このページでは江崎真澄衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(江崎真澄君) お答え申し上げます。 御指摘のように、米中会談によりましてアジアの緊張が緩和するきざしが顕著になりましたことは、まことに御同慶にたえません。これが一日もすみやかにアジアの平和という形で定着することを期待いたしたいと思います。 いま御指摘のわれわれのこの自衛隊でありまするが、これは、総理からもお話がありましたように、一億の国民と主権の存しまするところ、わが国の平和と独立を維持する、こういう目的で現在まだ整備されつつある段階であります。したがいまして、私どもは、こういう整備は継続的に、しかも計画的に遂行されることが望ましい。したがって、本年度をもって第三次防望計画が終……
○国務大臣(江崎真澄君) お答え申し上げます。 下北試験場は、火器の弾道試験、性能試験、こういったことで近隣市町村、たいへん御迷惑をおかけいたしております。射撃揚を移転したりいたしましたが、なお迷惑がかかるということですから、現在、騒音について厳重な認否をし、周辺の学校その他については、基地周辺整備法を適用してすみやかに措置を講じたいと思っております。 漁業権につきましては、消滅補償という多額な補償金を払ったわけでありまするが、実は海岸線を相当とっておりまするので、漁業者が船出をするときには非常な遠距離を回らなければならぬ、何とかしてくれ、これもやはり零細な漁業者としては切実な問題だと思い……
○国務大臣(江崎真澄君) 私に対する質問は、すでに総理及び外務大臣からお答えがあったとおりであります。 米軍がいわゆる日本の基地、施設を使うことについては、総理からお話があったとおりでありまするが、われわれといたしましては、在日米軍のいわゆる補給活動、特に在日米軍の基地を利用しての補修活動、こういったものがどういうふうに行なわれておるかということは、今後的確、正確にとらえていく必要がある、かように考えております。 沖繩が戻ってきた場合に沖繩の基地はどうなるか、これは外務大臣からお答えしたとおり、いわゆる本土並みでございます。(拍手)
○江崎国務大臣 先般の不慮の事故というのは、航空史上まれに見るたいへん悲惨な事故でありまして、点と点が触れ合うということでありますが、もともとが民間航空路に自衛隊の練習機が突っ込んだという調査会の一つの報告もすでになされておるようでありまして、私どもも非常に遺憾なことに思っております。自来、運輸大臣とも詳細このことを打ち合わせまして、二度と再びこういう悲惨を繰り返すことのないように、自衛隊機はあくまで民間航空を優先して、なるべく海面でその訓練を行なうという原則のもとに話し合いを進めてまいったわけであります。その経過及び結果等につきましては、政府委員から詳しく御説明をいたさせます。
○江崎国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 全くはからずも昨日防衛庁長官に任命をされました。新聞等では江崎元防衛庁長官と書いてございまするが、これはもう十年も前のことであります。その後国際情勢も著しく移り変わりました。特に、ただいま御審議を賜わっておりまする沖繩復帰の問題等、いろいろ大きな変化がございます。全くのしろうとでございまするので、特にまた会期の途中で交代いたしましたために、大まかなことはともかくとしても、細部にわたりまして御満足のいくような御答弁ができないのではないかといまから憂慮をいたしておるような次第でございます。 どうぞ今後とも格別の御支援を賜わりまするよう、幾重にもお……
○江崎国務大臣 前任の防衛庁長官のころに非常に詳しく御指摘になったという話は、私も就任いたしましてから聞いております。非常に重要な御指摘でございまするので、事務当局に、十分調査をしてよく私にも認識をさせてくれるようにということで話し合っておるわけでありまするが、シンボル4の標識のある弾薬庫には、通常の弾薬類のうち比較的危険度の高い弾薬類が入っておる。4から7までありまして、それを収容しておるというふうに聞いておりますが、御説の点についても今後ともわれわれも十分留意いたしまして、万間違いのないようにしたいと思いまするが、横田に核があるということは、これは絶対ないと私ども確信しております。 それ……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、今後に非常に示唆に富む重要なことだと思うのです。私、実は先般もここで申し上げたのでありますが、私まだ就任して日は浅いわけですが、たまたま党で沖繩復帰対策と取り組んでおったものですから、そこで事務説明を聞いたときに、実は施設庁長官に、たとえばいま御指摘のような問題の起こらないように、その責任者との話し合いはもちろんですが、個々にわたって折衝をする第一線の要員の印象というものが非常に相手に影響する、特に沖繩県民感情というものを多少でも私知っておるだけに、その点は十分注意をしてくれ、そうしてこれは必ず特訓を施してやるくらいにしなければならぬだろう、このごろたとえば国鉄の……
