このページでは渋谷直蔵衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○澁谷直藏君 ただいま議題となりました国民健康保険法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 国民健康保険は、被保険者の相当部分が、保険料の負担能力の乏しい低所得階層でありますので、その財政基盤は比較的薄弱であり、特に受診率の上昇や医療費の改定等が行なわれた最近の状況にかんがみますれば、この際、国の財政措置を強化して、国民健康保険財政の健全化をはかることが、きわめて必要となっておるのでございます。 本改正法案の内容は、以上の理由に基づきまして、療養給付及び療養費の支給に要する費用に対する国庫負担及び補助率を、現行の二割から二割五分に引……
○澁谷委員 ただいま議題となりました雇用促進事業団法案に関連いたしまして、わが国の雇用、失業の若干の問題点について、政府の所見をお伺いしたいと思う次第でございます。 雇用の安定の問題は、言うまでもなく近代福祉国家をささえる一つの大きな柱でございまして、欧米各国におきましても、戦後異口同音に、完全雇用の達成ということを政治の最高のスローガンとして施策を進められたことは御承知の通りでございます。わが国におきましては、御承知のように特殊な経済、社会構造のもとに、雇用、失業の問題は非常に複雑な実態を持っておるわけでございます。最近のわが国の経済の好調な発展に伴いまして、わが国の雇用情勢は全般的に改善……
○澁谷委員 雇用促進事業団法案に対し附帯決議を付するの動議を提出いたします。 附帯決議案の内容は、お手元に配りましたものによってごらんいただきたいと思います。すみやかに御賛同あらんことをお願いいたします。
○澁谷委員 私は自由民主党及び民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました通算年金通則法案及び通算年金制度を創設するための関係法律の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。 政府提案のこの両法律案の内容は、各公的年金制度相互間の通産制度を、拠出制国民年金の発足日である昭和三十六年四月一日を契機として実施する、こういうことになっておりますので、両法律案の規定を本年四月一日までさかのぼって適用することといたしまして、所期の目的通り、国民皆年金の道を開くに遺憾のないようにいたそうというのであります。 以上が修正の内容でございますが、何とぞ各位の御賛成をいただきたい……
○澁谷委員長代理 静粛に願います。
○澁谷委員 私は、社会党から提案されました最低賃金法案につきまして、若干の質疑を行ないたいと思うものでございます。 近来文明諸国におきまして、賃金政策の中核をなすものとして最低賃金法というものの重要性につきましては、あらためて申し上げる必要がございません。わが国におきましても、数年前に、現行の最低賃金法案が成立をいたしまして施行を見ておる実情でございまして、ただ、現行の最低賃金法が、いわゆるILOの最低賃金に関する条約あるいは勧告において行なわれておりまする最低賃金法というものと比較してみた場合に、若干いわゆる業者間協定に重点を置かれた変則的な賃金法であるという事実は、これは否定するわけには……
○澁谷委員 関連して。この駐留軍の労働問題をめぐりまして、当社会労働委員会で数回にわたって熱心な質疑応答が繰り返されました。私は終始、政府とわれわれの同僚委員との間の質疑応答を、非常な関心を持って拝聴しておったのでございますが、これの印象といたしまして、私はまことに遺憾な感じを持たざるを得ないのであります。 言うまでもなく駐留軍の基地の問題は、非常に特殊な状況下にあるわけでございまして、そういった特殊な労働条件のもとで働く労働者を、政府の責任において保護して、正しい労働関係というものを作り上げていくということは、きわめて大事なことであります。言うまでもなく日米の友好関係というものは、わが国の……
○澁谷委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました法律案に対して附帯決議を付するの動議を提出いたすものでございます。 最初に、附帯決議案を朗読いたします。 戦傷病者戦没者遺族等の援護については、法制定後も数次の改正が行なわれ、順次充実がはかられてきたところであるが、なお改善をはかるべき問題が残されている。なかんずく、動員学徒等当時総動員業務等に従事することを余儀なくされた準軍属の遺族に対する処遇は、著しく他と均衡を失している。 よって、政府は、遺族給与金の年金化、戦時災害要件の撤廃、遺族要件の緩和等の実現を期し、すみやかに法改正のための……
