このページでは中尾栄一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○中尾政府委員 これは大日本インキの例もございますので、世論は無視はできないという考え方に私どもは基本的に立っておりますから、厚生省当局の見解、食品衛生調査会等の十分なる調査結果というものに基づいて、私どもは対処していきたいというように考えております。
【次の発言】 これは島本先生の論議を待つまでもなく、私ども農林当局はこれはシビアな目で見ておりますので、大日本インキがこれに対して対処した方向を示唆しながら、まずもって十分話を詰めてみたいというのが最初の段階でございます。
そういうわけでございますから、石油たん白を飼料として企業化するにあたっては、問題の重要性にかんがみまして厳重な指導監督が……
○中尾政府委員 冒頭に、昨年末に農林政務次官を櫻内大臣のもとに拝命いたしました中尾栄一でございます。未熟者でございますけれども、何とぞ御高配、御鞭撻のほどをこいねがいたいと思います。 農林関係予算の農林大臣説明をさせていただきます。 昭和四十八年度農林関係予算につきましてその概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十八年度の一般会計における農林関係予算の総体につきましては、農林省所管合計は一兆四千七十三億円で、これに総理府、外務省、厚生省及び建設省の他省所管の農林関係予算を加えた農林関係予算の総額は一兆五千三百四十六億円となり、これを昭和四十七年度の当初予算と比較しますと、二千三百四十九……
○中尾政府委員 まことに冒頭おわびをしなければならないような事態が発生いたしまして、私もきょうの答弁で少しく資料をお集めさせていただいたり、勉強させていただいたりしておりまして、ちょっとおくれてしまいましたことを、ほんとうに心からおわび申し上げさせていただきたいと思います。 御質問の要旨は、国会の立場と行政に携わる立場との持ち前と申しましょうか、分野と申しましょうか、そういう点についてのお尋ねと解釈してよろしゅうございますか――。 私どもは当然議会制民主主義にのっとって政治をやっておるわけでございますから、あくまでも政党政治の立場を十分そんたくしながら、同時にまた、私ども行政機構の中に、今……
○中尾政府委員 近年わが国の沿岸漁業を取り巻く環境は、臨海地帯の工業化、都市化、船舶交通のふくそうに伴う公害の増加、若年労働力の不足等きわめてきびしいものがありますけれども、政府といたしましては、従来から沿岸漁業の振興につきましては、生産性の向上によって沿岸漁業従事者の所得と生活水準を他産業従事者と均衡させるとともに、国民の需要にこたえまして魚介類の安定的な供給の確保に資することを基本として諸施策を講じてきたところでございます。今後とも、まず第一番目の問題といたしましては、先生ただいま御指摘のとおり、漁港などの漁業生産基盤の整備、さらにまた第二番目の問題点といたしましては、栽培漁業の積極的な展……
○中尾政府委員 先生がおっしゃるとおりでございまして、以前から、私自身は酪農関係に必ずしも密接な県からの出身ではございませんけれども、先生の御卓見には敬服しておった次第でございます。 同時に、先ほど来述べておられますことはほんとうに私どもも十分考慮に入れて、月並みな表現でございますけれども、前向きに考えていかなければ相ならぬことである、しかも緊急なことであるという感じがしております。 御質問の内容は、酪農家の多額の借入金をかかえて経営が非常に苦しい、このような現状を踏まえて、今後の金融対策その他を示せ、こういう御趣旨でもあったように承るのでございますが、酪農は現在構造改善を早急に進めなけれ……
○中尾政府委員 的確にお答えする努力をいたします。
【次の発言】 先生の御質問は、最近の酪農の危機問題というものを率直にどのようにはだで受けとめておるかという御質問と思うのでございますが、乳用牛の飼養頭数は、昭和四十七年二月には、飼養戸数の著しい減少もありまして、戦後初めて前年の水準を下回ったことは、先ほど申し上げたとおりでございます。また、生乳生産は、四十七年には二%の伸びと、近年ではかなり低滞しておりまして、乳廃牛の屠殺も前年と同様に高い水準を示しているところから、酪農の前途について、先生のおっしゃるとおり、危惧の念を持つ向きも十分あるわけでございます。しかしながら、考えてみますると、一戸……
○中尾政府委員 白ろう病の問題のやりとりを聞いておりまして、まさに先生の御指摘のとおり、国有林の従事者であれ、また民有林の従事者であれ、同じ人間並びに日本民族同士がこれをやっているわけでございますから、ただ民有林の白ろう病にかかっておる方々の被害の申し出が非常に寡少であるという、御指摘のとおりであるということになりますと、これは、したがって民有林にすべて労働力を委託するというようなことは人道上の問題であるという御指摘はよく理屈としてわかるのでございます。そういう意味におきましては、国有林も民有林もともども、十分その労働力の問題は検討して対処していかなければならない問題であるということを率直に感……
