吉田賢一 衆議院議員
32期国会発言一覧

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吉田賢一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉田賢一衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

吉田賢一[衆]本会議発言(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 衆議院本会議 第8号(1970/03/10、32期、民社党)

○吉田賢一君 ただいま説明のありました昭和四十三年度各決算に対し、民社党を代表しまして、以下三点につき、幾つかの提案をしながら、佐藤総理と関係閣僚の所信をただしたいと存じます。  第一点は、政治の姿勢を正すことであります。  国会は、申し上げるまでもなく、憲法機能の中枢でございます。戦後、民主主義が政治の基本原理となりましたが、その成長は容易でありません。特に、政治において至難です。現に、国会は、権力を錯倒誤解し、ときには多数の暴力、少数の腕力さえ支配しまして、言論と公正の運営を失いまして、また政界の官僚の力は諸国に比類を見ません。ことに、国民は権力に弱く、政府への年じゅうの陳情、予算を既得権……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 衆議院本会議 第5号(1971/02/05、32期、民社党)

○吉田賢一君 私は、民社党を代表して、昭和四十四年度決算につきまして、以下若干の質疑を試みんといたします。  由来、国策の真の姿を具体的に示すものは、これは総理大臣以下大臣の国会演説ではございません。財政でございます。実に財政は思想や主張ではなく裸にせられた国の骨格といわるるゆえんであります。  四十四年度決算審査にあたりまして見のがしがたい二つの大きな柱があります。  その一つは、同年度予算の性格で、前年度予算以来の財政硬直化打開の旗じるしが後退しまして、総花的放漫財政に移ったことであります。また、総合予算主義が後退して補正予算を組まざるを得なくなりました。公務員の給与、国保助成、食管会計繰……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 衆議院本会議 第11号(1972/03/14、32期、民社党)

○吉田賢一君 私は、民社党を代表して、昭和四十五年度決算につき、佐藤総理並びに水田大蔵大臣に対し若干の質疑を行ないます。  第一は、福祉国策についてであります。  顧みますると、昭和二十年終戦直後、物資欠乏のときに、将来のため生産重視の経済政策と、一方、憲法に宣言しました福祉国家の建設は、国策の二つの大きな柱でありました。国民の手になる生産が万人のために公平に分配せられ、道義と平和の国づくりに邁進することは、国家最高の目標でもありました。ところが、国策は、生産第一、経済、至上主義として推進せられて、国民福祉は軽視せられ、一方、消費水準の高まりにつれまして、生活の多様化、社会環境の立ちおくれの目……

吉田賢一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

吉田賢一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 決算委員会 第2号(1970/02/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、行政管理庁当局に二、三お伺いしたいのであります。  行政管理庁は、申すまでもなくわが国の行政の公正、真に国民福祉に貢献し得る、奉仕し得る体制を常に目ざして何かと業務を行なう重要な官庁であります。こういう意味におきまして、実施官庁でないまでも相当重視すべき立場だと思うのであります。そこで、すでに第六年目を迎えました臨調の答申等を全面的に実現するような努力についても、これまた行政管理庁の持っておる役割りはかなり大きいと思います。つきまして、私はそういうような観点から二、三伺いたいのであります。  第一は、本年度行政改革を、一体何を目標にしてなさろうとしておるのか、この点を……

第63回国会 決算委員会 第3号(1970/02/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、経済企画庁にお尋ねしたいのであります。きょうは大臣も見えておりませんが、経済企画庁は、佐藤新大臣の経済演説中にも、物価問題の緊急重要性を力説しておりましたので、きわめて大きな課題として取り組んでおいでになる、こういう認識のもとに若干伺ってみたいのであります。ただし、きょうは申し合わせで時間も相当少ないようでありますから、ひとつ直蔵簡明に、急所、要点をぱっとお述べいただいて、またあらためまして総括的に庁全体の御意向を大臣から伺う機会を持ちたいと、こう思いますから、そのつもりでひとつ御答弁をお願いいたします。  第一に聞きたいことは、物価問題はすでに三十五年ごろから政治日程……

第63回国会 決算委員会 第4号(1970/02/26、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、郵政省、電電公社にちょっと伺います。時間を相当制約しておりますので、すみませんが、簡単明瞭にお答えを願いたいと思います。  郵政事業につきましては、幾多の解決せねばならぬ問題が滞積しているらしいのでございますが、こういうことを背景といたしまして、郵政審議会におきましては、いわゆる公社案を世上に発表いたしております。その公社案につきまして、大体のあなたのほうのかまえ、もしくは、いまの段階において公社案を受けるかいなや、あるいは、どういう点に問題があるからまだ審議を延ばしていくのかどうか、これをごく簡単でよろしゅのございますから、いまの段階、いまの時点における公社案に対する……

