このページでは河村勝衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○河村勝君 私は、民社党を代表して、ただいま上程された国有鉄道運賃法並びに日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案に対し、次の四点について、総理並びに運輸大臣に対して質問をいたします。(拍手) まず第一に総理にお尋ねをしたいことは、今日とうとうたるインフレムードのさなかに、なぜ諸物価の高騰に最も心理的波及効果を持つ国鉄運賃の値上げをあえて行なうかということであります。 昨年六月、田中内閣の発足以来、土地投機を皮切りにして、それが株式に、商品市場へと波及して、空前の大投機のもたらす諸物価の高騰は異常であります。加えて昨年夏以来の卸売り物価の上昇は当然に消費者物価を押し上げて、……
○河村勝君 私は、民社党を代表して、ただいま上程されました決議案に対し、賛成の討論を行ないます。(拍手) わが国は、世界唯一の被爆国として、また、身をもって核兵器の惨害を体験した国民として、今日まで、あらゆる国の核実験に反対し、核兵器の絶滅を主張してまいりました。 今回、中国によって大気圏核実験が行なわれ、フランスもまた、国際司法裁判所の裁決を無視し、国際世論にさからって、南太平洋ムルロア環礁において核実験を強行しようとしていることは、きわめて遺憾であります。 わが党は、すでに去る六月七日、フランス政府に対して抗議の申し入れを行ない、また同じく二十二日、中国政府に対して抗議の声明を伝達い……
○河村勝君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の委員長報告に対して賛成、政治資金規正法の一部を改正する法律案に反対の討論を行うものであります。(拍手) 近年、衆参両院の選挙を初め、各級選挙に金のかかり方が急激に増加した状態は異常であります。かくては、民意を正しく反映する公正な選挙は望むべくもありません。 その原因の一つは、金権政治という言葉に象徴されるように、自民党に対する企業からの膨大な資金の流入であり、第二には、ビラ公害と言われるほどの驚くべき大量の機関紙類が無差別に頒布され、また、ポスター、立て看板のたぐいが無制限に利用されることが慣行化……
○河村勝君 私は、民社党を代表して、ただいま上程された国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対して質問をいたします。 すでに多くの問題について質問が行われましたので、私は最も重立った二、三の点についてだけ政府案の問題点を指摘して、同時に私の国鉄再建についての意見を申し述べますので、総理、大蔵大臣、運輸大臣、それぞれの立場から所信を述べていただきたいと思います。 国鉄は、昭和三十九年度に初めて赤字に転落をして、自来昭和四十四年の第一次再建案、それから昭和四十八年の第二次再建案、二度にわたる再建計画が立てられましたが、いずれも二年を待たずして挫折をして、その後国鉄財政は悪化の……
○河村委員 きょうは運輸大臣の所信表明に関して御質問をするわけでありますが、特に新東京国際空港についてお尋ねをしたいと思っておりますが、それに入る前に二、三、前回の質疑を通じて多少問題のある点について大臣にお伺いをしたいと思います。 一つは総合交通体系の問題でありますが、昭和四十六年の七月に運輸政策審議会で、総合交通体系に関する答申があって、それに基づいて運輸省並びに政府決定がありまして、それから総合交通体系というものが今後の運輸行政を進めるにあたっての一つの基本的な構想になっているはずであります。ところが、どうも昨今少しそれが曲がってきたような感じがするので、その点を少し大臣にお伺いしたい……
○河村委員 今度の港湾法改正におきまして、港湾の環境保全それから廃棄物処理、そういうものについての施設の整備というのが一つの大きなテーマになっておりますが、そこで国が一部の補助ができるということになっておって、これが法案の中身を見ますと、公害防止のための環境整備施設については十分の五以内、それから廃棄物埋め立ての護岸、それから廃棄物処理施設、こういうものについては十分の二・五以内ということになっておりますが、具体的には一体これをどの程度補助をしてやっていこう、そういう構想がおありだったら、まず先にそれを伺います。
【次の発言】 そうすると環境保全のほうの緑地はわかりましたが、そのほかの廃棄物の……
○河村委員 けさほど久保委員から船舶に乗り込む従事員の時間外勤務の問題について質問がありました。この問題については、いま海員の労使間の紛争の種になっておる問題でありますから、私も引き続いて若干質問させていただきます。 けさほどの船員局長の説明によりますと、問題となった三十七年の質疑応答で、当時の船員局長の若狭君が答弁した内容は説明不足があって、船長の公法上の権限と管理的立場の権限とを混清した説明があったということでありましたね。 確かに六十七条と六十八条とを若干混清した答弁もあったには相違ないけれども、そうした条文を離れて、当時の船員局長が言いましたことばの中で基本的なことが述べられてある。……
○河村委員 今回の国鉄労使の紛争というものは国民大衆に迷惑をかけることこれ以上大きいものはないのでありまして、きょうの上尾の事件などはそれこそ緊急事態ともいうべきものであります。さっき政務次官の報告で、労働大臣のあっせんでやや前途に好転のきざしが見られるというような説明でありまして、そうなることが望ましいと思います。とにかく一日も早く解決しなければならない問題だと思います。しかし同時に、この問題を労使間で適当に妥協して済ませたらよろしいという問題ではないと私は思う。もしいいかげんな片づけ方をすれば何度でも起こって、ますますこれがエスカレートすることは間違いないと思いますから、ほんとうに抜本的な……
○河村委員 まず運輸大臣に伺います。 去る十三日の当委員会で運輸省並びに国鉄関係者から本件について事情を聴取いたしました。そのときに明らかになった事実として、今回の順法闘争に入るにあたりまして、動力車労組が二人乗務の問題それから全踏み切りを立体交差にしろというような問題を含めて膨大な要求を三日に提出をして、五日にすでにこの闘争に入っておる。実際の交渉は五日から始まっておる、こういう事実がある。いま一つ、一番最大の問題だといわれておる二人乗務の問題、これは昭和四十一年から係争が続いて六年間かかっておる。その間に調停の段階を経て最終的に労使が妥結したのは昨年の春である。そういう長い懸案のものが、……
○河村委員 国鉄運賃法並びに国鉄再建促進法の質疑に入る前に、きょうから始まって、来たる二十七日から公労協の統一ストという形で、七十二時間ストが計画されているようであります。国民生活に対して非常に憂慮すべき事態が存在しているわけであります。このことに関して、今後の経過についてちょっと伺っておきたいと思います。 国鉄総裁・昨日国鉄はじめ三公社五現業の当局から有額回答がなされたわけでありますが、いまの段階で有額回答がなされた以後、労使間で妥結に至るまでの条件が整ってないことは、これは労使双方とも知悉をしているはずであります。そこで、当然調停段階に入ることになるんだろうと思いますが、一体その辺のこれ……
