このページでは藤田高敏衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○藤田高敏君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案について、以下若干の質問をいたします。 ここ十年来、特に最近における労働災害多発の現状は、まさにベトナム戦争の犠牲者を上回るものがあります。この大型災害の続出とその災害の性格から判断して言えることは、政府や資本家は、どんなにきれいごとを並べ立てようとも、帰するところ資本の利潤追求のためには労働者が人間であるということを忘れてしまっているということであります。資本主義社会とはいえ、労働者は資本家に労働力を売っても、命までは売っていないのであります。したがって、労災問題の基本は、災害……
○藤田高敏君 私は、日本社会党を代表し、ただいま提案になりました自動車重量税法案に対し、以下、幾つかの観点から、佐藤総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず、第一にただしたいことは、この自動車新税は、佐藤総理が強調されている高福祉高負担とどのような関係にあるのかということであります。この自動車新税は、高福祉を犠牲にして、高負担のみを国民大衆に強要し、税負担の増大と、その不公平をますます拡大する代表的な施策だと思うのでありますが、佐藤総理の見解をまずただしたいのであります。 およそ、平年度において千二百五十億円にも及ぶ税負担の増大を新税に求める場合、責任ある政府のとるべき態度とその施策は……
○藤田高敏君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員八木徹雄先生は、去る七月四日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。 顧みれば、二十年前、八木先生は保守党の、私は革新党の最年少議員として、それぞれ愛媛県議会に初当選いたしました。自来、私どもは、党派を越えて親交を重ねることになり、互いに、伸び行く県政の将来を語り、国政の進展を論ずる間柄となりました。私は、八木先生の持つ大衆政治家としての人間的魅力に深い敬愛の念を抱き、今日に至るまで、あなたのような高潔の士を政友として持ったこと……
○藤田高敏君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案のありました所得税、法人税、租税特別措置法の一部を改正する法律案について、佐藤総理並びに関係大臣に対し、その見解と対策について質問をいたします。 一九六〇年代の日本経済は、いわゆるGNP第一主義、民間設備投資主導型の高度成長政策であり、この目的を達成さすために、政府は、税制面においても、資本蓄積と企業体質強化のために、なりふりかまわぬ産業優先の優遇措置をとり続けてまいり接した。労働者の低賃金、公害と環境破壊、社会保障と社会資本の立ちおくれも、こうした租税構造が生み出した産物ということができるでありましょう。 総理の施政方針や大蔵大臣の財……
○藤田高敏君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員村上信二郎君は、去る八月二十六日逝去されました。まことに痛恨の念にたえません。 私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 私は、村上先生が本年初頭から健康をそこなわれ、二月以降入院加療しておられたことを伺い、病状の御回復の一日も早からんことを心から祈っておりました。そして、いまだ五十三歳という若さと、あのたくましい体力と、そして、あの不撓不屈の精神力をもってすれば、必ずや病魔を克服できるものと信じて疑わなかったのであります。しかし、この私たちの願いもむなしく、先生はつ……
○藤田(高)委員 お互い質問者は、きょうは二十分というふうに非常に限定されておりますので、私も総括的に農林大臣並びに山中総務長官にお尋ねしたいと思うわけであります。 すでに各委員のほうから質問もありましたが、いつの場合もそうでございますが、事災害に関する限りは、国の基本的な取り組みの問題として、激甚災害の指定を受けるかどうかということが一番大きな関心事になっておると思います。これらのことにも直接的に関係するわけでありますが、そういう立場から私は率直に申し上げて、今回の十号台風に対する政府のこの災害対策に対する取り組みの姿勢について、まずお尋ねをしたいわけであります。 時間がありませんから多……
