このページでは椎名悦三郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 大体総理大臣以下、関係閣僚の御答弁がありましたので、私から申し上げることはほとんどないくらいであります。ただ多少補足する意味において、民間の設備投資の問題ですが、これは御承知のとおり、四十年、四十一年でほとんど設備投資のほうは休業状態にあった。そして四十二年の景気が出てきて、ここで設備投資ということがやや目立ってまいりましたが、その内容を吟味いたしますと、だんだん人手が不足する、これを機械化する、そういう意味の、ぜひ必要な労務節約の投資、それから資本自由化に対処して日本の産業を弾力性あらしめる、そういう意味の、これもどうも必要な投資、それから、ここへ来て輸出振興とい……
○国務大臣(椎名悦三郎君) 実は、ほとんど総理、大蔵、経企長官から御答弁がございましたので、私としてはほとんどないと言っていいくらいであります。 ただ石炭問題について多少補足して申し上げますが、実は審議会の答申のあったのは一昨年でございましたか、それに基づいて実施案というものをつくって、そして四十二年度からその実行に入ったわけでありますが、入ったばかりで、また国有案であるとかあるいは一社案であるとかというようなきわめて抜本的な案が飛び出してきておるような始末でございまして、これは要するに自然条件が急速度に悪化しておる、それから炭鉱労務がどんどん減って補充がつかぬ、こういうような情勢に急激に追……
○国務大臣(椎名悦三郎君) 大蔵大臣から、この制度についての大蔵省側の見方についてお話がございましたが、私のほうの側からこれをながめた場合には、これはいま言われたように、大体合理化特償制度の対象となる業種、これがいま三十七ございますが、対象物件の価額が約八百億余り。この内容は、今日の情勢において、輸出の振興のために、あるいはまた資本自由化というものに対処してまいる上において、どうしてもこれは日本の産業としてやらざるを得ない設備投資、そういうものがほとんど中核になっておるわけでございまして、さらに、最近の民間設備投資の一般の動向を見ますと、金融引き締めの効果がだいぶ浸透してまいりました。全体とし……
○国務大臣(椎名悦三郎君) 賃金支払い能力の低い中小零細企業が最低賃金制度を有効に実施してまいりますためには、御指摘のとおり、中央最低賃金審議会の建議にありますように、総合的中小企業対策を実施してまいりまして、中小企業の経営基盤の強化をはかる必要があると考えます。そこで、政府といたしましては、四十二年度におきまして、以下申し上げる六つの施策を講じてまいった次第であります。 すなわち、第一は、中小企業振興事業団の設立による協業化、共同化あるいは集団化の推進。第二に、協業組合制度の創設。第三、小規模企業の体質強化をはかるための指導事業の拡充、それから家族専従者に対する完全給与制の実施。第四、中小……
○国務大臣(椎名悦三郎君) 新空港ができた場合に、地位協定五条の関係から米軍から使用を申し入れられた場合に、これを拒否するか、それとも受け入れるのかという御質問のようでございますが、地位協定第五条一項は、米軍機が施設区域以外の日本の空港に出入する条約上の権利を米側に認めておるのであります。したがって、米軍機の出入を全面的に禁止するというようなことは、条約上できないということになっております。拒否いたしません。しかし政府は、新空港を、地位協定第二条によって米軍施設として提供するような考えはない。また第五条による出入についても、必要であると認めれば、いつでも日米の合同委員会を通じて所要の調整を行な……
○国務大臣(椎名悦三郎君) インドネシアに対するリファイナンスの問題について、私から答弁申し上げます。 これは、昨年末までに期限の到来する債権分、すなわち約四千三百万ドルについては、すでにリファイナンスを行なっております。続いて本年中に期限の到来する債権分につきましても同様に繰り延べることに、昨年の十月、ハリにおける関係債権国の会議において了解がなされまして、これに従って、わが国はたぶん六、七百万ドルとなると思いますが、今年中に期限の到来するものが、これらのリファイナンスを行なうことになります。それから、明年あるいは明後年に到来するものについても、できるだけ好意的にこれを検討することにいたし……
○国務大臣(椎名悦三郎君) 丸太の輸出をだんだん減らして、製材をして、そしてわがほうに輸出するという情勢にありまして、これに対しては農林大臣から具体策が述べられましたが、私は、日本の中小企業の製材業、これがまあいわば追い上げられておる、これがあくまでなわ張りを守る意味において拮抗をしていくということもさることながら、基本的にはやはり、近代化あるいは構造改革、そして日本の中小の製材業のあり方をもっと向上させるということが必要である、かように考える次第であります。(拍手) 〔国務大臣宮澤喜一君登壇]
○椎名国務大臣 イギリスをはじめ通貨の引き下げをやりました国との関係においては、どうしても輸出が困難になることは、これはもう当然考えられるわけであります。それから間接的に、第三国においての売り込み競争ということになると、やはりわが国としては切り下げ国との競争力がそれだけ弱まっていって、困難な場面が出てまいります。それから金利の引き上げ国につきましては、何といってもその国の経済が緊縮政策のために景気が低下する、こういうことでわが国に対する従来のような購買力というものがだんだん減退するというようなことでございまして、要するに切り下げ及び公定歩合の引き上げ、こういったようなことによってわが国の輸出環……
○椎名国務大臣 産業公害対策特別委員会の委員各位には、常日ごろから、御熱心に御審議をいただいておりますが、私はこのたび通商産業大臣に就任いたしましたので、これを機会に、公害問題に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。 公害問題は、現在緊急な解決を必要とする国民的課題であり、国としても、社会開発の重要な一環として、これが対策に積極的に取り組んでいるところであります。公害問題を解決するためには、何よりも、事態の的確な認識に基づいて、企業も、国も、地方公共団体も、そして住民も、一体となって対処することが必要でありますが、この国の基本的姿勢は、第五十五国会で成立を見ました公害対策基本法で明らかに……