○河村委員 亀山さんと、それから石黒さんにお伺いをいたします。亀山さんのさっきの公述の中で、提言という項目の中で二つお伺いしたいことがあるんです。一つは、現在の状態では国鉄は大企業の負担すべき費用を負担をしていると、これを直さなきゃならぬというのが一つありましたね。それからもう一つ、再建の考え方として国民福祉ビジョンとの結合がなければならない、こういうことを言われましたね。これは一体具体的にどういうことを言っておられるのか、ちょっと伺いたい。
【次の発言】 そのあとの国民福祉ビジョンとの結合というのはどういうんですか。
【次の発言】 すると、別段大企業でなくともいいわけですね。要するに大企業と……
○河村委員 運賃値上げと物価の上昇との関係につきましては、いままでだいぶ質疑が繰り返されておりますけれども、やはり国民全体の関心がここにあるわけでありますから、私も若干お尋ねをしたいと思います。 いま国民の素朴な感情として、運賃を絶対に上げちゃいかぬというようなことではなしに、このインフレのさなかになぜ運賃を上げなければならないんだろう、一体これでインフレの先行きはどうなるだろう、そういう心配なんですね。確かに物価上昇の勢いはどんどん加速されております。まだ進んでいる時期ですね。さっきも話が出ましたが、今月の御売り物価の上昇率は前年比一一%をこえました。消費者物価も東京あたりは一一%をこえま……
○河村委員 きょうは、最近頻発をしておりますカーフェリーの事故、それに関連をして、一体、カーフェリーの免許あるいは監査、それからさらに具体的な災害の起こった場合の救難体制、そういう問題について若干質問をいたします。
このカーフェリーの事故というのは、四十二年度からカーフェリーが急増するのに伴って……(「議事進行が先じゃないか」「不規則発言だ」と呼び、その他の発言する者多し)委員長、質問中は静かにさしてください。
【次の発言】 委員長、静粛にさしてください。
【次の発言】 特に、六月、七月の事故の発生率というのは異常でありまして、その中には、幸い人命に損傷はないけれども、これは性質からいうと、……
○河村委員 今回の金大中事件というものはわが国の主権に関する重大な問題でございます。特に韓国との関係でありますから、これをあいまいな形で処理することがあれば、それは今後の日韓関係に破局的な影響をもたらすほどの重大な影響がある。それをわれわれは非常に憂慮しております。 そこでわが党としましては、二十日からわが民社党の春日委員長を団長とする調査団をたまたま韓国に派遣をしておりまして、私もその一員として行っておりました。そこで当然われわれの使命としましても、この金大中事件を究明し、わが国としての主張すべきことを主張するのが重大な任務となったわけでございます。そうして韓国の朴大統領、金首相をはじめ政……
○河村委員 冒頭に、御答弁をいただく総理並びに閣僚にお願いを申し上げておきます。 わが党に与えられた持ち時間は一時間二十分だけでございます。でありますから、できるだけ有効に使わしていただきたいと思います。それで特に総理にお願いいたしますが、ごく手短に御答弁をいただきたい。それをお願いしておきます。 きのうからの論議を聞いておりまして、だんだん総理並びに政府のお考えがわかってきたような気がいたします。きのうから再切り上げを避けるということ、それに対する相当なる責任だと言われたこと、それについての総理の御説明がありました。それを聞いておりますと、再切り上げを避けると言ったのは、公定歩合を上げる……
○河村委員 きょうは、この間日曜日の石油二法案の連合審査の際に、大臣に少しだけ石油危機に対処する運輸省としてとるべき施策について質問をいたしましたが、あのときは時間がなかったもんですから、ほんの入り口だけで終わってしまったわけであります。きょうは引き続いてお尋ねをしたいと思います。 その前に、さっき久保委員と政府委員とのやりとりを大臣お聞きになってどういう感じをお持ちになったかということなんです。聞いておりますと、私も運輸省の方々に危機感がちっともないという気がするのです。なるほど石油対策本部というものをおつくりになったそうでありますけれども、さっきの答弁を聞いておりますと、実際輸入された石……
○河村委員 ただいまもタクシー運賃の問題が出ましたが、けさほどからタクシーの暫定運賃の問題について各党の代表から質問がございました。私も、一月二十九日、六大都市を皮切りにして各都市でこの暫定運賃がつくられたことについて非常に遺憾に思っております。大臣は先ほど、こういう事態になることを避けるためにあらゆる努力をやったけれども、しかし力足らずしてこうなったので了解してもらいたいというお話がありましたが、一体どれだけほんとうに努力をされたかということについて疑問に思っております。原油価格というものはこれから下がる見込みはありません。だからいつまでも上げないで済むとは私も思っておりません。しかし、とに……
○河村委員 参考人各位には午前中から長い間たいへん御苦労さまでございます。もう予定された時間が過ぎてしまいましたので、私は両知事に一点だけお伺いをして質問を終わりたいと思います。 それは、お二人ともおっしゃっておることでございますが、新しい空港ができて、それで古い空港を片づけなければ問題は片づかない、そのとおりだと思います。それと同時に、お二人ともおっしゃっておることでありますけれども、この新空港決定にあたっては、現在の空港に関する被害者の対策、これが完全に行なわれなければ、新しい空港の決定についても賛成するわけにはまいらない、こういう趣旨の御発言がございました。気持ちとしてはたいへんよくわ……
○河村委員 ただいま派遣委員の報告がありましたように、去る二十日、私ども大阪空港の現地に参りまして、つぶさに調査をいたしてまいりました。その際に、実際被害を受けている住民の方々から事情を伺いまして、現在の大阪空港周辺の状態というものが、単に生活上の機能をそこなうというだけではなくて、肉体的にも各種の障害を受けているという実情を、非常に苦悩に満ちた話を伺ってまいりましたし、また同時に、われわれも実際現地で住民の方々から話を聞いております最中に、二分あるいは三分おきに百ホン以上の航空機が離着陸するわけでありますので、とうてい住民の方々の話も存分に聞けないような状態でありまして、いまさらのごとく、少……
○河村委員 先般この法案について質問をいたしましたときに問題の点が残りましたので、審議の終わりにあたりまして、その点だけ確認をさしていただきたいと思います。 先般私が申し上げたことは、この航空機騒音障害を防止するために一番有効な手段として、機数の制限、それから機種の制限、こういうものがあることは御承知のとおりであります。ところが今度の改正案で見ますると、第三条によって航空機が離着陸する際の経路、それから時間、その他その周辺における航空機の航行の方法については指定をして押えることができるけれども、機数、機種については明文がない。そこでせっかく法案を改正する際であるから、この機数、機種を制限でき……
