このページでは林義郎衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○林(義)委員 大臣がお見えになりませんから、大臣に対する御質問をちょっと後にいたしまして少し話を進めさしていただきます。余り時間がないようでございますから、きょう全部できるかどうかわかりませんけれども、できるだけ簡単に問題点だけ出しまして御質問申し上げます。政府の方もひとつできるだけ簡単に要領よく御答弁のほどをお願いしておきます。 この大陸棚協定、大変長く国会にかかっております。もう早く上げなければならないということは確かであると思いますが、いろいろな議論が私はあると思うのです。一つの議論といたしまして、わが方の国会承認がこれ以上遅延する場合には、韓国の日本政府に対する不信感が高まり、わが……
○林(義)委員長代理 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 島本君、お約束の時間が参りましたので、質問をおまとめいただきたいと思います。
【次の発言】 水田稔君。
○林(義)委員 石原長官、体制内革新ということでいろいろと新しい考え方を持っておられますし、きょうは特に公害委員会で、これからの公害行政は一体どういうふうにあるべきかという問題意識で御質問を申し上げたいと思うのです。 それは、四十六年に公害国会というのがございまして、十四の法律を非常な短期間で成立させました。当時は高度成長の終えん期というか、その時期にありまして、高度成長のひずみというものが非常に言われておった。そうしたところに対するひずみ是正ということから、公害対策を早急に充実していかなければならない、こういうふうな考え方でスタートしたわけであります。自来六年間たったわけであります。その間……
○林(義)委員 先日の質疑に引き続きまして、NOxの環境基準の問題を中心にいたしまして、公害行政の基本問題とも言うべき問題について質問を行いたいと思います。 この前の質問のときに、環境庁の行った環境影響調査につきましては、そのデータの信頼性、有症率との関係につきまして、大臣から、それはサゼスティブであるというようなお話またはシグニフィカントであるというようなお話がありまして、そういった点が私も御指摘申し上げましたとおり問題になっているところだと思いますし、また、WHOの報告につきましてもいろいろ議論がある点を御指摘申し上げました。 その問題に関連いたしまして、〇・〇二という環境基準値でござ……
○林(義)委員 私は、この前から引き続いてNOxの問題を中心といたしまして、環境基準の問題を議論をしてまいりました。私は、少し具体的な例を挙げて、この前お話を申し上げましたことにつき、政府当局の御見解を承りたい、こう思うのです。 それは、先回の最終のときに申し上げましたとおり、日本においては石油危機という問題が大きくクローズアップされてきております。むしろ石油危機の問題というよりは、エネルギー危機の問題だろう、こう思うのであります。一週間ほど前の新聞でございますが、電力需給が非常に逼迫をしてきておる状況にある、特に北海道それから中部というのが非常にむずかしい状況にあるということでございますが……
○林(義)委員 永田委員からの御質問がありましたから、私はそんなに長い御質問はいたしません。
この八日から十七日までの間、隔日ごとに五日間にわたってエアバスのテストフライトを実施したのです。このエアバスという大型機の導入に伴う環境に及ぼす影響の評価が実施されたが、恐らく私は環境影響評価という形でこんなに大がかりなことが行われたのは世界で初めてのことだろう、こう思うのです。環境庁、もしもほかでエアバス導入についての環境影響評価をやったという世界的な事例があったかどうか、お知りでしたら御答弁ください。
【次の発言】 今回の問題は大気汚染の問題ではなくて、むしろ騒音問題と大気汚染の問題との関係をど……
○林(義)委員 先般来、当委員会でNOxの問題につきましていろいろ御質疑を申し上げました。その問題について再度議論をいたしたいと思いますが、たびたびの長官の御答弁では、問題は、健康の問題をどうするかということだったと思うのです。健康を第一にこれからの政策を推進していかなければならないということは当然のことである。私は、この健康というのは一体何であるかということを少し取り上げてやってみたいと思うのです。これと関連しますので、NOxの問題を離れまして、まずカドミの問題について若干の質疑もいたしておきたいと思うのです。 公害問題では、カドミなり、最近長官が水俣に行かれましたけれども、水銀の問題もあ……
