このページでは高橋等衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(高橋等君) 法務省関係で、会計検査院の決算審査報告において不当事項として指摘されましたものは、過去三年間におきまして、証拠品として置いておりましたウイスキーを、百本余り不正持ち出しをしたということと、看守が四百万円ばかり領置金を横領したという二件でございます。こういうことがありましたことは、まことに遺憾に存じます。このような場合、事故を起こしました本人の責任を追及することはもとより当然のことでありますが、その監督の衝にあった上司の監督責任をただし、もって不正事項の粛正をはかることがきわめて肝要であると信じます。法務省におきましては、従来から右の方針のもとに、特に最も厳重に職責を追及……
○国務大臣(高橋等君) 現行の手形制度については検討を要する点がありますが、御提案の手形保険制度につきましては、種々の問題がございまして、適当ではないと考えます。
会社の下請企業者と従業員の利益を保護すべきことは、御指摘のとおりであります。これは会社更生法の運用面のみでなく、法制上の立場においても考究を要する問題があると考えられますので、現在関係省と打ち合わせ、検討を進めておる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 御指摘の下請企業関係の利益につきましては、運用上のみでなく、法制上にも考慮を要する点があると考えますので、先ほど申し上げましたように、現在関係省と打ち合わせ検討中でございます。……
○国務大臣(高橋等君) 精神障害者により残忍な犯罪があとを断たないことは、まことに遺憾にたえないところであります。その犯罪を未然に防止するためにいろいろと苦心をいたしておりますが、このことは単に治安当局に限らず、各関係機関、国民各層の協力により、保安上危険な精神障害者の早期発見、隔離、医療等の一貫した総合的施策が必要であります。今回の精神衛生法の改正はこの趣旨に沿ったものと考えます。 法務省におきましても、精神障害者対策を刑事政策上の重点目標の一つとして取り上げ、検察庁において、専門家による精神障害者の早期発見と事件処理の適正を期しており、また、矯正保護機関においても、精神障害者の隔離と治療……
○国務大臣(高橋等君) 会社更生法につきましては、関係省と打ち合わせの上、現在検討中でありますが、御指摘の下請代金を共益債権とすることにつきましては、ただいま大蔵大臣が申し述べましたようなわけでございまして、慎重に検討いたしたいと存じます。(拍手)
○高橋(等)国務大臣 このたびはからずも法務大臣に就任をいたすことになりまして、平素ごじっこんにあずかっておりまする皆さま方のたいへんな御後援のたまものであると感謝を申し上げております。特に法務委員会の皆さま方から見れば、たいへんこれからお世話になることと存じますが、何ぶんともによろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。
【次の発言】 ただいまお述べになりましたように、オリンピックの予選のために北鮮へ往来をするということにつきましては、法務当局としては、いろいろな角度から考えましたけれども、この際は認めないことに決定をいたしております。
○高橋(等)国務大臣 いろいろ御指摘になりました点につきましては、私も法務大臣に就任いたしましてから同じ感じを実は持っております。いろいろなむずかしい点もあるのでありますが、十分にこうしたことについて事務当局のほうへも検討いたすようにさせておりますし、必要な指示も与えておる次第であります。 それと委員会への出席でございますが、法務委員会へ最優先に出席をいたすことは当然のことと存ずるのであります。ただいままで当委員会から出席の要求がありまして、欠かしたことは一回も実はないのでございます。ただきょうは、イタリアの最高裁の長官がいま日本へ参っておりまして、法務大臣として正午から正式にこれを招待をい……
○高橋(等)国務大臣 ただいまお尋ねの警察官の人権侵犯関係の状況ですが、いろいろな方面からそうした指摘を受けておることもあります。十分にわれわれとしてはこれには注意を促しておるのでございますが、具体的な御質問に対しましては、刑事局長から答弁さすことをお許し願いたいと思います。