○河村委員 私は、公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行ないます。 以下その理由を述べます。 この法案は、近年とみに深刻化した航空機騒音問題に対処するために、従来の法律による対策の不備を補おうとするものであって、それなりの効果を持っているとして評価するが、それは政府の言うがごとき抜本的対策を可能にするものとは言いがたい。しかしながら、その欠陥の多くは、本法律外の問題あるいは法の運用にかかる問題であって、政府当局の決意いかんによっては相当な効果をあげ得るものと考える。ゆえにわが党は、特に左の諸点について政府の誠意と努力を……
○河村委員 いま松本委員の質問の中で、三百トン未満の海難の統計がないというのを、ただ別段、損害保険会社からの圧力でもない、あるいは海上保安庁の統計が五百トン未満になっているというだけの返事で、全然統計がわからぬというのは、これはほんとうはたいへん重大なことで、わかりませんで済むはずのものじゃないですよ。これから小型鋼船を新たに加えて、それで保険業をやろうというわけでしょう。そうであれば、三百トン未満の海難事故がどの程度あるのかというのはすべての基礎であって、それをもとにして一定の保険数理によって――保険料率というのはそうべらぼうに大きく動かせるものではないんだから、それを計算して、その上で大体……
○河村委員 戦後わが国では、戦後の復興の時期から今日までずっと産業を育成して、それで特に国際収支の改善を重点に置いていろいろな手厚い助成措置を講じてまいりました。この海運、造船についても特に手厚い助成措置が講じられてまいりました。これはこの数年来対外的にも非常に大きな問題となっておりますが、それなりに今日までは日本の戦後の復興と国際収支の改善に役に立ってきた、そういうメリットがあったことは間違いありませんし、とらざるを得なかった方法であるということも間違いがありません。しかし、同時に、いつまでもそういうことをとっていくのがいいのかどうかということは、最近の日本が福祉経済への転換をはかっていく問……
○河村委員 大臣が三十分までしかおられないそうですから、要点だけ三点、最終的な確認の意味で、お尋ねをいたします。 第一は、もうすでに再三論議があった問題でありますが、半年運賃の値上げを延ばしたあとをどうするかということで、わが党としては昨年の運賃法の改正のときに態度を明らかにしましたように、国鉄運賃を値上げしなければならないという必然性は認めるけれども、このインフレのさなかに、実質的な影響力もさることながら、心理的な影響力の非常に大きい国鉄運賃の値上げを、なぜそういう時期にやらなければならないのか。だから、このインフレが鎮静をして物価が安定するまで延ばしなさいというのが反対の理由であったわけ……
○河村委員 まず、中曽根通産大臣にお尋ねをいたします。 私は、昨年の十二月の十六日の石油二法案の連合審査の質疑の際に、あなたにこういう提案をいたしました。それは、ちょうどそのころ、それまで大体安定しておった大企業製品の卸売り物価が上がり方が顕著になっている時期であって、しかも、石油の輸入が大幅に削減をされるであろうという、その後そうでないことがわかったけれども、そういうことが常織になっている時期であります。そこで、私はあなたに対して、現在のような供給力不足、需要超過という条件がある限り、大部分の大きな企業が、コスト増加をすぐに価格に転嫁できる条件が生まれておる。そうすると、いわゆるインフレ利……
○河村委員 最初に日本人の海外旅行者の行動の問題についてお尋ねをいたします。 私、この十月に二十日ばかり東南アジア諸国の技術協力の実態調査に行ってきたのでありますが、各地で日本の技術の専門家それから青年協力隊のボランティア活動、こうしたものが非常にりっぱに行なわれておりまして、特に山間僻地まで入って、それで現地の農民と一緒に暮らして、どろにまみれて稲作の指導をやったり何かをして、それで技術を教えるのと一緒に、地域住民との連帯感を深めて、それで日本とそれらの諸国との関係をよくするのに非常に役に立っておるのです。 ところが、一たびマニラとかジャカルタというところに帰ってきますと日本の観光客の目……
○河村委員 運輸大臣、この前の委員会での所信表明演説の中で、一番先に交通安全の確保という問題を取り上げておられます。そこの中で、一番冒頭に、海上交通については、東京湾等特に船舶の航行がふくそうする海域の安全対策ということを強調しておられる。航行管制システム、航路標識等交通環境の整備の推進を図る等々のことが述べられておりますけれども、具体的にはどういう方針でやるつもりであるか、まずそれを伺います。
【次の発言】 きょうは一般的なことを伺っている時間はありませんから、具体的な問題について聞きますが、そうした基本的な方針はそれはそれとして、現実に去年の十一月、パシフィックアリスと第十雄洋丸が東京湾で……
○河村委員 一番最初にお伺いをいたします。 今度の雫石事件の判決の中で、ジェットルートの性格について一つの争点になって、それがはっきりしないまんまで終わっているわけです。検察側の方はジェットルートは中心線から両側十六キロ、それから被告側、これは防衛庁ですね、これは両側への飛行制限空域九キロも単なる自粛内規であるということであって、判決は結局それに直接触れずに、条理上この自粛内規と称せられる各九キロというところの中に入ってはいけないんだ、そういうような結論になっておるわけであります。そこで、この事件の後で自衛隊の訓練空域を海上に離してつくりましたから、だから最近はそうした問題も余りないのかとも……
○河村委員 民社党の河村勝でございます。
高山さんにお尋ねをいたします。先ほども、もちはもち屋に任せたいので、なるべく早く民営に移管をしたいというようなお話がございましたが、しかし、こういう過疎バス問題を解決するのに、なかなか民営ではできないようなやり方もおやりになっているようで、非常に興味ある形態ではないかと思っておりますので、少し実態をお尋ねしたいと思います。
先ほど、車掌はパートでやっておるというお話で、運転手は委託という言葉を使われましたけれども、委託というのはどういうことでございますか。
【次の発言】 そうすると、管理費に該当するものですね、これは一応計上してないのでしょうけれど……
○河村委員 鉄道建設公団ができてからちょうど十年になるわけでありますが、この十年間に公団でつくったいわゆるAB線の建設キロ数並びにそれに投資した予算の総額は幾らですか。
【次の発言】 この四百四十五キロのAB線をつくったことによる国鉄の年間の赤字は幾らですか。
【次の発言】 この予定線、鉄道敷設法別表の予定線の中でAB線に該当するものは幾らありますか。キロ数。
【次の発言】 いや私が言っているのは、そのすでに基本計画に入っているものだけではなくて、敷設法別表にある予定線全部で幾らになるのだということを聞いているのです。
【次の発言】 もしこの予定線を全部建設をしたとした場合、一体国鉄に生ずる赤……
○河村委員 初めに二、三条約とそれから法律との関連で疑問のあるところを伺います。初めに第二条の三、「油」ということについて、「原油、重油、潤滑油その他の蒸発しにくい油」と書いてあります。これは「政令で定める」というから、それで具体化されるのでありましょうが、その中で条約の方にも「重油」という言葉が使ってあるが、「重油」の定義については統一的な解釈が国際的にありますか。
