このページでは蔵内修治衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○藏内委員 私は自民、社会、民社三党を代表いたしまして、年金福祉事業団法案に対する附帯決議を提出いたしたいと思います。 趣旨は一読して明瞭でございますので、趣旨説明を省略いたしまして、案文を朗読いたします。 年金福祉事業団法案に対する附帯決議 一、政府は、年金福祉事業団の資金枠を明年度以降において、大巾に増額するよう措置すべきである。 二 政府は、年金福祉事業団の融資対象施設の範囲を拡げ、住宅その他被保険者の福祉増進に資する施設をも、その融資対象とするよう措置すべきである。 三 政府は、年金福祉事業団の業務運営の円滑をはかるため、関係者を以て組織する運営協議会のごときものを設置す……
○藏内委員 合理化法並びに産炭地域振興法、いろいろ関連がありますので、どの法案ということでなしに、一括してごく要点だけを質問して簡単に済ませるつもりです。 鉱山保安局長には一点だけしか質問がございませんので、先に鉱山保安局長の方に伺って、お引き取りを願ってけっこうです。 今度の石炭鉱山保安臨時措置法案は、現行の保安法から見ますと、確かに一歩前進でありまして、大へんけっこうだと思うのです。けっこうだと思いますけれども、鉱山保安なるものの基本的な考え方をもう少し考えてみる必要があるのじゃないか。現行の法規を見てみますと、たとえばガスの場合、水の場合、それぞれこういう施設をしておけば安全であるは……
○藏内委員 萩原社長にごく簡単に、同僚委員から御質問がありました以外の点について御質問を申したいと存じます。 ただいまの石炭廃業の規範になっておりますのは、申すまでもなく、石炭鉱業合理化審議会による三十四年の決定でございます。これについて、ただいまその合理化基本計画並びに実施計画が現状とかなりそごをきたしておることは、業界各方面から指摘をせられておりますし、われわれもその点を非常に痛感をいたしている点がございます。しかしながら、いろいろ基本的な総合エネルギー対策の問題は一時おくといたしましても、石炭産業は、石炭という商品を採掘し、そうしてこれを販売しておる業態でございます。従いまして、石炭の……
○藏内委員 武内さん、重枝さん、南部さんに、それぞれごく簡単に一、二点ずつお伺いをいたしたいと思います。 昨日私は、大手の石炭協会の萩原会長に伺ったのでありますが、今の石炭合理化法による千二百円のコスト・ダウンということは非常に困難である、三十八年度において千二百円下げるということについては、全く自信がないというお返事でございました。これについては、やはり中小炭鉱の側としては、もっと条件がいろいろ悪かろうということは、われわれも容易に想像ができるところであります。そこで、これに対していろいろ施策を講ずる。率直に申しまして、中小炭鉱の方は、いろいろの物価の騰貴が、当時の条件に比べてある、従って……
○藏内委員 大滝常務さんに一点だけ伺いますが、ただいま滝井委員が数字をあげてお話しになりました通り、三十六年に入りましてからの需給の実勢は非常に伸びておるわけです。これはもう御承知の通りなんです。そこでこの実勢の伸びというものが、はたして合理化の効果が現われてきているものであるか、あるいは増産によって資金コストを下げようとする、その増産の結果であるか、そういう点に基本的な大きな議論が分かれてくるところがあろうと思います。しかし、いずれにいたしましても、そういうような情勢にある際に、古河さんの方は、あの数十年の伝統を持つ山を第二会社に移される。そこで、会社の立ち入った経営ないし経理の内容について……
○藏内委員 合理化法と事業団法の両方につきまして、ごく数点になるべく問題を集約して御質問をしようと思います。 昨日、政務次官も局長もお聞きになったと思いますが、古河鉱業の第二会社移行の問題について私ごく概略だけ大滝参考人に質問したのでありますけれども、それ以上に私突っ込んで質問をしなかったわけでありますが、そういう点からまず質問をしてみたいと思います。と申しますのは、よく御承知の通り、現在の出炭の実勢は、三十五年の下期、三十六年の上期から非常に伸びております。そういうことで、この出炭実勢の伸びというものが一体どこからきておるか。これは三十四年、合理化政策を開始して以来、この合理化の効果が出て……