【次の発言】 刑事局長……。
【次の発言】 いろいろと問題になっておりますケースはありますが、ただいまちょうどその御質問があると思わなかったものですから、ここへ持ってきておりませんのです。宙には覚えておりません。
【次の発言】 先ほども申しますように、警察官による人権侵犯事件が訴えられ、また、その中には人権侵犯の事実あり……
○高橋(等)国務大臣 このケースは、職員として全くうれしい行為をやってくれたものと私は考えます。それらのいろいろなことで、実はまだ報告が上がっておりませんが、私としましても、十分好意のある扱いをしてみたい、こういう考えでおりますから、いずれもう少し検討をする時間をお与え願いたいと思います。
【次の発言】 全般的の問題としましては、関係省と十分打ち合わせをしてみたいと思います。
【次の発言】 法律できめられておりまするいわゆる事務充当検事、法務省の本省へ検事が勤務をいたします、それを法律で百三十三名まで認められていることは、御承知のとおりであります。そこで、検事をもって充てなければならないという……
○高橋(等)国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは、御承知のとおりであります。そこで裁判官及び検察官につきましても、一般の政府職員の給与の改定に伴ってその給与を改善する等の措置を講ずるため、この両法律案を提出した次第であります。 以下簡単に改正の要点……
○高橋(等)国務大臣 ただいまの御決議の趣旨につきましては、これを尊重いたしまして、極力実現の方向に努力いたすことといたします。
○高橋(等)国務大臣 ただいまお尋ねの大月事件は警察当局において現在捜査中の事件でございます。新聞等に伝えられておりますようなことがございますればまことに遺憾に存じまするが、せっかくのお尋ねですけれども、まだ検察官のほうへ送致になっておりません。したがって、事実を確認をいたしておりませんので、せっかくのお尋ねですが、その法的見解について私からただいま申し上げることは適当でないと思います。差し控えさせていただきたいと思います。
○高橋(等)国務大臣 日本共産党は破防法の運用上調査を要する団体である、裁判例でもこのような調査を合法と認めております。このたびの日本共産党の大会は、昭和三十六年に行なわれました第八回党大会以来の党活動を反省、検討いたしまして、日共のいわゆる反帝、反独占の反政府闘争を展開させるための具体的戦術を決定しようとするものであったのであります。このような反政府闘争の傾向を支持、助長すると認められまする外国共産党代表を参加をさせますことは、わが国の利益及び公安を害するおそれがあると考えましたから、ただいま御指摘の外国共産党員の日共大会への出席のための入国をやむを得ず許否をいたしたような次第であります。 ……
○高橋(等)国務大臣 綱紀の粛正につきましては多年にわたって努力を続けておるところでありますが、なお御指摘のような不正な事件があとを断たないということは、まことに遺憾に存じます。少なくとも政治に携わりあるいは地方行政に携わる人々が、清廉潔白なる態度でものに臨むということが根本のことでございます。しかし、汚職の問題につきましては、法務省の検察におきましても常時これを厳重に監視をいたし、捜査をいたしておる。そして、事実がありました場合は、法に照らしまして公正でしかも厳正な態度で臨んでおることは、御存じのとおりでございます。
【次の発言】 ただいま御指摘のものは、おそらく政治資金規正法によって届けら……
○高橋(等)国務大臣 ただいまお述べになりましたように、今朝未明まで法的地位について両国外相聞で政治折衝をいたしました。その結果、ただいま申し上げますような点が法的地位の範囲につきまして合意に達しました。 この大韓民国の国民の永住権の許可は、第一は、終戦以前から引き続き日本国に在住する者であること、第二は、その終戦以前から引き続き日本国に在住する者の直系卑属で終戦以後協定発効の五年以内に日本国で出生をいたしまして引き続いて在留をいたしておる者、それから、ただいま申し上げました人々の子であって協定発効の五年より後に日本国で出生をいたしまして引き続いて在留する者、以上の者に永住申請がありますれば……