【次の発言】 そうするとA重油はこの重油の中には入らないということですか。
【次の発言】 そこで、それが国際的に統一をされているかという点はどうなんですか。
【次の発言】 それから、同じくこの二条の八「一単位 純分千分の九百の金……
○河村委員 先般、近海海運問題が非常に深刻になったのに伴いまして、当委員会で問題を提起したところが、運輸省当局で非常に短期間に応急対策としていろいろな方策を講じられたその努力については大いに多とします。しかしまだまだ根本問題が将来に残っていることは言うまでもありません。 そこで、この中間報告を読みまして、私は、現象的に問題をとらえて当面の対策は考えておるけれども、本質的な問題を回避しているのではないかという印象が非常に強くいたします。というのは、この中間報告を読みますと、近海船問題が発生した最大の原因は、南洋材輸送需要の激減と近海船腹過剰であるというとらえ方をして、それで念書船その他の外国船……
○河村委員 外務大臣にまず伺います。
最近の新聞の報道によりますと、ごく最近、イランがインドネシアに対して二億ドルの借款、これは西ジャワの肥料工場の建設に関するものでありますが、これを供与した。同時にインドネシア側では、日本がこれまで同じ肥料工場に対して六千万ドルの借款供与の約束をしていたものを、これはもう要らぬと言って破棄をしてきた、そういう報道がなされておりますが、それは事実ですか。
【次の発言】 三木総理、あなたは一昨年の暮れ、石油危機に当たりまして、中東諸国に特使としておいでになって、大変苦労なさいました。そうしてかなり多額な借款の供与を約束されたわけであります。イランについては、こ……
○河村委員 官房長官、お急ぎのようですから最初にお伺いをいたします。 今度のストライキに当たって、違法なストライキの圧力に屈してスト権を与えるというような回答を出さないという政府の態度は、私は正しいと考えます。しかし、それまでにそういう事態をつくったことについての政府の責任というものは非常に重大だと私は思っている。四十八年の春闘以来、これは田中内閣であるけれども、それからことしの春闘に至るまでの間春闘のたびごとに政治ストは違法だと言いながら、最後には、ストを収拾するために、このスト権問題について俗に言う玉虫色の回答を繰り返してきた。そうですね。その結果、もう一押し押せば前向きの回答が出るであ……
○河村委員 最初にスト権問題についてお尋ねをいたします。
政府では、早くからこの秋に結論を出すということをしばしば明言をされております。この一日、二日前、総理もそういうような趣旨の談話を発表されたようであります。この春ごろにこの秋に結論を出すというのであれば、それは一応わかりますけれども、もうすでに秋たけなわであります。だから、いまごろ今秋結論を出すと言うのは、発言としては余り意味がないと思うのでありますが、一体具体的にいつまでに結論を出すつもりでありますか。
【次の発言】 それでは答えにならないのでありまして、少なくとも今秋結論を出したいという意向を表明されて、田中内閣の際の言明であるかど……
○河村委員 私は、民社党を代表し、ただいま提案されております昭和五十年度政府提出の補正予算三業並びに日本共産党・革新共同の組み替え動議に対し、一括して反対の討論を行いたいと思います。 政府補正予算案に反対する第一の理由は、その作成時期が余りにも遅く、不況の深刻化と長期化を招いたことであります。すでにわが党は、昨年の十月以来、わが国の経済が中小企業雇用を中心に非常な危機に直面している現状にかんがみ、経済運営は物価の安定、不況克服の二正面作戦を展開すべきことを強く主張してまいったところであります。しかるに、不況の深刻化については、政府はきわめて楽観的な態度をとり続け、三木総理は、さきの通常国会で……
○河村委員 先ほど安原刑事局長は、今回の事件の捜査の対象は、アメリカ側からの上院での証言等から起こった事件であることもあって、四十七年以降のその事実が対象になる、こう言って、その後四十六年にもわたって調べているという答弁があって、さらに四十四年ころからの問題については背景事情として調べているかもしれないというような答弁がありましたが、この背景事情という意味がわれわれにはよくわからない。しかし、その意味いかんによっては非常に重大であります。この背景事情というのはどういう意味ですか。
【次の発言】 非常に慎重に言っておられるけれども、結局は時効がはっきり成立しておるか、あるいは仮に金銭の授受関係が……
○河村委員 トライスターの関係をお聞きいたします。 昭和四十五年十月二十一日、運輸政策審議会の「今後の航空輸送の進展に即応した航空政策の基本方針について」という答申があって、これに基づいて十一月二十日に「航空企業の運営体制について」という閣議了解ができておりますね。そこで、国内航空のジェット化、大型化を推進するという方針が打ち出されています。この運輸省の方針に基づいて全日空においては経営五カ年計画を策定して、昭和四十七年の後半から大型ジェット機三機の投入を計画した。それで日航においても四十七年度にボーイング747三機を国際線から転用、四十八年度には大型ジェット機六機を投入するという計画をした……
○河村委員 あなたのこれまでの証言によりましてわれわれが疑問としているところの大筋がわれわれにもよくわかりました。なお疑問の点を二、三お尋ねをいたします。 先般の国会における証言の際に大庭全日空の前社長は、四十五年の三月に自分はダグラス社に対してオプションを行った、それから、そのときには自分がそれをやったのであって三井物産の人は通訳として立ち会った、それと同時に、その場所は全日空の社長室である、こういう証言をされておりますが、あなたの証言によれば、それは大庭氏の記憶違いであって、実際に行われたのは四十四年の七月である。それで、そのオプションの主体はこれは全日空ではなくて三井物産である。それか……
○河村委員 このロッキード事件が公になった時点で、全日空がロッキード社から購入する予定のトライスターは二十一機であったと思いますが、そのうち十四機が購入済みで、なお残りはまだ引き取っていないということだと思いますが、その後、一体この飛行機の引き取りの状態はどうなっておりますか。
【次の発言】 その後の経過で、このロッキード問題に関連をして、児玉譽士夫が一九七三年七月に手数料契約を結んで、七機以降のトライスターの全日空が購入することについて、一機当たり五万ドルずつの手数料を払う、それから、ほかに年間五千六百万円のコンサルタント料を払う、こういう契約を結んでいることは御承知だと思います。であれば、……
○河村委員 法務大臣にお伺いいたします。
アメリカの嘱託尋問の完了を待たずに、昨日、国内で独自捜査に踏み切られたわけでありますが、嘱託尋問は、それにいたしましても、現在でも重要な要素であるというふうに伺っております。先ほど法務大臣は、六月の二十五日に嘱託尋問を開始できると思うが、その成否は五分五分である、そういうふうにおっしゃいましたが、その不確定な方の五分、それはどういう理由でございますか。
【次の発言】 大体二十五日というのは、連邦高裁のその結審を予定しておられるのだろうと思いますが、延びる可能性というのは、最高裁までいく可能性が残っているということですか、それとも連邦高裁の結審が延びる……
