坂本泰良 衆議院議員
30期国会発言一覧

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坂本泰良[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂本泰良衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

坂本泰良[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第14号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○坂本泰良君 ただいま趣旨説明のありました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表し、首相並びに関係所管大臣に対し、質疑をいたさんとするものであります。  説明の便宜上、現行法を現暴力法、改正案を新暴力法と略称いたします。  質疑の第一は、戦後特に労働運動、大衆運動に乱用され、国民大衆よりその廃止を叫ばれている現暴力法は、いまより四十年前、大正十五年四月十日成立した刑法の特別法でありますが、日本の現代史を振り返ってみると、この前後の世相は、今日の世相と思いあわせてきわめて重要な時期でありました。すなわち、大正十四年に普通選挙法が国会を通過し、長年にわたる普選運……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第10号(1965/11/10、30期、日本社会党)

○坂本泰良君 社会党を代表しまして、ただいまの石井法務大臣の不信任決議案に対する若干の質問を提案者にいたさんとするものであります。  法務大臣は法を守る破局の統率者であります。いやしくも不正不法に対しては断固としてこれに臨まなければならないのであります。私は、法務大臣がこの点について遺憾ながら無能、無責任である点を追及して、提案者の足らざる点を質問いたしたいと、かように存ずるのであります。  第一は、石井法務大臣は、不法、無効な日韓条約に賛成し、委員会におけるところの答弁はしどろもどろで、確実にできないのであります。どうしてできないかと申しますと、この条約が双方一致したところの合意に基づくもの……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第37号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○坂本泰良君 私は、日本社会党を代表し、ただいま提案せられました刑法の一部を改正する法律案に対し、若干の質疑をいたしたいと存じます。  本法案は刑法の一部改正でありますが、その内容は、いま趣旨説明にありましたとおり、刑法四十五条の確定裁判による併合罪関係の遮断を禁錮以上の刑の場合に限ろうという趣旨であります。この点についてはあまり問題はありません。もう一つは、刑法第二百十一条の業務上の過失致死傷罪につきまして、刑の強化、すなわち、五年以下の懲役刑を加えるとともに、現在の禁錮刑の長期三年以下を五年以下に引き上げることであります。  国民の人命に関する災害の問題は、陸上から海へ、さらには空から地下……

坂本泰良[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

坂本泰良[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 法務委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 まず裁判官の関係からお聞きしますけれども、裁判官に対しては判事は特号というのがあったわけですね。今度また特号を設けられるが、その関係はどうなっておりますか。その点をお聞きしたい。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますが、いま御説明の判事特号の十五条の関係者が従来何名ありましたか。それから今回の検事特号によってこれに該当する者が何名か、まずそれだけお伺いいたします。
【次の発言】 最高裁判所にお伺いしたいのですが、判事特号が今度設けられるわけですが、検察官のほうはいまわかりましたが、裁判官のほうで従来判事一、二、三、四号と、こうあるわけですが、この中から特号に該当する者は何名ぐらいの……

第45回国会 法務委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、大きく二つのことで質問したいと思います。一つは、いわゆる近江絹絲紡績株式会社の横領事件の告発問題について、はっきりその後の捜査の経過を承りたい。もう一つは、先般の機関車労働組合に対するところの公安官、警察当局の処置について、この二つについて質問したいと思います。  まず第一に、近江絹絲の横領の問題につきましては、刑事局長から告発の内容等の御報告を受けました。問題になりましたのは一億二千万円余の横領事件について、五千八百万の使途が明瞭になっていない。その点について被告発人の丹波氏らは、四十数名に政治献金をしている。四十数名の政治家を左右するから、こういう告発の問題は何でもない。……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 法務委員会 第2号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 十三ページの第三、刑務所作業費の増額でありますが、それが最終のところに昭和三十九年度法務省主管歳入予算額は七十三億九千五百十四万九千円ふえておる。罰金、過料と刑務所作業収入としてこうなっておるのですね。そこでこの刑務所の作業なんですが、ここにもありますように、機械工等の有用作業に転換するため機械器具の更新をする、こうありますね。そこで問題は、昨年こういう工場が機械化したので、大分の刑務所内でガソリン引火の事件がありました。工場が燃えたのです。そして、短期六カ月の自由刑の人で四カ月くらい過ぎて、あと二カ月くらいで出所するのが二名焼け死んだ。ガソリンの引火でまる焦げになって死んだ。その……

第46回国会 法務委員会 第3号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 昨年の八月二十八日の午後三時四十分ごろ、大分刑務所の金属工場が火災になりまして、新聞等は「ガソリン火を吹く」「受刑者六人が重傷、あっという間に火の海」こういう五段抜きの記中が出たわけなんですが、この刑務所で短期受刑の服役者が二人即死をしているわけです。これは実際上は即死しているけれども、それをそのまま病院に持ち込んで、病院で死んだことになっているかもわかりませんが、一般は即死と見ているわけです。その中には、わずか短期自由刑の六ヵ月、それが四ヵ月経過しまして、あと二ヵ月で出る。しかもその死亡者は、熊本県が一名と鹿児島県が一名ですが、熊本県の人は公務執行妨害ということで六ヵ月の刑であり……

第46回国会 法務委員会 第8号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 今回の刑事補償法の改正は、その内容の特徴として金額の増額の点が主であるようでございますが、大臣のおいでを願いまして御所見を一、二お伺いいたしたいのであります。  それは御存じのように刑事補償というものは、憲法第四十条の人身の自由の保障が基本となりまして、冤罪者の救済のためにできたのでありますが、昭和二十四年に新憲法に基づきまして刑事補償法の大改正が行なわれておるわけであります。そこで、その際の刑事補償の本質について述べられておることは、速記録によりますと、「刑事補償の本質について簡単に申し述べておきたい」ということで、「この問題は、刑事補償が国家賠償とその本質を異にするかどうかとい……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、日本社会党)【議会役職】

○坂本委員長代理 本日の議事はこの程度にとどめます。  次会は明六日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十一分散会

第46回国会 法務委員会 第11号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、先般来からお聞きしておりました近江絹絲の横領事件の問題について、政治献金についてなかなかこの捜査が進まないので、去る二月二十九日に社会党では調査団をつくりまして大阪に出かけたわけであります。そうして大阪地方検察庁並びに大阪府警の本部をたずねまして、いろいろとその捜査の進展等についてお聞きしたわけであります。まず第一に、大阪地方検察庁におきましては、正室におきまして井嶋検事正、それから次席検事、卜部特別捜査部長の三名の方の一緒なところでその捜査の進展についてお伺いしたわけでありますが、その要点は、卜部特捜部長からの説明によりますと、一億二千万余の横領の問題について、六千二百万……