○林(義)委員 一昨日、私も質問申し上げましたが、もう一つNOxの問題について落としたところがありましたので、この点をもう一遍確認をしておきたいと思います。 それは、四月十二日にも質問いたしましたが、環境濃度の測定器の精度の問題であります。そのときの答弁では、フルスケール〇・一ppmのものができているというお話がありました。しかし、調べてみますと、どうもこれはまだ実用化の段階になっていない、もちろん量産化をしているわけではないのでありまして、相当誤差の大きい測定器では、〇・〇二などというようなきわめて微細なものをはかるのにはなかなかむずかしい問題があると私は思うのです。したがって、その誤差の……
○林(義)委員 独占禁止法の改正案が、政府提案及び野党の方からも提案がございます。野党の方の御提案につきましても私は拝見しておりますし、これにつきましてのお考えもまた聞かせていただきたいと思っておりますが、きょうはそこまでの時間がどう考えてもないようでございますから、まず、政府案の方から質疑をさせていただくことにしたいと思います。 質疑に入るに先立ちまして委員長にお願いがあるのですが、本法案は五十年の国会におきましても審議がされました。私もそのときに質問に立ったわけでございますが、そのときには私は質問を留保にしてあるのです。私は留保にされたままで実はあの委員会で採決をされたというようなことに……
○林(義)委員 参考人各位にはきょうはわざわざお越しいただきまして、貴重な御意見をいただきまして、心から御礼を申し上げます。 独禁法というのは経済憲法と言われておりますとおり、お話も大変に哲学的な話からいろいろと御意見がありまして、私も非常に注意深くお話を聞いておりました。 私は、まず委員長にお尋ねをしたいのですが、本日の委員会の日程についてであります。 きょうは参考人に来ていただいてこれだけ貴重な御意見を聞きました。参考人を呼んで聞くということは、当然、これを委員会の審議に反映させるということだろうと思うのであります。ところが、新聞を読みますと、何か、きょうにはもう話し合いがまとまった……
○林(義)委員 いまの委員長のお話でございますと野党の御提案は下げられたというお話でありますが、実は、きょう私は野党の方にお尋ねをしたい、また御意見を伺いたいと思っておりました。本当は国会でいろいろ議論をした方がこの独占禁止政策というのはいいと思っておったのです。そういうふうな機会がなくなりましたのは非常に残念でございますが、これは今後またこの商工委員会を通じまして私はいろいろ議論をしていかなければならない大問題だと思うのです。 したがいまして、この法案の審議にかかわらず、日本の経済体制、自由経済体制の中におけるところの競争対策の取り上げ方というものは当委員会として十分に議論していかなければ……
○林(義)委員長代理 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
○林(義)委員 今国会におきます当委員会での質疑を始める前に、私もきょうは具体的な問題で質疑を行いたいと思っておったのですが、昨今の新聞に石原長官の御発言がいろいろとにぎにぎしく報道をされております。公害対策基本法の中での経済との調和条項をやったことは間違いであったとかいう話とか、大臣という仕事はくだらないとか、いろんなことを新聞で書かれておりますが、私は、新聞でいろいろ書かれていることは書かれていることで、その報道自体がどうだということを言うわけではありませんが、やはり環境行政を進めていくについて基本となる考え方というものはあるだろうと思うのです。それはやはり法律的には公害対策基本法だろうと……
○林(義)委員 参考人各位には、お忙しいところわざわざ御出席いただきましてありがとうございました。質問を始める前に、まず心からお礼を申し上げたいと思います。 陳述の順序でお尋ねをいたしますが、徳永参考人にお尋ねをいたします。 先ほどちょっとお話がございましたが、経済界では、現在の不況下で、本制度の重い負担にたえがたくなっているという不安もあるというお話がありました。私もそういうお話は聞いておりますが、経済界を代表する立場から、一体この点をどういうふうにお考えになりますか、という点が第一点です。 次には、NOxを賦課金の対象とすることにつきまして、いろいろと御意見がありますが、この辺につい……
○林(義)委員 きょうは私は、公害健康被害補償制度についで若干の質問を行いたいと思います。 この制度につきましては、当委員会でも、いろいろと問題のあるところが野党の諸君からも種々論議をされてきたところであります。 そもそもこの制度は、被害救済の迅速化を目的として、昭和四十八年の十月に制定され、以来環境庁並びに関係各位、各方面からのいろいろな御努力によって、指定地域内の多数の認定患者に対する補償給付等を通じて、疾病の軽快、治癒の促進が図られてきたことは、環境行政に関心を持つ者として、非常に喜ばしいことだと思うのです。率直に言って、この制度は、世界的にも例を見ないような制度でありますけれども、……
