このページでは根本竜太郎衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(根本龍太郎君) 建設省所管の公共事業等において水田はどれくらい従来つぶれておるか、あるいはまた十年後どの程度までこれが予想されるかということでございまするが、現在これに対する的確な数字は建設省としてはないのでございます。現在は、各都道府県並びに関係方面に連絡をいたしまして、三月末日をもってこの集計を終わりたいと思っています。
長期については、四十八年度を目標としておりまして、その後につきましては、さらに検討を加えなければならないと存じております。
集計ができますれば、書類をもって御報告申し上げたいと存じます。(拍手)
【次の発言】 建設省の報告戸数と自治省の報告戸数が違っておる……
○国務大臣(根本龍太郎君) 道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 政府におきましては、現行の道路整備緊急措置法に基づきまして、昭和四十二年度を初年度とする道路整備五カ年計画を策定し、これにより道路整備事業を推進し、今日まで相当の成果をあげてまいりましたことは御承知のとおりであります。 しかしながら、道路交通需要は予想をはるかに上回って増大しており、これが交通混雑の激化、交通事故の増大などを招き、経済活動と国民生活に著しい支障を及ぼしていることも事実であります。このため、今後とも増大が予想される道路交通需要に対処するとともに、あわせて国土の総合的……
○国務大臣(根本龍太郎君) お答えいたします。 松下寿電子工業の事故は、これは無届け建築でございまして、本年の一月から二月にかけて行なわれたものであり、建築基準法に基づく御承知の建築主事の確認を得ていないものであります。したがって、この違反建築に関係したところの人々については、それぞれ行政処分をするのみならず、刑事処分についても適切なる告発の手続をいたしておる次第でございます。 なお、今回政府が提出いたしておりまする建築基準法の改正にあたりまして、建築主事並びに監視員を増強することによって、このような無届け建築が行なわれないように配慮するつもりでございます。(拍手)
○国務大臣(根本龍太郎君) 御指摘のように、都市再発にあたりましては、従前とも関係各省十分連係しておったのでありますが、今後さらに一そう留意いたしまして、こういう事件のないように配慮いたしたいと存じます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
共同溝をできるだけ奨励すべきだということは、同感でございます。年々このように都市に埋設物が多くなり、また、一方におきましては、都市再開発上必要のために地下工事が相当出てきますので、そのときにあたりましてはでき得るだけ共同溝をすすめるようにいたしておるのでございます。
その次に、ただいま自治大臣からもお答えいたしましたが、都市開発にあたりまして、地下鉄あ……
○国務大臣(根本龍太郎君) お答え申し上げます。 昭和四十四年度で公営住宅建設補助費百八十四億円が繰り越しになったことは事実でございます。これは主として東京都が用地取得が困難になりまして、これが大きな原因でございます。これらのような大都市における用地取得が困難になったということは御指摘のとおりでございまするが、このために政府といたしましては国有地、公有地、これの活用、あるいは工場あと地を活用いたしまして、これに中高層建築を建てるというふうな措置によりまして、用地取得をできるだけ緩和したいと考えております。 そのほかに、すでに相当古くなった二階程度の公営住宅がありまするので、これらを改造して……
○国務大臣(根本龍太郎君) お答え申し上げます。 林道の使命については、ただいま農林大臣からお答えになったとおりでございますので、林道のままで建設省が道路投資することは、現在の制度では困難でございます。しかし、御指摘のように、公共性の強い林道は認定がえをしまして、条件を整えますれば、林道から一般道路あるいは国道に編入することもあり得るのであります。御承知のように、今日まで山村振興政策あるいは過疎対策等において、従来の林道をかなり一般道路に認定したものもございます。さらには、林道そのものを国道にするということではなくして、かなりの国道の中に、従来林道であったものの場所をも国道の一部に編入したこ……
○根本国務大臣 御承知のように、建設省が考えておりまする新しい道路計画は、いわゆる新全総に基づき、この路線が一応概定されております。これを受けて、今度はその一部として新五カ年計画を立てたわけです。これが七千六百キロ、これを高速自動車道路にしていこうということでございます。 これと鉄道新幹線網との関係は、現在のところ、実は御指摘のように、鉄道新幹線網については具体的にどこどこの路線というような案が一応あったようでありますが、これは閣議決定いたしておりません。閣議決定しておりませんので、御承知のように、議員立法として出てきたのでありますが、私のほうで聞いておる限りにおいて、新幹線網も、現在の新幹……
○根本国務大臣 建設省所管の昭和四十二年度歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳入につきましては、一般会計の収納済み歳入額は五十億七千三百七十五万円余となっており、道路整備特別会計の収納済み歳入額は四千三百七十三億八千七百九十六万円余、治水特別会計の治水勘定の収納済み歳入額は一千三百二十一億九千三百九十二万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定の収納済み歳入額は二百十六億七千四百二十六万円余、また、都市開発資金融通特別会計の収納済み歳入額は三十八億五千八百八十五万円余となっております。 次に、歳出でありますが、一般会計の支出済み歳出額は六千四百二十五億六百七十六……
○根本国務大臣 公務員宿舎等の建設が進んでおるのは、たとえば筑波学園とか、いろいろの新しい地方開発計画に関連して、そこに住宅をつくってやらなければ他の仕事は全然進んでいかない。北海道とか、あるいは新産都市みたいなところにも関係あってやっている部面が多いのでございます。 それから、一般のほうが、公営住宅がわりあいにおくれたのは、建設委員会等でも御説明申し上げましたが、実は用地は取得している、ところが、今度実際これをやりますと、学校とか公共施設が相当必要なのでございます。ところが、それに対しまして、地方自治体が非常に抵抗と申しますか、それを公庫で持て、公団で持てと、こういうふうな要請が出てきます……
○根本国務大臣 先般の第三次佐藤内閣が組閣せられるにあたりまして、不肖私がはからずも建設大臣を拝命いたしました。今後いろいろとお世話になります。よろしくお願いいたします。 建設行政の諸施策について御審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な方針について、私の所信を申し述べたいと存じます。 建設行政の使命は、都市施設、住宅、道路、河川その他の社会資本に関する各般の施策を通じて、住みよい国土を建設し、国民生活の向上と国民経済の発展をはかることにあります。 急速な経済成長と対比して社会資本の立ちおくれは、諸種の問題を惹起しており、社会資本の大幅な整備拡充は、いまや最重要かつ緊迫した国民……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました河川法施行法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 一級河川の改良工事に要する費用については、昭和三十九年、新河川法制定に際し、その本則において、国がその三分の二、都道府県がその三分の一を負担することとされましたが、地方財政の実情にかんがみ、河川専業の円滑な実施をはかるため、国の負担率の引き上げを行なうこととし、河川法施行法において、当該費用につき、国がその四分の三、都道府県がその四分の一を負担する旨の特例措置が講ぜられました。しかしながら、この措置は、本年三月三十一日をもって終了することとされているため、昭和……
