このページでは中島源太郎衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○中島源太郎君 私は、自由民主党を代表いたしまして、このたびパリで行われた主要国蔵相・中央銀行総裁会議についての宮澤大蔵大臣の帰朝報告に関しまして、若干の質問を総理並びに大蔵大臣に行いたいと存じます。 我が国が国際経済面で直面をいたしております最大の課題は、為替レートをいかにして安定させるかということであります。為替相場に関しましては、一昨年の五カ国蔵相会議、いわゆるG5のプラザ合意以降、ドル高是正が進展をいたしました。このプラザ合意が当時のアメリカ国内の保護主義の動きをある程度鎮静させる役割を果たしたことも評価できると思うのであります。また、こうしたドル高修正の進展は、今後とも必ずや貿易不……
○国務大臣(中島源太郎君) 私に対する御質問は五点ございました。 まず留学生につきまして、総理もお答えになっておりますが、最近は、六十二年の五月で二万二千人を受け入れております。二十一世紀初頭に十万人の留学生を受け入れるということを目途にいたしまして、総理もおっしゃいましたように、六十三年度予算は二六%増の百八十三億円を計上をいたしております。これにつきましては、大学等の教育指導体制の充実、それから宿舎の整備、私費留学生対策でございますが、特に宿舎につきましては、大学留学生宿舎の増設、それから日本国際教育協会の新留学生会館を現在建設いたしつつございます。また、留学生の方と日本の青年が一緒に共……
○国務大臣(中島源太郎君) 御質問は二点ございまして、まず一つは、国の機関の移転についてでございます。文部省としても真剣にこれを受けとめておりまして、既に省内に検討委員会をつくっておりまして、都内の各機関に対しましてその移転促進について検討をお願いをしてまいったところでございますが、宇宙科学研究所、国立極地研究所とともに、東京外国語大学並びにこれに附置しておりますアジア・アフリカ言語文化研究所、これらにつきましては既に移転について具体的に検討し進めているところでございます。ただ、おっしゃいますように、東京外語大以外の大学につきましても検討をお願いをいたしつつあるところでございまして、さらにその……
○国務大臣(中島源太郎君) 国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、総合研究大学院大学の新設、短期大学部の併設及び廃止、大学入試センターの所掌事務を改めること等について規定しているものであります。 まず第一は、総合研究大学院大学の新設についてであります。 これは、学部を置かない大学院のみの大学を設置し、国立大学共同利用機関との緊密な連係及び協力のもとに教育研究を実施しようとするものであります。 なお、総合研究大学院大学は、本年十月一日に設置し、昭和六十四年度から学生を入学させることとしております。 第二は、短期大学部の併設及び廃……
○国務大臣(中島源太郎君) 教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 学校教育の成否は、これを担当する教員の資質能力に負うところが極めて大きく、今後の社会の進展や学校教育の内容の変化等に応じた教育を展開していくに当たり、教員みずからがその自覚を高め、教育力の向上を図ることが必要不可欠であります。 現下の教育課題を解決し、また教育の質的向上を図るため、教員には、従来にも増して教育者としての使命感、幼児、児童生徒に対する教育的愛情、教科等に関する専門的知識、そしてこれらを基盤とした実践的指導力などが求められておりま……
○国務大臣(中島源太郎君) 滝沢議員からは、給食に対する御質問に当たりまして、重ねて天皇陛下にお触れになりました。私からも、天皇陛下の御快癒の早からんことをお祈りを申し上げます。 また、学校給食に際しまして児童生徒と教鞭をとられる先生方が一緒に会食をすべきである、まことにおっしゃるとおりでございまして、都道府県の教育委員会にもそのように通達をいたしておりますし、また、教職員の研修を通じてそのように指導を申し上げているところでございます。私も何回か小学校等の給食に御一緒さしていただいたことがございますが、当然のことながら、先生方それぞれ一緒に会食をしながら一つの教育の場としてお考えをいただいて……
○国務大臣(中島源太郎君) 教育職員免許法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 学校教育の直接の担い手である教員の活動は、人間の心身の発達にかかわるものであり、幼児、児童、生徒の人格形成に大きな影響を及ぼすものであります。このような教員の資質能力の向上は、その養成、採用、現職研修の各段階を通じて総合的に図られるべきことはもちろんでありますが、まず、その最初の段階である養成教育において真に教員にふさわしい人材を育成することが肝要であります。大学の養成においては、幅広い人間性、教科・教職に必要とされる基礎的、理論的内容と実践的指導力の基礎を確実に修得させる必要があ……
