このページでは田中美智子衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○田中(美)委員 老人保健法の質問をさせていただきます。
老人医療の無料化をやめて一ヵ月四百円ずつ窓口で取るということになりましたのが昭和五十八年ですが、そのときに老人医療費の伸びが九・四%でした。ところがそれが一気に伸びが三・九%になったということは、てきめんに、政府側は効果抜群であったという評価をしていらっしゃるようですけれども、この一部負担の効果が抜群だと思っていたところが、昨年の四月にはもはや一五・四%に急増しています。これはどういうわけでしょうか。どういうわけでこのように急増するようになったのでしょうか。
【次の発言】 私もそのように思っています。なぜ入院費が膨らんできたかというこ……
○田中(美)委員 中曽根総理、あなたは同時選挙のときに、六月十一日の札幌市内で地方遊説の第一声の演説をなさったことを覚えていられると思います。これは新聞にも報道されておりますが、老人が欲しいものは、一つは年金、医療、もう一つは仕事、もう一つは孫と一緒、家族と一緒に住めるということ、この三つを大事にして二十一世紀に向かう、こう言って、老後の安心を確立するために自民党は頑張るというふうな公約をお述べになりました。これは老人福祉法の第二条に基本理念がありますが、総理、お開きいただいていますか、この基本理念には「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保……
○田中(美)委員 総務庁が発表しましたことしの一月分の労働力調査によりますと、完全失業者が百八十二万人、昨年一月に比べますと、この一年間で十七万人も失業者がふえているということです。失業率も三%と昭和二十八年の統計開始以来最悪の水準になっているということは御存じだと思います。 それから、三月十一日に通産省の臨時円高対策本部が鉄鋼、機械、自動車、繊維など主要十七業種の調査結果を発表しています。これによりますと、現状では第三次産業も労働力人口の伸びを吸収できない。失業者が毎年約二十万人は増加するであろう。昨年からの一年間で十七万人でしたけれども、これから二十万人ずつは増加するであろう。その結果、……
○田中(美)委員 まず、年金の積立金の自主運用についての質問からいたします。
自主運用が実現することになって厚生省も経済官庁になったというような声が聞かれております。そういう中で、この年金の積立金の管理運用とか自主運用については、保険金を拠出している者の代表を運営に参加させて民主的な運用に努めることというような附帯決議などが今まで出されているわけですけれども、今度の問題には労働者の参加がないわけですけれども、その点はどういうことでございましょうか。
【次の発言】 これは初めてのことですので、やはりこれに保険料を拠出している代表者がきちっと意見が述べられるようにしなければならないのではないかと……
○田中(美)委員 雇用率の達成が非常におくれているということは、障害者にとっては非常に大きなことだと思います。年金だとかいろいろな補助金とか手当とか医療に対する補助とか、こういうようなことは当然のことですけれども、やはり障害を持った方たちが最も願っていることは、働いてみずから自分がお金を取りたいというのが一番の願いなわけですね。これが遅々として進まない。 時間がありませんので、私の方から申し上げますが、八六年の六月の調査、去年の六月の達成率で見ますと、これは三百人から四百九十九人まで、五百人以下の企業では五六・九%、約五七%が未達成、それから千人以下が六六・三%も未達成、それから千人以上の企……
○田中(美)委員 初めに一言申し上げておきたいと思います。 社会福祉の従事者が専門職として位置づけられることは、各方面からの大きな要求でした。しかし、なかなか具体的な話にならず、一時は放置されているのではないかというような疑いさえ持たれている状態だったわけです。ところが突如社会福祉士及び介護福祉士法案要綱が二月に発表されまして、中央社会福祉審議会など三審議会の意見具申が三月二十三日に提出されました。そのために各関係者の間で検討や論議が十分にされる時間がなく、まさに唐突に、まさに突然といった感じで、この法案が四月二十八日に国会に提出されました。それだけに、社会労働委員会の議員でさえ認識が浅いの……
○田中(美)委員 まず、運輸省にお願いいたします。時間がありませんので、簡潔にお答え願います。
低肺機能者が電車やバスや地下鉄などに携帯用の小型酸素ボンベを持ち込んで、そして吸っていくということの中で、電車の中に持ち込むのはいいけれども、電車の中で吸ってはいけないとか、持ち込んでもいけないとか、こういうふうな問題、トラブルがあちこちで起こっております。こういうものを持ち込んではいけないとか吸ってはいけないとかという法的な規制があるのでしょうか。