○藏内委員 参考人もお疲れでしょうから、簡単に伺います。実は原参考人に、雇用安定法との関係で、租鉱だとか第二会社とかの問題が、どうも現在の民法とか商法の通念に反するような気がいたしまして、この点いろいろ質問したいと思ったのですが、お帰りになりましたので、その方の質問はあとに譲ります。(「提案者に聞いたら」と呼ぶ者あり)追ってそういう機会があると思います。 麻生参考人に一点だけまとめて伺いますから、まとめてお答えを願いたい。 実は先ほどからの公述で、現在の合理化計画の過程においては、五千五百万トンの出炭ワクというものは守らざるを得ないということは、私も了解ができるように思います。ただ、今度は……
○藏内委員 大臣に一点だけ、合理化業務の促進についてお伺いしたいと思いますが、御承知の通り、ただいま六百二十万トンの合理化が進行しておるわけでございます。それに対して、ワク外に二百万トン近い申し込みがある。今度のこの改正案によりまして、新しい六百二十万トンの合理化方式が発足をしようとしております。そうしますと、現在六百二十万トンのワク外にあるものが、大部分これに移行するだろうと思いますが、それについても、三十七年度のワクが百二十万トンであり、百二十万トンしか予算措置が講じられていないということになりますると、この合理化はやはりそういう面で渋滞してくるんじゃないかと思うのです。しかも合理化の促進……
○藏内委員 私はごく基本的な問題だけについて石炭局側の御意見を聞いておきたいと思うのであります。 それは合理化政策の基本についてであります。日本の石炭政策が大きな曲がりかどというか、転換期にきておることは御承知の通りであります。そういうことのために今回調査団もつくられて、その調査もだんだんまとまるという時期にきております。そこで伺いたいと申しますのは、日本の石炭政策が非常に急激に変転をして、需給の面からだけ考えてみましても、ことしの一月の出炭実勢からいうと六千万トンを百万トンくらいこえる程度の非常に大きな伸びがあった。五千五百万トンというベースに対して、六千万トンをこえるベースになった。これ……
○藏内委員 有澤団長以下諸先生、大へんお疲れであろうと思いますので、できるだけ質問を簡単に、かつ具体的な問題にしぼろうと思います。 そこで一番最初に有澤先生に伺いたいのでありますが、今度の答申案は、要するに石炭が私企業としての限界ぎりぎりのところで考えておられるように私は読んでおるのでありますが、答申案の二十七ページのところに、「以上のような手厚い財政金融上の助成を講じて行くのであるから、これに伴い、石炭鉱業の経理の適正化と経営の合理化のため、臨時立法措置をとり、利益金の処分の制限、経理監査、事業計画および資金計画に対する改善勧告等、所要の規制を行なうものとする。」こういう文句が入っておりま……
○藏内委員 去る五月七日、山口県小野田市大浜炭鉱において起こりました炭鉱内出水災害につきまして、私、藏内修治、岡田利春、稲富稜人の三名は、石炭対策特別委員会から派遣され、現地調査を行なってまいりましたので、ここに調査の結果を御報告申し上げます。 まずわれわれは、十五日午後六時半東京を出発し、十六日午前六時半広島に到着、広島から荒居広島通商産業局長及び相田広島鉱山保安監督部長が乗車、以後現地小野田市までの車中約三時間、局長及び部長から災害の説明及び意見を聴取し、午前十時三十分大浜炭鉱に到着いたしました。 大浜炭鉱においては、災害個所等を視察調査する予定でありましたが、現在坑内に入ることは非常……
○藏内委員長代理 次会は明十二日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時一分散会
○藏内委員長代理 午後二時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時二十二分休憩
【次の発言】 滝井君。
○藏内委員 時間がありませんから、問題を二点にしぼって承りたいと思います。 第一点は、この条文についてちょっと確認をしておきたいと思う点であります。この産炭地の売り掛け金の回収に関する今度の法律でありますが、これは政府の善意と努力をわれわれは非常に高く評価しますので、これが末端において差しつかえというか不徹底が起こらないように、ちょっと一、二点確認をしておきたい。 法案の第二条の「当該整備による影響の著しい地域であって、政令で定めるものをいう。」この「政令で定める」ということは、産炭地域振興臨時措置法の第二条あるいは六条と全然別個の政令指定であるかどうか、この点が第一点。 それからその次……
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