このページでは水田稔衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○水田稔君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案に対し、政府原案に反対し、昨日地方行政委員会において、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブ、五党の共同提案により、多数で可決されました修正案に賛成の討論を行うものであります。(拍手) 今日の地方財政は、借金の上に借金を重ね、地方財政冬景色と言われる未曽有の危機に直面しているのであります。 これは、一つには、長期にわたる不況とインフレに後手後手に回り、やることなすことすべてが裏目に出た政府の経済政策の失敗からきたものであります。 二つには、政府が、国、地……
○水田稔君 私は、ただいま趣旨説明のありました医薬品副作用被害救済基金法案について、日本社会党を代表して質問いたします。 わが国の医薬品の副作用による被害、いわゆる薬害は、薬事、医事の両制度の欠陥から、サリドマイド、キノホルム、クロロキン、クロマイなどの連続過剰投与によって、多くの悲惨な被害者を出してきたのであります。 ことに、キノホルムによるスモンは、アメリカで五名、イギリス九名、フランス八名、西ドイツ四名と、いずれの国も一けたの被害で食いとめているにもかかわらず、わが国のみが一万一千七名という世界に類例のない被害者を出したことは、政府が医薬品の製造許可に当たって、その有効性のみを判断基……
○水田委員 私は、マツクイムシの防除についての見解をお伺いしたいと思います。 鹿児島県から中・四国を経て近畿からさらにずっと北上してきておるマツクイの被害というのは、大変なものです。ところが、一方、空散による昆虫の死滅ということは自然破壊につながるということで、環境庁の長官のところにも大分押しかけておいでになる。そして、二月十四日の閣議で決まる予定が、長官も、この法案に反対する自然保護団体の意見を聞いてから決めた方がよい、こういう御見解で、閣議決定が延びて十八日になった。十人目には長官も同意されたと思うのですが、松がやられることも自然破壊、昆虫が――スミチオンというのはマツノマダラカミキリに……
○水田委員長代理 東中光雄君。
○水田委員 いま質問いたしました島本委員の質問に関連する問題をまず冒頭聞きたいと思うのです。 私、長官の答弁をずっと聞いておりまして、たとえば先般の答弁の中に団交のような形という言葉が出てきた。団体交渉というのは大変ルールをきちっと守ってやるものです。ですから、私はそういう中で、長官の環境行政に携わる姿勢というのは、やはり統治する側の中で理解しよう、そういう姿勢から、いままで起こる問題がずっと出ておるのじゃないか、そういうぐあいに思うのです。ですから逆に言えば、あの言葉から判断すると、私は必要なことは、団体交渉に行く労働者側あるいは住民運動をやっておるそういう人の立場に立った気持ちで、政府の……
○水田委員 いまの問題ですが、燃料ということより、飛ぶ距離によって燃料搭載量が大変違ってくる。だから荷重の問題として言っておるわけであって、ですから八日から五日間にわたってやる中で、荷重の条件が全く一定ということはないと思うのです。だから、その最大の場合、それから国内線で燃料搭載が少ない場合と、そういう条件があると思うのです。そういう条件などをそれぞれ出した形というのがやはり必要だろうと思うのです。そのことを申し上げておるわけですから、そういう点はどういうぐあいに運輸省と詰めておるか。 それからもう一つは、たとえばこの五日間の風向、風速というものが全体の年間を通じての風向、風速を示さないと思……
○水田委員 二月の十日に熊本県の知事並びに県議会議長から環境庁へ要望書が出ました。二十三日に特殊疾病対策室長が熊本県庁へ持っていった文書があります。発信人の名前がないわけでありますが、これは環境庁長官の回答と理解してよろしいですか。
【次の発言】 大臣の意思も入っておるじゃなくて、大臣がこういう回答をなさった、こういうぐあいに理解してよろしいですか。
【次の発言】 二十二日から長官は熊本へ行かれるわけでありますが、三月二十九日の県議会のいわゆる機関委任事務返上の決議というのは、これまでの県の努力に対する環境庁の答えがきわめて不誠意だということが大きな理由になっておる。そのことは御存じですか。