第63回国会 決算委員会 第5号(1970/03/03、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 先に自治省関係に伺いたいので、労働省、すみませんが、しばらくお待ちくださるようお願いいたします。  一昨年七月、自治省が中心となりまして、全国の知事会あるいは全国の都道府県議長会、全国の市長会、その他多数の関係方面と協力一致いたしまして、百二にわたる自治省管内の行政簡素化を目標にいたしましたアンケート調査をおやりになっております。これは自治省といたしまして画期的な一つの行政改革の積極姿勢でございましたので、各方面から相当注目されたのでございます。そこで、これは約三百七十にわたる書面回答を求め、あるいは、ずいぶんたくさんな実地調査などもいたしまして、集約いたしまして結論づけて、……

第63回国会 決算委員会 第6号(1970/03/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 根本建設大臣にいろいろと伺いたい問題があるのですけれども、時間の関係等もありますので、一、二重要と思われる点についてお伺いします。  一つは、新しい七〇年代に入る高度成長下における国民の幾多の欲求のうち、特に住宅問題は非常に重要だと思います。あなたも新任のごあいさつで、土地、住宅につきまして特に力を入れていくということをお約束願っておるし、自民党の公約もあり、かねての政府の公約もありますので、相当推進されるものと思いますが、そこで、根本的にはまず土地対策がもとになると思いますので、国土建設についての根本的なお考え方をちょっと、最も重要と思われることを簡単にまず述べていただきた……

第63回国会 決算委員会 第7号(1970/03/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣が見えましたら締めくくりをお願いすることにして、事務的に二、三の点を見えるまでお尋ねしてみたいと思います。  繊維の対米輸出規制の問題につきまして、昨年からだんだんアメリカよりの申し出もあって交渉が重ねられておるようでございますけれども、第一次的交渉は外務省ですか、通産省ですか。
【次の発言】 アメリカから一次的に申し出のありましたのは、いつ、要旨、どのようなことで、どこへでありますか。
【次の発言】 昨年の十二月に出しました最初の具体的案の内容ですね。詳しくは要りませんが、要旨はどのようなものですか。
【次の発言】 その規制をしてもらいたいという理由は、何と明示しており……

第63回国会 決算委員会 第8号(1970/03/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は、第一点は酪農問題を中心に伺いたいのであります。  ただいまの日本の経済の成長が、申すまでもなく、自由主義国第二位になりました。また、国民の所得におきましても、一人当たりの水準はだんだんと上がってまいりました。これは、企画庁の四十四年度版の経済白書について見ましても、わが国民の資質と活力をもっていたしますれば、一人当たりの国民所得の水準は一流先進国水準に達すること、時間の問題なりと言っております。一般の経済の専門家、財政家の見通し等によって見ましても、昭和五十五年、いまから十年後の一九八〇年にはGNPがアメリカに接近すること、かつ、国民一人の所得水準がヨーロッパ並みに達す……

第63回国会 決算委員会 第10号(1970/03/26、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 政府側が、私の質問に対し希望する答弁者が出席困難な事情らしいので、御答弁がいただけないかと思うのですが、念のためにちょっと伺っておきたいと思います。  予備費につきまして国会の承諾を得るという行政行為は、大蔵大臣にあらずして、内閣総理大臣なんですね。その点、いかがです。財政法三十六条三項。
【次の発言】 したがいまして、大蔵大臣にあらずして、内閣総理大臣ですね。
【次の発言】 そうですね。――としますると、同条文には、次の常会で当然承諾を受けねばならぬという義務規定があるのです。大体、多くの場合に、この義務規定をこのようなところに入れることは、相当厳重な制限を加えておるという……

第63回国会 決算委員会 第11号(1970/04/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 主として余剰米処理に関しまして伺ってみたいのであります。根本的な食糧政策、あるいはまた食管制度、食管会計の一般的な問題については、また別の機会にすることにいたしまして、きょうは問題点をずっと制約いたします。  そこで、まず最初といたしまして、ことしの三月末の政府保管の在庫量はどれほどになるわけでございましょうか。
【次の発言】 古古米と称しますのは、これは二度つゆを越した場合と聞いておりますが、それでいいのですか。そういうつかみ方でいいのですね。
【次の発言】 米にカビのつく最も大きな機会、原因は何でございますか。技術屋さんからでも言うてください。

第63回国会 決算委員会 第12号(1970/04/09、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 長官にお尋ねします。時間がありませんので、あなたのほうもひとつ簡単に御答弁願います。私のほうもそういたしますから、どうぞお願いします。  きょうは予備費の審査でありまして、四十二年の予備費、四十三年にまたがる予備費であります。一般会計の予備費は、御承知のとおり災害予備費が大部分でございます。そこで、災害予備費というのは、概して災害の救済、復旧事業というのがおもであります。消防庁は最も重要な関係にあるわけであります。  そこで伺いたいのでありまするが、ここ何年かのうちに関東の南部地方におきまして大震災があるだろう、こういうような答申が消防審議会のほうから消防庁長官にあてて先月二……

