このページでは滝井義高衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○滝井義高君 私は、日本社会党を代表いたしまして、池田総理の施政方針演説に対し若干の点について質問をいたさんとするものでございます。(拍手) 池田総理は、施政演説の中における政治と行政の刷新の中で、「さらに国会がすみやかに懸案の国会正常化をなし遂げ、国民の負託にこたえられるよう、各党各派の真剣かつ建設的な話し合いを心から希望するものであります。」と、こう述べております。話し合いは、単に議会運営委員会や党だけの話し合いで国会の正常化は行なわれるものではございません。与党と野党とがそれぞれの政綱、政策をもって正々堂々と本会議や委員会で討議を戦わせるところに、国会正常化のいろはがあるのでございます……
○滝井義高君 労働大臣大橋武夫君不信任案の提出者河野正君に二、三の点について質問を申し上げたいと存じます。 そもそも、今日のような国会の混乱の起こったその種は、一体だれが初めにまいたのか、それは、前労働大臣福永さんがこれを昨年の五月にまきました。自来、このまいた種を、正直な大橋労働大臣が受け継いだのでございます。自来十四カ月、赤ちゃんならば十カ月で生まれるものが、十四カ月たってもまだこれは生まれることができないのでございます。静かに診断をしてみると、おなかの中ですでに死んでしまっておるのでございます。(拍手)もし、この死んだ赤ちゃんをこのままにしておきますと、大橋労働大臣自体のからだがもてな……
○滝井委員 きょうは厚生行政あるいは労働行政の大局的な問題につきましては、両大臣が参議院の方の本会議の質問の関係がございまして御出席がございませんから、それは次会に譲らしていただきまして、当面問題になっております病院争議の問題に関して特に集中的に政府の御見解を聞かしていただきたいと思います。 今年に入りましてから、多分厚生年金病院や労災病院等にストがあった記憶を持っております。特に労災病院の争議は、労働省と直接関係のある労働福祉事業団が所管をしておる病院の争議でございましたので、われわれはその動向を注目いたしておりましたが、当時労働当局なり、福祉事業団当局の御努力によって、多分千百円程度のベ……
○滝井委員 今年に入りましてからいろいろと病院のストがございましたが、この年末を控えて全国的に広がろうとしておるストというものは、日本の医療史が初めて経験をする大きなストライキでございます。このストライキの発展のしようによっては池田内閣の命取りになる可能性もあるほどの重大な要素をこの争議は内包しておると私は思います。それだけにこの争議の根は深い。この病院の争議の中において典型的な姿を現わしておるのが、私は日赤のストによって代表せられておると思うのです。従ってきょうは御多忙なところでございましたけれども、労使双方のおいでを願って率直な御意見の開陳を願うことになったわけです。従って当然問題は日赤の……
○滝井委員 ちょっと関連して。実は少し病院ストの問題と雇用問題で勉強しましたから大臣にお尋ねしたいと思ったのですが、時間がありませんから、雇用問題は来週に質問させていただきまして、簡単に一、二問だけ病院ストに対する労働省側の見解をお聞きしておきたいのです。 それは二、三日前に大島基準局長なり労政局長から、労働省側の見解の御発表がございました。同時に厚生省側の見解の表明もございました。厚生省側の見解は、現在の病院ストにおける状態を見ると、病院の労働条件というものが非常に悪いということです。それから、日本の医療制度というものに大きな欠陥を内包しているということ、現在の医療費というものは適正でない……
○滝井委員 労働問題一般を御質問申し上げるわけでございますが、大臣が今参議院の予算委員会に入っておりまして、十一時にはいらっしゃるということでございましたが、まだいらっしゃれないので、とりあえず質問の順位を変えまして、調達庁あるいは外務省関係に関連する部分から先にやらしていただきたいと思います。 〔齋藤(邦)委員長代理退席、柳谷委 員長代理着席〕 それは、昨年来、非常に日本の内外をゆり動かしました新しい日米安保条約すなわち日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約によりまして、今まで駐留軍の労務者の中で米軍に直接雇用をされておった労務者が、かの新しい条約、そしてその条……
○滝井委員 非常におそくなって恐縮ですが、実はけさ十時から私たちはお待ちしておったのですけれども、ようやく順番が回ってきたわけですが、与党と野党とが議会政治の共通の土俵で争う場合には、それはやはり第一歩は、予算編成の前にお互いに討議をすることが大事である。予算編成が終わってしまうと、それは城郭を築いたことになって、なかなかその城郭の中に攻め入ることはむずかしくなる。攻め入ることがむずかしくなると、火花が散って議会政治に危機が来るという可能性も出て参ります。そういう意味で一番予算編成の大事なときでございますが、大事なときであるだけに、野党の意見にもまた耳を傾ける価値のある大事な意見が出てくると思……
○滝井委員 大臣が午後に社会保障制度審議会に出られるそうですから、一時までやるそうです。それで切りが悪くなるかと思いますけれども、少し突っ込んで質問をしたいと思うのです。 まず大局論ですが、昨年十一月二十日に選挙が終わりまして、十二月七日に池田内閣が組閣をされて、第二次池田内閣が発足をしたわけです。で、いよいよ三十六年度のこの予算というものは、いわば国の顔を表わしておるわけです。別な言葉で言えば池田さんの顔です。われわれは、四十過ぎたら一つ自分の顔に責任を持ちなさいという言葉でいわれておりますが、それと同じです。やはり一国の予算を組むからには、池田さんはその顔である予算に対して責任を持たなけ……
○滝井委員 関連。今の数字の問題でございますが、これははしなくも私も先日少しお尋ねしたので、わかっておれば御説明を願いたいと思うのです。あなたが御指摘のように自然増あるいは新規増というものは私は大きく問題にしていないのです。六百三十六億という予算の増があったということは、これはもうまっ正面からその通り認めたいと思います。それから昨年三十五年度における予算の増が当初予算において三百四十一億あったということについても、それはそのままけっこうだと思います。問題は三百四十一億、三十五年度で捻出したときの自由に使い得る視源というものが当初予算でどの程度あった。かその三百四十一億が何%になるのかということ……
○滝井委員 先般の理事会で、きょうの参考意見を聞くにあたって、当然古井厚生大臣が出席をするという約束のもとに本日の委員会は開かれました。しかるに、まだ参議院の答弁の番が回ってこないにもかかわらず、古井厚生大臣は衆議院のこの社会労働委員会に出席がございません。そこで、われわれは今参議院に参りまして古井厚生大臣に面会をいたしましたところ、古井厚生大臣は自由民主党の、党の方から参議院に出ろという強い命令があったので自分はここに出てきているのだ、しかし、党の方で衆議院に行けといえば衆議院に行きます。こういうことです。しからば、あなたの自主的判断は、今委員長の御発言にもありました通り、国民の重要な関心事……
○滝井委員 関連して。いま麻薬のことについて小林さんからいろいろ御質問がございましたが、私一つだけ麻薬の事務について……。 今療養担当者の団体から事務簡素化が言われているわけです。それでこの麻薬の事務についてでありますが、麻薬を必要とする患者をわれわれ医師が診断するという場合には、それを一々麻薬台帳に記入しているわけです。これは駐留軍がやって参りましてから、ヘロインその他が当時まだ日本では自由に使われておりましたので、ヘロイン中毒を米軍が恐れてああいうことをやれということになったのが、現実にずっと続いてきていると私は思うのです。ところが毎年十月十五日になりますと、前年の十月十五日の麻薬の現在……
○滝井委員 今橋木先生並びに岩崎さんから医療機関における労働争議に関する問題について非常に有益な参考意見をお述べいただきましたが、二、三の点について主として橋本先生にお尋ねをいたしたい。橋本先生は病院争議の原因というのは院長の管理能力と申しますか、管理力が非常によくない、もう一つは保険の支払いが低い、こういう両説があるけれども、自分はその両方だときわめて端的に御指摘になったわけです。実は当委員会で再三にわたって厚生省の意見なり労働省の意見をいろいろ聞いたわけですが、その結果、原因らしきものが五つばかり出てきたわけです。一つは、先生の御指摘になりました通り病院に従事をしておる医療の従業員の労働条……
○滝井委員 今なまワクチンなり、ガランタミンの御説明がいろいろありましたが、問題は非常に社会的な不安が起ころうとしておることです。われわれは昨年、各地に小児麻痺が流行するので、すみやかに予防体制をとれという強い要請をしたわけで、政府はそれに対して、予備費を二億余り計上して、予防注射の体制を整えることになったわけですが、問題は、まず一月なら一月に第一回目を注射をしまして、それから一カ月ばかりして第二回目を注射する。その次の第三回目の予防注射というのは大体六カ月ないし七カ月あとにやることになる。今河野先生からいろいろ御質問がありましたが、ワクチンの検定で力価が不足であったとかあるいは副作用があると……
○滝井委員 予防接種法の一部を改正する法律案について、ちょっと一、二点だけお聞きいたしたいのですが、まず小児麻痺の予防接種にあたりまして、生後六カ月から生後二十一カ月に至る期間を第一期としておるわけですね。この第一期という意味は、六カ月から二十一カ月の間に三回をやってしまう、こういう意味でしょう。
【次の発言】 そうしますと、第一期終了後、今度は十二カ月から十八カ月の間に第二期をおやりになるわけですね。そうしますと、まず生後六カ月で一回やって、それから一カ月たってもう一回やって、それから六カ月ないし七カ月たってもう一回やる。そうしますと大体一年で第一期を終わってしまう。早くやってしまえば十三カ……
○滝井委員 中小企業退職金共済法について、今、五島さんの方で重要な点をおやりになったのですが、重復しないように三、四点お尋ねしたいのです。 それはこの法律ができることによって中小企業の振興をはかることはもちろんですが、同時に、その振興をはかるということの中に、そこに働く中小企業の労働者が安心をして相当長期にわたって働ける姿をこの法律は作りたいという内意があるんだと思うのです。この中小企業退職金共済法ができましてから、中小企業における労働者の勤続年数というものが、一年半ぐらいですからわからぬだろうと思いますけれども、幾分でも長くなるような傾向が出てきたかどうかということなんです。
○滝井委員 医療金融公庫法の一部を改正する法律案について質疑をいたすわけでございますが、この医療金融公庫法は、「私立の病院、診療所等の設置及びその機能の向上に必要な長期かつ低利の資金であって一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通することを目的」として、昨年七月にできたわけです。そこで当然この公庫の資金というものは、私的医療機関の適正な整備及び機能の向上ということが重要な問題になるわけです。 医療機関をどういう工合に適正に配備して、その機能の向上をはかっていくかということは、同時にその裏を返してみると、公的医療機関というものがどういう、工合に整備配置されておるか、こういうことも無関係……
