このページでは中川一郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○中川(一)委員 時間もおそくなりましたし、長時間にわたって御質問もございましたので、私は繰り返しません。 非常に北海道の冷害が深刻である。私も、先般の衆議院の農林委員会並びに災害対策特別委員会の調査団の方々とともに現地を見てまいりました。私のうち自体が農村でありますので、よくその実態を見てまいりましたが、非常に深刻であります。それに対して農林省もいましかるべくそれぞれ御措置をいただいておるようでありますから、それにまた、いろいろと先ほど来御質問もございまして明らかにされておりますが、一つだけ、私の見るところでは、いまの天災融資法並びに激甚法では救えないのではないか、これを改正して、特例法を……
○中川(一)委員 ただいま当面する政府管理飼料の問題、あるいは生産者乳価の問題、学校給食の問題をそれぞれ御質問がございました。私どもも、政府管理飼料の問題については、値上げをいまの時期にされては非常に困る、昨年の乳価決定のときにも、今年の乳価決定のときにも、値上げをしないにもひとしいような、わずか二円しか上がっておらない、そういった時期に、物価値上がりその他を考えても、飼料だけ上げられたのでは、もう参ってしまうというのが酪農民の声であります。これは十月九日の委員会にかけられるそうでありますから、これはひとつ政府において善処方をお願いいたしたいと思います。 市乳の乳価の配分の問題についても、も……
○中川(一)委員 オリンピックの非常にめでたい時期に、みんなうきうきしているときに、こんな質問をしなければならぬことを非常に遺憾とするものでありますけれども、先ほど細田委員から御報告がありましたように、北海道の冷害は深刻そのものであります。集中豪雨、さらに低温による冷害、それから湿潤、日照不足、それから最後にきめ手となったのが霜害、そして凍害、もう踏んだりけったりの状況であります。被害総額は約五百億と推定はされておりますけれども、それは平均的な数字でありまして、これが個々の農家あるいは農村に入ってまいりますと、全くゼロ、壊滅的現況であります。この点について、ただいま芳賀委員から、天災融資法ある……
○中川(一)委員 まず第一番目に御質問を申し上げたいのは、このたびの天災は、北海道の史上でも最高と言われる大きなものであります。この原因は、気象条件によることはもちろんでありますけれども、そのほかに、いままでとってきたところの北海道の農政のあり方が、この冷害に対してきわめて弱かったのではないか。たとえて言いますならば、熱帯作物である水田が北海道にどんどん広がって、そして寒冷農業に適したところの酪農がきわめておくれておる。政府のとっておる措置も、酪農と寒地農業についてはきわめて手薄である。水田については土地改良あるいは試験研究、共済制度あるいは価格制度と、すべてにわたってあたたかい措置があります……
○中川(一)委員 開拓問題はきわめて重要な問題であると私は思っております。と申しますのは、人道上の問題が一つございます。もう一つは、国の使った資金がむだになっておるという二点からであると思います。そういった意味において、卜部委員が事こまかに御質問されましたので、私からいま特に申し上げることはございませんが、ただ一つ、ほんとうに農林省がその後とっておる営農振興計画あるいは開拓者離農対策、再整理等、矢つぎばやにいろいの施策をとってこられたことに対しましては、非常に敬意を表するものでございますが、これらの政策だけでこの戦後の開拓者のあと始末ができると考えておられるかどうかということについて、はっきり……
○中川(一)委員 わが国の農業は、経済の中にあってひずみのどん底にあるといわれておるわけでございます。また、その中にあっても、酪農の振興ということは、生産者あるいは関係団体から強くその振興を要望せられておったのでございますが、今国会におきましては、酪農法の一部改正、あるいは草地改良事業のための農地開発機械公団法の一部改正、あるいは土地改良法の一部改正による草地の改良促進等、いろいろな施策を農林省当局においては政府案として御提出になられ、その一環として、原料乳の不足払いの、正式には加工原料乳生産者補給金という、私どもからいうならば、りっぱな法律案を提出いたしていただきまして、委員の一人として、ま……
○中川(一)委員 主として政務次官にお尋ねいたしたいと思います。 先ほど松浦委員から話のありましたように、ことしの冷害は、昨年の冷害に引き続く冷害だということで、重大な問題があるわけでございます。ことに一昨日、二十九日の霜害あるいは冷凍害という問題は、北海道の農民にたいへんな恐怖を与えておるわけでございます。そこで、それに対して政府はいち早く冷害対策本部をつくって、これが対策に苦心をしておられることに対しては、非常に敬意を表するものでありますが、一体、政府は冷害対策本部にどのくらいの予算を計上しておるのか。ただ人をかき集めただけであっては意味がないと思うのでありますが、冷害対策に対しての予算……