○高橋(等)国務大臣 法務省設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案の改正点の第一は、法務省における定員規模の適正化をはかるため、法務省の職員の定員を改めようとする点であります。 法務省におきましては、法務省設置法第十三条の十七において、その職員の定員が定められているのでありますが、今回の改正は、これを、法務本省について九十八人増加しようとするものでありまして、右の人員は、すべて法務省における業務の運営の適正化をはかるための新規増員であります。なお、この増員は、法務局及び地方法務局における登記事務の増加に対処し、並びに少年院を新設するため真に必要やむ……
○高橋(等)国務大臣 法務行政は、御承知のように広範多岐にわたっておりまして、民事、刑事、矯正、保護、その他国民生活に深い関係を持っております法務に関する事項をつかさどっておるのであります。したがいまして、どの分野を重しとし、どの分野を軽しとするというわけにはまいりませんが、しかし、いまの法務行政上、当面の重点施策として考えてまいったところを申し上げてみたいと思います。 第一は、法の秩序を擁立するということでございます。申し上げるまでもなく、法の秩序を確立するということは、法治国家として国政の基本をなすものでございます。法務省としては、あらゆる分野にわたりまして、いろいろな施策を強力に推進し……
○高橋(等)国務大臣 最近の青少年、ことに少年の非行は、御指摘のように、逐年増加の傾向を示しております。警察で補導、検挙いたしました少年は、三十一年が九十万くらいでありましたのが、三十八年になりまして、大体約その二倍強にあたります二百万近い人が補導、検挙されておる。その中の百万人というものが検挙をされる、こういう状況になっております。そのうちのおもなものは、結局道路交通法違反事件が非常にふえております。三十八年度で約七十五万という数字に実はなっておるわけであります。この道交法違反がふえておるということが一つの原因でございますが、刑法犯だけを見ましても、おとなの犯罪は、御存じのように横ばいの状況……
○高橋(等)国務大臣 御指摘の点について私も同感でございまして、着任以来官房長を置くためにいろいろ検討いたしました。その結果、今年度の予算にあたりましては、官房長の、要求をいたすということで実は出発をいたした。いろいろと折衝をいたしますと、臨時行政調査会の答申で、官房長制度は総務局長制度に切りかえたほうがいいのではないかという意見が、実は出ております。政府としても、実はその線で検討を進めておるということがありましたために、またことしは機構の新設ということはできるだけ避けようという方針を内閣で立てておった関係もありますので、かたがた一年だけこれを見送ろう。それで、総務局長がもしできるならば同じよ……
○高橋(等)国務大臣 臨時司法制度調査会の答申は適当なものと考えまして処理をいたしておるのでございますが、まず、法律改正を要します問題については、すでに法律改正に着手をいたしております。しかし、その中でも各方面でまだ意見の調整をなさねばならないものがありますので、この国会でそうしたものが全部出せるというわけではございません。意見の調整をして出すべきものもございますが、まず、法律改正を要するものはこの国会で出す。例の司法試験の問題等につきましては、この国会でお願いしてまいりたいと思います。また、実行でこれをやれるもの、それは法律なしでそれぞれの分野におきましてやっていきたい。予算の上でもこれを反……
○高橋(等)政府委員 関係各省に対しまして、その省の所管する関係上、こうした祝日、祭日をふやすことにつきましてどういう支障があるかというような問題につきまして、意見があれば述べてくれ、こういうことで次官会議で話があったわけなんであります。紀元節を置くことがいいかどうかというような問題についての意見を述べろという意味ではない。私どもでは、手形の問題であるとかあるいは訴訟上のいろんな問題があるものですから、何か祝日をふやすことによってどういう支障があるのだろうということを検討したわけであります。
【次の発言】 詳しくは文書であったかどうかは聞いておりませんが、次官会議の席上、口頭で、次の次官会議に……