○江崎国務大臣 先ほど総理から御答弁がありましたが、中国の情勢が変わったことは、日本にとってまことに好ましいことだと思います。ただ、極東の真に平和な環境というものが定着するまでにはまだ期間がある、これは御理解いただけると思うのです。 そこで、現在われわれがこれから作業しようとしておりまする内容につきまして、にわかにそうかといって変更をする一つの理由はない。だたし、この四月に発表いたしまして以来、経済的な見通しにおいても変動が出てまいりました。したがいまして、この経済成長率に合わせて従来とも防衛計画が策定されてまいりましたので、そのあたりとにらみ合わせながら、多少の変更はやむを得ないのではない……
○江崎国務大臣 今回ああいう不祥事が起きましたことは全く残念なことであります。そればかりか、二十数年という時日を経てから埋没されておった機雷が刺激を受けて爆発して大事故を起こし、全く残念に思っております。 御心配の点は、同様私ども政府当局としても全く遺憾に思っておりまするが、実は、防衛庁としては航行の安全を確保するという上からいわゆる掃海作業に当たっております。 そこで、毎年、まあ第二次大戦中の機雷を掃海して今日に至っておりまするが、全国的に見て九三%という成果をあげておるわけです。これは、航行に支障のないような海にする、こういうことで、まあ新潟港などはほんとうは一〇〇%なんです。一〇〇%……
○江崎国務大臣 沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案の提案の理由と内容の概要について、御説明いたします。 この法律案は、さきの第六十七回国会において、本院における慎重な御審議を経て、可決の上参議院に送付されたものでありまするが、さらに参議院においては、継続審査の上慎重な御審議を終え、このほど原案どおり可決されましたので、本院で再び御審議いただくものであります。 この法律案は、沖繩の復帰に伴い、沖繩における公用地等のために必要な土地または工作物に関する暫定使用について特別な措置を定めるものであります。 いわゆる沖繩返還協定の効力発生の日から沖繩はわが国に復帰することとなり、わが国は……
○江崎国務大臣 お尋ねの点は、日本にとってもたいへん好ましい話し合いがなされたというふうに私ども受け取っております。ただ問題なのは、戦略核の不行使ということについての話し合いがなされた、もともと私どもは、核兵器は持たない、いわゆる非核三原則にのっとって、日米安全保障条約の上からまいりますならば、アメリカの核の傘の中に含まれる、これを抑止力としてわれわれは非核三原則を推進しておるわけであります。最もおそれられたのは、もし核の戦争といいますか問題が起こるとするならば、やはり米ソ間の核軍拡競争、こういったものがどういう形で将来発展するか、このことはわれわれ日本にとっても深い関心事であったわけでありま……
○江崎国務大臣 決定は四月末から五月初めごろまでには行なわなければならぬと思っております。したがいまして、当然日本のADIZについて米側と協議をすることになります。したがいまして、いま御指摘のような点については、十分米側と了解をつけたい、こう考えております。
【次の発言】 すでに事務当局でもだんだん話し合いの積み重ねをいたしておるわけでありまして、こういった問題は従来は話し合いで済ましておるというのが慣習であります。したがいまして、十分了解をつけたい、こう思います。
【次の発言】 御要望があれば明白にいたしたいと思います。
【次の発言】 御心配になる意味は私もわかるような気がいたしますが、施政……
○江崎国務大臣 先ほど委員長からおとりなしがありましたように、どうも防衛庁としてはこれは非常に出しにくい。これはなぜ出せないのかという点でございますが、この年度統合戦略見積もりというのは、防衛庁設置法の二十六条で、統合幕僚会議の所掌事務である年度の統合防衛計画の作成、これに資するために、統合幕僚会議事務局による幕僚研究、この作業を取りまとめたものということになります。その内容は、直接侵略、間接侵略等の事態が起こった場合に対処するために、陸海空それぞれの自衛隊の現有の勢力でどの程度の能力が期待できるか、また、どのように一体対処するか、これを比較的具体的に検討したものであります。したがって、この見……
○江崎国務大臣 お尋ねの点、全般からいいますると米軍の基地全体は比較的平静である、こういうことが言えると思います。制服等に情報を聞いてみましても、キューバのときとほ全く雰囲気が違う、むしろ平時のあり方からいささか警戒体制というか、その程度の動きにあるように見受けられる、こう言っております。ただいろいろな報道、情報等を総合しますると、次のように承知をいたしております。 わが本土にありまする米軍基地の横田、岩国、こういったところでは、輸送機の発着が比較的増加しておる。また岩国基地での部隊等の移動が目立つほかは、ただいま申しましたように他の基地では特別の変化は認められない。 それから第二点、沖繩……
○江崎国務大臣 有事駐留と申しますか、そういうものの考え方においては、私、さっき外務大臣が説明されたとおりにものごとを考えております。久保論文も引き合いに出されましたが、これは久保君が個人として一つの意見を述べたのであって、いま防衛庁全体の意見になっておるわけでもありません。そればかりか、彼の論文を私二回ほど読んでみたのでありまするが、日米安全保障条約は必要であるという前提に立ってこれを多面的に政治の面、経済の面、そういった面でももっと密接にいくべきだ。有事駐留につきましては、やはり飛行場等々がなくていいという議論にはなっておりません。やはり必要に応じていつでも来るというためには、ある程度相手……
