このページでは栗原祐幸衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(栗原祐幸君) 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部改正を内容としております。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊三百五十二人、航空自衛隊二百三十一人、統合幕僚会議二十三人、計六百六人増加するための改正であります。これらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役等に伴うものであります。また、統合幕僚会議については、中央指揮所の二十四時間運用態勢を確保するためのものであり……
○栗原祐幸君 ただいま院議をもって永年勤続議員表彰の御決議を賜り、光栄これに過ぐるものはございません。 このような栄誉を受けることができましたのは、ひとえに関係各位、わけても静岡県の皆様の御支援のおかげであり、ここに心から御礼申し上げます。(拍手) 私が国会に議席を得ましたのは昭和三十七年でありました。それは、池田内閣が高度経済成長政策を打ち出し、国民も明るい希望を持ち始めたころであります。しかし、政治的現実は厳しく、与野党対立の課題が後を絶たず、保革伯仲のつばぜり合いが繰り返され、ために国会は異常な事態を迎えることもしばしばでありました。 特に記憶に残ることは、荒れ狂う学園紛争の中でい……
○国務大臣(栗原祐幸君) 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 初めに、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊二百三十九人、航空自衛隊二百六十七人、統合幕僚会議四人、計五百十人増加するものであります。これらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役等に伴うものであります。また、統合幕僚会議について……
○栗原国務大臣 このたび再度防衛庁長官を拝命いたしました栗原でございます。 我が国の防衛は、我が国の憲法のもと、日米安保体制を中心として平和と独立、安全を保っておるわけでございますが、私もこの信念に基づきまして、今後全力を尽くしたいと思います。 当委員会におきましては、ベテランの皆様方がたくさんおられますので、どうかいろいろと御鞭撻、御指導のほどを心からお願い申し上げまして、簡単でございますが、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)
○栗原国務大臣 このたび再度防衛庁長官を拝命いたしました栗原祐幸であります。 国の防衛という大任でございまして、身の引き締まる思いでございます。 本委員会におきましては、従来から防衛行政につきまして格別の御理解と御指導をいただいておりまして、感謝をしております。今後もぜひよろしく御指導を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単でございますがごあいさつにいたします。ありがとうございました。(拍手)
○栗原国務大臣 私の方で手を挙げてこの委員会に出席させていただいたというわけじゃございませんが、せっかくの御質問でございますのでお答えを申し上げたいと思います。 給与の問題と防衛費一%の問題は直接的に関係を持つものではない、私はそう思っております。しかも、一%の問題について私が柔軟な姿勢を示したということは、いろいろな問いの中でのやりとりでございまして、この人勧との関係ではございません。人勧との関係で申し上げるならば、ただいまも官房長官からお話のありましたとおり、一般職の国家公務員の給与をどういうふうに取り扱うか、まだこれが決まっていない。防衛庁の職員は一般職の国家公務員の給与に準ずるという……
○栗原国務大臣 私は、先般ワインバーガー国防長官の招待により、九月二日から九月八日までの間米国を訪問し、同長官との定期協議を行うとともに、ブッシュ副大統領、ポインデクスター大統領補佐官、ホワイトヘッド国務副長官、アスピン下院軍事委員長及びヘイズ太平洋軍司令官と会談し、また、海軍兵学校を視察してまいりました。 ワインバーガー長官との協議の概要は、次のとおりであります。 まず、私から、かねてより米ソ間における軍備管理・軍縮の進展に注目してきた旨を述べたところ、ワインバーガー長官から、米国はこの問題に真剣に取り組んでいるが、その実質的な進展を図るためには、西側同盟諸国の結束と一貫した努力が重要で……
○栗原国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊三百五十二人、航空自衛隊二百三十一人、統合幕僚会議二十三人、計六百六人増加するための改正であります。これらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役等に伴うものであります。また、統合幕僚会議については、中央指揮所の二十四時間運用態勢を確保するためのものであります。 次に、自衛隊法の一部改正につい……
○栗原国務大臣 領域だけではないと思います。
【次の発言】 私も、今度の米ソ首脳会談というのは両方とも真剣に軍縮問題を話し合ったと思います。そういう意味合いでは、私どもとしては今後に期待を持ちたいと考えております。