○滝井委員 ちょっと最後に三、四点確認をしておきたいのですが、まず第一点は、今回のこの法律の改正で、国庫補助金が五年でなければつかなかったものが三十六カ月、三年でつくようになったのですが、しかし実際にわれわれが現在加入している事業場の状態を統計的に見てみますと、八割は十九人以下の従業員を持っておる事業場がこれに加入しておるわけです。労働者の数でいくと、これは四割三分程度しかない。労働者の数は比重は低いのですが、事業場の数としては非常に多いようです。しかしそういう二十人未満の事業場は最も移動の多いところなのです。従ってこれを三年までおりてきたことは非常に前進でございますけれども、この際、日本の社……
○滝井委員 きょうは政務次官がいらっしゃいますから、先日問題になっておったところをもう一回繰り返して御答弁をお願いいたしたいのです。 今回この医療金融公庫で七十億のお金を融資することになるわけです。ところが一方、年金福祉事業団で同じように医療のために厚生年金から十七億の金を出して、やはり医療機関をお作りになることになるわけです。同時にまた地方債の計画でも国民年金の方から十五億と厚生年金の方から五十億、六十五億の金をお出しになるわけです。病院だけを見ますと、こういう還元融資の金が三本立にいくわけです。医療金融公庫が一本、それから地方債の分が一本、それから年金福祉事業団の方に一本、こういう工合に……
○滝井委員 御質問いたします。国民健康保険法の一部を改正する法律案におきまして、今回相当の患者負担が出てくるわけです。政府は、この患者負担については必ず何らかの措置を講ずるというお約束をしておるはずです。政党の代表が、労働組合にもするし、日本医師会にもするし、しておるわけですが、これをこの法律の中で一割――いわゆる二割の国庫負担を三割にする意思があるかどうか、まず、これを一つ明確にお答えを願えれば質問を続けますし、お答えができなければ、私は質問を留保いたして、次会に譲ります。――これはもう事務当局の答弁は必要ないのです。全く大胆が労働組合の代表なり、連合会なりあるいは日本医師会なり、日本歯科医……
○滝井委員 関連して。 さいぜん緊急就労対策事業に関連をして、広域職業紹介の制度が確立するまでの一時的な制度として、緊急就労対策事業というものがあるのだという意味の御説明があったわけですが、聞くところによりますと、広域職業紹介で関西方面に九州その他から就職をしていく、それがほとんど帰ってきておるということなのです。相当帰ってきておるのですよ。行くときには援護会やその他を通ずるからわかるわけです。ところが帰ってくるときにはわからないわけですよ、どこも通ってこないのだから。従ってあなた方の広域職業紹介で就職した人の運命が一体どういう工合になっているのかを、私もそれを少し質問したいので、次回までに……
○滝井委員 国民健康保険法の一部を改正する法律案、精神衛生法の一部を改正する法律案、結核予防法の一部を改正する法律案に関連をして、医療費の問題について、総理なり大蔵大臣、あるいは最終責任としての所管大臣の古井さんに、いろいろお尋ねをしてみたいと思うのです。 三十一日に公労協のストが行なわれる情勢にあったのですが、仲裁裁定によって回避ができました。ちょうどそれと同じような情勢が、三月の三日前後にはあったわけです。今度は公の機関が出て、政府はその公の機関の決定をした仲裁裁定をのむということで幕が引かれたわけです。ところが三月五日に予定をせられておった一斉休診というものをうまく回避する、いわば調停……
○滝井委員 ちょっと関連して。私も質問をしたいと思っておった点をちょうど八木先生触れられておりますからお尋ねしますが、それならば失業保険の特別会計の中に、一般会計から事務費は幾ら出ておりますか。
【次の発言】 労働大臣、今御答弁の通り三千九百七十七万円しか事務費が出ていないんです。これは私が去年の予算委員会で、石田大臣のときですか、松野さんであったかと思いますが、指摘をしたわけです。特別会計の事務費というものは予算の範囲内で国が大体全額見ることが他の保険の建前ですよ。ところが労働省だけは伝統的にこれをもらっていないんです。一体失業保険の事務費は総額幾らかかるのですか。
○滝井委員 多くの同僚の皆さん方から精神衛生法の一部を改正する法律案についていろいろ御質問になったのですが、重複しないように二、三の点について質問をしたい。 先般来ここでいろいろと御説明があったところによりますと、全国の精神障害者が百三十万であるというのですが、その百三十万をいかにして把握するかということについては、河野委員からも指摘されておりましたが、なかなかその出た根拠その他については疑義があると思うのです。しかし現在その百三十万の中で収容を要するという者が四十七万ある。これはここに出てきておる統計ではっきりしております。ところが、現在実際に在院している患者の数は八万三千五百七十二人、従……
○滝井委員 これは附帯決議にしてもらいたいところでしたが、少し話に夢中になって忘れたんですが、実は東北地方から北海道に多数の農業労働者が行くわけです。かつてこれらの季節的な労働者には多分失業保険が適用されておったんじゃないかと記憶しておったのです。しかしその後多分三カ月に失業保険を変えるときに、それらのものは除外をされてしまったんじゃなかったかと記憶するのです。あるいは私の記憶間違いかと思いますが、これらの農業労働者に失業保険を適用してくれという要望は非常に強い―わけです。これに対して、先般個人的にいろいろお尋ねしたときには、政府は、それらの基準について検討中だ、近くそれらの農業労働者について……
○滝井委員 結核予防法の一部を改正する法律案について概要を先にお尋ねをして、そのあとに逐条的な二、三の重要問題をお尋ねしたいと思うのです。 まず第一にお尋ねしたいのは、厚生省から出ておりますこの資料にもありますように、結核の死亡の数が昭和三十四年には三万二千九百十四人、人口十万に対比三五・四程度に減少してきておる。しかもその死亡順位は三十三年が六位、三十四年が七位とだんだん下がってきたのですが、こういうように結核の死亡の順位が急激に下がりつつあるというのは、これは一体どういうところにこういう状態が出てきたと政府はお考えになっておるのですか。これを日本の結核対策の勝利と見るのか、それとも何か日……
○滝井委員 引揚者給付金等支給法の一部を改正する法律案について、少しくおくれてきましたために、質問が重複するかと思いますが、お聞きしますと、この法律ができてやがて四年間経過するわけですが、その間に五百億のワクの中から四百六十六億のお金が出たという五島君に対する答弁があったわけです。そしてそれが三百十九万三千人程度で九五%程度はすでに支払いが終わっている。今度参議院から回って参りましたこの議員立法によって支出をせられる総経費は三億八千万円ですか。そうですね。そうしますと、五百億のワクがあるのですから、四百六十六億としても、まあ四百七十億程度しか要らないわけです。なおあと三十億余るわけですね。そう……
○滝井委員 委員長、こういう委員の出席の状態ではやれませんから、ストップを。無効ですよ。
【次の発言】 国民健康保険法の一部を改正する法律案について少し聞かしていただきたいと思うのです。
国民健康保険は昭和三十二年に四カ年計画を立てて、ことしがちょうどその最終年になるわけです。この四カ年計画の樹立以来非常に順調に進んで参りました。問題は、今後おそらく厚生省としては第二の長期計画を作るんじゃないかと思うのですが、そういう三十二年から今日までの四カ年計画に見合ったような国保の、さいぜん大臣も、今後は内容の充実が大事だと言われたんだが、その内容の充実を中心とした、第二期ですか第三期ですか知りません……
○滝井委員 簡単に、母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案ですけれども、今度住宅補修資金、事業継続資金、事業開始資金、これらの点について非常に前進が見られましたことは御同慶の至りです。しかしやはり母子福祉の対策というのは、政策が総合的に出てこないとかゆいところに手の届くような工合にいかないものだという感じがいたします。そこで少し基本的な考え方をお尋ねをして総合的な政策の立て方について意見を伺いたいと思います。 厚生省の全国母子世帯調査等から見て、母子世帯が百十五万世帯くらいある。ところがそのうち四十二万世帯が十八才未満の児童からなる母子世帯ということになっているようです。しか……
○滝井委員 社会福祉施設の職員退職手当共済法について、これは初めてできた制度でございまして、われわれもこの法案について非常に多くの疑問点を持っているわけです。 まず第一に、退職手当共済法の運営をやる主体が社会福祉事業振興会という団体になっておるわけです。他のものに、こういう団体が、こういう非常に長期の積立金の中から、なしくずし的にだんだん退職した人の手当を支給をする制度を何か持っている前例がありますか。御存じの通り社会福祉事業振興会というのは、設立の目的がお金を貸す団体なんです。ところが今度、お金を貸す団体が退職金を支払うような団体の仕事をやることになるわけです。本来の目的とは違ったことを運……
○滝井委員 ちょっと関連して。もう一ぺんそこをはっきり分けて御答弁を願いたいのですが、今の政府の方の年金法でいきますと、老齢年金の拠出の方の資格は、二十五年間保険料を納めておれば、十年なら千円、二十五年なら二千円、四十年なら三千五百円になるわけです。そして二十五年の場合で免除期間があれば十年でいいわけですね。そこで単位は、拠出制の年金をもらうためには、これは十年が一番最低の単位になるわけです。そこでその場合に二つ考えられるわけです。免除の申請をして、その許可を受けて十年納めればもらえる場合が一つ、それから免除を全然受けていなくて十年納めた、この場合は免除を受けていないからもらえないのです。同じ……
○滝井委員 ちょっと関連して。内臓の疾患については身体障害年金の場合に問題であるばかりでなくて、その他厚生年金等においても、あるいは労災等においても、いつも問題になるところなのです。切除した臓器は、その切除をされた部分だけ機能が欠けることは、これは明らかです。しかし人体というのは順応する力を長い間にはだんだん備えてきますから、肺の三分の一を切ったならば、三分の一の機能が切った当初は確実になくなっております。長い年月がたつうちに、三分の二ですべてをまかなうことはできないけれども、やはり肉体を保持していくためには幾分の回復力が出て、残りの三分の二でやっていけることは確実です。一番典型的なものは、胃……
○滝井委員 今吉村君から操車場の照明度の問題でいろいろ御質問がございました。先日、私関連してちょっと質問しておいたのですが、さいぜんから吾孫子副総裁なり基準局長の御答弁を聞かしていただいておりましたが、どうもはっきりしない。吾孫子さんは、違反をお認めになるようなならないような、あいまいもこたる御答弁をされている。しかし現実にその操車場の問題をめぐって、公労法違反として首を切ったりなんかしていることは事実です。従ってこれはあいまいである答弁ならば、首を切った者のその首切りを撤回してもらわなければならぬと思うのです。 そこで私は、もう少し吾孫子さんと基準局長に詰めていろいろお答えしてもらわなけれ……
○滝井委員 関連でちょっと。 今の小山さんの御答弁を聞いておっても、一体日本のこの年金額を、どういうことを基準にして決定をしてみようとしておるかという目標がはっきりしないのです。ヨーロッパ諸国を見ましても、たとえば熟練工の質金の三割とか四割とか五割とか、こうなっておる。あるいはもう一つのグループは未熟練工の賃金の三割とか五割とか、こうなっておる。わが方は生活保護、それで食ったらいわゆる栄養失調になるものを基準にしているのです。これはあなたのさいぜんの御説明のように、共通的の経費というものは若い者が出すから、御老人はそのさしみのつまのように、その家計の中に寄り添っておけばいいという形でものが考……
