このページでは和田一仁衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○和田一仁君 私は、民社党を代表して、ただいま趣旨説明のありました国連平和協力法案について、総理に対して質問を行うものであります。 今日まで、この議場において数多くの重要法案が審議され、日本の進路が決定されてまいりました。そして本日ここに、議会制度百年の間に行われたどの法案にもまさるとも劣らぬ重要な政策課題が提起されたのであります。 世界は今、冷戦のもとの米ソの力による対立の構造が崩れ、緊張緩和と国連を中心とした新しい国際秩序の構築へと大きく動こうといたしております。折しも発生したイラクのクウェートへの侵攻そして併合は、冷戦の終えんが即世界平和を人類に約束させるものではないことを実証し、新……
○和田一仁君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま総理から報告のありました自衛隊掃海艇等のペルシャ湾への派遣に関して、緊急の質問を行うものであります。 政府は、昨夕、自衛隊の掃海艇をペルシャ湾に派遣することを決定いたしました。ホルムズ海峡を通るタンカーの六割以上が我が国及びインド、パキスタン、シンガポール、台湾、韓国等アジア向けの原油を満載しているという状況に見られるように、原油の多くを中東地域に依存する我が国とアジアにとって、ペルシャ湾を通過する船舶の安全を確保することは必要不可欠な措置であるばかりでなく、広く国際的にも実のある貢献になるものであります。(拍手) 特に、四月十二日には……
○和田一仁君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました二つの法案について、総理にお尋ねを申し上げる次第でございます。 世界は、米ソ冷戦の終わりを契機といたしまして、また湾岸戦争の教訓を踏まえて、東西の枠を超えた国際秩序の構築を、すなわちロンドン・サミットの政治宣言に言う、活性化された国連が国際秩序の強化に中心的な役割を果たす、このことを目指して今大きく歩み始めておろうかと思います。 このたび開会された国連総会では、韓国、北朝鮮の国連同時加盟等が実現し、国連はますますその権威と威信を高めようといたしております。国連中心主義に立つ我が国は、世界の平和と繁栄を各国と共同して守って……
○和田一仁君 私は、民社党を代表して質問をさせていただきます。 今から十日たちますと始まります制憲議会選挙を前にいたしまして、カンボジア情勢が緊迫の様相を見せていることはまことに遺憾なことでございます。混乱の中で亡くなられました国連ボランティアの中田厚仁氏、文民警察の高田晴行警視を初め、犠牲となられた各国の方々の御冥福を心よりお祈り申し上げるものでございます。 私は、かつてPKO協力法案の国会審議がありましたとき、平成三年の九月でございますけれども、この衆議院本会議におきまして、国連の平和維持活動がノーベル平和賞を受賞したときのノーベル賞委員会委員長の言葉を引用した記憶がございます。委員長……
○和田(一)委員 大臣に御質問できる機会が少ないので、本来ならばさまざまな国際問題等についてお伺いしたいのですが、きょうは時間もございませんし、かかっております法案の関係で麻薬問題のみに絞ってお尋ねしたいと思います。 麻薬問題が今国際的な非常に重要課題になっておりますので、これに対する大臣の基本的なお考えを聞きたいわけでございますけれども、国際的な重要課題と言えば、従来は東西問題が最大問題でございました。しかし、昨秋以来東西問題はだんだんと緩和の方向に向かっておりますし、それにかわって今大きな問題は、やはり南北問題、この格差の是正に先進国はどう取り組むか、こういう大きな課題があろうと思います……
○和田(一)委員 きょうは、日仏原子力協定の議題をめぐりまして、原子力発電への安全性とかエネルギー政策であるとかいう大変大事な議論が行われておりますが、私もちょっと角度を変えて、この問題で御質問をさせていただきます。 現在、我が国は世界的に見て大変経済的には大国であり、また日々の国民生活も、大変物はちまたにあふれている、豊かな、飽食の時代と言われるような恵まれた状態にあります。日本がこれだけ大きな国として、世界の中でもその重みが非常に増してまいりました。そこで大臣、きょうは長官がせっかくお座りでございますので、いろいろ長官にお伺いしたいと思っております。 この経済的にも、また国民生活でも豊……
○和田(一)委員 きょうは国際情勢一般についての質疑が許されましたので、非常に時間が短いので箇条書きみたいにお尋ねしますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 日本の外務大臣は近来非常に多忙になりました。中山大臣も、寸暇を惜しんで、それこそ東奔西走、文字どおり大変な活躍をされておりまして、日本の国際的な立場の確率のために大変お骨折りをいただいておりますことを、まず御苦労さまであると敬意を表する次第でございます。 ところで、大臣はまたこの忙しい中で、六月の十五日、きょうは十三日ですからあさってから訪米というふうに伺っております。ベーカー国務長官と会談される予定と聞いておりますけれども、主……
○和田(一)委員 総理がお見えでございまして、きょうは国際問題を中心にお伺いしたいと思います。 現在、非常に大きく動いている国際情勢の中で、きょうは外務大臣がもうすぐ、この足で訪米される。外交というものは大変気ぜわしく、そして分刻みのように動いていると思いますが、そういう中にあって我が国の外交を進める上での総理の見解をお伺いしたいと思います。私はきょう十四分しか時間が与えられておりません。何問も伺いたいのですが、あるいは一問、二問で終わるかもしれませんけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 昨年の米ソ首脳会談、マルタ会談を契機にいたしまして、さっき総理も言われておりましたように、……
○和田(一)委員 それでは、まず大臣に御質問させていただきたいと思います。 私は、チグリス・ユーフラテスの流域に人類の文化の花が咲いて以来、人と人の行き来、物の流れ、こういうものを中心に社会というものは発展してきた、こういうふうに思っております。そのことは今日もまた同じ状態だと思うのですね。ところが、それがだんだん時代を経るに従って、より利便さを求めて、川の流れに身を任すだけではなくて、より速く、より大量にと人の行き来も物の流れもいろいろ改善、工夫が重ねられて今日に来ている、こう思っております。ところが、そういう流れの中で今日の社会が築かれてきておるんですけれども、今の日本の大都市の現状、大……
○和田(一)委員 きょうは、総務、建設両大臣への御質問が許されまして、私で最後でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 初めに、最近の交通事情というものは大変飛躍的な交通量の増大がございます。それは、何といっても経済活動が非常に活性化されている、それから国民生活の生活態様というものも今までと大分変わってきて、二十四時間型の生活態様になってまいりました。それにまた交通の中身として、トラック、乗用車、トレーラーあるいはバン、バイクというように非常に多種類の交通機関が走るというようなことで、道路事情も交通の実態も非常に変わってきていると思うのですが、加えて車その他を動かす人たちも、今まで……