○林(義)委員 日韓大陸棚の法律案に関しまして質問するに当たりまして、まず通産大臣に最初にお尋ねいたしたいのですが、きょうの東京為替市場、相場が幾らになりましたか、御存じでございましょうか。
【次の発言】 私の知っておるところでは、寄りつきが二百四十六円五十銭で、昨日のニューヨークの市場の相場と同じでありますが、始まりまして、終わり値は二百四十七円五十銭と少し持ち直しておるということであります。ただ、大変に為替相場が変動しておる。早急に円対策でいろいろおやりにならなければなりませんが、基本的には、国際的に為替市場が動いているというのは国際経済が非常に動乱をしておることだろうと私は思うのです。そ……
○林(義)委員長代理 次回は、来る十五日火曜日午前十時理事会、午前十時三十分から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後五時五分散会
○林(義)委員長代理 中江局長。(馬場(昇)委員「外務省じゃないですよ。ぼくは国務大臣たる田中さんに聞いているんですよ」と呼ぶ)委員長からの指名に基づいて発言をしてください。――ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
田中大臣。
【次の発言】 午後二時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十分休憩
○林(義)委員長代理 参考人各位には、御多忙中のところ本委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。心から御礼申し上げます。御退席いただいて結構でございます。
【次の発言】 鹿野道彦君。
○林(義)委員長代理 この際、岡本富夫君の関連質問を許します。岡本富夫君。
【次の発言】 次に、長田武士君。
○林(義)委員 私は、ただいま議決されました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たって、次の諸点につき適切な措置を講ずべきである。 一、昭和五十五年以降における費用徴収方法については、汚染の原因者負担の原則にのつとるとともに、発生源の公害防除の努力が十分反映されることを重点においた方策の確立に努めること。 二、第一種地域におけ……
○林(義)委員 瀬戸内海法は五年前に議員立法でつくった法律です。当時は緊急措置法ということでつくりまして、全体で千七百トンのCODがありましたのを、その中で三百五十トンの生活排水は除いて、残り千三百五十トンを半分にしようということで始めたわけです。五年間で大変な成果が上がったと思うのです。現在では約五百トンが産業排水、四百五十トンくらいが生活排水のCOD負荷量だと思うのです。 これから進めていくためにはいろいろなことを考えていかなければなりませんが、生活排水、産業排水それぞれのいろいろなことを考えていくに当たりまして、何のためにやるのかということを私たちは考えなければならないと思うのです。そ……
○林(義)委員 瀬戸内海を昔のようにタイやサワラが銀鱗をはねて躍るような海にしたい、これはひとしく瀬戸内海沿岸に住む住民の願いであります。そういった気持ちから、昭和四十七年に公害対策並びに環境保全委員会で委員長提案という形でもって瀬戸内海環境保全臨時措置法を策定いたしました。当初の法案は、私も当時の立法に参画いたしましたけれども、その当時は瀬戸内海は死の海になるのではないかという危惧さえありましたし、お互い国会議員として環境問題に熱意を持って取り組んだわけであります。法案は、まさに臨時措置法でありまして、三年の間において実施をすべきことについて緊急性のあるものだけを取り上げてやった法案でござい……
○林(義)委員 きょうは、当委員会におきましては、窒素酸化物、NOxの環境基準の問題について各党から質問をするということに相なっております。 この問題は、長年の懸案であり、実は環境行政の基本問題に関することだと思うのです。政府の方におかれましても、この環境基準の見直し作業を、時間をかけて、中央公害対策審議会に付議して判断条件その他の問題を議論していただかれましたし、今度は政府の方の問題として、中公審の答申を受けて政策的な判断を下すべき時期にいまや来ていると思います。 そうした意味で私は、まず大臣にお尋ねをしたいのですけれども、いままでの環境行政の中で一番問題が紛糾していた問題はこの問題であ……