第46回国会 法務委員会 第17号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 先般来、刑法の一部改正、いわゆる身のしろ金、営利の目的をもってというこの刑法を改正する、改正するというのは、新しい条文を設けることになるわけです。そこで私は、日本刑法の根本問題について大臣にお伺いをいたしたいのであります。  御承知のように、日本刑法はいわゆる目的刑主義であり、主観主義の刑法で教育刑主義であるわけであります。したがって、その根拠に基づいて日本刑法を見ますると、その特色は、いわゆる牧野博士その他が言われておりますように、法定刑の幅が非常に広い。それは第一には裁判官の、具体的刑事犯につきまして、裁判をするにあたって、そのいろいろの客観的の関係が違いますから、量刑の点につ……

第46回国会 法務委員会 第20号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行について。この下級裁判所の問題は重要な問題で、われわれもいまの簡易裁判所の開庁をしておっても事件があるかないか、これを臨時司法制度調査会というわけにもいきませんから、これはやはりもう少し慎重に審議したいと思いますから、簡易裁判所の実際の運用についての資料を、横山委員からは十一の未開庁のところをあげられましたけれども、そのほかに開庁しておってもほとんど事件のないような場合もあるし、あるいはまた、簡易裁判所をまたもう一つ分離しなければならぬというような事件の多いところもあると思いますから、そういう点についての資料をこの次までに出してもらうことにして、それからなお、いまの少年の教……

第46回国会 法務委員会 第22号(1964/04/03、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、目下再審の申し立て中でありまする免田栄という死刑囚の問題につきまして、重要な証拠物件がなくなっておりますから、その証拠物件の返還請求の訴訟を東京地方裁判所に提出いたしまして、その訴状が受理せられまして、来たる四月十日午後一時から東京地方裁判所民事第十三号法廷で第一回の口頭弁論が開始せられることになっておるわけであります。そこで重要な証拠物件に関することでございますから、この免田栄が原告本人として四月十日の口頭弁論期日に出頭さしてもらいたいという法務大臣あての陳情請願が出ておりますから、それに関連いたしまして二、三お聞きいたしたいのであります。  この免田栄の再審の事件は、熊本……

第46回国会 法務委員会 第24号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 重複を避けて二、三御質問いたします。  先ほど簡易裁判所の判事についての資格の問題ですか、特任判事の任用につきましては、先ほど説明があったわけですが、そこでこの多数の特任判事に対して裁判所は研修を行なっておると思うのですが、その研修の内容、方法等についてお聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、この特任判事の研修は、最初入ったときだけで、その後はやらないのですか。
【次の発言】 そこでこの待遇の問題ですが、一般判事と実質上だいぶ違っているようですが、基準か何か定めてそれをやっておられるかどうか、その点伺います。
【次の発言】 そこで大臣もおられますからお聞きしたいのですが、本……

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は裁判所の職員組合、いわゆる全司法に関連した問題で若干お尋ねいたしたいと思います。  前橋地方裁判所の管轄であります全司法の高崎支部におきまして、組合の情宣その他組合員に通達する掲示板を裁判所内に特設をいたしまして、十年来組合の掲示はそこで組合が自主的に管理してやっていたわけですが、それに対して昭和三十七年の九月、当時の奥野前橋地方裁判所所長が、突然、文書図画等の掲示についてという通達を出された。その通達は、裁判所当局において掲示板をつくって、組合の文書等は、個人、団体を問わず、所長が内容を検閲してから掲示を許可する、こういう内容のものであります。そこでこれに対しまして組合側は、……

第46回国会 法務委員会 第26号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 各派を代表いたしまして、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議を提出いたします。その趣旨弁明を申し上げます。まずその案文を朗読いたします。    下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、簡易裁判所のうち未開庁のまま十数年放置されているものが十数ケ所も存在していることは極めて不合理である。   よつて、政府並びに最高裁判所当局は当該箇所について再検討を行ない、開庁を必要とするもの、又は、当面開庁を必要としないものを区分し、すみやかに、これらの法的措置並びに予算措置を行ない、もつて簡易裁判所運営の……

第46回国会 法務委員会 第27号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 前会政府の治安立法、治安政策等について大臣の所見を承ったわけですが、まだいろいろございますが、それはまた次に譲りまして、本日は現暴力法、いわゆる改正法案で強化されようとしておりまする現行暴力法が大正十五年に法律としてできまして、その後戦前、戦後、現在まで労働運動、あるいは大衆運動に使われておりまするから、その点についてただしたいと思います。と申しますのは、今度の法律の改正は、もちろん現行法一条に対して二項を独立の項とし、さらに銃砲刀剣等の加わったものでありまするが、その改正によって現行法と一体となりまして、なお今後労働運動、あるいは大衆運動の弾圧に使われる危険性があるわけであります……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま討論に付されました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案並びに民社党提出の修正案に対しまして、討論をいたしたいと存じます。  まず、結論を申し上げますと、原案並びに民社党修正案ともに反対であります。以下、その趣旨を申し述べますが、第一に序論を簡単に申し上げ、第二に本法案の政治的意図、第三に本法案の内容、第四に民社党修正案に対する反論、最後に社会党の暴力団対策について一言いたしたいと存じます。  本改正案は、戦時特に労働運動、社会運動に乱用され、国民大衆よりその廃止を叫ばれている現暴力法に対するきわめて重大な改正でありますから、……

第46回国会 法務委員会 第33号(1964/05/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 第八条の関係ですが、この提案理由に、「第四に、外国法の適用がわが国の公の秩序に反する場合には、それを適用しないこととしております。」この関係でございます。第八条の公の秩序を理由とする外国法の適用排除に関する規定ですが、もちろんこの規定は、「公の秩序に反するというのは、わが国が維持しようとする私法的社会秩序が破壊される場合をいうのであって、」こういうふうにあるわけですが、「そのような場合が実際に生ずることはほとんどないと思われる。」と書いてはありますが、やはりこういう規定がある以上、どういう場合が考えられるかその点お聞きしておきたいと思います。

第46回国会 法務委員会 第35号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 最高裁判所の横田長官が九州地方の裁判所巡視中に、去る八日佐賀地方裁判所、家庭裁判所を視察したあと発言されたことが九日の読売新聞に出ております。それは「違憲判決慎重に横田長官下級審審理に望む」という見出しで出ておるわけですが、大体四項目にわたって出ているわけです。そのうちの一つの発言について非常に妥当を欠くと思うわけです。それは「一、最近下級審で違憲判決を下すことが多いが、三権分立の立場上あくまで例外的なことで違憲、合憲の判断には慎重を期してほしい。一、帝銀事件を扱った映画が各地で上映されているが、興味本位なもので、しかも判決とは違う印象を与えると聞いている。学問的に裁判を批判するの……

第46回国会 法務委員会 第39号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○坂本委員 委員長、ちょっといまの議事進行に関して……。  この問題は、答弁書にこだわらずに、人権の問題ですから一応事実その他について報告を願って、それから質疑をしたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 関連して。建設省のほうはまたあとであれしますけれども、法務省のほうは、昨年八月三十二日の申告でしょう。一番暑いときです。そしていま石田さんがおっしゃったように、暑いときにかやを張って、そしてなお口にタオルをはめておかなければ寝れない。そこで私、お聞きしたいのは、金網を取りつけるとか、それを改良しただけで、本年もまた継続しておる。昨年はもう三十八年度きりにして、ほかに場所を移す、それ……