○高橋(等)国務大臣 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 政府におきましては、第一審の充実強化をはかりますための方策として、数年来逐次裁判官の定員を増加する等の措置をとってまいりましたが、裁判官の定員の増加は、先般内閣に対して述べられました臨時司法制度調査会の意見においても提案されているところであります。このたびは、その一環として、簡易裁判所における事件の審理及び裁判の適正迅速化をはかるため、簡易裁判所判事の員数を増加しようとするものでありますが、増加しようとする簡易裁判所判事の員数は、人員充足の見通し等を考慮した上、さしあたり十六人といたしており……
○高橋(等)国務大臣 訴訟費用等臨時措置法等の一部を改正する法律案についてその趣旨を説明いたします。改正の第一は、訴訟費用等臨時措置法の規定による執行吏の手数料及び書記料の額を増加しようとする点であります。 御承知のとおり、執行吏の手数料及び立てかえ金については、執達吏手数料規則にその規定があるのでありますが、現在、その額については、訴訟費用等臨時措置法の定めるところによることとなっております。現行の額は、昭和三十八年四月二十日から施行された同法の改正規定によって定められているものでありますが、その後の経済事情の推移等にかんがみますと、なお低きに失するものと考えられますので、このたび、一般の……
○高橋(等)国務大臣 裁判所のいろんな都合で配置転換とかなんとかいうことでやったのでしょうと思いますが、お説のとおり、そうしたことは筋を通したほうがいいように私は考えます。裁判所の所管のことで、私のほうからとやかくくちばしをいれられません。
【次の発言】 裁判所の予算が大蔵省と一致しない場合に、裁判所といたしまして財政法上の立場から独自の予算を国会に提出する権限がある。これは私よく存じております。政府といたしましては、なるべくそういうことが起こらないように、円満に予算が話し合いがつくように希望をいたすのでございます。筋はそういうことができるということで、あとは裁判所の判断にまかす以外にない、私……
○高橋(等)国務大臣 ただいまの決議につきましては、政府におきましても御趣旨に沿いまして十分なる努力をいたして、その実現を期したいと考えております。
【次の発言】 お答え申し上げます。執行吏の制度につきましては、長年の懸案といたしまして、本委員会におきましてもたびたびの御要望がございます。また法務省におきましても、その必要性を痛感いたしております。少し古い話ですが、昭和二十九年に法制審議会に対しまして、執行吏制度を改善する必要があるとすればその要項を示されたいという大臣としての諮問を発しまして、法制審議会の強制執行制度部会で審議を行ないました。結局、現行の執行吏制度を廃して、有給の国家公務員で……
○高橋(等)国務大臣 裁判所法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 改正の第一は、裁判所書記官補を廃止しようとする点であります。御承知のとおり、裁判所書記官補は、昭和二十四年七月一日から施行された裁判所法等の一部を改正する法律によって、新たに裁判所書記官が設けられたことに伴い、その事務を補助する職として設けられたものであります。なおその際、当時における裁判所書記官の不足に対処するため、当分の間、最高裁判所の定めるところにより、裁判所書記官補に裁判所書記官の職務を行なわせることができることとする措置がとられましたことも御承知のとおりであります。しかし、その後裁判所当局……
○高橋(等)国務大臣 一言ただいまの御発言で申し上げたいと思います。新聞等で報道をせられておりますることの出所につきましては、私は十分確かめておりません。法務省からばそうしたものは出ておらないように聞いております。ただ、いろいろな詳しい――実は新聞には申し上げませんが、政府が向こうへ示した非常に詳しい内容のようなものが出ておりますので、こんなものが出てはたいへんなのだが、どうなのだというて聞いてみますと、それは非常に不正確なものだ、昔のものを練り直して出ておるというようなものも最近あったわけでございます。 それはとにかくといたしまして、ただいま御発言の、衆議院における私の答弁が非常にぶっきら……