○江崎国務大臣 曽祢議員をはじめ関係の皆さん方からしばしば非常に熱意を傾けてのお話でございますので、私ども防衛庁としても外務省に協力いたしまして同時返還、亘万から五号までの一括返還ということで一生懸命実は努力をしております。特にお聞きのように外務省側では新大使に向けても非常な熱意を傾けてお話をしてやっていただくというふうに聞いております。 一号から三号までを自衛隊が予算がついておるので見切り発車というか、それだけ返還を受けて使うことはないのか、これは御心配の点は私どももよく横須賀市民感情といいますか、神奈川県民感情といいますか、地元の空気もわかりますので、一号から三号まで自衛隊だけが使うとい……
○江崎国務大臣 いまの秘密の何か誘導機ですか、それについてはちょっと私いま存じておりませんので、至急調べまして、後刻当委員会が継続しておるうちにわかる範囲の御答弁を申し上げたいと思います。
【次の発言】 スパイ機とおっしゃるものですから、何かと思ってちょっと私も戸惑っておったわけであります。ところが、このSR71というのは偵察機ですね。SRというのは、おそらくサポート・リコネイサンスの略だろうと思います。したがって、従来でも偵察機というのはわれわれ自衛隊でも持っておるくらいですから……。あのRF4Eという、この間議論になって凍結になりましたものでも、あれは一つの偵察機であります。したがって偵察……
○江崎国務大臣 自衛隊が国の独立と平和を守るという本来の任務があることは、これはもう申すまでもないと思います。そこで陸上自衛隊の場合でありまするが、――まあ海でありますと、たとえば貿易立国として立っておりまする関係から航行の安全を期するとか、あるいは空の場合ですとホットスクランブル、たまには領空を侵犯するような――これは間違った領空侵犯が多いわけですが、そういう場合に飛び立つというようなこともしばしばあるわけであります。そこで陸の場合は、これは当然本来の任務を踏まえながら訓練をいたしておるわけでありまするが、まあ陸上自衛隊が防衛出動をするというようなことはこれはたいへんな場面ですし、好ましくな……
○江崎国務大臣 一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
実は旧臘にわかに西村防衛庁長官のあとを引き受けることになりました。自来、沖繩協定委員会、沖特委員会で終始いたしておりまして、内閣委員会の皆さま方には、本日初めて出席をいたしましてお目にかかる次第でございます。万事ふなれでございますが、ひとつどうぞよろしくお引き回しを願いたいと思います。(拍手)
【次の発言】 立川への移駐につきましては、昨年の六月二十九日、ちょうど中曽根防衛庁長官の当時であります。もし首都、わけても京浜地区が災害にさらされたときに、一体その災害救急対策をどうするか。まあ、いつ大地震が来るかわからないといった風潮が当……
○江崎国務大臣 私から御答弁を申し上げます。 最初のA、B両地区の早期返還、これにつきましては、約五万平方メートルあるわけですが、市でフェンスなどの移設を完了次第返還する。この工事の予算は前市長の当時にすでに可決されていますが、現在まだ工事は行なわれていないというわけですが、B地区の残り部分の返還も、これは誠意をもって前向きで検討をいたしております。 それから二番目の高松バイパスの促進、これは市側の協力を得ながら四十七年度内に返還を実現するよう努力をしていく。経費についてはできるだけ立川市の負担にならぬように軽減措置をはかってまいりたい、こんなことを考えております。 三番目の基地東側の早……
○江崎国務大臣 賛否両論に分かれて、いろいろなそういう疑義があることはやはり残念だと思っております。 鶴崎君の件ですが、私、彼が戻りましてからいろいろ話を聞いたわけでありまするが、当然いまは米軍との共同使用であります。したがってこれが戻りますと関係機関であらためて検討する。したがって、返還後も引き続き使用するということにはなっていないわけですね。それを鶴崎君としては、返還をされましたらあと、別に開き直るとか、いたけだかなという意味ではなしに、当然これは民生協力という面にも重点を置いてこの配備計画をしたものであるから、その時点で防衛庁側としてはあらためて関係機関の協議の場に、自衛隊としても使用……
○江崎国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 時間の関係もありますから、先に防衛局長に答弁させます。
【次の発言】 ちょっと補足いたしますと、いま申し上げましたような防衛庁の原案に基づきまして、今月末ごろには首相が重要事項として国防会議にかけるということを言明しておりまするが、その国防会議を開いて決定の方向づけをしたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 これは、施政権がわが方に戻ってくる以上、やはり従来申し上げておりまするような方針に従って自衛隊の配備はしなければならぬというのが政府の考え方であります。ところが、沖繩県民の複雑な感情等は察するに余りありまするので、十分理解……