○和田(一)委員 長時間大変御苦労さまでございます。きょういよいよ最後の質問者、私になりました。今までも本法案に対して熱心な討議が進められまして、いろいろな問題は論議されておるわけですけれども、私としてまたもう一回お聞きするようなこともございますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 初めに、私は、ことしは一九九〇年代の幕あげの年でもございますし、この年は、いよいよこれから希望に満ちた二十一世紀に向かっての大変大事な、新世紀へ向かっての助走の十年間だ、こんなふうに考えております。そういう中で、我が国のこれからの道というのは、一層の国際化とか高齢化社会を迎えるとかあるいは情報化に加えて、経……
○和田(一)委員 私は、昨今の大変大きく動いている世界情勢、それも非常に急速に変化している世界情勢を踏まえて、大臣に幾つか所信をお尋ねしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 昨年の秋から東欧においての民主化の動きが世界じゅうの耳目を集めておるところでございます。東欧におる人たちが自由を求めて、そして自分たちにはなかった人権が尊重されている社会のあることを知り、さらには、もっと豊かな国があるんだ、そういうことを知るに及んで、こういった西側に見られる民主的な社会を我々も欲しい、こういう思いから人々は一斉に西へ向かって歩み始めた、こう思うわけでございます。まさに世界は東から西……
○和田(一)委員 昭和から平成にかわり、今上陛下になってからの即位の礼が行われることになりまして、その即位の日を休日にしようという法案でございますけれども、これにほぼとんど国民は異論ないと思っております。ただ、即位という大変な行事の中で支出されるいろいろな費用あるいは持たれ方に対して今まで論議が続いてきたと思うのですが、私もいろいろなことを伺いたいと思いながらも与えられた時間が少ないので、簡単明瞭にお答えいただき、今国民が考えている疑点を明らかにしていきたいと思っております。 初めに、この即位という行事に対して、私はこれは皇位継承の儀式として必要な践祚の儀、即位の礼、大嘗祭という一連の儀式が……
○和田(一)委員 私は民社党でございますけれども、我が党は従来から行革の必要性を強調してまいりまして、行革については与党だと言われるぐらいでございました。一貫して行政改革の推進を訴えてきたのですけれども、現状を見ておりまして、必ずしも行革というものの成果には満足しておりません。 そこで、まず最初に長官にお伺いしたいのです。 この設置法がここで出てきたわけでございますが、これから第三次行革審をつくろうということそのものに私どもは反対ではございません。もちろん大いにやれという姿勢なんですけれども、今までの行革のあり方を見ていて、せっかくつくって、何回かの答申があったにもかかわらず、必ずしも十分……
○和田(一)委員 総理質問の機会がございましたので、本来ならば国際問題等を伺いたいのですが、これはあすの外務委員会に回させていただいて、きょうは行革一本で総理にひとつお尋ねしたいと思います。 時間が非常に限られましたので簡潔にお尋ねいたしますけれども、私どもは行革与党というような立場から、自分らで行革推進にも努力をしてきたつもりでございまして、九年前に臨調ができたのも我が党の長年の主張からであるというふうに自負しているくらいでございます。国鉄の民営化、三公社の民営化などもそのことの結果として実現したと考えております。けれども、未達成の課題は非常に多い。このことは先般の行革審の最終答申にも述べ……
○和田(一)委員 きょういよいよ最後の質問の番になりました。私の立場からまたお伺いいたしますので、あるいは重複するところは相当あろうかと思いますけれどもお許しいただきまして、まず基本的なところから始めさせていただきたいと思います。
今回の商法改正でございますけれども、明治に商法ができて以来何回かの改正が行われてきていると思うのですが、今回のこの商法改正のねらい、目的、どういう精神で、どういう目的を持って改正をされようとしているのか、その点からまずお伺いしたいと思います。法務大臣、よろしく。
【次の発言】 考え方はわかりました。
それで、今回のこの提案されております改正法に至るまでに法制審議……
○和田(一)委員 大変長時間ありがとうございます。もう私、最後になりましたので、あと十五分ばかり、ぜひお許しをいただきたいと思います。民社党の和田一仁でございます。 私どもの考え方は、前々から、日本が国際的な協力が必要だというときにはもっともっと積極的に取り組むべきだということを主張してまいりました。どうも何か事があるときにはお金だけで、小切手にサインするだけというのではもういけない、こういう感じを持っておったわけです。 それで、さっき山口さんのお話にもございましたけれども、あちらこちらで大地震が起きる、あるいは噴火が起きて埋まってしまう、こういうような大災害のときに、国際的なSOSが出た……
○和田(一)委員 今回のUPUに関するいろいろな改正がございましたけれども、これは五年ごとに大会議を開いて国際郵便業務に関するいろいろな条約の改正を行うということでございますけれども、それに伴って今度大きく改正されたようでございます。これは各国の郵便利用者のいろいろなニーズ、こういうものに対応してその利便を図るために変えていったものだ、こう思いますが、そういう中で一般国民にとりまして、今回の改正が利用者に対するサービスの改善、どういう改善になったのか、そしてどういう点が変わったのかをわかりやすくひとつ挙げていただきたいと思います。
【次の発言】 今いろいろ挙げていただきましたけれども、要するに……
○和田(一)委員 私は、これからの中東地域の平和と安定の我が国の貢献策がいかなるものか、当局、大臣のお考えをお聞きしていきたい。非常に限られた時間でございますので、許される時間内でお聞きしていきたい。また、もし時間があれば北方領土の問題についても一言だけお尋ねしたい、こんなふうに思っております。 もう私から申し上げるまでもございませんけれども、イラクのクウェート侵攻、併合から七ヵ月がたちまして、ついにやっとクウェートが解放されました。世界じゅうが願っていた中東地域での平和がようやく達成されようとしているわけでございます。 私は、イラクによるこの不法な侵略を排除するための多国籍軍による平和回……