○国務大臣(中島源太郎君) 臨時教育改革推進会議設置法案について、その趣旨を御説明申し上げます。 教育改革は、二十一世紀に向けて、創造的で活力ある社会を築き、我が国を担うにふさわしい青少年を育成する上で、ぜひとも実現しなければならない国政の最重要課題の一つであり、教育改革に対する国民の期待にはまことに大きなものがあります。このため、政府は、臨時教育審議会の行った累次の答申を踏まえつつ、各般の施策の具体化に着手してきているところであります。 臨時教育審議会は、昨年八月二十日をもちまして三年の期間を終え、解散したところでありますが、これに先立って提出されました教育改革に関する第四次答申(最終答……
○中島国務大臣 このたび、文部大臣を拝命いたしました中島源太郎でございます。 教育、学術、文化の振興を図りますことは国政の基本であると考えております。また、教育改革は政府の重要な課題であります。先般閣議で決定をいたしました教育改革推進大綱に基づきまして、所要の施策を推進する必要がございます。私としては、持てる力のすべてを傾注いたしまして、これらの課題に取り組む所存であります。 当委員会の御審議の趣旨を体しまして文教行政を進めてまいりたいと考えておりますので、委員長並びに各委員の皆様方の御指導、御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○中島国務大臣 御指摘のように、一万八千人程度、今留学生を受け入れております。この方々が落ちついて勉学できますには、まず住居あるいは宿舎の安定した供給でありますので、国としては宿舎建設に全力を挙げております。これは国としては大学の留学生宿舎あるいは留学生会館、これは新たにまたつくるわけで、年間三百室から五百室はふやしていく計画でございます。ただ、それでも現在は四分の一程度が公的宿舎でありまして、あとの四分の三はアパートあるいは下宿でございますので、こういう方々は、今御指摘のように、礼金、敷金というものは本国とのまた習慣の差がございます。そういう面で、特に礼金という返ってこない面につきまして新た……
○中島国務大臣 嶋崎委員おっしゃるとおりでございまして、教育は国家百年の大計と申しますし、また、この国会では特に六法案含めまして御審議をいただき教育改革の本格実施に取り組みたい、私どもも一生懸命やらせていただきたい、このように考えております。
【次の発言】 教育全体の問題か、一部かということですが、これは教育全体と思います。特に教育の水準は高いところにあると思いますが、しかし社会全体が成熟度を増しますと、社会が国際化、多様化、個性化に向かってまいります。その社会の変化にみずから対応できるようなたくましく心豊かな青少年を育成したい、それが根本でございまして、それをまずうたったつもりでございます。
○中島国務大臣 留学生対策への取り組みでございますが、細かくは申しませんが、留学生諸君は、日本に学ばれましてやがて祖国に戻られましても、両国の交流、理解の重要なかけ橋になっていただける重要な人材でございますので、現在二万二千人を受け入れておりますが、将来十万人の受け入れを策定はいたしておりますが、この数はもちろんでありますけれども、その方々が、魅力ある学習をしていただき、また魅力ある生活をしていただき、日本人の青年その他との交流を通じまして、心の通い合いあるいは習慣のお互いの理解、こういうものを十分体得していただいて、そして将来よきかけ橋になっていただけるような環境づくり、それから情報の提供そ……
○中島国務大臣 事務局からお答え申し上げる前に、高知学芸高校のお話でございますので……。 二十七人という亡くなられた方を出しまして、また負傷者の方も今懸命に加療に努めておられますが、亡くなられました方々の御冥福をお祈りいたしますのと同時に、負傷されました方々の御全快の一日も早くあらんことをお祈りしておる次第でございます。 また、二十四日の悲惨な事故の第一報が入りました後、直ちに関係省庁と連絡をとりまして、それぞれの協力を得ることができました。その後、文部省からも上海並びに高知学芸高校に職員を派遣いたしまして、事故現地並びに学校それから政府の対応、この三者が三位一体で事後処理に当たるような態……
○中島国務大臣 過日、久保亘議員の御質問に対して法制局長官がお答えをいたしました。その質疑の内容は私も伺っておりました。そして法制局長官は、原則・一般論として、そして具体の事例が御質問の中からは酌み取れませんが、一般・原則論的にお答えをいたしますということを前提といたしまして、今おっしゃったようなお答えをしたわけでございまして、その件に関しましては、私もそのとおりであると思います。
【次の発言】 法制局長官の御答弁のとおりでございます。