○椎名国務大臣 このたび、私は通商産業大臣に就任いたしましたが、この機会に所信の一端を申し述べたいと存じます。 御存じのとおり、わが国経済につきましては、内外ともに現在難問が山積しております。国際的には資本自由化問題、発展途上国特恵関税問題等、そのいずれもがわが国の将来を決定する重大問題でありますが、つい最近は、さらに英国のポンド切り下げに伴う一連の国際経済情勢の変化が起こっております。国内的には、労働力不足の深刻化、物価上昇の傾向、公害や都市過密問題等、その根本的解決を迫られている問題が多々あります。 このような時期における通商産業政策は、新しい時代の要請にこたえるよう新しいくふうをこら……
○椎名国務大臣 現在御審議をいただいておりますこの法律案について、これまでの委員会の質疑を通じ、提案理由説明におきましてなお不足の部分があると存じますので、この際、補足説明を申し上げたいと存じます。 すなわち、本法第二条第三項についてであります。 まず、一般消費者等に対する液化石油ガスの販売形態といたしましては、容器に充てんされた液化石油ガスを一般消費者等に現に引き渡し、同時にその所有権を移転するいわゆる重量販売と、容器に充てんされた液化石油ガスを一般消費者等に現に引き渡しますが、所有権の移転は、液化石油ガスが現実にメーターを通過したときに行なわれるいわゆるメーター販売との二つがございます……
○椎名国務大臣 最近のLPGの事故頻発の状況にかんがみて、御指摘の点はまことに同感でございます。あらゆる方法によって消費者に十分にこの方面の知識を普及いたしまして、事故の防止につとめたいと考えております。
【次の発言】 十分に検討いたします。
【次の発言】 これはガス事業法の中にこれを取り込んで、すみやかに改正の手続を進めていきたい、こう考えております。
【次の発言】 ただいまのところ、これ以外にむずかしい問題をかかえておるわけでもなさそうでございまして、大体一年以内に改正案を出したいと思います。
【次の発言】 慣例によりまして、御決議があった後に、これに対する通産省の態度を申し上げます。
○椎名国務大臣 ただいま御決議のありました件につきましては、十分御趣旨を尊重いたしまして、金鉱業の維持育成につとめてまいる所存でございます。
○椎名国務大臣 私はこのたび通商産業大臣に就任いたしましたが、所管事項の中でも石炭行政は、エネルギー革命の渦中にある石炭産業の安定をはかるのみならず、保安の確保、産炭地域の振興、鉱害の円滑な処理等、地域経済の振興、国土の保全、民生の安定等の見地からする幅広くかつ困難な問題をかかえており、私といたしましては国会をはじめ関係各方面の御協力を得て、誠心誠意石炭問題に取り組んでまいる所存でございます。 石炭鉱業につきましては、昨年七月の石炭鉱業審議会からの答申に基づいて本年度から石炭鉱業の安定、鉱害復旧、産炭地域振興等に一そう強力な施策を実施してまいったのであります。 しかしながら、本年度に入って……
○椎名国務大臣 相当に考え抜いて抜本策をお立てになり、それが実際に適用してみるとなかなかそうはいかぬ、であるから、この際抜本策をさらに再検討すべきであるというような経過になっておるようでございます。いまのエネルギーの全般の情勢から見て非常に困難な立場に立たされておるのが石炭問題だと私も考えております。大体手直しでいけるか、どうしても構造的な問題が横たわっておって、ただ手直しやなんかではとてもだめだという場合と、二つあるわけでございますが、私もまだ就任早々でございまして、あるいはさらに根本的に検討をしなければならぬという認識のもとにそういう発言がなされたものを私は考えておりますが、何しろきわめて……
○椎名国務大臣 ただいま御決議をいただきましたが、亜炭鉱業に対して石炭対策に準じた対策を講ずるには、その前提として、亜炭鉱業の生産流通の実態、将来の見通し等、なお検討しなければならない問題が多いのでありますが、御決議の趣旨を体しまして、亜炭鉱業の実態に即した対策の実施について検討してまいりたいと存じます。
○椎名国務大臣 今年度の石油製品の価格につきましては、御承知の中東動乱によりましてタンカーフレートが上がったので、原油輸入価格が上昇いたしまして、かなり大きな影響を受けたわけでありますが、一般消費者向けの油類であるプロパンガスあるいは灯油及びガソリンにつきましては、ほとんどこれは行政指導によって値上がりをしておりません。ただ、大口需要家向けの重油につきましては、キロリットル当たり五千七百円から六千円に、約三百円ほど上昇いたしました。 明年度以降の見通しでございますが、今後、スエズ運河再開等の諸条件がまだ不確定でございますので、ちょっと予測するのに困難でありますが、タンカーフレートの増高という……
○椎名国務大臣 厚生省と共同して現地において水質の検査をしております。水質及びどろ等の検査をしております。その終局的な結論は、厚生大臣が言われるとおり、まだ少しかかるようでありますので、終局的な結論に基づいて善処したいと思います。
【次の発言】 これは技術的に考えられる問題点を取りまとめまして、ただいませっかく進行中でございまして、近く回答する運びになっております。
【次の発言】 近く。
【次の発言】 近い……。
【次の発言】 年内に取りまとめて回答いたします。
【次の発言】 あげられました公害の問題解決のためには、今後とも誠意をもって当たるつもりであります。
○椎名国務大臣 ポンド切り下げの結果、受け取ったポンドが値下がりをして、結局初め予期した結果を得ることができなかった、そういうことでございますれば、何とか困らないように事後の努力をしなければならぬと思いますが、たとえば当該商社から十分事情を聴取いたしました上で、これに対する経営方針の相談なりあるいは金融のあっせんなりというような方法をとることもできようかと思うのでございます。具体的にはいろいろな場合があるだろうと思いますが、いずれにいたしましても、ああいう経済界にとっては予期せざる災害に似たようなものでございますから、通産省としても、十分にできる限りの努力をしたいと考えております。