○和田(一)委員 きょうは、議題になりました欧 州開銀とそれからオゾン層に関するモントリオール議定書の改正と両方が提案されておりますので、私はこの二つとまた一般質問と丸めて質問させていただきたいと思います。次の質問の機会がないものですから、そういう質問をひとつお許しいただきたいと思っております。 初めに、欧州開銀の方でございますけれども、この協定についての背景というのは十分承知しておりますけれども、ベルリンの壁崩壊ということに象徴されるように、東欧諸国の民主化、自由化、こういうものは非常に急速に進んでおると思います。こういった政治的なステップはもう既に越えまして、今まさに経済的にいかに自由市……
○和田(一)委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっておりますいわゆる在日米軍駐留経費特別協定の締結について承認を求めるの件について、賛成の討論を行います。 日米安保条約締結から三十年が経過しました。我が国の平和と安全にとって日米安保体制が果た した役割にははかり知れないものがあるわけでございます。また、今後の我が国外交を考える上でも、日米安保体制の効果的運用を確保することは極めて重要な課題であります。 しかしながら、在日米軍駐留維持費はアメリカが負担し、日本はその施設等の提供をするに限るとした日米地位協定二十四条を踏まえるとき、日本人従業員の労務費や光熱水料のすべてを日本側が負担……
○和田(一)委員 租税条約とIMFと、けさから審議をしておりますが、同僚議員の質問を伺っておりまして、私がお尋ねしたいと思うことは大方お答えをいただいたような感じがいたしておりますので、若干角度を変えて質問させていただきたいと思います。
まず、IMFでございますけれども、このIMFの三次の改正と、それから第九次増資とがリンクされているということでございますけれども、これが増資の発効要件の一つとなっているということに解釈されているのですが、このリンクの意味合いをちょっと御説明いただきたいと思うのです。
【次の発言】 我が国がかつて一九五三年と五七年にIMFよりポンドとドルを引き出したということ……
○和田(一)委員 麻薬新条約の各国の批准状況等についてお尋ねしたいと思います。 この七月にロンドンでサミットが予定をされております。最近のサミットでは、グローバルな重要課題といたしまして地球環境問題、麻薬の問題というものが大きく取り上げられてくるようになりました。先ほども御答弁ございましたが、八五年のボンにおけるサミット以降、回を重ねるたびにこの問題が次第に重要視されてきておるのではないかと思います。 その理由は、やはり一つは人間を外側から、もう一つの方は内側から侵食するような大変深刻な問題である。大臣、苦笑いされたようですが、これは人類生存の外的要因としての地球環境、それからまた一方は、……
○和田(一)委員 去る七月十二日ペルーにおきまして我が国の国際協力事業団の職員の方、専門家三名の方が大変非道な事件に巻き込まれまして逝去されましたことに対して、心から哀悼の意を表する次第でございます。 この悲しい事件につきましては、今まで同僚議員がさまざまな角度から質問をされまして、私の伺いたいと思っていること、また申し上げたいと思っていることについてはそれぞれ触れていただきましたので重複は避けたい、こう思うわけでございます。多くは申し上げませんけれども、どうぞ二度と再びこういう悲惨な事件が起こらないように、十分な手だてをぜひお願いしたいと思う次第でございます。遺族への手厚い補償ということ、……
○和田(一)委員 きょうは三大臣おいでいただいた中で、先般表明された交通安全に対する所信に対して質問をさせていただくわけなんですけれども、交通問題とちょっと離れるのですけれども、まず冒頭に、三大臣いらっしゃるし、特に関係大臣としての総務庁長官に。 きのうの閣議でのやりとりの一つが新聞に出ておりました。それは、左藤法相からきのうの閣議で、北方四島における在住ソ連人の法的地位についてもうそろそろ検討を始めてはどうかという御意見が開陳されたということでございました。これは新聞に出ておるのですが、そうであるかどうか、そうであるということであるならば法務大臣の言われた意味合いはどういうことであったのか……
○和田(一)委員 交通安全対策というものは、一つ陸のみではなくて、海もあれば空もありますけれども、きょうは建設大臣のおいでをいただいて質問させていただきますので、主として陸における、特に道路における問題をお聞きしたいと思っております。 所信表明を伺いまして、そういう中で、これからこの委員会で審議が予定されております交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法というのがございますけれども、この一部改正によりまして第五次の特定交通安全施設等整備事業五カ年計画というものが策定されて、これが動き出すことになると思うのでございます。既に御案内のように大変な交通事情でございまして、特にこの二、三年の交通事故……
○和田(一)委員 きょうは踏切道の改良促進法等の審議でございますが、まず初めに、踏切の改良、改善が進んで幾らか事故が減っているようでございますけれども、しかしながらまだ相当の事故があると聞いておりますが、最近の踏切事故の特徴というものをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 自動車の交通量ももちろんふえつつありますし、また、鉄道、軌道の方の運転回数もふえつつあるということですから、そういう中で全体の件数が減っているということは喜ばしいのですが、今のお話を聞きますと、やはり直前横断であるとか、あるいは第一種踏切、立体交差以外は踏切としては一番整備されているはずの踏切での事故が多いというこ……
○和田(一)委員 今回、次官級の運輸審議官を新しく置く、そしてあわせて運輸省の組織も若干改正を行って総合的かつ効率的な運輸政策の推進体制を図っていきたい、こういうことでしょうが、大臣がこの法案の提案理由を説明なさった中で、ここに文章がございますけれども、運輸行政の国際化ということを非常に強調されているように思います。まさにこの大臣の提案理由説明、三ページぐらいの中で、私数えたら二十九行の中に十九ヵ所「国際」という言葉が出てまいりまして、それほど国際化に対応しないといけないという思いが強くあるんだな、こんなふうに感じました。 運輸行政にかかわる国際関係事務を処理する職が必要だ、こういうことだと……
○和田(一)委員 在勤法の審議に当たりまして、私は、当面最大の問題となっているのは、昨年の八月、イラクのクウェート侵攻がございました、その際の在外公館のあり方、対応の仕方、特に在クウェート、在イラク大使館の対応の仕方、あり方というものに対してさまざまな意見が出されてきたのではないかと思っております。 一つには、ああいう非常に緊迫した状況を適切に把握し切れなかったのではないかという点がございます。いわゆる情報の収集能力が十分でなかったのではないか、こういうことが指摘されておろうかと思います。それから二つ目には、ああいう事実がありまして、侵攻された後の在留邦人その他への対応がどうも危機管理体制と……
○和田(一)委員 今回の退職手当法の改正は、通勤による傷病で退職した場合に適用される退職手当の支給率を通勤災害による死亡で退職する率と同様に引き上げようという改正でございますけれども、この点について私は若干お尋ねをしたいと思います。