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に大蔵大臣に伺いたいのです。ちょっと時間がございませんので、簡単な要点だけ言いますから、そのおつもりで、よろしくお願いします。  かねて伺っておりましたが、行財政制度の改革につきまして、これはほんとうに改革を実行するにあらざれば、日本の財政の運営はだんだんと問題が多くなって、なかなか困難になるおそれなしといたしません。そういうようなことを思いまするので、ましてや、この政策の実行について事を欠いてくるということが多々あると思います。要は、前提といたしまして、行政改革を勇断をもってこの際実行するにしくはない。さしあたって大蔵省といたしまして重要なことは、予算制度の改革であるこ……

第63回国会 決算委員会 第14号(1970/04/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 長官、おそくなって済みません。できるだけ簡単にしますから、できるだけ要点だけお述べいただくことにします。  例の消費者物価問題でありますが、企画庁はまさに物価庁でございますし、あなたの就任の演説なり、あるいは国会の施政演説の際における発言なり、あるいは各委員会等におけるあなたの発言も、物価安定は相当重視しておられることは一貫しておるのであります。  そこで伺いますが、この二十二日、物価対策閣僚協議会におきまして決定を見たようでございます十六の項目でございますね。これは内容、趣旨は、昨年の九月九日の閣僚協議会における了解事項に基づいて、そして各省が検討した結果持ち寄ったもののよ……

第63回国会 決算委員会 第15号(1970/05/07、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大蔵大臣、時間があまりありませんで、二十分しかございませんので、ひとつ秒読みでやるよりしょうがないので、簡潔にしますから、ひとつよろしくお願いします。  第一点は、実は行政改革のうちの例の予算会計制度の問題でございます。もう何回もあなたと問答いたしておりますので、大体何を問うのかということは御了承と思いますけれども、私は幾ら考えましても、国民の要請する、また、内外の重要な諸策の実施にあたりましては、やはり根本になる財政の制度、秩序、計画というものがほんとうにこれに合うようにきちんとしていかねばいかぬ。このための道順といたしまして、やはり予算の制度、その執行、その効果、そういう……

第63回国会 決算委員会 第16号(1970/05/12、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 まず、専売公社総裁に伺いますが、最近の物価上昇、特に消費者物価の上昇が、国民生活並びに公社、公団の事業あるいはその他の財政に与えておる影響は相当重大だと思うのです。  そこで私はあなたに伺いたいのは、専売公社といたしまして、企業経営について一段と物価上昇は影響しておるんじゃないかと思うんです。これによりまして、塩専売事業あるいは、たばこの専売益金にも大きな影響を来たしておるのではないか、こう思うのです。したがって、専売公社の収納益金というものは相当赤字累増となるおそれがあるんじゃないか、その辺の内容をきょうはよく聞かしおいてもらいます。また、こういうことを起点といたしまして、……

第63回国会 決算委員会 第17号(1970/05/19、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 わが国は薬がはんらんしまして、病気はますますふえていく、どうもそういう感じがいたします。これは国民保健の見地から見ましても、また日本の医薬行政の見地から見ましても、これは現在、将来にわたりまして非常に重大な課題である、こう考えるのであります。  そこで、特に大衆薬を中心にして伺ってみたいのでございまするが、医師が医薬として用いるというのは、専門的立場でありまするから、かなり次元の違った問題があるようでありますが、大衆薬となりますと、これはやはり国民大衆と薬の関係です。なぜこんなに薬がはんらんするのだろうか、こう考えますと、二面において、どうも――たとえば新聞、雑誌、テレビ等を……

第63回国会 決算委員会 第18号(1970/06/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 円切り上げの問題を少し伺ってみたいと思います。適当にしかるべく御答弁をいただきます。  いまわが国におきましてもまた外国におきましても、日本の円を切り上げるという論議が相当行なわれているよろでございます。また、これを予想いたしまして、有力商社もしかるべくその用意までしたことが伝わっております。一体、この円切り上げ論の理由、論拠というものは何でございますか、それを一応御説明願いたい。
【次の発言】 ところで、一方におきまして、たとえばわが国の国内におきましての物価の問題などもずいぶんと議論があり、方策の提案はされますけれども、一向に効果はあがってこない。世界インフレのうちに日本……

第63回国会 決算委員会 第20号(1970/08/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣に伺いますが、いま連年豊作らしく伝えられます。ことしも豊作らしい。そうすると四年連続の豊作で、空前の豊作です。したがって過剰米は滞積していくと思うのです。これの集約いたしました総計算からくる財政負担は、総計どのくらいになるのだろうか。それからもう一つは、例の汚染米がはしなくも問題になってまいりまして、有毒カビ、カドミウムその他の有毒汚染米問題で世論は重大化してまいっておりますので、こういう辺から、米の処分をめぐりまして、無償で投棄、廃棄しなければならぬものが生ずるのではないだろうか。この汚染米を飼料にするとすれば、人体に有毒のものは、家畜、牛、豚、鶏にも有害ではないか、し……