○水田委員 いま柑橘類のカビ防止剤としてOPPという薬品を使ったものを厚生省の方で検討して、間もなく食品添加物として許可するというような動きがあるわけですが、これに対して、環境庁側としてタッチすることができる面があるのかどうか、いまの法律上。まずその点をお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 いま環境庁がタッチする典型公害というのは限定されておるわけですが、実際には、かつて水銀農薬で大量に国土が汚染された。これは農薬ですから農林省の方です。赤潮の問題で燐が問題になっても、これは洗剤の関係ですから通産省の関係、あるいは食品添加物について言えば厚生省の関係、そしてそれが地域の環境を汚染するという……
○水田委員 時間もありませんので、ごく簡単に質問したいと思うのですが、私ども大阪へ参りまして一番痛切に感じたのは、エアバスを導入するしない以前の問題として、一体あれが人間の住むところか、それに対して国がどういうことをやってきたか、いわゆる周辺整備について十分なことがされてないということが一番住民の不満だ、こういうぐあいに受けとめて帰っておるわけです。 いま周辺整備機構をつくって整備をやっておるわけでありますが、十項目の約束をされた、いわゆる覚書ですね、これに基づいてあの整備を全部するとしたら、事業費は総額で大体どのくらいかかるとお考えか、まず聞かしていただきたいと思うのです。
○水田委員 環境庁長官、長官に就任されて後片づけの大きなものは水俣病の対策の問題、そして今国会では環境影響評価法案というのを出す、この二つだろうと思うのです。二月、三月のこの委員会を通じて三月二十二日の閣議にはぜひ閣議決定まで持っていきたい、こういうことであったわけでありますが、五月十三日の閣議で今国会提出断念、先日の十三日にその旨を答弁でここで申し述べられたわけであります。しかし、いま国民全体の健康、命の問題を考えるときに、このような状態では守り切れない、そういう心配を私はします。同時に、これまで長官がいろいろ外部で発言しておる問題等を考えてみて、大変遺憾であるでは済まない、けしからぬ話だ、……
○水田委員 まず水産庁の方にお伺いしたいと思うのですが、去る八月二十八日、瀬戸内海の東部、香川、徳島、兵庫の海域に昭和四十七年の被害に次ぐ大きな被害を出したホルネリアによる被害、この状況というのは漁民にとっても大変なことであります。私どもも八月三十一日に党の調査団で参りましたが、その後の最終的な被害の状況についてまずお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 漁民にとりましては、昭和四十七年に大変な被害を受けて、さらに四十八年油の流出事故、四十九年PCBによる魚価の暴落、そしてようやく立ち直りかけた今日、今度の被害を受けたわけであります。
その間、ずっと見てみますと、瀬戸内海については、一つは……
○水田委員 瀬戸内海環境保全状況の実情調査のため、議長の承認を得て、去る十月十九日から二十日まで二日間、岡山県、香川県及び広島県に派遣されました派遣委員を代表して、その概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、委員長島本虎三君、林義郎君、土井たか子君、古寺宏君、中井恰君、永田亮一君、瀬崎博義君及び私、水田稔の八名でありまして、ほかに現地参加として、委員池田行彦君、増岡博之君、上田卓三君、久保等君及び古川雅司君並びに地元選出議員多数の参加を得ております。 調査団は、十月十九日、まず岡山県に入り、岡山県庁において、県当局から岡山県における環境保全対策の概要について、倉敷市当局から倉敷市における公……
○水田委員 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。 最初に、経団連の徳永さんにお伺いしたいのですが、これは林さんの質問と同じようなことになるのですが、いま地域によって賦課金と給付の大変なアンバランスがあります。それは水島と大牟田が一番ひどい状態になっています。ことし一部賦課率の改正をやられたわけですが、なお大幅なアンバランスがあるわけです。そういう点について、業界としてどういうぐあいにお考えになっているか、まずお伺いしたいと思うのです。 それからもう一つは、NOxの問題につきまして、これは環境庁の研究、複合大気汚染健康影響調査、自動車沿道住民健康影響調査というものなどから、とるべきでない……