【次の発言】 法制局長官御答弁のとおりだと思います。
【次の発言】 憲法二十一条につきましては、おっしゃるとおりと思います。
○中島国務大臣 私どもも、急増地域におきます小中学校の施設の整備は急ぐべきである、育ち盛りの学童生徒諸君の教育環境を整備することでございますから、校舎の整備は急ぐべきである、こう思っております。したがって今回の法律も六十七年度まで原則三分の二で御提案をいたしております。ただ、先ほど言いましたように、国の方の特例法と横並び――なぜ横並びにせにゃならぬのだ、そのお気持ちはわかります。しかし、国の財政とのやりくり、これはやはり私どももやりくりをいたしておりまして、六十三年度は横並びで、六十三年のみ十分の五・五で、たってお願いをいたしましょう、こういうことでございます。したがって、この法律がそのままい……
○中島国務大臣 中西委員御指摘のように、短期経理をずっと見ていきますと、今六十三年、六十四年は累積黒字の積み立てを取り崩しということで、その間が与えられたアローアンスだと思いますので、六十五年以降来るべき云々の御指摘は、やはり真剣に考える必要があろうと思います。 政府委員からお答えをいたしましたように、これは一つは老健法の仕組み、この見直しもありましょうし、あるいは医療制度そのものの検討もありましょうし、また六十五年までにその見直し、検討の宿題もございます。この点も踏まえまして、御指摘は重要なことだと思いますので、内部とも、また関係省庁ともよく勉強してまいりたいと思います。
○中島国務大臣 「教育は人なり」、こう言われます。特に教育基本法においても教育は人格の完成を目指す、こういうことが第一条に書かれておるわけでございまして、そういう意味で教育そのものは信頼の上に立つ、特に学校教育が広く国民から信頼を受けるということにその基本があると思うわけでございます。したがって、そこに服務する教職の方々が少なくとも法律に違反をするようなことがあったりあるいは教育の中立性を損なうようなことがあって、学校教育そのものが国民から信を失うことがあってはこれは大変なことでございますので、そういうことがありませんようにという通知をいたしたわけでございまして、私どもが教育を守り、教育を進め……
○中島国務大臣 教育公務員特例法第二十条の二に相当いたします。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 おっしゃるとおりだと思います。
【次の発言】 これは先ほどからお答えいたしておりますように、地方公務員法三十九条に描かれております研修も踏襲しております。ただ、先生のおっしゃるように教特法第十九条の一と二を合わせまして、今先生がお挙げになりました少なくとも専門職と言うには、幾つかの資質を備えていなければならないし、また、その前におっしゃった、教育というものは憲法、教育基本法にのっとる、その教育基本法の第一条には教育とは人格の完成を目指す、したがって教師も常々研修、それはまた前回……
○中島国務大臣 著作権改正案を御審議いただくに当たりまして、江田委員から、冒頭に、一日千秋の思いという言葉をお使いなって御鞭撻をいただきました。ありがたく思っております。 基本的なことだけ申し上げておきますが、おっしゃるように、著作者の権利を保護することによりまして知的創作活動を促進する、いわゆる文化活動を一層促進するために重要な位置づけをされておる法律でありますし、著作権思想の普及徹底というものも宿題になっておるわけでございます。具体にはこれから初中局長からお答えさせますが、高校の一部では、商業学校などでは教科書の中にもこれが記載されておるようでございます。あとは中学、小学校でも、例えば小……
○中島国務大臣 おっしゃいますように、著作権というのは、著作者の権利を保護するということによりまして知的創作力を促進する、まさに我が国が文化国家を目指していくというその根底を支える重要なものであろうと思います。その中で特に今隣接権についてお尋ねでございましたけれども、隣接権の今の条件整備といいますか環境整備については、政府委員がお答えしましたように、国内の利用者と隣接権者、それから国内の隣接権者と相手国の隣接権者、その間の話し合いというか契約内容が調うということが先決でございまして、その話し合いは大分煮詰まっておるということでありますけれども、私どもとしては、できるだけ早くその条件整備ができま……
○中島国務大臣 御指摘の教育改革に対する取り組みでございますが、おっしゃるように、臨教審、三年間御審議をいただきまして、その後、今当面進めるべき八項目についての教育改革の推進大綱をお決めいただいておりますので、それを着実に進めるということが私どもに与えられた課題だ、こう思っております。 特に、我が国の教育水準はおかげさまで高いところにございますが、しかし社会そのものが成熟度を増してまいりますと、社会自体が変化し多様化しておりますから、その社会の変化にみずから対応できるような、たくましく個性的で心豊かな青少年を育成しよう、これが一つの柱でございます。またもう一つは、人生八十年の時代でありますか……