○澁谷委員 ぜひともそう願いたいと思います。 そこで、これは大臣にもお聞き願い、同時にまた、職業安定局長にもお聞き願いたいのですが、実は今度の争議を起こしました会社の社長というのは、これはまさに地方における立志伝中の人といわれるくらいの人なんであります。立志伝中の人ですから、りっぱな面もございましょうけれども、また裏には裏で、いろいろと立志伝の芳しくない点もあるようでありますが、くず鉄などを買いあさった者が会社を作ったという人なんです。はっきり申しますと、いわば近代的な労務管理の頭のない人間だというふうにまずお考え願いたい。同時に、基準局長にもお聞き願いたいのですが、これはやはり基準局の監督……
○澁谷委員長代理 本会議散会まで休憩いたします。
午後二時一分休憩
【次の発言】 簡潔に願います。
○澁谷委員長代理 島本虎三君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後一時五十二分散会
○澁谷委員 私は雇用促進事業団法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を行ないたいと思います。
まず最初に、大臣の提案理由を拝聴いたしますと、今回の改正の措置は、さきの第四十回国会における決議と、昨年十月鉱業審議会から出された中間答申、この両者を十分に尊重して今回の改正案を提出した、こういう説明でございますが、三治局長にお伺いいたしますが、昨年十月の鉱業審議会からの中間答申というものがどういう答申をしておるか、まず最初にそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明を伺いますと、鉱業が貿易自由化の影響を受けて、石炭の場合と同じような緊迫した状態にある、従って石炭の離職者……
○澁谷委員 ちょっとただいまの問題に関連をいたしまして、御質問をしたいと思います。 ただいま吉村君の質問にもございましたように、わが国の福祉国家の中軸をなすものは、言うまでもなく完全雇用の実現ということでございます。その完全雇用の実現にあたりまして、わが国の特殊性からいいまして、その一番中心問題になるのは、いわゆる潜在失業の問題であるわけでございます。その潜在失業のとらえ方が、もとより、ただいまの大臣の答弁にもありましたように、もともと潜在しておるものをつかまえようというものでございますから、問題の困難性は、これはもうお互いにわかっておるわけであります。しかしながら、困難ではございますけれど……
○澁谷委員長代理 五島虎雄君。
○澁谷委員 ……
○澁谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました失業保険法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨の説明を申し上げます。 修正案の原文は、お手元に配付されました文書によって御承知おきを願いたいと思います。朗読を省略いたします。 修正の要点は二つでございまして、一つは、昭和三十八年四月一日の施行日を、公布の日に改めるということでございます。第二点は、扶養加算制度に対する修正でございまして、炭鉱離職者で手帳の発給を受けた者の受ける就職促進手当、最高日額四百五十円の内ワクとして規定しております扶養加算手当を、その外ワクに改めんとするものでございます。皆さま方の御賛同をお……
○澁谷委員 私は、職業安定法及び緊急失業対策法の一部を改正する法律案に対しまして、若干の質疑を行ないたいと思います。 審議に入る前に、本法律案は去る二月二十三日に本委員会に付託になったのでありますが、中に統一地方選挙という事態があったのではございますけれども、約百日以上本委員会において付託されたままで審議に入れなかったという事態につきましては、本法律案に対する全国民の期待が非常に大きいわけでございまして、私どもは、付託された責任の重大さを考うるときに、まことに遺憾な事態であったと言わざるを得ないのでございます。 そこで内容に入りたいと思いますが、言うまでもなく、近代福祉国家の建設を考えまし……
○澁谷委員 私からも岩井さんに一、二点お伺いしたいと思いますが、岩井さんは、たしか内閣の雇用審議会の委員もやっておられると思いますから、この問題についての十分な御理解を持っておられると思うのでありますが、私はまず第一にお伺いいたしたい点は、この問題は、言うまでもなく突然として起こってきた問題ではないのでございまして、昭和二十四年、制度発足以来もう十三、四年たっておるわけでございますから、制度発足当時の社会経済情勢と、現在の社会経済情勢との間には非常に大きな変化があるということは、これは岩井さんもお認めになると思うのです。そういった中で、何とかしてこの現状を打破しなければならないという声は、これ……
○澁谷委員 動議を提出いたします。 理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。