○根本国務大臣 具体的な数字としていま申し述べることは困難だと思います。ただ、考え方といたしまして、従来は、いわゆる都市学者あるいはいわゆる近代経済学者の方々の意見が国土総合開発に相当強く取り入れられまして、現在、さらに二十一世紀になりますれば都市集中が出るというのは、これは一つの文明の必然的な趨勢である。これは自由主義であろうが社会主義であろうが、そういうものだという前提に立って考えておったために、たとえば日本では瀬戸内海あるいは太平洋メガロポリス論が出まして、そこへ少なくとも昭和六十年以降については人口の七割五分あるいは八割ぐらいが集中するだろう。そうして北海道、東北、北陸、山陰、九州、四……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました地方道路公社法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 政府におきましては、従来から道路整備事業の一環として道路整備特別措置法に基づく有料道路の整備を推進してまいりましたが、自動車交通量の伸びに対する道路の整備はなお著しい立ちおくれを示しており、国土の総合的な開発と産業経済の発展のためには、一般道路とあわせて有料道路についても、さらに強力にその整備を推進する必要に迫られておる次第であります。 従来、この種の有料道路事業につきましては、道路管理者のほか、日本道路公団、首都高速道路公団及び阪神高速道路公団の三公団をしてこれを推進せしめ……
○根本国務大臣 事業執行官庁としての建設省といたしましては、でき得るだけ公共事業は量が多く、しかも国費の許す限りにおいて国庫負担率を多くしてやることが親切なことだ、こう思っています。ただ、それを現実にきめるのは、実際上は建設省だけでいきませんので、先般来井上さんが言われている点は、われわれも趣旨においては同感でございますが、今後ともそういう方針で努力いたしたいと存じておる次第であります。
【次の発言】 ただいま提出されました河川法施行法の一部を改正する法律案に対する修正案は、一級河川の改良工事費用についての国庫負担の特例措置を全面的に延長しようとするものでありまするが、特例措置の延長にあたって……
○根本国務大臣 御指摘のように、従来ややもすれば鉄道は鉄道、道路は道路、海運は海運という傾向があったのでございます。そこでいわゆる新全総が制定されるにあたりまして、当時私は党側におりまして、これは非常な二重投資になり、あるいは非常にマイナス面が出てくるのじゃないかということを申し出まして、そういう観点から、実はあの新全総は五回にわたって改定がなされたのでございます。おおよその見当はつけておりまするけれども、いま小濱さんが御指摘になったような具体的な総合交通体系は、はっきり申してまだ確立しておりません。そこで運輸大臣とも話し合いまして、この国会が少し時間的に余裕があるならば交通関係閣僚会議を開き……
○根本国務大臣 建設省の仕事は、最近非常に事業量がふえております。これを全部直営でまいりますと非常な人員を要するのでありまして、実は、私が十二年前に建設大臣を拝命しておった当時、御承知のように初めて道路特別会計を設けました。現在から見れば非常にわずかなものでございますが、当時、五カ年九千億でございます。年間の業務としてわずか二千億足らずでございますが、その当時、従前のように直営事業でやりますと約二万数千名の職員の増加が必要ということに計算されたのでございます。ところで、当時の行政管理庁長官をしておりました川島正次郎先生から注文がつきまして、当時から行政機構の縮小、役人を減らせという、これは野党……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 近年におけるわが国の経済の発展と国民生活の向上に伴い、建設投資は国民総生産の約二割に達し、これを担当する建設業界も、登録者数約十六万、従業者数約三百七十万人を数えるに至り、いまや建設業は、わが国における重要産業の一つに成長しました。さらに今後も、建設投資に対する需要はますます増大することが予想され、建設業の重要性はいよいよ高まる趨勢にあります。しかるに建設業界の現状を見ると、施工能力、資力、信用に問題のある建設業者が輩出して、粗悪工事、各種の労働災害、公衆災害等を……
○根本国務大臣 経済効果について一応の資料が整っておるようでございます。ただし、私が感じておりますることは、この経済効果というものは事実上の問題と違いまして、この見方、それからその観点において相当違うので、これがいわゆる経済効果が少しでも多いほうが優先順位だ、こういうふうにとられることは、これはかなり誤解を招くじゃないか、そういう意味で、もう少し慎重にしたほうがいいぞという意見を私は持っております。しかし、前の大臣以来発表する約束でございましたならば、発表してもけっこうです。ただし、それにはこういう前提のもとにこれが制定されておるということにして、即いまの経済効果というものが、それがすぐに今度……
○根本国務大臣 道路は、道路のための道路ではございませんで、人間が活用するためにつくる道路でございます。ただ、従来ややもすれば延長をすることに重点を置いたために、安全設備そのものが必ずしも十全ではなかった。なぜかなれば、従来は、自動車が主体ではなくして、他のものが主体であったのが古代からの日本のあれであります。最近急にモータリゼーションで非常にスピードアップしたため、従来の道路規格そのものではモータリゼーションについていけないというところに矛盾が出てきたと思うのです。この意味で、近く道路構造令も変えますし、先般来、各委員の皆さんから御指摘になりましたように、安全施設の強化をはかっていくことと同……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する基準を定めたものでありまするが、法制定以来二十年近くを経過し、その間の社会情勢の変化、建築技術の進歩等により実情に沿わない点も生じてまいりましたので、次のような事項について改正を行なおうとするものであります。 第一に、都市における建築物の用途の純化と土地の高度利用の促進に関することであります。 建築物の用途の規制につきましては、都市の秩序ある発展に資するため、住環境の保護の強化を主眼として用途地域の純化を……
○根本国務大臣 御指摘の点については、実は総理あての陳情書もございまして、私もその陳情書を見たときに、ちょうどあなたの御発言になったような状況なので、さっそく関係事務当局それから地建を呼びましてどうなっているか聞きましたところ、この路線については町当局と十分打ち合わして、ぜひこれ以外の方法はないというようなことで、それで着工したのです。ところが、その後になって一方において町では団地形成もやっている。たいへんどうも、そういうふうにきめて着工してからそうなったので、まことにその点の手違いが現地にあったようです。しかし、いまさらそれを責めてもしようがありません。 それでは、その路線をもう一本かけた……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 いま阿部さんから御指摘のありましたように、この学園都市建設について地元地主の方はもとよりのこと、関係機関の非常な御協力によりまして一番難点とする用地を取得したにもかかわらず、その後停滞しておる状況はまことに遺憾でございます。 この研究学園都市は、御指摘になりましたように、わが国の研究教育体制の改善向上をはかりまして、あわせて首都の過密解消に資するために、筑波地区に研究教育機関を中心として環境の良好な新都市を建設することがその目的でございます。 研究学園都市建設の計画は、昭和四十二年九月の閣議了解によりまして移転予定の三十六機関を定めまして、昭和四十四……
○根本国務大臣 御承知のように、建設業は国民の生命、財産に非常に密接なる関係のある業種でございます。しかも最近のように経済の高度成長が続いている場合におきましては、建設業が持つ公共性の重荷と申しますか、これは非常に重大になってきているのでございます。なおまた、住宅難等が相当深刻になってまいり、また地価が非常に高騰することを一つの社会的背景として、特に都会地周辺で、非常に悪質なる建て売り住宅あるいはまた宅地が整備されないまま分譲されるために、これが一般国民並びにその地域社会に非常に重大な支障を来たしておる、これは確かに事実でございます。それで、こうした人たちの立場を保護してやるということと、それ……
