武藤山治 衆議院議員
30期国会発言一覧

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武藤山治[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは武藤山治衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

武藤山治[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第7号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案に対しまして、総理大臣並びに大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。  池田総理は、施政方針演説の中で、「国民の一人一人が働く意思とすぐれた創造力を自由に遺憾なく発揮し、豊かで平和な生活を営み得る社会をつくることは、政治の究極の目標である」と述べております。この認識は、与党、野党を問わず、政治家として共通の目標として認識をしなければならぬ点だろうと考えます。問題は、いかなる方法をもってこの究極の目標を実現するかというところに問題がひそんでおると思うのであります。消費者物価が年々上昇して生活を圧迫し、実質生活水準は停滞……

第46回国会 衆議院本会議 第17号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案に関連して、質疑をいたしたいと存じます。四月一日にIMF八条国に移行するために外貨割り当て制を廃止することを骨子とする法改正でありますので、質疑は多岐にわたりまするから、聞きこぼしのないよう、明確な御答弁を願いたいと存じます。  まず最初に、総理大臣に、五点についてお尋ねをいたします。  本日、経済閣僚懇談会を開いて、国際収支改善対策を検討したようでありますが、短期的措置は、すでに、公定歩合の引き上げ、輸入担保率引き上げなどで、どうやら措置をいたしておるよう……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第23号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本社会党提出の租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、政府原案四件に批判を加え、政府並びに与党の反省を促し、反対の意思を表明するものであります。(拍手)  反対理由の第一は、佐藤総理が昨年十月に公表した三千億円減税が全く顧みられず、実現されなかったという点であります。  いやしくも、政権を担当する与党第一党の総裁選挙に立候補するに際し、国内外に公表した政策については、誠意をもって実現に努力する責任がありましょう。しかるに、その責任を果たさず、所得税においてわずか八百二億円、法人税百八十四億円の小幅減税に終わ……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 衆議院本会議 第4号(1965/08/03、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に関連して質疑をいたします。  まず最初に、総理大臣に五点ばかりお尋ねをいたします。  国際通貨基金、すなわちIMFは、第二次大戦後、アメリカのイニシアのもとに設立され、一九五九年二月に五〇%の増資を行ない、国際流動性の強化策をとりました。しかし、一九五八年を契機にして、アメリカは年間三十億ドルをこえる国際収支の大幅赤字を記録し、アメリカの世界経済における地位は相対的に低下したのであります。その結果、先進国でのドル不足は解消し、むしろ逆に、外……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第10号(1965/11/10、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、有馬議員から提案された福田大蔵大臣不信任案に賛成の討論をいたしたいと思います。  けさの読売新聞の社説を読んでみますると、かように書かれております。「社会党が過去にみられたような本会議の開会を実力で阻止するといった逸脱行為をつつしみ、合法的な議事妨害というワク内で抵抗しているのは、少数野党のやむをえない戦術として認めてもよい。」と申しております。(拍手)さらに読売新聞の社説は語を進めて、「このような事態を招いた第一の要因は、あまりにも性急すぎた政府・与党側の強行採決にある。多数決原理は国会を律する基盤ではあるが、それだけに国会の多数派は、結論に、至る道……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第25号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました関税定率法の一部を改正する法律案外三案につき質疑をいたし、さらに、国際貿易、経済外交等について政府の見解をただしたいと存じます。  今回の改正は、国際価格の高騰に対処するため、銅、水銀の関税を無税とすること、砂糖関税を弾力化し、価格の高騰の際、引き下げあるいは免税ができることとするもの、後進国対策として第一次産品の関税を引き下げること、日韓条約締結に基づくノリの輸入を容易にするための関税引き下げ等々を中心にした税率の変更と、保税工場、保税上屋に貨物を出し入れする場合の手続の簡素化をはかり、さらに蔵置期間を一カ年から二カ年に延……

武藤山治[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

武藤山治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○武藤委員 総裁に少しくたばこ専売についての御質問をしてみたいと思いますが、公社は本年九月ごろですか、長期合理化五カ年計画というものを策定したようでありますが、この長期合理化五カ年計画のねらいは何であるか、大きな柱ともいうべき点をお示しを願いたい。
【次の発言】 その合理化五カ年計画によると、たばこ専売益金というものはどんなぐあいに上昇カーブをたどっていくか、金額、金額があったら、その見通しの金額を示していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、最終年度の昭和四十三年度に四千百七十四億円の益金を出すという計画は全然なされていないのですか。


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 大蔵委員会 第2号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○武藤委員 午前中の質疑応答で大へん状況も把握できるようになったのでありますが、通告をしておりますので、しばらく質問をいたしたいと思います。  まず一月十一日にアメリカの衛生局が発表いたしまして以来、日本のたばこの販売状況に何か変化が起こったかどうか、具体的にはたとえば一月の二十日から三十日までとか、例年の同じ期間における売り上げ高とか、何かそういう点で、一月の初めから十日間とか、一区切りをつけて比較をした場合に、この発表は何ら販売高に関係がないのかあるのか、その点を一つ最初に承りたいと思います。
【次の発言】 通常のカーブをたどるならば、当然需要が拡大されているという数字になるわけでしょうが……

第46回国会 大蔵委員会 第5号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連……。  いま農林大臣の御答弁を聞いておったのですが、農林大臣も御承知のように、税制調査会では、米の予約減税というものは政策的効果が薄いから廃止が好ましい、こういうように答申の中に入っておるのでありますが、廃止することが好ましいという税調の答申に対して、農林大臣としてどういうお考えを持っていますか。
【次の発言】 もう一点。  先ほど佐藤さんの御質問に対していろいろ答弁しておりますが、いま日本の農業の最大の問題点は、格差解消あるいは選択的拡大で農業所得をふやす、こういう方針をとっておるわけですね。そうなりますと、生産者米価をきめる際に、現在の五人規模以上の労賃を基礎にして計算を……

第46回国会 大蔵委員会 第7号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○武藤委員 いま小松先輩の質問で不可解に思うのは、ボリビアの銅開発の失敗の話ですが、そういう場合に前回私が羽柴説明員からお伺いしたときに、三菱系とか住友あるいは三井系というかなり大きな会社がこういう事業をやっておるので、ほとんど優秀な株式を担保としてとっている、こういう答弁が議事録にはっきり書いてあるわけですが、ボリビアの場合にはその会社が確実なそういう債務保証をする担保として、株式はどの程度のものを基金としてはとっておるのですか。
【次の発言】 ただいまのは、どういう保証形式になっておるか、それをひとつ後ほど資料としていただきたいと思います。  それからもう一つ、あなたも御承知だと思いますが……

第46回国会 大蔵委員会 第9号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。いま松平先輩がいろいろ心配をして、政府に反省を求めている理由は、海外経済協力基金をいろいろ検討していくと、ボリビアとかチリに対する融資が、銅山開発がほとんど失敗しているわけです。これははっきりこの間企画庁の係官を呼んで尋ねたわけです。せっかく貸した金が五億なり六億なりが何ら効果をあげなかったというような問題が出ているわけです。国の税金ですから、そういうような非常な無計画な、見通しのないそういう投資が行なわれておる、その欠陥は何かといえば、やはり総合的な調査能力あるいは現地の状況、そういうものを把握していないで、めくらめっぽうに投資をするから、そういうことになるのです。  ……

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○武藤委員 大臣がお見えになっておりませんので、主税局長を中心にお尋ねしたいと思います。したがって、政策論議はなるべく避けて、具体的な技術的な問題等についてお尋ねしてみたいと思います。  けさの日本経済新聞に歳入状況が報道されておりますが、当初予算と比較して八八・四%の伸び率になっておる。当初見積もったよりもかなり好調に、自然増収は少々ふえるような情勢であることが報道されております。  そこで従来の歳入状況と比較をして、この新聞発表の一月末の租税印紙収入の状況を、できれば税目別に、特に従来と変わった状況にある税目について二、三報告を願いたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会 第14号(1964/03/03、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して伺いますが、百八あるいは百二十三の十億以上の欠損会社というものがどういう内容であるかという個々の会社の名誉に関するようなことはここでは遠慮したいと思いますが、それにしても、現在国税庁で査察以外の調査班がありますね。調査課というのが。これは、大体所得五百万以上ですか、それとも資本金がこれは調査課の対象、これは税務署の対象と、所得でやっているのですか、資本金でやっているのですか。
【次の発言】 そういたしますと、局の調査課でやっておるとすれば、大体資本金一億円以上の会社数はそうはないのですから、大体どの程度調査課で更正決定をしたのか、これはわかりますね。その更正決定をした件数と……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○武藤委員 中山先生から冒頭に税調の御苦心をいろいろ承りましたので、参考人の先生にそうこまかい点をお尋ねいたしましても御無理かと思いますが、特に給与所得が非常に高くなり、国民負担率も上昇の傾向にある。こういうときでありますから、私は三、四点について先生の御見解を承っておきたいと思うのであります。  その一つは、先ほども有馬委員からお尋ねがございましたが、税負担率が昨年よりも高まり、三十五年当時先生のおっしゃった二〇%前後が一つの歯どめとしていいのではないだろうか、そう固定したものではないが、まあ歯どめ程度のものがなければ、これが上昇傾向にあるということは好ましくない、こういう見解を私も以前に承……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま突然大蔵大臣からたいへん重大な公定歩合二厘引き上げという日銀の申し出を了としたという申し出が披露されました。これは日本経済全体にとって大きなできごとでありますし、私どもはこういう事態に直面しなければならなくなった責任の一半は政府にあると考えます。そこで大蔵大臣に、公定歩合引き上げについて二、三質問をしてみたいと思うわけでありますが、一つは、私どもは、今日の鉱工業生産あるいは三十八年度中の輸入の増勢、諸般の経済指標から見ても、田中さんがおっしゃっておる低金利政策、あるいは公定歩合は引き上げないほうがいいという再三にわたる国会での答弁、こういうものを聞いておりまして、どうも、日……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○武藤委員 河野建設大臣のおいでをいただいて――大蔵委員会で建設大臣をお呼びして質問をすることは珍しいのでありますが、特に今回は揮発油税の増税の問題、あるいは新五カ年計画の財源の問題などで、大蔵省との関係が非常に深い措置でありまするから、ひとつ大臣に委員長が出席を要求した時間までごしんぼう願って、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。  最初に、専用家でありませんので、道路整備の新五カ年計画を策定するに至った大臣の所見を承りたいのであります。というのは、従来の五カ年計画が三十六年度から新たに実施をされて三年目に入った年に、あらためて五カ年計画をつくるというには、それ相当の理由がなければならぬと思……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。ただいまの御説明の中で牛肉、さらにブロイラーの若鶏の税率でありますが、これに関連してちょっとお尋ねいしたいのでありますが、牛肉の場合は、年末から値がたいへん上がったので、今回価格調整という意味で二〇%にするような意向のようでありますが、一体牛肉の国内生産量とさらに輸入の量をどの程度でバランスをとろうと考えているのか、そういう量のほうはどういう状況になっておりますか。
【次の発言】 私の聞いておるのは、そればかりではなしに、結局国内産の牛肉がたいへん高くなった、それは量が足りないから高くなったのだ、そこで輸入しよう、しかし安いまま輸入されたのでは日本の農民がたまったものではない……