先ほども同僚議員からの御質問があったのですが、従来死亡と傷病とは分けておられたですね。これを今回は死亡と同じに扱う、同率に扱うということでございますけれども、同じ質問になろうかと思いますが、同率にした理由をできるだけわかりやすくお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 まだよくわからないのですけれども、民間の実情を調べたらそうであるから右へ倣えであるという……
○和田(一)委員 おはようございます。 それでは、私は、この一括法案について質問をさせていただきます。 民社党は、行政改革を従来とも政策の大きな柱としてまいりました。みずから行革与党を任じましてその推進に努力をしてまいった次第でございます。 何回も言われておりますけれども、パーキンソンの法則のごとく行政機構というものが細胞分裂を繰り返しながら次第に肥大化していく傾向というのは、これは日本のみならず世界共通の事象であろうと思います。民間では、いろいろな組織、機構というものは、効率をいかにして高めよう、生産性はどうやったら上がるかという厳しい競争社会の中にありまして、生き残りを図っていくとい……
○和田(一)委員 裁判所職員の定員法の改正に当たりまして、大臣に提案理由の御説明をいただきましたけれども、その中に、「下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、」こういう御説明がございました。それで私は、今裁判所のあり方等を見ておる中で、こういったことも非常に大事でございますけれども、もう一つ大事なことがあるのではないかなという気がいたしますので、大臣にちょっとお尋ねをしたいと思います。 昨年の十一月が我が国においての近代的な裁判制度が設けられてちょうど百年ということで、記念行事もございました。この歴史の中で、我が国の三権分立というものがだんだん確立をしてまいっておるわけでございます……
○和田(一)委員 きょうは委員会冒頭に大臣からソ連情勢に関しましての御報告と我が国の対応について御説明をいただきました。これに関連して御質問させていただきたいと思います。 ソ連においての政変、大臣は十日間の間だ、こうおっしゃいました。まさにこの十日間のあり方というものは、もう世界史に特筆大書して残されるような大変な日々であった。こう思います。一九八五年にゴルバチョフ大統領がグラスノスチ、ペレストロイカということを提言されて、そしてそれにのっとって新思考外交を展開されてまいりましたけれども、今我々の目の前でこういう形でそういう主張が急速に展開されてきたということについては本当に驚きであり、これ……
○和田(一)委員 きょう私は、非常に短い時間でございますが、日本の外交交渉の基本にかかわるような大事な問題について具体的にお尋ねいたしますので、明確なお答えをお願いしたいと思う次第でございます。 というのは、我が国と朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮とは、これは韓国同様に非常に歴史的にも文化的にも古いつながりを持った関係がございますけれども、今日、両国、日本と北朝鮮との間の国交は正常化しておりません。 先ごろ来、世界の流れというものは、まさに冷戦後の新しい国際秩序の確立ということに各国がそれぞれ努力して、国連の活性化を図りながらその責任を分担していこう、こういう時代に入りました。韓国も北朝鮮も……
○和田(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。
ただいまの片岡武司君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、長田武士君が委員長に御当選になりました。
それでは、委員長長田武士君に本席を譲ります。
○和田(一)委員 私は初めに、信楽鉄道事故を初めとする最近の交通事故、非常にたくさん事故が起きておりますが、これら事故で犠牲になった皆さん方に心からお悔やみを申し上げ、御冥福をお祈り申し上げるものでございます。 私ども、交通安全の確保のためのこうした委員会でいろいろ対策に腐心をしているわけでございますけれども、そういった委員会の一人として、依然として多発している事故件数、こういう現状に、さらにその対策を立て努力をしていかないといけないなという思いを今さらのように新たにいたしておるところでございます。 初めに、村岡運輸大臣にお尋ねをしたいと思います。 同僚議員からもういろいろお尋ねはあった……
○和田(一)委員 私は、中野議員に引き続いて、関連して質問をさせていただきたいと思います。 先般の本会議で、党の代表質問という形で国会承認問題について総理にいろいろお尋ねをいたしました。本会議での我々の質疑応答というのは、御案内のように、我々の意見を質問をし、一方的な御答弁だけで、今中野議員からさらに詳しく国会承認の必要性について要求をしたわけでございます。 総理は、今答弁を伺っておりますと、三回とにかく報告をする、報告をして国会でのいろいろな意見はこれを非常に重要に考えて変更の意見等に加える、そして、承認に匹敵する重さで受けとめる、こういうところまで踏み込んだ御答弁をいただきました。それ……
○和田(一)委員 私は初めに、けさもちょっと御質問がございましたけれども、ペルシャ湾への自衛隊の掃海艇派遣に関して、総理と防衛庁長官の所感を伺いたいと思います。 四月の二十四日に政府は臨時閣議でこの自衛隊掃海艇のペルシャ湾への派遣を決定いたしまして、そのころには、もう既に列国は掃海艇を出して機雷の除去作業に入っておったときでございますが、遅くてもとにかく行こうということでこれが決まって出かけていったわけでございます。伺いますと、その任務が終わってそして二十三日に帰国の途についた、こういうことでございます。一番難しい残された機雷の処理ということに努力していただいて、三十四発と聞いておりますけれ……
○和田(一)委員 私は、冒頭御説明のありまし次人事院勧告について、政府といたしましてはこの人事院勧告を尊重し、そしてその早期完全実施に誠心誠意全力を挙げて取り組むものであるという認識のもとに質問をさせていただきます。時間が非常に限られておりますので、今までの同僚への答弁を踏まえて質問をさせていただきますので、ひとつ簡潔によろしくお願いしたいと思います。 まず、総務庁長官、先ほど来の御答弁の中で、この人事院勧告は早期完全実施をしたい、こういうことははっきりおっしゃっていただきました。そのための段取りとして関係閣僚会議は開いたようでございますね。しかしながら、さっきの御答弁では、まだ本格的な論議……
○和田(一)委員 先般の総理の所信表明演説、これに対しまして我が党の大内委員長の代表質問がございました。その中で、PKFに自衛隊を派遣する場合には国会承認を必要とするよという質問をいたしました。さらに、緊急を要する場合には事後の国会承認を受けよ、こういう質問をいたしましたが、総理の御答弁は、国連と我が国との約束との中でPKOへの参加そのものがいわば条件つきになることの不安定は避けたいというお答えがございました。 これは、国連と我が国との約束との中でという意味と、それから、条件つきになることの不安定は避けたいという条件つき、どういう条件がつくのをお考えになっているのかを具体的に伺いたいのと、こ……