○水田委員長代理 次に、古寺宏君。
○水田委員長代理 平石磨作太郎君の質問は終わりました。 次に、近江巳記夫君。
○水田委員 四年にわたる長期の不況の中で、環境庁の仕事というのは大変大事な場面を迎えておると私は思うのです。特にことしは、昨年総理も提案を言いながら流れてしまったアセスメント法案の問題、さらにはこれはことしの十一月に切れるわけでありますが、瀬戸内海環境保全臨時措置法の後継法の問題などきわめて重大な問題を抱えておる。そういう中で、ともすれば、不況でありますから関係省庁の抵抗なり業界の抵抗というのは非常に強いことが当然予想されるわけであります。しかし、それだけに環境庁の仕事というのはことしは大変重大だと思うのです。 そういう中で、出発点として、豊かなことはいいことだということで、使い捨てを奨励し……
○水田委員 私の質問に入ります前に、午前中の島本委員の最後の質問に対して大臣並びに官房長からの答弁があったわけですが、水俣の問題というのは、これは、当時それだけの知見がなかったとは言いながら、生産だけを考え、国民の命と健康ということに配慮が払われなかった国の責任、これは法的な責任ということだけじゃなくて道義的な責任を含めて。そして不作為による違法状態がすでに一年近く続いておる、そういう中で、現実に患者が救済されないということの事態の中で起こった問題であるだけに、私は、島本委員か警察力を使わないようにと言う気持ちは痛いほどわかるわけでありまして、私は午前中の論議を聞いておりまして、大臣がやはり前……
○水田委員 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。 最初に古賀参考人にお伺いしたいのですが、先ほどの御意見の中にも、瀬戸内海沿岸というのが日本の生産量の相当部分を占めておる、しかも大変な閉鎖水域である、そういうことを考えますと、これはいまの状態の中から、当面の不景気の対策と同時に、これからの日本の産業構造の問題まで考えていかなければならぬと思います。そういう中で、そういう点を考えれば、瀬戸内海沿岸に工場をこれ以上立地したりあるいは埋め立てをするというようなことは私どもは考えるべきでない、もっと全体的な産業構造のあり方なり工場立地の場所なりを考えるところに来ておる、こういうぐあいに考えておる……
○水田委員 本州四国連絡橋の環境問題について御質問いたしたいと思います。 本四公団が環境影響評価書案をつくるに当たって、環境庁から環境影響評価基本指針、それから建設省から技術指針というのが出ておるわけであります。当然これに基づいてやられたと思うのでありますが、環境庁の方は、この評価基本指針を出されるに当たって、当然何らか基本になるものがあると思うのです。恐らく私は、中公審の環境影響評価制度専門委員会の出された「環境影響評価制度のあり方について」、これをもとにしてこういう指針を出されたんではないか、こう思うのですが、その点、いかがですか。
○水田委員 先ほどの島本委員の質問に対する答弁で、一つは、三次処理をやれば燐の除去はできる、こういうこと、それから厚生省の方では凝集沈でんをやればできるのだ、こういう御説明があったわけでありますが、実際にいまやっておる三次処理というのはそういうことをやってない。硫酸礬土を使った凝集沈でんをやれば燐の除去はできるということはわかっておるわけです。技術的には問題はない。問題は、水の処理に大変金がかかるということと、大量のスラッジが出るということ、その処理が問題だということで実際手をつけておらぬということです。ですから、いまやっておる三次処理というのは、われわれがもらっておるデータによると窒素、燐に……
○水田委員 ただいまの島本委員の質問に関連する伊達火力のパイプラインの問題について質問したいと思うのです。 これは成田の問題でも、千葉からのジェット燃料のパイプ輸送というのは住民の安全ということで大変問題になった問題であります。また、日本は砂漠の中をパイプラインを通すのと違って、農地あり、密集住宅地あり、まだまだパイプラインというものについて安全性は十分確認されてないことでありますから、慎重に扱うべきものだと思うわけです。 そこで、伊達火力のパイプラインが一体設計書のとおりあるいは申請書のとおり敷設されてある、いまの工事の状況でそういうぐあいにお考えになっておるかどうか、まずお伺いしたいと……
