このページでは田沢吉郎衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○田澤国務大臣 安全保障特別委員会の開会に当たりましてごあいさつを申し上げます。 当委員会の皆様には、平素から我が国の安全保障に深い関心を持たれ、御指導をいただいていることに対し、深く感謝を申し上げる次第であります。 申すまでもなく、防衛庁は我が国の独立と平和を守り、国の安全を確保するという、国家存立の基本にかかわる重大な使命を担っております。その責任者である防衛庁長官に就任したということで身の引き締まる思いがいたしております。今後とも皆様の御指導を得て、微力ながら大任を全うすべく努力してまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。 本日は、この機会をおかりしまして、皆様に私……
○田澤国務大臣 御質問にお答えする前に、決算委員会は私は初めてでございますので、したがいまして、一言ごあいさつを申し上げたい、こう思います。 私は、八月二十四日に防衛庁長官を拝命いたしました。どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 自衛隊の役割については、申すまでもございませんけれども、我が国の独立、平和、そして国の安全を確保するという、国家存立の基本に関する重要な役割を果たすのでございます。この大任を果たすために、皆様方の御協力をいただいて、誠心誠意努力してまいりたいと思いますので、将来とも変わらざる御指導のほどをお願い申し上げる次第でございます。 さて、ただいまの御質問でございま……
○田澤国務大臣 このたび防衛庁長官を拝命いたしました田澤吉郎でございます。委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 内外の情勢が厳しいこの重要な時期に、国家存立の基本にかかわる我が国の防衛という大任を担うこととなり、その責務の重大さを痛感いたしております。 私は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、日本国憲法に従い、国民の理解のもと、着実な防衛力整備の実施と日米安全保障体制の信頼性の向上に最善を尽くす所存であります。 また、先般の海上自衛隊の潜水艦と民間船舶の衝突事故で多数の方々のとうとい生命が失われましたことに深く思いをいたし、このような痛ましい事故が二度と起こる……
○田澤国務大臣 先般の潜水艦と一般船舶との衝突事故、多くの人命を失った痛ましい事故でございますので、したがいまして、こういう事故が二度とあってはいけないということで、防衛庁としましても再発防止策を講じまして、対策を立てまして、今後それが具体化のために積極的に努力をいたしたい、かように考えております。 その具体化のために、私も実はきのう現地へお伺いしまして、亡くなられた方々への心からの御冥福、また御遺族に対する心からなる弔意を表してまいったわけでございますが、今後再びこのような事故の起こらぬように、また御遺族に対してましては、心からなる弔意を表すると同時に、賠償問題についてはできるだけ早い機会……
○田澤国務大臣 実は「なだしお」と第一富士丸との衝突事故以来、陸海空の各現地に対しましても、やはり心を新たにして今後進むべきであるということを厳に私から申し上げておるのでございまして、さきに西ドイツでアクロバット飛行の事件がありましたのを契機に、三沢でのいわゆる航空祭についてもいかがなものであろうかということの申し入れもして、延期をするというような状況にもしてあるわけでございます。したがいまして、演習はもちろんでございますが、通常の陸海空の諸行事についても心して進むべきであるということを厳に私から申し入れしている中にこのような事件が起きたことは、本当に遺憾に思うのでございます。したがいまして、……
○田澤国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提案された一般職の職員の給与等に関する法律の一部改正案に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。 防衛庁職員の給与の改定につきましては、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定することとしております。 この法律案の規定は、公布の日から施行し、昭和六十三年四月一日から適用することとしております。以上のほか、附則において、俸給表の改定に伴う所要の切り……