○和田(一)委員 私は、こういう認識を持っておるわけなんで、よくお聞きいただきたいと思うのですが、PKOというものは、国連の要請などに基づいて国の大小を問うことなく世界の国々から派遣される要員がございます。その要員は、国連の指揮のもとに適所に配置され、統一された意思のもとに国際社会を代表して行う平和維持のための活動を行うものである、こういう認識でおるのですが、この理解はどこか違うぞとおっしゃるところがございますかどうか。総理にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは外務省の文章にもそういうようなことがうたってございます。国連の指揮のもとに適所に配置されて、平和維持活動のために活動するもの……
○和田(一)委員 きょうは、初めに一言申し上げておきたいと思います。 去る二十七日の本委員会のあの採決の状況はまことに遺憾であった、私はまずこの見解をはっきり申し上げておきたい、こう思うわけでございます。 総理はお体何でもございませんでしたか。というのも、先ほども質問ございましたが、実は大変な混乱でございまして、総理をお守りした、あるいはどなたかをガードをした衛視さんか、どういうところにおったか知りませんが衛視さんがけがをされているという報道記事もあったくらいの、いかに異常であったかということを私どもは非常に強く感じておるわけでございます。混乱した中で委員長も正規の席にはおられませんでした……
○和田(一)委員 私は、きょう非常に限られた時間ではございますけれども、どうしても初めに申し上げて御答弁をいただきたいと思います。それは、きょうは十二月十六日ですが、この年のぎりぎりになって給与法並びに関連の法案が審議されるようになりました。このことは、八月に人事院の勧告で示されたことを踏まえてきょうこういうことになったと思うのでございますけれども、これは給与法として審議するのはきょう初めてですが、この人事院勧告についてどう対応するか、そのことは政府に、八月三十日本委員会であの人事院勧告を受けて既にもういろいろと議論をしております。その議論の内容はすべて、速やかに完全実施をしなさい、こういう議……
○和田(一)委員 きょうは短時間でございますけれども、プルトニウムについてさまざまな点からちょっとお聞きしたいと思っております。 初めに大臣に、今世界で大変関心の高いのは、東西冷戦後アメリカと旧ソ連との間で核兵器の削減が大幅に行われることになって、それは大変に人類にとってありがたい方向だと思うのですが、その廃絶していく核兵器の弾頭の処理、ここから出てくる放射性物質、プルトニウムとかウランとか、こういうものに対してこれからどういう取り組みをしていったらいいかということは国際的な大きな関心事になってきていると思うんですね。 七月のミュンヘン・サミット等はこういったテーマが先進国の中でも大きく取……
○和田(一)委員 大臣、お疲れでございますけれども、いよいよ私で最後でございます。よろしくお願いいたします。 初めに、最近報道されております問題の中で、いわゆるPKO法案について初めに大臣にお尋ねをしたいと思います。 二月の二日ですか、大臣が民間テレビに御出演になって、そこでの発言がきっかけになったのか、そのときの大臣の御発言が、いわゆるPKO法案の中からPKFについては外すということをおっしゃった、こういうふうに私ども聞いております。それを踏まえてさらにきのうですか、政府はこのPKO法案の扱いについて、PKFをPKOの中から一時見送りにすることにしょうかと、PKFへの参加を一時的に見送る……
○和田(一)委員 きょう質問の最後になりまして、先ほど来それぞれ委員からの質問を伺っておりまして、私お聞きしたいなと思うことはほとんど出尽くしたような気がいたします。それで、私伺いながら感じたことをまた全然別の角度からお伺いしますので、よろしく御答弁の方をお願いしたいと思います。
初めに、重複を避けますので、一番先に伺いたいのは、旅券というのは一体何でしょうか、どういう性格、意味合いを持っているか。
【次の発言】 今、年間一千百万人の規模の海外渡航者があるわけですね。そして、その人たち一人一人がパスポート、旅券を持たなければいけないし、必ず持参している、こういうことだと思います。
それで、……
○和田(一)委員 きょうは二つの審議案件がございますが、まず私は、トルコとの間の投資保護協定について初めにお伺いしたいと思います。 朝からこの二つの案件でずっと質問が続いてまいりまして、私がお聞きしたいなと思っておりました予定のことはほとんど質問済みになりました。したがいまして、予定していたことといささか違った質問もあるかと思いますし、また幾らかは重複するということをあらかじめお許しいただきたいと思います。 初めに、このトルコとの投資保護協定でございますが、一番基本的なことをお伺いしたいので、これはもし大臣にもお答えいただければありがたいと思うのですが、私は、トルコという国は今まで伝統的に……
○和田(一)委員 ずっときょうこのサケ・マスの議論を伺っておりました。ダブるところはできるだけ避けて御質問させていただきますけれども、伺っておりましても、日本の遠洋漁業というものが、国際情勢あるいは国際世論、こういうものの変化の中でだんだんその規模が縮小してきているということではないかと思います。今度のサケ・マスのこの条約もそういった流れの中での一つの新しい動きかな、こんなふうに思うわけですが、ずっと聞いておりまして、やはり日本のサケ・マス漁業の将来というものに対して何となしに不安を覚えるようなそういうものなんですが、私は、漁業資源の管理というものは、豊かにあるものはとって利用しよう、しかし、……
○和田(一)委員 租税関係の条約三本の審議でございまして、昨今、国際的に国と国との経済交流、経済関係というものは一層緊密、増大化している状態でございますけれども、そういう中にあって、税制上の二重課税であるとかあるいは脱税を防止するというためのこういう条約というものは非常に大事であり、そのための整備をしていくということには私は賛成をしていきたいと思っております。 そこで、きょうも大変時間がたってしまいまして、ほとんどこの条約について質疑はもう尽くさ れているような感じがいたしますので、私は二点だけについて簡単にお伺いしてやめたいと思います。 こういう法案審議の中で、今まで触れていられなかった……
○和田(一)委員 きょうは二条約を審議しておりますが、まずAPPUの方からお尋ねしたいと思います。
ただ、私が聞きたいと思っていたことはほとんど質問し尽くされたな、こんなふうに思いますので、答えが同じだったも同じとおっしゃっていただいて結構だと思います。
ただ一つ、初めに、こういう条約の精神を一口で言うとどういうことなんでしょうか。万国またはアジア・太平洋、それぞれ違いますけれども、世界が郵便法というものを条約で結んでいる精神はどういうことでしょう。一口でいいです。