○林(義)委員 参考人各位には大変にお忙しいところを当委員会のために御出席いただきまして、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。 時間が余りありませんので、簡単に御質問申し上げますが、まず山形参考人にお尋ねをしたい点は、先ほどいろいろお話ございましたが、現在、鉄鋼業というのは約一億トンぐらいの生産規模であり、設備能力一億五千万トンぐらいであります。でありますが、これ一体、将来、世界的に鉄鋼というのはどうなるのかという点。やはり日本の鉄鋼業というものは日本の産業を支える上におきまして大変重要な役割りを持っていると私は思いますし、いまでこそ非常に国際競争力があるということでありますが、……
○林(義)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま提出されました決議案に対し、反対の討論を行おうとするものであります。 決議案の趣旨は、現在、審議会に諮問されている事項につき、委員会の決議をもって適切でないということにあり、これがその論旨の骨格となっていると考えます。 そもそも畜産物価格については、立法府の意思により、すでに法律をもって、農林大臣は審議会の意見を聞いた上価格決定をすべきであるとしているにもかかわらず、本決議案によると、審議会の意見を拘束することにもなりかねないのであります。これは立法府の意思が矛盾した二つの意思を表明することになり、このような不見識なことを当委員会として決……
○林(義)委員長代理 芳賀貢君。
○林(義)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、その指名により、私が委員長の職務を行います。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
すなわち
一、農林水産業の振興に関する事項
二、農林水産物に関する事項
三、農林水産業団体に関する事項
四、農林水産金融に関する事項
五、農林漁業災害補償制度に関する事項
以上の各事項について、衆議院規則第九十四条により、議長に対し、国政調査の承認を要求することといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○林(義)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、その指名により、私が委員長の職務を行います。
農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島田琢郎君。
【次の発言】 芳賀貢君。
【次の発言】 野村光雄君。
【次の発言】 神田厚君。
【次の発言】 津川武一君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、島田琢郎君外五名から、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブの共同提案に係る昭……
○林説明員 今般、はからずも大蔵政務次官を拝命いたしました林義郎でございます。 大変なときでございますし、職責の重大さをひしひしと痛感しております。浅学非才、微力でございますが、全力を傾けて職務の遂行に当たる所存でございます。よろしく御指導、御鞭撻のほどを心からお願い申し上げます。(拍手)
○林(義)政府委員 貝沼先生のお話でございますが、いま通産省の方から答弁がございましたように、大体骨格はできておりまして、法制局やその他のところと打ち合わせをする、どちらかというと法文のささいな点につきましての相談をするということでございまして、この国会で産地中小企業対策臨時措置法を出すことにつきましては、政府の方としては確定しておりますし、三月の上旬には出せる、こういうことでいまやっておるところでございます。 法案の取り扱いにつきましては、従来からもそうでございますが、租税特別措置法は、いつも三月三十一日というのが大体期限切れの法案ということでございますし、同じ国会で出す法案では、後で法案……
○林(義)政府委員 私からお答えしますが、大島先生もそうですが、私も井藤先生の財政学をかつて学んだことのある生徒であります。井藤先生の御説もありますが、やはり法人税というのはいま主税局長から御説明しましたように、経済の実態に合ってやらなければならない。一つには、日本の成長ということになりますと、技術革新その他のもので相当なものが要るということがある。それからもう一つは、累進課税をとりますと法人の数を非常にたくさんにしてしまう。大きな会社を税を免れるために小さくして分割してしまうということも可能である。そういった点からして実際問題としてなかなかできないのではないだろうか、それが先ほど局長から答弁……