○高橋(等)国務大臣 先般山田長司委員から、国会の国政調査と検察権との関係に関する質問主意書が政府に出されました。公式閣議決定を経て答弁書を差し上げたはずでございます。その答弁書の中に、ただいま御指摘のような国政調査権と検察権との関係につきましては詳しく政府の意見を申し述べておるわけでございます。それをもう一度ここで念のために読み上げさせていただきます。 検察権は行政権の一部であるから、検察行政事務についてはもとより、検察事務についても、国政調査の対象となることは、質問のとおりであり、指摘にかかる犯罪の捜査及び起訴、不起訴の決定が検察事務に属することは、いうまでもない。 しかしながら、……
○高橋(等)国務大臣 刑法の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明いたします。 今次の刑法の一部を改正する法律案は、最近における交通事犯の実情等にかんがみ、刑法第四十五条後段の併合罪となる罪の範囲を禁錮以上の刑に処する確定裁判があった罪とその裁判確定前に犯された罪とに限ることとするとともに、同法第二百十一条の罪の法定刑に五年以下の懲役刑を加え、かつ、その禁錮刑の長期を現行法の三年から五年に引き上げようとするものであります。 まず、刑法第四十五条後段の改正についてでありますが、近時道路交通法違反事件は急激な増加を示しており、たとえば、昭和三十八年に全国第一審裁判所において有罪の告知を受……
○高橋(等)国務大臣 その記事は、私が十四日ですか、閣議後の記者会見をいたしまして、公式に発表いたしましたあとだったか前だったかに雑談的に実は話が出て話した内容が記事になっておるのであります。しかし、それは記事の経過でございまして、私が申したことは申したのでございます。それでただ、そうした雑談的に話しました関係上、私の真意が十分に新聞に伝わってない面も一部にはあるのでございます。それは森脇が逮捕せられたことによって政界に関係がないということがはっきりしたというくだりは、私はそうした表現でなしに話をしたつもりでおるのでありますが、とにかく雑談的な話であったので、私の真意が十分伝わらなかったという……
○高橋(等)国務大臣 お尋ねの判決の内容につきましては、私つまびらかにいたしておりません。政府委員から答弁をさせていただきます。
【次の発言】 最近におきまする公務員の汚職事件は、全国検察庁におけるこの種事件の受理及び起訴人員から見ますと、年度によって若干の増減はありますが、ここ数年来おおむね横ばいの状況にあります。その件数を申し上げますと、受理いたしました件数は、昭和三十六年二千五百五十五件、昭和三十七年千九百九十三件、昭和三十八年二千二十五件、三十九年は一月から六月までで九百三十六件であります。そのうち起訴をいたしました件数は、三十六年が五百九十八件、三十七年が四百七十八件、三十八年が四百……
○高橋(等)国務大臣 旅券を出すということで実は進んでおるのですが、まだ旅券は出ておりません。請求がありました場合はいつでも出すようにいたしておりますが、それを出しておらないということを申し上げておきます。
【次の発言】 出入国管理局長から答弁させます。
【次の発言】 仰せのとおり、外国船へ乗っております関係上、船員手帳というものが不適当だということは仰せのとおりであります。そこで、旅券に切りかえたいということで、一日も早く旅券の交付を申請するようにということをいたしたのでありますが、組合との間でこの点で話し合いがつかないために旅券の請求が出てまいらないということで、いまきょうの現状になって問……
○高橋(等)国務大臣 政府委員から答えさせます。
【次の発言】 ただいまお答えをしたとおりでございますが、ふえんして申し上げますと、勤労者の中には広い意味ではもちろん入ります。しかし、国家に奉仕する者としての制約を受ける、こういう考え方でやっておるわけでございます。
【次の発言】 ただいまお答えしたとおりに考えておるわけでございます。
【次の発言】 ただいま労働大臣が答えたとおりでございます。
【次の発言】 公安課のほうでそうした指示をいたしておるような事実はございません。
また、後段の御質問でございますが、同じような文章を使っておると申しますが、それは、そうした一つの型ができれば、その型を……