○藤田(高)委員 予定の時間もきておるようでございますので、簡単に御質問いたしたいと思います。 すでに前者の方々から質問をされたことにも関連をするわけでありますが、いわゆる公害防止の規制措置について、これはむしろ私ども立法機関に携わっておるものが考えるべきことかもわかりませんけれども、私自身の選挙区で具体的な問題が一昨年起こったわけであります。アルミの製造過程で弗素ガスが発生をして、具体的に農産物に相当大きな被害を及ぼした問題が起こったわけでありますが、この問題を通じて私自身非常に疑問に思っておりますことは、なるほど会社は、その公害の発生源については認めたわけです。認めてさっそくその公害防止……
○藤田(高)委員 私も水俣病に質問を集中してお尋ねをいたしたいと思いますが、先ほど川村先年の質問もございましたから、それに関連する部分についてまずお尋ねをしたいと思うのです。 その前に私は、これはちょっと異例な質問かもわかりませんが、委員長にお尋ねをしたいことがございます。と申しますのは、先ほど来からもしばしば質問の中で、あるいは参考人の中からの意見にも出ておりますように、本日参考人をお呼びして水俣問題に関する意見を聴取することについては、私はチッソ会社の江頭社長がこの席においでになることがある意味で一番大事なことではたかっただろうか。そうしないと、千種先生自身が言われておりますように、千極……
○藤田(高)委員 参考人の皆さんには長時間御苦労さまです。二番せんじということがございますが、七番せんじでございまして、いささか質問もダブる面が率直にいってあります。しかし、私はあえて以下質問をいたしたいのは、参考人の皆さんの御意見を拝聴して、私ども自身の党の政策の中にも、また国政の立場からする、公害防止のいま問題になっておるさまざまな政策課題の中にも、皆さん方の意見を十分参考にさしていただきたい、こういう観点からあえてダブる面もございますが、質問をいたしたいと思います。 まず、その第一でございますが、公害対策基本法の改正の問題、またそれに関連する大気汚染防止法あるいは水質汚濁防止法あるいは……
○藤田(高)委員 非常に短時間のようでございますから、そのものずばりで御質問いたしたいと思います。 まず、通産大臣にお尋ねをしたいのでありますが、先般、私も、自分の地元であります、いわゆる西の田子の浦といわれておる愛媛県の三島・川之江地区のヘドロの現地を見たわけであります。これは昭和三十九年に経済企画庁から県に委託をして水質調査をさせたといういわくつきの地域であります。ごく最近に至るまで、この実態というものが発表されなかった。ですから、結論的に言いますと、この三島・川之江地区を中心とするヘドロ公害は、見方によりますと、これは行政公害ではないかとさえいわれておるわけであります。ところが、この地……
○藤田(高)委員 けさの理事会の特別の御配慮によりまして、本日の委員会の冒頭に、以下質問をいたします労災問題についての質問の機会を与えていただきましたことを、まず御礼申し上げたいと思います。 それと同時に、昨日愛媛県西条市の松下寿電子工業株式会社にかかわる労働災害によって負傷なさった関係者に対して、心からお見舞い申し上げておきたいと思います。非常に限られた時間でございますから、そのものずばりでお尋ねをしていきたいと思います。 まず、大臣にお尋ねをするのでありますが、いま私が指摘いたしました昨日の愛媛県西条市、松下寿電子工業株式会社にかかわる労働災害の実態を知っているかどうか。また、関係官庁……
○藤田(高)委員 関連して。私、いま局長の答弁を聞いておってたいへん不可解に思うわけですが、勤務中腕章を巻いたりあるいはリボンをつけたりワッペンをつけたりするそういう表現の自由というものは、正当な組合運動のワク内には入らない、こういう意味ですか。
【次の発言】 たいへんこれは暴論に近い見解だと私は思います。そういう正当な組合運動の一つのワクぎめをするような重大な発言があったわけですが、そういう根拠は、労働三法のたてまえから、あるいはそれに関連する労働法規のたてまえからいって、いかなる法律の何条に基づいてそういう見解をおとりであるか。そうして、われわれの知る限りにおいては、いわばそういう判例なん……
