このページでは左藤恵衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○左藤恵君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま御説明のありました昭和四十六年度中小企業の動向に関する年次報告並びに昭和四十七年度において講じようとする中小企業施策を通して、政府の中小企業政策について、総理並びに関係大臣にその所信を伺いたいと思います。 今回のいわゆる中小企業白書は、昨年八月十五日のニクソン声明以来の一連の国際通貨調整、すなわち、ドル・ショックと円の切り上げという国際経済の中におけるわが国の置かれているきわめてきびしい現実の中にあって、中小企業がどのような実態を示しているかを、まず第一部で「苦闘する中小企業」としてとらえており、次に「変化と多様性のなかの中小企業」とい……
○左藤委員 私はタクシーの無線の利用に関して伺いたいと思います。 まず第一に、東京はハイヤー、タクシーの数が約四万台ありまして、一日に一台当たり五十回営業するといたしますと二百万回、そうしますと、一台平均一・五人乗ったといたしますと、一日の利用が三百万人であるというふうに数えられるわけでございます。一方、バスの利用は一日三百五十万人というところでありまして、このタクシーというものは、特に大都会におきましてのいろいろなサービスの問題、それからその利用の問題を十分に考えないことには、都市交通の体系を大きく混乱させるという問題になっておる。ひいては交通の安全対策上も非常に問題になろうかということで……
○左藤委員 道路交通法の一部を改正する法律が八月二十日に施行されたわけでありますが、そのすべり出しと申しますか、施行一カ月余りの状況について、まず警察庁の交通局長から伺いたいと思います。
【次の発言】 いま、酔っぱらい運転の交通事故、そしてそれによる死亡者が減少してきたという傾向は、この道路交通法の改正ということをやってよかったというような印象を受けるわけでありますが、その中で罰則の適用のない、酒を提供するおそれのある者に対して――酔っぱらい運転をするおそれがある者に酒を提供した者は、罰則の適用がないわけでありますが、警察庁のほうではこれに対します取り締まりを、この法改正後行なわれたか、すなわ……
○左藤委員 今日のように経済社会が伸展してまいりますと、高度にその社会は分化され、また複雑化されて、しかも非常に急速な変化が遂げられてまいるわけでありますが、そういった経済社会に即応するための手段といたしまして、情報の持つ意義は非常に大きいわけでありまして、特に、毎日毎日入ってまいります大量の情報を迅速に処理することによりまして、その処理されました情報を有機的に活用いたしますことによりまして、正確な判断を行なって、それによって経済社会がさらにまた一そう伸展するという、非常に大きな意味を持つわけであります。 その情報の処理にあたりまして、電算機利用の開発、振興ということがここ数年来叫ばれておる……
○左藤委員 工業所有権制度の抜本改善に関する決議案につきまして、提案者を代表して趣旨を御説明申し上げます。 案文はお手元に配付したとおりでございます。 今日、特許庁において、特許、実用新案だけで七十六万件にのぼる未処理案件が累積し、審査処理には平均五年を要するという異常な事態を招いておりますことは御承知のとおりでありますが、これは、審査機能の強化をはかるための努力が不十分であった政府に責任の大半があったといわなければなりません。 先ほど議決されました特許法等の改正案の審議の際にも、この点は繰り返し指摘されたところでありますが、あらためて、当委員会の決議によりまして、抜本的改善策を政府に強……
○左藤委員 本日、参考人の方々には、非常にお忙しい中この委員会の審議に御参加くださいましたことを、まずお礼を申し上げたいと思います。 私は、ただいま中谷委員からいろいろと御質問がございましたように、他工事の場合のガスの導管を露出したときのいろいろなむずかしい責任論の問題につきまして、これは、現在司法当局で調査されてくる結果によりましてその責任の帰趨が明らかになってくる、このように思うわけでありますけれども、今後このような悲惨な大惨事を二度と起こさないためにも、この問題の究明というものはまた別の見地から必要であろう、このように思うわけでございます。 そこで、いままでのお話をいろいろ伺っており……
○左藤委員 昨日来、この水質汚濁に関します法案につきましていろいろと御審議が行なわれたわけでございますが、この法案が今回提案されましたその背景には、私は、やはり提案理由の説明の中にもありましたように、人口の集中が著しい大都会の周辺の河川が、あるいはまたその他の水域が、いま抜本的な対策をとらなければ、もう・取り返しのつかないような現状になっておるという点が一番大きな――従来いろいろ方策は講じてこられたわけでありますけれども、それでは十分でない、抜本的な改正を何とかひとつ行ないまして、それによっていま手をつけなければ、国家百年の大計と申しますか、将来において取り返しのつかないようなことになりはせぬ……