○椎名国務大臣 御承知の四十一年九月三十日のインドネシアの政変が原因で国内が大混乱におちいりました。それで国立銀行の外貨が不足したまま、これを救済する方法が間に合わなかった。そういうことのために、ここに保険事故が発生するに至ったのであります。それで、そういう場合を予見して保険会計では、経常的な支出、収入のほかに、保険料等を予備費として設定しました。そして、そういう大量の資金不足の場合に備える、そういうことをやっておるわけであります。
【次の発言】 保険約款に明記されておるので、そういう事情が発生しないのに保険事故とてこれを届け出るというわけにいかない。それでいよいよあぶないということがわかり、……
○椎名国務大臣 どうも、私はよく知らないのです。
【次の発言】 どういういきさつで私が理事であるか、評議員……。
【次の発言】 評議員の筆頭でもないが……。いつのまにかこういうことになっておるのは、どうもまことに恥ずかしい話ですが、いかにもルーズなようであまり聞こえのいい話じゃないですが、いつのまにこうなっておるのか、よく記憶がないのです。
【次の発言】 全くあきれたもので、一向どうもそれの評議員に名を連ねておったということも――一体いつごろ私が評議員になったのか、その時日も実ははっきりしないようです。何か日付のない承諾書が入っているんだそうですが、一体どういう経路でそういうものをとらえておる……
○椎名国務大臣 第五十八回通常国会における産業公害対策特別委員会の御審議をいただくに先立ち、通商産業大臣として、所信の一端を申し述べたいと存じます。 公害問題は、現在緊急な解決を必要とする国民的課題であり、国としても社会開発の重要な一環として、これが対策に積極的に取り組んでいるところであります。公害問題を解決するためには、何よりも、事態の適確な認識に基づいて、企業も、国も、地方公共団体も、そして住民も一体となって対処することが必要でありますが、この基本的姿勢は、第五十五国会で成立を見ました公害対策基本法で明らかにされているところであります。 通商産業省といたしましては、今後、この基本法を軸……
○椎名国務大臣 結論的には、結局調整がなかなかつかなかった。それで、もう時間の制約もございますし、どうも今国会には間に合いそうもありませんので、一応見るこ送とにしたわけであります。しかし通産行政のほうからいっても、それからまた工場を中心とする公害の防止という点からいいましても、やはりただ公害だけに跼蹐して問題が解決するものではない。やはり新しい立地の点まで十分に用意をしてそこに追い込んでいく、こういうことをやらないと、行政としては片ちんばになるので、これはやはり将来とも、やるべきことだ、かように考えております。
【次の発言】 全然圧力なんかは感じませんでした。ただあまりもたもたしておるというこ……
○椎名国務大臣 第五十八回通常国会における商工委員会の御審議をいただくに先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。 御存知のとおり、昨年以来の民間設備投資の伸長と個人消費支出の堅調な増大を反映して、四十二年度のわが国の国際収支は、かなり大幅な赤字を免れない情勢にあります。他方、わが国経済を取り巻く国際環境は、最近ますますきびしさを加え、昨年十一月の英ポンド切り下げに続き、年初来アメリカからドル防衛措置に対する協力要請があり、また過日私も出席してまいりました第二回国連貿易開発会議においては、現在なお発展途上国産品に対する特恵措置等援助拡大が論じられております。 このようなきびしい経済状況下……
○椎名国務大臣 ただいま提案になりました中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案の提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 最近の中小企業を取り巻く経済環境は、長期的には労働需給の逼迫、発展途上国に対する特恵関税の供与、資本自由化等の問題をはらんでいる上に、当面、昨年九月以来の金融引き締め措置の影響を受けて、特段のきびしさを加えておることはすでに御承知のとおりであります。 このような事態に対処するため、政府は、各般の施策を鋭意推進しているところでありますが、特に中小企業金融については、政府関係金融機関を通じて中小企業者に直接政府資金の貸し付けを行なうとともに、信用補完制度によって民間資金……
○椎名国務大臣 米国がドル対策の一環として、あるいは国境税あるいは輸入課徴金というようないわゆる輸入制限的な措置をとるだろうというようなことが当初からいわれておりました。いわれておりましたけれども、これは申し上げるまでもなく、米国が従来先達として主張した自由貿易主義というものにまっこうから反する施策でございまして、まさかアメリカがそういう乱暴な措置に出るとは思いませんでしたが、最近はだんだんそれが実現性を帯びてまいりました。それで、その率すらうわさにのぼるような状況になっておりまして、おそらくこれはどうも実現するのではないかという考え方にわれわれは立って、その対策をいろいろ練っておる次第であり……
○椎名国務大臣 いま経企長官からお話がありましたように、政府の統制力というものが、御承知のとおり非常に限られたものでございますから、その他のいろいろな要素が必ずしもそういうふうに運ばないという場合には、見通しはそれだけ狂うわけでございます。そういうことを考慮に入れて、あとはおっしゃるとおりだと思います。
【次の発言】 最近、構造的な観察をしないと企業の実勢というものはよくつかめない、これをどういうふうに指導するかということも、構造審議会において研究したものに基づいて指導する、こういうような考え方で、それが実情でございまして、ねらいはやはり構造的な問題を十分掘り下げて研究しなければいかぬ、こうい……
○椎名国務大臣 輸銀資金の問題についての取り扱い方針は、ただいまのところは政府で別に食い違いはございません。具体的な問題に当面して、ケース・バイ・ケースで検討する、しかも慎重に検討する、こういう行き方については、別に食い違いはありません。ただ私は、それ以前にこの問題をすっきりした形で打開するためには、やはり中華民国政府との間にある程度の了解と申しますか、その他、とにかく台湾政府との国交を犠牲にするという問題がそこにありますので、それでやりかねておる。この問題を解決すれば、ケース・バイ・ケースなどと言わないで、他の場合と同じように、輸銀資金というものは輸出しようという場合には当然つきまとう問題で……