○滝井委員 今の河野さんの質問に関連して……。具体的にこうしたらいい、ああしたらいいという案を指示せよということでございますが、ジェット機による騒音について、現在小学校については、ある程度防音装置その他を装備してくれているわけです。ところが米軍によるジェット機の騒音について、病院ではやられていないのです。これは当然やらなければならぬ。ところが予算の関係でやっていないのです。私、調達庁とも個人的にかけ合ったことがあるのです。実はことしもやるつもりだったのですが、予算の関係で大蔵省からはねつけられたのです。来年は必ずやりますという一応の言質はいただいているのです。しかしこれは何といっても主管省の厚……
○滝井委員 なかなか大臣がいらっしゃれぬものですから、大臣の方がきょうはハン・ストをされたかと思ったが……。 議題になりました年金二法、国民年金法と児童扶養手当法について質問したいと思いますが、まず第一は、現在労働省の統計によりますと、十五才以上の日本の人口は三十六年一月現在で六千五百九十九万です。その中で就業人口が四千五百四十二万でございますが、この十五才以上の六千五百九十九万の中に、二十才から五十五才までで年金の対象になる者は六割程度と見ればいいですか。およそどの程度と見ておりますか。その各種年金の対象となる人員ですね。時間を省く上で私の方から申し上げてみますならば、約千五百万ぐらいは他……
○滝井委員 通算年金通則法案と通算年金制度を創設するための関係法律の一部を改正する法律案、この両案から先に質問をさしていただきます。 実はこのような年金の通算方式というのは、いわば世界で例を見ない画期的な方式だと思います。しかし国民年金制度と通算制度とは、原因と結果の関係でなくて、やはりむしろ相並んだ施策だと思うのです。いずれもその意味では国民皆年金制度実現のための一つの大きな政策であろうと思います。ところが、この制度ができたからといって、この前、安心ならぬということを御指摘申し上げたわけですが、この通算の問題を考えるにあたってもう一つやはり見落としてはならぬ問題があるわけです。それは、一応……
○滝井委員 石炭関係の六法案について、特に政府提出の四法案を中心に質問をいたしたいと思います。 まず第一に産炭地域振興臨時措置法案から質問いたしますが、産炭地域を振興しようとすれば、基本は政府の石炭政策というものが、一体今後どういう方向をたどるか、石炭政策の長期の見通しというものが明白になってこないと、産炭地の振興というものがはっきりしてこないわけです。ところが政府の出しております四法案を見ますと、いたずらに能率の悪い炭鉱をつぶすことが急であって、今後の石炭政策の方向というものが明白でないのです。この根本問題を論議しておりますと非常に時間がかかりますし、時間は一時間か一時間半と制限されており……
○滝井委員 ただいま議題となりました両案について、少しく質問さしていただきたいと存じます。
厚生大臣も御存じのように、日本における医療はここ数年来、療養担当者の側と保険者である厚生省、特にこの両者の対立が非常にきわだって、十分な国民医療の進展ができない客観情勢があることは御存じの通りであります。一体こういう混乱が起こったそもそもの原因というのは、根本的にはどういうところにあると厚生大臣はお考えになっておるのか、まずこれを一つ率直に、大臣がお考えになっておるところを明白にしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 ここ数年来、混乱をしてきた医療混乱の原因は、医療行政の中にもあるが、主とし……
○滝井委員 昭和三十六年度の予算の一般的な質問を大蔵大臣以下関係閣僚にいたしたいと思いますが、一国の予算はその国の顔を示すといわれております。同時に、それは政党政治でございますから、自由民主党の池田総裁の顔をもこの予算は現わしておると思うのです。しかし、私たちはこの予算をじっと見てみますと、どうも池田さんの顔だけでなくて、二重写しにもう一つの顔が見えます。それは下村さんの顔です。まあ池田、下村の顔が見えるということです。そしてその顔は、二重写しになっておるために、どうもおたふくのような顔になっておるのです。いわば、ことしの予算はぞうすい予算といいますか、何となく水ぶくれをしているのですね。従っ……
○滝井委員 今年の七月の内閣改造で、人格、識見ともに高い灘尾、森田の両大臣並びに政務次官をわれわれの委員会にお迎えしたことは、非常に社会保障の前進のために喜ばしいことだと思います。どうか一つ今後の厚生行政の推進に全力を傾注せられるように、心から冒頭にお祈りを申し上げたいと思います。 きょうは大臣就任後の初めての所信表明に対する御質問でございますが、当面する二、三の問題について遠慮なく質問をさしていただきますから、一つ忌憚なく所信を御表明願いたいと思います。それぞれ分担をして質問をいたしますが、私は主として医療費の問題を中心に御質問を申し上げたいと思います。 特に医療費の問題に入る前にお伺い……
○滝井委員 年金五法に関連をして、前の通常国会で質問をした点はやめにしまして、その後問題があるなと思われる一、二の点をお尋ねしたいと思います。 そのまず第一は、通算年金に開運をするところですが、今度の改正で、返還一時金、死亡一時金というものができてきたわけです。その場合に、通算年金を受ける年限に達したし、また受給年令も受けられるような状態になってきた、そうしてぽっくり死んでとまったという場合があるわけです。そうしますと、原資というものは、退職一時金の中から凍結をされるわけです。一部は払い戻されますが、凍結される、そして一回受ける、ぽっくり死んじゃった、こうなりますと、これは何ももらわぬわけで……
○滝井委員 この機会に、一、二点政府の見解をお尋ねをしておきたいと思います。 それは、このあん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師法というこの法律は、非常に多くの問題をかかえているものです。 まずわれわれが当面しております問題は、健康保険をこういうものからやらしてもらいたいというような問題が一つ提起されております。それから柔道整復師等からは骨折を取り扱う範囲というようなものについても、独自の立場である程度の認定、取り扱い等をはっきりさしてもらいたいというような問題も出てきております。それから同時に、今一番問題になっておりますあんま師と療術師との関係を一体どうするかというような問題も出ており……
○滝井委員 環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案について、みずからが提案者になって質問をするのはどうかと思いますけれども、ただこの法律案をわれわれが提案するにあたって、政府の方がこの環境衛生関係営業の業態というものをどういうように認識をし、現実に把握をしておるかというような点をお尋ねして、この共同提案の立法が現実に適合したものであるかどうかを一応さらに明確にしておきたい、こういう点で二、三点お尋ねしたいと思います。 まず第一は、すでに環境衛生の組合では共済事業、特に火災共済をおやりになっておるわけですが、この限度は現実に一体どうなっておるのか。特に環境衛生関係の業……
○滝井委員 現実に行なわれておる社会保険医療の事務上の問題について、少しくお尋ねをしてみたいと思います。
厚生省の方針は、事務を一体簡素化する方向に行政をやっておるのか、複雑化する方向に行政をやっておるのか、どちらですか。
【次の発言】 そうしますと、今度おやりになった医療費の是正の問題は、事務が非常に簡素化になっておりますか、それとも非常に複雑になっておりますか。
【次の発言】 それなら一ぺん松尾さんに私が請求書を出しますから、具体的にやってもらって、これから一つ一つ答弁を求めますが、いかに複雑になっているかということを、まのあたりに一つお示ししたいと思います。
そこでまず、ことしの通常……
○滝井委員 私、大臣に石炭問題の一般論の中でも特にきわめて具体的に現実に立った御質問をさしていただきたいと思うのです。大臣の腹がまえを一つきちっと御答弁願いたいと思います。 それは、石炭の不況は戦後四回目の不況です。まず第一回は、終戦直後のあの惨たんたる敗戦の姿の中に、やはり石炭も同じようにそういう惨たんたる姿になったのですが、しかしその惨たんたる姿も、片山内閣の傾斜生産で石山灰産業は立ち直ることができたと思うのです。その後しばらくしてから、今度は統制が撤廃をされて、二十四年の九月以降過剰生産になってきた。しかしその過剰生産も、朝鮮の動乱でまた再び回復することができた。それから朝鮮動乱が終わ……
○滝井委員 萩原さんに三点ばかり、少し露骨な質問ですけれども、率直にお尋ねしたいと思うのです。 それは今のお答えで、千二百円という三十八年までの引き下げは、ほとんど業界としては見通しがない、自信が持てないということがはっきりいたしたわけです。千二百円に見合って出る出炭量というものは五千五百万トン、こうなっておるわけです。五千五百万トンの目標を達成しようとすれば、千二百円の引き下げの隘路になっておる運賃の値上がりの問題とか、資材の値上がりの問題とか、あるいは自由化の繰り上げの問題、あるいは勤労者の老齢化の問題というようないろいろの隘路を、当然これは石炭に関心を持ち、それに関与しておるすべての者……
○滝井委員 端的に太田垣さんにお尋ねしたいのですが、昨日、大手の萩原石炭協会会長さんがお見えになって、千二百円の価格の引き下げはほとんど現在の段階では自信がありません、こういう御発言があったのです。きょう中小の連合会の方の代表の武内さんも、大体それに似通った御発言でございました。石炭鉱業審議会の基本部会の前提条件を、今ここで一つ一つ見ているのですが、全部狂ってしまっておるのです。前提条件全部くずれておる。これは池田内閣の経済政策の失敗もあずかって力があったわけです。それは政府の責任もあるでしょう。これは明らかに政府の責任があると見ておりますが、しかし、とにかく千二百円の引き下げというものは、業……
○滝井委員 昨日はどうも、両大臣、非常にお忙しいところを現地をごらんいただきまして、感謝にたえません。先日の質問では、お互いに認識が統一されておりませんでした。しかし、両大臣が現地をごらんいただきましたので、少なくとも本日は、お互いに炭鉱の現況、特に廃山、閉山した炭鉱に対する認識は共通になったと思います。従って、これから議論はうまく進んでいくだろう、こう考えるわけです。いろいろな点で多賀谷君が御質問申し上げましたが、重複をしないようにお尋ねをしてみたいと思うのです。できるだけスピードを上げますので、ちょっと大蔵大臣、時間をさいていただきたいと思います。 まず第一に、昭和三十四年十二月十八日に……
○滝井委員 関連して。交付税なり、特別交付税なり、地方債で失業の多発地帯に特別な配慮をするということはわかるわけです。その先にもう一歩やってくれということなんです、われわれの言っておるのは。あなたの方は、端的にいえば、特別交付税なり、地方債でやっていますから、その上やる必要はないという答弁です。そこでもう一歩やってくれということはどういうことかというと、二十八年の災害のときに、われわれは、地方債を出しましょう、しかしそこに利子を払わなければならぬから、元利を補給しましょうという一つの制度を打ち立てたわけです。それをこういう鉱害復旧とか緊急就労対策事業に期待したわけですから、こういうものについて……