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 いよいよ日韓会談もたいへん進捗をしてまいりましたので、特にさいふのほうを預かる大蔵省にいろいろな角度からお尋ねをしてみたいと思うわけであります。  最初に大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、韓国に対する無償三億ドル、有償二億ドルということは、すでに政府部内では確定をした数字なのか、その点を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そこでその三億ドルのほうの内容でありますが、どういう積算の基礎で無償三億ドルという計算が出てきたのか、それを明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私が尋ねておるのは、そういう高度の政治的判断で三億ドルがきまったということはすでに前国会における予算委員会でも耳に……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○武藤委員 いよいよ本日採決をするというので、自動車検査登録特別会計法案について、少しく内容をお尋ねしておきたいと存じます。  三十八年度の自動車検査手数料の歳入と歳出は一体幾らになっておりますか。三十八年度の印紙収入がどれくらいあって、さらに、今度特別会計に新たに編成がえしたものに対応する三十八年度の印紙収入と、それの歳出、これをお尋ねしておきます。
【次の発言】 そういたしますと、三十八年度はここへ一億円余り繰り入れになるわけでありますか。
【次の発言】 そこで、今回の特別会計設置によって四億ばかり印紙収入がふえるわけでありますが、それを普通車、小型車、小型二輪車、さらに継続検査の場合、構……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○武藤委員 大蔵大臣に最初お尋ねをいたしたいと思いますが、いよいよ明日から八条国移行、さらにOECD加盟等による完全開放体制に入るということで、いろいろ私ども野党の立場からも、日本の今日の経済情勢とそういう体勢とのからみ合いなども非常に心配いたしておるわけでありますが、まず、科学的に、大臣に、主観を交えないで、八条国移行ということは一体日本資本主義にどういう得失があるのか、利益になる面とマイナスになる面、この両面を、特に財政をあずかる大蔵大臣という立場から、ひとつ明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 マイナスの面は、中小企業、農業というおくれた産業、こういうものに対する、圧迫、ある……

第46回国会 大蔵委員会 第32号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○武藤委員 本日採決をする公庫の予算及び決算に関する法律に、せっかく答弁のために出席をされておりますから、少しく公庫、公団関係のことについてお尋ねをしておきたいと思います。  現在、公庫さらに公団、事業団の賃金ベースを見ますると、一般公務員職よりもたいへんベースが高いようであります。大体一五%から二〇%賃金ベースが高いわけでありますが、その高い理由をひとつ簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大臣もお見えになりましたからもう一問だけで大臣のほうに質問をかわりたいと思いますが、しからば一割五分から二割公団のほうが給与ベースがよろしいという場合に、片方は国家公務員共済組合法が適用されてい……

第46回国会 大蔵委員会 第36号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○武藤委員 国有財産法の改正をめぐりまして、昨日から、いろいろな角度から御質問がなされておりますので、私はあまり重複しないように心がけて二、三点お尋ねをしておきたいと思うわけであります。  いま国有財産をめぐるいろいろな問題というと、きわ立った問題でどういうことがあるかというと、私どもがじかに住民からいろいろ陳情され要望されておる問題の中には、大蔵省の処理が非常にスローである、四年も五年も前に登記がえをしてもらうべき土地改良のあととかあるいは河川改修のあととか、そういうような登記がなかなかできない、あるいは交換ができない、払い下げも四、五年かかっても進んでおらない、こういう苦情が地元住民からか……

第46回国会 大蔵委員会 第37号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま修正案が提出されましたので、それに関連をして確認をしておきたいと思うのであります。一つは、用途指定契約をした場合に、その指定の有効期間、これは一体どういうことになっているのか、それを今回のこの修正に基づいて年限を変える意思があるのかどうか、ひとつ管財局のほうから答弁を伺いたい。
【次の発言】 従来の規定に抜け穴があった場合、時価売買の場合に、五年というのは少し短過ぎるのではないか。これをもう少し延長するほうが、中間にブローカーを介在する余地を除いたり、あるいは適正な指定が遂行される。そういうような見地からこの五年というのをもっと延ばすことの検討に対してはどのようなお考えを持……

第46回国会 大蔵委員会 第38号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま議題になっております国民金融公庫法の一部を改正する法律案に関連をして、大臣の所見を承っておきたいと思います。  田中さんも御承知のように、旧地主に対する二十億円の特別融資を考えて、この法案が提案をされて、昭和三十七年の三月十五日に衆議院に当初提案をされたわけでありますが、すでに二年の歳月が流れ、しかもその間、参議院の審議状況をも入れるならば、四回の国会においてこれが成立を見なかった法案であります。四回も国会を経過しても成立をしないような法案を、今回もぜひとも、どうしても成立をさせなければならないと大臣は考えておりますか。現在はどのように考えておりますか。

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは大臣もお見えにならない委員会でありますから、事務的な問題を特に給与課長にお尋ねをいたしたいと思います。最初に参考までに伺っておきたいのでありますが、三十九年度の給与総額というのは一般会計と特別会計に分けてどのくらいになっておるのですか。もしパーセントまでわかったらひとつ同時にお教えを願いたいと思います。
【次の発言】 総予算に対するパーセントは大体わかっていますか。それも資料に基づいてですか。
【次の発言】 給与課長も御存じのように、いま仲裁裁定が下されようとしておるわけであります。二十日前後に裁定案が出るであろうという新聞報道でありますが、この裁定が下った場合に大蔵省当局……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。国税庁長官も御存じだと思うのですが、いま飯米用の米がたいへん逼迫をいたしておりまして、酒造用の米の割り当てやこれからの見通しというものは、当初計画を立てたものを変更しないでも遂行できるのかどうか、その辺の酒造米の需給状況をひとつお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 従来準内地米を酒造用に使った経験というのはあるのですか。酒の品質が落ちたり、味が落ちたりという心配はないのですか。それはいかがですか。

第46回国会 大蔵委員会 第44号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○武藤委員 前回の委員会におきまして、長期給付の不合理を是正しなければならぬという観点から政府の見解をいろいろただしたわけでありますが、その際に、たいへん答弁があいまいで正確な数字が把握できなかったために保留にしておきました点がございますので、きょうはそれらの点を少々明らかにしてみたいと考えますので、答弁側のほうでは、そのつもりでひとつ御回答願いたいと思います。  最初に、本日配付されました資料の第一ページに、「農林省における非常勤職員在職状況調」というのがございますが、これによりますと、イとロと分けて、イは比較的常勤職員に似通った勤務状況で二十二日以上勤務をし、引き続き六カ月以上職員として働……

第46回国会 大蔵委員会 第49号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○武藤委員 今国会に共済組合に関係する法案が二つ出ておりますので、非常に微に入り細にわたって、従来かつて見られなかったほど共済組合法に関係する慎重審議が行なわれましたことは、非常に喜ばしいことだと思います。そこで私は、いよいよ終盤を迎え、本日両法案を上げるという理事会の取りきめに基づきまして、できるだけ時間を有効に質疑をいたしたいと考えまするから、答弁側でもひとつ端的に明快に御答弁をいただきたいと存じます。  まず最初に、恩給局の担当官にお尋ねをいたしますが、過般当委員会において審議をされました長期給付に関する施行法の内容でありますが、そのときの質疑の際に、恩給局は、今回適用する上海共同租界工……

第46回国会 大蔵委員会 第51号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○武藤委員 ちょっと関連して。いま政治献金の問題に対する局長の答弁は不満足でありますから、ひとつこれからの決意のほどを承っておきたいのですが、実は二十社のうち五万とか十万というこまかい政治献金ならばそれほど問題にしなくてもいいと思うのです。いまの法人税法第九条によって、寄付というのはこれだけやれるという規定があるのですから、その法律の範囲内においてやることはいいということをかりに是認いたしましても、半期六ヵ月間に一千二百万からの政治献金をこういう会社が出すということです。しかも生保という会社はどういう性格の会社であるかということを検討した際に、非常に公共性が強くて、しかも相互組織になっておるか……