○椎名国務大臣 ただいま御議決をいただきました附帯決議につきましては、これを尊重いたしまして、御趣旨に沿うように善処したいと思います。
○椎名国務大臣 ただいま御決議をいただきました附帯決議は、これを尊重いたしまして、御趣旨に沿うように善処いたしたいと思います。
○椎名国務大臣 電気用品取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 電気用品取締法は、電気用品の製造、販売等を規制することにより、粗悪な電気用品による火災、感電等の危険及び障害の発生を防止することを目的としております。同法の規制対象となります電気用品は、主として一般家庭において使用されるものでありまして、現在、電気アイロン、電気毛布等二百二十九品目が政令により指定されており、これらにつきまして、製造事業者の登録並びに製造事業者及び輸人事業者の型式認可のほか、技術基準適合義務、表示義務を課する等の規制を行なっております。 しかしながら、最近における消……
○椎名国務大臣 割賦販売法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 近年、一般消費者が耐久消費財等を購入するにあたって割賦販売の制度が広く利用されつつありますが、このような割賦販売の一形態として、商品の引き渡しを受ける前に商品の代金を積み立てる、いわゆる前払い式割賦販売の制度があります。この制度は、ミシン、手編み機、家庭用電気製品等を中心として、毎年急速な伸びを見せており、契約口数は約一千万口、消費者からの前受け金残高は約五百八十億円の規模に達しております。 以上のように、この制度の普及には著しいものがありますが、その反面、前払い式割賦販売業者の倒産に……
○椎名国務大臣 私直接伺いませんでしたが、いま伝え聞きまして、産金政策を中心として非常に熱心な論議があったやに承っております。私は、今後御趣旨を体して、十分に善処いたしたいと考えます。
【次の発言】 ただいま御決議のありました件につきましては、十分これを尊重し、わが国鉱業の安定と発展並びに金属鉱物の低廉かつ安定的な供給の確保につとめてまいりたいと存じます。
【次の発言】 砂利採取法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
近年における土木建築工事の急速な増大に伴い、いわゆる骨材の需要は年々大幅な増加を示し、昭和四十二年度には約四億五千万トンに達するに至っております。この間、……
○椎名国務大臣 担当大臣を拝命しておりますが、どうも実際ひまがなさ過ぎる。こうして毎日、もう朝から晩までと言いたいが、国会に縛りつけられて、全く閉口しておるのです。ですから、これでどうもお役がつとまるかどうかと思って非常に心配なんでございます。まあいろんな方面から話は聞いておりますが、もう少しひまができれば、これは大いにひとつ、もっとやりたいところなんですけれども、しかし、置けとも置くなとも、私はこの立場にありますから、ひとつ適当にお願いいたします。
【次の発言】 原爆の被爆国として非常な惨害をつぶさに体験した唯一の国でございます。それを展示すべきではないかという御意見もある。一応傾聴すべき御……
○椎名国務大臣 それぞれの専門の方が十分に研究して今回八百五十円ということに踏み切ったわけでございますが、これがかりに百円安くてもあるいは二百円安くても、やっぱり心配は、これは七百円あるいは六百五十円にすれば絶対に三千万人は入るとかいったようなことは、これはどうもなかなかきまらない問題じゃないかと思うんですね。それで、もういまこうやった以上は、それに向かってあらゆる努力をいたしまして、それでもなおかつ赤字が出るというような場合には、これはもう総力をあげて、知恵をしぼってその対策を今度は考えざるを得ない、こう思いますので、これでだいじょうぶだということはなかなか言えないような気がいたします。とに……
○椎名国務大臣 やはり日本の産業界の様相が、もとは軽工業主体であったわけでありますが、だんだん重化学工業、そういうものに置きかわってまいりまして、そしてそれが輸出面においても相当な力をあらわすようになったということのために鉄が急に忙しくなった、そういうことに伴う現象だと私は理解しております。
【次の発言】 これは世銀の政策でございますから、確信を持ってお答えできませんけれども、まあ情勢によってこの財務比率の適用のしかたも少し弾力的になった、こう思われます。
【次の発言】 仰せのとおりだろうと思います。
【次の発言】 大体の傾向として、なかなか押え切れない状況になったのではないかと思います。その……
○椎名国務大臣 私は、政府が、消費は美徳だとか倹約は美徳であるとかというようなことを、一つのスローガン的な言いぐさで言うのは、大体おかしいと思います。それは時と場合により、また、何を消費するかという消費の対象にもよるものと思います。倹約またしかりでございまして、それをただ抽象的に美徳であるとか美徳でないとかということを論議することが大体無意味だと思います。
【次の発言】 消費者は王さまであるなんていうことばは寡聞にしてまだ聞いたことがない。初めてあなたからいま承ったようなわけでございまして、したがって、どう考えるかというようなことも何も考えはございません。
○椎名国務大臣 どういうことばで申し上げたかわからぬが、心境としては変わりございません。特にこれによって国民があまり欲しないものを押しつけようという気持ちがあるわけでもない。だから、自分の生活をより合理的に計画的に持っていこうということにどうしてもなると思うのです。そうすれば、やはり第一に住宅、その次には耐久消費財というようなものを取りそろえて、そうして生活を計画的に持っていくというのは自然の勢いだ、そういう自然の傾向に対して、特に押えるとかあるいはそれ以上にこれを伸ばそうとか、そういう恣意は加えない、そういう意味で申し上げたのでございます。