○根本国務大臣 御指摘のように、建設業界において賃金不払い事件が非常に多いということは、まことに遺憾でございます。これはいろいろ原因があるようでございまするが、まず第一に、建設業の実態が、御承知のように登録制という非常に簡易な手続でたいていの人がこれを営める。ところが、建設業というものは非常に複雑な、二十数種の専門的な業種が集まってやられておるものでございます。しかるにこれが、単なる民法上の請負ということが安易に行なわれておる。それから一般の国民は、建設業を営む者は相当の信用があるというふうな安易な気持ちでお願いした、ところが、それが現実にはその大事な仕事をするだけの資力も技術力も、さらには誠……
○根本国務大臣 ただいま事務当局で説明いたしましたが、運用上十分に配慮いたしまして、せっかくの永久的なものが建てられたのが廃棄されるということになると、これはまことに国民的にも遺憾であります。十分配慮して運用したいと思います。
【次の発言】 御指摘のとおり、用途地域の指定は住民にとりまして非常に重大な利害関係があるところでございます。その意味におきまして、これの指定にあたりましては、原則として公聴会を開きまして、十分に地域住民の意思を尊重し、また、住民の協力なくしては円満なるその後の運営ができないので、御指摘のとおり十分にこれは尊重してやるつもりでございます。
○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。十分に事務当局同士で連絡の上、そういう答弁をいたしました。
【次の発言】 この前の委員会でも明らかなように、厚生大臣のただいまの御答弁のあるとおり、当時擬制適用を廃止するという意図は内閣どこにもなかったのです。むしろ擬制適用というのも問題であるということはすでに社労あたりで問題になって、そこで共同修正でこの問題を一挙に、日雇い健保の改正にあたっていわば法制上の若干の裏づけをしてまでこれを一応存立せしめて、抜本改正までいこうという意図のもとにああいうものが行なわれたというふうにわれわれは考えておりましたために、まず第……
○根本国務大臣 先ほど計画局長がお答え申し上げましたように、宅地建物業法は、これは現在の大型のマンションあるいは分譲等をやっておる実情にそぐわぬものになったということは言えると思います。しかも、今日このように一般の方々が自分の住宅、宅地を欲するがゆえに、その心理を逆用して、こういういわば建設業じゃなくて詐欺を最初から計画したと思われるようなことが行なわれる社会事象になりますれば、これは業法そのもののたてまえを変えていかなければならぬのじゃないかという気がいたします。現在建設業法すら、御承知のように衆議院においては、やはり単なる登録制度ではいかない、許可制度にすべきだということで衆議院は通過を見……
○根本国務大臣 交通安全対策の諸施策について、御審議をお願いするにあたり、建設大臣といたしまして、建設行政の面より交通安全対策について所信を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、わが国の産業、経済の急速な発展に伴う自動車輸送需要の増加はまことに目ざましく、道路整備の必要性はますます高まりつつあります。 このため、政府としては、昭和四十五年度を初年度とする総額十兆三千五百億円の規模の第六次道路整備五カ年計画を策定することといたしておる次第であります。 しかしながら、このような自動車輸送の発達は、反面交通事故の多発をもたらし、昨年の交通事故による死傷者の発生は史上最悪というまことに憂慮す……
○根本国務大臣 今般の異常なる集中豪雨、引き続いて二号台風に基づく災害が発生いたしまして、多くの被害者が出、あるいはおなくなりになった人もあることを思いまして、胸を痛めておる次第でございます。遺族の方々に対しては心からお悔やみ申し上げるとともに、罹災者の皆さんに対して心からなるお見舞いを申し上げます。 まず第一点でございまするが、南房総の地区が、他地区に比べて著しく原始河川が多い、今日まで放置されておることははなはだ遺憾であるとのことでございますが、そのとおりでございます。 これは御承知のように、房総半島の南部は、統計的に見ましても従来災害の非常に少なかったところでございます。そういう関係……
○根本国務大臣 御答弁申し上げる前に、冒頭に、今回の災害によりまして犠牲になられました方々並びにその遺族の方々に心からなる弔意を表するとともに、被害を受けました国民の皆さまに対し深甚の御同情を申し上げます。 ただいま仮谷さんからお尋ねがありました件は、われわれも、担当する者としてぜひともそういうふうにしたいと考えております。しかし、御承知のように、これは建設省だけできめることができない内閣全体の、しかも、これは一つの法的な基準がございまして、それに基づいて激甚地指定するかいなかになるのでございます。ただいま関係方面それぞれ調査中でございまして、これに基づいて、でき得るだけそれに該当するように……
○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 中部圏のみならず、いわゆる広域圏におけるところの総合開発の一番ベースになるのはやはり道路、鉄道等でございます。この東海北陸自動車道につきましては、御承知のように、一宮市を起点として砺波市に至る百八十キロで相当長く、しかもこの地点が日本一番の豪雪かつ山岳地帯です。非常に工事上もむずかしい問題でございますので、いま鋭意調査を進めております。しかし、起点部分については相当程度調査も進んでおりますので、起点の部分とその関連の公共事業等をいま調整中であります。これができ次第、基本計画を調査できたところか進めていっていいのじゃないか。全部完成を待って……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。 第一に、地方建設局における国土計画及び地方計画に関する調査、土木工事に関する技術及び管理の改善に関する事務等の増大並びにその内容の複雑化に対処するため、昨年関東、中部、近畿及び九州の各地方建設局において企画室を部制に改組し、組織の強化をはかってまいりましたが、残余の地方建設局における業務量の増大等に対処するとともに、組織の統一ある整備をはかるため、東北、北陸、中国及び四国の各地方建設局について企画室を部制に改組することといたしております。 第二に、地方建設局に……
○根本国務大臣 法律専門家であるから、いろいろと法律論もさることながら、私は、大体労働組合としてのあれは認めていますけれども、労働組合員たる前に国家公務員であるということを忘れてはならない。国家公務員というものは、国民全般に奉仕するためのものでございます。そこで国民全体の奉仕者たる者が、主権者である国民に対して何らかの不安を与え、あるいはまた好ましからざる一雰囲気のもとに執務すること、管理者としてこれに対して適当なる勧告をする、かつまた是正をするということは、行政官庁として当然のことである、こう思います。その意味で、いま官房長が、昨年の状況下において、本来は国家公務員はストライキをすることがで……
○根本国務大臣 御承知のように、新全総の構想は、日本の経済は非常に高度成長をいたしておりまするが、その反面において実は非常にアンバランスになってきております。一方においては都市に対する非常な過密現象、一方においては過疎現象が出ている。しかも、今度は都市に過密になった結果、都市集中のメリットがなくなって、かえって公害と人間疎外の傾向が出ている。一方においては、もう少し社会投資をすればりっぱな生産あるいは文化の中心たるべきものが疎外されておる。こういうものを、もう一回均斉のある国土の開発、人間の幸福感を考え直すべきだ。そのためには思い切った、いまの社会資本の充実を均斉をとりながらやるべきだ。しかし……
○根本国務大臣 御指摘のとおり人口、産業、文化施設等が都市に集中し、反面におきまして農村、山村が非常に過疎化しておるという現象は、これはわが国のみならず、世界的な現象でございます。しかし特に日本は高度成長が連続して戦後から二十数年の長きにわたって続いておりまするので、その傾向が特に著しいということでございます。それには今日までのいろいろの経済的理由があったのでございまするが、このままにしておきますと、御指摘のとおり人間生活そのものも非常にスポイルされるし、産業自体もかえってデメリットになってくるではないかというふうな心配も出てきたわけでございます。一般の国民の皆さんも、人間の幸福とは一体何ぞや……