第46回国会 大蔵委員会 第52号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○武藤委員 時間が限られておりまして、二十分間しか私の持ち時間がありませんので、三、四点簡単にお尋ねいたしますから、答弁も簡潔にお願いをしたいと思います。  まず第一は、保険会社の準備金をいろいろ効率的に使用する際に、病院とかあるいは住宅、そういうものの取得は現在どんな状況になっておるか。特に、相互的な会社の場合は契約者にできるだけサービスを与える、あるいは恩恵を与える、そういう立場から病院などは大いにつくるべきではないだろうか、こういう考え方からお尋ねするわけでありますが、現況はどんな状況になっておりますか。
【次の発言】 現在、保険会社で持っておる病院は全国で幾つあるのですか。それから不動……

第46回国会 大蔵委員会 第53号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○武藤委員 議事進行について。委員長、定数が欠けておりますから、私ども定数の欠けておる委員会は出席できませんから、このままで暫時休憩にしてもらいたい。しからずんばわれわれは退場いたしますから。
【次の発言】 私もたいへん時間が詰まっておりますので、一、二点簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。  実は私どもは、今回の税理士法あるいは公認会計士の特例試験の問題、こういうような問題が国会審議の段階に入る以前に、すでに各団体の意見が利害対立をしておる。それぞれの団体が陳情請願をいたして、これはまあ容易ならぬ法律だ、こういう認識のもとに政府に党として正式に河上委員長名で申し入れをいたしたわけです。関係の……

第46回国会 大蔵委員会 第56号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 納税貯蓄組合法の一部を改正する法律案に基づいて、今回この連合会が法制化をされる、こういう措置がとられるわけでありますが、この連合会の性格、任務、そういうものをまず明らかにしていただきたい。また、大体連合会というのは、行政区域単位にあるのか、それとも、何個くらいを大体妥当な基準というか、単位組合何個くらいを連合会の組織下に入れるいう、何か指導要領というようなものがあるのですか。大体どの程度の規模のものを好ましい連合会として一応指導しようとするのか。これをひとつ……。
【次の発言】 第十条の二の挿入によって、会員の指導守及び育成をやるというけれども、パンフレットやリーフレットというのは……

第46回国会 大蔵委員会 第57号(1964/06/30、30期、日本社会党)

○武藤委員 けさの朝日新聞の報道を見ましてもいよいよ明日から映画、テレビのフィルムが全面的に自由化される、こういう情勢でありますので、きょうの委員会においては映画界の状況あるいは自由化後におけるこれからの映画あるいはテレビ界の状況などをひとつつまびらかにしてもらいたい、こういう考え方から御質問をいたしたいと存じます。  すでに映画自由化の問題については昨年の予算委員会あるいは商工委員会等において、かなり突っ込んだ質疑応答がなされております。議事録を通読してみましたら特に加藤清二代議士から非常に詳細にわたる部門まで政府にいろいろ態度をただしておったわけでありますが、そのとき大蔵大臣やあるいは担当……

第46回国会 大蔵委員会 第60号(1964/08/11、30期、日本社会党)

○武藤委員 午後から大蔵大臣も出席をする予定になっておりますので、それまでの間事務当局に主として金融情勢と明年度の税制をめぐって数点にわたってひとつお尋ねをいたしたいと思います。  最初に主税局長にお尋ねいたしますが、大蔵大臣あるいは大蔵省は、再三新聞を通じて予算の硬直性ということをたいへん心配をなされ、来年度の税収はそう思うようにいかぬのではないか、新規事業なども相当圧縮しなければならぬ、そういう記事が再三報道されておりますが、三十八年度の税収もすでに明らかになりまして、百八十一億円ですか、余剰が出た程度である、こういう三十八年度の実績からどういうことが教えられ、明年度はどういう態度で予算編……

第46回国会 大蔵委員会 第61号(1964/09/15、30期、日本社会党)

○武藤委員 本日は主として昭和三十九年産米に関する酒造用原料米について、冒頭にひとつ食糧庁のほうの御見解を承りたいと思っておるわけでありますが、まず最初に、昨年度中よりたいへん米の需給関係がアンバランスになってきて、食糧庁は大わらわになり、輸入の手当てをしたりあるいは国内のやみ米が高騰するのではないかという議論、国会におきましても、たいへん貯蔵米が不足してきた、ほとんど古米を繰り越すことができないような状態ではないだろうかという、非常な心配の種になったわけでありますが、今日の需給の状況、さらにこれからのごく近い年次の見通し、食糧庁としての今後の方針、そういうようなものについてまず冒頭にひとつ、……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 大蔵委員会 第1号(1964/12/12、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま政務次官から提案趣旨が説明されましたが、三十九年度に限り交付税及び譲与税配付金特別会計法の中で、今度大蔵省預金部から百五十億円の金を借りる。そういう措置で地方公務員の給与改善をしようというのでありますが、なぜ従来やらなかったこういう借り入れ金の措置をしなければならなくなったのか。その理由をまず最初に明らかにしてほしいのであります。
【次の発言】 ちょっと要望があります。私はけさ突然通告をして質問に立っておるのでありまして、実は大臣が十一時半から入ってくるというのですが、他の通告者との関係上、次官が大臣を代理して答弁をするという気持ちで私は尋ねておりまして、したがって非常に常……

第47回国会 大蔵委員会 第3号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○武藤委員 大臣がお見えになっておりませんから、その前に私たちの検討する資料として、そういう立場からひとつ通産省のほうにお尋ねをいたしますが、ここ三十九年度の輸出輸入の実績、できれば地域別に、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアあるいは共産圏、そういうような数字をまず明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そこで特にいま政治的な問題になっておるのは、金融緩和の方向と輸出の動向あるいは輸入の動向、もちろん国内の生産指数やあるいは原材料輸入、在庫等の調整というようなものも、金融政策を立てる上で非常に大きなファクターになるわけでありますが、特に私がいまお尋ねしたいのは、これらの各地域別の輸出の……

第47回国会 予算委員会 第5号(1964/12/03、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは佐藤さんが時間の都合で、冒頭に私が三十分、そのあと川崎議員が一時間という。佐藤さんの時間をそのように都合いたしましたので、答弁はひとつ端的に、明快にお願いをいたしたいと思います。  まず最初に、私は、本会議の総理の施政方針演説や本院における委員会の質疑応答を聞いておりますると、どうも中国の問題に関する総理の見解は非常に時代錯誤のような気がするし、実情認識が誤っているような気がするわけです。  まず第一は、総理は、中国は敵視しない、中国封じ込め政策には加わらない、あるいは中国封じ込めはしない、こういうことを発言をいたしておるのでありますが、総理の考えておる中国封じ込めというこ……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 災害対策特別委員会 第11号(1965/06/02、30期、日本社会党)

○武藤委員 災害対策委員になって初めて質問をするので、事務的な詳細な内容を知らない者が質問するのでありますから、そのおつもりでひとつ御答弁を親切にわかりやすく願いたいと思います。  まず最初に大蔵省にお尋ねいたします。  年々災害のない年はないと言われるような日本でありますが、災害を処理する支出として過去三年間くらいどういう予算支出になっておるか、まず三年間の、さかのぼって実際に支出した金額を、農業関係あるいは建設省関係、そういう形に区分をしてちょっと発表願いたいと思います。
【次の発言】 本日資料をお持ちになっておらぬと申しますから、確実にひとつ本委員会にそういう資料を配付するように委員長に……

第48回国会 大蔵委員会 第2号(1965/02/02、30期、日本社会党)

○武藤委員 私はきょうは、まず政府がわれわれの手元に配付した予算書に基づいて、参考資料を見ながらひとつ勉強のつもりで質問をしてみたいと思うのであります。  そこでまずこの予算書の第一ページ第二条債務負担行為の項でありますが、「「丁号債務負担行為」に掲げるとおりとする。」丁号を見ますと、七十億円金額にして債務負担行為をしよう、こういうことのようであります。その理由、内容、またいずれの国から輸入するための資金であるのか、またその七十億円は何カ年ぐらいで使用をしようとしておるのかその計画、これをひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、七十億円はそう長い期間繰り越すわけではない、翌……

第48回国会 大蔵委員会 第5号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○武藤委員 前会に引き続いて、専売事業に関する諸般の実情を調査するという意味で御質問をしたいと思います。  まず最初に専売公社の納付金の推移でございますが、四十年度は前年度より六十億円の納付金額の増になっておりますが、本年度の納付金の算出基礎というか、それから前年より六十億円納付金がふやせるという根拠、それをまず最初にお尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 三十九年度の補正予算で二十億でしたか、納付金額を増加させたわけですが、これは結局いま監理官の説明の葉たばこの輸出が伸びたので、その財源が見込めたのか、それとも当初の予算見積もりが実際よりも低目に査定をして予算計上をしたのか、どちらに……

第48回国会 大蔵委員会 第8号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○武藤委員 まず冒頭に、私は、昨年四月二十二日の大蔵委員会で国有財産に関する質疑をいたしたことがあります。それに対して局長はお答えをした覚えを今日まだ記憶しておりますか。
【次の発言】 さらに同年の二月、決算委員会でかなり詳しい質問をされ、あなたがたいへん苦しい答弁をし、その中で資料を提出するという約束をいたしておりますが、私の要求した資料提出と決算委員会における資料はことごとく提出をいたしましたか、その点をどうぞ……。
【次の発言】 私が本日尋ねようとしておる問題は、東海財務局の管轄にある東洋プライウッド株式会社なるものに、たくさんな国有地を払い下げした問題です。この問題については、当時大蔵……

第48回国会 大蔵委員会 第9号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○武藤委員 いまの二千円の出資証券の保有者の数でございますが、何人くらいおるか。それからもう一つ、私はいま銀行局長が言うように、日銀の出資証券なんというのは表彰状みたいなもので、永久に孫子の代まで額にでも入れてしまっておくような記念物で、このような処理を保有者がしてくれれば別に問題は起こりませんが、保有者の中で、権利があるのだ、いまの時価評価にしたらこれはたいへんな額面になるのだ、こういう主張をして、訴訟でも起こされた場合にも心配は起こらないかどうか。そこらの法律上の規定がどうなっていて、そういう心配はない、完全に話し合いで了解がつく、こう見通しておるかどうか。