【次の発言】 料金の点については今おっしゃらなかったのですが、私はかつて新聞でちょっと読んだ記憶があるので、もうほとんど質問……
○和田(一)委員 今回、大臣は大変連休のわずかな時間を利用されてCIS、独立国家共同体ですかを歴訪されたということでございまして、けさお帰りになって、そしてすぐ委員会出席と、大変ハードなスケジュールで対応されておりますこと、本当御苦労さまだと存じますが、私が最後でございますので、しばらくおつき合いをいただきたいと思います。 私は、こういった短期間ではありながら大臣が今回CIS諸国をお訪ねになって、それぞれ大統領にお会いになったということは、大変意義もあり大事なことであった、こう認識をいたしております。私は、CISそのものの見通しについてもまだ定かではない、こういう見解を持っております。そうい……
○和田(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。
ただいまの久野統一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、竹内勝彦君が委員長に御当選になりました。
それでは、委員長竹内勝彦君に本席を譲ります。
○和田(一)委員 昨年も一万一千人を超えた、ことしも超えるのではないか、もうそうなれば連続四年一万人を超える死者である、これは戦争の話でも何でもなくて、我が国における交通事故の死者数ということでございます。先ほど来こういう事態がなかなか改善されない、ことしもどうもピッチが速いという見通しの中で、もう非常事態宣言をすべきではないかという意見も出ましたが、私も全く同感でありまして、やはり国民全体に交通事故の悲惨さを喚起していくという、交通の当事者だけでなく国民全体の取り組みにぜひ持っていかないといけないな、こういう感じを今強くいたしております。 そこで、これを平成七年のうちに何とか一万人以下にし……
○和田(一)委員 きょうは道交法の改正でございますけれども、私どもこの交通安全対策特別委員会の審議を通していろいろ申し上げてきたことは、幾分がは今度の道交法の中に改正としてあらわれているんではないか、こういうふうにも思います。私どもすべてが専門家とは決して申せませんが、私が申し上げたことも今度の中に生かされているな、こんな感じがいたしまして、委員会の議論が積み上がることが少しずつでも交通安全のために前向きに成果を上げている、こういうふうに感じて、きょうの一日の審議も、ぜひこれからの面に向かって実りあるものにしていただきたい、こんなふうに思います。 道交法の改正点そのものについては、朝からの御……
○和田(一)委員 民社党の和田一仁でございます。きょうは、大変タイトな日程の中にお時間をいただきまして、朝から御意見を伺わせていただきまして、大変ありがたく、参考になったことを厚くお礼を申し上げたいと思います。私、大変短い時間の中で許されたのはたった一問でございますので、皆さんお聞きなったこと以外のことで一つだけお伺いしたいと思っております。 私も、先ほど山口さんが行かれたカンボジア友好議連の超党派の調査団の一員に加えていただきまして、先般カンボジア・プノンペンに行ってまいりました。お会いした要人の中からいろいろなお話を伺ってまいりました。先ほど来のお話のように、国連が大変たくさんの平和維持……
○和田(一)委員 私は、参議院で修正されました 修正部分についてお尋ねしたいと考えてまいりましたが、しかしながら朝からその修正部分を中心にした論議が尽くされてまいりまして、私、聞きたいと思うことはほとんどお答えがございましたので、視点を変えていきたい、こう思っております。 ただ一つ、初めに、先ほどの御議論を聞いておりましてちょっと気になりますので、重ねて、これはダブった質問になるかもしれませんが、まずお尋ねして確認しておきたい、こう思います。 それは、先ほどの御質問の中で、この六月初めに国連のいわゆるPKOの特別委員会、ここでいろいろな報告書が出まして、このPKOのあり方、PKFのあり方等……
○和田(一)委員 大変御熱心な討議で大分タイムオーバーになっております。私は、きのうに引き続いて四つ五つ質問したいと思いますけれども、できるだけ正常ダイヤに戻していきたいと思いますので、答弁の方も簡潔にひとつ御協力をお願いしたいと思います。 私はきのう、PKOの予算面で総理にお尋ねをいたしましたけれども、宮下防衛庁長官から御答弁がありました。しかし、いま一つ明確でなかったので改めてお尋ねをいたしますが、PKO法案が成立した場合に、すぐにでもカンボジアヘの派遣という問題が出てこようかと思います。この自衛隊の派遣について予算面でどのように措置されているのか、給与の点等についてはわかっておりますが……
○和田(一)委員 昨日、衆議院の国連平和協力特別委員会にUNTAC代表の明石さんが来られまして、これから展開されるUNTACの活動その他についてのお話がございました。これに関連して若干外務省にお伺いしたい、こう思うわけでございます。 お話を伺いましても、今度のUNTACの活動全体というものほかってない大変な規模と内容であるということがよくわかったわけでございます。従来の単純な兵力引き離しであるとか停戦監視であるとかいうのに加えまして七割からの武装解除をやって、そしてさらに十数年にわたって戦火に逃げ惑った難民、三十数万の国外難民あるいは十数万の国内難民、こういった人たちの定住地を決めて戻すとい……
○和田(一)委員 私も大変時間が短いので、まとめて御質問させていただきたいと思います。 大臣、私は最近日本語というものも大変国際的になってきたなと感じております。過労死であるとか神風であるとか、こういう言葉はもうそのまま、翻訳でなくカローシ、カミカゼというような形で外国で使われている、こういうふうに聞いております。私は、日本人の仕事熱心、勤勉性というものは国際的にも大変広く認識されているんじゃないか、ただそれが働きバチであるとか働きアリであるとか、私たちにとって特性の一つだと誇っているものがそういう見方もされているな、こんなふうにも感じております。同時に、競争社会がどんどん激化していく中で、……
○和田(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。
ただいまの久野統一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、竹内勝彦君が委員長に御当選になりました。
それでは、委員長竹内勝彦君に本席を譲ります。
○和田(一)委員 八月の初旬になりますと毎年人事院勧告が出されるわけでありまして、きょうもまたそれを中心に委員会が開かれました。公務員はきょうのこの委員会の質疑応答を大変気にしていると思います。 毎回、毎年、この委員会がこの時期に行われる場合に確認しておきたいということが一つございます。それは、もう御案内のように、申すまでもなく、勧告を完全に実施するのかどうか、その時期はいっか、このことが非常に関心が高いと思います。この二つについできょうもまた改めてお伺いしたい、しなければならない、こう思うわけでございます。 今までの例を見ますと、早いときには勧告が出てから十日くらいで実施が行われている。……