○河村委員 渡辺さん、今回全日空の幹部が三名逮捕されたその対象となった事件、御承知のように三千三十四万円という裏金がロッキード会社から全日空に流れたという問題ですね。この点について、私は二月十六日の一番最初の証人喚問のときに、若狭証人に対してこの事実の有無についてお尋ねをいたしました。それに対して若狭証人は、そういうものは一切ございません、さらに重ねてその後お尋ねしましたのに対して、そういうものは絶対にございません、これだけ明確に否定をしておられます。先週のこの委員会で、私は渡辺さんに対してこの事件を再度お尋ねをして、もしあなた方が潔白であるという自信がおありならば、進んでロッキード会社を名誉……
○河村委員 先般、総理はアメリカにおいてフォード大統領にロッキード事件の糾明について協力を求めて話し合いをされたということであります。
現在ロッキード事件の解明に直接役に立つことは、当然いまのアメリカにおける嘱託尋問をいかに促進をして、それが日本において活用できるかということが最大の問題であります。嘱託尋問を促進するというこの具体的な問題について、あなたは一体フォード大統領とお話しになったのかならないのか、もしなったとすれば、どういう話をされたのか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 あなたはいま、フォード大統領との会見の際はまだこの嘱託尋問が行き詰まっておる状態でないとおっしゃったけれども……
○河村委員 四十六年の二月から六月ごろにかけての運輸省の行った行政指導、先般これに関して当時の航空局長であった内村君を証人として喚問をして事情を聞いたのであります。その際、運輸省がこれまで述べてこられた、その行政指導のいきさつについて大筋は一致しています。これは当然、事件が起きてから何回も、証人としてでなくとも答弁に立っておるし、打ち合わせも十分やっておられることだから、大筋が一致するのはあたりまえであるわけでありますが、しかし、その中で幾つか問題点について疑問を投げかけるような種類の発言があるわけであります。 その二、三の例を挙げますと、たとえば、この行政指導に当たって、エアバスの導入延期……
○河村委員 法務大臣、俗に言う灰色高官名の公表問題、これについてお尋ねをいたします。
あなたは、今日までしばしば当委員会においても、このいわゆる灰色高官名の範囲あるいは公表の方法、そういうものについては、捜査終了の段階で決めればよろしいという発言をしておられます。いま官房長官も坂井委員の発言に対してあいまいな答弁をしておりました。あなたは今日の段階、いまの段階においても、なお捜査終了の段階でもって灰色高官の範囲あるいは公表の方法、そういうものを決めればよろしい、そういうふうにお考えですか。
【次の発言】 現実の問題としまして、この灰色高官名の公表というそれ自体については、今日までのいきさつか……
○河村委員 法務大臣、あなたは先ほど、あなたが所々方々で発言をされたことに対する新聞等の取り扱いに対して自粛を要望された。しかし、安原刑事局長がさっきマスコミに対して自粛を要請したのは相当な理由があると思いますが、あなたの発言についてはどうも余り同情の余地がないのです。先ほど松永君がこの一日の高松における発言についてあなたに忠言をした際に、あなたは、民間にもありそうだ、これもまたしたたかなあれなんですというような種類の発言は、ただ民間だけを言ったのではなくして、民間とか政界とか官界とかに限らずに、田中前首相の逮捕だけで終わるものではなくて、これはまだまだ山を越したものではないのだ、そういう趣旨……
○河村委員 初めに、今回の田中前総理起訴の対象になった五億円について、刑事局長、さっきのあなたの五億円についての答弁を確認をいたしますが、五億円の使途については犯罪として成立するものはないから、これで捜査を打ち切るという説明でありましたが、そうであれば、当然使途そのものは捜査によって明らかになっているということですね。
【次の発言】 ですから、私が言っているのは、犯罪として成立しないという心証を得るためには、事実がわからなければ成立しないということが言えるわけはないのです。ですから、事柄の性質はともかくとして、事実についてはわかっていなければならないはずだということを聞いたわけです。それはそれ……
○河村委員 法務大臣、いま何か耳打ちがあったようですが、何か発表になったんじゃありませんか、連絡があったんじゃありませんか。
【次の発言】 そうですが。
前回の委員会の際に、いまアメリカで行われている嘱託尋問について大分難航しておるようであるというところから、単なる事務当局同志の交渉ではなくて、もう少し大きな手を打たないと解決しないのではないかという意見を申し上げて、それでそういうふうにやっておるというようなお話でありましたが、最近アメリカからの報道によりますと、いままで以上に難航して、九月六日予定の尋問、クラッター、エリオットの尋問すらどうもできそうもない情勢であるというような報道がなされ……
○河村委員 いま法務大臣は、捜査の途中、それからいまの段階において灰色高官の公表の基準その他を論ずることは時期尚早という、そういう紙に書いたものをお読み上げになりましたね。しかし、それは大分古いものでしょう。大分古いものをお読みになったはずであって、現実にいま児玉ルートの究明は、これは検察庁で精一ぱい努力をしておられるかもしれないけれども、しかし、かなり延びる。それで、すぐには逮捕者等が出る状態にはない、国会議員にですね。したがって、全日空ルート、丸紅ルートについては一応強制捜査は終わったということは確認をされておられる。そうであれば――強制捜査を終わったということは確認しておられるはずです。……
○河村委員 法務大臣、きょうは有力な補助者がいませんから余りお聞きしないつもりですけれども、一つだけ、前もって御連絡しておいた件をお聞きします。 これからいよいよ灰色高官なるものの定義や公表の方法について与野党の折衝が委員会で始まるわけです。そこで、この前あなたはいままでの答弁を翻して、それについて意見は言わないとおっしゃったけれども、同時に安原刑事局長が、意見は言わないけれども、このロッキード事件の金の流れ、それからそれに伴う金銭の授受、それについての分類、どういう種類のものがあるかということについての資料は出します。こういう答弁をしたのですね。いよいよその時期になったので、いつ出していた……
○河村委員 運輸大臣の所信表明演説について二、三点お尋ねをいたします。 初めに国鉄関係でありますが、国鉄再建問題はいずれ提案されるでありましょうから、そのときに改めて質問をさせていただきますが、とりあえず物の考え方についてお尋ねをしておきたいと思います。 この日本国有鉄道再建対策要綱という五十年十二月三十一日の閣議了解によりますと、国鉄財政の再建は昭和五十一年度及び昭和五十二年度の二年間で収支の均衡の回復を図るということになっています。それで、ことし名目五〇%の運賃値上げの申請をされているわけであります。そうすると五十二年、明年で収支を均衡するためには、明年度は何%の運賃値上げを予定してい……
○河村委員 根室本線の事故について、疑問の点を二、三伺います。