○中川(一)委員 農安法についてのいろいろこまかい点については、それぞれ両先生から質問がありましたが、私は、農安法がなぜ制定をされて、そして過去十数年にわたってその目的が達成されてきたかどうかということについて、まず、大きな目で質問をさしていただきたいと存じます。 第一条に、「この法律は、米麦に次いで重要な農産物の価格が正常な水準から低落することを防止し、もって農業生産及び農家経済の安定に資することを目的とする。」と書いてございます。ところが、昭和二十九年から一つも値段は上がっておらない。一方、物価、あるいは賃金、あるいは農産物パリティ指数、すべてが六〇ないし七〇、ものによっては一〇〇%以上……
○中川(一)委員 昨年北海道はたいへんな冷害で、農林省関係当局からあたたかい御指導、御指示をいただきまして、何とか年越しをいたしました。ところが、ことしの春さきから、ことしもまた天保以来の飢饉だといわれて心配しておったのですが、幸いにしまして、それほどの災害でなかったことは非常に喜ばしいところでありますけれども、局地的には天保以来の飢饉ともいうべき災害をこうむっておるわけでございます。北見地方の水稲、あるいは上川地方の北部あるいは十勝の豆等、それぞれ相当局地的な被害をこうむっておるのでございますが、これに対して農林省はどういう現状のつかみ方をし、そしてまた、これに対してどういう対策を講じようと……
○中川(一)委員 関連して一つ、二つお尋ねいたしたいと思います。 長官は、この前のスケソウダラの輸入のときに、われわれの猛反対を押し切って、大手業者の味方をしたというか、無理な輸入をあえていたしたことは、すでにどなたも知っているところだと思います。それに関連して、例の北転船の問題も、五十二隻の小さな業者のものは北転船をやってしまったけれども、八隻の大手業者のものだけはいまなお温存さしておる。これも大手業者から何かあったかどうかわかりませんけれども、世間では、水産庁のやり方はきわめて妥当を欠いておるという非難が強いのでありますけれども、この点について、三カ年計画でやるということをはっきりきめて……
○中川(一)委員 ただいま議題となっております北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法について、以下数点御質問申し上げたいと存じますが、それに先立ちまして、池田内閣以来、所得倍増ということで非常な経済の発展を見たことは、まことに御同慶にたえませんが、その中にあって、農村の経済のひずみの是正ということが今日の大きな課題になっております。特に畑作農業というものの現状が非常に憂慮される事態にあるのではないか。と申しますのは、最近とみに外国との貿易の自由化によって、農産物価格が非常に頭打ちをされておる。これが畑作農業における一つの大きな課題であろうと思います。もう一つは、いま議題となっておりますこの……
○中川委員長 これより会議を開きます。
まず、湯山勇君外二十一名提出、学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案を議題とし、提出者から趣旨の説明を聴取いたします。
【次の発言】 湯山勇君。
【次の発言】 次に、内閣提出、野菜生産出荷安定法案及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の両案を一括議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。坂田農林大臣。
【次の発言】 以上で両案の趣旨の説明は終わりました。
質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 続いて、農地管理事業団法案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許可いたします。松浦定義君。
○中川委員長 これより会議を開きます。
農地管理事業団法案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許可いたします。芳賀貢君。
【次の発言】 次会は来たる十七日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十二分散会
○中川委員長 これより会議を開きます。
野菜生産出荷安定法案を議題といたします。
本案について政府委員より補足説明を聴取いたします。小林園芸局長。
【次の発言】 以上で補足説明を終わりました。
十二時三十分より再開することとし、これにて暫時休憩いたします。
午前十一時二十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
農地管理事業団法案を議題とし、質疑を行ないます。松浦定義君。
【次の発言】 芳賀貢君。
【次の発言】 次会は明二十五日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時四十一分散会