○中尾政府委員 生産目標などの取り扱いをどうするかという御質問かと思いますが、少しくお答え申し上げたいと思います。 昨年農林省が生産目標を作成したのは、農政の基本方針といたしまして、食料自給についての具体的な考え方を打ち出す必要性が高まってきたからでございます。また、土地改良長期計画及び新長期経済計画の策定のための基礎といたしましても長期展望に基づきます生産目標を明らかにする必要がありまして、農林省におきましてはこれを農林行政の指標、指針として取りまとめたものであります。必ずしもこれは閣議決定を行なわなくてもその目的は十分達成できるという方向づけで農林省が考え上げたわけでございます。 しか……
○中尾政府委員 ちょっと質問の要旨が聞き取れなかったのでございますが……。
【次の発言】 この問題につきましては、ひとつ食糧庁のほうに答えさせようと思っておりますが、需給の価格の安定をはかっていくということと解釈しております。
【次の発言】 むつ小川原地域の開発といいますのは、わが国の工業が三大湾の地域に集中して、それを分散させるということが必要であるということから、今後のわが国の発展のために新たな工業適地を探したところから、このむつ小川原地域が適当であるということの結論に至りまして、新全国総合開発計画、すなわち新全総の開発計画において、遠隔地の臨海工業地域の基地の候補の一つとしてこれが取り上……
○中尾政府委員 先生御指摘のとおり、今回の農林予算の中の一つの台風の目と申しましょうか、画期的なエポックメーキングのものといたしまして、農村環境整備事業、先ほど先生の御指摘のとおりの形が生まれたわけでございますが、御指摘のとおり、これを思いつきだという表現で言われるのにはいささか次元の違う問題でございまして、もうとうにこの問題だけは、農村のいまからの第二の改革期、開拓期に対しては必要なことではないかということからできていったものと思うのでございます。 御承知のとおり、農村の生活環境というものにつきましては、遺憾ながらいままで都市と比較しまして相当の格差と立ちおくれが見られるわけでございまして……
○中尾政府委員 先生の御指摘のとおり、この問題はいささか不手ぎわな点も当局としても十分に反省しておる点でございまして、申しわけなく思っておる次第でございます。 飼料が値上がりしたということは、飼料問題のみならず、昨年来ありとあらゆる問題にこれが波及しておったわけでございまして、しかも私どもの目算し得なかった、先ほどの瀬野先生のおことばの中にもございましたような国際事情の需給関係等もこれまたからみ合って、私どもの予期せざる問題も起こってきたわけでございまして、そういう点も十分にいまからも反省をし、前向きに考慮して解決していかなければならぬ問題だ、含めまして責任を感じておる次第でございます。
○中尾政府委員 るる長官が四点にわたりまして述べましたように、私どももその方向づけの中で指導していきたいと思っておるのでございますが、特に私に対しての御質問は第四点、自主的な判断を持ってもっと農林省が地域の公害の問題に対してもやっていくべきではないか、こういう仰せでございますが、まさに先生の御指摘のとおりでございまして、それはますますこのように多角的にあらゆる問題が煩瑣に起こってくる現時点におきましては、農林省がもっと自主性を持って、自主的な判断に基づいた指導方針で介入していくべきところは介入をしていくということに私もほぞを固めておるつもりでございますし、農林省もその方針でいくつもりでございま……
○中尾政府委員 先生の御趣旨は先ほど来、また同時に、従来お持ちになっておりまする見解はよく私も承知しておりますので、十分その見解を取り入れまして反映していきたいと考えております。同時にまた、農協の性格がいささか逸脱的ではないかという御指摘でございますが、そういう問題点に対しましても、るる討論が行なわれましたとおりでございます。十分先生方の御意見も反映をしていきたいと考えておる次第でございます。
○中尾政府委員 美濃先生の先ほど来、からだをもっていろいろと御研究をなさりましたそういう成果も合わせまして、事務当局とも十分に詰めまして、実態に即した方向で検討したい、こう思っております。
【次の発言】 お答え申し上げたいと思います。
北海道におきます酪農経営農家の負債内容というものにつきましては、実態的に、先生、先ほど御指摘の点もございますけれども、十分それを勘案しながらも、まだ幾つか不明な点が残される場合もあろうかと思いますから、そういう点は実態調査に関して、昭和四十七年一月及び昭和四十八年一月現在で、北海道が全酪農農家を対象としました悉皆調査及び地帯別に抽出調査を実施いたしまして、目下……