北海道の、特にツンドラ地帯の場合には、凍上が終わる時期に合わせて軌条の遊間整正が計画的に行われているはずであるが、それは今度の場合、通常のスケジュールよりおくれているのか、正しく行われているのか、どっちですか。
【次の発言】 三月二十三日というと、もう二週間以上前ですね。すると、その危険な状態にあるという測定がなされたところが、それがやっときのうぐらいになって作業が行われるというふうな順序になっておるのはどういうわけですか。
【次の発言】 脱線後の測定の数値が出ていますが、これは脱線した場所そのものではないけれども、軌道狂いの最……
○河村委員 一番最初に、総裁にちょっと御注意申し上げておかなければいけないのですが、さっき総裁は、仲裁裁定を守るかという質問に対して、それは政府の考えることだというお話がありましたね。しかし、これはまだ政府ないしは大蔵省の立場を離れていないので、まだ国鉄総裁におなりになっておらぬということではないかと思いますので、御注意をしておきます。 公労法の三十五条には、仲裁裁定に対しては、「当事者は、双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならず、また、政府は、当該裁定が実施されるように、できる限り努力しなければならない。」とあって、十六条で、予算上、資金上支出不可能な裁定には政府は拘束されないと……
○河村委員 逐条的に何点か質問をいたします。
今度の改正案で、四十二条に新しい条文が設定をされて、危険物の流出があった場合に対するいろいろな措置が規定をされていますね。これは従来もやっていたはずであるけれども、それはどういう準拠法規によってやっておったか、それを先に伺います。
【次の発言】 一般的にそうでしょうけれども、今度の場合の、危険物が流出して海上火災が発生した場合のその地域からの退去命令であるとか、さらに海上火災が発生した場合の財産の処分というものはいままでの海上汚染防止法にはなかったはずですね。それで、現実には第十雄洋丸のような場合には、実際に潜水艦や駆逐艦を持ってきて撃沈するとい……
○河村委員 新しい港湾整備五カ年計画をつくられるわけでありますが、いまは非常に経済情勢が流動的で見通しのつきにくい時期でありますが、しかし、長期計画をつくられるからには、それなりに今後の港湾の貨物取扱数量の推移というものを想定して、それに基づいてつくっておられるはずであります。
つい昨日か一昨日ぐらいに政府の新経済計画の――これは長期ではなくて五年たけてありますが、それの試案のようなものができているが、それとこの計画との関連はどういうふうになっているのか、それをまず聞きます。
【次の発言】 運諭省の当初の案は五兆五千億であったというふうに聞いております。それが今回の案で三兆何がしかになってお……
○河村委員 大蔵大臣は時間の都合がおありだそうですから、二点だけ伺います。 大蔵大臣、先ほどからあなたは二つの法案の通過のめどがつかなければ金を貸すことができないとおっしゃって、そして、その通過のめどということについては、とにかく臨時国会が開かれるというめどが一応つかなければならないというようなことをおっしゃっておりますが、この夏期手当についてそういう状況がつくられるというのは、それは非常な間違いだと私は思う。 そこで、二つの点についてあなたにお尋ねをしたいが、一つは、先ほどから言われているように、この夏の手当というものは月給の一部であります。三月期の業績手当ということであれば、これは業績……
○河村委員 いまも話が出ましたけれども、コーチャン氏とあなたがお会いになったときに、コーチャンに対する応対について委員長から最初に質問がありまして、後で東中氏からまた質問がありました。委員長の質問に対しては、コーチャン氏からトライスターを全日空に売り込むことについての工作を依頼されたが聞き流した、と委員長の質問にはそうおっしゃいました。それから東中氏の質問に対しては、わかりましたと言ったが、それについて何もしなかったと、こうおっしゃっているのですね。 これは、聞き流したということと、わかりましたと言ったがそれについて何もしなかったということは、証言の内容に非常に大きな違いがあるのです。おわか……
○河村委員 いまのに関連してちょっと伺います。
先ほどあなたは、丸紅としては外国で活動する場合には裏金は一切使わない、そういう答弁がありましたが、国内では使うこともある、こういうことですか。
【次の発言】 本当ですか。
【次の発言】 先ほどあなたは、正式のサインであるにもかかわらず会社の稟議を経ずにサインしたのは間違いであったとおっしゃったように思いますが、そうであれば、あなたのサインされたのは正式のサインですか。正式のサインをなさったのですか、このユニットという書面について。
【次の発言】 サインペーパーではなくて、じゃ先ほど正式のサインであるにもかかわらず稟議をしなかったのは間違いだった……
○河村委員 初めに総理にお尋ねをいたします。 三木さん、あなたは総理大臣であると同時に自民党の総裁であります。それも、少なくとも衆議院では絶対多数を持っておる自民党の総裁であります。これはいつでもそうでありますけれども、今回の事件に関してはこのことが特に重大であります。それは今回の事件が、少なくとも疑惑が自民党の中に向けられている、そういうことですね。ですから、もし疑惑が本当のものであれば、その場合には自民党の中に各種の複雑な事情が生ずることは、これは私は不思議ではないと思うのですね。 それで、今回の事件が起こってから、民社党としましては、当初から特別委員会を設置して、そこで腰を据えて徹底……
○河村委員 初めに、先ほど証言がありましたけれども、あなたがおやめになるときの経過を念のために確認をさせていただきたいと思います。
あなたのさっきの証言では、名鉄の社長から、松尾当時の日航社長に話があって、それが五月の下旬ですかにあって、それがその次に取締役会に諮られた、こういうふうに聞きましたが、大体そういうことでよろしいのですか。
【次の発言】 そうしますと、取締役会では一回あなたの留任が決まっておった、それが後から覆された、そういうことになるわけですか。
【次の発言】 欠席されていたかどうかは知りませんが、その取締役会では、あなたの社長留任が決まっておったわけですか。
○河村委員 私は、民社党を代表して、昭和五十一年度暫定予算案に対し反対の討論をいたします。 まず第一に私が述べたいことは、この予算案を一切の質疑を省略して採決をしてよいものであろうかということであります。 言うまでもなく、本来国会は審議の場であります。現在、不幸にしてロッキード事件をめぐる係争のために国会は停滞しておりますが、これは常態ではありません。去る二十四日、年度内予算不成立による経済の混乱を避けるために、与野党の政治休戦が成立をして、ロッキード問題と切り離して暫定予算の審議を行うことに全党の合意が成立をしたのであります。しからば、許された日時の間、与野党を問わず、国会は本来の任務を……