○滝井委員 関連して。実は今保安監督部の機構について始関さんからお触れになりましたが、われわれが中小の山の災害があったときの救護隊の実情をじっと観察しておりますと、たとえば最近われわれのところで大藪炭鉱というのに災害があった。そうしますと、救護班というのが、三井田川鉱業所と島廻鉱業所とからやってきているわけです。こういうように、その山に救護をする人がいないために、よその山からやってくるわけです。もしそういう場合に、救護隊が設けられておる山にたまたま災害が同時にあったというような場合には、救護する人がだれもいないという形になってくるわけです。そこで、いろいろ中小炭鉱の経営者たちの意見を聞いてみま……
○滝井委員 社会保険審議会及び社会保険医療協議会法の一部を改正する法律に関連をして質問をさせていただきます。
まず第一にお尋ねをするのは、一体灘尾厚生大臣は、医療協議会をいかなる目的をもって改組をされるのか、これをまずはっきりしていただきたい。
【次の発言】 医療協議会が円滑にいかなかった、だから改組したい。円滑にいかなかった原因というのは一体どこにあるか。
【次の発言】 支払い側と受け取り側の委員が不均衡だった、これだけではないのじゃないでしょうか。それよりもっと根本的なものがあったんじゃないかと思うのです。たとえば前の国会で古井厚生大臣も指摘をしましたが、監督と運営の問題ですね。厚生省自……
○滝井委員 総理は、私は決してうそを申しません、こういうことを今まで政治の信条として言ってこられたのであります。御存じの通り、前の国会で、われわれ社会労働委員会におきましては、国民健康保険が非常な危機に直面をしておる、それはどうしてそういう危機が深まってきたかというと、二つの面から深まってきた、一つは医療内容、医療費を改定しなければならぬという問題から、一つは結核と精神病について何らかの前進をはからなければならぬという、こういう二つの面から医療費が急激に増加をしてきた、従ってその医療費の増加分は地方自治体の一般会計から国民健康保険の特別会計に金をつぎ込まなければやっていけなくなった、年々地方自……
○滝井委員 国民年金法の一部を改正する法律案の提案理由の説明が今ございました。 そこで、政務次官にお尋ねするわけですが、国民年金法が制定をせられた経緯を見てみますと、他の年金あるいは恩給と併給しないという一貫をした建前を政府はとってきたわけです。それが最近になりましてから、急に政策の転換が行なわれてきたわけですが、この政策の転換が行なわれた理由は、一体どういうところにあるのか御説明願いたいと思います。――これは局長じゃなくて、政治的な問題ですから、政務次官にぜひお願いしたいと思うのです。大臣のかわりですから、これは事務当局の御答弁は、小山さん要りません。こまかい数字になったら事務当局にやって……
○滝井委員 実はあまり質問したくない問題でございますけれども、はたから見ておれないので、特にきょうは原生大田に御質問申し上げる次第です。 お互いに法治国家に住んでおる。従って、国会を通った法律というものは、これを実施していくというのが、当然政府の国会に対する責任でなければならぬそういう意味で、たとえばわれわれ野党が、反対をして委員さえ送っていない憲法調査会は、着々とその本来の道を歩いておるようでございます。そこでここまで言えば、私はだれでしょうということがおわかりだろうと思いますが、中央社会保険医療協議会です。昨年十一月すでに国会を通っておりますが、まだこれが動かぬですね。一体これはどういう……
○滝井委員 今の官房長官の発言、きわめて重大ですから、少し関連させてもらいたいのですが、それは、すでにILOに関する法案は閣議でもきまってしまっておる。今の発言の中にも、政府・与党の間には意見の一致を見ておる、こうおっしゃった。一にかかって国会にいつ提出するかという、この時期の協議中だ、こうおっしゃったわけですね。これは福永さん、間違いないでしょうね。その通りでしょうね。すでに政府・与党の意思統一はできておる、閣議決定もきまった。一にかかって提出の時期だけだ、政府と与党の間にも意見の一致を見ておると今おっしゃった。
【次の発言】 そうしますと、政党政治ですから、閣議で物事を決定してしまったとき……
○滝井委員 ちょっと関連しますが、結局今のお話を聞くと、ワクチンその他の準備が経済的な問題から非常に難渋をきわめておるわけです。そこで学校における学級閉鎖の基準、それから全校が休校に入る基準、これを私は厚生省としては明白に示す必要があると思うのです。御存じの通り小学校、中学校の生徒は非常に学校に行きたがるわけです。少しくらい熱があったって、一日休むということは、子供にとっては非常に苦痛なものですから、休まずにお母さんにおんぶしてでも行く、こういう形になるわけです。そうしますと、行けば予防注射をしていないわけですから必ず感染する。この病気は家族の中でも、おとなも池田総理以下藤山経済企画庁長官まで……
○滝井委員 医療金融公庫法の一部を改正する法律案について質問をいたしたいのですが、ただいま大臣が予算委員会に出ておりますし、あとで同和問題、すなわち部落解放の問題についての質問がございますから、本日は、医療金融公庫に関連のある、簡易保険郵便年金福祉事業団法というのが新しく提案されておるようであります。これが今後、やはり日本の医療機関の適正な配置にも将来関係をする問題です。従って、医療金融公庫と関連をして、先にこの問題を郵政省当局から少しお聞かせ願いたいと思うのです。 その前に厚生省にお願いをいたしたいのは、この医療金融公庫のいろいろの貸出条件と、それから年金福祉事業団、ちょうどこの郵便年金福……
○滝井委員 医療金融公庫法の一部を改正する法律案について、質疑を続行したいと思います。 医療金融公庫法が審議されましたときに、多分三十五年七月だったと思いますが、医療機関の配置の計画というものが、この医療金融公庫を運営する上にきわめて重要であるということがわかったわけです。当時、医療機関の配置の計画というものは、国会に参考資料として提出をされました。ところが、その出た参考資料というものが、省の省議決定をしたものでなくして、医務局の一試案にすぎないことが質疑の過程でわかってきたわけです。こういう重要なものを一医務局の試案では困る、当然これは、大臣決裁を経て厚生省全体の案として出してもらいたいと……
○滝井委員 医療金融公庫が今回その資本金を三十億から五十五億にすることになったのでございますが、最近、昨年の後半から貸し出しが少し伸び悩みの状態になっておるわけです。これは一体どういう原因から貸し出しの伸び悩みが出てきたかという点ですね、これを少し御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと伸び悩みの原因というのは、建築費が上がったということでございますが、医療金融公庫の建築費は坪当たり幾らになっておるのか、それから同時に同じ還元融資の積立金の入っていく年金福祉事業団の坪当たりの建築単価は一体幾らになっておるのか、それをちょっと御説明願いたいと思う。
○滝井委員 今のキー・パンチャーの点ですが、最近における事務の機械化によって、こういうキー・パンチャーのようなものが大企業に非常に使用され始めているわけです。特に日本の数字というものは、最近まる、ゼロが多いわけです。そうすると、キー・パンチャーで打つときに、ゼロはどの指で一番打つかというと第四指です。薬指です。ここから腱鞘炎というのですか、神経痛によく似たようなものが起こってくるわけです。そうしてそれが肩の神経痛にくる。従って、たくさんキー・パンチを打っているところの部属に入っていくと年寄りのにおいがするのです。年寄りのにおいというものは何かというと、トクホンとかサロンパス、これをみな張るわけ……
○滝井委員 船員保険法の一部を改正する法律案について、少し質問をさしていただきますが、この船員保険法の今までの法律の運営上において、一番問題になっている重要な問題は何かというと、標準報酬の適正化をどういう工合にやるかということが一番問題であったわけです。今回、この法律の改正におきましては、最低低五千円、最高三万六千円の十八等級に区分されておったのを、最低七千円、最高五万二千円に引き上げて、そして同時に、標準報酬の等級を、十八等級を二十一等級に区分するという改正を行なっておるわけであります。その場合に、一体この改正というものが、いずれ三十八年には――船員保険は、御存じの通り総合保険ですから、疾病……
○滝井委員 国民健康保険法の一部を改正する法律案について質問をいたしたいのですが、ことしの国民健康保険の助成費を見ますと、特別の療養給付費補助金十五億というのが削減をされておる。これは一体どういう理由で削減されたか。
【次の発言】 国庫負担の五分は、医療費改定以前においてもすでに国保の財政が苦しい、だからわれわれは、国会の議決で昨年の四月以来もみにもんで五分にしたので、政府の方は七月一日から医療費を改定する、さらにその後に緊急是正等もございましたけれども、医療費の増によって患者の負担その他がふえる、従って、ここに十五億の金を出すことになったのだ、こういう説明をしたわけです。そうしますと、法律に……
○滝井委員 先日、私は、国民健康保険法の一部を改正する法律案に関連して、国庫負担を、現在の国民健康保険にどういうように合理的に上昇せしめていくかということについて、一つの方法としては、ちょうど日雇いの健康保険の被保険者に擬制適用があるように、やはり国が使用主――国民全体の使用主という形で、保険料の二分の一を国が持つという形を作っていくことが必要だ、いわば擬制的な使用主として保険料の二分の一を持つことが必要だというところまで質問をしておいたのですが、きょうは、少し総合的に、ぜひそういうことをやらなければ国民健康保険はだめだということを、今後述べる余地がない。国民健康保険がほんとうに所得の再分配を……
○滝井議員 私は、日本社会党を代表して、医療法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 わが国の医療保障は、今日では形の上での皆保険体制を完了して、その内容を充実させる段階に入っているわけでありますが、これがための基礎的条件の整備の一環として、医療機関の適正配置が緊急の施策として要望されております。 申すまでもなく、医療機関の適正配置の施策は、一方で、無医地区その他医療機関の不足する地域においてこれが新増設をはかることを要請するとともに、他方、医療機関に対する需要がすでに十分満たされていると考えられる地域においては、これが新増設を規制して、その乱立を防止することを期待するもので……
○滝井委員 これで駐留軍労働者の管理の問題について二回質問したわけです。その前に河野正議員から再三にわたっていろいろ御答弁を求めたわけですが、今度は防衛庁設置法の一部が改正をされることになっているわけですね。そうして調達庁が防衛施設庁として吸収されるわけです。そうしますと労働問題その他についてはますますやりにくくなってくるわけですね、今度は自衛隊の中に入ってしまうのですから。こうなった場合に、藤枝さんは防衛庁長官として、外務大臣と、日米安全保障委員会ですか、あれに入っているわけですね。根本的には、調達庁長官以下労務部長までが、給与の全部かどうか知らぬけれども、おそらくその給与の一部だろうと思う……
○滝井委員 あとに八木先生とほかの方がいらっしゃるようですから、簡単に私聞きたいところだけ、国民年金法と児童扶養手当法の関連についてちょっとお聞きしたいのです。まず、児童扶養手当についてですが、中央児童福祉審議会で部会を設けて、現在の児童扶養手当法を欧米諸国の児童手当のような形にしようという検討が行なわれておることを新聞その他で見ておるわけでございますが、政府としては、今の児童扶養手当、国民年金の中における生別母子世帯に出すものを、そういう方向に拡大をしていく積極的な意図があって中央児童福祉審議会にそういう諮問をしておるのかどうか。もしそういう積極的な意図があるとすれば、一体政府の腹づもりとい……