○根本国務大臣 建設省所管の問題については、市街化区域と調整区域に今度は線引きの問題をやっておりまするが、その市街化区域については、農地法の適用がなくなりますので、それはほとんど大部分が自然のうちに宅地化してくるだろう、こう思っています。その中に、公団関係で入手し得るものは、できるだけそこを重点に取り上げたいと思っておりますが、この数字はまだいま地方自治体を通じて、あるいはまた公団等を通じて調査中でございます。それから、そのほかに、建設省所管の事業に、道路事業が相当ございます。これは一般道路のほか、高速自動車道路もございます。それから河川改修のうち、ショートカットのために相当の農地をつぶしてい……
○根本国務大臣 市街化区域と市街化調整区域と分けておるのでございまして、この市街化区域になりますれば、自動的に農地法の適用がはずれるということは、すでにこれは皆さんの御承認を得て立法化できておるのでございます。従前から都市周辺で非常に宅地が少ないために、非常に無秩序に宅地開発がやられておりましたので、その状況を防ぐために市街化区域と調整区域をつくったのでございます。これはいまの転用問題より早く立法されたものでございまして、いま直ちにこの市街化区域と調整区域と農地転用とをからめて論ずることは、必ずしも適当ではないと思います。むしろわれわれは調整区域をはりきりと確定することによってスプロール化を防……
○根本国務大臣 人間尊重の立場から道路の構築あるいはこの整備についてどういうことをやっておるかという御質問だったと思います。 歩道、横断橋等の交通安全施設については、御承知のように四十四年度を初年度とする特定交通安全施設等整備事業というものがございます。三カ年計画でございます。これは道路管理者分が七百五十億、それから公安委員会分が四十六億でございます。そういたしまして、歩行者の安全確保のために道路管理者分の約八三%に当たる六百二十億円を計上しております。これば約五千キロの歩道でございます。それから約千二百カ所に立体横断施設を整備することにいたしております。なお、地方単独による交通安全事業にお……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 私は延期すべしとは申し出ておりません。それはこういう事情がありました。チクロの問題についてはアメリカのほうで禁止したことが動機になって禁止されたようであるが、その後アメリカがカナダと同時に禁止を延期したということであるが、それはどういう理由であるか。もしそういうふうな害がないとあるならば、チクロを使用して、そのために回収を指示されておる業界が金融上のいろいろの便宜をはかってくれということで、党に申し出がありましたので、そのあっせんをしたけれども、金融のあっせんは非常に停滞しておる。破産の危険がずいぶんたくさんあるということなので、そういう点をも含めてこの……
○根本国務大臣 公示価格制度をきめましたゆえんのものは、現在土地が非常に高くなりつつある。特にこれが……。(河村委員「時間がありませんから……。」と呼ぶ)端的に申します。これは直ちに公示価格にきめたものをそのままの形で決定するということは困難な事情があるようであります。というのは、それぞれの地区の特殊性もございまして、それからなお、公示制度をいま実施しておるのは三大都市だけでございます。したがいまして、全国に公共用地を取得するときに、それをそのまま適用するということは困難でございます。したがいまして、これをやる場合には考慮するという程度にしなければ、現在では現実性がないのであります。この公示制……
○根本国務大臣 建設省といたしましては、御承知のように、道路、河川、住宅等の先行取得的な措置もとらなければならぬとは思っております。ただし、これにつきましては、建設省直接でなかなか調べにくいのです。そこで、現在各地建、さらに地建から委嘱をいたしまして各都道府県、あるいはまた公団等による用地取得の調査をいま委嘱しております。それから、そのほかに民間デベロッパーの協会がございますので、そちらのほうに――きのう補正予算がついたばかりで、まだ実際のお金もいただいておりませんので、あらかじめこういうことを委嘱したいから調査をお願いするという段階でございまして、どの程度かということは、いまちょっと数字をつ……
○根本国務大臣 御指摘のとおり、地価の上昇は経済的な合理性を越えて行なわれておるというところに非常に問題があると思います。 その原因いかんということでございますが、これを論ずるならば、非常にいろいろの複雑なる要素が複合しておることは事実でございまするが、まず端的に申しまして、経済の発展に伴う都市への産業と人口の集中と、一面における過疎現象等の、このことが一つの大きな社会的、経済的な基盤をなしていると言うことができるでございましょう。 その次に、日本においては公的機関、地方自治団体が実は土地を持っていることが非常に少ない。他の外国でございますと、これはほとんどシティからずっと歴史的に発展した……
○根本国務大臣 御指摘のとおり、中央道建設当時は、これほどの多量の車両が集中するとは考えていなかったようです。高速道路が開通して六カ月目の調査によりまして、いま御指摘のように、最初一日六千台と想定しておったのが、一万二千台になっておる。現在では祭日等は二万台か、大体そこまでなっておるという状況でございまして、その点は明らかに建設当時の想定は、現実に起こっておる情勢から見れば、たいへん甘かったというか、予想が低かったということは、はっきり申し上げなければならぬことだと思います。
【次の発言】 交通事故による死傷者の原因は、ドライバーのマナーもありますし、車そのものの問題もございますし、それから道……
○根本国務大臣 運輸大臣から内々のお話がありまして、全面的にこれは協力したい。総合的な交通対策をきめるべきであると思っております。
【次の発言】 最近コンテナが国内的のみならず国際的に非常にこれが発達してまいりましたので、これに対応する措置を講じなければならないと思っています。これは特に東京湾を中心とする地区、それから大阪等でございまするが、これにつきましては湾岸道路の整備とこの湾岸にある埠頭、これと都心等を結ぶ線がまず第一に考えられなければならぬと思って、いま鋭意その研究をしております。
しかし、今度このコンテナが日本の至るところの道路に進出してまいりますと、これはかえって道路がこわれたり……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 御指摘のとおり、最終年度である本年度において特に公的資金による住宅の充足率が足らないことは、まことに遺憾でございます。 これはいろいろ、北側さんも御存じのように、用地の取得が困難であったということと、それから最近公団等が用地をつくっておりまして、いよいよこれに構築にかかろうとするときに、公共施設の負担の問題で、関係地元市町村から非常な抵抗があったために、計画が実施できないという面もありました。そういう点で、遺憾でありまするが、民間住宅のほうが予定より伸びましたので、本年度において両方合わせますれば、まあ計画は何とかできたという形です。 しかし、御指摘……
○根本国務大臣 建設省が実質上これを指導もやっていないようでありますが、いま調べさせてみます。建設関係でございますから、すぐにわかるはずでございますから……。
【次の発言】 先ほどお尋ねにありましたアルゼンチン館は藤田組が施工しておるようでございます。
○根本国務大臣 ただいま議題となりました下水道法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 最近における急速な都市化の進展に対処して都市の計画的な整備をはかるためには、特に立ちおくれておるわが国の下水道の整備を推進することが現下の急務であると考えられます。 また、最近都市地域における河川、湖沼あるいは海域などの公共用水域の水質の汚濁による公害問題はきわめて深刻であり、政府においても、これら公共用水域の水質の汚濁に対処するため、公害対策基本法に基づき、公共用水域の水質汚濁にかかる環境基準を定めるとともに、鋭意その達成につとめているところでありますが、この……