○江崎国務大臣 沖繩が私どもの主権下に戻ってくるということになれば、これは日本の本土と同様なことになるわけでありますから、局地防衛の措置、民生協力、こういった面において本土並みの措置を沖繩にとる、これは当然なことであるというふうに認識いたしております。 もともと沖繩は、戦前におきましては、台湾があり朝鮮半島があったというようなことから、戦略的に重要な位置ということではなかったと思います。しからば今度はどういうことになるか。もともと日本は専守防衛のたてまえをとっておりますから、沖繩の地理的位置が防衛上きわめて重要であるというふうには特に思いません。ただ、最南端の島で相当な距離があるという点で、……
○江崎国務大臣 これは伊藤さん御指摘のとおり、きわめて重要な問題だと思っております。そこで、当然自分の仕事を奪われた者としては抵抗もありましょうし、将来に対する不安からいろいろな動揺を来たす、これが今日、労働組合の三役がおさめにかかってもなかなかおさまらない事態で、深刻にわれわれも思っております。したがいまして、いまの御趣旨の点は十分ひとつ配慮をしてまいるつもりです。のみならず、今度の労働争議におきまして、現地に施設庁長官を派遣したり、できるだけのことはしてきたつもりです。特に山中長官とも緊密な連絡をとりながら、防衛庁としても、あとう限りの努力を今後とも続けてまいりたいと思います。
○江崎国務大臣 それは立川移駐の繰り上げですね。
【次の発言】 御質問の点は、これは疑問はございません。政務次官なかなかよくやってくれて、政務次官に全面協力を得ておりますし、私も逐一事こまかに相談をしております。たまたま立川移駐の場面は、政務次官、たしかどこかへ出張していなかったと思うのです。そういうことで、私自身もあの当時詳しく申し上げましたら繰り返しませんが、七時ごろにかねての計画を了承しておいたわけですね。ところが夜の八時過ぎになって、どうもこのままでは衝突が起こったり、無益の混乱も起こる可能性あり、秘密が漏れたようだ、したがって時間を数時間繰り上げたいと思うが、どうであろうかという相談……
○江崎国務大臣 久保・カーチス協定は、しばしば申し上げてまいりましたように、米軍のおるところへ、国の違う、しかも新しい性格の自衛隊が入っていくということで、特に局地防衛を日本が取り扱うということで入っていくための、きわめて事務的、技術的な打ち合わせ、こういうふうに私どもは理解いたしておるわけです。そうかといって、もともと友好関係に立ち、日米安全保障条約を持っており、信頼感を持っての話し合いが基礎になっておるわけですから、この久保・カーチス協定がアグリーメントしたものでないから自由自在に変えられるという性格のものではないと思います。しかし、これはもうすでに首相を中心に、昨年の段階において二回話し……
○江崎国務大臣 新聞等でも報ぜられておりまするし、地元では監視委員というものがあって、現実に見ておられるそうですね。ですからこれは、やはり基地周辺の住民感情から言うならば、非常な不安を持つわけでありまするので、一体どういうことかというので、私も役所に戻りまして調査を命じておいたわけであります。 今日まで伝わってきております段階では、アメリカのグラマン社が借りておる、グラマン社の管轄下の飛行機が、日本の修理技術というものを評価して修理に来ておるのだ、こういうことでありまするが、なおひとつ詳細の調査をするように実はいま命じておるところであります。
○江崎国務大臣 先般、御指摘のありました訓練用というものを本物の頭にかぶせるという件でありまするが……(楢崎委員「時間がないから事実関係だけ」と呼ぶ)これはすでに資料をもって申し上げましたように、催涙ガスの場合は認められておりませんし、基地の警備等々にもこれは用いておるわけでありまして、何もそういうふうにことさらに言わなくてもよかったという反省は確かにありまするが、今後ともこのあたりは厳重によく注意をしてまいりたいと思います。 それから、過去のもうすでに廃止した「化学剤取扱規則」、これも資料をもって御報告申し上げましたように、米軍側から提供を受けたときにどうかするかという配慮の上に立ったもの……
○江崎国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由と内容の概要について、御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について、御説明いたします。 第一は、自衛官の定数を、海上自衛隊六百六十三人、航空自衛隊六百四十三人、統合幕僚会議五人、計千二百十一人増員するための改正であります。海上自衛官の増員は、艦船の増加、対潜航空機の増強及び後方支援部隊の充実等のため必要となる人員であり、航空自衛官の増員は主としてナイキ部隊の編成のため必要となる人員であり、統合幕僚会議の増員は情報機能強化のため必要となる人員であります。 第二は、防衛庁の付属機関として自衛隊離職者就職審査……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な問題だと思います。実は統幕議長が参りましたあの当時は、一つの情報といたしまして、北側が南に対して積極的な浸透をはかっておるが、その整備の状況、それから補給の厚さ、そういうものを判断すれば、これは長期にはわたらないのではないか。比較的短期に一応の終末をつけるもののように思われる。また同時に、アメリカ側がその後これに対してたいへんな反撃に出て、また悲惨な繰り返しが深くなった。これはもうかねて御承知のとおりでありますが、その後テーブルに着こうとしてのいろいろ話し合いや努力がそれぞれの機関を通じて行なわれたようでありますが、いよいよまたニクソンが重大発表をする……
