このページでは蔵内修治衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○政府委員(藏内修治君) 鉱山保安の一元化につきましては、すでに総理よりお答えを申し上げましたとおりでありますが、当面、労働省といたしましては、鉱山保安法五十四条に基づく監督権を活用いたしてまいる所存でございまして、その際は、必要に応じ労働基準監督官が坑内に立ち入り調査を行なえる、さらに、その際には鉱務監督官はこれに協力する、このような了解を通産省との間に取りつけましたので、当面これをもって活用してまいりたいと思っております。 それから、労災保険のうち遺族給付についてのお尋ねがございましたが、遺族給付について平均賃金の千日分といたしました規定は、制定以来すでに十年余りを経過いたしております。……
○藏内修治君 ただいま議題となりました臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案外一件について、石炭対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 石炭鉱害の復旧については、臨時石炭鉱害復旧法並びに石炭鉱害賠償担保等臨時措置法により大きな効果をあげてまいりましたが、いまなお累積鉱害が多数残存し、また、将来発生鉱害も相当量予想されております。 両案は、このような石炭鉱害の急速かつ円滑な復旧の促進等をはかるため、所要の改正を行なわんとするものであります。 両案のおもな内容を申し上げますと、臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案は、家屋等の復旧工事にかかわる国及び県の補助率を、……
○藏内修治君 私は、ただいま趣旨説明のありました石炭関係三法案、並びに、これに関連して、今後行なわるべき政府の抜本的石炭安定対策について、自由民主党を代表して若干の質疑をいたしたいと存ずるものであります。 各位もすでに御承知のとおり、過去十年間を通ずるわが国石炭鉱業の課題は、豊富かつ低廉な重油の急激な進出に対して、みずからの将来をいかに打開するかという、いわば生存のための条件を確立することであり、このために実施された炭価千二百円引き、及び大規模な合理化整備は、他産業においては全く例のないきびしいものであり、総トン数において二千百七十万トン、炭坑数において六百二十五という、計画以上の合理化効果……
○藏内修治君 ただいま議題となりました炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案について、石炭対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 炭鉱離職者臨時措置法は、石炭対策の一環として昭和三十四年に制定されたものであります。すなわち、石炭鉱業の合理化に伴い、一定地域に多数発生した炭鉱離職者の職業及び生活の安定をはかるための就労対策事業及び再就職対策等を講ずるため制定されたものでありますが、さらに、昭和三十八年、石炭鉱業調査団の答申に基づき、炭鉱離職者求職手帳の発給及び就職促進手当の支給等の制度を設け、炭鉱離職者対策をより一そう強化拡充し、今日に至っていることは御承知のとお……
○藏内修治君 ただいま議題となりました産炭地域振興事業団法の一部を改正する法律案について、石炭対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 御承知のとおり、産炭地域振興事業団は、産炭地域における鉱工業等の計画的発展をはかるため、工業用地の造成、ボタ山処理及び設備資金の貸し付けの業務を行なってきたものであります。 本案は、さらに産炭地域における産業基盤の整備、企業誘致等を一そう推進するため、事業団の業務に、産炭地域振興に必要な鉱工業等を営む者に対する長期運転資金の貸し付け及び出資、並びに事業団の造成土地における工業用水の供給を追加しようとするものであります。 本案は、去……
○藏内修治君 ただいま議題となりました産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案について、石炭対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 石炭鉱業合理化の進行に伴う産炭地域の疲弊は、数次の石炭対策にもかかわらず、ますます深刻の度を加える傾向にあります。 本案は、かかる実情にかんがみ、産炭地域の振興をさらに促進するため、本法の有効期間を昭和四十六年十一月十二日まで、五年延長しようとするものであります。 本案は、去る三月三日当委員会に付託され、三月九日三木通商産業大臣より提案理由の説明を聴取し、自来数次にわたり慎重な審議を行ない、六月八日、質疑を終了し、直ちに採決いた……
