このページでは飛鳥田一雄衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○飛鳥田一雄君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、内閣総理大臣自由民主党総裁大平正芳君は、去る六月十二日、虎の門病院において逝去せられました。まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、諸君の御同意をいただき、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。 思えば、大平さんとは、幾たびとなくこの壇上において論議を闘わせたものでありますが、最後に大平さんと相対しましたのは、去る五月十六日、日本社会党が提出いたしました大平内閣不信任案の趣旨弁明を行ったときでありました。 御承知のように、不信任案は可決され、大平さんは衆議院を解散、衆参同時選挙に踏み切られたのであります。 日ご……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、鈴木総理の施政方針に関し質問をいたします。 まず初めに、事の緊急性にかんがみ、豪雪救済対策を伺いたいと存じます。 御承知のように、北海道、東北、北陸、信越地方の豪雪被害は甚大であり、関係住民の不安を一刻も早く取り除くために、わが党がすでに申し入れた、激甚被害特別財政援助法を適用し、県、市町村の除雪事業については緊急特別な救援措置及び特別交付金で完全にこれを補てんし、さらに除雪費用の減税拡大など、被害救済策を早急に確立することを強く要望いたします。(拍手) さて、鈴木総理は、本国会の再開に先立ち、ASEAN五カ国を歴訪され、日本の国際的責任をしき……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、本国会で行われました鈴木総理の所信表明に関して質問をいたします。 この際、私は、お言葉だけではなく、具体的に進めておられる施策の実際に即して伺いたいと思います。(拍手) 総理、あなたの内閣が発足してからわずか十四カ月、この間、二つの重大な政治の方向転換が進められようといたしております。 一つは、総理がレーガン大統領との会談で同盟を約束し、ソ連と対抗して軍備を増強し、西側自由陣営の一員としての責任を負担するという、まことに危険な方向であります。 もう一つは、政府が行財政改革の美名のもとに、一方では防衛費を増大しながら、他方では年金、福祉や教育費……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、鈴木総理の施政方針に関し、国民の切実な関心が集中している若干の問題点について御質問をいたしたいと存じます。(拍手) まず、その第一は、今日の世界を覆う核戦争の危機に対処してわれわれは何をなすべきか、際限なき軍拡競争の流れを核軍縮、核廃絶の方向に切りかえるための日本の役割りは何かという問題であります。 昨年以来、レーガン米大統領を初め、米政府、米軍の権威筋が、いわゆる限定核戦争の可能性を強調し、通常兵器による攻撃に対してすら核兵器で対抗する用意がありと再三言明したことがヨーロッパの諸国民に重大なる衝撃を与えました。すなわち、米ソ両国の本土には全く傷……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、総理の所信表明演説に対し、われわれの考え方を明らかにしつつ、同時に、若干の質問を行いたいと考えます。 総理、あなたがつくった中曽根内閣の顔ぶれを見て、私は驚き、あきれ、果ては憤りさえ感じたのであります。政府・与党のかなめの地位に平然と灰色高官を据え、あまつさえ刑事被告人に率いられる勢力から大量の入閣を強行する、まさにこれは国民の神経を逆なでするものと言わざるを得ません。しかも、加えて、前例もないほど警察官僚内閣の色彩が強く、これは露骨に権力政治への志向とともに、ロッキード求刑や判決に対処するための布陣ではないかという疑惑を深めざるを得ない……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、総理の施政方針に関して、国民の声を代弁しつつ質問を行いたいと存じます。(拍手) 昨日、ロッキード疑獄事件の田中角榮被告に対して、懲役五年、追徴金五億円の求刑が行われました。その衝撃は、いまや改めて国民の中に大きく広がりつつあります。 総理、私たちは一体この事件を純真な青少年や子や孫たちにどう説明したらいいのでしょうか。国政の最高責任者であった者が、破廉恥な犯罪者として起訴されている。しかも、その当人が、この議場内に席を温存しているばかりか、いまなお与党自民党の命綱を握るほどの支配力を発揮している。わかりやすい政治ということをモットーとされ……
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました中曽根内閣不信任案について、提案の趣旨を申し上げます。(拍手) まず、案文を朗読いたします。 本院は、中曽根内閣を信任せず。 右決議する。 以下、私は、不信任の主なる理由を順を追って明らかにしていきたいと存じます。 まず、不信任の第一の理由は、中曽根総理の政治姿勢が、平和、民主、人権の基本を定めたわが国憲法の精神に真っ向から挑戦し、国務大臣の憲法遵守義務を踏み外したものであるという点にあります。 すなわち、中曽根総理は、国会において公然と、私は改憲論者であると述べたのを初め、従来の基本的な制度や仕組みについてタブー……
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