○根本国務大臣 今回の下水道法の改正の重点は、最近公害問題が非常に強く取り上げられておる、それと相対応するということと、下水道の広域的な実施を目途とするというところに主たる重点を置きまして、まず第一には、下水道法の目的の中に「公共用水域の水質の保全に資する」ということを新たに追加いたしまして、水質汚濁に対応すべきことをこれで明確にしたわけでございます。 第二は、公害対策基本法に基づきまして水質汚濁にかかわる環境基準が定められました公共水域について、都道府県は流域別下水道整備総合計画を定めるものといたしまして、この基本計画に基づき、より合理的な下水道事業を実施することにしたのであります。御承知……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 御指摘のように、一平方キロに対するGNPの問題が高密度であるということは、御指摘のとおりです。しかも、日本の都市化、近代化が、端的にいえば、戦後の現象と言ってもいいくらい集中的に行なわれてきました。しかも、そのうち過去十年間が特に著しくなってきた。ところが、意識が、政治も企業も一般国民もそこまでそれを追及していなかったところにこうした急激なる公害問題が深刻に出てきた、これは率直に言えると思います。そういうとらえ方からして、今回与野党を通じての一つのチェンジマインドというか、政治の考え方を変えようということが今回のこうした公害国会となってあらわれてきたので……
○根本国務大臣 いわゆる首都圏の昭和六十年までの水需要の長期展望の結果は、大体首都圏全体で十億トン足らないと、こういった算定を現在しておるようでございます。そういう立場に立ってみますれば、尾瀬の分水をしてこっちに持ってきたいという願望が首都圏に、特に埼玉、千葉、東京、それに神奈川関係にもそういう点があるようでございます。しかしながら、これは一面におきましては地域社会の非常な対立がございます。御指摘のように、福島県あるいは新潟県、この地域の方々はあれは困ると言っている。特に二人の知事さんは、みんなも私もよく知っている連中です。亘知事も再選してからすぐに、あれだけは何とか勘弁してくれということで、……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。 第一に、地方建設局における国土計画及び地方計画に関する調査、土木工事に関する技術及び管理の改善に関する事務等の増大並びにその内容の複雑化に対処するため、昨年関東、中部、近畿及び九州の各地方建設局において企画室を部制に改組し、組織の強化をはかってまいりましたが、残余の地方建設局における業務量の増大等に対処するとともに、組織の統一ある整備をはかるため、東北、北陸、中国及び四国の各地方建設局について企画室を部制に改組することといたしております。 第二に、地方建設局に……
○根本国務大臣 まず全体的のことを申し上げます。 御承知のように公団家賃はできるだけ安くしたいというのは、公団法の趣旨から当然のことなんです。ところが一方におきまして、最近団地をつくるときにあたりまして、その地方自治体から非常にいろいろの要請事項が出てきております。小学校の敷地をただで提供せよ、あるいは公園緑地をつくれ、あるいはショッピングセンターまでつくれ、しかもそれが、全部公団でやれ、こうなりますと、必然的にこれが高くならざるを得ない。それからまた、最近は、交通問題が非常に緊迫しておりますために、できるだけ都心につくれ、こういう要請もございます。都心につくるとなりますと、地価が高いという……
○根本国務大臣 大都市の住宅問題に、御指摘のとおり非常に深刻な問題であり、これは国並びに実施しておる地方自治体との完全なる提携によってなさなければならぬと思います。御指摘のように東京都はおくれておりまするが、大体同じような条件である大阪のほうは、御承知のように千里ニュータウンではもうすでにりっぱにこれは成功しております。なおまた、現在、泉北のさらに大規模の開発もかなり順調にいっているのでございます。こういう点から見ますれば、やはり地方自治体の取り組み方がかなりの大きな要素を占めておるじゃないかと思うのでございます。先ほど事務当局から御説明申し上げましたように、四十五年の補助金を切ったというのは……
○根本国務大臣 建設行政の諸施策について御審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な方針について、私の所信を申し述べたいと存じます。 建設行政の使命は、道路、河川、住宅、下水道等の社会資本の整備充実をはかり、国民生活の基礎をつちかうとともに、経済発展の基盤を整え、もって豊かな住みよい国土を建設することにあります。私は、昨年一月建設大臣に就任以来、建設行政の推進にあたっては、常にこのことを念頭に置いて各般の施策を講じてまいりました。 御承知のとおり、近年、国民の社会的、経済的活動は、飛躍的に活発化するとともに多様化し、世界にも類を見ない高密度社会が形成されつつありまするが、国民所得の……
○根本国務大臣 建設省の業務は、国家、国民にとって非常に大きな責任を持っておるものであります。いやしくもこの業務遂行にあたって、不正、収賄等、こういうものがありますれば、厳正な処分をする方針でございます。
なお、建設本省あるいは所管する公団、公庫等の問題につきましては、それぞれ従来やった一つの慣習といいますか、それぞれのやり方は若干違うようでございますけれども、官房長から、その具体的な標準と申しますか、その点を一応報告させまして、それに基づいてさらに御質疑を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 これははなはだ答弁がむずかしいのでございますが、これは違法もしくは犯罪の実態に基づいて判断……
○根本国務大臣 ただいま議題になりました下水道整備緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 最近における急速な都市化の進展に対処して、都市地域の計画的な整備をはかるためには、立ちおくれの著しい下水道の整備を推進することが現下の急務であると考えられます。 また、近年、河川、湖沼あるいは海域などの公共用水域の水質の汚濁による公害問題はきわめて深刻であり、政府においても、これら公共用水域の水質の汚濁に対処するため、公害対策基本法に基づく水質環境基準を策定するとともに、鋭意その達成につとめているところでありまするが、このためには下水道の緊急な整備が……
○根本国務大臣 御指摘のように、表現の方法は若干食い違うと思いますけれども、総理が言われましたことは、過去十年に比べれば、従来の過疎地帯といわれておった県の人口の減り方が若干ゆるやかになってきた、スローダウンしたというところに焦点を合わせて言っておるのです。私のほうで申し上げるのは、建設行政をやる場合において、実質的に、人口の移動はそうであるけれども、過密過疎対策というものを国土の総合施策から見た場合において、特に、道路政策あるいはまたこれに関連する水資源の開発等から見るならば、絶対数の移動はスローダウンしたにもかかわらず、依然として、社会問題として、過密過疎問題は深刻になっておる、これに対す……
○根本国務大臣 十六日の参議院の建設委員会で松本議員から質問がございました。松本議員の私に対する最初の質問の要旨は、三本つくるというよりも、はっきりと一本きめてやったほうがいいではないかという趣旨でございました。しかし、これに対しまして、私は、現在では、これは四国に通ずるわずか四百万そこそこのところにたいへんな投資をするというふうにとられる向きがあるけれども……。(「わずか四百万とは何だ」と呼ぶ者あり)私が言っているんじゃない。しかし、日本の現在の経済発展の状況から見れば、瀬戸内海沿岸地区の本州側は非常な過密現象でありまして、産業並びに快適なる都市生活というものが阻害されつつある。この三本が通……
○根本国務大臣 ただいま御質問の問題は、いわゆる住宅政策の基本に関する問題だと私は思います。御承知のように、住宅を政府が一般会計でやるとすれば、これは税金でつくって提供するということになります。それも一つの方法でございますが、それには非常に限度がございます。一方において減税を要求され、他の事業に回せという意見もあるときに、一般会計からたくさんの金を出して、それで住宅をつくって入れるとなりますと、非常に数的に限られて、かえって公的な施策に基づくところの住宅を現在よりも減少しなければならぬという結果になると思います。そこで、結局、住宅問題というのは、何らかの形において住宅に不足しておる人たちが持ち……
○根本国務大臣 実務的なことは住宅局長から説明いたさせますけれども、御承知のように、最近の傾向を見ますと、サラリーマンの方々もみんなやはり持ち家を持ちたいという傾向が強いし、またそれの可能性も相当出てきておる。そういうことを踏まえてわれわれは考えているのでございます。そうして政府施策住宅の三百八十万戸というものは、税制上あるいは金融上のいろいろの施策をしても、低所得者あるいは都市勤労者でなおかつ現実に政府の手を借りなければできないという方々を重点として三百八十万戸を予定しておるわけです。 それから一般民間の中には、先ほど事務当局から御説明申し上げたと思いますけれども、現実に家は持っておる、け……