○江崎国務大臣 途中から入ってまいりましたので、ちょっと経緯を理解することに欠けることがあるかもしれませんが、大体話ややりとりを聞いておりましてわかりますが、御心配の点、意図されるところはよくわかります。十分これは調査をしたいと思います。 いま日銀から給料がいくというのは、これは米軍従業員全部のことを言っているわけでありまして、何も情報機関だけが特にそういう特別扱いを受けておるというていのものではありません。そればかりか、いま御心配ですが、私はそこまで、たとえば現職の自衛官が協力体制をとらなければならぬ情勢といいますか、緊迫した模様というものがあるとは思っておらないわけです。しかし、御指摘の……
○江崎国務大臣 基地の問題につきましては非常に重要に考えております。いまお話がありましたように、野呂政務次官、一生懸命基地問題と取り組んでおってくれるのでありますが、連休も明けまして、いま私ども国会審議の場に出てきておりますが、次官を中心に実はこのプロジェクトチームの発足を急いでおるわけです。そしてこれは、事務次官を頂点にしまして、こういう問題をはじめ、特に都会地周辺の基地をどうするか、これはもり先頃来の予算の分科会等でとにかく質問が集中するのは、基地を解除しろというところから始まって、基地公害をどうするかというような問題が相次いでそれぞれの議員各位からあったわけです。したがって、これをやはり……
○江崎国務大臣 予備自衛官の現在の定員は三万六千三百名であります。これに対しまして、昭和四十七年三月末の現在員は三万五千九百六十五名、まさに御指摘のように、充足率は九九・一%という状況であります。
詳細については、政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 さっきからの御質問を聞いておりまして、充足率はああいう九九%、御報告したとおりですが、予備自衛官そのものの数が三万六千三百名。一万人余の満期離職者というか、離隊者があるのですね。それは、募集はさして私、困難なものとは思いません。これはおそらく察するのに、上長、上官が、離隊をするときに、おまえらひとつ予備自衛官というようなことにどうだ、賛……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、これは注意を喚起されたあとこういうことが起こったということで、問題は非常に深刻だと思います。現在、この種のことは環境庁が世話役になりまして、そして関係省を集めて現在調査に入っておる、こういうふうに聞いております。そこで、防衛庁としましては、地方自治体から委嘱を受けてそういったものの処理に当たる。これは不発弾等の処理もそうでありますが、余談にわたって恐縮ですが、不発弾そのもの、これも一種の不発弾でしょう。ですから、この経費をどうするかということで、従来は地方公共団体が負担をするということになっておりますが、今度沖繩の復帰を見まして、沖繩の不発弾処理等を一体どうするの……
○江崎国務大臣 ただいまの御質問に関連いたしまして、私から先にお答えを申し上げたいと思います。 外務省と久保防衛局長が、きのう何か発売になったそうですが、私まだ本論文は読んでおりませんが、新聞で伝えられるようなああいう発言をしましたこととの間には、食い違いはございません。これは新聞がここにありますが、「安保現状のまま存続、外務省が結論」と、この方向には防衛庁としても同調しておるわけであります。 それはどういうことかと言うならば、一番わかりやすい卑近な例は、四次防の大綱におきまして、「日米安全保障条約を基調として」と、こういう文句があることは御承知のとおりであります。したがいまして、そういう……
○江崎国務大臣 この問題は、御指摘のように、また立川の繰り返しのようなことになりましてはなりませんので、実は過般、野呂政務次官に市長を訪問をさせたわけです。そして、これはすでに米軍側からは十月ごろ、ぜひひとつ安全確保のためにこのミドルマーカーをつくってもらいたいという申し入れを受けて、今日までだんだん延ばしに延ばしている、したがって、何とか御協力を願えぬかということを懇請したわけです。で、ただいま市長、議長、関係の委員長さん、こういった人たちに会って、当方としては懇請を繰り返す。先方側としては、まあ市議会の決議もあり、いいとは言えません、しかし、どうも安全確保ということであれば、これはやはりあ……
○江崎国務大臣 これは鋭意調査をいたさせました。したがって、人事教育局長の手元でその後の調査が出ておりますので、人事教育局長から詳細に報告をいたさせます。