第63回国会 決算委員会 第21号(1970/09/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 関連しましてひとつ。  事務総長御承知のとおり、いま日本におきましては、行政府並びにわれわれの国会もあわせまして、とにかく批判、反省をせなければならぬ問題がたくさんございます。しかし、もし、たとえば司法部におきまして、司法部がわいろをとって裁判をするということになりましたならば、これはもう国が混乱しちゃうんです。そういうことをあわせて考えますと、この際に検査院の立場――憲法並びに院法によって規定せられておる検査院の立場を厳粛に反省するということにして、いかにして綱紀粛正を全うするかということに異常な決意をなさるべきときでないだろうかと思われます。当委員会におきましても、幾たび……

第63回国会 決算委員会 第22号(1970/10/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 時間がありませんので、院長に一問だけお尋ねします。  院長に申し上げてみたいのですが、いま問題になっております東京都の区役所の職員から検査院の検査に出た職員がいろんな供応を受けたという事実につきましては、院の立場からは最高度の厳正な態度をもってこの事案に処する必要があると私は思います。あなたは、給与がどうの待遇がどうのということでたいへん感謝のような発言もされましたが、これは全く次元が違います。なるほど……(田中(武)委員「ちょっと待ってくれ、そんなことを言うなら討論させてもらいたい」と呼ぶ)ちょっと待ってください。あなたが部下を愛しなさること、それからまた、その問題について……

第63回国会 決算委員会 第23号(1970/11/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 国鉄の総裁から伺いたいのでありますが、国鉄の現状は、財政的見地から考察するだけでも、その膨大な構造、運営等の実態にかんがみまして、実はわれわれしろうとが取り組むことは容易ではございません。したがいまして、私はきょうのところ十分な資料を持っておりませんので、ほんの基礎的な点を思いつくままに二、三伺うことにきょうはとどめたいと思います。また別の機会を見まして、できるだけ詳細な御説明を聞き、疑問もただしていきたいと思います。  そこで第一は、例の四十四年度の決算につきまして、これは前回もちょっと明らかにしたのでございますが、これが、あれこれと計算いたしますと、大体千三百十六億円の欠……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 決算委員会 第2号(1970/12/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣にお尋ねするんですが、郵務事業の諸問題につきましては、すでに先年来あらゆる機会に各方面において論議せられて、政府におきましてもだんだんと審議会その他におきまして研究、検討を重ねてきておられるものと、こう思うのでございますが、やはり依然として国民はこの事業の現在と将来性がどうなるんであろうかということについて、多大の関心を持っておるわけでございます。もちろん、これは一つは、全国民におけるサービス事業であるという面もありますが、反面におきまして、最近の物価高騰の影響もそれぞれとありまして、郵便料値上げというような問題にまで発展してまいっておりますので、が然、ここにまた新しい角……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 決算委員会 第1号(1971/02/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 会計検査のあり方について少し伺ってみたいのであります。  検査報告書が国会に毎年提出されます。かなりいろいろとこまかいことまで御調査になっておりまするが、帰するところ、一口に申しますると、検査報告は、予算の執行につきまして、大体当、不当、違法なりしやいなや、こういうようなことがものさしのように考えられます。そこで、むしろ国民が求めておりまする予算の執行のあり方というのは、国民のために予算の目的が達成せられたか、国民の福祉につながる効果があったのか、こういったかなり積極的な意欲を持って予算の執行を見守っておる。これにこたえるのが、また国会における決算の一つの任務だろう、こう思う……

第65回国会 決算委員会 第2号(1971/02/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 労働省に先にお願いします。  一点は、中小企業の労働需給の関係でありますが、最近の経済の少しいびつな状態、不景気のかげりもあるような状態になっておりまするので、内外の経済情勢諸般から考えまして、中小企業の労働需要並びに供給対策というものはかなりの変動を生ずるのじゃないだろうか、こういうふうに感じております。つきましては、ことしのこの方面に対する需給対策の要項はどういうことが重点になっているのだろうか、まずそれを伺っておきたいのです。
【次の発言】 労働力需給を円滑にするという問題の一面としまして、労働者側の能力が自在に各方面で発揮し得るような、そういう手を打つ必要があるんじゃ……

第65回国会 決算委員会 第3号(1971/02/09、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 では、文部省を先に済ませます。  去年の一月に、例のヨーロッパのOECDの教育委員会の教育調査団がいろいろな日本の教育の実態に対する報告をしておるのでございますが、そのうちで、一つは、大学等、高等教育などへの入学の準備という実情が、個人個人の生徒の学力、能力をつくるというよりも、むしろ入学試験にパスするという技術を修得するということに重点が置かれておるということをいみじくも指摘しておったようであります。もちろんこの点は、つとに国内におきましても問題化してきた点でありまするが、そこで、このような指摘があり、国内でもすでに問題になっておるのでありますが、文部省といたしましては、初……