○椎名国務大臣 流通経済は、国会の消費経済が非常に複雑多岐になるに従って、流通経済もきわめて重要な意義を有してまいりました。それから、割賦販売でございますが、日本はまだ欧米先進国に比較しておくれておりますが、だんだんこの割賦販売というものは進んでまいることになると思います。したがって、割賦販売の流通経済における重要性はますます重大になってまいると考えております。
【次の発言】 先ほど申し上げたように、急速に日本の経済の動向と相まって国民の消費経済というものがいわば非常に進展してまいりましたので、これに伴ってこれを秩序立て合理化する、こういう方向に急速に進むことが要請されておる、かように考えます……
○椎名国務大臣 建築資材としてきわめて重要な地位を占めるに至っておるのが現状でございます。なおこの砂利の需要がどんどん高まっておる関係上、これの採取の場所がだんだん需要地と離れてきておる。これに関連して運輸の問題、運搬の問題等が交通災害の起こっておる現段階においてかなり問題になっておるのでありまして、あるいは船で韓国のほうから運ぶ計画などもあるということを私は耳にしておりますが、戦後の建設が非常に激しくなってくるに従って、骨材としてきわめてその重要性が認められつつあると私は考えております。
【次の発言】 以上私が申し上げた点からいいまして、将来安定供給ということが非常に問題になってきておる。同……
○椎名国務大臣 ダムが古くなると埋まるということを言われておりますが、結局底へ砂利がたまって埋まるのだろう。そこでダムを若返らせるという点からいっても、また骨材の枯渇状況からいっても、これを開発するという点からいいましても、御指摘のような問題はだんだん取り上げてしかるべき問題であろう、こういうふうに考えております。
【次の発言】 ごもっともでございます。関係各省と十分に協議をいたしまして、積極的に骨材の開発に今後つとめてまいりたいと思います。
【次の発言】 骨材需要にかんがみて、その需要を充足するということももちろん重大なポイントでございますけれども、とにかく公害を起こさないということをやはり……
○椎名国務大臣 人種的な観念が漸次変わってきているのではないかと私は考えております。御承知の国連の会合なんかにしばしば参りましたが、アルファベット順序で白黒白黒入りまじってずっと居並んでいる状況は、初めは全くびっくりするような状況でございました。 そうして、どうすれば世界が平和になるか、戦争を絶滅する方法いかん。こういうことを絶えずいろいろな角度から考えて、すでに二十数年もたっておるのであります。前回の国際連盟と違って、二十数年を経た今日においては、やはり完全ではないけれども唯一の平和機構というものをもっと強化して、世界に永遠の平和をつくり出していかなければならぬという考え方がずっとびまんして……
○椎名国務大臣 いまのところはそれは除外しておりませんから、協力の対象になるわけです。
【次の発言】 いま貿易振興局長からお話し申し上げたとおりであります。
【次の発言】 何か、インドネシアの経済協力、経済援助について、非常に不明僚な、臭気ふんぷんたる、汚職でもあるようないま御発言でございましたが、どこが一体不明瞭で、不明朗なのか、その点ははっきりさしていただきたい。このインドネシアの経済、政治紊乱のために、日本が、保険事故が起きて、そうしてこれを支払った、そのいきさつはいま貿易振興局長が申し上げたとおりでありまして、いわゆる川島借款なるものも、話は出ておったけれども、一つもこれは実行されなか……
○椎名国務大臣 今度のスハルト内閣になりまして、とかくこういう問題に、どっちの責任かわからぬけれども、必ずも明朗でないことがありましたので、いわゆるボーナスエクスポート制度というものがとられております。円借款の場合に、それを政府が一般に入札制度で向こうのエクスポーターに売る、向こうのエクスポーターはそれを入札して落として、それで綿糸であるとかあるいはその他の食料品であるとか、そういったような必ず売れるというものを選んで日本の商社から買い付ける、こういうことをして――それでもどこにどういうわながあるかそれはわかりません。わかりませんけれども、こういうことによって、少なくともインドネシアの監視のも……
○椎名国務大臣 第五十八回通常国会におきまして石炭対策特別委員会の御審議をいただくにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 石炭鉱業につきましては、石炭鉱業審議会の答申及びその趣旨に沿って行なわれた閣議決定に基づきまして、本年度から石炭鉱業の安定、保安の確保、鉱害復旧、産炭地域振興等に一そう強力な施策を実施してまいったのであります。 しかしながら、その後、自然条件の悪化、労務者不足等をおもな原因とする出炭不振と、これによる資金経理状況の悪化により石炭鉱業は従来にも増してきびしい環境下に置かれているのが現状であります。 このため、政府といたしましては、生産体制の整備、経営基盤の強化、長期需……
○椎名国務大臣 石炭鉱害賠償担保等臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 現在、石炭鉱業及び亜炭鉱業による残存鉱害量は、膨大な額に達しており、国土の保全、民生の安定の見地から深刻な問題となっております。このような事態にかんがみ、政府は、従来から、一方において鉱害基金を設け鉱害賠償担保の積み立て及び鉱害賠償資金の融資等を行なわせるとともに、他方において九州、山口、東海及び常磐の鉱害が多発している四地域に鉱害復旧事業団を設け鉱害復旧事業を行なわせて、鋭意鉱害の早期処理につとめてまいったのであります。 しかしながら、石炭鉱山の相次ぐ閉山とともに、……
○椎名国務大臣 御趣旨の線に沿うて今後監督上遺憾なきを期したいと思います。
【次の発言】 結果から見ると、十分な情勢判断ができていなかったということだろうと思います。
【次の発言】 十分に御説明を拝聴いたしました。石炭産業の抜本的更生のための一つの重要な参考資料だと考えております。
【次の発言】 やはり労働意欲の高揚ということは私は環境の整備だと思います。労働環境をよく改善をいたしまして、そして労働意欲を高揚させるということが一番じゃないか。ただいたずらに生産規模の大小ということが労働意欲の高揚ということになる場合もあるでしょうし、ならぬ場合もある。すべての場合に共通する問題は労働環境の整備改……