【次の発言】 私、加藤議員の御指摘のとおりだと思います。やはり予備自衛官という性格からいっても、それは当然隊友のいわゆる同窓会である隊友会というものに加入し、自衛隊を愛するという共通の感情があるはずなんです。それがない者を、充足率がいい、しかも応募率のいいのに認める必要はない。むしろ入ってない人には、それこそ仲間から積極的に勧誘する、これは行き過ぎでも何でもないと思います。御指摘の点は今後実行するように十分注意をいたしてまいりたいと思います……
○江崎国務大臣 ただいま法務大臣から政府の統一見解としての見解表明があったわけであります。したがいまして、中谷委員御指摘のようなケースがありますれば、当然それは白紙の状態に戻る、これは認めなければならぬと思います。
しかし、御承知のとおり、われわれのほうとしましては、当然これを更新する最善の努力を継続的にいたしてまいりたい、そう考えております。御趣旨はわかります。
【次の発言】 先ほど前尾法務大臣から意思表明のありましたものが、政府の統一の見解であります。
【次の発言】 相手方から断わられた場合ですね。これはやはり従来の経緯は経緯といたしましても、やはり一応こういう規定に基づきまする以上、非……
○江崎国務大臣 私ども、一億の国民と主権の存するところ、これは当然民主主義を基調とした国の独立と平和、これを守っていくことがやはり大切だというふうに思っております。いまお示しの、まさに戦車が働かなければならぬなんということは最悪の事態であります。しかし、そういうときにはわれわれ一億の国民というものは侵略にさらされるわけですから、座して死を待つというか、黙してこの侵略を受けるというようなことがあってはならぬと思います。もちろんそんな事態があってはならぬわけですから、平和確保のために平和外交を推進していくことは、これは議論の余地のないところであります。
○江崎国務大臣 ちょっと私から御説明申し上げたいと思いますが、たとえば本年度の予算におきましても、債務負担行為は御承知のとおり二千五百億であります。ところが、いまちょっと私、空で覚えておりませんが、約二千億に近いものが、過年度の分を本年度の経常支出でこれは落としていくわけでございます。したがって、三次防の場合でも、二次防の計画によって執行いたしましたものを、三次防の段階になって支払っていく、これは押せ押せでそういうことになっていくわけでございます。したがって、いま申し上げたように、本年度でも約二千億近いものが過去の支払いとして――それは、あるものをすぐここで買ってくるわけじゃございませんので、……
○江崎国務大臣 御指摘の点は、さっき大蔵大臣も申しておりましたように、査定にあたっては、四次防というものがありませんので、くどく繰り返しませんが、政府の統一見解のような形で査定をされたもの――さっき防衛庁は欣喜雀躍したという御表現がありましたが、それはうそなんです。それは昨年の予算の伸びは一七・八%。なるほど初めは一九・七%ということでありましたが、沖繩の経費を差っ引きまするというと、今日では一五・二%の伸びなんです。したがって、制服にしてみますると、それはやはりちゃんと数字はわかりまするから、ことしは四次防というものはまだあの段階では策定されていなかったから、予算の伸びというものは少ないな、……
○江崎国務大臣 もともと日本には仮想敵国はないわけであります。また、アメリカとソ連の間も、平和共存路線が今日では可能になっておりまするので、沖繩の基地がソ連に向かっておるというふうには考えておりません。
○江崎国務大臣 第一の点につきましては、これはもう御承知のとおり、日本の国是は仮想敵国は持たない、こういう前提にあるわけでございまして、自衛隊そのものは国の独立と平和を守る最小限の武装、こういうことになっておるわけです。それで、なるほど米中会談によりまして極東の緊張緩和の方向というものは確かに打ち出されましたが、これがほんとうにアジアの平和という形で定着するまでには、まだよほど時間がかかるのではないか。もともと仮想敵国もないし、他国を脅かすという性格のものではありませんので、漸を追うて継続的にこれを充実していく、これは現段階においてはやはり必要であるというふうに考えております。 第二点は、三……
○江崎国務大臣 ただいまレポートを追いながらのいろいろこまかい御質問がありましたが、全くこれを拝見するといろいろ疑惑がないわけではありません。しかし、私どもには、あくまで訓練用である、これにも「NBCスクール」と一番初めにあるわけですが、しかし、いろいろこまかく御指摘になりました点は、疑いのある名称も、これはなくはないわけで、そういうことが、かねて楢崎さん御指摘になりまして、前国会等々、また国民的な核に対する不安、こういったものを踏まえて、一月早々のあのサンクレメンテにおける会談におきましても、沖繩返還時におけるいわゆる核の確認問題、そしてまた、ましてや日本国内に核、BC兵器等々を無断で持ち込……
○江崎国務大臣 楢崎委員が秘密会で示されましたこの問題についての異常な熱意、こういったものにはわれわれもたいへん感銘をいたしました。それで、これは秘密会を通じまして、積算の根拠については、政府委員から詳細にわたって申し上げさしたわけであります。まあ見解の開きがあったかもしれませんが、なお、時間を節約する意味で、政府委員から率直にそのあたりを答えられる範囲で答えさせたいと思います。