第46回国会 法務委員会 第40号(1964/06/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと委員長。この拘置所からの報告と回生病院の医者からの報告を見ておりますと、これはほんの形式上のことなんです。そこでいま神近委員の御質問によって調査を願うについて一、二お尋ね申し上げておきたい。  第一は、この五月十四日の入所当時は健康な青木さんが、急に十六日に腹痛を起こして病気になって、そして十九日に死んでおりますから、短期間に死んだということについての疑問が第一。  それから、さっきから質問がありましたけれども、このように変死をした者に対する処置について、なお調査してもらいたいのは、監獄法によりますと、拘置所から別な病院に入院しました際は、大臣報告と家族に通知をするという手……

第46回国会 法務委員会 第49号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 いまのに関連して。仮出獄の問題で、法律上は三分の一を経過して優秀で出獄させてもいいという場合は出すということになっているのですね。ところが、実際はなかなか三分の一では出さないのです。半分くらいつとめねばいかぬ、実際は実行されていないのですが、そういう点はどういうわけですか。
【次の発言】 そこで問題があるのですよ。どんなに成績がよくても刑務所長が出さなければいかぬでしょう。刑務所長から出しても、今度は更正保護委員会、ここでまたぐずぐずして非常に法の運用を遅延させ、目的を達していない場合がある。それから短期の場合ですね、六カ月というような短い場合はほとんどやっていないのです。大分の刑……

第46回国会 法務委員会 第50号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 時間がおくれましたから簡単に若干質問をいたしたいと思います。  それは先般、今月一日の委員会におきまして、学生会館の問題につきまして九月の三日、四日、十四日に学徒援護会とあすこの中に入っておる寮生の自治会との間に交渉が持たれて、その交渉の結果逮捕者を出す。そしてそれが現在は三名起訴されておる。こういう不詳事ができておるわけです。しかしながら、そういう問題がどうして発生したかということにつきまして、前会は警察庁並びに法務省の関係の方であります。現在の学生寮を移転する、それに関係する問題であるから、いわゆる民事的の交渉、その民事的な交渉に警察官が発動しておる。われわれの経験によれば、相……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 法務委員会 第1号(1964/11/27、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は横山委員の発言に関連しまして二つだけ要望しておきたいのは、一つは八王子警察におけるスパイ強要事件であります。この点は、警察手帳強奪問題をでっち上げて重大なスパイ強要についての問題が隠されようとしております。この点についての究明をしたい。  もう一つは、横須賀における原潜寄港の際のデモに対して警察官の職権乱用の事犯があるのでありまして、これに対しましては、最高検察庁は警察官の行為に対してやはり積極的に捜査を開始すべきだ、こういうことを社会党の決議に基づきまして要望しておるわけです。そういう点についてどう処置をされておるか。これは緊急の問題でありますから、次の委員会でぜひひとつ質問……

第47回国会 法務委員会 第4号(1964/12/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党を、お許しを得て代表いたしまして、附帯決議案を提出いたしたいと思います。  案文を読み上げます。   裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案    検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   裁判官および検察官の職務とその責任の特殊性にかんがみ、政府は、裁判官および検察官の給与制度については、臨時司法制度調査会の意見を尊重し、その優遇策の樹立と速やかな実施について、格段の努力を致すべきである。   右決議する。  以上であります。

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 近江絹糸元代表取締役丹波秀伯氏の政治献金問題は、先般池田内閣の退陣が予想されたときになって突如として不起訴処分にされたのでありますが、この問題は、近江絹糸の丹波秀伯氏が一億二千万円を横領した、この大阪地検に対する告発が、その取り調べの結果、五千数百万円の政治献金をした、こういうことでありますから、この政治献金問題は、それは重大な問題であるというので、日本社会党の綱紀粛正特別委員会が二カ年にわたって調査して、その真相の究明に最大の努力を傾けてきた事件であります。その目的は、近時選挙の費用もばく大な額に達し、これが調達のため政党及び政治家と財閥とのくされ縁が生じ、上は政党の総裁の選挙か……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 決算委員会 第19号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 ただいま秘密会におきまして田中委員がここに資料を出された。それは私たちも弁護士でありますからよくわかっておりますが、一見してこれは政治資金を集めたものである。さらにそれは背任横領並びに脱税、こういうのに関連しておると思うのです。これは刑事課長、よくいまごらんになったと思うのですが、これはやはり徹底的に刑事上の捜査を進めてやらなければならぬ、こういうふうに考えますが、刑事課長の御決意を承っておきたい。
【次の発言】 国会の決算委員会で出されたものであり、ここに政府委員として出られた刑事課長がおられる以上は、告訴告発をまつまでもなく、それぞれの捜査機関いわゆる地検その他それぞれの機関に……

第48回国会 災害対策特別委員会 第12号(1965/07/09、30期、日本社会党)

○坂本委員 大久保君から質問がありましたから、重複を避けまして、しかしながら、重要な点を若干質問申し上げ、さらに意見を承り、適切な処置を要望したいと思います。  第一は、この集中豪雨その他の被害は気象によることが非常に多いと思います。その気象も、気象本庁もりっぱなのができまして、相当科学的にやっておられると思いますが、この報告を見ますと、「熊本県を中心とした大雨は、六月三十日に始まった。この雨は南方からの湿潤な気流の流入」「その後、連日大雨が降り」云々とありまして、さらに「梅雨前線が九州を横断しており、東支那海から低気圧が進行してきて九州を通り抜けたため、熊木県では短時間に強い雨が降った。」こ……

第48回国会 法務委員会 第6号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は白鳥事件で有罪で実刑に服しております村上国治の母親、本人は八十二歳でありますが、病気になっておりますから、数日でもよろしいから刑務所から出していただいて、一目でも面会だけさしていただきたい、こういう問題が昨年来起こりまして、いろいろ検察庁並びに関係当局に対してお願いをしているわけでありますが、まだその許可がないわけであります。願わくは許可の御配慮をお願いしたい、そういうことを含めまして若干御質問を申し上げたいと思います。  白鳥事件というのは御存じのとおりでございますが、首謀者である村上国治は一昨年の十月、最高裁判所におきまして懲役二十年という長期の刑が確定をいたしまして、現……

第48回国会 法務委員会 第12号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 執行吏に関する問題について若干お伺いいたしたいと思います。  先般も参考人の意見等の陳述がありまして、執行吏の収入についてもいろいろ検討せられておると思いますが、非常に執行吏の収入については全国まちまちじゃないかと思うわけです。たとえば北海道の執行吏、東京、大阪等の執行吏、九州の執行吏というように、非常に収入がまちまちであり、ことにいなかの地方裁判所支部におきましては、事件がないせいもありましょうが、一週間に一回執行吏が出張しまして、その執行に従事するので、非常に権利の執行について遅延がある、こういうふうに考えられます。それはやはり執行吏の収入の問題が影響しておるんじゃないか、こう……