○椎名国務大臣 お約束したことはやはりやらなければいかぬと思います。鉱害の解消する計画を立てて、長期にわたってでもこれの解消につとめるということは当然の義務だと思います。
第二点は制度上の問題のようでございますから、この点は事務当局に検討させます。
【次の発言】 聞いてみますと、これは裁判所と話が十分につかなかった。いや、法務省です。問題の解決が迫られておりますので、かような便宜規定を設けたような次第でございます。
【次の発言】 基本的な改正の際にそれは譲りまして、とりあえず必要最小限度の事柄を処理するために、かような改正に踏み切ったわけでございます。
○椎名国務大臣 ごもっともな御質問でございます。ただ事務がどうしても二年かかるというものを三カ月でつかむということがはたして可能であるかどうか、私もどうも確信がございませんが、しかしこういうものは、できるだけ大綱をつかんで、そうして直ちに実行可能なものから着手するということで、全部調査が完了して、それから実行計画を立ててと、こういうようにやればそれは非常に理屈の上では整然としておりますけれども、そうなると非常におそくなるということにもなりますので、やはり時間的にこれを短縮するということが大きな要素だと思います。でありますから、できるだけひとつ大綱をつかんで、そのかわり地元の市町村の全面的協力を……
○椎名国務大臣 鉱山保安の問題は基本的な問題でありまして、災害の起こる起こらないにかかわらず、人命尊重を優先して考える、これは不動の基本的な考え方でなければならぬと思うのであります。 したがって、美唄について今回の災害が起こった際に、特にこの問題を藤井政務次官から強調したことは、これは当然のことでございまして、これに特別の意味をつけて、そうしてあるいは閉山というようなことになるかもしれぬというようなことを気を回して考えた人があるかもしらぬが、毛頭そういう趣旨をもって話したものでないということを私は確認をいたしております。 かようなことがあるないにかかわらず、常に鉱山保安の問題は絶対優先、そ……
○椎名国務大臣 もちろんそういうへんぱなことはできません。やはり輸出市場の開拓のために努力すれば、規模の大小にかかわらずそれを支援するというのが、制度の本来の目的だと私は考えます。
【次の発言】 税制のことは、私は技術的には存じませんが、とにかくあなたの言われるように、やはり中小の連中あるいは零細の連中にも十分に均てんするようにいく方法が私はベターであると考えております。
【次の発言】 顧みないというようなことは言えないはずなんですが、そういう場合の技術上の運用の問題ですね、そういったようなことについてやはり主管当局と十分に協議をして、そしてその趣旨をなるべく生かしていく、こういうようにしたい……
○椎名国務大臣 課徴金という形になるか、あるいは国境税という形になるか、この問題についてはまだまだ不確定な要素が非常に大きいのでありまして、したがって、これに対してどういうふうな予想を立てていいかというような段階ではない、さように御了承願います。
【次の発言】 南北問題を重視しておる、それで、世界の繁栄はこの南北問題の解決なしには達成されないものという基本的な考え方を持っている、しかし、日本は国内において生産性の低い中小企業であるとかあるいは第一次産業、そういうものを持っておるので、他の先進国並みに十分の力を発揮することがおのずから制約を受けるという状況にある、しかしながら、そういう基本的の認……
○椎名国務大臣 輸入課徴金なりあるいはボーダータックスといったようなものがはたして実現するかしないか、またかりに実現するにしても、どういう内容、どういう実質でこれが実行されるか、その点はもちろんのことまだわかりません。これは世界の貿易というものを縮小させる手引きになるようなものでありまして、これはどの方面にとっても決して益にはならぬ、害があるだけであります。そこでわれわれは、この問題に対してはあらゆる機会にこれに対して反対を唱えておるわけでございますが、もしかりにこれが実現するということになれば、これは輸入数量の制限ということになりますので、明らかにIMFの違反であり、ケネディラウンドの精神に……
○椎名国務大臣 ただいまの状況においては、あまり立ち入った内政干渉は、これは差し控えなければならぬ状況でございます。ただしかし、施政権の返還、本土復帰ということが懸案になっておる今日の段階において、あらかじめ本土に復帰した際には、ただいま私どもが国内に行なっておる石油政策というものがそのまま全面的に適用されるのだぞということをお知らせをして、あらかじめそれに対する心の準備をしてもらうことが親切だ、かように考えまして、それとなくこの石油政策の現状を知らせることに努力いたしました。 それから近く発足をいたします諮問委員会、これらの活用等にもちろん石油の問題等も加えて、今後はもっと突っ込んだ考え方……
○椎名国務大臣 一切陳情も何も受けたことはありません。
○椎名国務大臣 この課徴金に対する考え方は、いま外務大臣からお答え申しましたとおり、私は別につけ加えるものはないと思います。 産業界といたしましては、非常にこの成り行きを心配して注視しておりますが、うわさだけであって、はっきりした向こうの課徴金の内容等については、まだ詳細な実態がわかりかねておるのです。で、その実態が明らかになった上でこれに対する対抗策を考えなければならぬ。これはまあ御承知でしょうが、ジョンソン大統領が年頭の国民に対する味びかけの際に、アメリカのドル防衛の大綱を話しております。それで、その中に、輸入量というものを五億ドル減少させたい、こういうようなことを言っておる。で、もし輸……
○椎名国務大臣 お答えします。
四十一年の三月二十四日に、特別研究班の合同会議に関係各省庁も同席をいたしまして検討がなされ、通産省からも担当官が出席をいたしました。各省から質疑を行なった旨の報告を受けております。
【次の発言】 横やりを入れたということは聞いておりません。
【次の発言】 化政課、それから化学一課の職員でございまして、松村技官と河野技官でございます。
【次の発言】 そういうものはございません。
【次の発言】 通産省といたしましては、刑事的な立場に立つべしというような、そういう見解は持っておりません。