【次の発言】 名前などは結構ですから、簡潔に中身だけおっしゃってください。
五十八年に出しました運輸省の告示五百七十二号では、航空機には持ち込んで……
○田中(美)委員 今度の厚生省の国立病院・療養所の再編成計画によりますと、現在ある二百三十九施設のうち――厚生大臣、ちゃんと聞いていてください。統廃合で七十四施設を切り捨てて百六十五施設にする。残る百六十五施設は地域医療から撤退して高度、専門医療を担うものにする、機能分担をさせるのだ、こういうわけです。そうしますと、この残る百六十五施設の高度、専門医療をするためには、非常に多数のスタッフと財源がかかると思うのですけれども、その計画というのは今どこら辺まで進んでいるのでしょうか。――なるたけ厚生大臣、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、統廃合をするという計画はやるのだ、そして……
○田中(美)委員 私は、共産党・革新共同の田中美智子でございます。きょうは四人の先生方の御意見を伺いまして、本当にどうもありがとうございました。その御意見に基づきまして、もう一つ御意見を伺わせていただきたいと思います。私の持ち時間が十分しかございませんので、橋本先生と前川先生に御意見をお伺いしたいと思います。 先ほどからの橋本先生の国立病院のそもそものあり方ということに対しての高い見識ある御意見、大変参考になりまして心から敬意を表したいと思います。その御意見の最後に先生は、統廃合のための統廃合になるおそれがないようにということを言われましたけれども、まさに今度の法案は統廃合のための統廃合にな……
○田中(美)委員 政府は、今度の改正で週四十時間を本則で定め、大幅な時短になるというような大々的なPRをしてきました。しかし、法案の中身を細かく検討してみますと、附則で、当分の間、三百人以上の事業所では四十六時間、それ以下の事業所は四十八時間。ですから、時短の対象になる人数は約三十五万人にしかすぎません。この人数は全労働者四千四百万人中〇・八%が時短の対象になるにすぎないわけです。これは四十時間制というPRから考えますと、いかにまやかしであるかということがはっきりしているのではないかと思います。 質問に入りますが、労働省の提出した数字によりますと、三百人以上の事業所では、現在四十六時間以下を……
○田中(美)委員 今までの委員会でも、また当委員会でも、大臣は、しばしば地元の関係機関、また職員団体等の御理解をいただくための話し合いを十分にやって進めるということを言われました。この言葉について疑うわけではありませんが、口はただ、言うのはただだからという観点から、ちょっとお伺いしたいのです。 共産党・革新共同の議員団は、今までに八道府県のこういう病院・療養所を手分けしまして調査してまいりました。その結論ですけれども、ここで共通しておりましたことは、全日本国立医療労働組合、略して全医労と言っておりますが、この労働組合に全部問い合わせましたところが、例えばそれぞれ名前が書いてありますが、「統合……
○田中(美)委員 日本共産党・革新共同を代表して、精神衛生法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、趣旨説明をいたします。 今回の政府提案の改正案は、精神障害者の入院形態見直しと、社会復帰促進を行おうとするものであり、内外から批判されていた現行の精神衛生法を基本的には改善するものです。 しかし、内容を見ると、どうしても見過ごせない問題点を持っています。 精神障害者が、進歩した、まともな医療が受けられるようにすることが何よりも患者の人権を守ることとなりますが、このための改善が明確でありません。閉鎖病棟に患者を閉じ込めることで看護職員の不足をカバーしている現実を解消すること、及び内科……
○田中(美)委員 「国連婦人の十年」のときに国内行動計画をつくられまして、そのときに女子の差別定年制など五カ年計画で就業規則の中からなくしていくという指導をなさって一定の成果を上げたということがありました。一九八六年四月一日から均等法が施行されたわけですけれども、その後法に違反しているようなものや差別撤廃条約の趣旨に反しているような就業規則を改定するというふうな指導はしていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 一定の努力はしていられると思うのですけれども、三年たちましてもまだまだ十分になされてなく、就業規則の中におかしなものが入っているというのはまだたくさんあると思うのです。
今特に結婚……
○田中(美)委員 低所得者が保険料を軽減されておりますけれども、その軽減された分が国保財政は不足するわけです。それを国が肩がわりしていますけれども、六十三年度予算の総額は幾らに計上されていますか。