【次の発言】 これは私からお答えしたほうがいいかと思いますが、T2をそもそも開発をいたしてまいりますそのゆえんは、御承知のとおり、F86F、これはアメリカ軍からMAPで供与を受けた古い飛行機でございます。したがって、……
○江崎国務大臣 立川の基地は昨年の六月二十九日、中曽根防衛庁長官のころでありまするが、閣議の決定をいたしまして、首都に大災害が起こったとき、これは風水害、地震等多岐にわたるわけでありまするが、そのときどういうふうに災害救助をするか、当時大地震があるぞといったようなうわさがあとを断たなかったわけでありまするが、そういう背景に立って、立川基地にヘリコプター、連絡機といったような小型機を最終的には二十八機ほど配備をいたしまして、そして第一義的には民生協力というような面に活発な活動ができるようにということで計画をされておったものであります。それが諸般の事情によりまして今日まで延び延びになってまいりまし……
○江崎国務大臣 沖繩に航空自衛隊の物資を輸送いたしました件につきまして、いろいろ疑義が生じております。したがいまして、その経過を調査いたしました結果、ここに御報告を申し上げたいと思います。 沖繩の施政権返還に伴いまして、その局地防衛の責務を負うべきことは、すでに沖繩国会等において明らかにしてまいりましたとおりであります。したがって、自来沖繩への自衛隊部隊の配備につきましては、部内で検討を続けてまいったのでありまするが、昨年の沖繩国会において御審議をいただきましたいわゆる久保・カーチス取りきめにも示されておりますように、沖繩復帰後、逐次所要の自衛隊の部隊を配備することが政府の方針であります。こ……
○江崎国務大臣 申し上げます。 一、防衛庁の人事につきましては、事案の経緯にかんがみ、責任体制を明確にし、今後再びこのようなことのないよう十分留意をいたします。 内部部局及び航空自衛隊の関係者に対しては、厳重な訓戒等の措置をとることといたしました。 なお、適当な時期を選んで内部部局及び自衛隊関係者の人事を刷新し、文民統制の実をあげ、防衛に対する国民の期待にこたえたいと考えております。 二、復帰を前にして細心の配慮を払わなければならない沖繩県に対し、必要以上の物資を輸送したことを反省いたしますとともに、その物資については、すみやかに責任ある措置をとることといたします。 三、立川基地に対……
○江崎国務大臣 お答え申し上げます。 わが国がナイキ、ホークを採用いたしましてから、その試射場をどこに求めるか、これは防衛庁としては非常に重要な問題であります。従来はアメリカ軍の試射場を借りまして、そしてこの試射実施訓練を行なっておったわけであります。しかし、前途の見通しも暗うございますし、もともとわが国がナイキ、ホーク等を採用いたしました以上はやはり試射場を国内に求める、これが妥当であるという見解に立って、ちょうど昭和三十八年ごろから調査が始まったわけであります。候補地につきましては、内陸地帯とかあるいは離島、三十数カ所にわたって詳細な調査をいたしました。その結果、最終的には昭和四十五年試……
○江崎国務大臣 二月七日の防衛大綱の策定によって、御指摘のように昨年四月に発表しましたものは消えました。これは御指摘のとおりです。夏過ぎにつくろう、こういう目途があります。このことは、やはりいま議論されておりまする経済の見通しが大体立つという、その時点を目途に策定をしていこう、こういう予定でおります。
【次の発言】 およその見通しが立てば、その見通しのもとに策定するわけでありますから、いま御指摘の経済計画以前に四次防計画というものが策定される可能性はあります。
【次の発言】 ただいまお読みになりました国際情勢の分析は、当たっておるところもありますし、その後大きく変化したところもあるわけである。……
○江崎国務大臣 ただいま外務大臣から答弁があったとおりであります。交渉の経緯においてアメリカ側のいろいろな見解があったとしましても、私ども、まさに前任者から引き継ぎをし、沖繩国会等において御答弁申し上げてきたあのことばには誤りはございません、私どもは、いま外務大臣が申し上げたとおりに受け取っておるわけであります。 国防会議につきましては、総理の言明によりまして、沖繩に配備する実人員、それをどういう形で行なうか、この具体的な原案を現在設備中でありまして、すでに国防会議の事務局の参事官会議等においてはいろいろ議論をされておるところであります。順に従いまして、最も早い機会に国防会議の正式の議題に供……
○江崎委員 私は、自民党を代表いたしまして、政府のおもなる施策について御質問をいたすつもりでありましたが、時間が限られておりますので、特に与野党の間で問題になっております案件のみにしぼってお尋ねをいたしたいと思います。 長年の懸案でありました中国との国交正常化ができましたことは、総理も言われますように、従来、中国問題に熱情を傾けてきた人々の努力ももとよりでありまするが、田中首相の英断によりまして、北京をすみやかに訪問し、国交正常化に踏み切られました、この英断に敬意を表するものであります。 田中首相は、首相に就任二カ月で日中国交正常化に踏み切られたのであります。世上、いささか拙速に過ぎるので……