○田澤国務大臣 平素から我が国の安全保障に深い関心を持たれ御指導をいただいている安全保障特別委員会の皆様に、私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。 御案内のとおり、現下の国際情勢については、米ソ間の対話の進展、中ソ関係の正常化及び世界各地紛争解決への具体的努力など評価すべき動きが見られ、今後の展開が注目されるところであります。しかしながら、依然として、今日の国際社会においては、力の均衡が世界の平和と安定の基本的な条件になっている事実に変わりはありません。 このような国際軍事情勢をも踏まえ、政府としては、我が国の平和と安全を守るため、引き続き、みずから適切な規模の防衛力を保有……
○田澤国務大臣 各国の軍事費を比較することは非常に難しいということですね。したがいまして、NATOの軍事費はどういう状況にあるかということ、あるいはソ連の状況はどういう状況か、アメリカの軍事状況はどういうことかということは、なかなかこれは把握することは難しいんです。しかも比較することは非常に難しい。しかし、総体的に見まして力の抑止によるいわゆる平和が維持されているという事実はあるわけでございます。 今、我が国の防衛費についていろいろ数字的にお並べになりましたけれども、我が国の防衛費といたしましては、やはり中期防衛力整備計画の四年度目としての着実な歩みを進めているわけでございまして、あくまでも……
○田澤国務大臣 ございません。
【次の発言】 在日米軍との関係でございますから、そういう点については施設庁の関係者と打ち合わせをしてお答えすることにいたしましょう。
○田澤国務大臣 ただいまこの資料をちょうだいいたしました。川崎委員御承知のように、最近の国際情勢につきましては、今お触れになりましたように米ソを中心にして軍備管理あるいは軍縮等の話し合いが進められている。そのほか、地域紛争が随時停戦の方向に向かっているという状況、これはまことに好ましい状況でございますので、私たちはそれを強く見詰めていかなければならない、こう思いますが、極東を考えますというと、ゴルバチョフ書記長が兵力削減を提言し、一方的にしかも国際連合の場において提言されておりますけれども、極東の情勢というのはそんなに変わっていないのですよ、現状は。したがいまして、やはり私たちは節度ある防衛力……
○田澤国務大臣 上原委員御指摘のように、在日米軍の基地は全体で百五、沖縄に四十三、七五%を占めている事実は確かでございます。しかし、このことは、上原委員はもう既に御承知でございますのであえて申し上げるまでもないことでございますが、日米安保体制の目標を達成するため、いわゆる安全保障を確保するというためにはどうしても米軍の駐留が必要である。さらには、必要な訓練をしていかなければならない。訓練をするための必要な米軍のいわゆる地域での施設を建設していかなければならないということは、上原委員御承知のとおりでございます。 その中で、米軍が今ハリアーパッド、ハリアー機の練習のためのパッドを一応求めようとし……
○田澤国務大臣 月原委員御指摘のように、次期支援戦闘機であるFSXについてはいろいろな考え方があったのでございます。 一つは、開発あるいは現有機の転用あるいは外国機の導入、また開発の中でも、単独かあるいは共同かというような考え方があったのでございますが、二回にわたる日米首脳会議で意見の一致を見たのは、F16をベースとしての共同開発をやろうということに相なりまして、それを受けまして交換公文あるいは了解覚書、MOUを締結いたして、その結果をいわゆる主企業である三菱重工とアメリカ側のゼネラル・ダイナミックス社との間で技術援助等の締結をいたして、日米間では完全にこの問題については合意を得ているわけで……
○田澤国務大臣 ただいま御指摘のように、国際情勢は米ソを中心とした軍備管理、軍縮等の趨勢にございますけれども、国際情勢は決して、デタントの趨勢にあるものの、楽観を許さない状態にあるのではないだろうかと思うのであります。と申しますのは、依然として米ソを中心とした力の抑止によって世界の平和なり安全が確保されているという現実もあるわけでございますので、したがいまして、私たちは常に平時において節度ある 防衛力というものを整備してそれに対応してまいらなければならない、かように考えるのでございます。 したがいまして、防衛庁、自衛隊の役割というのは、先生御指摘のように、国の安全を確保するという国家存立の基……
○田澤国務大臣 委員御承知のように、現在の支援戦闘機F1は一九九七年で耐用年数が終わりになるわけでございます。したがいまして、当時、次期支援戦闘機についていろいろ検討が交わされまして、当時、自主開発すべきか、あるいは共同開発か、あるいは現有機の転用か、さらには外国機の導入かというようないろんな考え方があったのでございますが、日米の信頼性を確保するということから、かなりアメリカの意向を取り入れて、F16をベースとする共同開発に踏み切ったわけでございます。 二回にわたる日米首脳会談で意見の一致を見て、六十三年の十一月に交換公文あるいは了解覚書、MOUを締結したのでございます。そのMOUを基本にし……
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