第48回国会 大蔵委員会 第11号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。  いまの藤田委員の質問を聞いておって、私どうも理論的にもおかしい。この際明らかにしておかなければいかぬ。その点を端的に聞きますから、端的にひとつ率直に答えてもらいたい。  一体これは貯蓄なのか、貸し金なのかということです。いま労働省の説明では、労使間の契約に基づいて行なわれるのだから、その面を強く見ると貸し金ですな。組合員が会社側に貸している金だと解釈が立つ。今度は銀行局のほうから、これは銀行業務のような金融機関と見れば、監督をして、さっき大臣が言うように、利子の制限をしなければならぬ。貯蓄ならば、こういう問題が出てくる。これは貸し金なのか貯蓄なのか、それをまず明らかに……

第48回国会 大蔵委員会 第12号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 たいへん同僚各位から御質問がありまして、予定をしておりました項目のかなりの部分はもう質疑が終わりましたので、要点だけ個条的にお尋ねいたしますから、総裁のほうでも率直に簡潔に御答弁を願いたいと思います。総裁の御都合でおそくも一時十分にはここを出なければならぬということのようでありますから、約十五分間でございますので、要点をひとつお願いいたします。  まず最初に、日本の金融政策の上で大きなガンになっておるオーバーローンの解消の問題でありますが、先ほど総裁は三十八年末と三十九年末の貸し出し残高は減少したとおっしゃった。確かに四百五十億ばかり減ったのであります。これはいい傾向だと思います。……

第48回国会 大蔵委員会 第13号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○武藤議員 ただいま委員長より提案になります二法案の説明をいたしたいと思います。  ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準の相変わらず低い状態に置かれております。特に物価高を背景として、社会保障の飛躍的な拡充が望まれるところであります。さらに、最近における医療費の急激な増加は、各種共済組合の財政収支を悪化させ、組合員に過重な負担をしいる掛け金引き上げを余儀なくさせており、このまま放置するならば医療保険は崩……

第48回国会 大蔵委員会 第14号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○武藤委員 通告してある共済関係の担当官の給与課長が、いま参議院のほうへ行っておりまして、この時間に質問できませんので、せっかく名政務次官がお見えになっておりますから、郵政省関係のことで少々政治的なまだ判断の段階だと思いますので、ちょっとお尋ねをしておきたい点がありますので、お許しをいただきたいと思います。  御承知のように、特定郵便局の転貸債の問題が去年まで続いておりまして、昨年大蔵大臣と労組側あるいは郵政大臣等も交えて、転貸債のやり方が好ましくないというので中止をしたわけであります。そこで本年、いま別な形で特定局舎の建てかえを郵政省は考えているようなお話であります。四十年度の予算の中にも、……

第48回国会 大蔵委員会 第18号(1965/03/10、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは、ただいま議題となりました法案につきまして、種々の角度から数点の質問をいたしたいと思います。  まず最初に、外資導入の状況をお尋ねしたいのでありますが、昭和三十九年の外資導入状況はすでに新聞等で発表になっておりますが、四十年度の見通し、計画、そういうものをひとつできるだけ具体的にこまかい点まで数字を明らかにしてもらいたいと思うわけであります。御承知のように、株式取得の企業経営分やあるいは経営参加.分、それから受益証券、社債、貸し付け金債権、外貨債、技術援助、こういう細目に分けて計画を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 まず貸し付け金債権、三十九年は五億九千五百六十万ド……

第48回国会 大蔵委員会 第19号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○武藤委員 いまの医療費の問題ですが、所得の何%のうちのまた何%という限度がありますね。あの限度が私の判断では少々高いランクにあり過ぎるような気がするのですよ。そこであの限度は何を基準にどういう算定できめたのか。あれをいじらぬことには、所得の少々多い人は少し医者にかかっても全然控除されないのです。引っかからないのです。何を基準にああいう算定をしたのか、聞かしてもらいたいのです。
【次の発言】 もう一点。そうしますと、五%という限度はその所得の階層によって実情に合わない、こういう点があるような気が私はするのです。私なども家族がかなり医者にかかってもひっかからないのですよ。一年に二十五万以上になら……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○武藤委員 いまの次長の説明のしかたが説得力がないのです。只松君の質問しているのはこういう点だと思います。酒と違って、ビールは二、三カ月でつくれるから、常に監督に行っていないと脱税されるおそれがあるじゃないか。たとえばホップを何キロ使って、もろみを幾ら使ったら、幾らのビールができるという大体の基準があるわけでしょう。したがって国税局が、その基準できちんと立ち会っているのかいないのかという問題になるわけです。人数がなくてやっていないということになれば、仕込みのときの数量もきちんと計算していないという推量も、聞いているほうでは出てくる。そんなばかなことはやっていないと思うのです。そこでまず蔵出しさ……

第48回国会 大蔵委員会 第22号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 私はまず、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、数点伺っておきたいと存じます。  最初は自治省の担当にお尋ねをいたしますが、今回〇・六%の交付税率の引き上げが行なわれるわけでありますが、地方自治団体の現状にかんがみてこの引き上げをやるというのでありますけれども、府県、市町村と大きく自治体を分けて、現在自治体の現状がどのようになっておるか。特に財政面における状況、これを冒頭にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 府県と市町村と分けたときに、今日赤字団体になっておる団体は県が幾つ、市町村が幾つ、三十九年のベースでわかればそれを明らかにしていただきたい。

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。泉さんは国会運営や議事手続のことは全然しろうとです。あなたは要するにともかくもとの法律が根本的にだあっと変わるのだからそれに右へならえをして、いまかかっておる法律が自動的に直るような改正をしても、審議権の侵害あるいは一事不再議の原則、そういう議事手続には何も抵触しないのだという解釈をあなたはしておる。ところが今度は審議するほうの立場になってみると、いま審議の過程に入っておる税理士法という法律については、この法律が一たん通ってから、四月になったら直ちにいま参議院にかかっている法案の中身を、整備法が通ったことによってこういう点がこう変わりますという修正案というものを追加しなけ……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本社会党提出の租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、政府四案に批判を加え、政府並びに与党自民党に猛省を促し、反対の意見を表明し、討論をいたすものであります。  反対理由の第一は、政府は今回減税幅を非常に縮小いたし、佐藤総理が過般十月に公表した三千億減税の公約を踏みにじり、国民の期待を裏切ったという点で、政府」案に賛成ができないのであります。  第二の理由は、税制調査会の答申を無視し、答申を逆にねじ曲げ、いまだかつて歴代の大蔵大臣が慎んできた総合累進課税の原則を、今回はまさにずたずたに踏みにじろうとする実質分離……

第48回国会 大蔵委員会 第27号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の意見を明らかにいたしたいと思います。  御承知のように、現下地方自治団体は非常に窮状を呈しております。赤字の県が五県、赤字の市町村に至りましては、三百九十七市町村に及んでおります。その金額も二百七十二億円、市町村分でも二百二十一億円の赤字という非常に苦しい実情にあります。このことは、同じ日本国内に住む住民が、赤字の市町村に住んでおる者と、黒字の市町村に住んでおる者との非常なアンバランスを来たしておることは言うまでもありません。したがって、私どもはかかる赤字をすみ……

第48回国会 大蔵委員会 第31号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○武藤委員 時間がありませんから、論争する気持ちはさらさらありません。事実を認識する上からの御回答をいただきたいと思います。  最初に河野さんにお尋ねいたしますが、証券取引審議会では報告の中で、「引受業務を行なう証券業者については、その業務の性質に照らし、免許制の採用に際して最低資本金の額の引上げが必要である。」こういう報告をいたしておるわけですが、いま武井さんのお話と審議会の報告との間で、私たちが心配になる点があるような気がいたすわけであります。そこでお尋ねをいたすわけでありますが、審議会としては一体どういうねらいで、何を目的として資本金の引き上げということを報告されたのか。さらにでき得るな……

第48回国会 大蔵委員会 第35号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○武藤委員 大臣に質問しようと思って、少し政治的な大きな問題点だけ考えておったのですが、いなくなっちゃったので、急にここで九十度かじを変更してひとつお尋ねをしたいと思います。  松井局長に、証券取引法の一部を改正する法律案を逐条的に明らかにしてもらいたいと思いますが、まず最初は、第二十九条の「公益又は投資者保護のため必要な最少限度のものでなければならない。」、この「必要な最少限度のもの」というのは、大体どういう程度のものを想定しているか、これをまず明らかにしてください。
【次の発言】 この間参考人も述べておりましたが、引き受け業務とは一体何かということも非常に定義がむずかしいという証言をしてお……

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは三菱銀行、大和銀行、三和銀行の首脳部の方々に、皆さんの取り扱っておる銀行の貸し付け業務の形態あるいは事実、そういう問題について少しく質問をさせていただきたいと思います。御三人いらっしゃいますから、順次お尋ねをしたいと思いますが、最初に大和銀行の責任ある方にお尋ねをいたします。  あなたの銀行では、普通銀行振り出しの小切手を振り出すときにはどういう方法、決済はだれが行ない、金額には支店の場合限度があるのかないのか、そういう通常の場合の銀行の振り出す小切手はどういう形態で行なわれておりますか。その点をまず最初にお伺いいたします。

第48回国会 大蔵委員会 第37号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○武藤委員 先ほど大臣は取得時効問題は別に考えるべきだと言われたが、これは時効の問題ですね。そうすると実際にいま平林委員が質問している問題は、ほとんど時効にかかっている当然農民の所有に帰すべき問題だ。それから二線引きの畦畔の中の問題も二線引きとは全然別な道路があったであろう、あるいは山道があったであろうというけれども、農地になっておるたんぼのまん中に道路があったことになっておる。図面上にそれが残っているのです。しかしそれは五十年も六十年も昔からそういう実情にある。当然の時効ですよ。これを政府は時効だといって、政府側から農民に裁判なんかやらなくとも取得できる方法というようなものを検討しているのか……