○滝井委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について質問をいたしますが、これは年金のときに質問をするはずでしたが、落ちておったので、援護法で質問さしていただきたいのです。それは国民年金と公的年金あるいは公務扶助料との併給の問題があるわけです。これは当然援護法関係の遺族年金との併給も行なわれるものと理解をしておりますが、それは間違いありませんね。
【次の発言】 そうしますと、公的年金と併給する場合の限界は二万四千円、公務扶助料等と併給する場合は七万円の限度にしておるわけでございますが、これは一体どういう理論的な根拠から、公的年金の場合は二万四千円の頭打ちにし、公務扶助料などの場……
○滝井委員 臨時医療報酬調査会設置法について質問申し上げます。総理府総務長官と所管大臣である内閣総理大臣の出席をお願いいたします。
そこで、まず……。
【次の発言】 この法案の所管大臣は総理大臣です。一切の任命は総理大臣がやるのですからね。厚生大臣は全然関係がないのです。
【次の発言】 所管大臣は総理大臣ですからね。だから灘尾さんは、この法案については中立的な立場でなければならない、これは総理府に置いているんですから。従って、灘尾さんがおいでになっていますから、灘尾さんに関連する部分から質問をするわけですが……。
【次の発言】 昨年十一月の十六日に、法律第二百二十七号をもって社会保険審議会及……
○滝井委員 ちょっと一、二点末高先生にお尋ねしたいのですが、さいぜんの参考意見の中に、医師の生活が非常に高い地位である、従って、その収入というものが確保されなければならぬが、当面、今までいろいろもめておるので、この際一応緊急にルールを作る必要がある。そしていろいろその作り方について、最終的には国民全体が納得、了承するものでなければならぬという結論をおつけになったわけであります。その場合に、現在の点数単価による出来高払い方式は争いが絶えないという注目すべき御意見があったわけです。従って、抜本的な改革が必要であろう。としますと、この臨時医療報酬調査会というものは、現在の点数単価方式、いわゆる出来高……
○滝井委員 臨時医療報酬調査会法について、昨日政治的な側面については池田総理に御質問を申し上げました。本日は技術的な問題について、専門家の大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、第一にお尋ねをいたしたい点は、昨日もちょっと触れたのでございますが、古井さんが臨時医療報酬調査会法を作る前提として、昨年の二月八日に社会保障制度審議会の大内先生の方に諮問を発しました。当時その諮問を発してできた古井さんの時代の臨時医療報酬調査会設置法というものは、法律の時限を一年にしておったわけです。あなたになりましてから二年にしたという点でございます。この問題について昨日御質問を申し上げましたが、これは非常に技……
○滝井委員 関連して。副総裁の答弁や職員局長の答弁は食い違っておりますから、もう一ぺん総裁に政治責任をもってはっきりお答え願いたい。さいぜん河村職員局長はどういう御答弁をされたかというと、大平官房長官から報労物資の問題については提案があったことは聞きました、しかし私としてはそういう提案は伺ったけれども、当時の妥結条件を絶対一歩たりとも修正できませんということでした。今度吾孫子さんの御答弁はどういう御答弁かというと、交渉は誠心誠意をもっていたします。しかし、初めは、今度の場合はいろいろの場合があるけれども、この場合については一歩も引けませんという答弁を前もってしたのです。ところがだんだん小林君か……
○滝井委員 昨日から本日にかけて各日刊紙を非常に騒がしております大阪商船の貨物船の、いわゆる十七人のコレラ菌の保菌者の問題についてでございます。かつて灘尾さんが厚生大臣の当時、やはり台湾の方からコレラが日本に侵入をするおそれがあるというので、多分一人の船員か何かの死体の問題を中心にして騒いだことがありました。しかし今度の問題は、すでに南方に相当のコレラが発生をしておって、しかもわずかに半月かそこらの間に台湾から日本国内に入ってくるという、こういう非常に急速なコレラの北上の姿が現われてきておるわけですね。そこでまず第一に、現在東南アジア、フィリピン、台湾等におけるこのパラコレラの発生の状態という……
○滝井委員 少し事務的な数字の質問をしたいと思うのです。あす多賀谷さんの資料要求で出していただくそうですので、ちょっと重複するところもあるかもしれませんけれども、現在労働省としては、炭鉱離職者対策を必要とする炭鉱の離職者というものを、どういう工合に押えておるのか、それをちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、三十七年度の年頭には四万八千百四十人、新規対象の一年間が三十七年度中に八万三千人となるとすると、大体三十七年度中には三万四千人程度の離職者が出る、こういう見方なんですか。
【次の発言】 ちょっと頭が悪いせいかわかりかねるのですが、昨年の十二月末現在で四万九千二百人滞……
○滝井委員 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に関連をして二、三の基本的な点について御質問したいと思いますが、それは三十八年度までに五千五百万トンの出炭を確保して、同時にトン当たり単価千二百円を引き下げるというこの政策というものは、物価の値上がり、あるいは賃金の値上がり、運賃の値上がり――運賃は今度のこの合理化法で保証されておるようでございますけれども、そういう関係で必ずしもその所信を確実に貫くことができない情勢が出ておるようでございます。しかも現在出炭の状況を見てみますと、一月のベースで見ますと、昭和三十七年度においては優に六、七千万トンをこえる出炭が確保できるというような情勢に……
○滝井委員 私が聞きたいと思っておる点について、炭労の東海林さんから組合側の意見として述べていただきました。実は私今の点は、労使双方に聞きたいと思っていたのですが、そこで大滝さんに少し問題を具体的にしぼってお尋ねしたいと思います。 経営者協会も政府も、日本の炭鉱を新鉱群と増強群と維持群とそれから非能率の群とか分けておるわけであります。大滝さん御存じだと思いますが、ことしの通産省の予算に炭鉱のスクラップ化をするものとして出ておるトン数というのは、保安のために大体四十五万トンくらいことしじゅうに処置していく。それから今までの合理化事業団の買上方式で残っているものが六十七万トン程度あるから、これは……
○滝井委員 産炭地域振興事業団法に関連して二、三質問をしたいと思います。それは石炭鉱業の合理化の計画が急速に進行をしていきますと、その地域の石炭関連の産業が急激に衰退をしてくるし、離職者が発生をして、今の状態では急速な広域職業紹介というものが必ずしも順当にいくとは考えられない。なぜならば広域職業紹介をやる速度よりか、合理化の速度の方が速いわけです。従って急激な離職者の滞溜というものが起こってきているわけです。それから合理化の進行は、残炭を急激に取らなければいかぬということで、やがてこの山を合理化計画に乗せようとすれば、その鉱業権者は非常に乱掘をやるわけです。そういうところから最近非常な保安の大……
○滝井委員 今の点に関連するのですが、さいぜん麻生さんの方で、自分の方としては五千五百万トンのワクは守っていくのだ、それを破る決定などしたことがないという御意見が中村さんの質問に対してあったわけですが、長岡さんの方と麻生さんの方との関連ですね。これはやはり五千五百万トン、千二百円引き下げを守っていこうとすれば、大手、中小やはり有機的一体を保っていかないと、出炭の五千五百万トンのワクというものはなかなか守れないわけです。両者の関係は一体どうなっているかということなんですが、これを一つ御両所から……。
【次の発言】 御両所の意見、だいぶん違うようであるのですが、そうしますと、五千五百万トンのワクと……
○滝井委員 ちょっと関連しまして、今の改善命令の二十五条と、それから石炭鉱山保安臨時措置法の五条との関係です。石炭鉱山保安臨時措置法はもう通った法律ですね。これは五条は、通産大臣は総合調査をやります。「前条の調査の結果に基づき、必要があると認めるときは、採掘権者又は租鉱権者に対し、その石炭鉱山における保安に関する事項の改善に関し勧告をすることができる。」こうなっておるわけです。この二十五条の改善命令とこの改善の勧告というものは、一体どういう関係があり、どういう違いがあるのかということなんですよ。
【次の発言】 ちょっとわかりかねますが、まず四条で、山に行って保安の確保のための調査をするわけです……
○滝井委員 石炭鉱業合理化臨時措置法に関連をして、少し技術的なこともひっくるめて、将来この法律を運営する上にぜひ一つ聞かしておいてもらいたいと思って、特に合理化事業団の田口副理事長に来ていただいたわけですが、まず政府の方からお尋ねしたいのです。 三十七年度から三カ年計画で六百二十万トンの新方式による合理化を進めるわけです。その場合に、三十七、三十八、三十九の三カ年間六百二十万トンをお進めになるわけですが、石炭鉱山保安臨時措置法では二カ年間で、保安の悪い炭鉱を措置されるわけですね。われわれは両方とも一貫した合理化計画だと思っておったわけですが、年限が一方は三カ年、一方は二カ年というちぐはぐな形……
○滝井委員 私は、きょうは所得税法の一部を改正する法律案について、大蔵当局に質問をしたいと思いますが、それは退職年金に関する問題でございます。 実は、日本の民間企業で退職年金が非常に普及をしてきた原因というのは、国内的に見ますと、企業自身が相当に大資本を擁して健全になってきたということ、それから労働組合自体の内部に、福祉特に老後の問題についての認識が高まってきたことが、国内的に企業年金が発展をする一つの原動力をなしてきておると思います。国際的に見てみますと、米国に特に退職年金制度が普及してきた。そのほかに、ILOの鉄鋼業における補足的年金制度に対する結論というのが一九五四年に出たのですが、こ……
○滝井委員 法人税法の一部を改正する法律案に関連をして、前週に少し総論的なことを御質問申し上げましたが、その中で質問を留保されているような点もございましたので、きょうは特に厚生省の保険局も来てもらいまして、この法人税法の一部を改正する法律の中における企業年金と厚生年金との関係をまず明らかにして、そして問題点にもう一回質問の焦点を合わせてみたいと思います。 そこでまず第一に、五年に一回の厚生年金の改正をやる時期が多分三十九年だと記憶しているのですが、三十九年からそれをやろうとすれば、先日も指摘をしましたように、少なくとも次の通常国会にはその改正の全貌を明らかにしなければならぬことになるわけです……
○滝井委員 地方公務員共済組合法について、他の制度と関連をしながら、二、三の重要な点について質問をしてみたいと思います。 まず第一に、わが国の公的年金制度は、厚生年金や国民年金のほかに、各種共済組合の長期給付等があるわけです。地方公務員共済組合というものはその一つとして加わることになるわけですが、このような制度というものは一体どういう理由によって別建ての制度として設けられるのかということですね、これをまず第一にお聞かせ願いたいと思うのです。 実は委員長、これは大臣を呼んでいただかないと、こういう重要法案は次官では困るのです。根本論に入りますから、大臣に来てもらわぬと工合悪いですよ。百八十万……