○和田(一)委員 初めにバーゼル条約についてお尋ねしたいと思います。 このバーゼル条約がつくられた背景というのは、欧米諸国やアフリカ諸国での有害廃棄物の扱いが無原則であって、その移動に伴っていろいろな環境汚染が起こった、そういうことではいけないということがきっかけであったというふうに聞いておりますけれども、そういったきっかけがあるにもかかわらず、欧米主導のもとに締約されるこの条約に、欧米諸国やあるいはアフリカの国の加入が少ないというふうに思えるのですけれども、その理由はどうしてでしょうか。見通し等についても、わかればお答えをいただきたい、こう思います。
○和田(一)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。
ただいまの久野統一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、竹内勝彦君が委員長に御当選になりました。
それでは、委員長竹内勝彦君に本席を譲ります。
○和田(一)委員 きょうは、人事院勧告に基づいて平成四年度の給与改定が勧告どおりに行われようとしていることを私は高く評価するものでございますが、しかし、どうしてこういうような慌ただしい審議をしてこういうものを成立させなければいけないか、大変私は残念に思うところでございます。過去においても、勧告が出て極めて短時間で決定していることは何回もあります。さっき岩崎長官は、勧告が出て、しかし閣議決定するまでは世論の動向等を見詰めてというようなお話もございましたが、ことしも勧告が出されてから比較的早い時期に、衆議院はもちろん参議院においても、この内閣委員会で勧告そのものについての論議をやっております。そし……
○和田(一)委員 私も大変制約された時間の中で、伺いたいことはたくさんございます。したがいまして、冒頭にまとめて質問するようになるかもしれませんので、よろしくお願いしたいと思います。 六月十五日にPKO協力法案が成立をしましてから、もう半年たっております。この半年の間にも、アンゴラであるとかあるいはカンボジアヘの派遣など、我が国のPKO協力についてのいろいろな動きがございました。また、国連の中にありましても、PKOを初め安全保障面での新しい提言等が出てきておるわけでございます。今私どもが持っておりますPKO協力法、これは初めてのことでございまして、法律が制定をされまして、実際に適用して現地に……
○和田(一)委員 きょう二つの条約が提案されておりますけれども、初めに、コスパス・サーサットの通告書簡について二、三、基本的なことですけれども質問させていただき、時間もありませんので、もう両条約とも二、三問ずつで終わると思いますが、お願いいたします。 日本は海洋国家でございますし、全世界で持っている商船、船舶量のうちの六%強を占めるぐらいの海洋国家であり、加えて、その数字に入らない漁業の面でも大変な船を所有しておる国でございます。それからまた、我々は経済大国になりましたけれども、貿易によって経済を反映させてまいりました。その貿易にとりましても船舶は欠かすことができません。資源小国の日本が資源……
○和田(一)委員 短時間ですけれども、基本的なことからお尋ねいたしますので、簡明にお答えをいただきたいと思います。
昨年六月にございましたリオにおける会議以降、今提案になりました両条約というものが非常に短期間でこういう形につくられてまいりました。その背景としての地球環境全体の現状を、提出されました大臣はどのように御認識されているか、簡単に御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 いろいろな条約がこの委員会では審議されるのですが、従来、私どもから見て、非常に急がなければいけないと思うような条約の提出がおくれていたようなケースが多かったのですが、今回は非常に短期間に提出をされました。何か非常に……
○和田(一)委員 きょうは私に十分も時間がいただけましたので、いろいろなことをお伺いしたいと思います。 初めに、東京サミットが近づいてまいりましたけれども、これに関連して大臣の御見解を伺いたいと思います。 先般、連休中に、大臣は、メキシコ、ベネズエラに、二つの国だけだったと思いますが、お行きになられました。これは東京サミットをにらんで、このサミットの主要議題になるであろういわゆる発展途上国問題、こういうことを念頭に置いて行かれたと思うのですが、両国との話の中でどういうお話があったのか。特にサミットに向かっての何かのお約束かあるいは要請、こういうものをお受けになったかどうか、これをお伺いした……
○和田(一)委員 きょうは、四万の参考人の意見開陳を伺いまして、大変勉強させていただきました。ありがとうございます。 お約束の時間がもう三十分以上も延びておりまして申しわけございませんが、もう私で終わりでございます。大変短い時間なので、それぞれ開陳していただきました御意見について伺いたいなと思っておりましたことは、大方、同僚議員からお尋ねがございました。私は、もう単純に、今この条約について一般の人たちが一番関心を持っておるところというのは、やはり先ほど来いろいろお話ございましたネーミングの問題が一つあると思います。 このことにつきましては、波多野さんも永井さんもそれぞれ御質問にお答えをいた……
○和田(一)委員 きのうは、この児童の権利に関する条約審議に当たりまして四人の参考人の方から大変有意義な意見の開陳をいただきました。世界には現に非常にさまざまな環境の中に子供たちが置かれているということが前提でございまして、この条約がうたいとげている基本的な人権を初めとしていろいろな権利、こういうものはきちっと保障していかなければいけないのですが、それに至る前の、子供の生存権すら侵されているような環境の中に置かれている子供もある、一方ではこういう悲惨な状態もあるわけでございます。 子供は我々と比べて非常に幼く、弱く、小さい存在であるということは当然であります。と同時に、私は、未来に対する非常……
○和田(一)委員 私きょう、本題に入る前に、政務次官にカンボジアとモザンビークについてちょっとお話をお聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 あさってからいよいよカンボジアで投票が始まるわけで、今、現地は非常に緊迫しているのではないか、こう思います。日本から行った新しい選挙監視要員もきょう、それぞれの任地に行かれたようでございました。そういったいよいよ選挙が始まる直前に際して、ポル・ポト派の選挙への妨害行為、阻止行動、こういうものが一層激化するのではないか、こういう予想がございます。したがって、その安全対策が非常に大切になってきておるわけですけれども、特にもう既に二人邦人が犠……