しかしながら、核の問題のほかに、通常兵力といいますか、そういうものもございますので、そこら辺までグローバルに見ますとまだまだここで断定的なことは言えない、そういうふうに考えております。
【次の発言】 私は、率直に言って大変残念であり遺憾だと考えております。年間飛行をやる、要務飛行をやる、それは上可の許可を得ておった、しかし上司自体はその後の会合ということを知っておったということに……
○栗原国務大臣 今いろいろ議論を聞いておりましたけれども、外国から日本へ入ってきた場合に検疫が行われるのは当然である。しかし、日本国内におる者が本州から北海道へ移動する、そういう場合に検疫があるはずがない、こう考えております。
【次の発言】 今御指摘のとおり、国民の常識に支えられて我が国の自衛隊は存立をするわけです。ですから、主観的にいろいろ我々はこう思う、ああ思うというのは、それはそれなりに私はわからぬわけじゃないが、国民的常識に合わぬことはしてはいかぬ、そういうふうに考えまして、今後この線に沿って御期待に沿うように努力をいたしたい、こう考えております。
○栗原国務大臣 この問題は、元来、外務大臣がお答えするのが今までの慣例でございますが、あえてお名指しでございまするし、私は抽象的な議論はやめまして、自分自身が政治家としてワインバーガー長官と二年前、それからことし、二回にわたりまして、軍縮・核軍縮・軍備管理の問題について話し合いました。 私は、先ほどお話のあったとおり、いわゆる軍備あるいは防衛のために世界各国が金をどんどんつぎ込むというようなことは非常に悲しいことだ、この地球上には貧しい方々がたくさんいる、そういう方面に回したらどうだ、そういう考え方を持っておりまして、いわゆる国防大臣であろうと、あるいは防衛庁長官であろうと、平和を守るために……
○栗原国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。 防衛庁職員の給与の改定につきましては、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても改定することとしております。 この法律案の規定は、公布の日から施行し、昭和六十一年四月一日から適用することとしております。以上のほ……
○栗原国務大臣 これも毎回申し上げておりますが、五十一年の三木内閣の防衛費に関する閣議決定は守ってまいりたい、これが基本でございます。
ただ、これまたたびたび申し上げているとおり、防衛庁長官という立場からいたしますと、「防衛計画の大綱」水準を早期に達成する、具体的には中期防衛力整備計画というのができましてその第二年度を迎えておる、この計画に基づきまして概算要求もしてあるわけでございまして、防衛庁長官としてはこれが達成に全力を尽くす、これも私の一つの姿勢でございます。
【次の発言】 今いろいろと御指摘の中で、防衛庁としてしかと承らなければならぬ点は多々ございます。それについては、私は私なりに今……
○栗原国務大臣 六十一年九月一日現在で六十二名を受け入れております。それから、六十二年度から六十五年度当初の間に約四百名を受け入れたいということで、国鉄側に申し出ております。
○栗原国務大臣 一%の問題につきましては、総理大臣が言われたとおり、三木内閣のあの決定を守ってまいりたい、これは変わっておりません、この点は。 それから、GNP一%の問題について私がいろいろと話をすると言ってますが、私が一%の問題を言いましたのは「防衛計画の大綱」と一%の問題、あるいは一%を超えると軍事大国になるとかならないとかという、そういう質問がございまして、それに答えたことでございますから、この点は御理解いただきたいと思います。 それから、現実にことしの補正予算で防衛費がどうなるかということは、ただいま御指摘のとおりいろいろの要因がございます。まだ決定的なことは言えませんけれども、私……
○栗原国務大臣 御案内のとおり、いわゆる技術というものが非常に変わってまいりますね、進んでまいりますね。それに基づいて戦術、戦略も変わってくる、そういうことから装備体系というものも変わってくる、これはまあ必然的だと思うのです。例えば、よく言われることですけれども、今の装備体系、今の大綱の別表ですね、現実的には。いわゆる艦艇を中心とした対潜装備体系、それから今は航空機を中心とした装備体系に変わっておる、これは御案内のとおりですね。今後それじゃそれがどのように変わり得るだろうか、これは可能性の問題として考えるということ。それは航空機にしましても非常に性能がよくなってきた、速くなった、しかも航続距離……
○栗原国務大臣 私の一連の発言を一%を突破するためのいろいろの意図的な発言のようにお思いになっておられるようでございますが、そういうことはございません。ただ、私が就任して以来、一%の問題と「防衛計画の大綱」とをどちらを優先するんだ、あるいは一%を超えれば軍事大国になるんだ、あるいは一%以内ならいいんだとか、そういう議論が随分ございます。したがって、この一%問題につきましては、国民各界の階層の方々がこの機会に大いに一%というものはどういう意味があるんだ、そういうことを御議論いただくことが必要ではないかという意味で申し述べているのでございまして、三木内閣の閣議決定の防衛費の一%を守っていきたいとい……