○藏内政府委員 労働政務次官の藏内でございます。もとよりその任ではございませんが、諸先生の御指導をいただきまして、重大なる段階にございます日本の労働行政に微力を尽くしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○藏内政府委員 労働省といたしましても、炭鉱災害の防止につきましては、労働時間の厳守であるとか、労務管理の適正化というような労働基準監督行政の強化という面を重点にいたしまして、今後災害の防止を極力はかっていこうと思っております。
【次の発言】 災害の原因でございますが、これはやはりいろいろ調査の結果に待たなければならぬ点があるかと思いますが、総括して申し上げていいかと思うことは、やはり保安管理といいますか安全管理上のいろいろ施設の欠陥であるとか、あるいは組織上の欠陥であるとか、また、この産業に従事する労働者諸君の安全意識、保安意識、こういう面すべてがこん然一体となって災害の防止ができることであ……
○藏内政府委員 昭和三十六年度決算及び昭和三十七年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知おきいただきたいと思います。
何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 お答えを申し上げます。
ただいま押谷委員御指摘のとおり、最近の経済情勢から考えまして、労働力の充足と申しますか円滑な流通ということが非常に重大な問題になってきております。さらにこの問題に関連いたしまして非常に労働力が不足をしてまいりまして、一部において労働力の極端な不足を来たしておるかと思いますると、また一部の不振産業あるいはその不振産業のある地域におきましては、中高年……
○藏内政府委員 いまの御質問の点についてでありますが、労働省といたしましては、元請関係が一番大きな支配力を現場に持っておりますので、元請関係の責任者にはさらに厳重にこの点を警告をし、今後も監督行政を続けることにいたしますが、それにつきまして業者とのなれ合いといいますか、くされ縁といいますか、このような点は省内の綱紀の点からも厳重に監督をしてまいりたいと思っております。
【次の発言】 河野委員の御発言はまことにごもっともであろうと存じます。ただいま審議会にお願いしておる法改正の趣旨も大体御趣旨の線に沿って善処方を要望しておるわけでございまして、その点を御了解いただきたいと思います。
○藏内政府委員 いまの八木委員がお読みになりました資料によりまして、はたして研修のどういう状況のもとに発言したのか、まだ私もちょっとのみ込めない点もございますが、そのようなことを事実発言しておるとすれば穏当を欠くと思います。
【次の発言】 先ほど申しましたとおり、その研修会のどういう席上で申したのか私も知りたいと思いますが、研修の席上で確かに不当労働行為を犯しても差しつかえないというような発言をすれば適当ではないと思います。
【次の発言】 確かにそういう発言をしておるといたしますならば、いわゆる行政官の発言としては確かに問題になろうと思います。
○藏内政府委員 大臣の言われました真意につきましては、またの機会に尋ねていただく以外にないかと思いますが、私どもの理解いたしておりますのは、やはり現在の公共企業体のあり方の中で何らかの捻出をするということになりますと、六百円程度ではないかというのが関係閣僚の会議で出た数字ではないかと思います。ただ、これが調停ないし仲裁の段階に入りまして、そこで公労委の裁定というものが出た段階では、これは予算上何らかの措置を講ずるというのであって、その際にはもちろん幾らかこの六百円に上乗せするということが当然考えられてしかるべきであろう、こういうふうに大臣は言っておるのであろうと私は理解をいたしております。
○藏内政府委員 労働災害の防止につきまして、いまの安全管理体制というものがあまりに弱体ではないかという御指摘がございました。そういう点は確かに御指摘のとおりであろうと思っております。そういう点につきまして、この災害を防止するという観点から、重点業種に対する監督の強化であるとか、あるいは自主的な安全体制を監視をしてとらせるというようなこと、あるいは行政体制あるいは法令の整備、こういうような点にいろいろ重点を指向して、労働行政として最重点を指向してやってまいったわけでありますけれども、それでもまだわが国の災害の発生の状況というものは必ずしも低い状態には押えられておりません。そういう状態からいたしま……
○藏内政府委員 滝井委員の御質問、非常にごもっともな点があろうと思います。私も労災関係の医療の諸経費を一般会計から支出すべきか、特別会計から支出すべきか、これらをもっとすっきりしたほうが――確かに法理論としてはいま基準局長から申し上げたような問題点があろうと思いますが、政治論あるいは政策論からという立場からすれば、滝井委員の御主張もまことにごもっともであり、納得を得る面が確かに多いと思うのです。そういう点については、労災保険審議会でただいま御審議を願っているのでありまして、根本的にひとつ今後のあり方を検討していただきたいと思っております。 それから、いまの労災診療に対する課税の問題でございま……