○中尾政府委員 先生から非常にかいつまんだ、なおかつ要点を得ました最近の見通し等もお話しをいただきましたので、かいつまんでお答えさせていただければありがたいと思います。 わが国の農業を取り巻きます内外のきびしい情勢の中で、わが国農業を近代的農業として確立し、国民食料を安定的、効率的に供給しながら、農業従事者の所得と生活水準の向上をはかるためには、農業構造の改善を基本として生産性の高い農業を育成することがきわめて重要であると考えております。このため、今後十カ年にわたります新しい土地改良長期計画に基づきまして、農業生産基盤の整備を計画的に進めるとともに、農業団地の育成、農業構造改善事業の推進、集……
○中尾政府委員 先生御指摘のとおり、保安林の解除の問題をめぐってはいろいろ問題が起こっておることもるる聞き及んでおります。しかし、何はともあれ、その保安林の解除の問題点は、国家の立場だけでなく、地元住民の意見を十分聴取したり、あるいはまたどういう形において解除すべきなのかということを現行法に基づいて十分調査をした上で考えていくべきである。この基本方針は一貫して変わっておらないと思うのでございます。いまからも存分に注意いたしまして、それでなおかつ足りない点がありましたならば、これは当然森林法の改正とかまたいろいろの問題にも波及するかと思いますけれども、しかし、現行法に基づきまして現在の森林を守っ……
○中尾政府委員 露地野菜はなぜ対象にできないかというようなお問い合わせだと思うのでございますが、露地野菜につきましては、その品種や銘柄が多様にわたっているだけでなく、一般に作付面積、作柄及び価格の変動がまことに大きいことは御存じのとおりでございます。また経営の格差も非常に大きく、危険の態様もさまざまであるというような理由から、引き受け、料率、さらにまた損害評価等の適正を期する上でいろいろ問題が山積するわけでございまして、これを対象として共済制度を組むということは、従来のような仕組みではなかなか困難なことである、こういうような考え方に立脚するものでございます。
○中尾政府委員 十分検討いたします。
【次の発言】 共済問題は非常に複雑な問題の要素がございまして、担当官でありまする内村経済局長から明快に答えさせます。
【次の発言】 瀬野先生の御指摘のとおり、この問題には鋭意努力をして取り組んでいきたい、こういう考えを持っております。
【次の発言】 稲富先生の御質問にお答えいたします。
いまからの御質問に対しまして、この共済問題、まことに専門的な問題になってまいりました場合、これはまたひとつ局長にも答えていただくという立場があろうかと思いますが、大臣におきましても、この附帯決議の問題につきましても、おそらくこの意思は十分尊重するという、言い方はいささかも……
○中尾政府委員 先生の先ほどから述べられたその線で努力いたしたいと思っております。
【次の発言】 全くそうだと思います。
【次の発言】 いま日本の経済の流通機構が一番基本的な問題になっておる、これはもうまさに先生の御指摘のとおりだと私は思うのでございます。あらゆる省力化をしながら農村が実際世界に冠たる良質の野菜、果樹をつくっておるにもかかわらず、値段がまさにそれに値しないだけの価格でいわゆる消費経済をまかなっておる、これじゃやっていけないじゃないかという御指摘は、私ども目下の課題として急務だという気持ちで取り組んでおるわけでございます。やはり流通機構そのものにたいへんな問題があるということはも……
○中尾政府委員 確かに先生の御指摘のような問題点もあろうかと思いますけれども、同様にまたニクソンは、九月以降はこの問題については積極的に解決する用意があるとも言っているわけでございます。私は先生と農林省との当初のやりとりは聞いておりませんでしたけれども、私が出席してからのやりとりの中におきまする農林省側からの回答というものは、私も妥当なものである、こういう考え方に立っておりますので、この問題は、もちろん、何といいましょうか、非常に悲観的に考えるならば、悲観的に考える要素もないわけではございませんけれども、必ず打開の道はあるというように心強く解釈しておる次第でございます。
○中尾政府委員 先生から先ほど来御指摘を賜わっておりますように、このゴルフ場の問題というのは、基本的に考えてみますれば、ゴルフ場というのはあってもいいと思うのです。特に日本の国民のレクリエーションの場と申しましょうか、文化国家の中における健康管理その他を考えましても、ゴルフ場というものはあっても悪くはないものである。しかし、先ほど来先生が御指摘のように、それは必要以上にあってもいいものだろうか。たとえば全部合わせますと十五万ヘクタール、東京都がそのまま全部ゴルフ場になる。狭隘な、しかも限られた土地の中で、そうでなくとも土地が非常にとうといという中で、山林原野までもくずしてゴルフ場にしていってし……