第65回国会 決算委員会 第4号(1971/02/12、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 お昼を過ぎておりまして気の毒ですが、しばらくごしんぼう、おつき合い願います。  先に経済企画庁に伺いたいと思います。あなたのほうの経済研究所の内部の例のシステム分析調査室の業績を中心にして伺いたいのであります。  例のPPBSの調査研究につきましては、現在どんな作業が行なわれまして、具体的に実績と申しまするか、どのような成果をあげつつあるか、ちょっと概要を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 研究所の主任研究官が見えていますね、その方から具体的に御説明願ったほうがいいだろうと思います。
【次の発言】 いまのシステム分析の努力は多といたしますが、一つは、年間に三百万円な……

第65回国会 決算委員会 第8号(1971/02/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大蔵省当局に伺います。  まず、四十四年度特別会計予備費使用総調書(その2)であります。大蔵省の貴金属特別会計、四十四年度予備費の予算額は十二億六千九百余万円でありますが、これは大体の購入の対象は何でございます。
【次の発言】 金地金は何に使用する金地金でありましょうか。その概要を、種々の製品の品別などを御説明願いたい。
【次の発言】 近ごろ郵便事業のダイレクトメールに貴金属製品の販売展などがよくあるのでございます。そういった一般の庶民を対象にして、貴金属がか在り金属地金にしてある製品ができて、それが最近の消費ブームに乗って、好みにのってずいぶんと多面的に使われている面がある……

第65回国会 決算委員会 第9号(1971/03/02、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 きょうは四十四年度の一般会計予備費使用調書(その2)と、同じく特別会計(その2)並びに同じく四十五年度の(その1)と(その1)につきまして若干伺いたいのであります。ただし、きょうは予備費の問題について最終の結論を得にくいので、一応諸般の角度から結論への準備段階として伺っておきたい、こう思うのであります。  それでは、湊副長官見えましたね。――特に一般会計の予備費の使用調書を見てみますると、これは給与関係、退職金の不足を補う給与関係など、要するに人件費ですね。それ以外のものは、大部分は災害復旧の必要経費と見てよいのでございます。しからば、本来の当然増の人件費は別といたしまして、……

第65回国会 決算委員会 第10号(1971/03/04、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 過日、いわゆる天下り人事と言っておりますが、「営利企業への就職の承認に関する年次報告書」が配付されました。これを中心にいたしまして、公務員制度の基盤まで掘り下げて伺っておきたい、こう思います。  まず第一点は、この百九十三名の営利企業への就職の承認報告でありますが、相当多数が高級技術者であります。人事院総裁といたしましては、高級技術者がこのように多数退職して、それぞれ営利企業に流出していくという事実に対して、これの原因は何であるというふうにおつかみになっておりますか、この点をひとつ明確にしておいてもらいたい。長い御説明は要りません。

第65回国会 決算委員会 第14号(1971/05/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、企画庁長官に伺います。時間の関係がありますので、簡潔に要点だけお願いします。  去る一月二十二日、当院の本会議におきましてあなたは経済演説をせられました。そのうちの大きな柱といたしまして物価問題をお扱いになっております。これは佐藤総理以下、この内閣がしばしば約束をいたしました重要政策であることは間違いございません。  そこで、当日のお述べになりました内容等によって見ましても、とりわけ生鮮食料品については抜本対策を立てねばならぬ、長期安定的生産体制、流通機構の改善等にわたりまして、あるいは公共料金の抑制方針、消費者米価、農地、地価、競争制限の緩和、また輸入政策の重要性を……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一点は、綱紀の粛正につきまして内閣の御所見を伺いたいのであります。  そこで、きょうは諸般の事情から総理がお出になっておらぬ。官房長官は副総理格として総理の御意向と大体同様であると、御答弁の趣旨を理解しておいてよろしゅうございましょうね。――御同意のようでありまするので、次のようなことを伺ってみたいのであります。  私が綱紀粛正を論じまするゆえんのものは、わが国の政治、行政の全体を通覧いたしまして、その姿勢を正して、そして国民にこたえ、報いることについて、いまほど切実に反省が要請されておるときはないのではないであろうか。ずいぶんと経済国力はあるといわれながらも、問題は山積で……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 決算委員会 第3号(1971/09/30、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 運輸大臣に伺いたいと思いますが、時間がありませんので、端的に伺います。  いままさに過日来全国の交通安全週間として、相当な国民の熱意をもってこの問題と取り組んでおります。とりわけことしは、児童と老人の交通被害をなくしようということがねらいらしいのでありますが、交通戦争といわれる今日、被害者の重大な分野を占めておりまする児童の問題を見のがすわけにはまいらぬのでございます。  そこで、伺いたいのでございますけれども、総理府の報告によりますと、ことし五月現在におきまして交通遺児と称する児童が六万三百六十六人ございます。この問題でありますが、これはやはりその身になってみないと、その深……