【次の発言】 今これは市町村が二〇%、国が八〇%というふうに制度としてはなっています。しかし、二〇%は交付金を出すことになっていますので、結局は国が全部持っているということだと私は理解しております。今回の改正で、この二〇%、八〇%というのを地方自治体五〇%、国五〇%というふうに変更したということです。そして地方自治体にかぶせる。一千億でしたら五百億ですね。この五百億を地方自治体が負担しなければならな……
○田中(美)委員 これまでの港湾雇用調整計画は各港湾ごとに毎年登録日雇い労働者と企業常用労働者の定数を決めていました。今回の改正で雇用安定等計画と名前が変わったわけですが、これでは定数を決めるということを法律の中から削除したわけです。削除しないと何か不都合なことがあるから削除したのでしょうか。
【次の発言】 大臣、私はおかしいと思うのですけれども、特別の理由もないのに、法律で決めていたのに、それを何の理由もないのに削除したというのはやはりおかしいと思われませんか。大臣はどう思われますか。――大臣、理由がないのに削除するというのはおかしいと思いませんか。
○田中(美)委員 厚生省から「養護老人ホーム、特別養護老人ホームの推移」というのをいただきました。この数字で見ますと、特別養護老人ホームは少しずつ箇所もふえておりますし、定員もふえております。しかし養護老人ホームはずっと足踏み状態で、六十年度には二カ所減っておりますし、その後ふえていない。それから定員数も減ってきています。五十一年度と比べまして定員数も減ってきていますが、これはどのように考えて、こういう結果になったのでしょうか。
【次の発言】 定員割れがあるなどということは、特殊なところにはそういう現象が起きたかもわかりませんけれども、これは詭弁としか私には考えられません。例えば東京都だけを見……
○田中(美)委員 三人の参考人の先生方、きょうは本当にありがとうございました。 まず、根岸先生にお伺いしたいと思います。 今、エイズに対する偏見が非常に多く、新しい病気ですのでどこまで正しい知識を学んでいるか、私自身もプロセスにあると思っております。きょうの先生のお話では、今度の法案は蔓延を防ぐというところにやはり中心があると思うのですけれども、感染するのはお産のときとか母乳とかウイルスの入った血液、それ以外の場合には性の無防備な接触しかない。普通の生活ではほとんど感染しない。水野参考人も、心筋梗塞と余り変わらないのだというふうに非常に文学的に表現なさったと思うのです。ですから、性交渉以外……
○田中(美)委員 一九八六年、一昨年の十月二十二日に松本市にエイズに感染したジャパゆきさんがいるということが報道されて、一種のパニック状態になりました。それで国民はエイズという病気を知ったわけです。また、昨年の一月、神戸で女性エイズ患者があるという報道がされまして、やはり一種のパニック状態になりました。この一月の直後ですが、二月十二日にエイズ予防法案が出されるというようなことが新聞に報道されたわけです。そして、三月三十一日に閣議決定して、即日国会にきょう審議しておりますこの予防法案が提出されたわけです。このようなセンセーショナルな報道によって一種のパニック状態になっている直後にエイズ予防法案が……
○田中(美)委員 昭和六十年の職発四百四十号の通達によって、所定労働時間の四分の三働いているパート労働者は現行の雇用保険に適用されているわけですけれども、今何人ぐらいいるのでしょうか。
【次の発言】 これは適用されている人が八十万人で、実際に入っていない人も入れますとやはり百万を超しているというふうに思うのですけれども、この人たちは所定時間が四十時間の場合には三十時間でも雇用保険に入っているわけですね。もっと労働時間が短くなればもっと短い時間でも、二十八時間とかいうのでも今の雇用保険に
この通達では適用になるわけですね。ところが今度のこの一部改正案が通りますと、三十三時間の人たちまでもこれに全……
○田中(美)委員 つい二、三日前に出ました第三次看護婦需給見通し、七年間のこの見通しは厚生省としては確信を持って出されたのかもわかりませんけれども、このことについて質問させていただきます。
まず、今二・八体制は何%ぐらいになっているでしょうか。
【次の発言】 人事院の二・八の勧告が出てから二十四年もたっているのですね。二十四年もたっているのに、この二・八体制さえこのように半分以下だ。中には三交代制をやられているところがまだ半分も残っているということは、八時間・八時間でいくのではなくて、長時間労働の看護婦がまだたくさんいるということがこの統計の数字でも明らかだと思います。今度の需給見通しには、……
○田中(美)委員 今度の法案の疾病予防運動センター、高齢者総合福祉センター、在宅介護サービスセンター、有料老人ホーム、こういうものを民間でつくる場合に、地域の特養とか養護、軽費、中間施設とか、こういうものがあるところにつくるのですか、その点はっきりさせてください。