○中島国務大臣 六十一年の統計でございますが、幼稚園、公私立ございますけれども、公立で保護者が支出する分でありますけれども、約十七方二千円程度、私立で三十二万五千円程度。あと中学とおっしゃいますと、公立で二十一万九千円程度でございます。ちなみに前年度比で申しますと、一・七から二・三%程度、こう思っております。
○中島国務大臣 災害遺児の問題につきましては再三御指摘をいただいております。この点は文部省としては、全国の育英会によります育英事業がございますものですから、それと一方で、交通遺児その他海難遺児とか特定の者につきまして、民間の財団からそれぞれに育英事業対象とされておるわけでございまして、その間を、その他の災害遺児という範囲をどこに特定するかということが私ども非常に苦慮をいたしておった点でございまして、それを各省庁で話し合いをいたしながら詰めていく作業がまず前提にあるわけでございます。 その災害という範囲でございますけれども、例えば一家の柱になっていらっしゃる方が何かの形でお亡くなりになるとか、……
○中島国務大臣 そろばんについてでありますけれども、御指摘のように私もそろばんは伝統的な計算用具と申しますか、私見を加えれば優秀な教育器具だと考えます。現在、小学校では三年で足し算引き算をやっております。ただ、小学校四年になりますとこれは適宜指導するという範疇に入っておりまして、あと中学、高校ではこれは適宜必要に応じてお使いなさい、こういうことでございます。そろばんというのはそういう計算器具だけでなくて脳の活動にも確かにプラスであろうと思いますので、今後指導要領等の改訂も行われますので、三年プラス四年でももう少ししっかり教えてもらうという方向で考えていきたいと思っています。
○中島国務大臣 せっかくの高知学芸高校の御質疑でございましたから……。 今回の事故は大変不幸な、そして悲しい出来事でございまして、二十七人の死者並びに多数の負傷者を出されまして、私からもまず亡くなられました方々の御冥福を心からお祈りを申し上げますとともに、負傷されました方々の御全快の一日も早いことをお祈りをいたす次第でございます。 事故直後から外務省、運輸省と連携をとりまして万全を尽くしてきたつもりでございますし、それからまた、日本体育・学校健康センターからの災害共済給付金、つまりそのうちの死亡見舞金でございますが、これは去る三月三十一日に学校にはお渡しをいたしております。その後、昨日遺族……
○中島国務大臣 お尋ねの件は、二つ具体的にお挙げになりましたので、教育課程審議会委員の任命は六十年の九月でございます。大学審議会委員の任命は六十二年の九月でございます。おっしゃいますように、六十年当時は高石氏は初等中等教育局長、六十二年は事務次官でございますから、それぞれの立場は若干違いますけれども、その任命について仕事上タッチし得る立場にあったということは事実でございます。どのようにタッチしたかということは、それぞれの職務によってそれぞれの、これは八条機関でございますから、任命の手続の法令がございます。その法令に従って厳正に任命をいたしたということでありますが、その中で、高石氏につきまして、……
○中島国務大臣 岡島先生から文部省の姿勢をお褒めいただいたというか、御激励いただいて、大変光栄というか恐縮でございます。 まさに、先生も詳しく御存じでございますので、今までの臨教審答申並びに教育改革推進大綱の中身をよく御存じでございますように、その大綱の中でも第一番に挙げられましたのは生涯学習でございます。 御存じの上でございますから主な点だけ申しますと、ことしを教育改革の本格実施の年と私ども定めておりまして、その主なるものは、生涯を通じて八十年の人生をいかに意義ある社会人として過ごし全うするか、これが人間の目的であろう、そして社会は成熟度を増すと同時に多様化、個性化、国際化の時代である、……
○中島国務大臣 今御指摘になりました大学審議会並びに教育課程審、これはそれぞれ国家行政組織法によります第八条機関でございます。したがって、それぞれに関係法令がございますので、関係法令に従いまして適正に選任をいたした、こういうことでございますが、選任の具体の手続につきましては政府委員からお答えさせたいと思います。
【次の発言】 御指摘のように、一般論といたしましては、少なくとも高校から進路指導あるいは大学から社会人に対します進路情報というもの、これはある意味では必要なことだと思います。また、そういう意味ではそれぞれの審議会が一般論として密接なものだと思いますけれども、先生御指摘のように、だからこ……