○藤田(高)委員 国会の審議時間もたいへん少なくなってまいりました。いわばきょうあすの段階で、今国会に付託された重要案件といわれているこの俗称日雇健康保険法の問題について質問するわけでありますが、本来、この種の問題はきわめて重要な問題でありますから、質問時間についてもたっぷり時間をかけてやりたいところでありますが、理事の話によりますと、それぞれ持ち時間がきめられておるようであります。一応この委員会のルールに従って私も質問いたしますが、法案の性格上、若干時間の弾力性はひとつ持たしてもらいたい、このことをまず委員長に要望しておきたいと思います。 さて、そういうような時間的制約もありますから、私は……
○藤田(高)委員 私は、まず山中総務長官にお尋ねをいたしたいと思います。 今次臨時国会が召集をされ、本会議また連合審査、こういった審議過程を経て今日に至っているわけでありますが、この臨時国会に向けて国民の期待は、政府及び立法府である国会が、公害問題に対して具体的にどういう成果のあがる対策、立法を整備し、また今日イタイイタイ病なり水俣病なり、あるいは四日市ぜんそくに代表されるようなこういう公害患者に対しても、あたたかい具体的な施策を差しのべてくれることができるであろうか、こういう強い期待をもって、この臨時国会というものは国民注視の中に開かれていると思うわけです。しかし、本会議以来今日までの審議……
○藤田(高)委員 私は先日の産業公害対策特別委員会で、公害が発生をした事業所における組合運動、またそのことを社会的に労働組合活動の一環として発表をしたことの理由をもってその組合幹部、労働者を解雇した問題について大臣にお尋ねをしたところですが、その問題についていわば継続的な性格を持つ質問を行ないたいと思います。 その前に二、三事務的なことをお尋ねいたしたいと思います。 労働省がことしの九月ですか、有害物質取り扱い事業所の総点検をいたしております。この全国一万三千六百六十五の事業所に対して有害物質の取り扱いがどうなっているか、その調査をした一覧表をみてみますと、私が質問することに関連するわけで……
○藤田(高)委員 私は預金保険法案について以下質問をしたいわけでありますが、まずその第一点として、この保険法案の立法の理由は、その提案説明の中にもありますように、預金者の保護ということになっておりますが、しかし預金者の保護ということだけではなくて、この制度設立の目的の中には、これ以外に別途の政策目的というものが幾つかあるのではなかろうか。私なりに考えますなれば、その一つは預金者の保護であり、その一つは金融機関それ自体の保護であり、また預金率を高めていくという、そういう政策上の目的があるのじゃないか、こういうふうに思うわけでありますが、そのことについての見解をまず聞かしていただきたい。 それと……
○藤田(高)委員 私の質問時間は非常に限定されまして、約二十分程度のようでありますから、そのものずばりでお尋ねしたいと思うのです。 順序は不同ですが、この金融制度調査会の答申の経過の中にもあるわけでありますが、今度の保険制度の対象になるものは、先ほども参考人から御意見がございましたが、銀行から信用組合まで入る、こういうことであります。信用組合はその監督権から申しましても、原則として都道府県がその監督権を持っておる。ところが、労働金庫ですね、現在の預金高は、四十五年の十月段階で約三千二百七十億、相当な預金高を持っております。もちろん都市銀行だとか普通銀行だとか、あるいは他の銀行に比べますと預金……
○藤田(高)委員 私は、主として日本輸出入銀行法による例のインドネシアの焦げつき債権の問題に関連してお尋ねをしたいと思います。
まず、非常に初歩的な質問をして恐縮でありますけれども、経済協力というものと経済援助というのは具体的にどう違うのか。また、今回の長期延べ払い、無利子による債務返還は、そういう区分けからいけばどちらに該当するのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 概念的あるいは具体的な区分けはないということでございますが、それでは経済協力、経済援助というものは、概念的にも事実行為としても、後進国開発の協力資金、協力援助というふうに一括して理解してよろしいかどうか。そういう……
○藤田(高)委員 私は、二、三日前に御質問いたしましたことに引き続きまして、きょうは幾つかの点について質問したいと思うわけでありますが、その前に、ひとつそれぞれの関係当局に対してたいへん遺憾に思うことがあるわけであります。それは前回の委員会において、私がインドネシアの、俗称焦げつき債権といわれておりますが、この問題に関連をして、取引をしておる貿易商社の保険金額なりあるいは取引をしてきた内容等についての資料要求をしたわけでありますが、たいへんこれは皮肉に聞こえるかもわかりませんけれども、私が公式な委員会で資料要求をしても、なかなかそれは時間がかからなければ資料が提出できない。ところが与党議員が資……