○根本国務大臣 私に対する質問はございませんが、たいへん重要な御発言でございますから、私からも御答弁申し上げます。 建設省の技術あるいは設計が改ざんされたというようなことになるとはなはだ重大です。この意味において、司直の決断を待ちます。その結果もしそういうようなことがあったら、そういうことについては厳重なる措置を講じます。もししからざる場合には、警察自身も責任をとってもらいます。事いやしくも建設行政の技術について学界の権威のある方々が出したものを、もうすでに二年後に至って証拠隠滅、改ざんというようなことでやられることは――それは司直のやることは自由です。しかし、何らの証拠なくして、単なる疑い……
○根本国務大臣 いまの御提案の趣旨は私も賛成です。
そこで、この問題については、関係省庁、国家公安委員会、警察それから自治省、わがほうと、十分にいままでもやっておりますが、さらに一歩を進めて、具体的な効果をあけるということ――結局、人命を尊重し、交通事故並びに傷害をなくするということが目的でありますから、そのために関係省庁が協力するためにはどういうふうな手法が一番効率的であり、能率があがるかということだと思いますので、十分にこれは検討して、前向きに進んでまいりたいと思います。
【次の発言】 まことに明快ですか、答えはそういうふうに割り切ることがなかなかむずかしいと思います。それはその地区の経……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました宅地建物取引業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 最近における不動産に対する需要の急激な増大と多様化に伴って、宅地建物取引業者の数は年々著しく増加しており、取引の態様も複雑多岐にわたりつつある現状にありますが、このような情勢を反映して、不動産取引に関する紛争事例も多発する傾向にあり、宅地、建物の購入者等が損害をこうむる場合も多くなっております。ことに、最近著しく増大しているマンション分譲、宅地分譲等の大量取引においては、損害賠償額、瑕疵担保責任等について購入者に不利な契約内容が多く、また、いわゆる青田売り……
○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 これは見方の違いでございますが、消費者保護ということは貫いておりますけれども、消費者保護のために業法をつくっておるだけではないこともまた事実でございます。いわゆる業界の健全なる発展ということもあるわけでございまして、そういう意味で、そういう発想のしかたもありまするけれども、いろいろの法律はすべてこれは国民の福祉のためにありますけれども、そういう国民の福祉を増進するとか保護するとかいうことを一々法律上明定していなくとも、それは当然のことだという立場において、従来の立法例からいたしましても、それをうたわないからといって必ずしもその精神からはず……
○根本国務大臣 ただいま御指摘になりました点は、地方自治体のほうに鋭意督励してやらしているのでありますが、実務に関することでございますので、事務当局から答えさせます。
【次の発言】 御指摘のとおりと思います。従来、ややもすれば、建築基準法自身が実質上守り得ないような条件下にあるがゆえに、結局そのままにしてしまうということが多かった。これがずっと惰性になりまして、直接監督しておる都道府県の当局も、まあまあというようなことできたのがいろいろな弊害を来たしておる。そういうようなことから、国会の皆さんの御意向も十分そんたくして、われわれが法改正すると同時に、行政当局に対して厳重なる指導監督をする、人員……
○根本国務大臣 東京湾横断堤と申しますか、あれについては前からいろいろと民間の構想もあったけれども、具体的にはまだなかなか進んでいなかったわけです。また、現在の新道路五カ年計画の中にもこれは予算上計上されておりません。計画に入っていない。しかしながら、現在の首都圏特に、東京をめぐる、千葉、神奈川のみならず、東北から東海道、近畿、また近畿から東海道、東北、こういう交通の状況から見れば必要であろうと私は判定いたしました。そこで、事務当局に、いままでいろいろと調査資料があるけれども、横断堤をつくるという前提でさらに検討するように私から命じました。そうした結果、大体の見通しとして二千五百億かかるであろ……
○根本国務大臣 地価公示制定の趣旨は、これは貫くべきであります。従来それがなかなかできなかったということと、それからまた、現状においてまだ普遍的ではないということも事実でありまするが、そのためには経過措置を若干とらなきゃならないと私は思う。経過措置を含めて、そして地価公示を中心として、固定資産税その他のものもこれに近づくことをやらなければならないと思っております。 それから、いまの八重洲口の問題は、事務的なことでありまするが、直接の国の関係ではありませんけれども、東京都に対して、地価公示設定の趣旨にかんがみて是正するように行政指導すべきだと考えております。
○根本国務大臣 交通安全対策の諸施策について、御審議をお願いするにあたり、建設大臣といたしまして、建設行政の面から交通安全対策についての所信を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、わが国の産業、経済の急速な発展に伴う自動車輸送需要の増加は、まことに目ざましく、道路整備の必要性はますます高まりつつあります。 このため、政府といたしましては、第六次道路整備五カ年計画の第二年度として、道路事業の積極的推進をはかることといたしておる次第であります。 しかしながら、このような自動車輸送の発達は、反面交通事故の多発をもたらし、昨年の交通事故による死傷者の発生は、史上最悪というまことに憂慮すべき事……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 最近におけるわが国の自動車交通の急速な進展に併い、交通事故の発生状況は、年ごとに深刻な様相を呈しております。 もとより、交通事故の防止は、国民共通の願いであり、国及び地方公共団体が一体となって交通安全対策に取り組んでいるところであります。政府におきましては、その施策の一環として、信号機、歩道その他の交通安全施設を緊急に整備する方針のもとに、昭和四十一年度以降、二回にわたる交通安全施設等整備事業三カ年計画を策定し、鋭意その実施につと……
○根本国務大臣 後藤さんの発想は私もよく理解できます。 ところで、御承知のように高速自動車道路ができた場合、これは一般道路の込み合いの状況、交通事故を相当緩和することも一つございます。現在国道とか地方主要道路の整備されてないところに、非常にたくさんの自動車が入ってくる。その結果、いろいろの衝突事故とかあるいはまた相手の人に傷害を与えるということもございます。したがって、そういう関連性を考えますと、高速自動車道路がずっとできてきますと、その方面が相対的に緩和されるということも事実でございます。 それからもう一つ、先ほど道路局長が御説明申し上げましたように、確かに七万キロというものを、これは国……
○根本国務大臣 委員各位の御熱意のある御審議に対しまして、まず心から感謝申し上げます。 ただいま御決議のございました交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、政府といたしましても、御趣旨を尊重し、その運用に遺憾のないよう措置してまいりたいと存じます。 ありがとうございました。
○根本国務大臣 これは前向きに検討すべきだと思っております。従来日本では、関東大震災の経験がありましてからは、非常に耐震建築については強い規制をして指導してまいりました。したがいまして、現在では耐震工学の発達とそれから電子計算機の発達によって、設計上それからまた建築基準法上からは、関東震災程度のものについてはだいじょうぶだという裏づけがあります。しかし、かなり老朽化したものもあるのじゃないか。それからもう一つは、先般のロサンゼルスの経験から見ると、病院、その次に学校です。この学校では、最近財政上の理由からプレハブにしておるものが、首都圏にはかなりある。これは非常に危険であるということで、いま私……
○根本国務大臣 これは政府にありまして、その所管は建設大臣でございます。