○水田委員 島本委員の方から環境容量の問題についての質問をいたしましたが、局長は意味がよくわからぬ、こういう御答弁があったわけです。いまの法律というのは臨時措置法で、三年間でCODを二分の一にカットするという応急的な措置です。瀬戸内海をどう考えるかということになれば、当然それはあの地域から流入する汚濁物質を全体的に処理できなければ、それも抑えなければならぬだろう。それから、あそこの海の持っておる自然浄化力が一体どういうものなのか。また、それが全体としてと同時に海域ごとにまた非常に違ったものがあるとか、浅いところ、あるいは地形が入り組んでおるところ、潮の流れが余りないところ、あるところ、そういう……
○水田委員 どうも参考人の皆さん御苦労さんでございます。時間がありませんので、お二人だけにちょっとお伺いしたいのですが、一つは、三重大学の岩崎参考人に、私どもも、赤潮の研究というのが赤潮が発生したときに、その部分についての委託をしてやっておるという感じがして仕方がないわけです。先ほどお伺いしまして、この前、村上先生にもお伺いしたのですが、いままでにそれぞれが研究しておるものを総合的に集めて、そしてそれがある程度恒久的にやられれば、相当赤潮研究は進むんじゃないか、そういう気がして仕方がないわけです。環境庁の方はそれをやっております。こう言うのですが、参考人に聞くたびにそれができていないというお話……
○水田委員長代理 次に、馬場昇君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時五十分休憩
○水田委員 私は、ただいま議決されました瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につき、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。 まず、案文を朗読いたします。 瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たつて、次の諸点につき適切な措置を講ずべきである。 一、総量削減基本方針の策定に当たつては、内閣総理大臣は、関係府県の意見を十分に聴くとともに、維持すべき環境上の目標を、急速な……
○水田委員長代理 次に、竹内勝彦君。
【次の発言】 次回は、十六日火曜日午前十時理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時三十五分散会
○水田委員 四月十一日にも本四連絡橋の問題について質問したわけですが、項目が多いものですから残ったものと、それから、あのときは評価書案であったわけですけれども、その後、評価書が出されたわけです。そこで、その内容について御質問いたしたいと思います。 この評価書付属の各地方団体なり住民団体等から出された「意見」に対して公団の「見解」というのがここへ出されておるわけです。これを見ますと、たとえば「今後検討を行いたい。」あるいは「努めたい。」あるいは「必要があれば、別途対策を検討することとしたい。」、「できるだけの対策」を行いたい。こういう表現をずっと使っておるわけです。評価書というものは、そういう……
○水田委員 認定されましても、法施行以前の患者というのはなかなか救われないわけなんです。その点が現状としてどういう措置がとられておるか、まずお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 こういう問題はここだけの問題じゃなくて、昨年、私どもベンジジンの被害等についても同じような、何とか救済しなければならぬと思いながらできないいまの法律体系というものに行き当たったわけでありますが、最近のいわゆる薬害による損害賠償の請求というのは、薬会社と国とがそれぞれ責任を負う。大体昭和三十年ぐらいまでの状況を見ますと、本来、ああいう条件の中で労働者を働かせれば当然病気になる、死ぬということはわかり切っておってずっと……