○栗原国務大臣 平素から、我が国の安全保障に深い関心を持って御指導いただいている安全保障特別委員会の皆様に、私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。 御案内のとおり、我が国は、自由主義諸国の有力な一員として、日本国憲法に従い、自衛のための必要最小限の防衛力を確保し、もって、自国の安全と世界の平和に寄与しなければならないと考えております。このためには、日米安全保障体制を堅持し、自衛のため必要な限度において、質の高い防衛力の整備を、継続的かつ計画的に行っていくことが肝要であります。 すなわち、従来から、「防衛計画の大綱」に定める防衛力の水準の早期達成を図ることを基本方針とし、その……
○栗原国務大臣 今外務大臣からもお答えがありましたが、防衛庁といたしましても、米軍に対して、原因の究明、事故の再発防止ということについて可及的速やかにやってもらいたいと強く申し入れてあります。
【次の発言】 OTHというのは、専守防衛で我が国としては情報収集機能を強化する、そういう意味でその有用性について着目していることは事実でございます。しかし、これを導入するかどうかということはまだ決めておりませんし、いわんやどこそこに設置をするというようなことについては一切検討しておりません。
【次の発言】 金額で言うとそういうことであります。
【次の発言】 十八兆四千億というのは昭和六十年度の実質価格で……
○栗原国務大臣 まず中期防とは何ぞや、これは一口で言いますと、「防衛計画の大綱」に、限定かつ小規模の侵略に対応し得る、そういう防衛力の整備、これは防衛計画大綱の大きな柱でございますね、その大綱の水準を達成する、そしてそのためには正面と後方のバランスをとる、質の高い防衛力をやる、その計画を昭和六十一年度から昭和六十五年度までやりましょうというのがいわゆる中期防衛力整備計画、中期防である、こういうふうに認識をしております。 それから、これはいわゆる昔の二次防、三次防、四次防という年次防に返るんだから、あの当時は倍々計画でふえたじゃないか、今度もそういうことはないか。これは、そういうことはないと思……
○栗原国務大臣 どういう御質問の趣旨かよくわかりませんが、公式に言う場合と非公式に言うのに、そんなに大きなあれはないと思います。
○栗原国務大臣 我が国の防衛費が先進諸国の中で非常に上位になった、大変なものじゃないかというお話がございました。円が非常に高くなりまして、それで換算すると確かに水準がぐっと上がるというのは事実であります。ただ、三位であるかどうか、これは私承知しておりません。もし詳しいことでありますれば、政府委員から後ほどお伝えをいたしたいと思います。 ただ同時に、防衛力というのはストックといいますか、今まで長年軍事力を増強してくる、その累積というものも考えなければならぬ。そういう観点からいたしますと、日本は決して大きなストックを持っているというものじゃないのです。この点をひとつお考えをいただきたい。先ほど、……
○栗原国務大臣 一%というのは、御案内のとおりいろいろの経過を経てきておりますので、それはそれなりに重要であるというふうに考えておりました。ただ、私は申し上げているとおり、一%という枠を守れば日本の防衛は大丈夫なんだ、一%を超えれば軍事大国なんだ、一%以内ならいい、そういう考え方は、これはとれない。どうしても一%の問題と「防衛計画の大綱」の問題とを比べてみれば、計画を達成することの方が優先する、そういうふうに申し上げておるところでございます。
【次の発言】 一%を決めたときは、御案内のとおり「当面」と「めど」になっている。これは永久という意味じゃございません。だからそういう意味でやはりこれはと……
○栗原国務大臣 まずニアミスの問題ですが、これは私非常に重大に考えているのです。これはいいかげんなままにしておいてはいけないと思います。そこで運輸大臣に対しましても、運輸省が主体となって調査をされる、それに対しては防衛庁も積極的に協力をいたします、こう言っております。いやしくもお互いに内部的にかばい合う、そういう態度はよろしくない、落ち度がないなら落ち度がないということでちゃんと申し開きをしなければならぬし、落ち度がある場合にはそれなりの対応をしなければならない。そういうことで、これだけは厳正にやらぬと、まさにシビリアンコントロールにかかわる、こういうように考えております。 それからもう一つ……
○栗原国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 初めに、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案理由及び内容の概要について御説明いたします。 まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。 これは、自衛官の定数を、海上自衛隊二百三十九人、航空自衛隊二百六十七人、統合幕僚会議四人、計五百十人増加するものであります。これらの増員は、海上自衛隊については、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛隊については、航空機の就役等に伴……
○栗原国務大臣 おっしゃるとおり、憲法の枠の中で必要最小限度の防衛力を整備する、俗に言う専守防衛ということに徹するということでございます。そういう大枠のもとに、御案内のとおり昭和五十一年に「防衛計画の大綱」というものをつくりました。その大綱水準の達成を期するということで中期防衛力の整備計画を今行っておる、それに基づきまして継続的、計画的に着実に防衛力を整備する、この方針は今後も変わらないということでございます。
【次の発言】 文民統制については私からお答えいたします。