第66回国会 決算委員会 第4号(1971/10/13、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 時間がなくなりましたので、やむを得ませず、ごく二、三の点だけ簡単に伺いまして、残余は全部別の機会に保留しておきたいと思います。  そこで、建設行政一般につきましての基本姿勢の問題、これは主として財政運用の観点からするのでありますが、大臣にちょっと一、二点伺いたいと思います。  申すまでもなく、今年から引き続きまして国民福祉を重点に置きます施策が大きくクローズアップしてまいりますし、建設行政もその例外ではありません。したがいまして、公共投資は大きなウェートを占めるものではないだろうか、こう考えておるのであります。  ところで、公共投資はとかく国民の間には、一つのある物、一つの事……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 決算委員会 第2号(1971/11/05、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 過日の千葉県下における住宅公団の建設諸般の視察の結論として、私はこういう感じを一つ持っておるのであります。  あのような亀裂、雨漏り等がよって起こる原因につきましては、一つは、当初の名前を出した建設業者が直営をしたのかどうか。実施業者と名義業者とが分かれておるのではないか。二段、三段の下請、下請ということがあったのではないか。もしありとしまするならば、やはり当初の契約者に対しましてはかなり厳格な態度で臨まねばなりますまい。のみならず、みずから行なわずに下請を他の業者にさすような場合には、全責任を第一業者が負わねばならぬ。そして、それは同時に住宅公団がその責任を負っていく、この……

第67回国会 決算委員会 第4号(1971/12/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 きょうは大臣、教育の基本的なあり方、特に初等教育とか、あるいはさかのぼりまして、いかに将来よりよい政治をつくるべきかというあたりから出発してみたい、こう思うのであります。  私は、教育制度というものは、明治以来だんだん大きな変遷があったようでございますけれども、このあたりでもう一ぺん、言うならば最近いわれている社会事情の激変の過程におきまして、生涯教育も叫ばれているおりからでもございますので、もう一ぺんやはり教育のあらゆる面を総点検するというぐらいの姿勢が必要ではないだろうか。もちろん中教審などにおきましてだんだんと専門家の研究もありますけれども、それはそれといたしまして、や……

第67回国会 決算委員会 第5号(1971/12/21、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 それでは、主として大臣に伺いたいのです。時間の関係がございますので、また別の機会を持ちまして、ひとつ大臣から詳細に伺うようなことにいたしまして、大まかな点、言うなれば厚生大臣としてのわが国の福祉国策に対する姿勢という根本的な面を少し伺っておきたい、こう思います。  そこで、まず一般的にちょっと聞いておきたいのでありますが、申すまでもないことでありますけれども、来年、昭和四十七年こそはまさに福祉国策がぐっと前進されるべきであろうということを国民は期待しております。世論は特に、高度経済成長もさることながら、その一つの反省、批判等々から進んでまいりまして、福祉国策にかなりの力点を置……

第67回国会 決算委員会 第6号(1971/12/22、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 いま委員長の御発言もございましたが、この発言は非常に大切な問題を指摘いたしておるのでございまして、実は過日も、ある経済界のしかるべき人と私、ドル・ショックの問題についていろいろと伺ったり何かしておったのですが、その方いわく、吉田先生、あなた国会で何をやっておられますか、こういうことでございましたので、私は、決算委員会をやっております。決算委員会をやっておられますかと開き直られましてね。それは大切な委員会ですな、この一言でございました。ほかの問題もいろいろとあったので、深く問答を重ねることなしに終わったのでございますけれども、温厚な経済人で国会のあり方をじっと見ておる方が、決算……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 決算委員会 第1号(1971/12/29、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 申し上げるまでもなく、わが国は高度成長至上主義から、福祉国家建設への大きな転換を目ざしまして新しく発足しようといたしております。この際、福祉国家の中核をなすべき国民の健康を保全するということは、きわめて重大な政治課題でもあり、また行政の使命であろうと考えるのであります。こういう角度から考えまして、わが国における血液事業、これは高く評価すべき重要な課題であると存じます。すでに三十九年の八月に、閣議決定におきまして、献血を中心としました血液事業の推進について重要な決定が行なわれまして、全国的にもかなり大きな関心をわかし、自来相当この事業が進展しているはずであります。ところが、反面……

第68回国会 決算委員会 第2号(1972/03/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣のお時間のこともありまするので、劈頭にお尋ねいたします。基本線を伺うつもりでありまするから、そのつもりで、要点をひとつお聞かせいただきたいのでございます。  第一点は、日本の酪農経営の成立の条件なのですが、酪農経営は、これはしろうと観察でございまするけれども、奥深く掘り下げてまいりますると、非常に重大な一つの産業でもあり、農業でもあり、また国策につながると思うのです。と申しまするのは、たとえば福祉国家と申しましても、国民の健康管理、公衆衛生、いかにして体質のりっぱな豊かな国民をつくるかということが福祉国家の一つの柱になると思うんですね。私はしろうとですけれども、牛乳の持っ……