○藤田(高)委員 すでにいろいろな角度から質問がされましたので、私の質問も若干関連いたしますが、重点的にしぼりまして二、三質問をいたしたいと思います。
その一つはグレープフルーツの自由化問題に関連をすることでありますが、その前段として再確認の意味においてお尋ねしますが、グレープフルーツの自由化の時期とケネディラウンドによる関税の実施の時期、これは同一であるかどうか、いつからやるか。
【次の発言】 いつからやるのですか。
【次の発言】 非常にわかったようでわからない答弁ですが、経過としては、日米共同声明のときに、いま問題になっておる繊維の自主規制の問題、このグレープフルーツの問題がトップのとこ……
○藤田(高)委員 私は、関税定率法等の一部を改正する法律案に対して、日本社会党、公明党、共産党の三党を代表し、反対の討論を行なうものであります。 このたびの関税定率法等の一部を改正する法律案に対し、政府は、わが国の置かれている内外の経済環境の変遷に対応し、画期的なものだという説明がなされたのでありますが、この点については、委員会審議を通して明らかにされましたように、改正の特色であると見られる物価対策、輸入自由化対策、さらには南北問題解決のための特恵関税制度の新設等について、それぞれの観点からその対策の効果を検討いたしましたが、それほど画期的なものでもなければ、また効果の面におきましても期待す……
○藤田(高)委員 自動車新税の問題については本会議提案以来、同僚の佐藤君の質問を通して問題点になるべきところが大体出たように思うわけであります。しかし、政府側の答弁を聞いておりますと、私はどんなにすなおに理解しようとしても、この自動車新税というのはアドバルーンが先に上がって、そのこう薬ばりの理屈をあとからくっつけた、こういう気がしてならないわけであります。これは大蔵大臣の感情問題ではないけれども、私は極力客観的にこの自動車新税の是非について結論を出すという立場から見ても、そういう気がしてなりません。 そこで私はその第一の問題として、ちょっと私が考えておった順序を変更して、佐藤君がせっかくけさ……
○藤田(高)委員 私は、厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、以下幾つかの質問をいたします。 率直に申し上げて、この児童手当に関する法律内容につきましては、社労の委員会においてすでにこの法案が可決されております。しかし、われわれ大蔵委員会にとりましても、その財政上の処理の問題と関連をしてきわめて大切な法案でありますから、少し時間をかけてやりたいと思っておったわけでありますが、あちこちからたいへん時間の制約を要請するようなサインがいろいろな形で私のところに送られてくるような気がするわけであります。そういう点で、私もできるだけ重点的に、その要望に沿って質問をいたしたいと思います。……
○藤田(高)委員 私は限られた時間の中で幾つかの質問をいたしたいと思いますが、まずその一つは、銀行を中心とする金融機関の中における雇用政策と申しますか、人事問題についてひとつお尋ねいたしたいと思います。いま一つは、これは大蔵省関係だけに限定された問題ではありませんけれども、今日まで国会でも幾たびか問題になりました俗にいう高級官僚の天下り人事、こういう問題についてひとつお尋ねをしてみたいと思います。 まず第一の問題でありますが、最近都市銀行、地方銀行あるいは相互銀行、信用金庫、こういった金融機関の中において、いろいろな形の自由化の促進と相まって、これはもちろん銀行だけの傾向ではありませんけれど……
○藤田(高)委員 私はきょうは特別出席というような形になりますが、お許しをいただきまして、主として新都市計画法に基づく問題について質問をいたしたいと思います。 まず、事務的なことになろうかと思いますが、新都市計画法に基づく、俗にいわれておる線引きがいま相当具体的に進んでおるわけですけれども、新聞その他で報道されておる範囲では、当初の計画よりも相当おくれているのではないか、こういうふうに聞いておりますが、現在、建設省が当初線引きの予定地域として計画したもののうち、線引き完了地域は全体の何割程度、いまだに線引きが完了していない地域はどの程度あるか、そういった進捗状態をまず聞かしてもらいたいと思い……