【次の発言】 御指摘のとおり、道路というものは一つの経済発展の情勢に対応してこれはやるものでございますから、事業量を充足することが基本的な任務でございます。ただし、従来は、変更した理由と申しまするのは、最初は、新しい長期経済計画というものが鳩山内閣当時つくられました。それから続いて今度は御承知のように所得倍増計画が池田内閣でつくられました。その次に中期経済計画、それから新しい経済社会発展計画というふうに、道路計画を策定するための基礎的な長期の経済社会発展計画の変転に伴いまして、これまたそれに対応する修正をせざるを得なかっ……
○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。 この法律案は、建設省都市局に下水道部を新設しようとするものであります。 御承知のように、最近における急速な都市化の進展と公共用水域の水質汚濁に緊急に対処するためには、立ちおくれの著しい下水道についてその整理事業の飛躍的な拡大をはかることが急務であります。このため、政府は、昭和四十六年度を初年度とする総投資額二兆六千億円の第三次下水道整備五カ年計画を策定することとしております。これに伴い、今後、下水道に関する行政需要は一そう増大することが予想されるので、これに対……
○根本国務大臣 まず第一に、この下水道の要求が非常に最近強くなりまして、先般も他の委員会で申し上げましたが、実は経済企画庁を中心としてつくりましたいわゆる新しい経済社会発展計画の総投資額を五十五兆円と見ておりました。その中に二兆三千億円しかなかったのです。それではいかぬということで、経済企画庁長官あるいは大蔵大臣にも話をして、特にこれは総理の指示もございまして、あの総投資額を上回る、これは初めてのことでございますが、二兆六千億にしていただいた。ところで山田さん御指摘のとおり、こんなにワクをとったけれども、いままでの伸び率からすれば非常に不安があるじゃないか、そのとおりです。従来はせいぜい三〇%……
○根本国務大臣 御承知のように建設省の所管事項はたいへん広範でございます。治水、利水それに道路、都市計画、住宅政策、そういうような意味におきまして、ある意味における日本の社会経済発展の基礎的な事業をおおむね担当しておるということでございまして、広範な、しかもまた現在特に過密過疎、それから公害問題等がクローズアップされ、その上さらに、特に最近においては新たに震災対策というものが論議されるに至りまして、そうしたものを含めた国民生活の基盤の諸問題を担当するということでありまするから、どれが重点でどれが重点でないと言えないほど、実はいま全体が国民の重大な関心を受けておると感じておる次第であります。
○根本国務大臣 御指摘のとおり、実際的にはかなり地方自治体の負担が重くなっていることは事実でございます。そこで実は昨年、私が就任間もなく、下水道を大きくやらなければならない都道府県知事、それからおもだった市長、町長を集めて、相当突っ込んで協議をいたしました。そのときにあたりまして、本来ならば自治体のほうからすれば、まず補助対象率も大きくしてほしい、それから補助率も大きくしてほしい、そうして事業量をふやせ、こう言いたいところであるが、現実の問題はなかなかそう急にはいかないだろう。そこでせめて、まず事業量を飛躍的に拡大してもらわないと、もう地方行政がやっていけない。そこで最優先的にやってもらいたい……
○根本国務大臣 ただいま鬼木さんも御指摘になりましたように、人員はそれほどふやしてはおりません。ただ、御承知のように、従来は内閣の方針といたしまして、新しい機構、人員をふやさないで、もし何らかの部局を設ける場合には、いわゆるスクラップ・アンド・ビルド方式でやるという原則で、最初はこの下水道部設置については行政管理庁非常な抵抗があったわけです。しかし、新しい下水道五カ年計画が二兆六千億という非常に膨大なもので発足せざるを得なくなったし、それに各都道府県が中央官庁よりもより大きい機構を持ってこれに対応しておるという事実をよく説明いたしまして、それでまず下水道部設置についての合意を得たわけであります……
○根本国務大臣 現在のところ、御指摘のような心配がないわけではございません。しかし、御承知のように、地方道から国道に昇格し、あるいは市町村道をでき得るだけ重要地方道等に指定する等の措置を、年々これはやっておるわけでございます。そういう要請も非常に強いので、そうした弾力的な運用をする予定でございます。 なおまた、市町村道につきましては、従来非常に延長の長いというのは、これは、主として人馬が歩くのが昔から多いのでございます。これが、最近のモータリゼーションによって、市町村道にどんどん車両が入ってくる。これを一挙にやることはなかなかむずかしいのでございまするので、建設省といたしましては、自治省その……
○根本国務大臣 阪上さんの冒頭からの御発言について、慎重に私も拝聴しておりました。発想については全く同様でございます。ただし、いま御指摘になりましたように、今後の都市開発が集中型か分散型かというような提出のしかたには、これはなかなかそう簡単にいかないものがあると思うのでございます。したがいまして、これは概念的でなくて、具体的に一つの事実を申し上げまして御批判をいただきたいと思うのです。 たとえば、現在日本で一番問題になっているのは首都圏の人口問題であり、公害問題であり、都市公害の問題でございます。これは御承知のように、東京、千葉、あるいは埼玉、神奈川に、非常な勢いで人口と工業が集中しておりま……
○根本国務大臣 具体的な数字の若干の説明が足らないために、誤解を生むようなこともあるらしいのでございますので、住宅局長からこの資料についての説明をいたさせます。
【次の発言】 ただいま住宅局長から説明いたしましたが、この理由については御質問によって初めてわかったようなことで、これでははなはだ政府の資料としては欠陥があると思います。今後十分注意させます。従来は……(「問題をはっきりさせろ」と呼ぶ者あり)それは、申し上げましたように見込みで発表して訂正しなかったところにあやまちがあると思います。だから、それが見込みとして出したのは、実質上関係の機関、たとえば土地の入手あるいはその他のことが都道府県……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。
四十五年度末における進捗率は六九%程度と推定しております。
【次の発言】 御指摘のとおり新都市計画法とかあるいはまた市街地再開発というような法的根拠に基づいて土地の高度利用をやっておりますけれども、御指摘のような全体の国土の総合開発については、そうした非常にかっちりした法的根拠はまあやっていないわけでございます。
しかし、御承知のように、新全総の構想に基づきまして首都圏あるいは近畿圏、中部圏については相当これは広範囲な総合開発計画をもちまして、これはもとより政府だけではなく、関係自治体あるいは民間の委員をも含めまして、これは相当、中期並びに長期の見通しの……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 新四ツ木橋並びに尻無川の建設現場における災害は、われわれもまことに遺憾に存じまして、今後十分にこの工法の安全については専門的な再検討を命じて、リングビームについては、技術的に若干問題がありまして、これは全部停止させました。この工法はとらないことにしております。それから、尻無川のことについては、実はまだ原因がはっきりわからないのでございますが、専門的な研究の結果を待って判定したいと思いますが、工事の材料並びに工法を改善して、これは完成いたしました。 ところで、いま御指摘になりました、こういう事故を起こした業者に対する、刑罰のことはこれはわれわれの関係であ……
○根本国務大臣 船橋の事件は一応解決しましたが、今後これに類似する事件の起こる可能性があることは、御指摘のとおりです。そこで御承知のように住宅公団法におきましては、公団住宅をつくるにあたりましては、あらかじめ地方自治体の長に対して打ち合わせの上、その了解を得て着工することにいたしております。ただそのときにあたりまして、学校の用地その他については立てかえ金を出すことにしておりましたが、これの率が十分じゃないというので、今回改定いたしまして、二年据え置きの十年償還を三年据え置き二十年にいたしました。それからもう一つは、団地の中にいろいろの売店その他をつくっておりましたけれども、そうしますと、どうも……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 御承知のように、街路のうちでも私道的な街路も相当あります。そういうところは非常に狭いのでございまして、車の入れないところもございます。そういうところがこれは全部歩道になっておるわけでございます。それからもう一つは、それほどではないけれども、車は入るけれども、車が入っちゃったら全然これは非常に危険だというようなところは、これは警察のほうと連絡をして、そこには車の入れないようにしてもらう。それから一方交通をやる。こういうふうな措置をして、そうして一方交通のようなところでもできるだけこれは歩道をつくるように、これは都市計画におけるやり方もございます、公共事業で……