○滝井委員 厚生省設置法の一部を改正する法律案について御質問をいたしたいのですが、大蔵省の主計局長を一つ適当な機会にお呼び願いたいと思います。
まず第一に、今回の厚生省設置法の一部を改正する法律案の重要な問題は、社会保険において経営と監督とを分離するということが主たることになっておるようでありますが、運営と監督を分離するというその具体的な目的は一体どこにあるのかということなんですが、これをまず御説明を願いたい。
【次の発言】 医療保険は保険局で、年金は年金局でと言うが、医療保険ばかりでなくて、年金も保険局でやっておるわけです。これは大臣、間違いだと思います。
○滝井委員 ちょうど私の尋ねたいところを今大原さんが尋ねていますので、あとの時間の節約上、ちょっと関連質問をさしていただきたいと思います。 それは労使関係の中で、現在地方自治体で日雇い労働者の組合と団体交渉をするような機構を持っておる自治体というのは、一体どの程度あるかということなんです。市町村長さんその他が、財政負担上の問題で失対の問題を問題にするというのも一つの大きな理由ですが、そのほかに、やはり団体交渉というものになれていないということがあるわけです。初めて市長なり町村長に当選してきた、ところがいよいよ年度末になったら猛烈な団体交渉をやらなければいかぬ、全く自分の部課には労働法規に精通……
○滝井委員 今、八木さんからいろいろ御質問がございましたが、時間がございませんから、当面大臣の言われるように山積をしておる問題の中で、特に早急に片づけなければならない二、三の問題について、大臣の見解をお伺いいたしたいと思います。 聞くところによりますと、七月の十八日に新しく池田内閣が改造をされます際に、われわれは灘尾厚生大臣は留任をするんではないかという新聞のうわさその他を聞き及んでおったわけです。しかし、灘尾さんはついに留任ができずに、多くの山積する問題を残したまま、おそらくうしろ髪を引かれる思いで去っていったのではないかと思います。その後新聞を見ますと、厚生行政はむずかしいから実力者の河……
○滝井委員 非常に専門的に問題がわたりますので、参考人の皆様に御質問を申し上げると同時に、時間の関係もございますから、あわせて政府の見解もこの機会に明らかにしておいていただきたいと思います。 さいぜんから前川参考人も述べられたところでございますが、前川参考人が門司におけるコレラの発生を知ったのは八月一日の午後十一時、しかもそれは中央、厚生省からの連絡ではなくして、RKB記者からの照会電話であったということでございます。 まず前川さんにお尋ねをいたしたいのですが、県衛生部としては、門司の市長も述べておりましたが、七月の中旬以降において、すでに台湾でコレラが発生をしておるというような情報を厚生……
○滝井委員 関連。今の人事院の方で答弁がございましたが、五島さんの発言と木村さんの発言に幾分食い違いがあるということですが、木村さんの発言の全貌はわからないわけですね。そこで、五月四日ですか、仙台の国税局からお出しになったものを今五島さん全部お読みになったのだから、あなたも一つ全部読んでみて下さい、そうしてみれば違いがはっきりしますから。仙台から送ってきておるでしょう。
【次の発言】 何もこういうものを極秘にする必要はない。少なくとも民主的な税務行政をやろうとして、そして職場の秩序を維持する上に一体どういう人事管理をやればいいかということの問題でしょう。それを国会でそれは極秘だから出せぬなんと……
○滝井委員 関進して。ちょっとはっきりさしておきたいのですが、今この文書というものは、仙台の国税局長が署長に指示をした。そして対象人員は係長以上の署員、特に署ごとに労働運動その他の一般的な情勢を知るためにやった、こういうことになっています。従って、その調査による報告というものは、極秘ですから署長一人で、他の者に見せずにやったかどうかということが一つ。こういうことは、署長だけでなかなか簡単にできるものではないと常識でわれわれは考えるわけです。そうしますと、係長以上の者を集めて、たとえば総務課長その他人事の係長等も集めて、そこで個々の係長の動向を総合的にみんなの意見を出さして署長がやったのか。ここ……
○滝井委員 関連。この医療機関に課税する問題は、単に医療法人だけの問題ではないわけです。現在日本の医療機関を詳細に調べてみますと、いわゆる公的医療機関といわれるものほど営利性の強いところはないわけです。例をあげてみると、聖路加病院、これは非課税です。アメリカの資本が入ってきておるというだけで非課税になっておる、極端な言い方をすれば。あれはお金持ちが行って、そうしてけんらん豪華な治療を受けるわけです。こういうものは非課税です。ところが、貧しい失業者、それから生活保護者を見ている私的医療機関というものは税金をとられておる。これはしゃくし定木な税制はそうなっています。それからまた、中間的なものを見て……
○滝井委員 失業対策問題調査会の研究報告に関連をして、一、二の問題について大臣の見解を承りたいと思います。 まずこの研究報告を見ますと、失対就労者の三つの層ということで、ABCの三層にこれを分けておるわけですが、この場合に、まず労働省としては、現在の三十五万の失対労働者を、この答申における報告要旨のA層における肉体的、技能的に見て能力水準の相対的に高い者、それからB層の軽労働には耐え得るが、肉体的労働力が相対的に低く、年齢的にも高齢層に片寄る者、C層の不具廃疾、病弱者及び著しく高年齢である者、こういう分け方をしておりますが、そのおのおののパーセンテージ、人数をどの程度に把握しているのか、これ……
○滝井委員 ちょっと井出さんのに関連しますが、現在ニュー・スクラップで、政府が今までの百二十万トンに二百万トンのワクを拡大したのは、異常に申し込みが多いためだと思うのです。新聞等によりますと、四百四十万トンくらいの申し込みがある、こういうことだそうですか、現在どの程度の申し込みがあるのか、それを教えていただきたいことが一つ。 いま一つは、申し込んでおる炭鉱の鉱区が差し押えをされておる状態ですね。国税その他開発銀行あるいは中小企業金融公庫等から差し押えをされておる状態を、次の委員会までに資料として一つ出してもらいたいと思うのです。これは今後本格的な質問をやる上に非常に重要な資料になりますから、……
○滝井委員 石炭の基本的な問題については、いずれ有沢団長の結論が出てから少し質問をさしていただきたいと思いますが、きょうはこの前の国会を通りました石炭鉱業の合理化臨時措置法のいろいろの実施上の問題点、そういうものについて質問をして、政府の見解をお伺いしたいと思うのです。今後ニュー・スクラップ政策というものが順調に進んでいくためには、そういう事務的な問題というのがうまくいかないと、なかなか合理化政策が進まないと思います。実はその私の質問の要旨を前もって御通知申し上げておけばよかったのですけれども、時間がありませんでしたから言い出し得なかったのです。 そこで、この前私一応資料を石炭局長に出してい……
○滝井委員 有沢先生初め先生方お疲れのところ、非常におそくなって恐縮ですが、今まで質問をした方と違った観点から、きわめて具体的な問題について質問をさしていただきたいと思います。 この答申は、需要の計画、生産の計画、雇用の計画、これらの計画がどれ一つうまくいかなくても、これは全部だめになる要素を含んでおると思います。これらのものはきわめて有機的な連関を持っております。そこで私は、特に問題なのは、雇用計画というものが、どうもこの答申の中にいろいろ流れておる考え、今まで先生方から説明のあったものからはうまくいかないという断定をせざるを得ないのです。これは私自身が産炭地の失業者の中にあって、はだでそ……
○滝井委員 昨日、大臣から所信の表明がございましたきょうは、その所信表明に関連をして、二、三の懸案事項についていろいろ御質問をさせていただきたいと思います。 そこで、まず第一に、御存じの通り昨年の八月二十二日に内閣の社会保障制度審議会が社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申及び社会保障の推進に関する勧告を出したわけでございます。今年の予算を見てみますと、前年度比で二一・七%、三千三百十三億円の予算になっている。いわば池田内閣の公共投資、社会保障、文教政策、三本の柱の一つをになうその社会保障の予算にふさわしい程度の増加があったのだ、こういうことを池田総理も言われておるし、あなたも……
○滝井委員 大臣、お忙しいでしょうから、二、三十分間時間をいただいて、今新聞を非常ににぎわしております医療費問題を、どういう工合にうまく打開していくかという西村構想ですか、それについてこの際、少し国会としても大臣の考えを聞いておく必要があろうと思いますし、またわれわれとしても党の態度を決定する上にきわめて重要だと思いますので、一つ率直に大臣の考えをお聞かせ願いたいと思います。 まず第一に、二月の中旬以降、いろいろとあなたが精力的に、行き詰まっておる医療の問題を打開するためにお動きになった点については、深い敬意を表するわけでございます。そこであなたが十六日以来お動きになった基本的な構想、こうい……
○滝井議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、国民健康保険法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 今日、わが国の医療保障を充実する上において、国民健康保険の療養給付率を引き上げ、必要な国庫補助分を増額することは緊急の課題であります。昨年八月、総理府社会保障制度審議会が政府に対して行ないました勧告も、このような趣旨から、第一に、社会保障の均衡のとれた発展のために、制度が違えば同一の事故でも支給の条件や金額が違うような場合があるのはすみやかに改めるべきであること、第二に、医療保険の給付率は、それぞれの制度ごとに被保険者、被扶養者を通じて九割程度にまで、さしあたっては最低七割程……
○滝井委員 医療金融公庫法の一部を改正する法律案に関連して、二、三の問題について御質問を申し上げたいと思いますが、今度、医療金融公庫の資本金を八十一億、現在の五十五億から二十六億増加することになっておるわけです。それだけ資金需要がだんだん多くなっておるからこういうことになるのだと思いますが、全般的に見まして、医療機関への投資状況というものを、私的医療機関と公的医療機関――これば日赤、済生会とか厚生大臣の指定するもののほかに、たとえば国立病院、共済組合等もひっくるめまして、公的医療機関及びこれに準ずるものをもひっくるめて一応公的医療機関としましよう。そういう公的なものと私的なものとに分けて、昭和……
○滝井委員 労働災害の防止に関する法律案について質問いたしたいと思います。この法案は新しい法案で、非常に多くの問題点を含んでおるわけで、私としては相当の時間を必要とするわけですが、きょうはまず、とりあえず総論的なところを質問させていただきまして、なお次回に各論的なところを質問させていただきたいと思います。 まず、日本の労働災害というのは、欧米諸国に比べて非常に多いわけです。アメリカの三倍、イギリスの二倍といわれるように非常に災害が多いわけです。そこで政府としては、多分昭和三十七年であったかと記憶をいたしますが、産業災害防止の五カ年計画をお立てになって、そうして今後災害を半減させようという方針……