【次の発言】 刑事理論でやれというような文書はどこにも出しておらぬ、こういうこ……
○椎名国務大臣 石炭産業はきわめて労働集約の程度が高い。コストの五〇%が労賃であります。そして非常な各企業の勉強によって、非常に能率があがったのでありますけれども、ほかの産業と違って、絶えず出炭を維持するために非常な努力をしなければならない。こういう環境にあるのでありますが、御承知のとおり労務が非常に流出をいたします。その他自然条件がどうも思わしくない、悪化の一途をたどっておるというようなことで、急激に状況が悪くなってきた。簡単に申し上げると、そういうことだろうと思うのであります。 それからまた、さらにエネルギー革新によって石炭の外部からの需要というものが非常に急激に減退したというような状況……
○椎名国務大臣 インドネシアが外貨不足で、国際債権国会議が開かれまして、日本もそれに参加しておることは御承知のとおりです。それで、急にああいういろんな政治上の動乱のために、したがって経済関係も非常に混乱をいたしまして、いま外貨不足で払うことはできない。そこで、各国で相談をして、これにリファイナンス、借りかえを認めよう、そして結局は、弁済期日を延ばすということなんです。それは、ただそれをやるわけじゃない。そういうことで、一部リファイナンスをしてこれを繰り延べて、そして期限の到来したものについては、保険事故として届けられましたので、それを輸出保険特別会計のほうで、国家のほうで支払っております。
○椎名国務大臣 これは私がまだ通産大臣になる前の話でございましたが、その後、私がこういう地位についたというわけで、ほっておくと非常に――非常にというか、従来以上に弊害を拡大するおそれがありましたので、御注意によってそれを防止し得たことを実は感謝しております。しかし、いろいろな手づる、あるいはその他の関係というものを利用することは絶対にこれは防止はできない。われわれも人間ですから、いろいろな関係で思わず口を聞いたり、その他のコミュニケーションをすることがあるわけでございますが、しかし、この本件のように、組織的に大がかりで、そしてこう名前を連ねて、非常にまぎらわしい行動をしておるということは、そう……
○椎名国務大臣 これは、初めて具体的に科学技術庁と一緒に技術の内容について説明を受けたのが十月の五日であります。それで、この半導体の連続加工技術それから超高周波半導体素子の製造技術、この二件についてでありますが、その説明を聞いた上で十一月の十一日に科学技術庁から開発実施の認可に伴う協議を受けまして、そして省内において所定の手続を経た上で、三日後の十四日付でこれは通産省としては異論がない、こういう協議に対しまして返事をいたしました。でありますから、両省庁の間で所管の争いやなんかの問題は全然起こらない、きわめて順調に手続を進めて、すでにこれは処理済みでございます。
○椎名国務大臣 途中から来ましたので的確なお答えになるかどうかわかりませんが、私は自分で見聞したことでありますが、実は愛知県の商工課長をしばらくやったことがある。あそこに、尾西地方に中小の毛織物業者がたくさんあるのです。それがいまどうなっているか、あまり詳しくはありませんけれども、私のおったとき、そのころの状況を見聞しておるのですが、相当に収益力をあげておる。それで近所に大工場がもちろん進出しております。おりますけれども、まあ斉一な製品を大量に出すということは大工場では可能であるけれども、いろいろな規模のものを、こまかに細工をして考案を加えて、そしてそれをあまり大量に出すということはちょっとむ……
○椎名国務大臣 お説ごもっともです。ただ二、三の企業が栄えるという意味だけのものであったならば、たいして苦労する値打ちがないと思います。ただ、申し上げるまでもなく、考え方はいろいろあると思いますが、自動車の下請が非常に多岐にわたっておって、そしてそれらの企業に従事する人口を合わせると――これは家族も入っておるのかどうかはそこのところちょっとわかりませんが、百二十万といわれているんですね。おそらく家族を入れない数字ではないかと思います。これはあとで十分調べてみます。したがって、ただ人口の大小のみならず、非常に日本的な組み合わせですね、日本的な組み合わせでもうがつちりとなってきておる。今後ますます……
○椎名国務大臣 いろいろ見方があるようでございますが、いまお話しのとおり、現実に政権の座に着くのが来年の一月でございます。そして例の行事を済ませて、そしてニクソンのスタッフをどういうふうにそろえるつもりか、まだいまのところはうわさの程度にとどまっておりまして、それが逐次現実化されて、そうしてこれらの人によって新しい政策が打ち出されるというのは、まあ数カ月後に初めて現実な動きとして出てまいるのではないか、こう思います。でありますから、それを待ってというのは少しゆっくりし過ぎておるかもしれませんが、大体顔ぶれがそろってどういうことをこれから打ち出すであろうかという見通しがつくのは、少なくとも三月、……
○椎名国務大臣 ココムリストはこれは一ぺんきめたら固定したものではない。工業が日々伸展しておるのでございますから、ココムリストにもう載せておく価値のないものというものは、これはそのつどココムの会議において、これを削るというようにやっておるのでございまして、きめたらもう絶対に固定したものであって変えることはできないというようなものではない、そういうふうにこの問題を取り扱ってまいりたい、そういう考え方でございます。
【次の発言】 ココムというものは何でもかんでもこれを減らさなければならぬという態度もまたこれは少し妥当を欠くのであって、ココムリストの妥当性というものはおのずからあるわけです。それで、……
○椎名国務大臣 いま日本の鉄鋼業は非常な勢いで成長しております。かつては千トン溶鉱炉なんて言われたものですが、今日は一日の出銑量が六千トン、七千トン、こういうような高炉がどんどん建っておる、こういうようなことでございまして、結局需要の伸びが内外ともに非常に高い、こういう状況でありますから、需要が鈍化した場合には、とかく競争制限の情勢に対して注意深く、かなりきびしくこれを監視する必要がありますけれども、 私はいまの鉄鋼業のあり方は、少なくとも日本を中心とする内外の需要情勢というものは、非常な勢いで伸びておりますので、競争制限というものに対して非常な神経を使うというようなことは、少しどっちかという……