○和田(一)委員 初めに、大臣に二、三お尋ねいたしたいと思います。 カンボジアの選挙が今行われておりますが、当初、選挙になると大変混乱が起きるのではないか、こういう予想をしておりましたが、そういった予想とは異なって極めて順調に実施されつつあるというふうに思っております。これは、現地における関係者の努力、それから事前に選挙を妨害しようという行動がしきりにありましたけれども、これに対して、UNTACが極めて毅然とした姿勢で予定どおり行うんだということと、それと各国のそれに対する協力のたまものではないか、こういうふうに思っておりますが、八〇%あるいは八五%と予想される選挙の実施に対して、大臣のどう……
○和田(一)委員 みなみまぐろ保存条約からお伺いいたしたいのですが、朝から同僚委員の質問を聞いておりまして、大体私がお尋ねしたい中身はそれぞれお聞きいただいたように思います。時間も迫っておりますので、ごく簡単にお伺いして終わりたいと思います。 このみなみまぐろ保存条約、私どもは魚の保存 という条約があると聞くと、また遠洋漁業業者といった人が操業する範囲等が狭められるのではないか、いろいろな規制がかかってきて、いわゆる公海漁獲自由の原則が大きく制約されてしまうのではないかという心配を持つのですが、このみなみまぐろ保存条約についてそういう心配があるのかないのか、あるいは我が国にとってのメリット、……
○和田(一)委員 大臣、長時間御苦労さまでございます。 きょう私は、ここの委員として何年がやっておりますので、その間に感じました安全対策に対するできるだけ具体的な提案を申し上げて御質問させていただき、そのお答えをなるべく具体的に聞かせていただいて、大臣はそれをお聞きいただきながら、なるほどと思われたかどうか、最後に感想を聞かせていただきたいと思います。二十五分ばかりの時間、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 去年も私はこの席でお願いをして検討していただいておるのですが、指定自動車教習所の教習のカリキュラムの見直しについて御提案をいたしました。検討しましょうという御答弁をいただいておるわ……
○和田(一)委員 皆さん、連日御苦労さまでございます。私、初めて質問をさせていただきますので、重複する点はお許しをいただきたいと思います。 この国会で最大の政治課題として政治改革が、国民にとりましても非常に注目の中で審議をされております。選挙法というものを考えますと、どの政党にも、だれにも一〇〇%よろしいというものはなかなかないという議論はもう尽くされていると思います。自民党さんの実とそれから社公の皆さんの案と両案が出まして、連日審議が行われております。そういうのを聞いておりまして、国民にも、なかなか大変な仕事であると、同時に、合意点を見つけてどちらかに結論をつけるということは非常に困難な状……
○和田(一)委員 恩給改善につきましては、朝から基本的な御質問が繰り返されてまいりましたので、重複を避けていきたいと思います。いずれも御答弁があったことばかりでございました。ただ一つだけ、改定について、二・六六%の算定をされたわけですけれども、その根拠は何かとお尋ねすると、これは総合勘案方式でやっております、これだけなんですね。私はこの点についてだけ一点御説明をいただきたいと思います。 この算定の総合勘案方式というものは、どうも見ていると一定のルールがあるような気がするのですが、そういうものはないのか。ただいろいろあっちもこっちもデータをとって総合勘案するというのかどうか。どうも公務員給与法……
○和田(一)委員 きょうは在勤法の審議でございますけれども、在勤法関係に先立って、大変御多忙の官房長官に御在席をいただいておりますので、初めに官房長官関係の御質問をさせていただきたいと思います。 先ほど来何人かが触れましたけれども、モザンビーク、ONUMOZへのPKO活動の参加の問題について、私、先般、たしか二月二十三日だったと思いますが、官房長官にどうされますかという趣旨の質問を申し上げました。そのときには柿澤政務次官から報告はお受けになっていたようですが、もう少し事情を知りたいので慎重に検討するという御答弁をいただきました。その後、お約束のとおり、政府としての調査団をお出しになって報告が……
○和田(一)委員 皇太子殿下の御婚姻が正式に決定せられたことを国民の一人として心よりお喜び申し上げる次第でございます。 皇太子殿下は、皇位継承順位筆頭にあらせられ、将来、憲法第一条に定められる日本国の象徴、日本国民統合の象徴となられる方であります。さらに、広く日本の文化、伝統の連続性を体現されるみ位につかれる方であります。その意味で、国民こぞってこのたびの御慶事をお祝い申し上げたいものだと思います。 日本の皇室は世界の数ある王室の中でも類例のない長い歴史を持つものであり、現在もなお脈々と受け継がれているのであります。諸外国の王制は、そのほとんどが国内の権力闘争や外国との騒乱の中で消滅してき……
○和田(一)委員 本会議でも申し上げましたけれども、あと十日たちますとカンボジアにおける制憲議会のための選挙が行われる、こういう事態になりました。PKO活動に参加した日本といたしましても、何とかこれを成功させて和平への実を上げていかなければいけないな、こういう思いを強く持つわけでございます。ただ、現地の治安というものは我々が考えている以上に非常に厳しいように思うわけで、これから先の十日間、何事もなく目的の選挙が行われるように心から念じておる次第でございます。 そこで、カンボジアの和平に当初から非常に力を注いできた日本として、その選挙が終わった後のカンボジアの実態についてどういう予想を立ててお……
○和田(一)委員 民社党の和田一仁でございます。 きょうはそれぞれ明快な御論旨を伺わせていただきまして、ありがとうございました。私にいただきました時間は大変短いので、すべての皆さんに御質問できない御無礼はぜひお許しいただきたいと思います。 初めに、齋藤鎭男公述人にぜひお伺いしたいのでございますけれども、国際社会の中で今日本は大国である、これはもう自他ともに目されるに至りました。その我が国の国際社会の枢要な一員としての責務はますます大きく重い、こういう御趣旨でございました。これでもうこれから軽減されることはない、かつてはまあまあというような時代もあったかもしれませんが、もうこれからはそれは許……
○和田(一)委員 私、民社党の和田一仁でございます。 きょうは、法案審査に当たりまして、御多忙のところを我々にとって大変参考になる御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。私に与えられた時間は大変少のうございますので、いろいろ補足してなおお尋ねしたいこともございますけれども、公述された方々全部に御質問できないかもしれませんので、お許しをいただきたいと思います。 初めに、西公述人にお願いをいたしたいと思いますが、大変貴重な御意見をいただきました。私ども、この議論をしておりまして、やはり憲法との兼ね合いというものを非常に考えながら審議をしております。きょうは、そういう意味で、先生……
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