このページでは中林佳子衆議院議員の35期(1979/10/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は35期国会活動統計で確認できます。
○中林委員 私は、まず原子力発電の安全性について質問したいと思います。 ことしの三月二十八日に起きたアメリカのTMIの二号炉の事故は、原子力安全委員会の調査特別委員会の第二次報告書で、炉心上部の約三分の一はデブリ状になっているものと考えられると指摘するほど、かつてない大事故だったわけです。国内でもスリーマイルの事故にかんがみて、運転中の大飯一号機をとめまして安全点検をし、運転再開後間もなくECCSが作動するという事故を含めて、ことしになりまして、電気事業法あるいは原子炉等規制法による報告を拾っただけでも、二十三件も事故やトラブルが発生しているのです。しかも、これはBWR、PWRのいずれのタイ……
○中林委員 それでは、私は豚肉の問題に限って質問させていただきます。
御承知のように、豚肉は食肉需要の四割を供給しており、重要な食糧供給源となっているのですが、豚肉の安定的生産は養豚農家だけではなくて、消費者にとっても必要なことです。最近の豚肉の卸売価格の暴落は、生産農家に深刻な影響を与えております。効果的な価格対策が強く求められているわけですが、そこでお伺いいたします。
指定食肉の卸売価格の動向、最近の動向でよろしゅうございますから、どうなっているかお答え願います。
【次の発言】 上向きになっているというようなお話、若干ですけれども。しかしながら、五十四年度の豚肉の安定基準価格は一キログ……
○中林委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対して反対の討論をいたします。 既裁定年金額の引き上げにつきましては、額はわずか三・六%という今日の物価高、生活苦の中できわめて不満ではございますが、農林年金受給者八万数千人の方々が待ち望んでおられるものでありますから、一日も早く実現しなければならないものであると考えております。また、退職年金等の最低保障額の引き上げ、寡婦加算の額の引き上げ等につきましても、申すまでもなく当然必要な措置であると考えております。しかしながら、今回の……
○中林委員 科学技術庁長官の所信表明によりますと、まず第一に、原子力研究開発の推進を挙げていらっしゃるわけですが、その中で「昭和五十五年度におきましては、特に原子力の安全確保に関しまして、米国スリーマイルアイランド原子力発電所事故の教訓を踏まえ、原子力安全規制行政の充実、安全研究の一層の推進、放射線障害防止対策の強化など安全対策の強力な展開を図るとともに万一の事故に備えた防災対策の充実を図ってまいります。」、このように述べていらっしゃるわけです。 そこで、昨年スリーマイル島の事故発生以後、ケメニー委員会、これは昨年十月三十日、六カ月にわたる調査の結果をカーター大統領あてに報告書を提出している……
○中林委員 本日は、参考人の先生方、お忙しいところをどうもありがとうございました。 いま日本は、一九七三年の暮れ以来の石油ショック以後第二次の石油ショックを迎えた、だからこそエネルギー問題が国家的な問題として論議されているわけなんですが、このエネルギー問題を論ずる場合、エネルギー危機をもたらした原因、これをよく分析して、そしてエネルギー政策の見直しをし、反省をした上でなければならない、私は、このように思っているわけなんです。 中島先生も先ほど陳述の中でおっしゃったわけですが、一部の先進工業国の資源の乱掘、破壊、浪費の結果として生じたということを根本的に反省し、再検討する必要がある、このよう……
○中林委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、核原料物質・核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射綿障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行います。 本改正案が世界的な環境問題の認識の高揚、とりわけ海洋汚染の防止に関する国際協力の機運を背景にして、一九七二年十一月のロンドンにおける国際会議で採決された、廃棄物その他の投棄による海洋汚染の防止に関する条約の精神を取り入れたものであること、そして低レベル放射性廃棄物等の海洋処分について規制を整備強化するものであることがその理由です。 しかし、当面政府が計画している試験的海洋処分について……
○中林委員 私は、まず原子炉施設の保安規定の問題でお伺いしたいと思うわけです。
島根原子力発電所の原子炉施設保安規定は、昨年の六月十九日に第七次改定が行われたわけですが、これは昨年のTMI事故の教訓を反映されたもの、このように思われるわけですが、この島根原発の原子炉施設保安規定のどの部分に主に取り入れられたのか、手短に回答をお願いします。
【次の発言】 いまのように、反映されたとおっしゃるわけですけれども、地元では、これは保安規定ではなくて不安規定だ、こういう声があるわけですね。たとえば、いまおっしゃいました緊急冷却装置の規定の部分、第六節の非常用冷却系の部分の三十一条の二項ですね、「前項の……
○中林委員 四月十日の質問の続きをさせていただきます。 十日の質問では、筑波研究学園都市建設の問題の途中だったわけです。ですから、質問に入る前に若干重複させていただくわけですけれども、筑波研究学園都市は概成にやっとこぎつけ、いよいよ後期の計画のスタートとなったわけです。そこで、これまでの反省点として、筑波研究学園都市建設法に基づく研究学園地区計画、また附帯決議の年次計画が立てられていない、また同法に基づく周辺開発地区整備計画が承認されていないことがこの十日の私の質疑の中で明らかになったわけです。この計画性の問題については、井上室長の方から、十分尊重して検討しますという御答弁もいただいているわ……