第48回国会 法務委員会 第17号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○坂本委員 裁判所法の改正の問題では、書記官の今後の問題等についていろいろございますが、これは同僚委員から質問もあっておりますから、本日は私は改正の第二、最高裁判所庁舎新営審議会設置の問題について若干お聞きしたいと思います。  提案理由の説明書によりますと、「その庁舎は、わが国司法の象徴ともなるべきものである」こう書いてあります。司法の象徴とはどういうものか、お伺いしたい。
【次の発言】 そのりっぱという意味があんまり抽象的だと思うのです。象徴なんていうことは、現憲法が施行されるとき初めて、天皇は国民の象徴ということが出ておると思うのです。そのほかに法律上の文句として出ているのは、私、寡聞にし……

第48回国会 法務委員会 第18号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は御病気の大臣の御出席を願ったわけですが、私の質問は社会党の綱紀粛正委員会で取り上げました近江絹糸の案件でございますが、これをなぜわれわれが重要視しておるかといいますのは、近江絹糸の元社長であります丹波秀伯氏が、一億二千万円のうち六千五百万円についての使途が弁明ができない、それがゆえにこれは政治献金をしたんだ、こういうことを述べておる。その点に関しまして、政治献金といえば、これは与党、野党を問わず、政治家の潔癖の問題、また国民の代表として国政に参与するにつきましては、巷間政治献金の問題が叫ばれておりますが、そのようなことは、やはり議員としてこれをはっきりしておかなければならない……

第48回国会 法務委員会 第19号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、ただいま議題となりました経済関係罰則の整備に関する法律を廃止する法律案に対しまして、本日は資料の要求だけをいたしておきます。  経済関係罰則の整備に関する法律違反関係統計資料というのが出ておりますが、それの一番最後の「3昭和三十五年一月一日から同三十九年十二月三十一日までの間に起訴された事件の裁判結果等」とあります。この(1)の起訴人員七十四人になっておりますこの起訴状。それから(2)、(3)の関係でありますが、起訴人員のうち裁判確定人員が三十四名、有罪確定人員が三十三名になっておりますが、これの判決。  それから4の「昭和三十九年十二月三十一日現在における裁判係属状況」のう……

第48回国会 法務委員会 第22号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 時間がございませんから、最初に吉川参考人にお伺いいたしたいと思いますが、いま問題になっております――各参考人の御意見もございましたし、先生の御意見もございましたが、業務上と非業務上の過失犯を区別しているこの根拠と、それに対する先生のお考えを承っておきたいと思います。
【次の発言】 片岡参考人にお聞きしたいのですが、先ほどの中央大会、地方等においても、悪質な運転者は厳罰にする、その意味で改正案に賛成だ、それから免許制度を厳重にする、こういうようなことがありましたが、これに対する対策はわれわれはいまなかなか微弱じゃないかと思うのですが、これに対する御意見をお伺いしたいと思います。

第48回国会 法務委員会 第23号(1965/04/23、30期、日本社会党)

○坂本委員 刑事局長は……。
【次の発言】 私は山陽特殊鋼株式会社の問題について若干お尋ねしたいと思うのですが、実は山陽鋼の事件は、この会社に働いておる方々並びに下請関係等に非常な問題がございまして、会社更生法の申し立てをいたしておるわけであります。しかしながら、現在の会社更生法の規定の不備な点もたくさんございまして、ただ借金をし、倒産しかけた会社の経営者のみを保護するようなふうにも考えられます。したがって、下請会社とか働いておる職員、それから労働者の方々についての問題、特に社内預金の問題等につきましては、この会社更生法の適用を受けて更生会社になりましても、その保護が非常に十分でない。こういう……

第48回国会 法務委員会 第26号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○坂本委員 刑法の一部改正法律案に対する逐条説明書を読みますると、二百十一条のところの最後のほうに、「すでに公表されている改正刑法準備草案は、第二百八十四条において、業務上過失致死傷及び重過失致死傷の罪に対する自由刑として、今回の改正法律案と同様「五年以下の懲役もしくは禁錮」を規定している」。刑法準備草案を引用してありますが、この改正刑法準備草案を見ますと、全般的に法定刑が重くなっているんじゃないか、こういうふうに考えられますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 私も、ここにいま持ってはおりますが、どれがどうということは、時間の関係もありますから申しませんが、一般的に重くなっている……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○坂本委員 私も、いろいろ資料をもらっております点については次会に譲りたいですが、まず第一に、提案理由の説明を見ますと、ただいまの横山委員の根本問題の点に関連するかと思いますが、最初に、「この法律案は、最近の経済事情等にかんがみ、経済関係罰則の整備に関する法律を廃止しようとするものであります」こうある。「経済事情等にかんがみ、」こういうことがありますし、その裏には、「戦後における経済情勢及び社会情勢の激変に伴い、」こういうようにありますし、なお二枚目の最初に「わが国の経済情勢及び社会情勢は、」云々、こういうことがありますが、この経済事情こういう点について、法務当局はいかなるお考えを持っておられ……

第48回国会 法務委員会 第29号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○坂本委員 大体横山委員から質問がありましたが、私も若干質問をいたしたいと思います。  ただいまの結論では、この法案に賛成だ、こういうお話でございますが、お立場上そのとおりだと思うわけであります。ただ私たちがこの法の審議について考えますことは、ただいま刑事課長も御説明がありましたように、一般の市中銀行がこれからはずれましたのは昭和三十八年の七月なんです。これは金融緊急措置令に規定する金融機関というもので、実はこれは法務委員会にはかかっていないと思うのです。他の大蔵委員会のほうにこの金融緊急措置令というのがかかりまして、これが通過いたしましたから、そのほうの結果として別表乙号の二十四が削除になっ……

第48回国会 法務委員会 第32号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 吹原の関係で若干お聞きしたいのですが、お茶の出がらしみたいになるかもわかりませんが、しかし、法務委員会として、法律的にも、政治的にもぜひ確かめておきたい、こういう関係から若干御質問いたしたいと思います。  それは、昨夜予算委員会におきまして傍聴したのでありますが、横路委員の質問の際に、高橋法務大臣の発言について質問がありました。それに対しては総理大臣から、そういう発言をするというのはどうかというような答弁があったようで、それでおさまったのですが、ここでひとつお聞きしておきたいのは、この高橋法務大臣の発言によりますと、この発言は、事務次官、刑事局長からの報告のもとに自分がやったのであ……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○坂本委員 最後になりましたが、若干質問申し上げたいと思います。  今回の集中豪雨については、熊本県だけではなく、島根、広島県等々前古未曽有と申しますか、非常な災害がありまして、一番問題の激甚地災害措置の適用等につきましては、すでに与党自民党並びに社会党の間においても政府に建議して、その実行の運びになっておるということで、私は、必ずわれわれの満足するような措置がとられるものだ、こういうふうに考えまして、この点についての御質問はやめることにいたします。  そこで私は、熊本県においては今度の六月の集中豪雨に際しましては、菊池川、白川、緑川、さらに水無川、氷川、球磨川、こういった県下全域にわたってお……

