このページでは飛鳥田一雄衆議院議員の35期(1979/10/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は35期国会活動統計で確認できます。
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、大平総理の所信表明に関連して、わが国の政治、経済、外交の主要な問題について御質問を申し上げます。(拍手) まず御質問を始めるに当たって、私たちの立場を申し上げておかなければなりません。すなわち、政治はあくまでも国民一人一人のためのものであって、決して国民が政治の道具ではないということであります。あたりまえのことでありますけれども、最近、特に国民不在の政治が多いことにかんがみまして、あえて申し上げておきます。 御承知のように、私は、ついせんだってアメリカを訪問いたしました。日米の相互理解を深めたいと願ったのでありますが、その中で、あるアメリ……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、大平総理の施政方針につき、国民が感じ、恐れ、願っていることを伺いたいと存じます。(拍手) 激動と転換の時代と言われる八〇年代は、国際的にも、国内的にも種々の問題を含んでおります。 いま、イラン、アフガニスタン、インドシナ半島、韓国などの情勢とその背景にある米国、ソ連、中国、西欧などの動向は、いずれも短期的尺度ではかれるほど単純なものではありません。それは資本主義諸国において、戦後史的転換であると言われておりますし、社会主義諸国にとっては、ロシア革命以来の最大の矛盾の露呈であると言われております。また、イスラム教諸国にとっても、実に、七世紀以来の転……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました大平内閣不信任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手) まず、案文を朗読いたします。 本院は、大平内閣を信任せず。 右決議する。 以下、私は、不信任の主なる理由を順を追って明らかにしていきたいと存じます。 不信任の第一の理由は、大平内閣が、みずからの経済政策の失敗と行き詰まりが招いた財政危機、インフレ、物価高などの犠牲を国民に転嫁し、議会政治の民主的ルール、与野党間の信義をすら踏みにじって、国民生活、福祉の切り下げに躍起となっていることであります。 特に、本年度予算案は、基本的には大企業優先、国民……
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