国税徴収法を改めてこれまでの経済よりももっと健全にな……
○山本小委員長 これより会議を開きます。
国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
質疑の通告があります。これを許します。田万廣文君。
【次の発言】 奧村君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。両法律案に対する質疑はおおむね尽されたと思われますので、これにて両法律案に対する本小委員会における質疑はこれを終了いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。
なお、両法律案について本委員会における審査の経過を委員会に報告いたしたいと存じますが、報告書の作成等につき……
○山本小委員長 これより会議を開きます。
税の執行に関する諸問題について調査を進めます。
質疑の 通告がありますので、これを許します。竹谷源太郎君。
【次の発言】 先般来二回にわたって質問をいたしました物品税法第六条の第四項、新しい改正法における第三項に関してでありますが、だんだんとわかって参りましたけれども、なおはっきりしない点がありますので、重ねてお伺いをいたしたいと思います。できれば私としてはきょうは最後の質問にいたしたいと思うのでありますが、「第三種又ハ第三種ノ物品ノ販売ヲ業トスル者ニシテ原料、労務、資金等マ供給シテ第二種若ハ第三種ノ物品ノ製造ヲ委託シ又ハ自己ノミノ商標ヲ表示スベキ……
○山本(勝)小委員 たびたびお伺いいたしました物品税法第六条第四項の解釈の問題であります。すなわち、今回の改正で、販売業者が「自己ノミノ商標ヲ表示スベキコトヲ指示シテ第二種若ハ第三種ノ物品ヲ製造セシムルモノハ」これを製造業者とみなして、そこへ税をかけるという点であります。その「自己ノミノ商標ヲ表示スベキコトヲ指示」する、そして「製造セシムル」という意味でありますが、これから私が一、二、三といろいろな場合をあげて、こういう場合は適用されるか、されないかということをお伺いしたいのであります。かりにその販売業者の方を甲といたします。それからその品物を作った者を乙といたします。 第一の場合は、零細業……
○山本(勝)小委員 たびたびお伺いしております物品税法の改正の中の第六条四項の、自己のみの商標を表示すべきことを指示して物品を製造せしめた販売業者を製造業者とみなす、この解釈問題で、先般いろいろな場合を仮定して、この場合はどうか、この場合はどうかということをお尋ねして、お答えもありましたけれども、なお研究を願っておいたので、実はその答えを今日いただきたい、こういうわけであります。その前に、十一日の当委員会における吉國さんの説明の中にある言葉を、あらかじめちょっと申し上げておきたいと思うのですが、私が「自己ノミノ」という意味をお尋ねしたのに対して、吉國さんはこういうふうに答えておるのです。「ただ……
○山本(勝)分科員 通産政策につきまして、大きいこと、小さいこと、いろいろ伺いたいと思います。まず最初に大きい方から、大臣がせっかくお見えになっておりますので始めたいと思います。第一に伺いたいのは、最近日本経済の体質改善ということが叫ばれてきております。日本経済は浅いとかいうようなことは、前々から言われておりましたが、最近はただ浅い、深いということだけでなしに、体質を改善せにゃいかぬということを言われておりますが、その体質改善についての大臣の構想ですね、これは企画庁長官の一番考えねばならぬことかもしれません。しかし世耕長官はまだ新しいことでありますし、世耕長官に聞くよりも、むしろ通産大臣に伺っ……
○山本(勝)分科員 関連して。今日は幸いに大臣がお見えになっておりますので、大臣にだけ住宅問題の基本的な問題と申しますか、ごく大まかなことですけれども、お伺いをいたしたいと存じます。大臣が住宅問題で非常に深刻に考えておられ、また今日までの行き方はいいとしても、ここで根本的に方向といいますか、重点を変えなければならぬと考えておられることは、先ほど来の御答弁でよく了承いたしましたが、私はその考えられるときに、こういうことを一、二考慮の中に入れていただいていいのではないかと思う。それは、住宅問題といえば主として都市の住宅問題であります。ところが代表的なものとして東京の住宅問題、それから交通の混乱その……
○山本(勝)分科員 私は時間の関係で、ごく簡単に十五分ばかりお伺いしたいと思います。 問題は、この予算の中での、刑務所の作業費に関連する問題であります。刑務所内の囚人の作業が、既存の民業をひどく圧迫するという事実が起こってきて、問題になっておるのでありますが、これについて、法務大臣として、従来は一体どういう方針でこられたのか、また、今後はどういう方針でいくかということについて、はっきりした決意を私は聞かしていただきたいと思うのです。私がここで法務大臣に伺うまでには、実はいろいろ手を尽くしてみた結果、これはとてもこのままではいかぬということで、最後にここへ持ち出してきたわけです。法務委員会の諸……
○山本(勝)分科員 菅野長官に御質問をいたしますが、まず第一に、経済企画庁というのは、一体どういう仕事をするのか。と申しますのは、たとえばドイツの経済省に当たるのか。ドイツの経済省というのは、ドイツ経済全般を指導するというような一つの役割をになっておるようですが、日本の経済企画庁というのは、そういう日本の政府の経済政策また日本経済全般の指導の責任を持っておるのか、それともいろいろな統計を作って発表したりするだけの仕事なのか、まずその点を伺いたい。
【次の発言】 それではその前提に立ってお伺いしますが、大体日本の物価、つまり通貨価値というものが一年にどれくらいずつ下がってきたか。これは大臣でなく……
○山本(勝)分科員 もう時間もだいぶたちましたので十分だけ。――先ほど大臣が個人的に幾らでも話すから、こういう席では質問するなということでありましたが、大臣になって偉くなるとなかなかつかまえるわけにいきませんし、ことに各局の局長連中がおるところで大臣のお耳に入れておきたい、こういう意味で同じ党内でまことに水くさいようですけれども、実は立ったわけであります。 私が申し上げたいことは一つだけある。それは、農林省の農政を見ましても、あるいは各委員会での質問を見ましても、全部欠けておる点がある。それは、農林行政において目に見えない要素というものを問題にしないで、目に見える、数字で表わせるような量的な……
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