文民統制というのは一番大事だと思います。文民統制の一番の根っこは国会でございます。国民が自衛隊をコントロールする、具体的に言……
○栗原国務大臣 今度の訪中は、日中の防衛関係からすると大変重大な意義を持ったと私は思います。 その一つは、これは私の方から中国の方にぜひ行きたい、こう言ったことではない。前に私が防衛庁長官をやりましたときにも非公式に御案内をいただきましたけれども、その後、加藤前長官のときに中国と日本との防衛関係のいろいろな行き来がございまして、前長官に対しましても中国からの招聘があった。そして私が再び防衛庁長官になりまして、今度は向こうから御招聘があった。私は、御招聘がありますれば、正式にそういうふうなお話がありますれば参りましょうと言ってお受けしたのです。ですから、これは私に関する限りは中国側から再三にわ……
○栗原国務大臣 御案内のとおり、安保条約の目的を達成するために、施設とか区域、それの提供をしなければならぬ、これは日米安保で我が国の義務であります。その義務を遂行するのには国民の皆さんの御理解をいただかなければならぬ、御協力をいただかなければならぬ、そういう趣旨のことを今言われたような表現で言ったわけでございます。
【次の発言】 原則としてそういうことであろうと思います。
【次の発言】 これは、具体的な問題というよりも、国会で皆さんの方に知らせるべきことは知らせなければならぬし、御議論いただくことは御議論いただく、そういう姿勢でいかなければならぬと思います。しかし、それにはおのずから防衛の観点……
○栗原国務大臣 今おっしゃったとおり、その当時、大綱の水準に達成している、概成しているというのは、そのときの認識で正しいと思いますよ。ただ問題は、大綱にも書いてあるように、軍事技術の進歩、そういうものによって質を高めていかなければならぬ、こういうことでございますから、しかも枠としては「防衛計画の大綱」、それと一体である別表ということでございますので、そういう意味合いではいささかも逸脱をしていない、こういう認識でございます。
【次の発言】 これは今までの経緯がございますので、政府委員から答弁させます。
【次の発言】 今までの議論、結論的に言いますと、いわゆる「防衛計画の大綱」に基づいて必要最小限……
○栗原国務大臣 実は、私のところへワインバーガー長官から私信が来ましたのは四月の末だったと思います。それにはこういうふうに言ってあるのです。それは、いわゆるソ連の原潜の音が小さくなったということと同時に、東芝機械がココム違反をしている、これは非常に重大な問題である。ついては、貴長官はココムについて担当の大臣ではないけれども、安全保障という観点からひとついろいろと御留意いただきたい、そういう趣旨の話がございました。 私は、いわゆるこのココム違反の問題と原潜の音というそういう因果関係は別にして、いわゆる東芝がココム違反をしておるという指摘でございますから、大変これは重要な問題である。そこで、私が……
○栗原国務大臣 ただいま総理からお話のあったように、私も、これは西側陣営の安全保障というだけでなしに、むしろ日本の安全保障上大変重大な問題だと思うのです。私は、これを機会に国民の皆さんに、我が国の安全保障というものはどういうものか、このことをよく考えていただきたい。そして、再びこういうことの起きないような防止策を前向きにどうとるかということが大きな課題ではないかと思います。言うなれば、災いを転じて福となす、その機会にしなければならぬと思っております。防衛庁を担当しております私の立場からいたしますと、いわゆる潜水艦に対する探知能力を高める、特にソ連の潜水艦の性能、静粛度というものが非常に進んでき……
○栗原国務大臣 けさ会いました。けさ会いまして、話の内容の一つは、いわゆる対潜探知能力、それについて日米で共同して、研究といいますか話し合いを進めていくといいますか、そういうことをやろうということで合意いたしました。向こうの方からも担当の責任者を出す。向こうは海軍こちらは海上自衛隊、その責任者同士で、責任者をつくってお互いに話し合い、協議をしよう、早急に始めようということで合意を見ました。
【次の発言】 別にそういうことではございません。従来から申し上げているとおり、外国機の導入、現有機の転用あるいはアメリカとの共同開発を含めて開発、こういうことでございまして、特に今の段階で共同開発に踏み切る……
○栗原国務大臣 私、別にワインバーガーをかばうつもりはございませんが、私の承知しているワインバーガーはそういうことをやる男じゃないと思います。私は正森さんもよく承知してますよ。総理同様、私はあなたを個人的には高く評価いたしますが、しかしそういうような推定をされるのは、俗に言うげすの勘ぐりではないか、こう思います。
○栗原国務大臣 これは断念するわけにいかぬのです。前から申しているとおり、これはいわゆる気象上の資料を集めるということでございまして、このこと自体が直接直ちに建設をするということではないわけでございますから。 それで、私申し上げているとおり、とにかく聞く耳を持たないというこの態度だけはぜひ改めていただきたい。また、各党それぞれのお立場はありますけれども、よく防衛施設庁の方の話も聞けよ、こういうことで御努力を賜りたいと思います。私の方は平穏裏にできることを期待しておりますけれども、しかしもうそれは絶対相ならぬということでまいりますと、これは話は大変こんがらがってくると思うのです。ですから、そう……
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