第49回国会 災害対策特別委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 けさほど本委員会において、熊本県は、被害の最も多い鹿児島と御一緒に、当委員会を通じて関係各官庁に実際の現地のありのままを陳情されました。よく御承知のことと存じますから、ぜひひとつその陳情の趣旨に従って善処方をまず先に御要望申し上げておきたいと存じます。今度の災害は、六月から七月にかけての集中豪雨と異なりまして、人命その他家屋の被害が非常に多いのであります。道路、橋梁、河川等々の公共物の被害は少なくて、人命の被害が非常に大きかった。そういう点にかんがみまして、若干御質問を申し上げ、御所見を承っておきたいと存じます。  私の持っております資料によりますと、熊本県におきましては、死者、行……

第49回国会 法務委員会 第2号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は今回の参議院議員選挙に際しまして、選挙違反が続出しているのをまことに遺憾とするものであります。一番いま問題になっておりまするのは、専売公社関係の小林章氏の関係、これは官権候補といわれています。もう一つは全共連と申しまして、全国共済農協連合会の会長であり、立候補いたしました岡村氏の関係、これは金権候補だ、こういわれておるわけです。その他これに類する選挙違反は多数あると存じますが、この二つの選挙違反につきましてがいま非常に問題になっておりますから、まずこの二つの選挙違反に焦点をしぼりまして所見をお伺いしたいと思います。  その第一は、選挙違反と申しますと、公職選挙法違反に対する事実……

第49回国会 法務委員会 第4号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 まず最初に、刑事局長に、これはお願いになると思いますが、先般大阪地検の田辺検事正についての投書と申しますか、こういうのが法務委員会の各法務委員に郵送されてきたわけなんです。これに対しまして、この処置に対して一昨日の当法務委員会の理事会におきまして、専門室のほうで調査をして、そうして本日の理事会に報告を願う、こういうことに決定をいたしまして、本日、もちろん昨日一日をおいた二日目でございますから、期日の点等もありましたが、ごく概略的な御報告を受けたわけであります。それによりますと、その調査については法務省のほうにも御協力を願うし、専門室のほうでも今後お調べを願う、こういうことになったの……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 法務委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。裁判の問題ですが、最初は労働組合が仮処分なんか出す場合は、組合長とか代理者でやっていた。それを裁判所のほうで文句を言って、これは各組合個々に委任状を出してやらなければだめだ、そういうふうにやってきて、その当時は、仮処分あるいはその他刑事の問題等もあると思うのですが、最初は組合としてやる場合は、組合長が代表で仮処分の申し立てなんかやっていた。それを数年前と思うのですが、これは確実な資料を私調べて、確実にあらためて質問したいと思うのですが、その労働組合のそういう正しい主張を打ち切るために、させないために、今度は千人なり二千人なりの各組合員の委任状がなければだめだという……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○坂本委員 警察庁がまだ来ておりません。横山委員の質疑は警察庁のほうが来なくてもいいそうですから、そちらを先にやっていただきます。
【次の発言】 当法務委員会におきましては、一昨年暴力法の改正がありましてから、一昨年は近畿、北海道方面の調査をいたしました。昨年は九月十九日から九月二十三日までにわたりまして九州福岡、長崎、これを重点にしまして休会中の調査をいたしました。  その第一は、暴力事犯、青少年犯罪の実態調査と、その他裁判所、法務省関係の施設整備状況その他、現地の要望事項等を目的といたしまして調査をいたしたわけであります。その際に、福岡におきましては福岡地方検察庁、福岡県警本部、長崎におき……

第51回国会 法務委員会 第8号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっといまのに関連して。  いろいろの問題があると思うけれども、時間がないから一つだけ私はお聞きしておきたいのは、山田委員が申されたのは、根本的の問題もあるけれども、まず運用の問題で、検察庁で一年あるいは二年かかって調べて不起訴に決定した。それに対して今度は告訴人が審査会の申し立てをした。その際に、検察審査会でわずか六カ月の委員の期間で、はたして検察庁が調べた程度あるいはそれ以上の調べをして起訴すべきか、この不起訴にしたのは不都合かというような結論を出すことは不可能ではないか。特に全然法律の知識のないような、もちろん助言者はあるでしょうが、六カ月、六カ月でかわったら、引き継ぐにし……

第51回国会 法務委員会 第11号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、先般来早稲田大学の紛争がありまして、その紛争についてはいろいろな問題が内蔵しておると思います。ただ私は、大量の学生が検挙され、また今回若い学生が非常に危惧の念を持っておる、こういう関係でございますから、本日は早大の紛争についての取り締まり並びに刑事問題として取り扱っておられるようでありますが、そのことについて、法務大臣、警察庁長官に特においでを願いまして、これは今後の収拾の問題についても、特に学問の自由に対する、また若い学生に対する非常に重大な問題でありますから、今後の方針等も承り、若干御質問を申し上げたいと存じます。  新聞あるいは週刊雑誌、すべての週刊雑誌が、このころのは……

第51回国会 法務委員会 第12号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○坂本委員 ただいま委員長から申されました三つの件は、いずれも裁判に関することでございまして、そのことのいかんは裁判を受ける国民の、刑事並びに民事に重大な関係があることと思います。特に裁判所法及び裁判所職員定員法の一部を改正する法律案、これは先日石井法務大臣の提案理由説明を承ったのでありますが、その中に、近年工業所有権に関する事件、租税に関する事件、その受理件数が相当多数にのぼって、その審理期間も他の一般事件に比して著しく長期化している、こういう実情にある、すなわち、そのような訴訟の適正迅速化をはかるためのこの裁判所法の改正である、こういうふうに承ったわけであります。  そこで、本日私が質問い……

第51回国会 法務委員会 第14号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○坂本委員 いまのに関連して。どうも法制局の考え方はどうかと思うのですね。憲法に規定がある。憲法に規定があるから、それに基づいて、直接国民に関連するのは、法律あるいはその他の条例でもいいでしょうが、規定してなければ結論が出ないという、これはそういうものじゃないと思うのですがね。そこで、細迫委員からも質問がありましたように、実際の問題がいま発生しておる。その実際の問題について判断をする場合は、これはやはり民法の公序良俗のあの規定の問題が出てきて、だからそれで無効だ、そういう判断は法制局はできないものですか。  また、労働省のほうは、ただまだ疑問でわかりませんというのでなくて、やはり実際国民に、い……