○河村委員 私は、民社党を代表して、昭和五十一年度一般会計予算案、同特別会計予算案並びに政府関係機関予算案三案に対し、反対の討論をいたします。 本年のわが国財政の直面する課題は、私から申すまでもなく、第一に不況から脱出して安定成長の軌道に乗せることであります。しかし、同時にそれ以上に大切なことは、累積する膨大な国債を抱えてこの不況を脱却したとしても、かつての高度成長期はすでに終わって、見通し得る将来にわたって減速経済の時代に入る、そういう時期に対応する財政計画の基礎をつくらなければならない年だと、そう考えております。 一体、そういうむずかしい時代に対応するだけの厳しい姿勢がこの予算案にある……
○河村委員 法務大臣、十五日に行われる予定の中間報告について一点だけ、もうところどころで発言がございましたけれども、重要な部分でありますから、改めて確認をさしていただきたいと思います。 それは、今回の中間報告の中でロッキード事件に関連をして金を収受した者、しかしいろいろな条件があって刑事訴追は受けない者、この者についての類型別の資料というものを私が出すようにお願いをしたのは、言うまでもなく、国会としては政治的道義的責任を明らかにする義務がありますけれども一、しかし、現実の問題として捜査資料というものはわれわれは持っておらない。だから、今後のいわゆる灰色高官名なるものの基準をつくるにしましても……
○河村委員 先ほどから議論になっております。田中前総理に渡ったという五億円の使途のことでありますが、先ほどからの刑事局長の答弁を聞いておりまして、やはりこれは納得がいかないのであります。というのは、私は、きょうはこの委員会での議事録を持ってきておりませんけれども、安原局長の答弁はそのときと違っておる。私が、刑事局長がこの五億円の使途については刑事事件としては立件できないということになって、捜査はこれで終了をした、そういう答弁に対して重ねて、刑事事件として立件できないと言うからには、この金の出、使途、これが全部はわからなくとも、相当程度使途がわからなければ刑事事件として立件できないと言い切ること……
○河村委員 中間報告に基づく政治的道義的責任追及についての質問は、私の質問で最後になると思います。 それで総理にお尋ねをいたしますが、いままでずっと総理の答弁を聞いてまいりまして、本当に私はむなしい感じがいたします。この事件が始まった当初から、総理はこのロッキード事件の解明に自分の政治生命をかけるということを言っておられた。政治生命をかけると言っておられる限りは、総理としては、総理大臣としても自民党総裁としても、そのいずれにおいても強いリーダーシップを働かして、そうして政治生命をかけると言われるだけの努力をなさるべきはずだと私は思う。しかし、現実に私は、あなたが総理大臣としても自民党総裁とし……
○河村委員 大臣、まだ就任早々で事情をよくお聞きになっていないかもしれませんが、いま運輸省関係の当面する一番大きな問題がこれから審議に入る国鉄の問題であることはもちろんでありますけれども、そのほかに大きな問題が幾つかあります。いま話が出ておりました成田空港の開設問題もその最も大きな一つであります。これは、空港がいつ開港できるかという告示あるいは宣言をした大臣だけでも勘定するともう八人ぐらいになるのですが、いまだかつてそれがそのとおりいったためしがなくて、じんぜん今日に至っている。これはもう日本の国内的な重要な問題であるだけでなくて、国際的な信用を失うことは多大なのですね。これはたとえれば多少差……
○河村委員 総理大臣、あなたはさっき、国鉄財政を二年で収支均衡するという自信があるかという質問者の問いに対して、来年の運賃値上げは運賃値上げの影響と財政事情等を考慮して決めるという返事をされましたが、これは完全にすれ違いの答弁でありまして、答えになっていないのですね。政府であなたが総理大臣として昭和五十年十二月の閣議了解でお決めになったのは、「国鉄財政の再建は、昭和五十一年度及び昭和五十二年度の二年間で収支の均衡の回復を図り、以後健全経営を維持することを目標とする」と天下に公約をされている。ですから、そのことに対する答弁をあなたはなさらなければいけない。その方針は変わっておりませんね。
○河村委員 菅原さんと木村さんにそれぞれ二問ずつお尋ねをいたします。 菅原さんの御意見として、国鉄の場合利用者負担が原則であるけれども、市場原理にゆだねるのには限界がある、そこで、通勤先行投資、それからローカル線のようなシビルミニマムともいうべきもの、こういうものに対しては財政援助とそれから政府の補償措置、そういうものが必要だという御説がありました。財政援助の点についてはお触れになりましたけれども、補償の面についてはあとお触れにならなかったのでありますけれども、今度再建計画を進めていくのにあたって、あとで収入面のことをもう一つお尋ねいたしますが、これは収入に関連をいたしますが、先ほどから議論……
○河村分科員 ウンシュウミカンの暴落対策のことでお伺いをいたします。 四十七年度産のウンシュウミカンの価格暴落に伴いまして、ミカン農家が非常な窮迫状態にあることはもちろんでありますが、現在困っているだけでなしに、これから先のことについて、全くお先まっ暗で、非常に暗たんたる気持ちでおるというのがいまの状態であると思います。 そこで、まず、ことしの暴落対策としてとっておられることとして、三十万トンを隔離をして、ジュース、かん詰めに持っていくとか、そのほか制度資金の返済条件の緩和というようなことをやっておられるようでありますが、その実施している経過とその実績、それをまず伺いたいと思います。
○河村委員 今回の日中航空協定交渉に関する問題点というのは、けさほどから質問がありましたように、一つは台湾との関係であって、台湾との断絶が不可避であったかということが一つ。いま一つは、この実務協定としての航空協定が、これが平等性が保たれていたか。この二点であろうと思います。 そこで、第一点でありますが、私どもはこの日中航空協定の成立というものが、単に航空路が開設をされるというだけではなくて、これは日中友好のシンボルともいうべきものであって、このアジアの情勢が米ソ中三極均衡で維持されている中で日中間のきずなというものが太くなるということは、日本のこれからの多角的な外交の外交力を強める、そういう……
○河村委員 初めに経済企画庁長官にお伺いしたいことは、明年一月から三月の経済情勢、特に卸売り物価並びに消費者物価が一−三月の間にどういうふうに推移するかということについて、どういう認識を持っておられるかということであります。十一月の卸売り物価はついに対前月比三%をこえ、三%以上の上昇という状態になってまいりました。おそらく十二月に入ると対前月比五彩をこえるという状態になるのではないかということが予想されるわけで、そうなればこれは戦後の朝鮮事変当時の最悪の状態をさらに越える形勢すらあるのですね。非常に異常な状態であります。だから、ここまできて、もう単に、きわめて憂慮すべき物価の高騰などということ……
○河村分科員 去る一月下旬の日米安保協議会、あれについての合意事項の発表がありまして、私も読んだのですけれども、率直に言って、きわめて失望いたしました。それはなぜかといえば、とにかくいまのアジアの情勢、これはベトナム以後ずっと変わったはずですね。ベトナム戦争がとにかく停戦になって、おさまらないまでも、局地化をすることは確実。それから中ソ対立というものをてこにして、そこで米中接近が行なわれ、米ソ接近が行なわれて、とにかく台湾問題というものは事実上解消した。そういう状況の中で、アメリカの極東戦略というものも当然変わるべきであるし、そうであれば、極東戦略の中における日本における米軍の基地の性格、これ……
