このページでは愛知和男衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○愛知委員 総理を初め大臣の皆様方、連日大変御苦労さまでございます。 先週までの質疑でかなり問題点もはっきりいたしてまいりましたし、また、私ども同僚議員からもいろいろ質問をさせていただきましてかなりの問題点が出ておりますが、多少重複をするかもしれませんけれども、私なりに総理を初め大臣皆様方に質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 初めに、内容に入る前に、私は、この国会の質疑を通じて感じておりますのは、どうも議論が細かい法律論議にばかり終始をしているような気がしてならないのでございます。確かに法律の議論をすることも大事ではございますが、国会の本来の使命というのは法律……
○愛知国務大臣 環境庁長官及び地球環境問題担当大臣を拝命いたしました愛知和男でございます。 衆議院環境委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 経済的、社会的に一体化しつつあるこの世界で、我が国は国際的地位にふさわしい責任と役割を担うことを求められております。世界各国の重要な政策課題となっている地球環境問題の解決に貢献していくことが我が国の使命であると思います。 私は、先週、急遽、パリで開催されたOECD環境大臣会合に出席いたしました。この件に関しまして、小杉委員長を初め委員各位の皆様方に御理解と御協力をいただきましたことをこの機会に厚く御礼を申し上げさせていただきます……
○愛知国務大臣 第百二十回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 我が国は、今や世界経済と深くかかわり合いながら高度な経済活動を営んでおり、国民一人一人の生活が地域のみならず地球の環境に大きなかかわりを持つに至っています。したがって、「地球規模で考え、地域から行動を」との考え方に立って、さまざまな環境問題に対し一貫した包括的な環境政策を展開することが求められています。 まず、オゾン層の破壊、地球の温暖化、熱帯林の減少、有害廃棄物の越境移動等の地球環境問題は、全人類の生存基盤にかかわる問題として世界……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 湾岸危機対策本部ができましたとき、当初の目的が邦人の保護とかあるいは開戦当初に緊急に必要となる最低限の対策を立てるために内閣にこの本部を設ける、こういうようなことで、当時、いわゆる原油の流出などという事態が起きるとは予想できなかったようなこともございまして、内閣としては、その本部員に環境庁長官を入れなかったという経緯があるわけであります。 私も実は個人的には、そうは言っても先生御指摘のとおり、戦争それ自体が大きな環境破壊であることは事実でございますし、環境対策の面から環境庁の役割があるのではないかと思っていたわけでございますが、ひとまず内閣の方針として……
○愛知国務大臣 ただいま議題となりました鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国においては、鳥獣の保護繁殖を図るため、環境庁長官が定める狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲を禁止するとともに、鳥獣保護区等を設定し当該区域における鳥獣の捕獲を禁止するほか、鳥獣保護事業を実施する等の措置を講じているところでありますが、特定の用具を使用した鳥獣の違法捕獲が絶えないことから、これを防止するための新たな措置を講じていくことが課題となっております。 この法律案は、このような課題を踏まえ、鳥獣の保護繁殖を図るため、狩猟鳥獣の捕獲のために使用……
○愛知国務大臣 御指摘のとおり、ことしは環境庁ができまして二十年、その間いろいろな経緯がございました。今お褒めの言葉もございましたが、おかげさまで二十年、環境庁としても精いっぱいの努力をさせていただいてまいりまして、その役割を果たしてきたと思っております。ただし、反省をするところもいろいろございまして、この二十年間にまだ解決がつかない、残っている問題もあるわけでありまして、こういう問題にさらに力を入れて努力をしてまいりたいと、決意を新たにいたしております。 同時に、発足をいたしました当時、いわゆる公害防止というのが主な役割だったわけでございますが、ここ数年と申しましょうか、二、三年と申しまし……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 去る一月三十日と三十一日に、OECD環境大臣会議というのがかねてから予定をされておりました。この会議は、そもそも経済政策と環境政策の統合というテーマで、ことしは、これは五年に一度開かれる会議でございますが、そのようなテーマで開かれる予定でございましたが、急速、湾岸の問題が出ましたので、この会議に私も、総理の御指示をいただきまして、日帰りでございましたがパリへ行ってまいりました。 そこで、この会議におきましてはいろいろな問題を討議をいたしましたが、このペルシャ湾の原油流出の問題につきましては、特に特別声明を出すということに相なりまして、特別声明を全会一致……