○左藤委員 本法案の中身に入ります前に、まず、この法案が提案されました背景と申しますかについて、少しお伺いをいたしたいと思います。 提案理由の御説明の中にありますように、一九七〇年代の機械産業の進むべき道ということで、政府が一昨年十二月から、産業構造審議会の重工業部会に対しまして、今後の機械工業政策について諮問されて、その答申が昨年の七月に出てまいりました。この答申で述べられておりますところを簡単に要約いたしますと、結局、わが国の機械産業の現状とその将来の方向ということをまず第一に取り上げて、そして今後どういう政策をとっていったらいいかということについての提言であろうかと思うわけでありますが……
○左藤委員 まず初めに、この信用補完制度の果たしております基本的な役割りについて確認しておきたいと思うのであります。 近年、中小企業を取り巻きます環境はきわめてきびしいものがございまして、著しい変化の中に、あるいは労働力不足の問題とか、あるいは国際開放経済体制への適応、どういうふうに対応していけば中小企業として生き残っていく道があるかということについて、その対策の強化の必要に追られているのでありますが、このためには、何よりも中小企業に対します金融の確保ということが先決になってくるのでありまして、政府はいかなる措置を講じているか、そしてこの信用補完制度はその中でどういうパートを占めているもので……
○左藤委員 ただいま繊維問題も非常に大きな問題になっております。過日のドル・ショック、この関係で中小企業がいろいろといま窮地におちいっておるわけでございまして、幾つかの問題がその対策として考えられねばならない。しかも、そのタイミングが非常に問題になっておるときだと思うわけであります。九月二十三日に、政府におかれては、この中小企業に対する対策として幾つかの項目についてその構想を閣議決定されたことが報ぜられておるわけでありますが、この点について私は一、二御質問申し上げたいと思います。 まず第一に、中小企業の業種というものがたくさんあるわけでございますが、中に輸出のパーセンテージが非常に高い業種が……
○左藤委員 私は、国際電気通信衛星機構に関します協定につきまして政府の見解をお伺いいたしたいと思います。 一九五七年に史上初めて人工衛星のスプートニクが打ち上げられましてから、人工衛星を利用して行なう通信方式が急速に進んでまいりました。米国は、国際通信はこの方式を取り入れて実用化しようということで努力をしてまいりました。そして六二年に通信衛星法を制定して、いわゆるコムサットを設立いたしまして、各国に対しまして世界的な通信衛星系を設立しようということで、わが国にもまた豪州、カナダ、そしてヨーロッパの各国に対しまして数次にわたって呼びかけを行なって、その結果いろいろ交渉を行ないました結果が、暫定……
○左藤委員 私は、まず最初に、きのう非常に問題になりました、大都市の中に入ってきます車の流入の規制というものについてのお考えをただしておきたいと思います。と申しますのは、御承知のように、先般東京都内の石神井で光化学スモッグのために中学生が相当たくさん被害を受けた。その原因につきましていろいろといわれておるわけでございますが、やはり車から出る排気ガス、これが非常に大きなウエートを占めておるということが一般的な原因として取り上げられておるようであります。そういたしますと、その車をどういうふうにして規制したらいいかということが当然問題になってきておるわけでございます。 それと別にいたしまして、ここ……
○左藤委員 ただいま御報告がありました大阪千日デパートの火災につきまして、百十八名という犠牲者があり、また、四十八名という負傷者があったことは非常に残念なことでございまして、なくなった方々に対して心から御冥福をお祈りいたしますとともに、負傷者の一日も早く全快されることを祈念いたすものでございます。 こういった千日デパートの火災は、非常に運が悪かったといえばそうかもしれませんけど、一平素からのこれに対する対策というものが十分であれば、こんな悲惨なひどい事例が起こるということは考えられないのでありまして、そういった点で、この大きな事故につきまして、われわれは、これを教訓として、今後いろいろなこと……
○左藤委員 七〇年代の内政の充実ということにつきまして、総理は、何よりもまず人間尊重という点を政治の基本姿勢として進めていかなければならない、このように述べられたわけでありますが、この人間尊重という点につきまして、最近いろいろな考えさせられる事件が続発したことは、御承知のとおりであろうと思います。特に日航機の乗っ取り事件につきまして、また、大阪の大淀区に起こりましたガスの爆発事故につきまして、あるいはまた、アポロの13号の航空宇宙士の帰還の問題につきまして、いろいろと人間の命、人命はまず何よりも尊重されなければならないということについて、最近考えさせられる事件が相次いであるわけでありますが、交……
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