第48回国会 大蔵委員会 第40号(1965/05/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 主として職員部長に尋ねたいのでありますが、過般の専売従業員と公社側との賃上げの紛争について、公社が処分をいたしたようでありますが、その処分の内容、人員、程度、これをまず職員部長から明らかにしていただきたい。
【次の発言】 百五十二名の人たちを処分をした内容が、解雇三名を筆頭にして非常にその処分の軽重があるわけであります。その軽重をきめた基準は一体何であるか、明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私が聞いておるのは、たとえば停職一ヵ月、停職二ヵ月、四ヵ月、六ヵ月、首切り、こういういろいろな軽重があるわけですね。どういう基準でそういう差がつけてあるのか、これを明らかにしてほしいという……

第48回国会 大蔵委員会 第41号(1965/05/26、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。大蔵大臣は二十一日に新聞記者会見をやって、関係金融機関の足並みは完全にそろっておる、これが第一項目に出ておる。ところがきょうの新聞を見ると、「十三銀行“全額”に不満」、こういう見出しででかでかと、興銀、富士、三菱以外の銀行はつんぼさじきに置かれてつくられた再建案のような印象で不満である、こういう意思をきのうあたりの会議でほのめかしておる。一体金融機関は完全にこの再建案を守ってやってくれるという自信はあるのかどうか。
【次の発言】 銀行が協力しないようなことはないという大臣の期待をする気持ちはわかる。しかし、この十三銀行のきのうの頭取クラスの会議によると、最終的には日銀が救済融……

第48回国会 大蔵委員会 第44号(1965/07/09、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは大臣がおりませんし、銀行局長あるいは理財局長もかわったばかり、政務次官もかわったばかりで、経済全般の問題についてお尋ねをしたい予定でおったわけでありますが、総括的な観点からの答弁はなかなかむずかしい段階だと思いますので、きょうはできるだけ個別に突っ込んだ事務当局の具体的な態度と申しますか、方策と申しますか、そういうものをひとつ承りたいと思うわけであります。  最初に経済見通しの問題でありますが、現在国民が一番不安に思っておるのは、一体いまの景気がいつごろ好転をするのか、一体このままいつごろまで続いていくのか、こういう点はどこへ行っても尋ねられる問題であるし、おそらく大蔵当局……

第48回国会 大蔵委員会 第45号(1965/07/21、30期、日本社会党)

○武藤委員 時間が非常に制限されておりますから簡単に質問をいたします。端的にお答えを願いたいと思います。  最初は景気の不況状況の認識でありますが、私たちは、日本経済の状況を把握するには、企画庁の発表やあるいは日銀、あるいは経営者の見通し、こういうものにたよって一応日本経済の状況というものを認識をしているわけでありますが、本年、企画庁は、当初においては、六月ころから景気は上昇するという見通しを月例報告で立てておった。五月になると、七、八月ころには景気は回復するだろうといっておった。ところが、今度は六月の月例報告を見ると、国内需要の増大は予想できない状況にあるといい出している。とうとう七月からは……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 災害対策特別委員会 第5号(1965/09/11、30期、日本社会党)

○武藤委員 答弁側にお願いをいたしますが、十分間という時間の制約がございますので、答弁のほうも簡潔にお願いします。  ただいま高田委員から指摘のありました九月四日のひょう害の問題でありますが、栃木県においてもたいへんな被害で、すでに関係当局も御存じだと思いますが、通常の災害と違いまして、ひょう害の場合には収穫皆無になってしまう。特に今度の場合には卵大の大きさのひょうでありまして、いま刈り入れを寸前に控えて水稲がたいへんな被害を受けたわけであります。栃木県の例を申し上げますと、水稲の被害面積が八千二百四十ヘクタール、そのうち、皆無、全く米が落ちてしまって、拾おうにも拾う方法がない、そういう面積が……

第49回国会 大蔵委員会 第1号(1965/07/31、30期、日本社会党)

○武藤委員 大蔵大臣のただいまの答弁を聞いており、さらに昨日の演説を聞いて、いまの不況を乗り切るのがとにかく当面の最大課題だと言われる。私が心配しているのは、当面、いま不況を乗り切ろうとして真剣にあの手この手で需要の喚起をやる、ところが、本来なら外債の発行でもできるなら、外国からの資金を導入して需要を喚起する方法もあるでしょう。しかしいまの資本収支の状況を見ると、どうも資本の導入はどんどん減る傾向にある、したがって思うように外債発行はできないという環境に置かれている。もう一つの心配は、世界の貿易の伸びは大体七%程度だろうと予想されてきている、一〇%台からもうことしの下期から来年はずっと七%台に……

第49回国会 大蔵委員会 第2号(1965/08/04、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。絶対に金でなければならぬという論拠を明らかにしないじゃないか、条約できまっているのじゃないでしょう。金で出さなければならぬという理由が明らかでない。
【次の発言】 それじゃ二五%金で出さなかった場合、IMFは除名するのか、それとも何か罰則があるのか。金で二五%出せないという国の場合、私のところはどうしても自国通貨で出したいのだ、そう言ってエゴで拒否した場合に、じゃ法的に何か制裁があるのですか、国際的に。それとも資格がなくなるのですか、それはどうですか。
【次の発言】 そういたしますと、どうしても金保有がなく、あるいは外国からも買えないという場合を想定した場合に、その二五%……

第49回国会 大蔵委員会 第3号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○武藤委員 福田大蔵大臣、いまの公債を発行した場合どこが引き受けるかということが、これからの日本の経済にどういう影響を与えるかという重大な問題点であります。平林さんは、いま産業界をこういう景気にしてしまった最大の原因、責任が産業界にあるんだ、したがって、産業界にもこの際そういう公債発行をされた場合には、それを引き受けるとかなんとかしてもらいたい、しかし重病人でそれができない、こういう認識を大蔵大臣がしている。  そこで、ひとつ提案でありますが、銀行はもうかっていますね。企業家はみんなもう重病人になって、いまや倒れんばかりの状態にあるのに、銀行だけは相変わらず利益率は非常にいいですね。銀行の純利……

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。総裁、席をはずしておいて質問するのはちょっと失礼でございますが、けさの新聞を見ると、あちらこちらの局でだいぶ幹部が起訴されておるので、高崎局、それから札幌ですか、これらについての人事補充をいたしたように新聞に報道されておりますが、何人くらい、どういう基準で一応補充をやっておりますか。
【次の発言】 事務代理の者というのは、だれをどういう形で……。
【次の発言】 本社の厚生課長を兼務で札幌にやっておるわけですね。そうすると、本社のほうが支障を来たすのじゃないですか、厚生課長ともあろうものを札幌にやってしまったら。そうしたら、本社の厚生課長は次長が一切責任を持ってやっているの……

第49回国会 大蔵委員会 第7号(1965/09/02、30期、日本社会党)

○武藤委員 佐藤委員並びに平岡委員より多方面にわたる角度から御質問がありましたので、なるべく重複を避けて、大臣の見解をひとつ確認をいたしたいと思います。  御承知のように、前回の委員会でもここですでに論じられたのでありまするが、高度経済成長の矛盾の激化があらゆる面に明らかになってまいりました。そこできょうは、政府のとった高度経済成長政策の矛盾の激化というものが、どういう点に、どの程度あらわれているかということを具体的に各方面にわたってお尋ねをしたいと思うわけであります。  第一には、景気の問題について少しく尋ね、第二に、補正財源について、ただいま平岡さんから質問がありましたが、もう少々具体的に……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 大蔵委員会 第2号(1965/12/22、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、大蔵大臣に財政特例法に関しまして、社会党を代表してます御質問をいたしたいと思いますが、その前に、大臣に要望しておきたいのであります。  今回の法案は、戦後二十年間にわたる日本の均衡財政主義というものを大転換をする公債発行という、重大な転機を迎えた財政の転換でありまするから、大臣の出席を十分求めて、大臣から答弁を求めるという基本的な態度を私たち社会党は立てましたので、ひとつ大臣にはできる限り大蔵委員会の審議に協力を願いたい、こうお願いを申し上げておきます。  まず最初に、今回二千五百九十億円の財源不足を公債でまかなう、これも国民の目から見るならば、国債を発行する突破口にこの現実……

第51回国会 大蔵委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいまの三党共同提案になる中小企業に対する年末金融及び徴税に関する決議は、例年行なわれておりますけれども、特に本年は、年の初め以来、中小企業の倒産は連続して記録を更新するような、非常に深刻な事態に見舞われております。こういう事態でありますから、例年の国税庁の通達が本年こそさらに実効あるような特段の配慮をすべきことを強く私たちは要望いたしたいと思うのであります。  さらに、中小企業の金融についても、本年の年初以来、中小企業はたいへんな事態に見舞われているのでありまして、徴税とともに金融の要望は、一そう強くなっておるのが現下の諸情勢であります。したがって、大蔵省銀行局はもちろん、民間……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 舟山さんに二、三、非常に限られた時間でございますから、簡単にお尋ねをいたしたい。  今回の財源不足二千五百九十億円を補うために赤字公債を発行するわけでありますが、これの具体的引き受けについて、すでに新聞等では都銀、長銀が五一・五%、地方銀行が二六・五%ですか、残りを相互銀行、信金、生保、農林中金などが引き受ける、こういう率で今回のものは引き受けさせるが、明年度予定される七千億円程度の国債についてもこの比率を適用するのか。この比率を適用された場合に一番困るのは、何といっても雑金融機関、信金、相互銀行がたいへん困るのじゃないかと私は思うのですが、その辺の見通しについての議論はどの程度行……