○滝井委員 まず大臣に、厚生大臣としてでなくて、国務大臣としてお尋ねをいたしたいのです。 御存じの通り、自由民主党では、戦後処理の問題として国会に今意思表示をしておるのは、まず第一に金鵄勲章を意思表示しておるわけです。これは議員立法で内閣委員会にお出しになった。それから地主の補償の問題、これは二千八百五十億ですか、これをお出しになろうとしておるわけです。調査費を一億八千九百万円おきめになった。それから軍人の関係、それから今日のこの戦没者等の妻に対する特別給付金で、これは八百億ちょっと要るわけです。 なおあとに続いておるのが引揚者給付金で、五百億程度では少ない、あれではわれわれの外地に残した……
○滝井委員 関連。戦没者等の妻に対する特別納付金支給法について先日私が御質問申し上げた点で、政府側が答弁を留保しておる問題があるわけです。これを一つ明確にしていただきたいと思うのです。 そのまず第一は、特別給付金の事務処理費五千六百六十八万七千円のうち、本省の事務費が五百七十三万七千円、それから事務委託費として五千九十五万円あるわけです。この本省の事務費は、本省ですからわかりますが、五千九十五万円は市町村の事務費だ、こういうことになったわけです。そうしますと、戦没者等の妻に対する特別給付金支給法の中において、郵政大臣が償還金の支払いの事務を取り扱うわけですが、この郵政省関係の事務費は一体どう……
○滝井委員 地方選挙の前に一応私、労働災害の防止に関する法律案について大ざっぱな御質問を申し上げておきましたけれども、幾ぶん重複するところがあるかとも存じますけれども、もう一回、当時の質問から漏れておった点をあわせながら質問をさしていただきたいと思うのです。 まず第一に、当時、昭和三十三年の八月に、産業災害防止対策審議会の答申によって産業災害防止総合五カ年計画をお立てになったわけです。ところがその後、概観してみますと必ずしも災害は減っていなかったわけです。まず私がお尋ねをしたいのは、当時の産業災害防止総合五カ年計画というものが、一体どういう内容を持った計画であったのかということです。これを大……
○滝井委員 まずコレラの問題ですが、参議院でもおやりになっておりますし、だから衆議院でもやるというわけでもなくて、今度のイギリスの青年旅行者のコレラの問題について、いろいろ考えさせられるところが五つ、六つあるわけです。そこでその五つ、六つについて、まだほかに質問もございますし、他の質問者もありますから、私の気づいた点について率直にひとつ大臣の見解をお尋ねしたいと思うのです。 この問題は、いまから研究するとか検討するとかいうことでは、もう間に合わぬわけです。というのは、オリンピックを控えておりますし、それから同時に、海外旅行等が、貿易自由化につれてだんだん自由になってくるという情勢でございます……
○滝井委員 失業保険に関する二、三の問題について、時間がございませんから、簡単に質問をさせていただきたいと思うのですが、まず第一に、今度失業保険の最高日額と最低日額の引き上げが行なわれたわけです。そこでこの理論的な根拠なんですが、七百円の頭打ちを八百六十円にされ、同時に最低日額百二十円を百八十円にしておりますが、これは一体どういう理論的な根拠で百二十円を百八十円にし、七百円を八百六十円にすることになったのか、それをちょっと説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、毎月勤労統計で常用雇用の賃金の上昇が二〇%をこえたから七百円を八百六十円にした、こういうことになると、それは別にこれだか……
○滝井委員 実は正田先生がおられると非常によくわかるのですが、私がこの法案に反対をする理由はきわめて現実的なんです。というのは、私、福岡県ですけれども、現在福岡県で一般失対に従事している人が、全国の失対労務者のたぶん一割程度です。いまニコヨン大学に入学して十年になるけれども、卒業ができぬという。ところが同時に、このニコヨン大学に入学をするのは高等学校の入学試験よりもむずかしいのです。もう一ぱい待っているということです。この現実、三万から三万四、五千の一般失対労務者がおって、なおそれに入らなければならぬという人がうんとつかえておる。高等学校の入学試験よりもむずかしいという状態があるということが一……
○滝井委員 時間がありませんから、六、七点質問をしますから要領よく答えていただきたい。 まず第一は、いまの国民年金は保険料が百円ないし百五十円、年金額が三千五百円、これは現在の生活水準から見て、いわゆる時間的なズレがあるわけですが、十九世紀のような感じがするわけだ。二十世紀の後半の人間衛星も飛ぶ時代ですから、この制度をあなた方としては一体どう発展させていこうという腹案をお持ちなのか、こういうときに少し明らかにしておいていただきたいと思うのです。 いま巷間では、免除の階層がだんだん多いし、それから保険料が百円と百五十円ではいかぬだろう、もう少し保険料を二百円とか三百円とか、段階をつけたらどう……
○滝井委員 まず、池田総理が把握されておるかどうか知りませんが、三十七年度における石炭の生産規模というのは、一体どのくらいになっておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これに対する需要というものは、どういう状態になっておりますか。
【次の発言】 有沢調査団の大綱の中の順に従って、ちょっとそれを読み上げていただきたいと思います。電力、原料炭、火力発電、セメント、暖厨房用、国鉄用炭、こういうように有沢調査団が三十八年度の需要について重要な項目をずっとあげておりますが、そのあげた中で、三十八年度の需要について調査団の大綱の中に数字の出ておるのは、電力二千五十万トン、それから原料炭千百四十万トン、……
○滝井委員 今自治省から御説明があったのを通産大臣お聞きの通り、実に複雑なんですよ。これはしろうとはわかりません。たとえば、この前の重政さんの発言の農地にしても、あるいは水道にしても、無資力になると、たとえば水道について言えば三七・五は自治体で持つのです。そして六二・五を国が持つわけです。三七・五の自治体の持つ分についてはどうなるかというと、その七割を起債で、今言うように見てくれるわけです。その起債で見てくれた七割のうちの五七%を、今度は災害並みで特交で見る。そして七割起債で見た残りの三割は、その八割をまた特交で見るわけです。こういう複雑な事務処理なんです。そういうように特交で翌々年度にずっと……
○滝井委員 ちょっと関連して。Aという炭鉱がございまして、その租鉱権者Bというのがあるわけです。そうすると、その租鉱権者のBが保安の臨時措置にかかってしまうわけです。そうしますと、Bの出炭が、あれは三年ですか、三年以下の可採炭量しかないときには、これは自然に死んでしまう。保安にもかからないし、買い上げの対象にもならない。そうすると、これは一体どうするかという問題が出てきたわけです。これは法案には書いてないのです。そういう場合を予想されていない。ところが、現実に起こってきた。そこでこれをどうするかということでいろいろした結果、これは大蔵省と当時の今井さんが折衝をして、八谷さんもいらっしゃいますが……
○滝井委員 少しこまかく御質問をしますから、政府の方も話し合いがついたからといって安心をせずに、きちっと答えていただきたいと思うのです。話し合いがついたらもう法案が上がったような安易な気持になることは困りますから、明確な答弁ができなければ、話し合いをなおきちっとさしてもらいます。 まず第一に、先般、私石炭の需要について御質問をいたしたときに、大臣の明確な答弁もなかったし、その需要に対する過去の実績についての資料もなかったわけです。資料もある程度通産省の方は整えたと思いますから、まず三十七年度の生産実績と、その実績に基づいて出た石炭は一体どういうところの需要に持っていかれたのかを、さっと簡単に……
○滝井委員 関連して。田代君はきょう突然この問題が出てきた、突然きょう言われてもできないとおっしゃるが、これはきょう突然じゃないですよ。もう去年からこの水道の問題は、何回私がここでやるかわからないのです。それから五十嵐さんの答弁も、私はきわめて不満足です。四分の一の国庫補助を臨鉱法は昔からやっておるのだから、きょうこのごろ始まったものじゃない。臨鉱法は水道は昔から四分の一です。それは一般の水道は起債だけですよ。しかし臨鉱法は四分の一もうついておるのです。そしてあとは起債でやるということは何回も自治省も言っておるし、きょう初めてあなたが言うわけじゃない。そうしてそれでも足らぬところは交付税で見ま……
○滝井委員 臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案並びに石炭鉱害賠償担保等臨時措置法について、二、三質問をいたしたいと思います。 まず第一に、この合理化における新しいスクラップ方式がだんだん推進をされてまいりますと、鉱業権者の負担を伴う鉱害の復旧というのは、おのずから整理促進交付金の範囲内でやるという傾向が非常に強くなるわけです。その結果、交付金の限度内では全部の鉱害の復旧ができない、こういう事態の起こる可能性が多いわけです。すなわち究極的には無資力鉱害ですか、そういうものが非常に多くなってくることになるわけです。そうしますと一体どういうことになるかというと、まず第一に、県なりあるいは地元……
○滝井委員 労働省来ていただいていますから、先にいま中村さんが触れました問題から、石炭鉱山保安臨時措置法に関連してお聞かせ願いたいと思うのです。
石炭山の保安は保安局のほうでお取り上げになるのですが、いま中村さんが言われたように、労働災害防止に関する法律ができまして、業種を指定して業種別の協会をおつくりになるわけです。その場合に、今度この法律でとりあえず政府が業種別の団体をつくろうとするのは鉱業、建設、林業、貨物の取り扱い業、この四つだったですか。
【次の発言】 そうしますと、当然鉱業の中には金属と石炭と両方入ると思いますが、こうなった場合に、労災保険の特別会計から当然鉱業のほうは二本立てに……
○滝井委員 合理化法に関連して、少し総括的な質問をしたいと思います。
まず第一に、いまの岡田さんの質問にも関連してくるのですが、今度政府は、石炭の昭和三十八年度の需要を五千四百五十万トンと一応見通しをつけておるわけです。昨年から今年にかけて、政府は責任を持って五千五百万トンを確保いたしますと言っておったのに、もうすでに五十万、うそを言ったといってはおかしいのだが、間違ってきているわけですね。一体この五十万トンの間違いというのは、どういうところから出てきたのかということです。
【次の発言】 いま私がお尋ねしている点は、まず第一に、五十万トンとにかく見積もりの間違いが出てきている、この五十万トン……
○滝井委員 先日の続きからやらせていただきます。 先日は、今年度の石炭鉱業の合理化実施計画にあたって六百九十七万トン、百二十炭鉱の申し出があったわけです。それが政府原案をつくるときには、六百七十一万トンに変更してきた。そこで一体、申し込んだときの六百九十七万トンの内訳はどうなっておるのでしょうかという質問をいたしましたところ、鉱業権者の申告した炭量とそれから毎月報告させる生産量の申告との間に目減りがある、これが十三万トンであった、それから第二番目には、保安不良炭鉱と目しておったものが同時に買い上げの申請をしてきた、これが十八万トン、合わせて三十一万トンになる。六百九十七万トンから三十一万トン……
○滝井委員 昨日の続きをやらしていただくわけですが、大臣がおれば先に資金計画をもう少し詰めたいと思ったのですが、大臣もおらぬし、昼からやらしていただきます。あとで大臣がいらっしゃったら集約して要点だけを答えてもらいますが、昨日まで一応ざっと、買い上げ申し込みをした六百九十七万トン、それから政府原案となった六百七十一万トン、さらに合理化審議会が最終決定をした五百五十三万トン、その数字の内容についていろいろお尋ねいたしました。同時に資金計画の概要をお聞きした結果、整備資金として百五十一億、設備資金として八十二億が不足であるということも明白になってまいりました。そこでそれの補てんをどうするかというこ……