○水田委員 時間が短いですから、いままでわが党で質問しました補足のような質問をしてみたいと思いますが、女子の場合と男子の場合と有症率の状態というのは傾向としてはどういうぐあいになっておるのか、まずそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 若干というのはどのくらいですか。われわれが聞いておる範囲では、大体半分ぐらい、こういうぐあいに、これはもう大変な違いなんですが、若干というのと半分というのは違いますから、その辺を明らかにしてほしいと思います。
【次の発言】 それから、これも先ほど来出ていますように、今度の調査ですね、資料の中に、病人とか子供は対象になっていないと思うのですが、いかがでしょう……
○水田委員 二酸化窒素の環境基準の見直しが言われ出して、実際にそれぞれの地域の住民の健康を守る地方団体は大変心配しまして、たくさんの意見書が出ていると思うのですが、いま環境庁にどういうところからどういう意見が出ているか、まずそれを聞かせていただきたいと思うのです。
【次の発言】 先般来、長官は、ずっと科学的な根拠に基づいてと、御理解願いたい、きのうの公害連との話し合いでも、御理解願いたい、この一言なんですが、実際に実務を担当しておるそういう地方団体が、現行基準を維持してもらいたい。これは実際にやってきておるだけに真剣な、住民の健康を守りたい、その中で起こるもろもろのことに対して明らかになってい……
○水田委員 大臣は私と同じ岡山県で、八年間県知事をやられておりまして、自治大臣になられて、私は、大変地方が厳しいときだけに、地方の苦しさというのは一番身につけておられる方だ、それだけに大変期待をしたわけでありますけれども、今度の所信表明なり地方交付税法に対する措置なり見まして、残念に思っておるところであります。 そこで、大臣の所信表明の中に、地方団体が「自主と責任を基本」としてと、こういうことを言われておるわけであります。これは当然、地方自治の本旨ということをこういう言葉であらわしておると思うのでありますが、これは住民自治、そして地方の財源もきちっと保障される、そういう前提がなければ住民自治……
○水田委員 まず最初に、税制調査会というのがありまして、この答申に基づいてそれぞれ税制の改正をやっておるわけでありますが、税制調査会というのは学識経験者で論議をされるわけです。そこで、学者の先生方が一からずっとつくるわけではないと思うのですが、事務局というのはどういうところが担当してどの程度のものを調査会にかけておるのか、そのことをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、集まっていただくときには何にもない状態で集まるわけですか。それともたとえば地方税関係に関してはある程度自治省の税務局が何らかの資料か何かを提供して御論議いただく。いまの答弁だったら、何もない白紙のところへ各委員……
○水田委員 この四年間打ち続いた不況とインフレの中で、いま一番大きな問題というのは雇用の問題だと思うのです。私たち社会党で、今月の三日、四日と、実は雇用問題が大変深刻になっておる北九州へ行ってみました。これはほとんどが基礎素材をつくる古い工業地帯です。そういう中でたくさんの失業者が出ておる。たとえば全国平均で見ますと、有効求人倍率というのは〇・五七、これでも大変な状態でありますけれども、北九州市という中で見ますと〇・二二、あるいはその中でも、たとえば八幡を見ると〇・一六、まさに一遍職を失うと、家族を抱えて動くことのできない人はこの地域で再び職を求めることができない、こういう状態であります。 ……
○水田委員 たくさんな地方負担があるわけでありますが、その中の幾つかを御質問してみたいと思うのですが、建設省おいでになっておりますか。
一つは、本四連絡橋公団の地方負担の問題であります。これは自治大臣も、内容の詳しい問題でありますので、後で大臣にもお伺いしますが、現在の五十年ベースにおける事業費が児島―坂出ルートで六千九百億と言われておるわけです。それの地方負担、出資、それから公団債引き受け等がどうなっておるか、まずそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは、本四連絡橋のあれは、まだ事業に具体的には取りかかってない、着工してないわけですから。だから、額は全く見当つかぬということで……