○高橋(等)国務大臣 これは、行き過ぎの報道でございます。ちょうど法務省でほかの問題で局長会議をいたしましたときに、一、二の人がこの問題について自由な意見を述べたことは事実でございます。しかし、法務省としまして、紀元節が適当であるかどうかというようなことを決定すべき立場でもなし、私も、そうした局長会議があることも知っておりません。全然ほかの問題で局長会議をやりました際に、そうした反対というのではなしに、もう少し慎重にやったらどうかというようなことを言った者が二人ほどいるそうでございます。それがいかにも法務省が反対であるというようなことをきめたというように誤り伝えられているというように御了承願い……
○高橋(等)国務大臣 簡単にお答えいたしますが、廖承志氏個人につきましては、入国をお断わりするような理由はございません。また現在伝えられておりまするような入国目的でございますれば、これはもちろん差しつかえないと思うのでありますが、具体的にそうしたことがきまりましたときに、あらためて検討さしていただきます。
【次の発言】 外国人の入国を認めるかどうかということは、国の利益を害するかどうかということが大きな基準になるわけでございます。彭真氏の場合は、個人につきましてはもちろん問題はなかったんでありますが、この委員会でも御答弁申し上げましたような、共産党大会へ出られる、この目的は日本の利益に反し、ま……
○高橋(等)国務大臣 私は、直接検事総長からいろいろこうした事情を承るということは、検事総長にいろいろな影響を与えることを必配いたしまして、直接検事総長から話を聞くことはいたしておりません。しかし、私の職責上、私を補佐いたします事務次官あるいは刑事局長からは、事件の推移につきまして必要な段階においていろいろと報告を受けておるのでございます。そうした報告より私は判断をいたしまして、こうした発言になったわけでございますが、あのときの空気は、実は公式の発表をいたしましたあとでこの話が出て、実は雑談的に話したものが取り上げられたようなわけでございます。したがいまして、私が申しましたことは大体伝わってお……
○高橋(等)国務大臣 昭和四十年度法務省所管予算の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。 昭和四十年度の予定経費要求額は、五百四十三億三千六百三十四万三千円であります。このほかに官庁営繕費として建設省所管予算中に一億八千九百十一万二千円が計上されております。前年度当初予算額四百九十四億一千二百九十万四千円に比して、法務省所管分は四十九億二千三百四十三万九千円の増額となっております。なお、前年度の補正後予算額に比して三十三億九千五百十万七千円の増額となっております。 増額分の内訳を大別して御説明いたしますと、第一に、人件費関係の四十九億五千四百九十九万一千円であります。これは、昨年実施……
○高橋(等)国務大臣 お答えいたします。 御指摘のとおり、最近また精神病者による犯罪が目立っております。これは最近ではございません。常に起こっておることで、最近ことにまた目立っておる。私は就任以来、この精神病あるいは精神薄弱者対策につきまして、法務省としても重点事項としていろいろ検討するようにということでやってまいった。今回とっております予算は、これは特殊のものでございまして、御指摘のように、検察陣あるいは更生保護のほうの関係なんかは予算が非常に少ない。ことに法務省としまして、これは厚生省なんかの分野のベッドをふやすとか、いろいろありますが、あるいは警察のほうで常時そうしたものをでき得る限り……
○高橋(等)国務大臣 先般村山委員からお尋ねのありました硫黄島における日本人労務者の出国につきまして、経過を御報告申し上げます。 いずれも総理府特別地域連絡会から、これは南方地域に渡航する者に対して発給する身分証明書に関する政令がありまして、この政令に基づきまして一般の身分証明書の発給をいたしております。そして立川の入国管理官より当該身分証明書に出国の承認を受け、正規に出国をしたものでございます。なお、最近の出国状況は、一月が十一名、二月が七名、いずれも硫黄島における滞在予定日数は六カ月でございます。要するに出たり入ったり常にいたしておるわけでございます。
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