○中川委員長 これより会議を開きます。
農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許可いたします。大石武一君。
【次の発言】 舘林局長に委員長から申し上げますが、この件について国民が非常に危惧しておる点が多いと思うのです。いま中村委員から御要請のありましたそういう点は心配ないという点を、いろいろ科学的に検討なさったあなた方の見解に基づいて、新聞社にあらためて発表される御意思はありませんか。
【次の発言】 兒玉末男君。
【次の発言】 次会は明二十四日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時十八分散会
○中川(一)委員 いま壽原委員から御質問があったわけでありますけれども、もう一つ激甚災害と一般災害との関係において国民の声としてあるのは、全国的な広がりを持たなくても、地域的な規模は小さくても、個々のものをとってみると非常に激甚な災害を受けておる、こういうものも激甚災害として見るべきではないか。地域的な広がりが大きく、あるいは全国的な規模が大きければ、被害の程度が少なくても手厚い保護を受ける、こういった矛盾に対する声があちらこちらで出ておるわけでありますが、今回の災害を機会にというわけじゃありませんけれども、財政その他も考慮して、そろそろ、そういった規模としては小さいけれども被害程度の強いもの……
○中川(一)委員 関連して、二つほどこの際質問しておきたいと思います。 一つは、先ほど開発庁の事務次官から土地改良の促進というお話がございましたが、ことしの冷害でも、土地改良をやったところは非常に冷害の被害を免れたという例があちらこちらであるわけであります。いままで北海道の土地改良というのは、芳賀先生あたりががんばったせいかもしれませんが、水田地帯にばかり入っておって、水田地帯の面積がさっきも二十四万町歩で、全体の約二分の一か四分の一しかないというその地帯に、八割五分から計算によっては九割程度の土地改良予算が入っておる。四分の三にも相当する畑作地帯には一割か一割五分しか入っておらないというと……
○中川(一)委員 北海道の冷害がたいへんだということは、すでに先ほど地元の方々もお話があったわけでありますが、ここでひとつお伺いしておきたいと思いますのは、ことしは冷害に弱い作物が非常に伸びておる。ほんとうは冷害に強い作物が伸びておらなければならないのに、冷害に弱い作物が伸びたということは、過去の農政において何か誤りがあったのではないか。大豆であるとか、お米であるとか、アズキであるとかいうようなものが飛躍的に伸びておる。引きかえて、バレイショのごとき、あるいはビートのごとき冷害に強い農作物が伸びないということは、価格対策あるいは品種改良その他すべて農政一般にわたって反省すべき点があったのではな……
○中川(一)委員 このたびの災害がたいへんなものであるということについては、だいぶ御認識をいただきまして、昨日も農林大臣とともに現地で見てまいりました。農林大臣のおっしゃるのには、中央でいろいろ聞いておって、相当ひどいものであろうと思っておったけれども、現地に来てみて実際はだで感じて、たいへんなことであるということを承知したというふうに言っております。おかげをもちまして、農林省ではいろいろな対策を講じていただきまして、一応北海道民は、農林省の今後の処置、政府の対策に対して期待を持っておるわけでありますが、この機会に私は、なぜこの災害ができたか、先ほど政務次官も、いろいろと北海道農業の弱点につい……
○中川(一)委員 関連。農林大臣にはお忙しいところを現地まで行っていただきまして、そのほか、農林省のお役人さん方も日夜たいへんな御努力をいただいて、われわれも、また北海道農民も、非常に期待をかけておるのでありますが、いま一番心配しておりますのは、いつ一体農林省はこの法の発動をやってくれるのだろうかということであります。この点については芳賀委員からも触れられましたが、ここでひとつ、今月の末大体資料が集まる、来月の上旬というのですが、来月の上旬の閣議二日と六日でございますから、この二日か六日に間に合わせてもらいたい。農林省も一体どの辺をめどにして作業を進められておるか、この辺を明らかにしていただき……
○中川(一)小委員 少々意地の悪い質問になるかもしれませんが、この点はお許しをいただいて、率直にこの際長官の御意見を承っておきたいと思います。 ことし農安法を改正したのでありますが、その前に、昨年でん粉価格を決定するときに大騒ぎをいたしました。しかも昨年は九月末かに第一次の案を農林省は示したわけなんです。その案というものが、増産であったということから、鬼の首でも取ったかのように、でん粉二十五キログラムは千百九十二円しておったのを九百十七円に下げるのだ、法律の精神からいけばこう下げるのだ、ジャガイモの値段は十九円くらいになるのだ、十貫目にすると百九十円なんだということを、早々に発表というか、一……
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