○河村小委員 民社党の河村勝でございます。清水さんと八十島さんにひとつお尋ねします。 清水さんのお話の中で、これからの再建計画を抜本的に転換をしなければならぬという中で、従来国鉄が産業資本に隷属をして過大な投資をやっておった。それが経営を非常に圧迫をしておる。だから、これからは経済構造というものに、交通体系との間に有機的な組み合わせをつくらなければならぬというお話がございましたが、そういうことは本当にできるんだろうかということなんですね。元来、交通機関というのはげたみたいなもので、履く人があればそろえなければならぬし、げたの方からあっちへ行け、こっちへ行けと命令するわけにいかないものですね。……
○河村小委員 一点だけ、それぞれお三方にお答えをいただきたいと思います。 三十九年まで国鉄は黒字でありまして、それまでは国の補助も何にも受けていなかったわけです。もしそれから今日まで、物価政策とかあるいは選挙政策などの犠牲にならずに、一般物価に見合うような形で常識的に運賃値上げがされていたと仮定してみたならば、現在国鉄は黒字でなくても収支はペイできていたとお考えであるかどうか。角本さんの言うように、ローカル線までペイするような運賃に決めるのは望ましくないというそういう政策論は別にして、もしペイしないとお考えであるならば、その原因は何と何によるものであって、それが赤字に寄与するウエートというの……
○河村小委員 食事抜きで長時間にわたりまして、時間も大変おそくなりまして、お疲れであろうと思いますので、富塚さんと惣田さんに一点、それから坂東さんに一点お尋ねをいたします。 一つは生産性向上の問題ですが、国鉄の大赤字は、運賃が政策的に不当に抑えられたのと、国の援助が足りないことが主たる原因であって、国鉄自身の合理化には限界があるということは私も承知をしております。ただ、一般国民として国民の税金で国の援助を求めるというのならば、国鉄自体も経営努力をし、合理化を精いっぱいやってほしいというのが一般の気持であります。そこで、生産性向上の俗にいうマル生とかあるいは生産性向上運動と言うようなものと離れ……
○河村小委員 きょう御説明いただいた資料について二、三質問をいたします。 いま松本さんから外国との比較で七ページの助成の問題を伺いましたが、イギリスは単年度の欠損そのまま補てんする、西ドイツは二年前の欠損を補てんするということのようですね、フランスは大体とんとんで行っているようだから。そうすると、これら主要国の国鉄の場合には、いわゆる累積欠損というのは西ドイツで二年分の欠損が滞留しているだけで、あとはないと考えてよろしいのか、これが一点。 それからもう一つ、累積債務については、イギリスでは助成を適用して七千百億の肩がわりをやっておるということでありますが、他のドイツ、フランス等について累積……
○河村小委員 民社党の河村勝でございます。 参考人からも御意見があり、先ほどから皆さんが質問されておるように、運賃値上げや人員削減だけで再建はむずかしいということはそのとおりだと思いますが、それに関連しまして、人の面で、私は関西の私鉄はよく知らないのですけれども、関東の私鉄を見ておりますと、勤務時間あるいは定員といいますか、そっちの問題でかなり組合側の方も弾力的に対応して、具体的な例で言いますと、年休が二十日あり、週休と全部合計して幾らになるかちょっとはっきりしないが、その場合、週休、祝日休というものに対する予備員は手当てをするけれども、年休二十日についての予備員までは見ないで、年休をとる人……
○河村委員 先ほど建設大臣からなぜ公団をつくらなければならないかということについての答弁がありましたけれども、しかし、どうもそれだけでは余り理由にならないという感じであります。と言いますのは、現在政府でも公社、公団等の設置は原則としてやらないという方針をとっておられますね。現実に、これからいよいよ財政硬直化している時分に行政簡素化という意味からも公団等は減らさなければならない、そういう時期に来ているのですね。さっきの大臣の御答弁だと、住宅公団には住宅をつくるために必要な宅地造成だけにとどめてそっちに専念させたいというお話であった。それは一つの理由かもしれないけれども、必然性というのが何もない。……
○河村委員 初めに牛嶋さんと吉田さんにお伺いをいたします。 お二人ともさっきの公述で、今度の予算というものは総花的な積み上げ方式であって、重点的な施策が行われていない、したがってそこには政策的な意欲というものがないという欠陥を指摘されておりまして、それでは効果が上がらないだけではなくて、来年度以降の予算に財政硬直化の原因をつくる、そういうような御指摘があったと思います。御説のとおりだと思いますが、それにしましても、重点的に施策をやり、あるいは社会保障を充実をするにしても、これからの低成長時代で税の自然増収が非常に少なくなってくるということを前提に考えますと、いわゆるいまの硬直化の主たるもので……
○河村委員 もう時間が大変遅くなりましたから、簡単に名古屋の藤田さんとそれから木下さんにお尋ねをいたします。 減税のことで藤田さんにまずお伺いいたしたいことは、先ほど年度内の所得減税をやれというお話でありましたが、その意味は、これからの消費支出の動向、そうしたものを見ながら今後の情勢いかんによってやれ、こういう意味であるのか。それから、もしそうであるとすれば、それはさかのぼって年度の初めからやれ、そういうようなどういう手法でおやりになるのか、これが一つですね。 それから中期財政計画という問題で、これは木下さんも単年度主義はもうだめだというお話で何かお考えのようであります。藤田さんの場合も、……
○河村分科員 きょうは、御承知だと思いますが、神奈川県にキャンプ渕野辺という米軍の基地がございます。それの跡地利用をめぐって、地元の県あるいは市等の要望、それと大蔵省の考え方とが相当大きく食い違っておりまして、係争になっておるわけです。その件についてお尋ねをするのと、もう一つは、それと関連をいたしまして、あの相模原周辺の米軍基地の整理縮小のことについて外務省の方に若干お尋ねをしたい、そういうつもりでございます。 そこで、最初に、返還財産の処理について三分割案と称せられるものがあって、現在、国有財産審議会の返還財産処理小委員会等でそれが検討されておるということでありますが、その三分割案というの……
○河村委員 高橋さんにお尋ねをいたします。 先ほどの公述で、今度の再建案に入っております過去債務の二兆四千億のたな上げ、それから地方交通線区に対する補助、それから運賃水準、この三つについては賛成であるというお話でございましたが、そこで、ことしで結論が出る問題ではありませんが、一体、この程度の政府の財政的な援助を前提として今後他の交通機関とバランスのとれた運賃が――今後上げるにしてもそういうものが出なければならぬはずですね。これが著しくアンバランスであれば、これは経営的に成り立たないわけですから、この程度の政府の援助で、今後そういうバランスのとれた運賃を持つことによって収支均衡していくことが可……
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