○水田委員 建設省おいでになっておりますか。――目の見えない方とか、体の不自由な方々が車いすで通行する、そういうことがいまの道路でどういうぐあいに整備されているのか。これは全国的というのはなかなかむずかしいと思いますので、たとえば特定の都市とか、あるいは都市部だけを見た全国的な状況などで結構ですが、まずわかっておればお知らせいただきたい。
【次の発言】 これは東京で言えば大体率としてはそれぞれがどの程度になるのか。それからほかの都市で、これは細かい数字じゃなくても、大体どの程度の整備ができておるのか。
【次の発言】 それは横断の切り下げだけなんですが、目の不自由な方のブロックの問題とか、横断陸……
○水田委員 学校における災害については、長年の懸案であったわけですが、現在の安全会法が三十四年の四月に制定されまして給付を行ってきたわけであります。が、それは内容的にもきわめて不十分でありますし、また給付の期間等についても不十分であったわけであります。特に最近の情勢というのが、教師の通常のいわゆる注意義務を果たしておってもなおかつ損害賠償等の問題が起こってくるなど、多くの問題が起こってきた中で、昨年のこの文教委員会で、何とかしなければならぬということで、特に死亡と不具廃疾について、いまの制度と別の制度で何とか救済の方法をという考え方がまとまったわけであります。 それに対する提案でありますが、……
○水田委員 私は、佐賀県の佐賀市周辺の流域を潤おしております嘉瀬川の問題について、水質汚濁を中心に、これは暴力団が絡んで大変な自然破壊がされておりますので、それら含めて質問をしてまいりたいと思うのであります。 この嘉瀬川の上流に中ノ島という州があるわけでありますが、ここで昭和四十七年にその中ノ島の砂利を取って砂を洗う洗砂場をつくったわけです。それ以来今日まで、この嘉瀬川が汚れまして、下流にあるいわゆる京都の嵐山のようなきれいなところも水が汚れてしまう、そして恐らくここから流れたと考えられるヘドロが一万七千立米もたまりまして、五十二年、五十三年にかけて、いま県が除いているわけでありまして、こと……
○水田委員 いま島本委員から環境影響評価の問題についてずっと質問をされたわけです。関連になりますけれども、ああいう状態で、いわゆる環境影響評価法というものが制定されない状態で環境が守れる、こういうぐあいにお考えかどうか、まず、大臣に冒頭お伺いしたいと思います。
【次の発言】 実は、大臣そう言われますが、先ほども出ましたように、すでに三回、提出しますと日にちまで大体切って答弁があって、今日まで出てない、こういうことなわけであります。
そこで、そういう状態の中でいま都道府県なり政令都市では、このままでは環境を守れぬということで、北海道、川崎については条例が制定されている。東京はいま条例を提案して……
○水田委員 政府が環境影響評価法案を提出すると国会で説明してから今回で四回実は流産したわけです。ことしの二月二十七日に私は長官に、ことしこそ出すのかどうか、こういう質問をしたわけであります。そのとき大臣は、三月十六日をめどに努力している、こういうことで若干の日はあったわけですが、その後全く出てくる気配もないままに四月二十七日の閣議で八十七国会での提出は見送らざるを得ない、こういう長官の発言があって了承された、こういう報告がされておるわけでありますが、前回の私の質問に対して、私も聞いておりましてまさに余り自信のあるような御答弁ではない、客観的にいろいろほかの情報を聞いておりますと、どうもできない……
○水田委員 島本委員の白書に対する質問の中で、カドミの汚染米の問題が出る予定で、それに関連してと、こういうことでありますけれども、大臣がおられぬわけでありまして、ちょっと関連というより単独の質問みたいになりますが、三月二十九日に参議院の予算委員会の分科会で、いわゆるカドミによるイタイイタイ病の原因について、昭和四十三年に出された厚生省の見解についていろいろ論議をやった経過があります。そしてその最後のきわめて重要なのは、誤解を招くというのか、本当に環境庁がそう思っておるのかという一番大事なところは、こういう質問があります。「因果関係を割り切ったという厚生省の見解はやはり崩れたんだ」「これは認めざ……