○林(義)政府委員 ただいま食糧庁長官及び農林政務次官からお答えをしたところに尽きると思うのです。やはり米というものが国民の基本的な食糧である。これが非常な価格の高騰を来したり、その生産が非常に変わったりするということは、日本の国民生活を守っていく上におきまして非常な重要問題だと私は思うのです。そうした意味で、やはり政府が食糧管理制度の基本を維持しながらこの体系をずっと維持していくということは非常に大切なことだと思うのです。そうした意味で、やはり物的な意味での需給の調整というものも必要でありましょうし、またプライスの面におけるところの調整というものもやっていかなければならない。そうした意味で、……
○林(義)政府委員 いまの先生のお話、私も聞いておりまして、特に最近、公務員の中でぽっくり死んでしまうという方が多いのですね。仕事が非常に激務であったということがありまして、急に亡くなってしまうという方も大分出ているようであります。それから亡くならないまでも、心身に対して相当な影響を受けるというようなことがあります。やはり現代病というかストレスというような問題をどうするかというのは、私は新しい医学でいろいろ解決をしていかなくてはならない問題だと思いますし、いま人事院の方から素因という話がありましたけれども、やはりいろんな点で素因というものを考えていくことが必要だろうと思いますし、やはり病気の因……
○林(義)政府委員 池端さんの本会議での御質疑は、私も注意深く聞いておりました。 基本的な考えとしては、税負担の一般的な引き上げというのは国民の理解を求めなければならないことは当然のことでありますし、その前提として、歳出の合理化と税負担の公正確保に従来にも増して厳しい態度で取り組み、政府みずからが財政健全化に取り組む決意と姿勢とを、具体的な事実をもって国民に示さなければならないことは当然のことだと考えております。 このために、歳出の節減合理化につきましては、今年の予算におきましても種々の努力を払ったところでございます。また、税負担の公正確保につきましても、格段の努力を払っておりまして、先般……
○林(義)政府委員 大変尊敬しております竹本先生から御質問でございますので、私も誠意をもって申し上げたいと思うのです。 財政の状態は本当に大変な状況にありますし、この前からの当委員会でのいろいろな御質疑を通じましても、一歩間違えばインフレの谷間に落ちるし、一歩間違えば国民に大変な負担を及ぼすというような状態であると私は思いますし、この財政の運営こそがインフレ対策の中で一番大きな問題だろうというふうに考えております。数字を挙げますと非常にむずかしい状況ばかりでございますが、これを何とかやりのけて、国民の生活の安定のために最大の努力を傾けるのがわれわれの責務であろう、こういうふうに思っております……
○林(義)政府委員 いまいろいろお話がございましたし、たばこが健康に有益であるなどということはないと思うのです、有害だというのですが、これはいろいろ私は考えていかなければならない問題がたくさんあるだろうと思うのです。ニコチンタールその他の問題がありますし、それからきのうも参考人の意見がありましたけれども、NOxの話があったりいろんな問題がありますから、そういったものを私は総合的に考えていかなければならない、これはやはり公衆衛生という立場からいろいろ考えていくべき問題だろうと思うのです。 ただ現実の問題としては、これは長い間吸われているものでありますし、この委員会でも、この審議をしておる間でも……
○林(義)政府委員 伊藤さんのお話でございますが、年金は国家公務員や地方公務員、公共企業体、それぞれあるわけであります。それを一堂に集めてやるということで今回、この懇談会が設けられましたし、お話しのように非常に精力的なお話し合いがあったと思います。 御説のように大変多くの人を相手にしている年金の制度でございますから、国民的なコンセンサスを求めるということはぜひ必要でありますし、審議を十分尽くしていくということは考えていかなければならない、こう思います。また、これからどうするかというような問題につきましても、私は基本的にはやはり前向きに考えていっていいのじゃないかと思うのです。ただ、それぞれの……
○林(義)政府委員 いまの御質問でございますが、銀行の検査というのは、やはり信用の維持という観点もございますし、その結果を全部公表するということは、先生もよく御承知のとおりなかなかむずかしい問題があると思います。そういった意味で、どういう形で御報告するか、その点も含めまして検討させていただきたい、こう思います。
