このページでは安平鹿一衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○安平鹿一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になりました自由化に直面する金属鉱業危機打開に関する決議案に賛成の討論を行ないます。(拍手) 政府の本年十月九〇%自由化実施に対し、わが党はかねてより反対し続けて参ったのであります。それは、わが国経済はEECのごとく地域経済的な共同体ではなくて、その貿易構造は、アジアにおいては孤立的立場にあり、かつ、労働市場は欧州のごとき完全雇用状態ではなくて、近時若年労働力の不足がいわれておりまするが、依然といたしまして、中高年令層の失業群をかかえておる現状で、今直ちに自由化の中に突入することはきわめて危険であると主張して参ったところであります……
○安平鹿一君 私は、ただいま議題となりました郵便貯金法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の討論をいたすものであります。(拍手) 本改正案は、金利政策の弾力的な運用をするために、現在法律で定められております郵便貯金の利率を政令で改めるようにすることに主たる目的があるのであります。いままでは、御承知のように、法律によって郵便貯金の利率を規定されておったものでありますが、これを政令にゆだねることによりまして、政府が、必要に応じて、行政行為で郵便貯金の利率引き下げを容易に実行し得ることが、本改正案のねらいであります。 本改正案についてまず第一に私の反対いたしたいこ……
○安平委員 ただいま議題となりました鉄道軌道等の事業における公共負担の国庫負担等に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 先般、政府は国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案を国会に上程し、現在本委員会に付託されまして審議中でございます。この政府提出の法律案は、池田内閣の国民所得倍増計画に合わせて輸送力の増強をはかる国鉄新五カ年計画の財源を、運賃値上げによってまかなおうとするものでございます。運賃値上げの影響は、一連の公共料金の値上げを初め、諸物価、諸料金の値上がりとなりまして、国民生活に重大な圧迫を加えて参ることは明らかであります。池田内閣は、その第一次組閣以来、物価の安定……
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