第68回国会 決算委員会 第3号(1972/04/04、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣、直截簡明に願います、簡単にしますから。  私はいまの蓮見事務官の問題は、一つは外務省における綱紀問題と思います。もう一つは、われわれも国会に議席を持ちまして、国会は行政を監督すべき憲法上の責任もあります。こういう意味におきまして、外務省の機密漏洩事件が国会で論議されたということは非常に遺憾なことであります。そこで、この原因は何か。やはりさっきから言われておりますように綱紀が弛緩しておるんじゃないか。総点検をせなければいかぬのじゃないか。どこか姿勢をしゃんとすべきものがなければいけないのじゃないか。それとも外部の力が非常に強いのか、あるいは機密漏洩するような何か関係がある……

第68回国会 決算委員会 第4号(1972/04/06、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 総理府に対しまして、綱紀粛正問題を若干伺ってみたいと思うのであります。  先般来、衆参両院におきまして、例の沖繩返還に伴う対米交渉の過程における秘密文書漏洩の問題が大きくクローズアップせられております。これはやはり国の行政官庁における綱紀粛正の問題といたしまして相当重視しなければならぬと思うのであります。  そこで伺いたいのでありまするが、総理府は四十四年の三月十四日付で、総務長官通達として各省庁に、綱紀粛正についてという文書をお出しになっておる。これは、当時すでに幾多の職務上の綱紀を疑われる事件がありましたのでお出しになったのであります。幾つもの例があったのでございまするが……

第68回国会 決算委員会 第7号(1972/04/18、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一点、郵政事業特別会計につきまして尋ねたいのでおりますが、これは会計経理の方面からひとつ御答弁願います。例を四十六年度にとりますが、その後改善されたかどうかをつけ加えて御答弁願います。  郵政事業のうち、特に郵便事業を中心として考えたいのでありますが、これはきょうは一括して申しましょう。特別会計といたしまして郵便事業は相当大きなウエートを占めておると思うのですが、これは収支関係、歳入と歳出のバランス、大体赤字になっていくのであろうか、あるいはそうでないのかの辺につきまして第一点まず伺っておきたいのですが、どこか答弁できますか。

第68回国会 決算委員会 第8号(1972/04/20、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は余儀ない交通事故のために遅刻しましたので、関係政府委員その他が出席をしておられましたが、時刻経過の結果、やむを得ず本日は資料要求にとどめておきたいと思います。  通産省関係につきましてまずお願いしておきたいのでありますが、委員長しかるべくお計らいを願いたいと思います。  昨年のドル・ショック以来の日本の産業経済につきまして、とりわけ繊維産業につきましては、ニクソン・ショック以来のきっかけとなり、また日本の経済の今後にも大きな影響を与える産業でございまするので、以下二、三につきまして資料をあらためて政府からお取り寄せ願いたいのであります。  新しく独占法の改正案も出ておるわ……

第68回国会 決算委員会 第9号(1972/04/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 水田さんにいろいろと伺いたいことがあるのですけれども、きょうはほかの委員会並びに当委員会の時間制約で、時間がございませんので、予備費に関しまして一点だけ伺っておきたいのであります。  四十五年度の一般会計の予備費が千百億円計上されていたようでありますが、同年の八月八日現在におきましては、この予備費の残が千億円ございました。ところが当時予備費の使用につきましはいろんな需要が山積しておったらしいのでありますが、まだそこまで使うに至らず、そこで、千億円残っておりました。一方、人事院勧告による公務員の給与改定の必要に迫られました。当時この財源が千八百八十五億円要るらしゅうございました……

第68回国会 決算委員会 第10号(1972/05/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 総理、残念でありますけれども、簡単に要点だけ伺いますから、例によってあなたの直截簡明な御答弁をひとつお願いいたします。  昨年の臨時国会におきましても、本年の通常国会におきましても、佐藤内閣の所信表明といたしまして、従来の経済成長一本やりを大きく転換いたしまして、福祉社会実現に向かって進んでいこうとする姿勢が明らかになったのであります。そこでこれは論ずれば際限ないのでありますけれども、ちょっと一、二点伺っておきたい。たとえばドイツに国籍のある有名なレプケ教授は、人の不幸、たとえば廃疾、病人、老人などの不幸を救うのは、自己の責任、自己の能力であくまでもやり得るならば理想的だ、国……

第68回国会 決算委員会 第13号(1972/05/25、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 私は、沿岸漁業の現在のあり方もしくは将来の振興、これを妨害する各般の要素、こういったものを中心といたしまして、最近のもろもろの諸問題を伺ってみたい、こう思うたのでございますけれども、きょうは他の委員会の関係上、水産庁次長しか見えておりませんので、完全にこれらの諸問題に対する御答弁をいただけないと思いますので、きょうは概要を数点だけ伺って、今後の機会に残したいと思いますから、御了承願っておきます。  一つは、今月の二十二日に、環境庁が主唱いたしまして、瀬戸内海関係の十一府県、それから政令都市の六市、これらの協力のもとに、地点といたしましては七百十六地点並びに一級、二級の河川が百……