第51回国会 法務委員会 第15号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、まず最高裁判所の地位、職務、権限等についてお伺いしたいと思いますが、御存じのように、終戦後の日本におきましては、戦前における行政権に対するいわゆる司法権の独立に遺憾な点があり、それが重大な日本の敗戦を導き、さらに国民に対する誤まった裁判等が行なわれたのでありますから、それを是正するために一大改革が行なわれたのであります。したがって、最高裁判所は法務省から独立して法案その他の検討はありますが、いろいろ二つに分かれるについては権限の問題等もあったようでありますが、とにかく最高裁判所が発足をいたしまして、最高裁判所裁判官並びに長官、裁判官会議、その他司法研修所、裁判所書記官研修所、……

第51回国会 法務委員会 第17号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 ちょっと関連して。弁護士から最高裁の裁判官になるという点について十分考慮してあるようですが、弁護士から裁判官、検事になるという道が開かれており、また裁判所その他も要望しておるのですが、なかなか弁護士から裁判官になり手がないですね。そこでこの臨時司法制度調査会の答申というのは、最高裁判所の裁判官も含むけれども、下級裁判所の裁判官について、弁護士から裁判官になった場合に、退職金の問題があるからなり手がないのじゃないかというようなことで、その点も考慮しなきゃならぬというので、いま横山委員の読まれた答申になってきておるのだろうと思うのです。ですから、この最高裁判所の裁判官の退職金特例法を考……

第51回国会 法務委員会 第22号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○坂本委員 議事進行。隣に局長来ているそうだよ。ここへ来ないのはけしからぬ。下っぱばかりよこして……。

第51回国会 法務委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 質疑に入ります前に資料の問題でちょっとお聞きしたいのですが、大部の資料が準備してございますが、一番肝心の法制審議会の商法部会の審議録が出ておりませんで、法制審議会の決定が二つ出ております。昭和三十九年二月十七日の法制審議会の決定と、それから昭和四十年二月二十五日の法制審議会の決定でありまして、この点問題の商法の一部改正、特にこれは会社法の重要な改正と思いますが、これについては商法部会で鈴木竹雄氏が委員長で、相当慎重に審議が行なわれておる、こう思うわけですが、その審議録をぜひ見たいわけです。そうでないと、ただ商法部会から審議会の総会に持ち出されて、その決定がここにただ羅列的にあがって……

第51回国会 法務委員会 第26号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○坂本委員 この問題については私も通告をして、まだほかにたくさんあるわけであります。しかもいまの刑事局長の不起訴の理由については、まだ足らない点があると思う。これは速記録をよく調べて、われわれも法律専門家ですから、ごまかされはしませんよ。だから、この点は検事正をぜひ参考人に呼んで、この委員会で調べなければ、永久に禍根を残すものだと思う。こういう八百万円の金が選挙のいわゆる事前運動の期間内に行なわれている。それを証拠不十分というので不起訴にするということは、日本の検察庁に対する信頼感が非常に薄らいだと思う。また、この不起訴の理由を聞きますと、いかにも塚田その他四十数名を不起訴にするための擁護の理……

第51回国会 法務委員会 第27号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 昨年来、小野田セメント会社におきまして、希望退職、大量の首切りということが実施されておりますが、これに関連いたしまして従業員の方が三名自殺をされた、こういう事件が発生いたしておりますから、これについて若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、この小野田セメント会社の整理と申しますか、希望退職、首切りについての労働省の御答弁を願いたいのです。
【次の発言】 そこで、人権擁護局長にお願いいたしたいのですが、西村市太郎、磯村筆雄、三縄豊子、この三名の方が自殺されておるのですが、この自殺について御調査いただいたか、その点について御報告をお願いいたしたいと思います。

第51回国会 法務委員会 第29号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○坂本委員 本日は、ただいま問題になっておりますいわゆる春闘の問題に関連いたしまして、国鉄労働組合の福山駅の問題と、それから熊本の九州通信局で行なわれましたビラ張りの問題に関連する警察権の不当介入について御質問申し上げたいと思います。  最初に、九州通信局の関係でございますが、九州通信局におきましては、大幅賃上げ、不当処分撤回問題にあわせまして、要員、勤務条件を中心とした地方統一要求を九州通信局に要求いたしておるわけでありますが、それに対して九州通信局長は組合との団体交渉には応ぜられない、組合は団体交渉をしたいということで問題が起きたわけです。これは四月の十五日の問題でございますが、九州通信局……

第51回国会 法務委員会 第30号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に反対の意見を述べたいと思います。  本法案は、商法、いわゆる株式会社に関する法の改正であります。会社法をめぐる各種の問題は、この改正の要否ないしその必要性に関する論拠は、特に株式会社が現在の社会経済事情にマッチするかどうかという点にあると思います。したがって、商法改正、ことに株式会社に関する改正はまず根本的に考うべきであります。大会社と小会社はこれを区別すべきである、こういう点がいわれておりまして、今回の改正は大会社のための改正であって、昨日の参考人の意見にもありましたように、中小企業は有限会社に追いやるんじゃないか、こういうような点も述べ……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○坂本委員 以前に自民党の委員の優秀な質問があって、あるいは重複にわたる点があるかもわかりませんが、その点は注意して、お願いしたいと思います。  私はまず第一に、本法案について重大な問題が二つあるのじゃないかと思います。その第一は、いわゆる国民の権利義務の争訟について、裁判事件の取り扱いと、それから主として民事行政をもって取り扱う点と二つあると思いますが、大きく分けて民事訴訟法を適用するいわゆる訴訟事件と、非訟事件を取り扱う事件と二つに分かれておるわけです。本法律案は、従来訴訟事件として取り扱った事件を非訟事件として取り扱う、こういう点が一つと、それから従来いろいろ意見がありまして、特に終戦後……

第51回国会 法務委員会 第35号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○坂本委員 先般の四月二十六日の春闘に際しまして、全国でまず四十一人の検挙者を出しました。さらにその後も若干ふえているようでございますが、その経過について警察庁の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 四月二十六日からすでに日にちもたっておるわけですが、さらにこの春闘は妥結をして四月三十日のストは中止になっております。それですから、いまの御報告では、和歌山と東京の小金井が捜査中で、そのほかはもう捜査は大体済んでいるんじゃないかと思うのですが、なおこの検挙者の見込みはどうでございますか。
【次の発言】 そこで、もちろん悪質なのは別ですが、相当期間もたっておるし、あとの捜査も若干ですが、森ノ宮を……

第51回国会 法務委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昨年の八月二日の夜中に起きましたアメリカ船のアリゾナ号と日本の明興丸の衝突事件がありまして、その衝突の際には、アリゾナ号は衝突したことを知りながら大破した明興丸をそのままにいたしまして、そして目的地の、あれはフィリピンですか、そちらに航行を開始しましたから、残された大破をした明興丸はたちまち沈没したのでありますが、当時の乗り組み員は、一名生存者があっただけで、あと全部死亡するという、こういう大事故が起きたわけでありますが、まず、その事故の起きた状況並びに死亡者は何名であるか、それから、それに対する対策はどうなっておりますか、海上保安庁のほうと、さらに検察庁に対しまして、その後……