○中島国務大臣 お尋ねの宗教法人でございますけれども、その中には宗教活動、これについては課税をされておりません。この部分は信教の自由に基づくものである、これは御存じのとおりでございます。 一方、宗教法人の中にも、その他の収益事業あるいは公益事業を営んでおる部分がございます。この部分は他の公益法人との横並びの税率となっておりまして、これも御存じのとおりで、私どもはそれぞれ適正な理由があるというふうに考えております。 ただ問題は、にもかかわらずその中で脱税行為が一部にしろある、あるいは申告漏れがある、これは残念なことだと考えておりますし、また、そういう宗教法人に対する優遇税率というものをねらっ……
○中島国務大臣 せっかくのお尋ねでございます。選挙公約のころと申しますと六十一年の夏と思いますが、私も記憶は定かに持っております。当時は、大型間接税のあり方についてはこれからという時期でございました。私どもの周辺では、国民が反対をし、党員が反対をするような大型間接税と称するようなものの導入は考えないという当時の自民党総裁のお言葉もあった時期でございまして、その趣旨に沿って私もお約束を申し上げた、そういう記憶は鮮明にございます。 ただ、その後時系列的にいろいろな論議がございました。そして、党内におきましても正式な手続におきまして論議がなされ、また売上税の問題、そして今それを含めまして御提案を申……
○中島国務大臣 公益法人、特に宗教法人についてお尋ねでございました。 宗教法人に対する課税率は先生御存じのとおりでございまして、宗教活動に関する部分は非課税でございます。また、収益事業、公益事業部門に関しましては他の公益法人と横並びの課税ということになっておるわけでありまして、特に宗教活動部分の非課税については、やはり信教の自由という立場からの理由があるわけでございまして、それぞれ適正な理由があると思っております。 ただ、先生御指摘のように、それに対する脱税行為が一部でもあるということは大変遺憾なことであります。それからもう一つは、公益法人横並びの優遇税率部門を目指しまして他の企業が意識的……
○中島国務大臣 まず事実関係について政府委員からお答えをさせ、そして私の見解を申し上げたいと存じます。
【次の発言】 事実関係についてはただいま政府委員がお答えをしたとおりでございます。私自身また前事務次官の行動につきましては昨日の報道によって承知をいたしたところでございます。
事実関係は今のとおりでございますが、私の率直な感想といたしまして、これが本人であれ夫人であれ、この行為はまことに慎重さを欠いたものといたしまして残念至極に存じます。私どもといたしましてはさらに詳細な事情を聴取いたしたい、このように考えております。
同時にまた、省内に対しましてさらに厳正な職務を遂行いたしますように徹……
○中島国務大臣 福岡の財団につきましては、今政府委員からお答えしたとおりでございます。
ただ、私は、今回の前文部次官の行為については、前回も申し上げましたように、これが本人であれ夫人であれ、大変配慮を欠いた、慎重さを欠いたものとして大変残念に思っておるということだけ申し上げますが、福岡の法人につきましては政府委員からお答えさせます。
【次の発言】 御趣旨の点は承りました。
○中島国務大臣 このたび、政府から提出いたしました臨時教育改革推進会議設置法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 教育改革は、二十一世紀に向けて、創造的で活力ある社会を築き、我が国を担うにふさわしい青少年を育成する上でぜひとも実現しなければならない国政の最重要課題の一つであり、教育改革に対する国民の期待にはまことに大きなものがあります。このため、政府は、臨時教育審議会の行った累次の答申を踏まえつつ、各般の施策の具体化に着手してきているところであります。 臨時教育審議会は、昨年八月二十日をもって三年の期間を終え解散したところでありますが、これに先立って提出された教育改……
○中島国務大臣 ただいまの御決議につきましては、御趣旨を体しまして今後努力をいたしたいと考えております。
○中島国務大臣 まず冒頭、学教法の御審議をいただく機会を得まして、ありがたいと思っております。 町村議員の御質問でありますが、二点ありまして、現在の高等学校教育のいい面あるいは改革すべき面、どのように認識しておるかという御質問だと思いますが、おっしゃるように九四%、一〇〇%近い進学者を受け入れておる高等学校教育でありますが、それだけにそのレベルの問題、これはやはり今までの努力の結果、相当高水準のレベルにあるということは言えると思うわけであります。ただ一方、初等、中等、それから後期中等教育を含めまして、少なくとも臨教審で言われますように、これからは生涯学習の重要な基礎的な部分という位置づけもご……