○水田委員 大臣は、所信表明の中でも「雇用問題の解決は現在国政の最重要課題であり、」こういうぐあいに言っておられるわけです。この雇用保険法の一部改正というのも全体の中の一部ではあるわけです。しかし、今回の全体の施策を見て、私どもは、まだまだ今日の事態の把握なり、深刻な状態についての対応がきわめて不十分だと思っておるわけです。 まず最初にお伺いしたいのは、この雇用保険法によってとってきた施策、そして今回改正しようとするいわゆる給付金の率の引き上げ等、そのもとになった五十三年度実施しておる実績というのが一体どうなっておるのか。 それからもう一つは、一般には十万人と言われるのですが、こういう施策……
○水田委員 午前中に論議されました特定不況業種の離職者臨時措置法に関連する問題でありますが、午前中の答弁でも、大臣から、運用については弾力的なということが何回も出たわけです。 一つ例を申し上げたいのですが、たとえばいま業種指定されてないソーダ工業というのがあります。苛性ソーダの業界です。これは一昨年から昨年にかけてたくさんな人員整理が実はされておるわけです。五十三年の秋には日本曹達で五百十名整理されている。そのときも問題になりましたけれども、全く法の救済というのは受けられなかったわけです。保土谷化学でも百名ぐらいの首切りが行われました。つい最近では苫小牧ソーダが閉鎖する、こういう事態が起こっ……
○水田委員 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。時間が限られておりますので、二、三点お伺いしたいと思うのです。 一つは、金田さんにお伺いしたいのですが、いま御要望がありました項目の中に、この法案によりますと適用は法律が施行されて六カ月以後からのもの、ですから、これにスモンをそのまま適用し、内容を改善する、こういう御意見と理解してよろしいでしょうか。この法案によりますと適用は全く今後の問題だけになっていますね。だから、御意見は、スモンをこの法律の適用に乗せて、そして要望のありましたような項目の改善をする、こういうぐあいに理解してよろしいですか。
○水田委員 スモンを初めとする薬害というのは、今度改正しようとする薬事法の医薬品の安全性の問題、有効性の問題あるいは再審の問題なり治験のあり方なり、そういう問題の詰めが一つ大事です。 もう一つは、被害が出た場合の救済ということで、医薬品副作用被害救済基金法案というのが出されたわけです。しかし、それで今後十分かというと、いま全体の医療を見るときに、大量投与される医薬品、医療全体のあり方ということも一つの反省の材料として取り組まなければ、本当の意味での目的というのは薬害が起こらないようにするということですから、そういう点では欠けている部分がある。 もちろん、この二つの法案に入る性格かどうかとい……
○水田委員 二十二日に北海油田の事故が起こりまして、海底の開発、特に油田の開発については、環境汚染の問題について慎重に考えなければならぬ、こういう警鐘を鳴らされたと思うわけであります。外務省の宣伝資料を見ますと、いままでの海底油田の事故というのは特異なケースだ、こういうぐあいに言っておられるわけでありますが、今回の北海油田の事故について、これも起こり得ない事故だ、いわゆる特異なケースとお考えになっておるかどうか、まずお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 私は事故の原因とかその他を聞いておるわけじゃないのです。外務省が国民に対して、恐らくこれは宣伝のあれですから、書いてあることは、こういう事……
○水田小委員 先ほど西ドイツで学校災害保険法がすでにできておる、こういうお話があったのですけれども、兼子先生のところで試案のようなものもつくられておるわけですが、大体ドイツの保険法というのはそれと同じようなものと考えてよろしいのでしょうか。
【次の発言】 完全補償ということですから、ここで全部めんどうを見ることになりましょうけれども、いま一番問題になっているのは、実際に裁判になった場合、教師の側にそれほどの不注意がなくても、補償ということにウエートがかかって過失責任というのを問われる、そういうところに消極的にならざるを得ない問題があるわけです。逆に言えば、この場合まれにあるかもしれませんが、故……