○椎名国務大臣 八月末の答申を期待しておったわけでありますが、事務当局から中間的に報告を受けたところによりますと、なかなかはかばかしくないようであります。事柄が事柄でございますから、真剣に討議をされておる、しかもきわめて慎重にやっておることは大体想像がつくわけでありますが、私といたしましては、なるべく早く結論を得ることを期待しておるわけであります。しかし、ただ急いで、審議を中途半端にするということは絶対に避けなければなりません。もう最終の結論に近づきつつあるのでありますから、最も入念に審議を完了することを切望しておるわけであります。いたずらに期限のみを急いで事を誤るということは絶対に許さるべき……
○椎名国務大臣 保安の確保は人名尊重の見地からいささかもゆるがせにできないことはもちろんのこと、石炭鉱業存続のための基本的前提でもあり、政府といたしましても、ただいまの御決議の趣旨を体しまして保安の確保に万全を期してまいる所存でございます。
○椎名国務大臣 決議の御趣旨はできるだけ尊重するという態度をもってこの問題に臨んでおります。明年度の予算はまだきめておりませんが、ことし並みのことはもちろんやりたいと思っております。
【次の発言】 少なくともことし並みのことはいたしたいと思っておりますが、ただいまの御要望の趣旨になるべく沿いたいと考えております。
【次の発言】 審議会の権威をもって答申を出してもらうのでございまして、役所があれこれと指図をするようなことは絶対にいたしておりませんし、それから審議会の審議の場所にも出入りするということはいたしておりません。
【次の発言】 審議に加わっていないということを申し上げたわけであります。た……
○椎名国務大臣 まだ会っておりません。
【次の発言】 別にまだ予定を立てておりません。
【次の発言】 石炭鉱業全体の立場から生産、流通その他経営体制全般にわたって根本的な再検討を行なうことをお願いしておるわけであります。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 政府として諮問しておるわけです。
【次の発言】 もちろん審議会は自主的なものとして考えております。
【次の発言】 そのとおりです。
【次の発言】 まだ最終的な結論に達しておりませんので、その経過等について一々私も通報を受けるという立場に立っておるわけではありません。いろいろ審議を進める上において、各般にわたって調査を行なっ……
○椎名国務大臣 先ほど伺っておると、四十八年を四十九年まで延ばしたらどうかというようなお話でございましたが、いまからたった一年延ばすことについて、従来の考え方にこの際手を入れる必要はないのではないかと私は思います。それから問題は、結局だらだらおくれないようにしたい、そういうことでむしろこの問題に対処してまいりたい。 それから中間対策を云々のお話がございましたが、中間報告を求めて、それによってまずさしあたりの対策を立てるということは、形の上では成り立つようでございますけれども、石炭対策は、全体が一つの一環として考えなければならない問題でありまして、それをこうよりよりにと申しますか、きれぎれにし……
○椎名国務大臣 この前の参考人として植村会長が言われたコース、スケジュールによってもし進められるとすれば、私は適当な機会に会長と会って最終的な意見の交換をしなければならぬということは心の中では考えておったのですが、新聞に出たように私はまだそれを発表したことがないのですね。私の心をどうして読んだのか、よくわかりませんが、そういうことは絶えず考えておりますが、まだその段階には達しておりません。
【次の発言】 私が直接会いませんでも、事務局として、いろいろこまかい問題について時々接触がございますので、それによって絶えず動きを観察をしております状況でございます。それで、私が直接会って総合的に話をすると……
○椎名国務大臣 ヨーロッパの例がそのまま日本に行なわれるかどうか、これはやはり見きわめてみないとわからぬと思います。
【次の発言】 赤字上陸政策をもしとりまして、みすみす損をして、そしてまずそのシェアを拡大するというような政策を現実にとった場合には、これはいま総理が言われるように、ただ黙って見ている手はないと思うのです。十分にこれは取り締まってまいりたいと思います。
【次の発言】 特許法の運用が、ほとんど厳正に、ただ法律の趣旨を見詰めてこれを厳正に行なっておりまして、政策的にはその制度を運用しておらない状況でございます。それで問題が、そういう両方に触れるか触れぬかという問題でございまして、特許……
○椎名国務大臣 昭和四十三年度の通商産業省関係予算案及び財政投融資計画の説明はお手元にお届けしてありますが、要点のみ簡単に御説明申し上げます。 まず、昭和四十三年度の通商産業省所管の一般会計予定経費の要求額は、八百六十八億六千五百万円でありまして、前年度の補正後予算額に比べ九十四億三千三百万円の増加でございます。 次に、重点事項別に内容を御説明申し上げます。 第一に、企業体質の強化と産業構造改善の促進につきましては、繊維工業構造改善事業の推進に必要な経費といたしまして、織布業設備近代化融資のための資金を含め九十三億一千七百万円を計上いたしております。 第二に、中小企業対策の拡充強化をは……
○椎名国務大臣 その原因のいかんを問わず、とにかく結果において非常な余剰が出てきておるわけでございますが、幸いグローバルにはまだこれは輸出の余地が残されておりますので、そういう点を着目して石油業、山硫黄の企業業者間の協調と申しますか、これは役所も入りまして、適当な対策を立ててまいる。そういうことによって、この急激な変化による打撃を薄めていくように考えたいものである、かように考えております。
【次の発言】 私の選挙区じゃないけれども同じ県でございまして、大体従来の経緯は存じておるつもりでございます。
【次の発言】 いまあなたの言われるような御趣旨で、目下鉱業審議会において審議を進めております。そ……
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