第51回国会 大蔵委員会 第5号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 本日は農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案について、さらにこれに付随をする農業共済制度全般にわたっての政府側の見解あるいは現状、対策、そういうものについてお尋ねをしてみたいと存じます。  まず最初に、今回繰り入れ金をせざるを得なくなった最大の原因は、低温、台風等による被害に対する補償金の支払い、これが原因だと思いますが、特に今年の水陸稲の被害状況の結論的数字が出たと思いますので、どの程度の被害を受けたか、さらに、でき得るならば、それをブロック別に大きく分けた地帯別に御発表願えればありがたいと思います。

第51回国会 大蔵委員会 第6号(1965/12/26、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。これはどなたに意見を伺ったらいいかわからぬけれども、もし適当な答弁者が来ておらなければ政務次官に……。  これは、私は非常に政治的な大きな問題だと思いますが、いま貿易振興、輸出を大いに盛んにするという質問の最中でありましたからお尋ねをするのでありますが、実はメキシコへ行ってびっくりしたのは、日本とメキシコの貿易関係というのは、過去かなり長い間、年々一億ドル日本が入超なんですよ。これを政府は全然改善しようとしておらぬ。メキシコと日本は通商条約も結んでおらない。それが南アフリカあたりでは、日本のほうがちょっと輸出超過になれば大騒ぎされて、日本品を買わぬぞと言われるとすぐ特使を……

第51回国会 大蔵委員会 第11号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、きょうは公取の委員長を中心に質問をする予定でありましたが、大臣がせっかく出席でありますから、交互に織りまぜてひとつお尋ねをいたしたいと思います。  いま国民が非常な大きな関心を寄せておる問題は、何といっても、生活がしやすいように物価の上昇を押えてくれ、こんなに物価が上がったのではとてもたまらぬ、こういう空気が国内に充満しています。したがって、最近の県会議員の補欠選挙や市長選挙を見ていますと、かなり政府与党に対する批判的投票が投じられている趨勢がこれらの選挙を通じても見られております。私は、この物価問題について、一体内閣は消費者の立場に立つ物価対策――こういう方法で、こういう角……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。  いま、大臣、国鉄の通行税収入が二十六億三千三百万円ある。これを山田委員は、国鉄の今日の経営実態から見て、これを国鉄の収入になるように、目的税的にこれを変更したらどうか。――大前提は廃止ですよ。しかし、主税局長は廃止は、と言って、いろいろ逃げておるから、廃止できるのなら、これを目的税として国鉄収入に入れたらどうか、こういういい意見を述べておる。近い将来に検討するといま申されましたが、国鉄当局、その案はどう思いますか、あなたいまうしろで聞いておって。
【次の発言】 関連ですからこれでやめますが、大臣も御承知のように、今回の予算書を見ると、国鉄の借金だけでも、短期、長期合わせて……

第51回国会 大蔵委員会 第16号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。  いまの農林省の肉牛のことですが、大体二年間はいまの肉の需給関係というものの状況は変わらぬ、こう見ていいでしょうね。というのは、農林省はまことに怠慢であるし、計画がずさんであるし、この問題は大失敗をした。なぜなら、豚の場合なら、豚は足らぬといって大騒ぎをして、大体半年たてばどんどん豚は肉になってくるのですよ。腹の中に入っている時間は、豚は三・五カ月でしょう。そして、八頭も十頭も豚はできるのです。しかも、六カ月たてばもう肉になる。ところが、牛の場合はそうはいかぬですね。牛の場合はどういうことになりますか。腹の中へ入っている月数から、出て、育って食えるまでの期間、どういう認識を……

第51回国会 大蔵委員会 第17号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○武藤議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は相変わらず低い状態に置かれております。さらに物価高を背景として、社会保障の飛躍的な拡充が望まれるところであります。  特に、最近における医療費の急激な増加は、各種共済組合の財政収支を悪化させ、組合員に過重な負担をしいる掛け金引き上げを余儀なくさせており、このまま放置するならば医療保険は崩壊の危機に追い込まれるのであります。また、老後の生活安定のための年……

第51回国会 大蔵委員会 第18号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○武藤委員 ちょっと関連して。時間がないので簡単に総裁にお尋ねしますが、ことしの開銀債の発行は見合わしたわけでありますか。
【次の発言】 去年の利回りよりことしは発行利回りもかなり上げないと、アメリカの市場で消化できないのじゃないだろうか、そういう心配もあるのでありますが、すでに昨年予定したもの、政府は五千七百万ドルばかり発行できなかった事実もあるわけでございますから、そこらはどうなんですか、去年よりもずっと利回りはよくして発行するという計画でございますか。
【次の発言】 最後に、これは非常に大ざっぱですが、総裁、現在開発銀行が借りている金は、いまちょっと表を見たら利息だけで一年間に四百九十七……

第51回国会 大蔵委員会 第21号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○武藤委員 資料要求をしておきます。  例年いただいておるのですが、資本金の一番大きいランクから、たとえば五十億円以上、五十億円から十億円、十億円から一億円まで、それの資本金別の所得金額、それから、その中の赤字決算会社、公表は黒、税務申告は赤、こういうのがたくさんあるが、これをひとつ表にして提出を願いたい。
【次の発言】 いままでの主税局長は名主税局長だから、全部わかっておって出したのであるから、あなたも出せるはずだと思います。

第51回国会 大蔵委員会 第22号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。  主税局長の答弁が質問者と歯車が合っていないと思うのですよ。だから、いまの減税は、基礎控除、扶養家族、そういうものは一千万円の人も五百万円の人も十万円の人もみな同じに及ぶのですよと、その前提から話してやらぬから、小林さんのほうへの答えに対して、いまは累進度を強化しなければならないという受け取り方をするわけです。主税局長の答弁が歯車が合うようにしていないから、質問者がのみ込めないのですよ。もう少し私は歯車が合うようにやってもらいたいと思う。主税局長がそう答えていけば、だんだんわかって、先へ進んでいけるのですよ。

第51回国会 大蔵委員会 第23号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは、民社党との時間の割り振りで、三十分以内でやめろという一応約束でありますので、大臣を中心に、大きな政治的判断を必要とする問題だけに限ってお尋ねをし、残余は二十二日の質問に譲りたいと存じます。  まず最初に、日本は、御承知のように貿易立国で、貿易を中心に国を立てていかなければならないという宿命的な国の状態に置かれております。そういう国柄でありますから、貿易関係というものは、国民所得に比してどの程度まで貿易に依存しなければならないか、そういう際に、今日の日本の輸出、輸入の関係から見て、これをどの程度まで引き上げていくべきか。そういう政府の大きな方針について、まず大臣にお尋ねした……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○武藤委員 関税関係の四法案に対しまして前回質疑に入ったわけでありますが、途中で切れたので、きょうはひとつ法案の具体的中身についてお尋ねしてみたいと思います。  最初に、暫定措置法の問題について、今回上程されておる条文の内容についてお尋ねをしたいと思います。  第一は、重要機械類の免税の期限延長でありますが、現下の日本の経済状態は、かなり合理化も進み、近代化が行なわれて、設備投資は、どちらかといえば過剰になっている。これをもうこの辺で抑制をしていくという経済情勢にあると思うのであります。ところが、今回の改正によると、重要機械類の免税をさらに一カ年間延長するというのでありますが、その積極的な理由……

第51回国会 大蔵委員会 第25号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○武藤委員 突然のピンチヒッターで、大臣に、あれもこれもと行ったり来たり、飛び飛びに質問をいたしたいと思います。  まず最初に、主税局ですか、国税庁ですか、四十年度の税収がやや見込みがつくようになってきたと思うのですが、三月十五日の個人申告などもかなり様子はわかってきておると思いますが、税収の状況はどうなりそうであるか、お聞きしたい。
【次の発言】 まだ確定数字はわかりませんか。国税庁のほうが一足先に全国の税務署の状況というのはわかるのですか。わかれば刻々主税局長に報告しておるのですか。いまの答弁が最新の状況だ。私は一月末のは配付されたからわかるのでありますが、二月末もすでに国税庁当局ではもう……

第51回国会 大蔵委員会 第27号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、ただいま議題になりました災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、いささか質疑をいたしたいと存じます。  最初に、本法案による従来からの適用状況でございますが、昭和三十九年あるいは三十八年、これらの数字を見ますと、本法案を適用された状況と雑損控除を適用した状況とを比較すると、雑損のほうが圧倒的に多い、本制度の適用というものの金額は非常に少ない、こういう状況が明らかに出ております。この法案のねらいは、雑損控除がある今日の法体系の中で、一体何をねらいとしてまずこの特別な立法をしようとしているか、そこらをひとつ明らかにしてもらいたい。

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○武藤委員 ちょっと関連して。  今井さんのただいまの新協議会、どういう名称か、仮称のものを考えておる、これは二、三年、うまくいくかいかぬか、ためしてみたい。ためしてみたいという発言の意味は、二、三年やってみて、どうもこれよりも評議員の中に労働組合員代表を入れたほうがいいという、そういう情勢になれば検討し直すという意味が含まれていると思うのですが、二、三年の検討期間を私たちも十分注視したいと思います。そこで、もしそういうものを定款の中に新たにつくって、法改正はしないが、定款できちっと位置づけをする。その際にその協議会なるものがなす業務内容、あるいは審議内容――いままではあなたのほうは、労働組合……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。  いまの説明を聞いておると、これはいろいろ調べなければ、ちょっとこの法案は採決に応じられないような問題がたくさん出てきたような気がするのです。そこで、ちょっとお尋ねしますが、一つは、業務方法書の新しく追加すべきものはすでにできておるかどうか。できておるとしたら、業務方法書の変更の内容をひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 いまの業務方法書では、第一条のただし書きの場合は、原則として五年以内とする。ただし、必要と認めるときはこれを越えることができる。今回のは七年と十年ものの超長期のものがあるわけですね。こういう長期金融を国民金融公庫がやるべき筋合いのものではない。大体……