○藏内政府委員 お答えいたします。労働省の任務と申しますのは、委員よく御承知のとおり、労働者の保護ということが最大の任務でございます。そういう観点からいたしまして、今回の東発事件をながめてみますると、このような事態の発生に伴いまして、まず最初に考えられることは、賃金及び退職金の不払いという事態が想像されます。その次には不当労働行為がこの会社の就業閉鎖等をめぐりまして発生するおそれがございます。さらにそのあとに起こりますのが、失業された方々、離職された方々の処理でございます。これらの問題につきましては、現在直ちに裁判所あるいは労働関係の第三者機関に持ち込まれた問題はございません。これは御承知のと……
○藏内政府委員 確かに配分率におきまして日本が欧米各国に比べて低率にあることは、山内委員御指摘のとおりであります。しかしながら、この基礎にありまする日本の経済構造、産業構造といいますか、あるいは金利の問題であるとか、その他いろいろ考慮すべき、改善をすべき問題がまだございまして、それらを逐次改善していきませんと、直ちにいま配分率を向上させるというわけになかなかいかないのじゃないかと思いますが、労働省といたしましては、労働者保護というたてまえから、つとめてそのように努力をいたしたいと思っております。 なお、細部につきましては部長から……。
○藏内委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によることなく中村寅太君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ満場の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○藏内委員長代理 八木一男君。
【次の発言】 委員長に御趣旨のほどは伝達いたします。
【次の発言】 御趣旨のほどは委員長によく伝達いたします。
○藏内委員 この際、動議を提出いたします。 委員長の互選は、投票を用いずに、加藤高藏君を委員長に推薦いたしたいと思います。 何とぞ満場の御賛成をお願いいたします。
○藏内委員 この際、動議を提出いたします。 理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○藏内委員長代理 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は御多忙中にもかかわらず、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、まことにありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。 次会は明十一日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十六分散会
○藏内委員長代理 次会は明八日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十九分散会
○藏内委員 去る四月九日爆発災害を起こしました日鉄鉱業株式会社伊王島炭鉱の事故について、御報告申し上げます。 派遣委員は、加藤高藏委員長、田中六助、多賀谷真稔、細谷治嘉、伊藤卯四郎の各委員及び私であり、現地において倉成正、中村重光の両委員が参加されました。 私ども一行は、四月十日の委員会終了後、直ちに羽田空港を出発して現地に向かい、長崎に一泊、翌十一日伊王島鉱業所において、労使並びに川原鉱山保安局長、麻田福岡鉱山保安監督局長より説明を聴取した後、伊王島本坑坑口において犠牲者の冥福を祈り、病院に負傷者をたずねてお見舞いを申し上げ、同日夜おそく羽田空港に帰着いたしました。伊王島炭鉱は、高島炭田……
○藏内委員長代理 それでは、無煙炭の需給に関する問題について質疑の通告がありますので、これを許します。多賀谷真稔君。
【次の発言】 両参考人には御多忙中にもかかわらず貴重なる御意見をお述べをいただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十分散会
○藏内委員長代理 午後一時二十分まで休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 山田君に申し上げますが、大蔵省の辻給与課長が見えております。
【次の発言】 政務次官がおられます。
○藏内委員長代理 静粛に願います。
○藏内委員長代理 静粛に願います。
○藏内委員長代理 参考人の招致については理事会で協議したいと思います。
【次の発言】 吉村君
【次の発言】 吉村君に申し上げますが、今村貿易振興局長が来ております。
【次の発言】 次会は明十一日午前十一時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後六時四十九分散会
○藏内委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、指名により私が委員長の職務を行ないます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
空知炭鉱の爆発事故のその後の経緯等についてまず政府の説明を聴取することといたします。森鉱山保安局長。