第51回国会 法務委員会 第40号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は本法案の具体的質疑をいたす前に、執行吏制度の改善に関する問題について基本的な所見を伺っておきたいと思います。  それは昨年の三月四日法務省から出された「執行吏制度の改善に関する問題点」についてでありますが、これは「昭和二十八年四月法務事務次官が、最高裁判所事務総長、各大学法学部学部長及び日本弁護士連合会事務総長あてに、執行吏制度の改善に関する各裁判所、執行吏、各大学法学部、日本弁護士連合会及び各弁護士会の意見の照会を行なった際、照会文書に添付した別紙である。」そうであります。それは第一から第六までありますが、内容は第一から第五まで五つあるわけであります。その第一に「執行吏の執行……

第51回国会 法務委員会 第42号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、去る五月十二日の当委員会におきまして、熊本県三名市の市長選挙に関連いたしまして、買収選挙が行なわれ、その額が法定費用の数倍にも達する、そういうような選挙違反が摘発中でありまして、このような選挙は徹底的にこの際糾明していただかなければ、近く行なわれましょう総選挙、あるいは来年の統一地方選挙に際しましても、買収によってその当落がきまる、そういうようなことがあることは、一番選挙の公正を乱し、堕落選挙におちいるものであり、ひいては、政策によって行なわれるべき選挙が不正な買収によって行なわれますと、したがいまして、国会におけるところの、正しい、国民のための政治が行なわれない。そういう結……

第51回国会 法務委員会 第45号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、茨城県の、吉原三郎という岩井町長に対する背任収賄事件並びに選挙違反事件につきまして、これは、岩井町町政刷新議員連盟、町政刷新協議会から告発が本年の三月の二十四日に提出されておるわけでありますが、いまだにその捜査が完了していない、そういう点に関しまして、質問したいと思いますが、この背任収賄事件につきましては、町村に対する工場誘致の問題ともからんでおりますから、そのことについて質問を申し上げたいと思います。  この岩井町長に対しまする背任収賄の告発の事実は、大体三つになっております。  第一は、茨城県猿島郡岩井町大字鵠戸、聯合紙器株式会社利根川工場に対する問題でありますが、これは……

第51回国会 法務委員会 第50号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○坂本委員 過般の法務委員会におきまして、茨城県岩井町長吉原三郎にかかる背任収賄事件及び選挙違反事件について御質疑をして、調査を願っておったわけでありますが、まず捜査の状況はどうなっておりますか、刑事局長と検察庁のほうにお聞きしたい。
【次の発言】 そこで、農林省のほうにお聞きしたいのですが、先般、この土地改良区の工場誘致によって設立しました会社ですね。これは聯合紙器株式会社利根川工場を誘致したわけですが、この聯合紙器株式会社との間に、いま告発にありましたようなことは会社が支出する、そういうことになっている。しかるにさらに町から支出をした、こういうことになっているのだが、この鵠戸沼土地改良区は……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 これは、司法試験に合格しました者を司法研修所に二カ年間収容しまして、二カ年後に裁判官、検察官並びに弁護士になる者を養成する研修所でありますが、この研修所長である鈴木忠一氏が、昭和四十年の十一月二十九日に所長の講話をいたしたわけです。それによりますと、日本の法曹についてという講話であります。国民のために司法を運営するためいかになすべきかについて、裁判官、検察官、弁護士等の現状とその批判を内容とする講話であります。その中で、裁判官、検察官についてはほとんど現状を肯定する見解を明らかにしながら、弁護士については多くの批判をやっておる。その中で、これは法律家ですから、裁判官、検察官あるいは……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 法務委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○坂本委員 私、中座いたしまして、質疑の全部を承っていないわけですが、大体新聞に出ているのが根拠だと思うのです。そこで、横山委員が詳細にその責任問題等までも質疑されましたから、私、若干お聞きしておきたいのは、今回は拘置所の問題ですが、一般受刑者の刑務所の問題もやはり同じようなことがいままででも繰り返されておるわけであります。その点あとで若干触れたいと思いますが、最初に、やはりこの拘置所というのは――公安事件等なんかは階級的対立でそうでもありませんけれども、大体は、破廉恥的の犯罪というものは、悪いことをしたのが入るわけだから、それの監督、拘置所の処理ということはなかなか困難だと思うわけです。しか……

第52回国会 法務委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は最高裁判所の、今回のILO八十七号条約に基づきまして、管理職員等の範囲の問題について御所見を承りたいと思います。  まず最初に、私非常に不案内ですが、批准されましたILO条約八十七号の第三条ですか、これはどういう内容の規定でありますか、まずそれを承りたい。
【次の発言】 そこで、最高裁判所が裁判所の職員団体の管理職の範囲を規則によって制限する、これはただいまのILO条約八十七号の第三条に違反しておる。それは憲法第二十八条の勤労者の団結権の保障、この憲法違反ではないかと思われますが、その点いかがですか。
【次の発言】 そこで大体の御見解はわかったですが、管理職員の範囲を、使用者で……

第52回国会 法務委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は近江絹絲の問題について若干お尋ねしたいと思いますが、これはいま大阪の検察審査会にかかっておりまして、その主たるところは、検察審査会の構成その他の問題についてお聞きしまして、なお法務大臣がお見えになりましてから、その審査会の結論についての法務省の御見解を承っておきたい、こういう順序で御質問を申し上げたいと思います。  そこで、近江絹絲の問題は、自民党の元参議院議員でありました境野清雄氏が告発をされました事件は不起訴になりまして、それに対して境野氏から検察審査会の申し立てがございまして、昭和四十年十七号事件として大阪検察審査会のほうで審理を重ねております。  次に、この境野氏の告訴……

第52回国会 法務委員会 第4号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昨日横山委員その他と静岡に参りました。全相銀の関係の問題と、全自交に属する静岡タクシーの問題と、静岡教組に関する問題の三つについて、県警本部長、警察署長にもお会いしまして、大体の事情はわかりましたけれども、そのことについて御質問をいたしたいと存じます。なお、全相銀の問題については、福島県の大東相互銀行の関係もお尋ねしたいと思います。  そこでまず第一に、沼津の警察の関係になっておりまする掛川事件といっておるのですが、これと静岡事件、静岡の全相銀の関係について、警察のほうではどういうような考え方で、またどういうような方針で、銀行に対する労使双方の団体交渉、これについて連日のよう……