○愛知国務大臣 お答えいたします。 私ども環境庁といたしましても、この条約に日本が加盟を、締結をすることはぜひ必要だ、このように考えておりまして、条約の締結は外務省がおやりになるわけでございますが、私としましても、ついせんだって直接外務大臣に、ぜひ促進方をお願いをした次第でございます。
○愛知国務大臣 お答えをいたします。
水島の重油流出事故の場合には約五万から六万バレル、それからエクソンのバルディーズ号の場合は二十六万バレル程度ということでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
この油除去作業した人員が約一万二千人、船その他で一千四百隻、こういうような大量の人なり何なりを出して、大体終わったように聞いておりますけれども……(嶋崎委員「終わってない」と呼ぶ)私どもの情報としては大体終わっていると。どこまでいきますとこれが終わったと判断できるか、なかなか難しい点もございますけれども、大体今のところはそんなところと承知しております。
○愛知国務大臣 お答えいたします。 去る二月の五日と六日にジュネーブにおきましてUNEP、つまり国連環境計画主宰によります会議が開かれまして、湾岸原油流出に伴う環境影響に関する関係機関会議と申しますが、ここに我が環境庁からも、海洋汚染、野生生物などの専門家を派遣いたしまして、この会議に積極的に参加をいたしました。 この会議では幾つかのことが申し合わされましたが、一つは、このUNEPでモニタリングを含む長期対策に関する行動計画を直ちに策定するということが申し合わされたわけでありますが、これなどにこれからも積極的に我が国も参加をいたしまして、国際的な役割を果たしていく決意でございます。
○愛知国務大臣 お答えをいたします。
環境庁として一時、今先生御指摘のようないわば理念をうたった法案を準備しようとした時期もあるわけでございますが、政府部内の調整あるいは立法技術上の点から申しまして、結論としまして独自の理念の法案を提出するということはせずに、ただいま通産省から御説明がございました再生資源の利用の促進に関する法律案の主務大臣の一人としまして、環境庁が環境保全の観点から参画するということにいたしまして、その中で御指摘のような方向を示していくという所存でございます。
【次の発言】 お答えをいたします。
環境庁という役所はいわゆる総合調整官庁という役割でございますので、そういう立……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。
ただいま建設大臣からお話もございましたが、環境庁といたしましては昨年末の環境庁長官の見解に基づきまして、長良川河口ぜき設置に伴う水質や自然環境への影響に関する追加的な調査検討の内容について建設省と協議を進めておるところでございまして、この環境庁長官の見解に沿った調査検討が行われておる、このように考えております。
今後とも、建設省と密接な連絡調整を図りつつ、長良川の良好な河川環境の保全のために現段階でとり得る最善の措置がとられるよう、環境庁としても努力をしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
閣議決定に基づく環境アセスメント……
○愛知国務大臣 環境庁の立場からお答えをさせていただきます。 原油の流出に加わりまして、今度油井等の大規模な炎上という事態が起きたわけでございますが、これに伴って発生する大量の硫黄酸化物あるいは窒素酸化物あるいはさらにばい煙、こういったようなものの影響で、酸性雨あるいは気温の低下等々いろいろな影響が予測をされております。しかしながら、初めての出来事ということもございまして、どういう影響が出るかなかなか予測が難しい面もございますが、現在のところ、より詳細な情報収集に努めるとともに、短期的、長期的影響に対する調査研究を早急に行うべく、国内、さらにはほかの国々、さらには国際機関等々とも連絡をとりな……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 御指摘のとおり、私ども政府の調査団はクウェートには入らなかったわけでございますが、クウェートを上空から、機上から調査をしたという段階でございます。その段階でも、先生御指摘のようにあの辺の地域は大変だということでございまして、この地域に対する調査なり今後の対策につきましては、やはり政府としても取り組んでいかなければならない、こういう認識でございますが、現在のところ、クウェートではなくてサウジアラビアの気象環境保護庁の要請、サウジアラビアからの要請に基づきまして、サウジアラビアに対する専門家の派遣等を現在のところは具体化しつつございます。