【次の発言】 それは、今度の計画づくりに三百万の予算を出すということとは別に、これから今つくろうというときに、そこに行く何かができていますね、中間施設ですとかそういうものがある。これはそれだけとの連携ということでは、例えば特養が一つある、それだけで連携というのではちょっとおかしいので、養護老人ホームも軽費も中間施設も病院も、みんなあ……
○田中(美)委員 補助金等整理合理化法案をなぜ日切れ法案扱いにしたのかということを、まず大蔵大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 今までこれは暫定措置であったわけですから、この暫定措置が終わればもとに自動的に戻るというのが当然です。それを予算が組めないという、この論理は非常に間違っていると思うのです。
六十年度にこのカット法案が出されましたときには、本会議質問もやっておりますし、それから大蔵委員会では六回も審議をしておりますし、四回も連合審査をしております。一年きりというだけで約束をしておきながら、その翌年には今度は三年、また三年カットするということで、このときにも本会議の趣旨説明もしてお……
○田中(美)委員 老親、つまり年とった親ですね。老親の介護休暇制度を求める請願がことしの通常国会だけでも二十二万千四百五名分というものが我々の手を通して国会に提出されました。この要求は日に日に高まっていると思うのですが、労省が「老親介護に関する労働者福祉対策のありについて」ということで財団法人の婦人少年協会に調査を委託しております。そのねらいは何だったのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、やはり老親の介護というものが男女を問わず中年の労働者にとって非常に重荷になってきている、個人の問題では解決できないということをお感じになってこういう事前の調査をなさったのだと思います。
私、この調査は丁……
○田中(美)委員 国年の基礎年金を五万五千五百円に引き上げると言っていますけれども、現在この国年の受給者の平均額は幾らでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、五年前にさかのぼって一一%で五千五百五十円上げるということですね。これは一般の方たちに非常にわかりにくいのですね。モデルで五万五千というのですけれども、現状は二万九千しかもらってないわけですから、二万九千の人が五千五百円上がるわけじゃないんですね。幾ら上がりますか。
【次の発言】 非常にわかりにくいようにわかりにくいように制度ができているし、わかりにくいようにわかりにくいように年金局長はお答えになる。もう少しはっきり国民に、自分は今幾ら……
○田中(美)委員 私のきょうの質問は十五分ですので、総理にお願いしたいのですが、五項目にわたって質問いたしますので、簡潔に御答弁願って、五項目すべてが質問できますように御協力願いたいと思います。 まず最初に、物価スライド分と再計算によってのアップ分、これを本体の改悪を成立させるために人質にとってこれまで支給をおくらせてきたことは大変遺憾なことだと思います。消費税のもとで非常に苦しんでいるお年寄りたちは、わずかなお金ではありますけれども、待ち焦がれていたわけです。もう待つ時間は限界に来ておりますので直ちに給付すべきだと思います。一体いつこのお金がお年寄りの手に届くのか、その日時を教えていただき……
○田中(美)分科員 大臣の出席がないのですけれども……
【次の発言】 それでは、時間をちょっとあれしていただきたいのです。最初から聞いていただかないとわかりませんから、大臣が出席してから……。
【次の発言】 天皇の陵墓の問題について、日本の古墳のことについてお話を聞きたいというふうに思います。
まず、陵と墓について皇室典範二十七条に規定されていますけれども、陵墓参考地についてはどのような法令で定められているのでしょうか。
【次の発言】 法律ではきちっと決められないで、何となく慣例という形で名前が変わり、今参考地になっているということですね。
そうすると、法令上きちっとした根拠がないものを、……
○田中(美)分科員 中島文部大臣に質問いたしたいと思うのですけれども、映画の振興についてお聞きしたいと思います。 映画は十九世紀末の資本主義的生産と科学技術の発展の中から生まれた文化、芸術でありその動く視聴覚的映像の力は、文学、音楽、演劇、美術など、それまでの文化、芸術の全ジャンルを総合し、しかも他のジャンルと異なる独自の巨大な可能性を持つ極めて大衆的なメディアになっているということは、大臣はプロでいらっしゃるので、私よりも理解が深いのではないかというふうに思っています。 それにもかかわらず、日本の映画が大変に衰退しているというふうに言われています。これは数を見ましても、ことしは映画の全盛……
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