第51回国会 大蔵委員会 第30号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○武藤委員 先輩の平岡さんから非常に詳しく地方財政についての質問がありましたので、できるだけ重複しないようにお尋をしたいと思います。短時間ですから端的にお答えを願いたいと思います。  最初に、自治省のお考えを尋ねたいのでありますが、昭和三十八年度の一般会計の地方貞治体の赤字、これは二百七十二億円、赤字市町村団体が三百九十七団体であるということを過般の本委員会において私の質問に答えたのでありますが、三十九年度の一般会計の赤字はどのくらいになるか。同時に、一般会計だけでなくて、国民健康保険会計、さらに公営企業の赤字、こういうものを区別して、一体どのくらい赤字があるのか。そこいらからひとつ明らかにし……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の意思を表明し、討論をいたしたいと思います。  ただいまの質疑状況を見ましても、今日の地方自治体が非常な窮状にあることは、私が重ねて申し上げるまでもありません。昭和三十九年度の自治省の決算内容を見ましても、三十九年度の起債残額は、普通財政において一兆六百億円、企業会計において一兆一千億円の借金を地方自治体はかかえております。この返済を思い、さらに金利負担を考えるならば、地方自治体の将来に私たちは非常な心配をいたすのであります。自治省の答弁によると、金利負担も年平均……

第51回国会 大蔵委員会 第43号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま泊谷委員もちょっと触れた問題でありますが、冒頭に確認をしておきたいと思うのであります。  それは、今回の改正の第二点であります最低保障の問題で前回私ちょっと質問をして、これはやはり修正しなければいかぬなと感じた点がございます。それは、今回の改正で、退職年金、さらに廃疾年金の最低保障額を六万円にする、ただし、それは無条件で六万円になるのではない、実在職年が、恩給のほうは十七年、共済年金のほうは二十年、これだけつとめた年数がある方で、すでに廃疾年金をもらうような人は最低保障六万円、これはやはり退職年金の場合と廃疾年金の場合とはおのずから実態が違うということを分けて考えないといか……

第51回国会 大蔵委員会 第45号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○武藤委員 いま山田委員の発言された原爆の患者に対する負担は当然国庫が出すべきである、これは理事会において煮詰めることにいたします。  それにやや似たような問題でございますが、北海道のような寒い地帯では暖房料というのが医療費の中に付加されて取られる。これを共済で払っておる金額が相当の金額になりますが、給与課長は実態を知っておりますか。
【次の発言】 いまはっきり最後の語尾がわからなかったのですが、共済だけは負担しているわけですね。  まず一つ聞きますが、国鉄、専売、電電が現在暖房料として共済組合のほうから給付金の中で払っておる金額はどのくらいになりますか。

第51回国会 大蔵委員会 第46号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。  福田大臣、いま、なかなか関連があってむずかしいという大臣のお答えがあったのでありますが、一体、大臣はその実情を知らないから、そう簡単にむずかしいとおっしゃるのです。いろいろこれを私どもも考えて検討してみると、具体的に申しますと、たとえば、昭和十二年から十四年まで二年間つとめた、ところが一年間今度は休みができて、十五年から十七年までつとめた、十七年にまた一時そこで首になって、半年後からまた二年間働いた、そういう期間が全部年金給付の期間に――昭和三十六年六月十九日以後にやめた者はその断絶期間が全部年金の計算に入るのです。ところが、その施行令がつくられた以前の二カ年間にやめた者……

第51回国会 大蔵委員会 第47号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連して。  そういたしますと給与課長、今回の最低保障の分からは脱退一時金は控除しないけれども、これからやめていく現在の者は、支給額の中から脱退一時金は引くのだ。この原則はずっと変わらず続けていくのかどうか、また続けるとしたら、その趣旨は一体何なのか。脱退一時金でせっかくもらったものを、十五年後あるいは五年後に、その支給のつどまた取られていくというのはどういうことなのか。大体脱退一時金というのは、給与のあと払いみたいな、そういう性格も退職金と同じように持っていると思うのです。それを今度は年金額から差し引いていくという思想は一体どういうことなのか、そこらをわかりやすく説明してもらいた……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいま議決されました共済組合関係法に対しまして、三党一致の附帯決議をつけたいと存じます。  文案につきましては、すでにお手元に配付されておりますので、読み上げることを省略いたします。  今回ほど本委員会において共済組合法に関連した質疑がなされたことはございません。延々三週間以上に及ぶ慎重審議をいたしました。その結果、政府側の方々も御了承と思いますが、われわれが改善をしなければならないと思う点が多々発見をされ、また、前向きの姿勢をもって改善をしなければならぬ点が数多く見受けられるのであります。しかしながら、国会の限られた会期の中で直ちにこれを全面的に改善する方途は、時間的に制約を受……

第51回国会 大蔵委員会 第50号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○武藤委員 ただいまの事件に関連して、大臣に誠意ある回答を求めたいのでありますが、いままで税務調査の途中で自殺をしたという例はありますか、国税庁長官。
【次の発言】 特に、今度の場合は自殺した人が社長とか専務とかいう責任者じゃないのですね。私はそこに非常に重大なウエートを置いているわけです。そこで、おそらく増淵君なる者は妻もあり、子もあるだろうと思う。国税庁として、大蔵大臣としては、見舞い金を出すとか、香典を包むとか、そういう思いやりのある措置は考えておるのですか、それはいかがですか。
【次の発言】 深甚な弔意を贈る気持ちがある。しかし、弔電は打ちましたか。国税庁長官なり大臣の名前で家族に対す……

第51回国会 大蔵委員会 第51号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○武藤委員 外務大臣が退席されるので、質問が前後しますが、一、二点大臣の認識のほどを伺っておきたいのであります。  今度アジア開発銀行に加盟する国で、ソ連圏から援助を受けている国はどことどこだと大臣は知っておりますか。
【次の発言】 まだインドネシアが落ちておるでしょう。
【次の発言】 時間がないので詰めた質問をできませんが、ソ連の援助、あるいは融資、いろいろな種類の援助がありますが、条件は日本、あるいは他の資本主義自由国家群と比較した場合にどうですか。
【次の発言】 低利ばかりではない。贈与が非常に多いのであります。  大臣、贈与が多いという一般的趨勢については、その認識は間違いありませんか……

第51回国会 大蔵委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 関連。  銀行局長、いま小林議員の質問は、これは信用金庫として支払う義務があるかないか、また、支払わせるように大蔵省は行政指導すべきである、こういう気持ちからの質問なんです。それについてはまだ的確な答弁をしておりませんから、はっきりこれは信用金庫として当然責任を持って返済、支払いをすべきである、私はそう考える。というのは、この大八木なる男は、本人が支店長代理という肩書きを冠して、名刺で領収書などもたくさん出している。したがって、善意の第三者は当然信用金庫の業務の一部と認識して金を出しておる。この善意の第三者までここで弁償しないという処置をとるのは不当である、こう考えるのであります。……

第51回国会 予算委員会 第21号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、きょうは主として金融問題を中心にした昭和四十一年度の国の方針がはたして計画どおり貫けるかどうかということを確認をいたしたいと思うわけであります。  最初に、貿易関係の指導に当たっておる通産省の行政指導について伺いたいのでありますが、大臣も御承知のように、昨年十一月ごろから日本の輸出をめぐって関税法違反の疑いがある、そういうアメリカからの指摘がありまして、そのインボイス不正申告による額がだんだん明るみに出てきたようであります。報ずるところによりますと、この関税法違反によるインボイス不正申告による課徴金、まあ言うならば過料のようなものでありましょう、これが七千万ドル程度になりそう……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 大蔵委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○武藤委員 きょうは、専売公社の新総裁に御出席いただきまして、就任して初めての大蔵委員会でありますから、私は東海林新総裁にたいへん期待をかけておるものでありますので、民間の企業から公社に移られた総裁の、公社に対する次点や長所や、改善しなければならぬという点なども、いろいろな抱負をお持ちだろうと私は思いますので、まず冒頭に、公社運営についての総裁の抱負をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 新総裁がこれから専売事業をどういう方向に指導なされるかということは、みなが非常な関心を持っておるところであります。いまのお話の中では、機械を合理化する、あるいはあらゆる専売事業に関係しておる者が一体とな……

第52回国会 大蔵委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 ついでに、いませっかく資料が配られたから販売部長にお尋ねいたしますが、きょう専売公社から配付された「たばこ小売人指定申請処理状況」を見ますと、実際に指定を受けている割合というのは、昭和四十年で三割、それ以前は二六・九、二六・二、七割の人たちは全部不許可、こういう状況ですね。これは数字だけ見ると、どうも少しきつい。いろいろな理由はあると思いますが、私はこれを見てけしからぬと思うのは、翌年度に繰り越しの数が非常に多いということです。昭和四十年の場合は七千四百三十六件、その前の年は四千百二十六件、しかもその中で「不指定処分にかかる審査請求処理状況」を見ると、三十八年は翌年へ百件、三十九年……

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○武藤委員 まず、大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、昨日も歩積み・両建て問題について、各銀行の協会長をお呼びして、第二ラウンドを今後どう展開するかという点について、大臣も再三、第二ラウンドはやるんだ、こういう意気込みをもって言明されておりましたので、いろいろ意見を聴取したわけであります。  そこで、歩積み・両建て問題が現在どういう状況になっているかということは、国民の大きな関心事でございます。大蔵省は、その後苦情処理機関なども増設をして、大いに業者の苦情を吸い上げよう、そして適切な処置を講じていこうというかまえを見せておるわけでありますが、まず、その苦情処理機関に苦情がどのくらい申し出られたか、……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/25、30期、日本社会党)