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 私は、昭和三十八年の十一月起こりました三井三池のガス爆発事件について、その後の刑事問題の処理についてお伺いいたしたいと思います。  御存じのように、この爆発はちょうど選挙中でありまして、私は立会い演説会が終わってからかけつけたわけでありますが、死亡者が四百五十八名、負傷者が、一酸化炭素中毒患者千名をこえておりまして、現在この負傷者のうちに、入院中の者が二百三十名あります。そのうちに、まだ意識のわからない者が六十名、流動物を鼻から入れてようやく生命を保っておる方が一人、これは熊本大学に入院中であります。それから何食べておるか全然わからない者、これがまだ五、六名おられます。それから子供……

第52回国会 法務委員会 第7号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○坂本委員 仙山委員からいろいろ具体的の質問があったと思うのですが、私、要点だけを一、二お聞きしたいのは、ただいま土地問題でしたか、沖繩に行ってみますと、全く二十年前の日本の敗戦当事と同じような状態がまだあるということについて、私は非常に悲しむべきことであるし、これではいけないと考えてまいったわけであります。特にこの土地問題につきましては方法が二つあって、財産権の取り上げの問題と占有権譲渡命令というのがあります。占有権譲渡命令というのは、もう命令が出たその日からそこを追い払われて、出ていけということになり、そしてそこヘアメリカの基地をつくるわけです。ですから、このような占有権譲渡命令ということ……

第52回国会 法務委員会 第8号(1966/11/16、30期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。先ほどの大臣の日程に、九月の十六日においでになって、十六日は久留米に泊まられて、そうして十七日、十八日と……(「十七、十八は九月じゃない、十月だ」と呼ぶ者あり)そのときの問題ですがね。これは私は今度の一〇・二一ストのことで、九州では佐賀と福岡が、家宅捜索をやるし、不法な参考人調べをしておる。それから東京と岩手と、この四カ所ですね、一〇・二一ストについては不法な家宅捜索、参考人調べをやっておりますから、社会党では調査団を派遣するということになりまして、佐賀、福岡の調査団として私が参ったときの話ですが、大臣は、九月の十六日に――十五日が敬老の日ですけれども、九月の十六日に、久……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、日本社会党)

○坂本委員 関連して。一番問題は、共和製糖株式会社というのは昭和二十八年十月、わずか二百万円の資本金で設立されたわけですね。当時は零細企業であった。それが昭和四十年一月、八月、十一月、この増資によって八億五千万円になったのですよ。この八億五千万円のうちの二億五千万円が現実の払い込みがあるというふうに見ますれば、あと六億円ですね。六億円については払い込みがなかったわけです。払い込みがなければ、この増資は無効です。現実の資本がないわけでしょう。現実の資本はわずか二百万円で発足して二億五千万円、これも非常にあいまいですけれども、二億五千万円と見ても、六億円という資本金の払い込みはなかったわけです。そ……


坂本泰良[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-25期-27期-28期-29期-|30期|

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各種会議発言一覧(衆議院30期)

坂本泰良[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-25期-27期-28期-29期-|30期|
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 法務委員会暴力犯罪に関する調査小委員会 第1号(1964/08/18、30期、日本社会党)

○坂本小委員 暴力犯罪につきまして、今回の法改正後にいろいろと取り締まり当局が格別の努力をされておるということは、われわれも敬意を表しておるわけですが、先ほど委員長も言われたような頂上作戦、こういうようなことで、暴力団の大ものの検挙ができないじゃないかと言われていたのが、若干ではありますが、その緒についておる。従来検挙を免れていたかのように見える中心人物が検挙摘発を受ける、こういうような点について今後大いにやってもらいたいと思うわけですが、この際せっかく小委員会が開かれておりますから、暴力事犯と暴力団の現状について、なお若干所見を伺っておきたいと思います。  その一つは、暴力団による犯罪の活発……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○坂本分科員 裁判所関係について若干お伺いしたいと思います。  本年度の裁判所所管の予算を見ますと、裁判費について相当の増額があっているようでありますが、この裁判費について、おもに支出をされるのはどういう関係か、大略でけっこうです。
【次の発言】 この国選弁護人の報酬とか、それから証人の費用、こういうのは裁判費には入らないのですか。
【次の発言】 昭和三十九年度の裁判所所管の予定経費要求額説明を先般法務委員会でもらいまして、それを見ますと、六が裁判費で、七が国選弁護人、調停委員等の待遇改善に必要な経費、こうあるわけですが、裁判費と、国選弁護人とか調停委員の費用、これは別になるのですか、どうです……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は筑後川改修問題に関連いたしまして、特に下筌ダム問題について、大きく三つの点について質問いたしたいと思います。  第一に質問いたしたいのは、昭和三十五年、下筌、松原ダムにつきましては河川法による事業認定が出まして、土地収用にかかったわけですが、その際の事業計画によるものと、昭和三十八年十一月二十日、収用に対しましてさらに特定多目的ダム法第四条による基本計画が出されたのであります。それを見ますると、昭和三十五年当時の事業認定による計画と、昨年の多目的ダム法による基本計画とはほとんど違っておると言っても過言でないと思います。  そこでお伺いしたいのは、最初は河川法による事業認定だと……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、昨年八月意見書が提出されました臨時司法制度調査会の点につきまして、これに基づくいろいろの諸施策が出ておるようでございますが、その点について若干お伺いしておきたいと思います。  御案内のごとく、臨時司法制度調査会は昭和三十七年法律第百二十二号によりまして設置されたものでありまして、その基本とするところは、現行憲法に基づく民主裁判の実現をはかり、官僚裁判を排して、そうして真に国民のための裁判を実現するために設けられたものであります。しかるにこの法律の有効期間でありまする三十九年の八月三十一日までに各委員が設けられまして、そうしてその討議した結果は、司法一元に対する問題については……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、農林大臣、経済企画庁長官、通産大臣、通産大臣はきょうはおられないようですが、この三省の関係になりまする、さらにまた建設省の関係にもなるわけですが、国土総合計画の一環としての筑後川総合開発計画、ダム建設計画についてお伺いしたいのであります。  御存じのように、筑後川におきましては、建設省において、いわゆる下筌、松原ダムという問題で、これは治水事業の一環として計画されましたが、その後、実際は最初からの計画でありましたが、多目的ダム法によるところの発電、これが付与されまして、地元民の強力な反対にかかわらずいまこれを強行しているのでありますが、この建設省のやり方は浮いてきて独走の感……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○坂本分科員 私は、主として裁判所の営繕関係について御質問申し上げたいと思うわけであります。ただ、裁判所関係と申しましても、戦前は裁判所、検事局と同じ建物にありまして、したがって、営繕関係は法務省関係の検察庁の庁舎関係にもあるいは関連するかと思いますので、その点お許しを得て質問をいたしたいと思います。  昨年の九月、法務委員会として、福岡高等裁判所関係の営繕の調査並びに要望について調査に参ったわけであります。私はそれを中心にして御質問申し上げたいと存じますが、その前に、ひとつ本年度の予算について、最高裁判所の庁舎の新築についてお尋ねしておきたいと思います。  それは、第四十八国会で裁判所法の一……



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