このページでは阿部五郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○阿部委員 過日来の先生方のお話を聞かしていただきまして、まことに啓発されるところが多かったのでございまして、まずもって厚くお礼を申し上げたいと思います。 私が最初にお尋ねいたしたいと思いますのは、この政治的暴力行為防止法の第一条のことですが、これはお二方に御意見を伺いたいと思います。といいますのは、まことに、ごく基礎的なことなんでありますが、この第一条には、「この法律は、政治上の主義若しくは施策又は思想的信条を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもって」云々と規定なさって、そして最後に「もってわが国の民主主義の擁護に資することを目的とする。」こういうふうに規定をしておるのであります。こ……
○阿部委員 できるだけ時間を節約いたしまして御質疑をいたしたいと思いますが、この法律案が前段では団体規制、後段では刑罰法規の整備ということになっておりますので、まず団体規制の部分からお尋ねをいたしたのであります。 ところで、団体規制は大体において三条になっておりますが、三条のどれをとりましても、みんなあらかじめ一定の政治的暴力行為がすでに行なわれたということが条件になっております。少なくとも一回以上はそれがなかったならば、団体規制はしない、こういう定めになっております。そして一面この法律ができたとしまして、その施行は附則の第一項によりまして「公布の日から起算して一月を経過した日から施行する。……
○阿部委員 関連して。 川の水を長年にわたって飲料用あるいは灌漑用で使っておる場合においては、当然その利水権というものは私権の対象ということになって、私の方の権利である。そうして民事訴訟の対象にもずいぶん例があることなんでありますし、疑いの余地はない、こう思っておったのでありますが、ただいま承っておりますと、林野庁長官は、さらにさかのぼって、土地そのものまで私有である、あるいは国有である。とにかく、所有権の対象であるところへさかのぼっても、なおかつ流れておる水については、私有物か公共物かわからぬというようなお話がありましたが、そうなってくると、これは下流においてもますます疑わしくなるので、そ……
○阿部委員 関連。今生田君の質問で一部はわかりましたが、過日、私は、あの鳴門市の塩業の状態を見たのでありますが、ほかのところ、たとえば水田が防潮堤決壊のために浸水しておるというような個所、あるいは国道がやられておるというような個所については、それぞれ応急の施策を施して、国道であればどうにか車が通れる程度には直しておる。水田がやられたところでありましたならば、土のうを積んだりいろいろな方法をもって、とにかく応急の排水はやっておるのでありますが、鳴門市の塩田の場合に限って、見渡す限り大きな湖水ができておるのでありますが、それをほったらかしてある。これは、水がつかってしまったら塩田は用をなさないので……
○阿部委員 ごく簡単に私は河川局長に伺いたいのであります。 過般来、再三再四にわたって、今回の災害の復旧を原形復旧にするか改良復旧にするかということが議論せられたのでありますが、私は、過般兵庫県及び徳島県の災害を視察しまして、今度の室戸台風による災害は、河川並びに特に海岸の防潮堤その他においては、従来の施設そのものに脆弱性があって、再びこれと同程度の災害があった場合においては、今回決壊しなかったところも多分あぶない。そこで、これを単に復旧したばかりでは意味をなさないのではないかという気持を抱いたのであります。特に、淡路の海岸並びに徳島県の海岸でありますが、この点建設省におかれては、どういうお……
○阿部委員 この民法の改正案につきましては、すでに同僚委員から質問があったそうでありますから、重複するかもしれませんけれども、この改正案をお出しになるに至ったいきさつですね。それをまず簡単に一つ御説明いただきたい。
【次の発言】 そうすると、民法の全面改正という件につきましては、法制審議会で依然として審議中なのでございますか。それは一応おいているのですか。
【次の発言】 わかりました。ところで、いつごろになれば全面改正を立案するかについて見通しは得られないにしましても、現在、現行民法の中では、何しろ立法が相当古いのですから、字句の上でも非常に難解な部分もあり、それから現状に適しない表わし方とい……
○阿部委員 今調べておられますから、その間にちょっと大臣がお越しになっておられますから、一点だけ伺っておきます。総理大臣の異議権という問題は重大な規定であるということはたびたび言われておるのでありますが、伺いたいのは、大臣のこの規定の重大さの程度についての御認識を伺いたいのであります。この規定は、御存じの通り前々からあるのであります。あるのでありますが、われわれは常々それをはなはだ不思議に思っておったのであります。前々からありましたのは、この総理大臣の異議がありましたならば、その異議に拘束されて裁判所は執行停止の処分をすることができない。処分と言いましても、これは裁判所の決定は裁判であります。……
○阿部委員 私は、徳島県の唯一の日刊新聞である、そしてそれが民法による社団法人という公益法人によって運営せられておる新聞、並びにこれもまた株式会社ではありますけれども、その主たる株主が多く県並びに市、町村というような自治団体によって構成せられておるところの公益機関ともいうべき四国放送という株式会社に起こった事件について伺いたいのであります。 というのは、これはこの事件の起こった根本の原因というべきものについて、監督官庁としての監督の十分ならざる点があったことも重要な原因ではないかと思われる点があるので、監督官庁もまた責任ありと私には思われる事件なのでありまして、そしてこれについては、すでにも……
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