○江崎国務大臣 日本に施政権が戻ってまいりますれば、これは当然日本の国内であります。いま仰せのとおり、当然これは日本で責任を持たなければなりません。安全確保はもとよりでありまするが、民生協力とか災害救助、特に沖繩の場合は、災害常襲県というような呼称すらある地帯でありまするので、自衛隊の救援活動といったようなものも非常に多かろうと思います。 それから、いまおっしゃるように、自衛隊が戦前はごくわずかしかなかったものが、沖繩に最終は六千八百名、もっとも、この六千八百名の中には、事務的な処理をする人員が九百名含まれておるわけでありまするが、こういうものが配置される、多過ぎるではないかという説もあるわ……
○江崎国務大臣 施設庁長官から詳しく御説明をさせます。
【次の発言】 那覇空港に自衛隊を配備する予定は持っておるわけです。いま直接お尋ねではありませんが、確かに民間航空と自衛隊と共用するというわけですから、内地でも共用の場面ではいろんな不都合もありますし、いろいろあります。特に、私はまだ就任早々でありますが、これは既定の事実として一応計画を立てておるようでありまするが、四年先に海洋博が行なわれるんですね。これは三百万から四百万の人が見ると通産省では控え目に言っておりますが、かりに百万人がこの那覇空港へおり立つ、三分の一弱が。としますると百六十人乗りが、ちょっと算術をやってみただけでも一日四十機……
○江崎国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な点を言っておられると思うのです。確かに不公正な事例が、一々検討していけばずいぶんあるだろうと思うのです。ただ、終結したものはどうもこれはいたし方ありませんが、たとえば不当に棄却された、こういったもの等で、本人等々から申し出があります節は、一応四条二項によって米側にこの措置が残るわけですから、現地で補償措置をとる職員、関係者が米側に対して、これは施政権がわれわれのほうに戻ってまいりますから、当然こういうものは不当ではないかということを強く米側に申し入れていく、口添えをしていく、こういうこともあろうかと思うのです。また、そういうことをきめこまかに努力してま……
○江崎国務大臣 私も、もちろん知る由もありません。
【次の発言】 さっき私が知る由もないと言ったのは、もしこういうことがありとするならば、それは外務省を通じてわれわれのほうへ来るので、外務大臣の知らないことは知らない、こういうことを言ったわけです。
それからこれ自体については、いま総理が言われるように、われわれは全然関知しておりません。のみならず、私どもは、アメリカは日本は核装備の必要なしという見解に立って今日まで来ておる、こういう認識に立っておるわけですから、いまいきなりこれを見せられてはたして一体どうであろうか、これはやはり調査をいたしましょう。一体、いま米中友好というような方向が打ち出……
○江崎国務大臣 御質問の点でありまするが、事はきわめて重大であります。しかも、当日あらかじめ政府委員に対して質問要旨の御連絡がありましたときに、きわめてショッキングな問題であるというので、こちらで質問が行なわれておるときにもすでにこの調査にかかったわけであります。それから具体的な電報例示がありましたので、外務省で御調査になると同時に、横須賀の海軍軍司令官に対しまして私ども防衛庁の海上幕僚長から照会をしたわけです。横須賀の軍司令官が申しまするのには、こういう電報がシビルである海軍長官から出先の司令官である私に来るというようなことは、アメリカの慣習として、また指揮命令の系統からいって想像できぬこと……
○江崎国務大臣 昭和四十七年度防衛庁の予算案につきまして、その概要を御説明いたします。 まず防衛本庁について申し上げます。 昭和四十七年度の防衛本庁の歳出予算額は、七千三百六億四千百万円で、前年度の当初予算額に比べますと、一千四億三千六百万円、一五・九%の増加となっております。 次に、継続費は、昭和四十七年度乙型警備艦建造費百四十一億六千五百万円、昭和四十七年度潜水艦建造費八十五億五千五百万円、合わせて二百二十七億二千万円を新たに要求しております。 また、国庫債務負担行為は、航空機購入千二百四十六億四千四百万円、艦船建造百六億二千二百万円、装備品等整備三百七十九億二千七百万円、研究開発……
○江崎国務大臣 これは、御指摘のように非常に問題になると思うのです。しかも、国が戦争をして、その関係の砲弾が、米軍が戦争中投下したものを含めて、まだ陸上にもある。海上にはまた、あとから米軍が放棄したものがあるようですね。ですから、こういったものをどう処理するのか。これは、実は、私も、赴任しましてからいろいろな陳情を受けまして、話し合いを部内でも煮詰めておるわけです。自衛隊は、自治体の要求に応じて、そういうものの排除、始末に出かけるわけですが、それには相当経費もかかる。そういう予算措置も、実は防衛庁にはないわけなんです。したがって、自治体も、そういう危険排除をしていく上に相当な経費を、これまた負……
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