【次の発言】 沢田さん、いまお話を聞いておりまして、実はかつてゴルフ場法というのをつくろうというふうな話がありましたですね、あのときもそんな議論をしたことがあるのです。私は銀行でどれだけの資産に評価するかどうかというような問題は、もう少し――一律に会員権だからどうだという話になかなかな……
○林(義)政府委員 私は特許庁に勤めたことはございません。ただ、いま弁理士と弁護士との関係、それから公認会計士と税理士との関係を御質問でございますが、見ておりまして、先生御承知のとおり、特許事務というのは非常に法律になじむものが多いのだろうと私は思うのです。私もいろいろと民間の方に特許庁に話をしてくれとかいうことがよくありますが、大体弁理士さんなり弁護士さんにお願いをしてやっていただく。非常に法律的にむずかしい問題がたくさんございますから、そういった仕事の内容からいたしまして、弁護士は当然に弁理士の事務ができるのだ、こういうふうな形になっているのだろうと私は思うのです。公認会計士と税理士という……
○林(義)政府委員 お答えいたします。 先生御指摘のとおり、税理士審査会というのは大変重要な役割りを果たすのだろうと思います。これの第一条の目的にありますような税理士の使命を規定いたしましたし、税理士がりっぱな使命を達成するためにいろいろやっていかなければならない。しかも、そのことに対して違反をした場合に懲戒処分をするわけでございますから、やはり税理士の職業にもよく精通しておるし、また一方におきましては、税務行政その他にも通じておるというような人を当然選ばなければならない。また、本人自身としても大変人格高潔であるということは当然のことであろうと思いますが、そういった観点からこの任命はいたさな……
○林(義)政府委員 阿部先生御指摘の問題でございますし、現総理の大平さんが予算委員会で答弁したことも承知申し上げております。それから、前々政務次官、前政務次官から、いろいろとこの委員会へ出まして御審議を賜っておることもよく承知しておりますが、査定というのは、いまのところでは、やはり郵政当局といろいろと御相談をしながらやっていく、こういうことでございまして、何しろ財政が大変な赤字のときであるから、各方面にいろいろ御理解をいただいてやっておるわけでございますし、一般の会計の伸び率ないしは一般のこういった種類の経常費の伸び率よりはるかに高いものを出しているということはぜひ御認識を賜りたい、こういうふ……
○林(義)政府委員 田中先生、この問題大変御熱心にやっていただきまして、新しい制度ができておりますし、この制度、実は当初予想された以上にわりと使われているので、私自身も喜んでいるところなんです。 いま郵政省の方からお話がありましたように、大学の範囲を拡大する、国民金融公庫法の施行令の改正をいたしまして、盲学校、聾学校、養護学校の高等部それから専修学校につきましてローンの対象学校になるようにいたすということと、また農業者大学校、水産大学校、海技大学校、航空大学校、職業訓練大学校、職業訓練短期大学校等につきましても同じような措置をするということでございます。 それから保証の問題、これも先ほど郵……
○林(義)政府委員 引き続きまして御説明を申し上げます。 次に、昭和五十二年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに昭和五十二年度国有財産無償貸付状況総計算書を、会計検査院の検査報告とともに第八十七回国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和五十二年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について申し述べます。 昭和五十二年度中に増加しました国有財産は、行政財産一兆三百四十五億六千四百二十五万円余、普通財産九千九百四十六億三千百四万円余、総額二兆二百九十一億九千五百二十九万円余であり、また、同年度中に減少しました国有財産は、行政財産二千六百五十八億五千百二十一万円……
○林(義)政府委員 借金を幾らでもしたら次から次へとやっていくということは、私は国民の風潮として非常に嘆かわしい話だと思うのです。先ほど只松さんからもお話がありましたが、入るをはかって出るを制すという東洋の思想がありますね、そういったやはり基本原則というものがどうも狂っているのじゃないかという感じが私はしてならないのです。その辺は、行政当局ではなくて、お互い政治家がやはり考えていかなければならない問題だろうと思います。自立心というか自己というものを立てていくというのは、そういった一つの規律というものが私は必要だろうと思いますし、先生の御説まことにごもっともなお考えだと思って、PRの点、一生懸命……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。