【次の発言】 これにて政府の説明は終わりました。
次会は明三十一日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四十一分散会
○藏内委員 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の趣旨を、三党を代表いたしまして簡単に申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、本法施行に当り、次の諸点について特段の措置を講ずべきである。 一、石炭鉱業合理化事業団の保有鉱区及び消滅鉱区の再活用に当つては、保安の確保につき万全の措置を講ずること。 なお、鉱害の処理等を適正に実施し、鉱区再活用による弊害を惹起せしめないよう配慮すること。 二、炭鉱機械貸付については、中小炭鉱において十分利用できうるよう運用するととも……
○藏内委員 参考人にも長時間でお疲れでございましょうし、時間も経過しましたから、ごく簡単に伺います。
堀坂さんに伺いますが、産炭地域の基盤整備のための、たとえばボタ山処理であるとか、土地造成であるとか、水道事業、こういういわば間接的な地域振興の事業と、直接にそこに進出しておる企業に対する融資事業、直接的な振興事業と、どちらがいま事業団の仕事としてはウエートが大きいですか。
【次の発言】 実は、私がこういうことをまず最初に堀坂さんに伺ったのは、たとえば、産炭地域振興臨時措置法とともに事業団法というものができて、この事業団がやるべき仕事の機能としては、やはり、そういう基盤整備というか、そういうこ……
○藏内委員長代理 多賀谷真稔君。
○藏内委員 時間がありませんから、ごく簡単に 一、二点だけ質問をいたします。 最初に石炭局長にお尋ねをしますが、合理化法の審議のときから、あるいは産炭地域振興臨時措置法の質疑に入りましてから、何回も同僚委員から質問が出ておることでありますが、要するに、産炭地には今日まで多数の失業者がいまだに滞留を続けておる。生活保護やら失対ということでこれらが滞留して、どうも永続的な恒久的な就労がなかなかできない、困難だという実情であります。加えてまた、合理化法の今度の抜本対策の進行次第によっては、さらに多くのスクラップが継続的に行なわれていく、こういう事態のときに、今回成立しました石炭鉱業合理化法の中で……
○藏内委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によることなく、野田武夫君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ満場の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○藏内委員長代理 滝井義高君。
【次の発言】 今度の答申について、大蔵、通産両大臣に少しこまかく御質問を申し上げる予定でおりましたが、いろいろな都合があって時間がだんだん迫ってまいりまして、大臣の御都合もございましょうから、きょうはごく基本的な問題の一、二点だけに、特に大蔵大臣は質問をとどめておきたいと思いますが、さらに来月適当な時日に、ひとつ御答弁を願いたいと思います。
石炭の今度の抜本対策、この抜本対策についての答申が出ておるわけでありますが、この答申というものは、その御苦労ははなはだ多といたしますけれども、世評は決して芳しくない。芳しくない理由としては、業界や産炭地域などの関係における……
○藏内委員長代理 滝井義高君。
【次の発言】 参考人の方も、相当長時間にわたりましてお疲れだろうと思いますから、ごく簡単に質問をいたしたいと思います。
実は、昨日二時からの予定が四時以降に下がったものですから、私、参考人の方々の御意見を聞いてないのです。聞いておりませんけれども、いろいろな時点で伺いました御意見を基礎にして、若干伺ってみたいと思っております。
最初に、今度の答申に関連する位置づけの問題から、ちょっと関連して伺ってみたいと思いますが、この答申の中には、今後さらに新鉱開発を大いにやれということが書いてあるわけです。この新鉱開発は主として大手でございましょうが、この答申の限度であ……
○藏内委員 炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案について、大臣及び政府当局に重要なる数点について御質問をいたしたいと思います。 第一に、石炭鉱業の現状は、もうすでに大臣もよく御承知のとおりでございますが、石炭鉱業審議会は本年の七月二十五日に答申を出して、八月二十六日に政府はこれを受けて閣議決定をいたしました。この閣議決定をいたして、今後抜本的な合理化施策を進めるわけでありますが、この答申並びに閣議決定の趣旨に沿って、急速にやはり相当程度の合理化が進められていくことはもう必至と見られている。こういうことで、炭鉱離職者が相当数発生をしてくることが当然予想されるわけです。石炭のトン数において……
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