○武藤委員 アジア開発銀行加盟に関する一切の法案が本日大蔵委員会で上がるという運びになっておりますが、このアジア開発銀行と直接関接今日のアジアの情勢というものは非常に関係が深いわけであります。  そこで私は、特にいま只松君からも御質問がありましたが、ベトナム戦争が今日世界情勢の軸となっている、そういう中で、すでに百万をこえる軍隊がお互いしのぎを削って戦闘をベトナムで行なっている、しかもその背後には、南政府にはアメリカ、韓国、台湾、フィリピン、豪州などが軍事援助をして、これを支援をしている。また北側を見ると、北側も、中国、北朝鮮、ソ連、これらが支援をしている、こういう事実からいろいろ判断をいたし……

第52回国会 大蔵委員会 第6号(1966/08/24、30期、日本社会党)

○武藤委員 福田さんが大蔵大臣になられてすでに一年を経過いたしまして、福田財政というものをあなた自身がたいへん手放しで自画自賛をしているような印象を、実は新聞で、ときどきの談話やあなたの意見発表から感じておるわけであります。しかし、あなたの新聞発表などでときどき聞くのは、自分は不況を切り抜けると同時に、物価問題もうまくコントロールをしている、あるいは福田財政の画期的といわれる国債発行を通じて、財政の指導により日本経済というものをリードしておるとか、貯蓄の伸びが期待できるとか、国民が、なるほど福田さんというのはそうやっておるのかなというふうに新聞を読んだときには感ずるのでありますが、現状の日本の……

第52回国会 大蔵委員会 第8号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○武藤委員 私は、佐藤内閣の政治姿勢について、これに関連をした具体的事実を一、二指摘をしながら質問をいたしたいと思います。  第一に、午前中小林議員からいろいろ指摘をされたのでありますが、過般、参議院において国税庁から各大臣で五百万円以上の年間所得のある者を発表されたわけであります。佐藤さんの一年間の所得が六百三十四万九千四百八十一円ということに発表されました。愛知さんも当時文部大臣をおやりになっておった関係で、当時も閣僚であり、いまも閣僚でありますが、あなたの税務署に申告をした所得はお幾らになると記憶をしておりますか。
【次の発言】 官房長官の所得は六百三万一千二百二十二円ですから、約六百万……

第52回国会 大蔵委員会 第9号(1966/11/08、30期、日本社会党)

○武藤委員 前回の十月十九日の日に、当委員会におきまして、佐藤榮作氏の二千万円の自民党への献金をめぐっていろいろうわさ、黒い霧や疑惑というものをとにかく明白にする、こういう約束を実はいたしたわけであります。その約束の中には、泉国税庁長官がはっきり答弁の中で約束をした問題、あるいは大蔵大臣として約束をした問題、いろいろございます。  そこできょう私は、理事会において、佐藤総理大臣自身をもぜひ大蔵委員会に出席を願って、本人からもはっきりひとつ聞きたいと実はお願いをいたしております。まだ総理はお見えになっておりませんから、まず最初に、泉長官に、あなたはきょうの委員会までに調査をして報告ができるように……


武藤山治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院30期)

武藤山治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○武藤小委員 関連して。いま銀行局長のおっしゃった支店増設の実数の過去三年間くらいの数字をちょっと教えてくれませんか。大銀行、地方銀行、相互銀行の……。

第46回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○武藤分科員 私は大蔵大臣に、さらに直接監督をいたしておる銀行局にもお尋ねをしたいと思いますが、一月の十四日の朝日新聞でございましたか、他の新聞にも出ておりますが、新宿四谷にある不動信用金庫が支払いできなくなって、その背後関係を当局が不正貸し付けと断定をしてメスを入れる、こういう見出しでかなり詳しく信用金虚の倒産についての記事が報道されておるわけであります。  そこで、信用金庫は協同組織として、しかも国の法律で厳重に規定をされて誕生した金融機関であります。そういう金融機関がつぶれて預金者に多大の迷惑を与えるということは好ましくありませんし、また社会的な影響というものも甚大であろうと思います。そ……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○武藤分科員 たいへんだそがれも迫まりまして、皆さんいろいろ御予定もあろうと思いますし、何か大臣は御予定がございまして早く帰りたいというので、これ以上長い時間質問するのも人権問題に関しますから、できるだけ結論を先に大臣に尋ねて、その後繊維局長に許される時間の範囲内でお尋ねしてみたいと思います。  私が尋ねたいと考えておりますことは、中小企業団体の組織に関する法律の第十七条に基づいて、織物織機の調整をいたしております。そこでその調整の台数が、一体科学的に現実を把握してなされておるのか、実体とはたいへんかけ離れた調整が行なわれておるのではないか。そういう疑いがありますので、特に私の選出地域である足……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1965/06/08、30期、日本社会党)

○武藤小委員 ちょっと関連。いま吉國さん、あなたの平年度ベースで減収額だけは当初見積もりで出せる、しかし実績は全くわからぬという言い方もちょっと理解に苦しむんですね。そうすると、平年度、当初あげた減収見込み額というものと実績というものは、そう違わぬと大蔵省当局は考えておるのですか、それとも調査ができないからわからぬ、ほんとうの推算で出した当初の減収額以外に、大蔵省としては年々あとから結果はこう踏んでおらぬ、そういうことなんですか。
【次の発言】 それじゃ、平林さんの三月の要求に対して資料を出さなかったという点は、出せない理由というものを本人に通告するなり、理事会に報告しなかったということは手落……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○武藤分科員 大臣がおりませんので、各担当局長にお尋ねいたしたいと思いますが、私きょうは三十分という持ち時間でありますから、深く広く質問することができないと思います。最初に養鶏問題についてお尋ねをし、それから、農地局長おられましたらいまから検討しておいていただきたいのでありますが、農耕地の中に国有地がたくさんございます。青地というやつですね。明治時代に地租改正のころ国有地に編入してしまってあるような青地、これの問題について少々最後にお尋ねをしておきたいと思いますから、もし御用意がなかったら、これから用意しておいていただきたいと思います。  まず最初に、現在卵価が非常に低下して養鶏農家が非常に困……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1965/08/04、30期、日本社会党)

○武藤小委員 ちょっと関連で。岩佐さん、無記名預金が現状ではどうしても必要だという積極的な理由が、どうもいまのお話では理解できない。というのは、私らの考えでは、無記名とか偽名とかで積んでおくというのは、結局それは自己資本にも利用できないし、企業の資金にもそれは利用できないのですね。大体無記名とか匿名のやつは、みな逋脱されないために積んでいるのですね。だから、それを表に出すと脱税でパクられるものだから、裏の担保なんです。正式な担保にも利用できない。金であって金でないのですね。そういうものをいま制度的に認めているという必要性、いま資本の蓄積ということであなた表現しておったけれども、私は逆じゃないか……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○武藤小委員 五時という約束ですから、一点だけお尋ねします。  いまのような順序で放出していくと、機関投資家に当てはめようとしてもなかなか当てはまらない、いわゆる業績不振会社の株、これを最終的に処理する名案というものは何か考えておられますか。それをひとつ。

第51回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○武藤分科員 私は、特に身体障害者の乗車割引の件について、大臣並びに総裁にお尋ねをいたしたいわけであります。  まず冒頭に、大臣、現在身体障害者に対して国鉄の運賃はどういう措置をとっているか、あなたの認識のほどをまず最初に伺っておきたいと思います。――大臣、わからなければわからぬでよろしいですから……。
【次の発言】 国鉄総裁、身体障害者に対する国鉄の割引ですね。どういう趣旨で、いつからおやりになったかわかりますか。
【次の発言】 それでは今村常務理事にお尋ねいたしますが、身体障害者に対して、百キロ以上になった場合は、片道百キロ以上乗車する場合には五割の割引をする、この趣旨、目的は何ですか。

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○武藤分科員 本会議が始まる寸前で、大臣もたいへん時間を気にされる時刻で恐縮であります。  私は、きょうは結核患者の問題について、大臣の所見を特に中心に承りたいと考えておるわけでありますが、最近死亡率がたいへん変動して、結核の死亡率が減ったということで、何か結核の患者に対する対策がたいへん後退をしているのではないか。政府みずからが結核対策をおろそかにし始めたのではないかという傾向を非常に心配するわけであります。特に、結核の場合には、まだ労働力として働ける若い人が多い、三十前後の人が非常にかかりやすくなっている、そういう点から考えるならば、結核の問題については、政府はもっと十分力を入れなきゃいか……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○武藤分科員 私、最初に、きょうは時間が非常に少のうございますから、端的に中南米並びに南アメリカ関係の貿易振興について、特にこれに関連した外務省の担当問題を中心にお尋ねをしてみたいと思います。  今日、外務省は、メキシコをはじめ、中南米に対する通商関係にどのような姿勢で対処しておるのか。まず大ざっぱに、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカと分類をした場合に、中南米や南アメリカに対しては、外務省としてどの程度ウエートを置いているのか、その辺からまず大ざっぱな姿勢をお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 大体姿勢はいまの説明でややわかりますが、メキシコとそれから南アメリカと分けてお尋ねいたします……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○武藤小委員 私たちは、銀行が自主的に歩積み・両建てを少しでも減らしていこう、こういう前向きの姿勢をふだん期待しているわけであります。それで、皆さんのほうが自主的にき然とした態度で今後どうしようかということを本日は聞けると思って実は期待しておったわけであります。ところが、やはりこういう委員会をつくってお互いが知恵を出し、切磋琢磨し、議論をしなければ、前向きに進まない過去の経過があるわけです。  いまの参考人の御意見を聞いておりますと、都市銀行は絶無を期して今後自粛をする、過当なものは徹底的に処理する努力をいたします、こういう答弁をしている。地銀は企業別にいろいろな実情があるだろうから、実情を十……



武藤山治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

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