○藤田(高)委員 私はそのものずばりで、大きく分けまして三点質問したいと思います。 その一つは、予算委員会でも問題になったことでありますが、財政法上の関係と今回発行しておる国債の問題であります。二つ目の問題は、国債消化に関する見通しの問題。第三点は、税収減、なかんずく地方税の減収に伴う国の財政補てんないしは財政措置の問題、この三つについてお尋ねいたしたいと思います。 その前段としてまずお伺いをいたしますが、今回の税制改正にも見られますように、また四十六年度の予算補正の予算案の内容を見ましても、租税及び印紙収入による減収は四千七百五十七億円、雑収入六百九十六億円、これが約五千四百五十億円程度……
○藤田(高)委員 関連して。昨日の本会議における私への答弁に関連をした質問が出ておりますし、また先ほど大臣からああいった答弁がありました。これは率直に申し上げて、誤解を与えているといけませんから、私は社会党の立場も明確にしておかなければいかぬと思う。 いまの大臣の答弁を聞いておると、千六百五十億の年度内減税を実施すれば――去年千六百五十億の年度内減税をやった、それは社会党もあるいは野党も一枚かんでやったんだからという考え方の中には、それをやりさえすれば、いわゆる四十七年度の、新年度の所得税減税はやらなくともいいんだということまでわれわれが了承を与えたように聞き方によっては聞こえるわけですよ。……
○藤田(高)委員 私は、通貨調整に伴う為替差損の特別措置を中心としまして、幾つかの租税特別措置法の改正に関する問題について質問をしたいと思います。 順序不同になりますが、まず第一に、住宅対策として今回住宅取得控除制度が創設されておるわけでありますが、これでいきますと、住宅の標準取得価額の一%相当額、最高額二万円が控除の対象になるわけですけれども、これは基本的な考え方の問題としてお尋ねしたいわけです。これは相対的な比較の問題になると思いますが、住宅を建てる能力のある者、住宅を建てたくとも住宅建設の能力いまだなしということで、その他の条件もありましょうけれども、高い家賃を払って生活をしておる者、……
○藤田(高)委員 私も、前回委員会で質問した関連事項並びにいま松尾委員から質問がありました点についてまず質問をしたいわけですが、今日通貨調整に伴う為替差損の税制上の特別措置、これに代表されるように、いわゆる円の切り上げの問題から起こりましたいろいろな条件に対して今回こういう措置をとっておるわけでありますが、通貨調整、円の切り上げをやらざるを得なかった理由には、国内的な条件あるいは対アメリカとの関係、さまざまな条件があると思うのですけれども、一つの大きな要因としては、やはり日本の輸出量が異常な形で増大をした。その原因は何かということになっていきますと、税制上の問題としては大企業、なかんずく輸出産……
○藤田(高)委員 すでに日本開発銀行法の一部改正に関する法律案の審議についてはさまざまな角度から質問が行なわれてきておるわけですが、私、今日までの審議過程を通していまなお理解できがたい問題点、一部同僚議員の質問点と重複する面があるかもしれませんけれども、さらに理解を深める立場から、以下質問をいたしたいと思います。まず第一にお伺いしたいのですが、この法律改正にあたって開発銀行法の目的の条文が変わったわけですけれども、この条文が変わることによって開発銀行それ自体の基本的な性格に変更があるのかどうか。端的に申しますと、たいへん俗っぽい表現でありますけれども、ライスカレーをカレーライスといったような上……
○藤田(高)委員 私は、具体的な質問に入ります前に、委員の差しかえの問題については、これは認められておるところですからいいと思うのです。しかし、大蔵委員会にも出る、また同じ日に他の委員会にも出る、こういうことになれば、これはきわめて国会の権威を失墜することになる。ですから、ここへいま正規の委員でない方がお見えになる、その方は当然他の委員会には出ないというけじめはきちっと確認してもらいたい。そうしないと、員数だけそろえて、極端にいえば一日に三つも四つもの委員会に顔出しだけする。採決するときだけ正規の委員になるということでは私はいけないと思うです。これは国会の権威、それとお互いのまじめさというもの……
○藤田(高)分科員 私は、本州四国連絡架橋の問題について、以下質問をしたいと思います。 一昨日もこの問題につきまして、徳島の広沢議員のほうから質問がありましたが、これは国の重要施策としてもたいへん大事な問題ですし、かたがた、関係する地元にとりましてもきわめて重大な関心を持っておる問題でありますので、極力一昨日の質問とは角度を変えてお尋ねをしてみたいと思うわけですけれども、問題の性質上ダブることもあろうかと思いますが、一応御了承をいただきたいと思います。 そこでまず、時間の関係でそのものずばりでお尋ねをしたいわけですけれども、後ほど私が調査いたしました経過を、必要があれば発表したいと思うわけ……