○中島国務大臣 林先生から教育全般について御提言がございました。振り返りましてこの一年、特にことしは教育改革本格実施第一年目というように位置づけられた年でございまして、特に百十二国会では八法案を用意をいたしまして御審議をお願いいたしたところでございます。そういう中で皆様方各委員の御理解を得まして、初任者研修を初めといたしまして着実に御理解を得てまいりまして大変ありがたいことであると思っておりますが、しかし、法案の数で申し上げるわけではございませんが、教育改革のこれからなさなければならない提出法案の御審議もまだまだこれからお願いをいたさなければならない点が多々ございます。ぜひこれを御審議を進めて……
○中島国務大臣 御指摘がありましたので、大阪書籍の御指摘の部分については目を改めて通させていただきました。一言で申せば、国語教育の面から見ても、人間形成に資するという面から見ても、国語教材としてふさわしいものとは当然思いますけれども、これが五年と六年に分かれておるわけでございますね。 私、率直に思いまして、緒方洪庵さんの件、これは一読して大変結構なことでありますけれども、ただその中に、世のために尽くした人の一生ほど美しいものはないという書き出しでありまして、その中にお医者さんの心がけの一部に、ただただ自分を捨てよ、そして人を救うことだけを考えよ、こういう言葉があるわけであります。これは、私ど……
○中島国務大臣 具体の御質問があれば政府委員からお答えさせますが、基本的には教育職員というのは学校教育を支える重要な担い手であると思うのです。そういう教員の方々の資質を向上させるということは何よりも大切だ、こう思っております。そういう面で、今おっしゃった中で、専修免許状を設けまして、そして大学院修士課程以上の学力がそれほど必要かなということでありますけれども、これは一種免許状がございますけれども、その中で特に特定分野で知識を高めてきた方々に対しまして、より教育の場に踏み込んでいただこう。それには知識だけじゃなくて、今おっしゃったように社会も多様化しておりますし、子供の、児童生徒の心情も多様化し……
○中島国務大臣 今、前段におっしゃいました現行の教員養成・免許制度の基本理念、これは四項目とも五項目とも言えますけれども、先生のおっしゃった大綱は今後とも遵守してまいりたい、また、これは法律によるものである、このように考えます。
【次の発言】 全くその趣旨に沿っておると考えております。
【次の発言】 中西先生の御質疑を拝聴いたしておりました。中西先生の御質疑の中で、教育の中で一番大切なのは信頼と愛情と尊敬だ、こうおっしゃったことに対しては全く同感でございます。
そういう意味で、これからの教育の中に、単に知識の伝達だけでなくてそれぞれの発達段階に応じて適切に指導するということをもって行うという……
○中島国務大臣 馬場委員おっしゃいますように、戦後の教員養成の原則をどう考えるかということでございますが、戦後の教員養成は日本国憲法、教育基本法、学校教育法に基づきまして教育職員免許法を定めておりまして、大学における開放制の教員養成を基本理念の一つとして行ってきたものでございまして、今後ともこの理念は遵守してまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 教育職員の資格と免許に関する制度は、今後とも法律で定めるという原則を変えるということは考えておりません。
【次の発言】 今おっしゃいました基本理念、繰り返すようで失礼でございますが、免許状主義の徹底と教職課程履修による専門職制の確立、大……
○中島(源)委員 質疑に入ります前に、昨日発生をいたしましたサンフランシスコを中心といたしました地震災害に関しまして、広範な地域に災害、被災が出ておりますし、また、多くの方々が痛ましい災害に遭われておるようであります。この際、心からお見舞いを申し上げます。 つきましては、昨日、外務大臣から当委員会に緊急の御報告もしていただきました。当然のことながら、その後被災現地と密接な連絡、連携をおとりになり、また対策上も、救援その他できますことは対策を立てておられると思いますが、その点で改めて御報告いただく点があれば伺っておきたいと存じます。
○中島国務大臣 昭和六十三年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和六十三年度の文部省予算につきましては、文教は国政の基本であるとの認識に立ち、教育、学術、文化、スポーツの諸施策について、その着実な推進を図るため、臨時教育審議会の答申を踏まえ、所要の予算の確保に努めたところであります。 文部省所管の一般会計予算額は四兆五千七百六十五億九千四百万円、国立学校特別会計予算額は一兆八千百八十三億四千二百万円となっております。 何とぞ、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、時間の関係もございますので、お手元に配付してあります印刷物を、主査におかれま……
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