○滝井委員 関連して。さいぜんの岡田さんと石炭局長の間の問答の中の意見、労使の間で話し合いがまとまらない、その場合に経営者側が一方的に閉山をしてしまう。その場合に、その山は買い上げるかどうか。これは労働者の同意がなければ買い上げません、こういうことだったわけですね。私はそこまではそのとおりだと思うんです。しかし、もし経営者側が一方的に閉山を強行してしまう、その時点では買い上げてもらわなくてもよろしい、閉山をしてしまって、そして半年くらいポンプアップだけやるわけです。ずっと坑口を維持しながら、たとえばA建設会社の組み夫を雇ってきて、そして坑内の保安だけを保ちながら、ポンプアップだけやって半年して……
○滝井委員 御注文もありまして、これはほんとうは一日半ぐらいかかるところを十分間くらいでやれということだから、よほどいい答弁をもらわないと十分間でできないわけです。 まず、宿題になっておった資金計画です。整備資金が約百五十一億、設備資金が八十二億、約二百三十三億の不足であった、これを一体どうするかということで、大臣はこの前十五日に、二十一日か二十二日ごろにこれをあげるときまでには何とかひとつ話し合ってみよう、こういうことだった。大蔵大臣をここに呼ぶはずだったのですが、ごたごたして呼べなかったのです。何か新聞を見ると、大臣が閣議でこの委員会の模様を説明して、資金が相当不足しているという記事を見……
○滝井委員 国立病院の特別会計法の一部を改正する法律案について少し質問をしたいと思います。
まず第一に、国立病院の多くは旧陸海軍病院から引き継いだものなのです。しかも非常に年数が経過しておって非能率であるという御説明を、提案理由の中でおやりになっているわけですが、まず、一体陸海軍から引き継いだものの数は、八十カ所ばかりの病院の中で幾つあるのですか。
【次の発言】 総計八十四ですね。そうしますと、これらの病院が非常に非能率であるという理由はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 経済白書は、もはや戦後ではないといったけれども、ここでは依然として戦後が続いておるわけですね。そうしますと、一……
○滝井委員 きょう私は主として沖繩の問題について関係大臣に質問をいたしたいと思います。 御存じの通り、日本はソ連というお山とアメリカというお山の中間の谷間にあります。そして、ときどきこの二つのお山で打ち上げられる核爆発実験の死の灰をかぶって苦脳しております。ところが、さらに、その表面的なそういう苦脳のほかに、この日本列島は内部的に非常な苦悶を持っております。それは南と北にあります。北の方の苦悶は、すなわちソビエトというお山に通じておる千島です。南の方の苦悶は、アメリカというお山に通じておる沖繩の苦悶です。私は、千島の苦悶はしばらくおくとして、きょうは南における苦悶、すなわち、領土的な一つの盲……
○滝井委員 ただいま議題になっております水資源関係の二案について質問をしたいと思います。 実はこの水資源の開発促進法は内閣総理大臣が非常に重要な役割を演ずるわけで、総理の出席を要求いたしておりますけれども、出ていらっしゃっていません。従って、総理に対する質問は後日留保したいと思います。 そもそも水の問題が起こったのは、何といっても太平洋ベルト地帯、特に京葉、阪神などの工業地帯の急激な造成があったということが一つであります。もう一つは、特に水を大量に必要とする重化学工業の発展につれて、安い工業用水の確保を産業界が非常に強く要望し始めてきた、こういうことが第二だと同うのです。同町に、その工業用……
○滝井分科員 財政投融資の計画について、大蔵大臣にいろいろお聞きしてみたいと思うのですが、ことしの財政投融資計画は七千二百九十二億、世にこれを七福神というそうですか、ここからおめでたいえびす様や大黒様が出てくれば、これは非常に幸いだと思います。これは昨年に比べて千三百五十一億円増加をしておるのですが、この増加ぶりは、日本の過去の財政史をずっと調べてみますと、準戦時体制のときにしか見られなかった状態になっておるわけです。これは一体どういう原因でこういう大きな増加になったのか、これをまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 結局、理由は、経済成長が非常に進んだということと、所得倍増計画におけ……
○滝井分科員 私は少し目新しいことを尋ねたいのですが、それはさいぜん迫水長官がおっしゃった、内閣には消費者を代表して内閣で発言をする人がいない。そこで経済企画庁としては、政府の中でひとり消費者の代表としていろいろ発言をしているのだというお番葉があったのです。それほど日本には事業主とか企業とか生産者の行政はあるけれども、消費者の行政というものがないわけです。そこで、少し消費者の行政についてお尋ねをしてみるわけですが、迫水長官としては、今後の日本の消費者行政というものをどういう工合にお進めになろうとお考えになっておるのか、これをまず明らかにしていただきたいと思います。
○滝井分科員 まず第一に日本の学制の六・三・三・四制の中に一つ六・三・三・一ないし二が入って、それから四になるという、一ないし二あるいは三とか四になるかもしれませんが、最近はいわゆる予備校というものが非常に多くなってきた。特にここ数年しますと、戦後ベビー・ブームの時代に生まれた子供が高校なり大学に殺到するということになりますと、ますますその現象が強くなってくる可能性があるわけであります。われわれがたとえば労働可能な人口を推計する場合においても、いわゆる学制の中にずっと進学をしておる人口の把握は非常に可能でございますけれども、学制の外に出てしまった若年人口というものが一体どういう状態であるかとい……
○滝井委員 炭鉱離職者臨時措置法等の一部を改正する法律案に関連をして、自治大臣、労働大臣、通産大臣に質問いたしたいのですが、自治大臣、お急ぎでありますから、先に自治大臣にやらしていただきたいと思います。 実は現在全国的に見て、一番生活保護が多くて、同時に失業人口が多くて、それから鉱害が一番多いという県は、福岡県なんです。これは現在石炭産業の危機のために派生した大きな三つの現象です。そこでこの三つの現象に対して、一体福岡県はどういうような財政負担をやっておるだろうか、こういうのを少し調べてみたわけです。そうしましたところが、県の一般財源の中で、昭和三十一年に、今申しました生活保護と失対と鉱害に……
○滝井分科員 財政投融資の問題について一、二点大臣にお尋ねをしたいと思います。 ことしの財政投融資は八千五百九十六億円でございますが、一般会計が二四・三%伸びて、財政投融資の方も一七・九%伸びております。伸び率は一般会計に比べたら低いことに一応なっておるわけでございますが、各省から一兆五千億程度の要求があったものを、八千五百九十六億円に一応削減した形になっております。その場合に、私がお尋ねをいたしたいのは、財政投融資に対する大蔵省の見解が、ある場合には、一般会計と財政投融資とを加えたもので財政規模と言う場合があるし、ある場合は、財政投融資の額を除外して一般会計だけで財政規模だと言う場合がある……
○滝井分科員 沖縄の問題が総括質問なり一般質問で、主として植民地宣言に関する議決を中心として行なわれたわけです。しかし沖縄に日本から援助する予算自体についての質問はほとんどなされませんでした。いろいろ調べてみますと、今後日本が沖縄にいろいろの予算を組む上のたくさんな問題点を含んでおることがわかるわけです。従ってこれから沖縄の予算を審議するにあたって、お互いに沖縄の法的な地位がどういうものであるかという共通の認識を先に求めることが必要だと思うのです。そこで、まず第一に外務省にお尋ねすることになるわけです。 御存じの通り、対日平和条約の三条で、日本は沖縄に潜在主権を持つことになっておるわけです。……
○滝井分科員 先日沖縄の問題について御質問をいたしましたところ、政府の統一的な見解がはっきりしないのでそのままやめになったわけです。従って、前から繰り返さなければならぬことになるわけです。
平和条約三条の解釈で、日本は沖縄に対して潜在主権を持っておるということになっております。その潜在主権の実体というものは一体どういうものなのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 先日の答弁では主権マイナスの施政権、そこに潜在主権が残る。その潜在主権というものは今あなたの御説では領土権とそれから沖縄住民が日本の国籍を有する、要約するとこういう二つのものになる。先日は領土権とは言わなかった。期待権と言……
○滝井分科員 私はきょうは給食の問題とそれから教育扶助の問題について尋ねたいと思います。沖縄の問題はありますが、これは昨年第一分科会でやりまして、文教行政までいきませんでしたけれども、これはきょうは時間の関係がありますから別の機会に譲らしていただきまして、その二点を質問したいと思います。 その前に、多分昨日であったか、湯山議員から、私立学校の入学金や授業料の問題の御質問があったのです。実は私の質問の予定にもそれがあったのですが、新聞で湯山さんの質問の要旨を読ましていただいたのですが、私が問おうとする焦点とは幾分焦点が違ったような感じがいたしますので、初めにこの問題を湯山さんとの関連でお聞かせ……
○滝井分科員 先日、私は予算の一般質問で沖繩の問題をいろいろ御質問いたしました。その際、特に予算に関連する問題について大事な二、三の問題点が残っておるので、あらためてその残った二、三の問題について政府の見解をただしたいと思うわけでございます。それは、われわれが沖繩援助をやる場合に、当然沖繩自身の問題と、それからアメリカの援助の状態、それらのものを十分把握して、日本の予算は組まれなければならぬと思うのです。 そこで政府にお尋ねをいたしたいのは――外務省はいらっしゃっていませんか、では徳安さんの方でおわかりになれば、徳安さんの方でお答えになってけっこうでございますが、まず一九六二年、一九六三年、……
○滝井分科員 まず私のお尋ねいたしたい点は、最近生命保険会社が健康保険を計画しようとしておる点でございます。私的健康保険でございますが、これについて御存じの通り、日本では健康保険は、政府管掌の健康保険と組合管掌の健康保険と二つあるわけです。最近損害保険会社が傷病、盗難、火災等を含めた総合保険を始めております。現在日本の健康保険は従ってまだこういう保険の対象になっていないわけです。いないその健康保険に対して、生命保険会社が生命保険会社だけではもはや開拓分野が限界にきておる。そこで新しい種類の保険をつくらなければならぬというので、私的健康保険に乗り出そうとする傾向が出てきたということを新聞その他も……
○滝井分科員 私三点ばかり質問いたしたいのですが、一つは私立学校の入学金の問題、一つは準要保護児童の対策の問題、一つは今度実施されるミルク給食の問題でございます。 そこでまず第一に私立学校の入学金の問題でございますが、これは昨年の当予算分科会でも一応問題にいたしました。ところが大臣も御存じの通り、今年中学を卒業して高等学校に入学をする生徒の諸君は、いわゆる戦後のベビー・ブームに生まれた子供たちがちょうど高等学校に行くことになるわけです。公立学校が政府の政策によって必ずしもその建設が十分でないために、私立学校に相当の殺到が見られておる。ところが公立学校と私立学校との試験の時期を別にすることによ……
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