○藤田(高)分科員 大臣の離席の御都合もあるようでありますから、その点十分配慮して質問したいと思います。 まず、分科会の性格上そのものずばりでお尋ねをいたしたいと思いますが、労働基準法の改正の問題についてであります。労働基準法の改正というよりも、むしろ今日の社会情勢に即応した新しい労働基準法をつくっていくという観点から質問をしていきたいと思うわけでありますが、御承知のとおり労働基準法が制定されましたのは昭和二十二年、戦後直後であります。そのときの社会情勢なり産業構造なりあるいは職場の実態、労働者の生活条件というようなものと、今日の全般的なこれらの諸条件を比較しました場合には、これはまさに異常……
○藤田(高)分科員 私は、政府が昨年方針として決定したというふうに承っておりますグレープフルーツの自由化問題に関連をするミカン危機の問題について、以下お尋ねしたいと思います。 まず第一にお尋ねをしたいことは、政府がさきに、たしか昭和三十七年であったと思いますが、策定をいたしましたミカンの植栽計画を含む需給計画については、その後計画のずさんさというか需給計画の見通しに大きな誤りがあったというか、結果としては、昭和四十二年に農産物の需給と生産の長期見通しという四十三年から五十一年にわたる計画を立てられておると思いますけれども、その計画の内容、いわゆる需給計画について説明をしてもらいたいと思います……
○藤田(高)委員 今野先生、清水先生、井手先生、三名の方にそれぞれ御見解を承りたいと思うわけでありますが、まず第一に、先生方の御意見を拝聴いたしておりますと、今回の新税問題についての当否については、他に財源を求めるところがなければ、そういう前提が率直に申し上げてついているやに、ニュアンスの違いはありますけれども、そのように私は判断をしたわけであります。と申しますのは、道路整備をやる財源が他にあるとするなれば、ここまで悪評を買っておる自動車関係に新たな税金を設けなくともよろしいんではないか、こういうふうにも聞こえたわけであります。そういう立場から申しますと、若干本日のこの公聴会のワクからは、専門……
○藤田(高)分科員 私は、きょうは主として老人対策と申しますか、老人問題並びに厚生年金問題を中心にお尋ねをしてみたいと思うわけであります。 昭和四十四年度の厚生白書は、主として老人問題を中心に作成されたとさえいわれておりますが、その記事を読んでみましても、日本は急速に老人の多い高齢化社会への道をたどっている、年金制度の充実、老人が安心して医療を受けられるような医療費の軽減対策、老人の福祉施設の整備などの対策を急ぐ必要がある、こういうふうに集約をいたしております。私はは問題点の指摘としては全くそのとおりであろうと思いますし、かたがた私は非常に興味深く、また真剣にこの白書を精読したわけであります……
○藤田(高)分科員 私は、定年制延長の問題と、いま質問のありました労災保険の問題について質問いたしたいと思います。 前質問者がいま労災問題に触れましたので、関連上後者のほうから質問をいたしたいと思いますが、昨年労働者災害補償保険法の一部改正が国会に提案をされまして、その際私は本会議を通して大臣に幾つかの観点から質問をしたわけでありますが、その中で、特に通勤時における労働災害の問題について質問をいたしました。その結果、大臣の答弁では、第四十八通常国会における附帯決議及び社会保障制度審議会の答申、さらには四十四年の八月、労災保険審議会の建議の趣旨について、通勤途上災害調査会を設けて検討をしていき……
○藤田(高)分科員 私は、部落解放問題に関する国のとっております措置、なかんずく四十六年度の予算編成にあたりまして、大蔵省がとりましたその基本的態度についてきょうはお尋ねをいたしたいと思います。
基本的な問題としてまず大蔵大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、これは大蔵大臣だけの問題でなくて、政府それ自体の問題にかかわるわけでありますが、この部落解放を勝ち取る、国としてなすべき最大の課題はいま何であるかということについて、まず大臣の見解を聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 私の質問のしかたがまずかったかもしれませんけれども、いわゆる部落解放問題に対する国としてなすべき施策、国とし……
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