○根本国務大臣 公団ができた場合、併用するところの鉄道関係から料金を取るかということの点でございまするが、これは出資もしておるわけでございますから、政府としてやりますからその併用橋についての一応の負担はあることと考えております。これをどの程度にするかは、いわゆる政令で定めることにはしておりますけれども、現在はまだ政令の内容を具体的にはきめておりません。これは御指摘のように、この三橋とも公団で建設し、管理するという結果になるか、あるいは一部においては別の形の民間資金でやるという場合もありますし、それから出資の負担率と申しますか、これもまだきまっていないわけでございますから、そういう点は、公団が技……
○根本国務大臣 建設省関係の昭和四十五年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は四十一億四千百余万円、歳出は八千八百九十一億二千六百余万円であります。 歳出におきましては、このほか総理府の所管予算として計上されておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これらを合わせますと、昭和四十五年度の建設省関係予算は一兆百五十億七千百余万円となり、前年度の予算に比べ一千四百八十二億九千六百余万円の増加となっております。 なお、国庫債務負担行為として官庁営繕に……
○根本国務大臣 私も現地へ行ってみまして、引き続いて西のほうに向かってこれをやらなければならない、そこで地元の知事さんにも先行取得をやってください、先行取得をしますれば、建設省も積極的にこれを進めましょう、こう言っている次第です。具体的な計画については、道路局長から御説明いたさせます。
【次の発言】 災害がいつ来るかということは、はっきりこれは現在の日本の地震予知の研究では出てこないようでございます。ただ、何と申しますか、過去の地震発生のデータから見て、ある方は、これは七十年周期と言う人もあるし、あるいはいや二百年で来るとかいろいろ見方があるようでございまするが、いま建設省で地理院とかあるいは……
○根本国務大臣 山口さんおっしゃるとおり、これは、民俗的な慣習というものはやはりそれぞれの地区で異なりますけれども、それぞれの意味のあることであると思っております。
【次の発言】 お盆の習慣というものは尊重されるべきだけれども、それと調査とをすぐひっからめて考えるということについては、ちょっと私、その状況がわかりませんからにわかに申し上げられないと思いまするが、いま河川局長から聞くと、地元のそういう意向もあったので中止したということであります。
【次の発言】 建設省がダムあるいは道路その他の公的施設する場合において、でき得るだけ地元住民の納得を得て実施するということは、従来ともやっておるところ……
○根本国務大臣 お答えいたします。 日照権の問題は非常に複雑な問題でございます。現在のように非常に都市化が進んでおる場合に、これを純住宅地域だけにその都市化した場所を指定しておるわけにはまいりません。やはりそこで都市計画法に基づきまして、工業を発展せしめるために必要な高度の工場地帯あるいは住宅地帯、商業地帯というふうに区別をいたしまして、住宅地域に指定しておるところにおいては十分日照権が確保されるということが考えられなければなりません。しかしビジネスセンターとか工業地帯になりますと、むしろ日照権よりも他の要素を重視して都市計画をやらせる、こういうことになろうと思います。したがいまして、日照権……
○根本国務大臣 お答え申し上げます。 御指摘のとおり、いわゆる経済大国といわれておる日本が、他の先進国に比べて、公共投資の中でも一番おくれているのが下水道といわれておるわけであります。先ほど大橋さんの御質問があったが、これは私にでなかったので、この機会に申し上げようと思います。 実はあのときにも、下水道法において政令が定められていないじゃないかということでありますが、これは昭和三十三年四月二十四日に法ができて、施行はその翌年にされております。ところが、その当時における下水道の状況ははなはだ貧弱でございまして、国の補助額はわずか十億にようよう達した程度でございます。各都道府県のうちの市町村が……
○根本国務大臣 地方単独事業についての財源につきましては、地方自治体が従来の経緯からしても年々非常に一生懸命につぎ込んでおります。ということは、それだけ地域生活と密接に関連しておる道路の必要性のためにこれをやっているわけでございます。たとえ単独事業でありましても、政府の助成等もあり得ることでございます。そういうことでありますし、さらに今度は自動車新税が出てまいりますとそのうちの四分の一が地方財源に回るという計画になっておりますから、そういう意味でも従来から比べますれば地方道路の財源は一歩前進したということになるわけでございます。
【次の発言】 御指摘のとおり市町村道が非常におくれていることは事……
○根本国務大臣 御指摘の趣旨は私も全く賛成でございますので、十分に財政当局と予算折衝で努力したいと思います。従来ややもすれば道路の延長線をつくるということ、伸び率に重点を入れ過ぎたことについて反省いたしております。特に都市交通については安全施設等の設備が非常に緊急になっている。そのためには、いままではややもすれば、国がつけてやっても地元のほうで――先ほどのすみ取りの問題等でも地元がやはりその気になってもらわないと困るんですよ。最初は陳情が来て予算をつけると、今度はここは住民の反対があるからどうだこうだといって、非常に困りますので、私はまず第一に、道路の内容をよくするために各都道府県並びにおもな……
○根本国務大臣 一応私が、地価対策の一応のまとめ役になっておりまするので、地価問題について申し上げますが、御指摘のように、あらゆる物価のうちで、地価が一番高くなっています。これまた、国民経済に及ぼす影響も非常に深刻である。しかも、この原因は非常に複合的な現状なのでありまして、一つの手だけで明確に解決することは困難であろうということから、やはり総合的な施策をやらざるを得ないと思います。 特に、これは小坂さんが御承知のように、世界でこんなに土地の上昇の高いというところはないわけでありまするが、しからばなぜそういうふうになったかというと、特に戦後日本において農地法を制定して、農地というものを宅地並……
○根本国務大臣 建設省関係の昭和四十六年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は四十三億七百余万円を、歳出は一兆五百三十七億一千七百余万円をそれぞれ予定いたしております。 歳出におきましては、このほかに総理府の所管予算として計上されておりますが実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これらを合わせますと、昭和四十六年度の建設省関係予算は、一兆一千九百七十七億三百余万円となり、前年度の予算に比べ一千八百二十六億三千二百余万円の増加となっております。 なお、国庫債務……
○根本国務大臣 御指摘の点は、確かにそういうきらいなしとしないと私は思います。実は、私はそのために、昨年一月就任して以来、これは他の委員会でも申し上げましたが、いままでの新全総の考え方に変更を要するものが出てきておるのではないか。これは主として従来の考え方に時代の趨勢に必ずしもそぐわないところの発想があったような、率直にいって私は政府自体も反省すべきだ、こういう前提のもとに、実は昨年この新しい社会経済発展計画実施のための経済企画庁が中心としてまとめましたところの総投資額五十五兆円、そしてその中における一応の配分の状況、これは違いやしないか。しかし、私いま一人反対してもいけないからこれを了承する……
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