○水田分科員 私は、本四連絡橋のルートの問題と、関連する二、三の問題について、質問したいと思います。 本四の連絡橋というのは、四十八年の十一月に三ルート同時着工ということで、まさに着工寸前にオイルショックによって着工の延期がされたものです。その後、五十年の八月に関係閣僚会議によって、当面一ルート、それから、それに基づいて地域開発の効果とか工事の難易度等を勘案して、当面、三橋を順次やっていこう、こういうことですでに大三島、大鳴門、そして因島という三つの橋は着工になっておるわけであります。これを決めた当時は、五十年の八月ですから、恐らく三全総も近々決まる、そういう前提で、三全総で当面の一つのルー……
○水田分科員 現在の石油化学の状態というのは、オイルショック以来大変操業度が落ちてきた、五十一年度でこれをエチレンで見てみましても、操業率七四%、業種によっては六〇%台というのもあるわけであります。その中で特に私はアンモニア、尿素の関係について質問をしてみたいと思うのですが、特に肥料というのは国内の需要はほぼ一定しておって、ほとんど輸出ということで今日までやってきた、ところがその輸出先であるアジアの諸国というのが一番インフレによってドルがなくなる、そういう外貨事情の悪化とか、あるいは欧米の諸国から輸出する、そういう中で日本のこの地域に対する輸出の占拠率というのは大変低下してきておる。そういうこ……
○水田小委員 日弁連の方から前回も貴重な御意見を法律の専門家としてお伺いいたしまして、本当にありがとうございました。幾つか、この中間意見書を中心に質問さしていただきたいと思います。 まずその質問の前に、一言私どもの気持ちを申し上げさせていただきますと、冒頭で、骨子の一で、「基本的には現在の日本学校安全会法による共済制度の枠をでないものといわざるをえません。」と断定されておるわけでございますけれども、小委員長の報告というのは、ごらんいただきますとおわかりのように、特別な救済制度を創設して、そして実施機関についてはこの報告をした以降になお検討する、目下その具体的な作業中、こういうことでありますの……
○水田分科員 一つは、ゴム工業、ゴム履物の問題についてお伺いしたいと思います。 これは大臣も御承知のように、日本のゴム履物というのは、昭和三十年代には国内生産の三〇%をアメリカ、カナダ、ヨーロッパへ輸出しておった、そういう産業だったのです。ところが、昭和四十六年のドルショック以来逆転いたしまして、輸入国に転じたわけです。もちろん開発途上国の韓国、台湾そして中国からさえも現在は輸入されてくる。それで国内のゴム履物がバランスがとれていればいいのでありますが、労働者の数を見ても、昭和四十三年、五万二千人からおったのが、今日では半分の二万五千四百人。そして、これは業界の調べた数字でありますけれども、……
○水田分科員 本四連絡橋、鉄道で言いますと本四備讃線と言うのだそうですが、その道路部分と鉄道部分についての御質問をしたいと思うのです。 昭和四十八年着工予定が、いわゆるオイルショックによる総需要抑制でストップされまして五年たったわけです。昨年の十月十日に着工ということになったわけですが、いまだに岡山から木見というところまで、いわゆる俗に木見以北というのは、ルートが鉄道については決まっておらない、こういう問題があるわけです。当然着工までにはルートは、全部本州と四国を結ぶわけですから、途中だけやったところで使いものにならぬわけですから、当然決定されて着工されるべきだ、こうわれわれは思って、公環特……
○水田分科員 郵政の労使関係の問題については、本会議なり、さらに社労の委員会なり、ただいまの大臣の答弁等をずっと私も聞いてまいりました。三公社五現業という現業部門における労使関係の中で、どこも同じような条件を持っているわけですが、この十数年間にわたってこれだけ労使の間に不信感のある役所というのは、郵政省以外にないわけですね。私はいまの栂野議員の質問に対する大臣の答弁を聞いておりまして、労使関係というのは相手があるわけですから、その中でこれだけの事態が、ほかではないのに起こっているということについて、まず大臣に就任されて、あるいはこの間からずっとの論議を聞いておられて、郵政省側に反省すべき点は全……
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