○愛知国務大臣 私、環境庁長官に就任しましてから九ケ月目、後半に入っているわけでございますが、その中で、私なりに環境行政に取り組む中で感じております大きな点の一つが、まさに今簗瀬委員が御指摘のとおり、環境の問題というのはやはり突き詰めてまいりますと、文化とかあるいは歴史といったようなもの、あるいは人間の生き方、どういうふうに生きるべきか、あるいは環境と申しますか自然と申しましょうか、人間以外のものと人間とのかかわりをどのようにして認識をして人間は生きていくべきかとか、そういった問題にどうしても行き着くわけでございまして、今委員がいろいろとお述べになりましたけれども、まさに私、おっしゃいましたこ……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 御指摘のアンケートの結果のうち、河口ぜきの建設事業の進め方あるいは治水上の安全性の問題につきましては、これは私ども環境庁ではなくて建設省の所管にかかわる事項でもございますので、環境庁長官としてのコメントはずべき立場にないと思っておりますが、ただ、これらのアンケートの結果や長官に就任して以来私に寄せられたいろいろな御意見、御要望から申しましても、建設促進を求める強い要望がある一方で、河口ぜきの必要性や安全性についての疑問や不安を抱いていらっしゃる住民もかなりいらっしゃるという印象を持っております。 また、このアンケートは去年の十二月に行われたわけですが、……
○愛知国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を体しまして、今後十分に努力する所存でございます。(拍手)
○愛知国務大臣 地球環境問題の解決につきましては、特に来年の六月に、御承知のとおりUNCEDと申しております、ブラジルで大きな会議がございますが、これをめぐってこの環境問題の財源をどうするかというのが国際的に大きな課題になっております。さまざまな提案などがなされているわけでございますが、まだ具体的にどういう方法が一番いいのかということは結論が出ておりませんけれども、それはそれといたしまして、財源問題が大変大きな課題でもございますので、今委員からお話しのこと、よく私どもも真剣に受けとめて、ぜひそういうことも考えていきたい、このように考えます。
○愛知委員 当委員会の審議も大変進んでまいりまして、もう八十時間ですか、そして地方公聴会、中央公聴会が終われば百時間を超えるということでございますが、今日まで、提案者の皆様方、あるいは委員会の運営に当たってこられた委員長、理事の皆様方、大変な御苦労だったと存じます。心からまずもって敬意を表させていただきます。 特に、提案者の皆様方におかれましては、それぞれ党において大変な御苦労をされてこられたわけで、法案提出に至るまでには数々の困難がおありになったと思いますが、それを乗り越えてこうしてすばらしい法案を出された、心から敬意を表したいと思います。 いずれにいたしましても、今度のこの政治改革、特……
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 リサイクルの促進は、平成元年の六月に実は地球環境保全関係閣僚会議で申し合わせました、地球環境への負荷がより少ない経済社会活動を目指すとの地球環境保全施策の基本的方向を具体化するものと認識をいたしております。また、昨年の十月に政府として決定をいたしました地球温暖化防止行動計画の中でも、環境保全型社会づくりの一環として位置づけられたものでございます。今回の再生資源利用促進のための法制化は、このような環境保全型社会づくりを具体化する初めての立法措置でありまして、我が国の環境政策を推進する上で大変意義のあるものと認識をいたしております。 またさらに、御承知かと……
○愛知国務大臣 平成三年度の環境庁関係予算案について、その概要を御説明申し上げます。 平成三年度総理府所管一般会計歳出予算要求額のうち、環境庁予算要求額は五百三十八億二千三百七十四万円であり、これを前年度の当初予算額四百九十六億八千四百二十二万円と比較すると、四十一億三千九百五十一万円、八・三%の増額となっております。 予算要求額の主要な項目について御説明申し上げます。 第一に、環境保全の企画調整等については、地球温暖化を初めとする地球環境問題に取り組むため、地球環境保全に関する関係閣僚会議が決定した地球温暖化防止行動計画の推進及び国際会議の開催や開発途上国等の環境保全計画づくりの支援等……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。