第68回国会 決算委員会 第15号(1972/06/06、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 水田さんにひとつ率直にお伺いしたいのでありますが、今回の、大蔵大臣としての水田さんへのお尋ねは、きょうが終わりかもしれませんけれども、行政は一貫性のものでございますので、そのようなかまえでどうぞひとつ、以下幾つかの質問に対しましてお答えを願いたいのであります。  六十三国会、六十五国会並びに今国会を通じまして、本会議における大蔵大臣の福田さん、あなたの数回にわたる財政演説を通じてみますると、いずれの場合におきましても、重点施策といたしまして、社会福祉の充実、社会保障の問題は非常に大きく取り上げられてきたのであります。そこで、特に今日は、ドル・ショック、円切り上げ等をきっかけと……

第68回国会 法務委員会 第8号(1972/03/21、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 すでに他の議員諸君からだんだんと御質疑があった後でありまするし、それに私、参加しておりませんので内容をよく存じませんので、いまこれから質問せんとすることは、すでに質疑応答相済みの面があるかもわかりません。重複の失礼をお許しいただきまして、できるだけ要点をしぼりましてお尋ねしたいと存じます。  まず、前提は、この法律をつくろうという趣旨、目的、理由でありますが、たとえば爆発物取締罰則その他の刑事法がすでにあるわけでありまするが、どういう必要性とかあるいはまた緊急性等々に基づくのであるか。何か社会的ないろいろな事態、現象がこのような立法措置へ急遽持っていくようになったのではなかろ……

第68回国会 法務委員会 第10号(1972/03/24、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 それじゃ一、二点伺ってみたいと思うのです。  本法案と現行法の爆発物取締罰則、これとの関係でございます。爆発物取締罰則の適用につきましては、御承知のとおり最高裁におきまして三十一年六月、大法廷における判決がございまして、「爆発物とは、」として定義的にこれは認定をいたしております。「理化学上の爆発現象を惹起するような不安定な平衡状態において、薬品その他の資材が結合せる物体であって、その爆発作用そのものによって公共の安全をみだし又は人の身体財産を害するに足る破壊力を有するものを指称する」こういう認定を大法廷がしました。自来裁判の実例は原則的にこの認定によって行なわれているらしいの……

第68回国会 法務委員会 第13号(1972/04/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 ちょっと法務省の刑事局長に伺いたいのですが、この法案の第一条の火炎びんと、それから最高裁大法廷以下の判例のあります爆発物の区別が、幾らひねくって考えてみましてもはっきりしない。結局、字句としましては、最高裁の大法廷におきましても、爆発物というのは、「理化学上の爆発現象を惹起するような不安定な平衡状態において、薬品その他の資材が結合せる物体であって、その爆発作用そのものによって公共の安全をみだし又は人の身体財産を害するに足る破壊力を有するもの」こういうふうになっております。一体理化学上の爆発現象というようなこと、ビールびんにガソリンを入れて引火する場合に、その引火するときにマッ……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 決算委員会 第2号(1972/08/10、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 大臣に、国鉄問題の基本的な課題につきまして大体三点にしぼってお伺いをしたいと思います。ひとつ所信を端的に御表明願いたいと思うのであります。  第一点は、この財政再建の基本対策につきまして大臣はどうお考えになっておるであろうか。これをお尋ねするゆえんのものは、しばしば当委員会におきましても国鉄財政の再建は重大な課題として質疑応答がありました。また、累積赤字も依然として解消はしておりませんし、ことに多額の長期負債を持っておりますること、四十六年度におきましては三兆円をこえるようであります。金利、利払いだけでも、四十五年度には千五百二十二億円をこえております。こういう状態でございま……

第69回国会 決算委員会 第4号(1972/10/11、32期、民社党)

○吉田(賢)委員 第一に、交通遺児に関して総理府、文部省並びに警察庁に対しまして若干質疑をいたします。  近来の交通事故の激しい状況にかんがみまして、特に最近目立って悲惨な事実として交通遺児の問題が大きくクローズアップしてまいりました。交通遺児につきましては、すでに総理府においても詳細にその影響下にある遺児並びに家庭の生活の状況等お調べになってはおりますが、しかし、まだまだこの問題は掘り下げていくべき多大の分野を残しておる大きな社会的課題であると考えております。  つきましては、交通遺児の一応の数字はこちらも持っておりますけれども、数字的な最近の概況、それをまずひとつ簡単に説明していただきたい……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1971/02/25、32期、民社党)

○吉田(賢)分科員 ちょっと大臣にお願いしておきますが、時間が非常に制約されておりますので、できるだけ私も簡単に申しますから、ひとつ要点だけきちっと御答弁願いますように、よろしくお願いいたします。  私の伺いたいのは、対米繊維規制の例の問題につきまして、これに伴いまする国内繊維業界への具体的な深刻な影響の実相を踏まえまして若干お尋ねしたい、こういうことなんであります。  まず第一には、その前提といたしまして、対米繊維問題につきましてこの間、今月二十二日ですか、ミルズ下院歳入委員長が声明いたしまして、何か日米間において協定ができないようなときには日本の規制案に同調するかのような新聞の記事が伝わっ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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