○中尾政府委員 全般的な御質問のようでございますので、全般的にお答え申し上げたい、こう思うのでございます。 特に昨今の国際需給と国内需給についての見通しが甘いのではないか、あるいは食い違いそのものがあるのではないかという御指摘と同時に、それに対する全般的な見通しについて返答せよ、こういうことでございますが、まず、飼料の問題につきましては、米国におきましてのトウモロコシ、コウリャン等の一九七二年度、七三年度における需給は、七二年秋のトウモロコシやコウリャンの生産が豊作ではあったのでございますけれども、ソ連、中国等の飼料穀物の大量買い付けというものが急遽出てまいりましたために、かなりタイトである……
○中尾政府委員 農協において労使紛争が多発しておる要因は一体どういうところにあるのかという御質問かと思いますが、おそらくそれは、賃金かあるいは合理化かあるいはそれ以外のものに原因があるのかというようなことになろうかと思いますので、簡単にお答え申し上げたいと思います。 単協におきます労使紛争の原因について調査はございませんけれども、中央会、経済連、共済連、信連、御承知のように、連合会といっておるグループでありますが、百八十五における昭和四十六年九月から四十七年八月までに発生した労使紛争の原因を農協労働問題研究所が調査したものを見ますると、次のとおりになります。 連合会等で争議行為がありました……
○中尾政府委員 先生の御指摘の内容はよく私どもも理解のできるところでございまして、十分その公益性を重視いたしまして、今後とも研究課題にしていきたい、こういう考え方でございます。
【次の発言】 これは農林省だけの問題ではございませんで、国全体としての広い視野で防衛上の問題としてもとらえなければならぬ問題でもありますし、一がいにここで答えるというわけにはいかないだろうと思うのであります。ただ、私どもこの農林省の問題を、小乗的にとらえましても当然のことでありますが、国有地の中に三十二カ所、これは不当であるか、あるいは妥当であるか、これは十分私どもとしては検討していきまして、そしてこれが当然話し合いの……
○中尾説明員 すでに御案内のとおり、七日から米審が始まっておるわけでございます。本日その答申の予定になっておるわけでございますが、その諮問に関しまして少しく総務部長をして説明を申し上げたいと思う次第でございます。
【次の発言】 國場先生の御質問は、特に沖繩におけるサトウキビを振興していくに際して、政府の具体的方策と申しましょうか、そのような御質問にとってよろしゅうございますか。
【次の発言】 サトウキビはもうすでに御指摘のとおり、亜熱帯性気候の沖繩に適し、沖繩農業の基幹作物として重要な地位を占めているために、本土復帰後直ちに沖繩県を甘味資源特別措置法に基づく生産振興地域に指定して、原採苗圃の設……
○中尾政府委員 先ほどから、江藤先生並びに農林省、大蔵省、さらにまたその関係当局からのいろいろの話のやりとりを聞いておりまして、まだこの話は十分に詰まっておらないなという感じがいたしました。これはさっそくきょう、この委員会終わりましてから、私もさらに事務当局に厳命をいたしまして、この問題点における先生の、先ほど来非常に正義感に立脚された、なかなかごりっぱな考え方をそのまま十分にいただいて、それをもとにひとつ勉強しろということを申しつけたい、こう思っております。 それからまた、さらに商社の件でありますけれども、まあこれは、いろいろの悪徳商社もたくさんおりますが、まだこの問題の原因追及の面におい……
○中尾(栄)委員 このたび大変な被害の問題が突然変異的に起こったものですから、同僚委員の皆さん方に御報告かたがた、被害状況を説明いたしまして、さらに、でき得べくんば農林省挙げて御高配を賜るべく御陳情も申し上げたい、こういう意味で、この委員会のトップバッターに立たせていただきましたことを厚く御礼申し上げたいと思います。 実は、実情を概略説明いたしますると、去る六月十五日の午後、甲府市を初めといたしまして、山梨市、塩山市、中巨摩郡龍王町、敷島町というようなぐあいに、大体約十三カ町村がひょう害の大災害に遭ったわけでございます。これは何も山梨県に限りませんで、実は青森県、島根県、千葉県、鳥取県におき……
○中尾政府委員 昭和四十八年度農林関係予算の説明を申し上げたいと思います。 昭和四十八年度農林関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 最初に、各位の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、予算の裏づけとなっております農林水産業施策の基本方針について申しあげます。 まず、農業についてであります。農業は、国民の必要とする食料を安定的に供給するという重要な役割りを果たしており、また、農業が営まれている農村は、国土の大部分を占め、国民の約半数が住んでいる地域であって、そこでは緑と国土を保全しつつ農民を中心として健全な地域社会を形成しております。私は、このような農業と農村の健全な発展……
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