○中林委員 原子力船「むつ」が五十二年十月に佐世保港に回航されて以来一年六カ月たって、やつと係船契約ができたという事態になっているわけですが、この事態が象徴するように、「むつ」問題はこじれにこじれているわけです。 その原因は、「むつ」そのものの安全性に重大な欠陥があること、そして政府の原子力行政が国民から全く信頼されていないことにあるわけです。また「むつ」について政府関係者がずいぶんいままで国民をばかにしてきたのではないか、このように私には思えるわけです。 たとえば、森山元科学技術庁長官が、「むつ」の安全性に疑いを持つ者は世界の科学に挑戦するものだ、こういうことを言ったわけですね。また原船……
○中林委員 本題に入ります前に、まず大臣の見解を伺っておきたいことと、それから委員長に要望したいことがあります。 実は私、先週の連休明けの十二日に、質問準備に必要だからということを念を押した上で、政府委員室に八点の資料要求をしておきました。途中の経過は省略させていただきますけれども、何度も催促をしているにもかかわらず、資料が届けられたのが十六日、土曜日の午後六時ごろです。しかも、届けられた資料の中には、農水省の独断で一部分のみを抜粋したものなど、不十分なものもありました。その上、八点のうち二点は昨日十八日の午後五時前にやっと届いたというありさまなんです。 大臣、私の要求した資料はマル秘のも……
○中林委員 農業者年金基金法一部改正案について質問いたします。 このたびの改正案の審査について、婦人の加入問題が非常に重要な問題になっているわけですが、私もこの婦人の加入問題でまずお伺いしたいと思うわけです。 婦人の農業で果たす役割りは最近非常に増大しております。昭和五十三年一月一日現在の統計で見てみると、就業人口では男性が二百六十七万四千人に対して女性が四百三十八万二千人、実に丁六三倍です。基幹的農業従事者では、男性が二百八万五千人に対し、女性二百四十五万一千人、また年間百五十日以上従事する人では、男性が百六十四万八千人に対して、女性が百七十二万四千人と、いずれも女性の方が多いわけです。……
○中林委員 日本海ではいよいよ五月一日からイカ漁が解禁を迎えるわけです。当然竹島問題がクローズアップされてくるわけです。日本の主権にとっても、また漁業にとっても非常に大切なこの竹島、私はまず竹島問題についてお尋ねしたいと思います。 一九五五年七月二十五日、参議院の内閣委員会で当時の鳩山一郎首相がこうおっしゃっているわけです。「率直に言えば、竹島は日本の領土です。日本の領土を占領せられたのでありまするから、これは侵略と見るのが妥当で、自衛権の発動はできるわけであります。」竹島はその後兵舎等の建築物がふえたりあるいは韓国兵がふえたということ以外の事態は変わっていない、このように聞いているわけです……
○中林委員 私は、まず初めに、農業生産法人について質問させていただきます。 昭和五十三年現在で二千九百八十六の農業生産法人が組織されまして、そのうち構成員三戸以上の法人が千三百七十五法人で、全体の四六%を占めているわけです。この三戸以上の法人のうちで、農民の自主的な協業関係として成立しているのが一体どのくらいあるのか。そして農外資本が、直接的にしろ間接的にしろ出資し、実質的に支配しているのは一体どれだけあるのか、そういうことを農水省はつかんでいらっしゃるのかどうかということ。あわせて、業種別に見てみますと、畜産が最大で九百八十二法人で全体の三二・九%を占めているわけですけれども、この畜産部門……
○中林委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農業委員会法等改正案に対する修正案について御説明申し上げます。 修正案の内容は、公選される農業委員の定数の上限を四十人から三十人に削減するという改正部分を削除するものです。 農民の土地と経営を守るための行政委員会の公選制の廃止や権能の弱体化につながるおそれの強い、また、何よりも農民の利益代表としての農業委員会の民主主義的な性格を弱める定数の削減は、原則的に反対であり、部分的な修正では賛成しがたいものであります。 以上がわが党の修正案の提案理由と内容であります。 委員各位の御賛同をお願いいたします。
○中林分科員 私は、一級河川江の川の問題でいろいろお伺いしたいことがあります。 御承知のように、一級河川江の川は、広島県の阿佐山、これは広島県と島根県の県境になるわけですが、そこに源を発して、広島県の三次市を通って中国山脈を越え、島根県側の邑智郡を経て江津市に至り日本海に注ぐ、中国地方最大の河川でございます。これは古くから農業用水あるいは漁業、特にアユ漁ですけれども、それに利用されてきましたし、今日では発電にあるいは工業用水に、そして上水にと利用されるという状況で、住民の暮らしと非常に深く結びついている河川なわけです。それだけにこの河川の管理は非常に大切だと私は思うわけです。特に、その下流の……
○中林分科員 私は、僻地教育の問題で質問させていただきます。
大臣にお伺いするのですが、現在の僻地教育の実態をどのようにお考えなのか、その御所見をお伺いします。
【次の発言】 数字的なものは結構ですので、一般的な大臣の、現在の僻地教育についてどのようにお考えなのか、その点をまずお伺いしたいのです。
【次の発言】 それでは、僻地教育の文部省としての施策、とりわけ五十五年度はどのように改善をなさっていくのか、その点についてお伺いします。
【次の発言】 五十五年度から十二年間で教員もふやしていくのだというお話だったのですが、特に五十五年度に限って、教員定数の関係はどのようになるわけですか。
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